雪を求めて、北アルプス北端・白鳥山へ
Posted: 2019年3月05日(火) 23:57
2019年3月3日(日)晴れ 北アルプス・白鳥山
Tさん Yさん やまちゃん 兔夢 上路・十二社7:40ー標高点621m9:20ー
標高点881m10:30ー山頂12:00〜35ー
標高点1010m12:50ー
標高点881m13:00ー十二社14:30
昨年、沢で知り合ったやまちゃんに声をかけてもらって
北アルプスの北端に位置する白鳥山に行ってきた。
北アルプスと言っても標高は1300mに満たない。
現地へ向かう道中、雪の状態が気になった。
白鳥山山麓の上路は日本海から小高い山並みに隔たれた盆地だ。
ちょっと変わったその地形はどうやってできたのだろう。
あれこれ想像する内に目的地に着いた。
集落内には想像以上の残雪が見られる。
出発点になる十二社境内は雪が奥に続いているようだ。
出発からシール歩行ができるのは気分がいい。
寡雪の今シーズンだがあるところにはあるもんだ。
雪面は朝の冷え込みの為に固い。
すぐに急斜面に取り付くが慎重な登高となる。
また、ヤブも結構うるさい。
例年ならこの時期、雪に圧されているのだろう。
とはいえ雪が切れないのは嬉しい。
ヤブ尾根を進むとやや距離のある急斜面が現われる。
僕はたまたまルート取りが上手くいってそれほど苦労せず乗越せた。
他のメンバーは難しい斜面に入ったりして手こずっていた。 緩い尾根を進むと標高点621mを経て再び急斜面。
固さが増してなるべく陽の射すところを歩くものの
難しくなり途中でクトーを装着。
やまちゃんはシートラで登っていった。
一番若いので元気一杯。
ベテランのTさんは流石にしっかりとした足取り。
安定感があって真似したい歩きだ。
キックターンが苦手だというYさんはやや手こずり気味。
でも楽しそうだ。
雪は固いが無風なので急斜面を登っていると暑い。
汗が夏のように吹き出てくる。
上部で感じのいい若いブナ林が迎えてくれた。
伐採された後に育ったのか、太いブナは全くない。 急登を終え、標高点881mに出ると山頂が見えた。
そこまで緩やかなうねりのある尾根が続く。
まだまだ遠いが見晴らしが良さそうな尾根で歩くのが楽しそうだ。
だが好天で日差しが強い上に無風。
熱中症で遭難するんじゃないかとの冗談も飛ぶ。
振り返れば穏やかな日本海が山並みの向こうに見える。
左右にも山並みが見えロケーションはとてもいい。
わずかに登ると糸魚川市街地が見えた。 徐々に山頂が近づいてくる。
雪庇が崩れた痕が見られるが
雪庇はそれほど発達してなかったようだ。
左手には台地状の緩やかな斜面が広がる。
雪が豊富な時なら格好のスキールートになるだろう。
終盤のふたつの急登を越えれば山頂だ。
その前に滑降してきた単独スキーヤーとすれ違う。
東側の尾根を登ったそうだがすごい薮だったらしい。 最後の急登。
北面なので陽が差しても雪があまり緩まない。
慎重に登っていく。
西稜線が合わさってきたところで山頂台地に出る。
広々として気持ちいい。
その先にある丘が山頂。
そちらから二人組の登山者が下山してきた。
ダイレクト尾根を登った、と言っていたがダイレクト尾根ってどこだろう? テレマークの単独の方も下りてきた。
やはり東側の尾根を登ったが薮がひどかったので
我々の登ってきた北西尾根を下るのだそうだ。
到着した山頂には可愛らしい黄緑の小屋が建つ。
小屋は積雪期には二階の窓から入れるようだ。
今回はブーツを脱ぐのが面倒で中には入らず。
展望は360°。
南にはすばらしい山並みのパノラマが広がる。
しかし、知らない山域で山名がわからない。
北アルプスであることは確かなのだが。
東を見れば焼山の特徴ある姿が遠くに霞んで見えた。
雨飾や火打も見える。
そして、北側はすぐ日本海。
申し分ない。 わずかに休憩して滑降準備。
ひとりなら一時間以上は居座るところだが
今日はパーティのやり方に従う。
台地を滑り出してすぐ北面に広々とした斜面を見つけて飛び込む。
雪は固めだけど木立が少なく気持ちいい!
