【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

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グー(伊勢山上住人)
記事: 1710
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) » 2019年1月22日(火) 23:02

20190119-13.jpg
ガスの赤坂山


今冬は雪が少ない。スノーシュー遊びに北へ遠征した。
4年前は赤坂山から大谷山へ歩いた。今回は三国山への周回。
かなりの藪漕ぎを強いられたがブナ林にはヤブが無く歩きやすい。
その理由は・・・?


【 日 付 】  平成31年1月19日(土)
【 山 域 】  野坂山地
【 天 候 】  ガス ほぼ無風
【 ルート】  鉄塔下7:55---10:45赤坂山---11:40明王ノ禿---12:20(ランチ)14:25
---14:35三国山---16:10黒河峠---17:30駐車地
【メンバー】  ナズナさん グー


マキノスキー場に向かう道中は雨がフロントガラスを濡らす。
「今日は雨は降らないはずなんだけど・・・」
温泉の終了時間を確認したいのに案内板が見つからない。

白谷集落を過ぎ、鉄塔下の広い路肩に車を停める。
鉄塔巡視路を登り、2つ目の鉄塔でスノーシューを履いた。
無風で暑い。次々と服を脱いで半袖Tシャツ1枚になって登る。
東屋の下で登山道と合流しガスの赤坂山に着いたのは11時前。
雪は締まっていてラッセルした訳でもなく頑張って登ったのに
ナズナさんの予定していた時間よりもかなり遅いようだ・・・。

赤坂山から明王ノ禿に向かうがヤブが煩わしい。
はねた枝に顔を打たれることしばしば。「痛い~!!」
ところがブナ林に入ると途端にヤブは消えて歩きやすくなる。


20190119-16.jpg
ガスの明王ノ禿

明王ノ禿もガスの中。崖越しの展望はドンナかな?またの機会です。
コース表示はここから右折して山腹ルートになるようだが、
雪に埋まった山腹ルートは外す可能性がある。尾根通しを選択する。
が・・・目の前に深く掘れ込んだ谷が現れた。「あれれ?」
ナズナさんがGPSで確認して方向を修正してくれた。
やっぱりコンパスを出さないと、グーの山勘は信用できない。


20190119-17.jpg

・814を過ぎ三国山への最後の登りの手前でグーがシャリバテ。
「お腹が空いた~。モウ登れない~」
ブナに囲まれた雪面を踏み固め、ジャンプドスンと足置き場を作る。
まったくの無風で暖かく、ツエルトを張る時間は省略できた。
今日もナズナさんの手料理をまったりゆったりとご馳走になる。
ガスが消え、日差しが当たるとポカポカと春の暖かさだ。
「いいぞ。いいぞ。やっと晴れてきたぞ」
しかし、またしても雲が蓋をしてしまった。「モ~~~」


20190119-19.jpg


三国山の山頂に登ると南西の雲の底が上がって展望が開けた。
大御影山の反射板や小浜の海は見えるが、赤坂山はまだガスに包まれたままだ。


P1199179-1.jpg

三国山北東の等高線の間隔の広い台地が気になっていた。
うろうろと見て回る計画だったが時間が押してきた。
仕方なく小さく回ったが、予想以上に美しいブナ林に感動する。

当初は東尾根から・620へ登り返し、△651南西尾根を下る計画だった。
ナズナさんはもっと先まで行けるつもりでいたようですが・・・・・
黒河峠で時間切れとなり、林道でエスケープして闇下回避のデート山行でした。


                      グー(伊勢山上住人)

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山日和
記事: 2641
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
住所: 大阪府箕面市

Re: 【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by 山日和 » 2019年1月23日(水) 17:19

グーさん、こんばんは。

かなりの藪漕ぎを強いられたがブナ林にはヤブが無く歩きやすい。
その理由は・・・?

簡単な理由じゃないでしょうか。日当たりの悪いところはヤブも繁茂しにくいだけでは?

マキノスキー場に向かう道中は雨がフロントガラスを濡らす。
「今日は雨は降らないはずなんだけど・・・」

これって19日の話ですよね。私は朽木にいましたが、雨の気配もなく8時ごろからは晴れ間が広がってきました。同じ湖西なのにずいぶん違うもんです。

雪は締まっていてラッセルした訳でもなく頑張って登ったのに
ナズナさんの予定していた時間よりもかなり遅いようだ・・・。

これはどういう理由でしょうか。 :mrgreen:

コース表示はここから右折して山腹ルートになるようだが、
雪に埋まった山腹ルートは外す可能性がある。尾根通しを選択する。
が・・・目の前に深く掘れ込んだ谷が現れた。「あれれ?」

無雪期に県境通しで歩きましたが、そうなんですよ。谷が出てくるんです。
県境は稜線ではなく谷を渡って続いています。
s-P1190362.jpg
県境ライン上に現れる小谷
・814を過ぎ三国山への最後の登りの手前でグーがシャリバテ。
「お腹が空いた~。モウ登れない~」
ブナに囲まれた雪面を踏み固め、ジャンプドスンと足置き場を作る。

