【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもです。お疲れさまでした~。

山日和哲学が炸裂してますね。
それにしても、翌日の仕事はきつかったですね・・・って鉄人「山日和」は平気の平左だったかも。


「哲学」と「肉体」のかい離を埋められない今日この頃です・・・
今日もまだあちこちが痛い・・・

よくぞ、あの長い林道をDOCで上がったものですね。途中でバッテリー切れになるはずです。逆に、あの長いダウンヒルは最高でしょう!

私はDOCじゃなきゃとても上がれませんわ。あの道を自力で漕いで、ヨレヨレになってから1500mも登るなんてできません。
下りは世の中にこんなに気持ちのいいことがあるのかというぐらい爽快です。

それにしても、不思議に白濁した水でしたね。岩も白変していたりで、たんぽぽさんと入渓した地獄谷の赤い岩とのコントラストが面白かったですよ。

温泉の成分なんでしょうかね。あの水を飲んで下痢がしばらく止まらなかったというのを見ました。

最初、彼らは、途中でかなり手こずってたので、時間がかかりそうな予感もありました。カムが使えるクラックを探しているようにも見えました。
落石の巣のようなルンゼのギャップを掻き登り、ブッシュをひっつかんだり、草付きをだましながら登ったり・・・の消耗戦。


「二俣で左」なら待ってましたけど、とにかく先が長い。思ったより早く上がって来たから、実際の登りは難しくはなかったんでしょうね。
あの巻きはおそらく直登より難しいんじゃないかと思います。(^^ゞ

[attachment=3]P1110664_1.JPG[/attachment][attachment=2]P1110718_1.JPG[/attachment]
あの段差のあるショルダー越えには、智恵を使いましたねぇ。2mの小滝に行き詰まったばかりに3~4mの岩壁越え。それがまた、いやらしくてなかなか取り付けない。

同じ日に我々のあとからもう1パーティー入渓していたようで、彼等は瀑芯を正面突破してましたよ。

5年前の同じ滝の写真を発掘して送ってくれましたね。ありがとうございます。明らかに、岩の崩落がルートを難しくしてしまったようです。

いつ頃割れたんでしょうねえ。どのHPを見てもショルダーで越えたという記述が見当たらない。

こいつは、お疲れさまでした。中間部から、3本ほどラインを引きながら、どれが有利かと画策しましたね。さすが、山日和さん、安定感のある登りでした。

ふと見上げた真上に一番いいラインがありましたね。ちょっと微妙でしたが面白かった。

[attachment=1]P1110736_1.JPG[/attachment]「このまま山頂まで行くぜっ!」という気迫より、「山頂を目指す以外の選択肢なんてありませんよ」という自然な感じかな、あの時は。麦草でも、伊那前でも、そんな感じ?

ふ~さんとパーティーを組むってのはそういうことなんでしょう。\(^o^)/

あのね~。人を変人扱いしおって(^_^;)

今更隠し通せるもんじゃないっすよ。(^^♪

明るく素晴らしい源頭部。努力が報われる予感に充ち満ちていました。

中アの沢にも共通した明るい沢の源頭。あんなに伸びやかで緩やかなフィナーレが待っているとは。
地図を見りゃ想像できるんですが。

可愛らしいオコジョでした。警戒しているというより、あちらさんも、我々のことを興味津々で見つめてるようでした。

山の動物って屈託がなくていいですねえ。それに比べて人間様は・・・

まさに、その通りですよ。自然に笑みがこぼれてくる・・・。

あそこでガスに覆われなかったのが私の徳の積み重ねの結果でしょう。(^^ゞ

[attachment=0]P1110831_1.JPG[/attachment]
ありゃありゃ。私の歩きはいつでも上品なんですよ。内股で小股でさ。

それって気持ち悪いよ~。

彼らは、かなりきつそうでしたね。でも、我々が駐車地を出発する頃には、無事に下山してくるのが確認できましたから安心できました。

尾根の上部で会ってたらかなり不安でしたね。あそこまで何時間かかったんやろ?

