【奥美濃】高丸・烏帽子山 ~ジョギングスタイルの奇妙な夫婦に導かれて~
Posted: 2019年3月06日(水) 20:47
「日付」2019年3月2日(土)
「天候」晴天
「山域」奥美濃
「メンバー」宮指路
「コースタイム」6:40神岳ダム~8:00林道終点~10:00JTCピーク烏帽子山稜線分岐~10:44高丸~12:55烏
帽子山~JTCピーク~15:00/・1114~椀戸谷右岸尾根~16:00JTCピーク~17:00林道終点~18:10神岳ダム
奥美濃の盟主と言われる高丸(黒壁)は夏は藪に覆われて来るものを阻む。と言って例年冬季は林道が雪で埋まってしまってアプローチは難しく、雪の少ないこのタイミングを狙った。
2年前の3月初めにトガスに行った時は林道を少し入ったところから雪が積もっていて車では中に入ることが出来ない状態だった。
今年は雪が少ないので恐らく行けるだろう行けるならいける所まで行ってみようと思い出かけた。
林道は一か所デブリはあったものの神岳ダムまで車で問題なく入れた。そこへ軽トラの方が声をかけてきた。「お宅も釣りですか?」「いえ山ですが」「こんな所から登れるんかの~」「行けるところまで行ってみます」
椀戸谷沿いの林道は入り口から少し荒れていたが10分ほど歩くと雪が出て来たのでスノーシューを履いた。帰りに尾根沿いを使うことも考えて下りられそうな場所をGPSにマークしておいた。
前方には烏帽子山方面のピークが望める。
椀戸谷林道は中腹で急に蛇行しているが登っている間は意外にそのことは感じなかった。林道は時々雪の切れ目があったり、デブリが出てきたりしたが林道終点までスノーシューで登った。
林道終点で休憩していると後ろから変な服装の夫婦が現れた。なんとジョギングスタイルなのである。聞けば高丸・烏帽子を考えているというので二度びっくり!!心の中で「いくらなんでもそれは無理でしょう」と思ったがその夫婦は休憩も取らずにサッサと行ってしまった。
私も後を付いていくが結構速い。取付きから少しの間は藪道だったが20分も経たずに藪は消えて急な雪の尾根道の登りが続く。
尾根の途中からふと見上げると高丸がその雄姿を現す。
・1114を過ぎると高丸の山容が徐々に大きくなってきて気持ちも昂る。
烏帽子山分岐点を越えたところで例の夫婦とすれ違った。いや~速い! 一時間も遅れを取ってしまった。
高丸への登りは最後に少し急になるがライトニングアッセントなら問題なく登って行けた。山頂直下は少しなだらかになり小さいコブを越えると高丸山頂に到着だ!標識もしっかり確認し、展望を楽しむ。
三周ヶ岳の方面を眺めると登山者がいたのでびっくり!声を掛けようと近づいたが三周ヶ岳方面を下りて行ってしまった。
振り返ると烏帽子山が良く見える。あそこに行きたい気持ちが徐々に高まる。
山頂からの下りは結構急だったのでスノースパイクに履き替えた。
JCTピークまで来て立ち止まり少し考えた。時間はまだ11時だ。これなら烏帽子まで行ける。
こんなチャンスは二度とないかもしれないと思い先に進んだ。
烏帽子山手前のピークでまたあの夫婦と行き会った。高丸や烏帽子山の急な下りをスニーカーで下ったのだと思うと信じられない。
前方には烏帽子山が大きく見えた。
烏帽子山手前の急なリッジを慎重に通過したがあの夫婦はここも金具等を使わずに通過したのかと驚くばかりだ!