三国南西斜面のブナ林はいいところです。誰も来ないし、デートには最適ですね。 :lol:

三国山の山頂に登ると南西の雲の底が上がって展望が開けた。
大御影山の反射板や小浜の海は見えるが、赤坂山はまだガスに包まれたままだ。

結局終日スカッと晴れずじまいでしたか。百里にしてよかった。 :D

三国山北東の等高線の間隔の広い台地が気になっていた。
うろうろと見て回る計画だったが時間が押してきた。
仕方なく小さく回ったが、予想以上に美しいブナ林に感動する。

ここもホントにいいブナ林です。下の方に大物が1本あります。

当初は東尾根から・620へ登り返し、△651南西尾根を下る計画だった。

猿ヶ馬場のほうですね。草川さんの本にも書いてました。
こっちは未踏なので一度行ってみたいと思ってたところです。

              山日和

グー(伊勢山上住人)
記事: 1710
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡を取る:

Re: 【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) » 2019年1月23日(水) 23:09

P1199185-1.jpg


山日和さん、こんばんは。
日常生活としては寒いですが、この程度の気温では氷瀑になりません。

簡単な理由じゃないでしょうか。日当たりの悪いところはヤブも繁茂しにくいだけでは?

そーゆーことなのでしょうね。ナズナさんも同じ考えでした。
グーは他の木が成長しにくいような成分(抗生物質)をブナが分泌しているのでは?かと。

これって19日の話ですよね。雨の気配もなく8時ごろからは晴れ間が広がってきました。

ガスのすぐ上は青空の気配だったのですが・・・。

ナズナさんの予定していた時間よりもかなり遅いようだ・・・。
これはどういう理由でしょうか。 :mrgreen:


どういう理由なのでしょうね?グーにはさっぱり見当も付きません。

三国南西斜面のブナ林はいいところです。誰も来ないし、デートには最適ですね。 :lol:

南西斜面は歩いていません。次回は歩いてみたいです。

結局終日スカッと晴れずじまいでしたか。百里にしてよかった。 :D

スカッと晴れる予定だったのですが・・・。

ここもホントにいいブナ林です。下の方に大物が1本あります。

まだ若いブナ林です。天然更新がうまくいったのでしょうね。
台高も鹿の数を減らさないと世代交代していかないのかな?

猿ヶ馬場のほうですね。草川さんの本にも書いてました。
こっちは未踏なので一度行ってみたいと思ってたところです。


ナズナさんもお勧めのようです。そのうち連れてってもらえると期待しています。


                  グー(伊勢山上住人)

kando1945
記事: 304
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by kando1945 » 2019年1月24日(木) 08:11

グー(伊勢山上住人)さん,おはようございます。
登山に関するコメントではありませんが失礼します。


   簡単な理由じゃないでしょうか。日当たりの悪いところはヤブも繁茂しにくいだけでは?

   そーゆーことなのでしょうね。ナズナさんも同じ考えでした。
   グーは他の木が成長しにくいような成分(抗生物質)をブナが分泌しているのでは?かと。

グーさんのおっしゃることの方が合理的だと思います。
父が天然有機化学を研究しておりましたので昔聞いた覚えがあります。
その一つのネジキという植物の成分を調べるため、その葉の採集に車をあちこちに走らせた思い出があります。
植物、特に針葉樹の葉からはフィトンチッドと呼ばれる化学物質が分泌されており、生存競争の手段となっていると。
だから、杉、桧などの樹林では落ち葉から出るフィトンチッドによって下草や藪が少ないのだと。
最近はマスコミでも森林浴が体にいいのはこのフィトンチッドによる免疫能の向上が関係していると言われています。
当時、ソ連の全盛の時で、モスクワ市民は土曜日になると多くの人が持っているダーチャと呼ばれる森の別荘に行き
森林浴をしてキノコを採取して都会へ戻るという、当時の日本より健康的で豊かな生活をしていました。
そんな生活をしていた人たちが今の混乱したロシアの現状に不満をもってソ連を懐かしく思っているようです。
フィトンチッドは程度の差はありますが、ほとんどの植物から分泌されているでしょうから
ブナも同様と考えてもいいのではないでしょうか。
フィトンチッドは最近は健康についてのいい話題になっています。





             

グー(伊勢山上住人)
記事: 1710
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡を取る:

Re: 【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) » 2019年1月24日(木) 23:18

20190119-24.jpg
雪の重みに耐えてドッコイショ。


kandoさん、こんばんは。

グーさんのおっしゃることの方が合理的だと思います。

おお!賛同いただけますか。
kandoさんもあれこれ理屈を考えながら日々暮らしてきた方ですね。


話しは横道にそれまして


山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。


生存競争。
自力で切り開いて成功をつかみ取った人もみえますが、
ただ流されているだけの人生もなんと多いことよ。
グーはいったい何が出来るのでしょうか?
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」チコちゃんに叱られます。


             グー(伊勢山上住人)

yamaneko0922
記事: 113
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

Re: 【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by yamaneko0922 » 2019年1月25日(金) 00:02