しらみずの湯は、我々のためにわざわざ店じまいせず、待っていてくださったんでしょう(^O^)
最高の湯でした。


あんなに気持ちのいい湯は久しぶりでした。
あのまま家に帰らなくてよかったらなあ~。

山日和
添付ファイル
P1110831_1.JPG
P1110736_1.JPG
P1110718_1.JPG
P1110664_1.JPG
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by たんぽぽ »

緑ちゃま、こんばんは。

スケベーで男らしいなんてお褒めの言葉を頂戴して光栄でございます。
でもね・・・
スケベーでは導師さまの方が1枚も2枚も上手でございますので、
ぽぽんたも負けぬようスケベーに磨きをかけていく所存でございます。
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by とっちゃん »

山日和さん、こんばんは。亀レス専門にしては、早すぎるレスかも。
大サービスよ。(*^_^*)


【日 付】2011年8月28日(日)
【山 域】白山 大白川大白水谷
【天 候】曇り時々晴れ

おお~、人徳かな~。誰の?

その日に谷に入っていた若者達の人徳かも~。(*^_^*)

ゲリラ雨には、あわなかったようで、なによりでした~。


【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】大白水谷出合6:16---7:07転法輪谷---10:51二俣11:23---13:50源頭---15:12御前峰15:54---
     17:32大倉山17:47---19:26大白川

なんじゃいな~。これは、いったい!。

予測に反して、中途半端なコースタイムじゃないの~。
ゲーム感覚の沢行きにしては、明るい内に下山するでもなく、思いっきり闇下になるのでもなく。

計画のタイムテーブルは、どんなん?
てっきり、ゲームセットのタイムは、最長でも、12時間かと思ってたんだけど。
予想外れちゃった~。

ところで、コースに、転法輪谷って書いてあるから、そっちの谷に入ったのかと思っちゃって地図とにらめっこしちゃったよ~。
転法輪谷出合いのことなのね。


 
元越谷、木屋谷川と歩き慣れた沢を歩いているうちに、沢に対するモチベーションも持ち直してきたようだ。

今年は、なんだか力が出てないみたいで、シュン太郎~で、沢終わっちゃうのかと思っていたら、がぜんモチアップしたのね~。
木屋谷の何がそれほど、モチアップに繋がったのかしらん?。
沢の女神様がウインクしてくれたのかな。



本日の目的地は白山東面の大白川支流大白水谷(おじらみだに)。沢泊でのんびりというつもりだったが、天気の加
減で日帰りとなった。日帰りでこの沢をやる場合、通常は核心部を過ぎた二俣から大倉山への尾根に逃げるというの
がほとんどである。しかし自分のポリシーからしても核心部のつまみ食いはしたくないし、第一美しくない。
体力が持つかどうかの不安はあるが、とにかく御前峰山頂を目指そう。それもダイレクトで。闇下は想定の範囲内。

そりゃないでしょう~。

体力は十分あるはずだし、闇下が想定内なんて。
ひょっとして、西横川の詰めみたいに、這松の激ヤブコギを何時間も楽しむつもりだったとか~。
それなら、闇下も想定内ね。


休み明けの仕事が辛いのを我慢しさえすればなんとかなるだろう。

おじいちゃんでも、体力は、バリバリの若者並の山日和さん。
翌日も体はピンピンのはずだけどね~。


 やたら白っぽい流れに入る。この谷は何の成分なのか、異様に白い岩で構成されている。と言うより水の流れた部分
が白くなっているのだ。まさに文字通り「白水谷」である。

温泉の成分が入っているから、飲めない水やね~。見る分には、綺麗やけど。
雪女じゃなく、色白の谷の女神様がそのうち登場かも~。

長丁場だし、水は汲めないし、飲み水は、十分に持って行った?



