【南伊勢】20190209牛草山
Posted: 2019年2月11日(月) 09:34
一年で一番冷え込むこの時期は例年なら氷瀑鑑賞かスノーシューのはず。
ヌタハラ谷の氷瀑も喜平小屋大滝の氷筍もたぶん見ごたえないだろうな。
スノーシューを予定していた山はヤブが雪で埋まっていないだろうな。
この厳冬期に「さてドコに行きましょうか?」
【 日 付 】 平成31年2月9日(土)
【 山 域 】 南伊勢
【 天 候 】 曇り 一時 霰
【 ルート】 日向正伝院8:55---11:30牛草山(ランチ)13:15---15:45駐車地
【メンバー】 ナズナさん グー
いつもなら選択肢が多過ぎて迷う時期に、行くあてが無くて悩む。
冬型気圧配置が強い時は南国陽だまり山行も選択肢になるのだが、
今回は南岸低気圧で南に下がっても陽だまり山行は期待できない。
八方ふさがりにナズナさんに下駄を預けた。
「グーさんは牛草山に登ったことはありますか?」
さなりんやTWさんのブログには出てくる山だが、グーは意識したことが無い。
地形図を眺め、鍛冶屋トンネル南口から南西に尾根を登り時計回りで歩く第一案。
養鶏場裏の・31から・293へ登り、時計回りで・405南東尾根を下る第二案。
2つの地形図を印刷してナズナさんと待ち合わせた。
グ「どちらの案がいいですか?」
ナ「南国のバリルートはシダが多いのでは?」
この一言でグーの頭の中に過去の苦い経験がフラッシュバック。
新桑から唐人殺し峠へのルートを誤り強烈なシダ漕ぎに痛めつけられた。
持ってきた2つの地形図はそそくさとお蔵入りとした。
湯谷峠を越え1時間半ほど車を走らせて日向の正伝院に車を止めさせていただく。
獅子ヶ岳東の風力発電のプロペラが間近に見えている。
登山口から入ってすぐにルートに悩む。ドコでも歩ける。
ナズナさんについてゆくと「一町」の立札があり「間違っていない」
しばらくでナズナさんが立ち止まった。右も左も道のように見える。
ここでグーが「尾根に乗ればいいのでしょ」と左にナズナさんを誘導する。
尾根に乗りコブを1つ越えた鞍部は掘割になっており「丈ノ九峠」の札。
「グーさん、尾根を登りますか?それとも道を辿りますか?」
「登りは杣道をたどり、尾根は下山にしましょう」
「丈ノ九峠から西へはドコに繋がっているのか帰りに確かめてみましょう」
ルートは掘り込みになっていて、段差がないから木馬道だと思われる。
掃除もしてくれているのだろう、きれいな状態で保存されている。
途中に太い木があった。ヤマモモの葉のようだとナズナさんは言う。
グ「こんなに高い木では実をとることもできないよ」
ナ「下にゴザかシートを敷いて落ちてくるのを拾えばいいですよ」
主尾根に乗ったがどこまでも植林が続き、展望は良くない。
「グーさん、登りたくなければ巻いてもいいですよ」
山頂直前のコブでナズナさんと別れトラバース道に入った。
次の尾根芯でナズナさんを待つが、いつまでたっても現れない。
「おかしいなぁ~?」尾根芯の先を見ると山が無い。
「あちゃ~、これは派生尾根か。待っていても来ないはずだ」
トラバースをしたくてもケモノ道もなくなった。仕方なく登る。
山頂近くなってナズナさんが山頂からグーを探しに戻ってきた。
「もうナズナさんと別行動はしません。道迷い遭難になります」
ランチ場を探して山頂から東に歩いてみるが落ち葉がいっぱいでダニがいそう。
山頂まで戻り、山頂横にツエルトを張る。折りしも霰が降ってきた。
「ツエルト1枚が生死を分ける1枚です」ダウンを着なくてもぬくぬくランチです。
今日のメインディッシュはチーズダッカルビ。おいしい~~~!
コーヒーも終え撤収にかかろうとツエルトの外に出ると霰は止んだが寒い。
「下山で登りは無いから」とツエルトの中へ戻ってダウンを着込む。
尾根を下り「丈ノ九峠」から西に下ると「二町」の立札。
そしてナズナさんが立ち止まったところになった。
やっぱりグーの山勘はハズレが多い!!を実感した山旅でした。
南国陽だまり山行は砂浜を歩きたいなぁ~。
グー(伊勢山上住人)