グーさん こんばんわ

この日、私は家内と次男と共に武奈ヶ岳に登っておりました。午後からの好天を期待して、遅めの時間の出発をしたのですが、午後14時頃になって蛇谷ヶ峰、三重嶽のあたりも次々と雲の中から姿を顕しました。三重嶽から北東の方に雲がずっと棚引いており、赤坂山のあたりだけ晴れないな~と思っていたのですが、残念でしたね。

三国山は北斜面に入ると途端に美しい山毛欅の林が広がりますね。このあたりは、山毛欅の林にしては下草はむしろ多い方ではないかと思います。昨年の初秋、マキノ高原~三国山~野坂岳を家内と次男と共に縦走した時のものですが、三国山の北斜面の風景です。
P9174712ss.jpg
このあたりは山稜が複雑であり、山稜間に点在する小さな池が印象的でした。グーさんの書いておられる北東の斜面を探索した訳ではないのですが、探せばもっとありそうですね。今度、探索してみたいと思います。
P9174698ss.jpg
ちなみに当初の予定であったp620~p651のあたりも山毛欅の林が壮麗で、とても美しいところだったと記憶しております。

私も聞きかじった程度の知識しかありませんが、フィトンチッドは林相によって種類が大き異なるようですね。針葉樹林ではαーピネンという物質は共通しているようですが、杉林ではカンフェン、檜林ではリモネンという物質がみられるようです。しかし、針葉樹林ではさらに針葉樹に豊富に含まれるオイルの中には様々な抗生物質があり、杉や檜の林の中で他の植物、キノコ類が育ちにくい現象を説明しうると思います。勿論、杉や檜が腐りにくいこともそれで説明されうると思います。

山毛欅はというと、イソプレンという物質がよく知られるようですが、この物質は果たして針葉樹林におけるような抗菌作用を持っているか、調べた限りはすぐにはわかりませんでした。

山毛欅の林は盛夏には地面に届く光は少なくなるのですが、新緑の頃、山毛欅の芽吹きは他の植物より遅く、落葉は楓などに比べるとむしろ早い・・・興味深いのは水と土の盈虚もとても大きいのではないかと思います。山毛欅の落葉はセルロース、リグニンという物質のせいで葉が腐りにくい・・・ですので、落葉がそのままの形態で残っていますよね。ですので表層では腐葉土が形成されず、水もすぐに地中の深くに染み込んでいってしまうので他の植物にとっては成長しにくい・・・
ところで山毛欅の林では地面の深いところで長い年月をかけて分解された腐葉土が水分を保持するので、1本の山毛欅の樹が3tほどの水を保水することになるのでしょう。

植物は確かに他の植物が育ちにくいような物質を分泌するだけでなく、害虫が発生した時に周囲の樹々にそのことを知らせるような物質を分泌するなど、他の植物と会話をする様々なコミュニケーションの手段を有するようで、その多様な能力には驚くばかりです。専門ではないので、生半可な知識しかありませんが、ご提示された命題について、少し勉強してみますので、進捗があればまたご連絡させて下さい。

グー(伊勢山上住人)
記事: 1710
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【野坂山地】赤坂山・三国山でブナとヤブの関係を考える。

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) » 2019年1月25日(金) 22:35

P1199168-1.jpg


yamanekoさん、こんばんは。
ユーザー登録してから2か月で60回の書き込みですか。
怒涛の山行に瞬発レポ、それが読むのに時間のかかる長文で
読み終わる前に次のレポが上がってくる。
疲れない足と走る筆に脱帽です。

この日、私は家内と次男と共に武奈ヶ岳に登っておりました。

はい。山は分からないから家族愛にレスを付けようかと思っていても、
先にレスを頂いちゃって、レス返を書いている間に就寝時間が来ます。
睡眠不足に強いyamanekoさんにはどう立ち向かえばいいのやら・・・。

赤坂山のあたりだけ晴れないな~と思っていたのですが、残念でしたね。

♪ しのび会う恋を つつむ夜霧よ
   晴れて会える その日まで  ♪

このあたりは、山毛欅の林にしては下草はむしろ多い方ではないかと思います。

今回歩いたあたりの積雪は1mほどだったと思います。
藪が枝分かれして一番密度の濃い部分が顔の高さ。
一方ブナ林の下生えは雪に抑えられてすっきり。
その極端な差が印象深かった山行でした。

αーピネン カンフェン リモネン イソプレン リグニン 

初めて聞く単語が並びます。たぶんすぐに忘却のかなたに消え去るでしょう。

専門ではないので、

本業で講演依頼が殺到の専門家なのに、植物学まで専門になってしまったら・・・・

ご提示された命題について、少し勉強してみますので、進捗があればまたご連絡させて下さい。

グーの軽い気持ちでの受け狙いが、yamanekoさんに火をつけてしまったようですね。
これ以上睡眠不足にならないようにホドホドに勉強してください。
「新発見や~~~!」の論文発表を待っています。


               グー(伊勢山上住人)

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