 転法輪谷の出合まではまったくの平流。眠気を催してきそうな渓相が続いた。
休憩中に若者2人のパーティーが通過して行った。雑誌から出てきたようなスタイリッシュな出で立ちで、おっさん2人
パーティーとえらい違いである。2人の年令を足しても我々のひとり分まで行かないだろう。こういう若者が次代の沢登
りを背負っていくと思うと頼もしい限りだ。

いいね~。
雑誌から出てきたような、おじいちゃんもイケテルかも?。


 続いて3m滝を手前に配して25m大滝の登場である。3m滝の陰になって見えなかったが、先ほどのパーティーが登攀
準備中だった。瀑風を避けて様子を眺めていると、トップは下部にビレイポイントが見つからないようで行ったり来たりし
ており、かなり時間が掛かりそうに思えた。先が長いので残念だが右からの巻きを選択したが、こいつが悪かった。

せっかくのお楽しみの大滝なのに~。登らんかったん?
もったいな~い!


ズルズルのルンゼは手掛かりも少なく、乏しい立ち木と草の根まとめ持ちでじりじりと上がっていく。ふ~さんはアイス
バイルを叩き込みながら続いた。落ち口のラインで流れの方へトラバースすると、小さいルンゼから簡単に沢へ復帰す
ることができた。ちょうどセカンドが上がってきたところで、「難しかった?」と聞いてみると「全然」という答え。この大滝を登れなかったのは残念だが、あの泥臭い巻きの方が我々には相応しいと言えるかもしれない。

ヤブコギ・泥臭さ大好きチームやし。
そう言われてみれば、そうかも~。


スライダー斜瀑5m、末広がり4mと越え、巨岩に挟まれた2mばかりの小滝で行き詰った。瀑芯突破は深い釜から取り
付くのが難しそうだし、頭からまともにシャワーを浴びる。

蒸暑い夏の日に行ったんだから、ここはシャワーじゃなきゃ~。

 掴んだ岩が抜けない保証はないので、確認の上押さえ込むようにしなければならなかった。

あんがい脆い岩質なんだね。全体が脆いのかしらん?

 美しいナメ滝を3つ越えたところで連瀑帯は終了。Ca1800mの二俣に到着した。
本流は右だが、大倉山先のコルに突き上げる左俣も同じような規模で合流している。ここまで4時間半。ほぼ読み通り
のペースで来ている。実は心配していたヒザは心配ない状態に戻っていたが、体力が持つかどうかが大きな不安だった。

美しいナメ滝。ほっとするよね~。
おお~、ヒザは問題ないほどに回復してたのね。よかったね~。
それなら何の心配もないはずなのに、なんやしらんけどえらい心配してたんやね~。


 ビールも抜きの簡単な昼食後、本流に進む。

あれっ、ポリシーと違うのね。
どうしたん?食事は一時間以上とって、ビールは欠かさない山日和美学は~。


 不意に傾斜が緩むと、流れはもう小川の雰囲気だ。谷間は大きく広がり、河岸台地はお花畑が続く。
ハクサンコザクラ、カラマツソウ、クルマユリ、ミヤマタンポポ、ミヤマキンポウゲ等々、花にはいささか遅いだろうとの予
想を裏切るうれしい出会いだ。カンクラ雪渓と名付けられたここは、盛夏なら雪の上をステップを切って歩くところだろうが、今日は全長10mほどの残骸があっただけだ。

お花のオンパレードだね~。こりゃよかったね~。
カンクラ雪渓のおかげだね!


 突然ガスのベールが剥ぎ取られ、眩しい青空が広がった。山頂を見上げると首が痛いぐらい間近にせり上がっている。山頂ダイレクトにこだわって、ハイマツ漕ぎをせずに済むルートを目で探る。県境ラインはハイマツの密生のようだが、東斜面は疎らで露岩も多く、なんとか繋いで行けそうだ。大白水谷と転法輪谷の中間尾根から右よりにルートを取る。


そりゃあかんやろ~。
ふ~さんに失礼やないの。這松のヤブコギせな~。
ふ~さん、ここでトップに踊り出て意気揚々と進むはずなのに・・・・
落胆したふ~さんの顔が浮かぶ~。



しかしこの登りは苦しかった。等高線の詰まり具合を見れば当然だ。10歩進んでは立ち止まるという繰り返し。
足元のイワギキョウの群落が慰めてくれる。

ハイスピードで駆け抜ける予定じゃ?