その後、急な斜面を登って行くと二つ目のピーク烏帽子山に到着した。
ここからも展望は素晴らしく東南に目を向けると荒々しい雪庇の尾根とその先に蕎麦粒岳が鎮座していた。
さて下りはどうするか周回コースは二つあるが椀戸谷左岸尾根は厳しそうなので行くなら右岸尾根と決めた。
・1114JCTピークで少し立ち止まり考えたがなだらかな尾根に引き込まれるように足が先に進んだ。
この尾根はブナも多く気持ちの良い尾根だ。
しかしその先の三俣分岐で直進すべき尾根を間違えて右の尾根に入ってしまった。
やはり気持ち的に焦っていると自己分析し、下り始めてまだ20分なので戻るなら今だろうと決断し、引き返すことにした。
気持ち的には辛いが17時までに林道に下りれば遭難のリスクはなくなる。
・1114までの登り返しは長かったがここまで来れば後は下るだけだ。
やや日の陰った尾根には先行者のはっきりしたトレースがあったので安心して下れた。
17:00に林道終点に到着し、長い林道を歩いて駐車地に着いてみれば闇下寸前だった。
帰りに暗くなった夜叉龍神社に立ち寄って、参拝した。
宮指路
「天候」晴天
「山域」奥美濃
「メンバー」宮指路
「コースタイム」6:40神岳ダム~8:00林道終点~10:00JTCピーク烏帽子山稜線分岐~10:44高丸~12:55烏
帽子山~JTCピーク~15:00/・1114~椀戸谷右岸尾根~16:00JTCピーク~17:00林道終点~18:10神岳ダム
奥美濃の盟主と言われる高丸(黒壁)は夏は藪に覆われて来るものを阻む。と言って例年冬季は林道が雪で埋まってしまってアプローチは難しく、雪の少ないこのタイミングを狙った。
2年前の3月初めにトガスに行った時は林道を少し入ったところから雪が積もっていて車では中に入ることが出来ない状態だった。
今年は雪が少ないので恐らく行けるだろう行けるならいける所まで行ってみようと思い出かけた。
林道は一か所デブリはあったものの神岳ダムまで車で問題なく入れた。そこへ軽トラの方が声をかけてきた。「お宅も釣りですか?」「いえ山ですが」「こんな所から登れるんかの~」「行けるところまで行ってみます」
椀戸谷沿いの林道は入り口から少し荒れていたが10分ほど歩くと雪が出て来たのでスノーシューを履いた。帰りに尾根沿いを使うことも考えて下りられそうな場所をGPSにマークしておいた。
前方には烏帽子山方面のピークが望める。
椀戸谷林道は中腹で急に蛇行しているが登っている間は意外にそのことは感じなかった。林道は時々雪の切れ目があったり、デブリが出てきたりしたが林道終点までスノーシューで登った。
林道終点で休憩していると後ろから変な服装の夫婦が現れた。なんとジョギングスタイルなのである。聞けば高丸・烏帽子を考えているというので二度びっくり!!心の中で「いくらなんでもそれは無理でしょう」と思ったがその夫婦は休憩も取らずにサッサと行ってしまった。
私も後を付いていくが結構速い。取付きから少しの間は藪道だったが20分も経たずに藪は消えて急な雪の尾根道の登りが続く。
尾根の途中からふと見上げると高丸がその雄姿を現す。
・1114を過ぎると高丸の山容が徐々に大きくなってきて気持ちも昂る。
烏帽子山分岐点を越えたところで例の夫婦とすれ違った。いや~速い! 一時間も遅れを取ってしまった。
高丸への登りは最後に少し急になるがライトニングアッセントなら問題なく登って行けた。山頂直下は少しなだらかになり小さいコブを越えると高丸山頂に到着だ!標識もしっかり確認し、展望を楽しむ。
三周ヶ岳の方面を眺めると登山者がいたのでびっくり!声を掛けようと近づいたが三周ヶ岳方面を下りて行ってしまった。
振り返ると烏帽子山が良く見える。あそこに行きたい気持ちが徐々に高まる。
山頂からの下りは結構急だったのでスノースパイクに履き替えた。
JCTピークまで来て立ち止まり少し考えた。時間はまだ11時だ。これなら烏帽子まで行ける。
こんなチャンスは二度とないかもしれないと思い先に進んだ。
烏帽子山手前のピークでまたあの夫婦と行き会った。高丸や烏帽子山の急な下りをスニーカーで下ったのだと思うと信じられない。
前方には烏帽子山が大きく見えた。
烏帽子山手前の急なリッジを慎重に通過したがあの夫婦はここも金具等を使わずに通過したのかと驚くばかりだ!
その後、急な斜面を登って行くと二つ目のピーク烏帽子山に到着した。
ここからも展望は素晴らしく東南に目を向けると荒々しい雪庇の尾根とその先に蕎麦粒岳が鎮座していた。
さて下りはどうするか周回コースは二つあるが椀戸谷左岸尾根は厳しそうなので行くなら右岸尾根と決めた。
・1114JCTピークで少し立ち止まり考えたがなだらかな尾根に引き込まれるように足が先に進んだ。
この尾根はブナも多く気持ちの良い尾根だ。
しかしその先の三俣分岐で直進すべき尾根を間違えて右の尾根に入ってしまった。
やはり気持ち的に焦っていると自己分析し、下り始めてまだ20分なので戻るなら今だろうと決断し、引き返すことにした。
気持ち的には辛いが17時までに林道に下りれば遭難のリスクはなくなる。
・1114までの登り返しは長かったがここまで来れば後は下るだけだ。
やや日の陰った尾根には先行者のはっきりしたトレースがあったので安心して下れた。
17:00に林道終点に到着し、長い林道を歩いて駐車地に着いてみれば闇下寸前だった。
帰りに暗くなった夜叉龍神社に立ち寄って、参拝した。
宮指路