その後、クラスト急斜面をヒヤヒヤで下りて
(他のメンバーはアルペンなので嬉々として飛び込んでいった)
標高点1010mまでトラバースし尾根に乗る。 尾根上は雪面が波打ち我慢の滑降が続く。
標高881mで気持ちのいい斜面を滑るとどうも方向がおかしい。
みんなで地形図を確認してルートを修正した。
やや開けたところがあるものの積雪量が少ない為か
樹木の密度が高く慎重な滑り。
登りで苦労した急斜面も雪量があれば気持ちよく滑れそうなのだが残念。
修行の様な滑りが続く。
下部では薮の中を切り抜ける滑り。
それでも思った程難渋する事もなく下山できた。
終わってみれば楽しいスキー山行だった。
Tさん Yさん やまちゃん 兔夢 上路・十二社7:40ー標高点621m9:20ー
標高点881m10:30ー山頂12:00〜35ー
標高点1010m12:50ー
標高点881m13:00ー十二社14:30
昨年、沢で知り合ったやまちゃんに声をかけてもらって
北アルプスの北端に位置する白鳥山に行ってきた。
北アルプスと言っても標高は1300mに満たない。
現地へ向かう道中、雪の状態が気になった。
白鳥山山麓の上路は日本海から小高い山並みに隔たれた盆地だ。
ちょっと変わったその地形はどうやってできたのだろう。
あれこれ想像する内に目的地に着いた。
集落内には想像以上の残雪が見られる。
出発点になる十二社境内は雪が奥に続いているようだ。
出発からシール歩行ができるのは気分がいい。
寡雪の今シーズンだがあるところにはあるもんだ。
雪面は朝の冷え込みの為に固い。
すぐに急斜面に取り付くが慎重な登高となる。
また、ヤブも結構うるさい。
例年ならこの時期、雪に圧されているのだろう。
とはいえ雪が切れないのは嬉しい。
ヤブ尾根を進むとやや距離のある急斜面が現われる。
僕はたまたまルート取りが上手くいってそれほど苦労せず乗越せた。
他のメンバーは難しい斜面に入ったりして手こずっていた。 緩い尾根を進むと標高点621mを経て再び急斜面。
固さが増してなるべく陽の射すところを歩くものの
難しくなり途中でクトーを装着。
やまちゃんはシートラで登っていった。
一番若いので元気一杯。
ベテランのTさんは流石にしっかりとした足取り。
安定感があって真似したい歩きだ。
キックターンが苦手だというYさんはやや手こずり気味。
でも楽しそうだ。
雪は固いが無風なので急斜面を登っていると暑い。
汗が夏のように吹き出てくる。
上部で感じのいい若いブナ林が迎えてくれた。
伐採された後に育ったのか、太いブナは全くない。 急登を終え、標高点881mに出ると山頂が見えた。
そこまで緩やかなうねりのある尾根が続く。
まだまだ遠いが見晴らしが良さそうな尾根で歩くのが楽しそうだ。
だが好天で日差しが強い上に無風。
熱中症で遭難するんじゃないかとの冗談も飛ぶ。
振り返れば穏やかな日本海が山並みの向こうに見える。
左右にも山並みが見えロケーションはとてもいい。
わずかに登ると糸魚川市街地が見えた。 徐々に山頂が近づいてくる。
雪庇が崩れた痕が見られるが
雪庇はそれほど発達してなかったようだ。
左手には台地状の緩やかな斜面が広がる。
雪が豊富な時なら格好のスキールートになるだろう。
終盤のふたつの急登を越えれば山頂だ。
その前に滑降してきた単独スキーヤーとすれ違う。
東側の尾根を登ったそうだがすごい薮だったらしい。 最後の急登。
北面なので陽が差しても雪があまり緩まない。
慎重に登っていく。
西稜線が合わさってきたところで山頂台地に出る。
広々として気持ちいい。
その先にある丘が山頂。
そちらから二人組の登山者が下山してきた。
ダイレクト尾根を登った、と言っていたがダイレクト尾根ってどこだろう? テレマークの単独の方も下りてきた。
やはり東側の尾根を登ったが薮がひどかったので
我々の登ってきた北西尾根を下るのだそうだ。
到着した山頂には可愛らしい黄緑の小屋が建つ。
小屋は積雪期には二階の窓から入れるようだ。
今回はブーツを脱ぐのが面倒で中には入らず。
展望は360°。
南にはすばらしい山並みのパノラマが広がる。
しかし、知らない山域で山名がわからない。
北アルプスであることは確かなのだが。
東を見れば焼山の特徴ある姿が遠くに霞んで見えた。
雨飾や火打も見える。
そして、北側はすぐ日本海。
申し分ない。 わずかに休憩して滑降準備。
ひとりなら一時間以上は居座るところだが
今日はパーティのやり方に従う。
台地を滑り出してすぐ北面に広々とした斜面を見つけて飛び込む。
雪は固めだけど木立が少なく気持ちいい!
その後、クラスト急斜面をヒヤヒヤで下りて
(他のメンバーはアルペンなので嬉々として飛び込んでいった)
標高点1010mまでトラバースし尾根に乗る。 尾根上は雪面が波打ち我慢の滑降が続く。
標高881mで気持ちのいい斜面を滑るとどうも方向がおかしい。
みんなで地形図を確認してルートを修正した。
やや開けたところがあるものの積雪量が少ない為か
樹木の密度が高く慎重な滑り。
登りで苦労した急斜面も雪量があれば気持ちよく滑れそうなのだが残念。
修行の様な滑りが続く。
下部では薮の中を切り抜ける滑り。
それでも思った程難渋する事もなく下山できた。
終わってみれば楽しいスキー山行だった。