花に慰められるなんて、出会う前の山日和辞書にはなかったね~。
日和見の山日和さん(*^_^*)の変身ね。



 山頂まであと少しの、山頂直下から転法輪谷へ落ちるルンゼの手前で休憩していると、岩の間で何かが動いたのが
見えた。注意深く見ていると、小さく可愛い顔が頭を出した。オコジョだ。急いでふ~さんに告げるとすぐに姿を隠してし
まったが、しばらくするとまた違う場所からこちらを見つめている。慌ててカメラを出したがそれを2回ほど繰り返して消え
てしまった。

なかなか出会えないオコジョちゃんも出迎えてくれたのね~。
そりゃ、嬉しい出会いやったね。

オコジョちゃんは、なんやこの人間、私の領域に土足で踏み込まんといて~って言ってたのかもしれんけど。


白山御前峰山頂に立った。出発から9時間が経過していた。ふ~さんとガッチリ握手。午後3時頃から雨模様と言う予
報にも関わらず、雲が多いものの頭上には真っ青な空が広がっている。
何度も来ている山頂。今年5月に来た時は何の感慨も湧かなかった山頂に、今日は満足感と達成感の笑みが止まら
ない。

おお~、最高だね~。

一人でニヤニヤしていたら、奇人変人と思われるけど(しなくても正真証明の変人かも~)。


のんびりしていられる時間ではないが、急いで下りようという気は毛頭ない。
もとより闇下は織り込み済み。運がよければヘッデンを使わずに下りられるだろう。

だよね~。
普通に下ったら、ヘッデン不要。
山頂でも、余裕のよっちゃんで40分以上いられてよかったね~。
トラブルさえなきゃ、ヘッデンなしで十分に余裕のあるタイムで周回できるルートってことね。

そのわりには、なんや今回、えらい心配してたんはなんでかいなぁ~?

詰めが予想に反して、牛歩の歩み。
でも、下りは明瞭な登山道で、下山には何の心配もいらないのがいいね~。
もしかのトラブルの時は、大倉の避難小屋もあるし、理想的。


 
一般道の下りならガンガン飛ばせると思っていたのが甘かっ
た。さすがに足が言うことを聞かない。渓流シューズのままのふーさんも足を傷めたようで、不似合いなほどお上品な歩
き方である。室堂平ではハクサンフウロが満開だ。今年は遅くまで花が楽しめるようだ。

ふ~さんは、いつも下山はぶっとばしだよ~。
何でアイゼン持っていったんかしらんけど、下山用の靴持ってないのは痛いね~。
つま先傷めるとは、辛いね。ふ~さん。

二人とも、ガンガン下る予定だったと思うけど、結果、超のんびりの下りになってかえってよかったね~。
下山の歩きは超得意分野の山日和さんやけど、膝の調子、だいじょうぶかいな~っと心配してたけど、痛みも出なくて。


 室堂から大倉山の尾根に入ると、登ってきた大白水谷の源流がすぐそこに見えた。
「こんなに丸見えやったんか。悪いことはでけへんなあ。」と笑いあう。

って、沢で何悪いことすんのん???意味深。

右手を見下ろせばたんぽぽワールドのゾロ谷が、なんでこんなところを登る気になるのかというような殺伐とした雰囲気
で荒々しい姿を見せていた。驚いたことに、はるか下方の標高1500mに満たないようなところで雪渓が谷を埋めていた。

ゾロ谷は、なかなか荒くれたイメージだね~。
雪渓が隠してくれているけど。全く違った味わいの谷が、大倉尾根の左右にあるって感じだね~。


さすがに疲れた。が、今はやり切ったという満足感が疲労感を遥かに凌駕している。
気掛かりなのは、しらみずの湯の営業時間だけだ。

無事周回、よかったね~。

おめでとうさん!

温泉ちゃんも、お待ちかねだったでしょう。

☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆


                           
最後に編集したユーザー とっちゃん [ 2011年9月02日(金) 21:26 ], 累計 8 回
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by 緑水 »

読み確認してたら、こないところに緑チャンの名前が出てるがなヨ。
風はホドホド、台風は未だこれからだろうケド被害が出ません様に。

たんぽぽ さんが書きました:緑ちゃま、こんばんは。

スケベーで男らしいなんてお褒めの言葉を頂戴して光栄でございます。
でもね・・・
いや~ゴリッパこれこそ真の山男だね。

ダイタイ山っうのはおなごはんを表わす敬表文字ダモンネ、昇天したくなるのは当たり前デンガナね。

難たって一番はたんぽぽシャンですよ、恐れなんてタンポポ辞書にはないでしょ。 :mrgreen:


スケベーでは導師さまの方が1枚も2枚も上手でございますので、
ぽぽんたも負けぬようスケベーに磨きをかけていく所存でございます。
いや~ゴリッパこれこそ真の山男だね。

[attachment=0]ランチ場.JPG[/attachment]

緑ちゃんも師とみり尽力しますワン、日和さんも元気が出てきて好いです。
スケベー心が日本国を救うキーだ ;)

   山変わる ヤブは枯れても谷残る

お互い切磋琢磨に励みましょうぞ

                          緑水。
添付ファイル
● 自然の中を悠久に命をつなぐ
● 自然の中を悠久に命をつなぐ
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by 山日和 »

とっちゃん、どうもです。

山日和さん、こんばんは。亀レス専門にしては、早すぎるレスかも。

珍しくて雨でも降るかと思ったら、台風が来たがなあ~。

ゲリラ雨にあわなかったのは、その日に谷に入っていた若者達の人徳かも~。

雨の心配はしませんでした。読み通り!!

予測に反して、中途半端なコースタイムじゃないの~。
ゲーム感覚の沢行きにしては、明るい内に下山するでもなく、思いっきり闇下になるのでもなく。


中途半端って? ゲーム感覚なんてないですよ。ゲームプラン、つまり行動計画(時間やペース配分)って言ってたんですよ。

計画のタイムテーブルは、どんなん?
てっきり、ゲームセットのタイムは、最長でも、12時間かと思ってたんだけど、ゲームアウト!。
予想外れちゃった~。


入渓から山頂までMAX9時間見てました。これが精一杯ですわ。

木屋谷のどこが、それほど、モチアップに繋がったのかしらん。
沢の女神様がウインクしてくれたのかな?


やっぱり通い慣れた沢はやさしく迎えてくれました。

そりゃないでしょう~。
体力は十分あるはずだし、闇下が想定内なんて。


あのねえ、西横川とは長さが違うんですよ。遡行部分だけなら3倍あります。
標高差も違うしね。闇下覚悟でないと立てられない計画ですわ。

おじいちゃんでも、体力は、バリバリの若者の山日和さん。
翌日も体はピンピンのはずだけどね~。


そりゃ昔の話。

長丁場だし、水は汲めないし、飲み水は、十分に持って行った?

500のぺット2本だけ。
下りで室堂の水場で汲んで行きました。
ふ~さんがお金持ってたからジュース買いに行ったんだけど、手前に水道があったもんでそれで済ませました。

いいね~。
雑誌から出てきたような、おじいちゃんもイケテルかも?。


老人向け雑誌?

せっかくのお楽しみの大滝なのに~。登らんかったん?
もったいな~い!


これは仕方ないです。時間優先。先行者を待ってる余裕はなかったからね。
待ってたら30分は余分に掛かってたと思うよ。

蒸暑い夏の日に行ったんだから、ここはシャワーじゃなきゃ~。

関西の沢と違うんやから、水の冷たさが違う~。

[attachment=3]P1110660_1.JPG[/attachment]
あんがい脆い岩質なんだね。全体が脆いのかしらん?

この谷全体がこんな感じです。

美しいナメ滝。ほっとするよね~。
おお~、ヒザは問題ないほどに回復してたのね。よかったね~。
それなら何の心配もないはずなのに、なんだかえらい心配してたんやね~。


だから体力がって・・・

[attachment=2]P1110702_1.JPG[/attachment]
あれっ、ポリシーと違うのね。
どうしたん?食事は一時間以上とって、ビールは欠かさない山日和美学は~。


そんなこと言うてたら辿り着かんし帰れません。気合いが入ってたってことですわ。
ひと段落ついたところでランチならともかく、先が長過ぎます。

お花のオンパレードだね~。こりゃよかったね~。
カンクラ雪渓のおかげだね!


これは思わぬプレゼントでした。

[attachment=1]P1110810_1.JPG[/attachment]
そりゃあかんやろ~。
ふ~さんに失礼やないの。這松のヤブコギせな~。


だからあ、そんな余裕ないって。
伊那前みたいにヤブコギせんと抜けられんならともかく。

ハイスピードで駆け抜ける予定じゃ?

だからあ、ヘロヘロになってるって。

オコジョちゃんも出迎えてくれたのね~。そりゃ、嬉しい出会いね。
なかなか出会えないし。


久し振りに見ました。やっぱりかわいいね~。

おお~、最高だね~。

一人でニヤニヤしていたら、奇人変人と思われるけど(しなくても正真証明の変人かも~)、お連れさんがあってよかったね。


こういう時パーティーだと助かりますわ。

[attachment=0]P1110837_1.JPG[/attachment]
そうだよね~。
普通に下ったら、ヘッデン不要。
山頂でも、余裕のよっちゃんで40分以上いられてよかったね~。
トラブルさえなきゃ、ヘッデンなしで十分に余裕のあるタイムで周回できるルートやね。


トラブルは別にないよ。4時まで山頂にいたら、足の調子がまあまあでも点灯ギリギリのラインですわ。
余裕で周回できるルートでは決してないよ。検索しても、日帰り周回は1パーティーだけ。
それもカンクラ雪渓からは室堂経由で登山道歩いてるからね。

今回、えらい心配してたんはなんでなん?

だからあ、長いんですよ。同じ標高差を稼ぐのでも、雪の上と沢では疲労の蓄積の度合いが違います。
このルート歩いてみたらわかりますわ。

でも、下りは明瞭な登山道で、下山には何の心配もいらないのがいいね~。
もしかのトラブルの時は、大倉の避難小屋もあるし、理想的。


これで下りもバリだったら必死やね。

ふ~さんは、いつも下山はぶっとばしだよ~。何でアイゼン持っていったんかしらんけど、下山用の靴持ってないのは痛いね~。

アイゼンは私も持って行きましたよ。ふ~さんは渓流シューズに履くつもりだったみたい。
この2週前の記録ではかなり雪渓残ってたからね。

下山の歩きは超得意分野の山日和さんやけど、膝の調子、だいじょうぶかいな~っと心配してたけど、痛みも出なくて、ほんとによかった~。

痛みはなかったけどヨレヨレでした。

って、沢で何悪いことすんのん?意味深。

言葉のアヤってやつで・・・(^^ゞ

無事周回、よかったね~。おめでとうさん!

温泉ちゃんも、お待ちかねだったでしょう。


ありがとさんです。湯が体に沁みました。

                山日和
添付ファイル
P1110837_1.JPG
P1110810_1.JPG
P1110702_1.JPG
P1110660_1.JPG
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

 体力が持つかどうかの不安はあるが、とにかく御前峰山頂を目指そう。それもダイレクトで。闇下は想定の範囲内。
休み明けの仕事が辛いのを我慢しさえすればなんとかなるだろう。


今回は、闇下織り込み済みの過激な「山ふ~コンビ」ですね。

 ビールも抜きの簡単な昼食後、本流に進む。

過酷な登高行の昼食は、やはりビール抜きなんですね。
ゆっくりなんかしてられないし。

 その中にいかにもふ~さん好みの滝があった。鈴ヶ沢でも見た一面にコケの張り付いた滝。
緑色の滝というのはなかなかお目にかかれないのではないだろうか。例によって嘗め回すように鑑賞、撮影の後、腰ま
で浸かって滝身に取り付いた。どうも見るだけでは我慢できないようだ。私は巻くつもりだったが渋々後に従う。


なるほど、ふ~さんは苔フェチだったのか。

 不意に傾斜が緩むと、流れはもう小川の雰囲気だ。谷間は大きく広がり、河岸台地はお花畑が続く。
ハクサンコザクラ、カラマツソウ、クルマユリ、ミヤマタンポポ、ミヤマキンポウゲ等々、花にはいささか遅いだろうとの予
想を裏切るうれしい出会いだ。
 源頭に近付くほど傾斜が緩くなり、ついに谷の形は失われて一面のお花畑となった。遡行を続けて良かったと心から思わせてくれる素晴らしい源頭部である。


努力の汗をかいた者だけに与えられるご褒美ですね。

 注意深く見ていると、小さく可愛い顔が頭を出した。オコジョだ。急いでふ~さんに告げるとすぐに姿を隠してしまったが、しばらくするとまた違う場所からこちらを見つめている。慌ててカメラを出したがそれを2回ほど繰り返して消えてしまった。
オコジョ君も激励してくれたので、最後のワンピッチを頑張ろう。


なんとなくホッとする一瞬でしょうね。
オコジョくんは「へんなやつらが来たぞ」って思ってるのかな。

 白山御前峰山頂に立った。出発から9時間が経過していた。ふ~さんとガッチリ握手。午後3時頃から雨模様と言う予
報にも関わらず、雲が多いものの頭上には真っ青な空が広がっている。
何度も来ている山頂。今年5月に来た時は何の感慨も湧かなかった山頂に、今日は満足感と達成感の笑みが止まら
ない。この喜びは大白水谷を最後まで詰めなければ決して味わうことができなかっただろう。登山としての沢登りを完
結させるためには、山頂というのは必要不可欠な存在だ。ふ~さんもまた同じ思いを抱いているに違いない。


今までの苦しさは、すべて至福の時に至る前奏でしかなかったのです。
この達成感はたまらないでしょうね。

 こちらは平瀬まで下りなければならない。のんびりしていられる時間ではないが、急いで下りようという気は毛頭ない。
もとより闇下は織り込み済み。運がよければヘッデンを使わずに下りられるだろう。


この満足感・陶酔感は、すべてを「オーライ」に変えていくのです。
脳内には、エンドルフィンやドーパミンがドバーッと出まくり状態でしょう。

 名残惜しい気持ちを山頂に残して、登山道を下山開始。一般道の下りならガンガン飛ばせると思っていたのが甘かった。さすがに足が言うことを聞かない。渓流シューズのままのふーさんも足を傷めたようで、不似合いなほどお上品な歩き方である。
 あっと言う間に着くはずの大倉山まで道中の長いこと。まるで老人会パーティーのような覚束ない足取りだ。
それでも私の方は軽登山靴に履き替えて、ザック忍ばせていたストックを使っているのでかなりマシである。
渓流シューズで標高差1500mを下るのは辛いものがあるだろう。


天国の時間からヨレヨレ大行進へと劇的な変化のストーリー、目が離せません。
それにしても、ふ~さんはずっと渓流シューズで下りたんですか。
たいへんですね。

 カンバ帯からブナ林へ変わるあたりで暗くなった。最後の休憩がてらヘッデンを点灯する。
真っ暗なブナ林を坦々と下っていると、前方に光が見えた。ヘッデンの灯りのようだ。登山者?下山者?


おや、同好の一団かな。

 すぐに追い付くと3人パーティーのひとりがかなりバテているようだった。3人ともヘッデンを点けているし、ここからは問題のない道だ。ゆっくり歩けば大丈夫だろう。

こちらはホントの非常事態中でした。

 大白川の明りが木の間にチラチラしている。もうすぐだ。闇下の時の明りは勇気付けてくれる。
泊まりの登山者車だけが数台残された大白川の駐車場に到着。出発から13時間が経過していた。再びガッチリと握手。
さすがに疲れた。が、今はやり切ったという満足感が疲労感を遥かに凌駕している。
気掛かりなのは、しらみずの湯の営業時間だけだ。


出発から13時間というのは何度かありますけど、これだけの標高差はないし、まあしんどいことでしょうね。
でも、まだ脳内モルヒネ類が効いているようで、気分はハイのようですな。
しかしこうなると、ワシは明朝の出勤時間が気になります。
下山がこの時間だったら、家に帰ったらはたして何時になることか。

よい山旅を!
                                    洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

今回は、闇下織り込み済みの過激な「山ふ~コンビ」ですね。

ふ~さんと一緒の場合は覚悟が必要です。

過酷な登高行の昼食は、やはりビール抜きなんですね。
ゆっくりなんかしてられないし。


先が長過ぎますからね。どこかでとなれば山頂しかないですし。

[attachment=3]P1110665_1.JPG[/attachment]
[attachment=2]P1110693_1.JPG[/attachment]
なるほど、ふ~さんは苔フェチだったのか。

いろんなものにフェチなようですよ。

努力の汗をかいた者だけに与えられるご褒美ですね。

これはうれしいプレゼントでした。

[attachment=1]P1110771_1.JPG[/attachment]
[attachment=0]P1110812_1.JPG[/attachment]
なんとなくホッとする一瞬でしょうね。
オコジョくんは「へんなやつらが来たぞ」って思ってるのかな。


雰囲気からして仲間じゃないことだけはわかったでしょう。

今までの苦しさは、すべて至福の時に至る前奏でしかなかったのです。
この達成感はたまらないでしょうね。


その通りでおます。

この満足感・陶酔感は、すべてを「オーライ」に変えていくのです。
脳内には、エンドルフィンやドーパミンがドバーッと出まくり状態でしょう。


頭の中でチャップンチャップンしてました。

天国の時間からヨレヨレ大行進へと劇的な変化のストーリー、目が離せません。
それにしても、ふ~さんはずっと渓流シューズで下りたんですか。
たいへんですね。


これもいい締めくくりだったと言えるのかもしれません。
私も以前赤木沢の帰りに、飛越新道を渓流シューズで下りましたが、さすがに足が痛かったですわ。

おや、同好の一団かな。

こちらはホントの非常事態中でした。


ちゃんと全員ヘッデン持ってるところが偉かったですね。

出発から13時間というのは何度かありますけど、これだけの標高差はないし、まあしんどいことでしょうね。
でも、まだ脳内モルヒネ類が効いているようで、気分はハイのようですな。
しかしこうなると、ワシは明朝の出勤時間が気になります。
下山がこの時間だったら、家に帰ったらはたして何時になることか。


時間だけではなく中身の問題ですからね。その時はグッタリという感じではありませんでした。
帰りは風呂の後メシ食って途中で少し休んで1時でした。(^^)

                        山日和
添付ファイル
P1110812_1.JPG
P1110771_1.JPG
P1110693_1.JPG
P1110665_1.JPG
skywalk
記事: 518
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by skywalk »

山日和さん、こんばんは。
すごいですね。細かいところは近寄りがたい世界なのでコメントしようもありませんが、一言お祝い申し上げます。
「すばらしい!よくやった!!そしておめでとう!!!」
技量、体力もすばらしいですが、モチベーションの欠片だけでも分けてほしい。
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【白山】大白水谷から天上の楽園へ、そして御前峰ダイレクト

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、どうもです。

すごいですね。細かいところは近寄りがたい世界なのでコメントしようもありませんが、一言お祝い申し上げます。
「すばらしい!よくやった!!そしておめでとう!!!」
技量、体力もすばらしいですが、モチベーションの欠片だけでも分けてほしい。


そんなたいそうなもんではないですよ。
沢自体は技術的に難しいところはありませんし、体力と気力だけが勝負のコースです。
モチベーションを保つためにはへ○タイのパートナーが不可欠ですわ。(^^ゞ

                  山日和
P1110826_1.JPG
返信する