【 湖北 】 この時期に神又峰-左千方、挑んでみましたが
Posted: 2019年1月22日(火) 16:33
まだ未踏の江濃国境稜線、神叉峰-左千方は3月の残雪を待って訪れるつもりであったが、窪田さんより田戸まで車で入れるとの情報がもたらされた。
それは思わぬチャンスということで、急遽田戸から国境稜線へ向かうことにした。
【 日 付 】 2019年1月19日
【 山 域 】 湖 北
【 天 候 】 曇り時々晴れ
【 ルート 】 田戸-奥川並-神又峰西尾根-神又峰-1010m峰-1010m峰西尾根-奥川並-田戸(最後、3kmは車に乗せてもらいました)
菅並には、窪田さんの入った2日前の12日に入り、雪の無い状況は確認していたのだが、その先ある程度は入れるなんていうことは考えもしなかった。奥川並から取り付くのは、3月まで待たねばならぬと思い込んでいたのだ。
それならば、この時期に神又峰から左千方の挑戦ができるではないかと、これまた単純に思ってしまったが、事はそう簡単なものではなかった。
実際に菅並から奥へ車を進めると、まったく雪はない。路肩に溜まった雪さえないのだ。田戸に入り、取り敢えずチェーンで閉じられたところまで行って、車を戻そうとするとすぐ後に車が付いているから驚いた。いったい誰だと思ったが、それはちょうど窪田さんの情報にもあった白川ファームさんの車だった。ここから先には入れない私は、車を下げここに置いて出発することにした。
7:21田戸出発。林道を1時間ばかり歩いて廃村の奥川並を越え、中津谷とリッカ谷川の分岐まで入り、橋を渡った辺りから取付点を捜す。まずは、急登80mばかりよじ登り、神又峰西尾根に取り付くのだ。雪のほとんど付いていない斜面をまずは15分ばかりひと奮闘。
尾根に上がり着くと、十分な雪が有るので、ここからスノーシューを付けて進むことにする。窪田さんの話しでは、雪が少なくヤブがひどかったそうだが、恐れていたほどではなかった。この1週間の間に積雪したのと、尾根の状況が多少違うようだ。
稜線には、けっこう多くのブナの大木が残っている。確かにもう少し積雪して、このちょっとイヤらしいヤブが沈んでくれると気持ちのよい尾根歩きとなるだろう。 そんな、楽ちんとは言えないまでも、スムーズに来た尾根歩きも標高が900mを越える辺りから新雪の積雪が深い。だんだん沈むようになり、標高1000m辺りまで上がって来ると、私の股下まで沈むのだ。ラッセルが相当きつくなる。一歩進んでひと息入れて、また次の一歩を同じ作業をして進むのだ。これはとんでもないことにようやく気が付いた。
いくらこの時期、珍しく田戸まで入れたとしても、新雪の時期に変わりがないのだ。山頂までの最後の標高差50mには、30分も掛かってしまった。これでは左千方なんて、とんでもないと思い至る。
やっとの思いで、神又峰の三角点峰に辿り着く。11:42。前回、浅野さん、岡田さんと来た時に浅野さんが付けたプレートが残っていたが、相当上にある。やはり、雪は少ないのだ。神又峰の山頂は、北にもうひとつあり、そちらの方が10mばかり高い。まずはそちらまで急ぐ。
北峰まで来ると日が射してきた。北を眺めると左千方が真っ白い頭を見せていたが、遠い。とても無理だ。しかし、まだ12時前だったので、何とか1010m峰まではと先へ進む。 北峰から1010m峰までの国境稜線は、ひどいヤブとまではいわないが、少しはある(これは、個人差があるので、ひとによるとトンデモナイヤブということになるかもしれない)。やはり、もう少し積雪してヤブが沈むと快適な稜線歩きとなるだろう。そこそこのブナも十分にあるし、美濃の山々、近江の山々も見渡せる。さすがに国境稜線だ。 1010m峰、13:07。けっこう掛かってしまった。さすがにここまでだ。そうと決めたら、ゆっくりと山頂からの展望を楽しみながらのお昼とした。
山頂には、窪田さんの足跡もないので、やはりこの1週間でけっこうな積雪があったようだ。私にしては、珍しく長いお昼を終えて、14:06出発。
窪田さんの使った尾根を下りることにする。確かにこの尾根、相当な伐採が行われたようで、その後にはえたヤブがうるさい。雪がさらに少なかった1週間前にここを登るのは、けっこうな苦労だったことが分かる。 尾根を1時間半ちょっと掛かって、最後は右に振って足ノ叉林道方面へ下りる。そこから、40分掛かって、最初の尾根取付点に戻り、さらに田戸へ戻ったが、最後田戸へ向かっていると、窪田さん同様途中でだが、白川ファームの人に拾ってもらって、田戸へ戻った。17:00田戸到着、30分は助かったかな。
それは思わぬチャンスということで、急遽田戸から国境稜線へ向かうことにした。
【 日 付 】 2019年1月19日
【 山 域 】 湖 北
【 天 候 】 曇り時々晴れ
【 ルート 】 田戸-奥川並-神又峰西尾根-神又峰-1010m峰-1010m峰西尾根-奥川並-田戸(最後、3kmは車に乗せてもらいました)
菅並には、窪田さんの入った2日前の12日に入り、雪の無い状況は確認していたのだが、その先ある程度は入れるなんていうことは考えもしなかった。奥川並から取り付くのは、3月まで待たねばならぬと思い込んでいたのだ。
それならば、この時期に神又峰から左千方の挑戦ができるではないかと、これまた単純に思ってしまったが、事はそう簡単なものではなかった。
実際に菅並から奥へ車を進めると、まったく雪はない。路肩に溜まった雪さえないのだ。田戸に入り、取り敢えずチェーンで閉じられたところまで行って、車を戻そうとするとすぐ後に車が付いているから驚いた。いったい誰だと思ったが、それはちょうど窪田さんの情報にもあった白川ファームさんの車だった。ここから先には入れない私は、車を下げここに置いて出発することにした。
7:21田戸出発。林道を1時間ばかり歩いて廃村の奥川並を越え、中津谷とリッカ谷川の分岐まで入り、橋を渡った辺りから取付点を捜す。まずは、急登80mばかりよじ登り、神又峰西尾根に取り付くのだ。雪のほとんど付いていない斜面をまずは15分ばかりひと奮闘。
尾根に上がり着くと、十分な雪が有るので、ここからスノーシューを付けて進むことにする。窪田さんの話しでは、雪が少なくヤブがひどかったそうだが、恐れていたほどではなかった。この1週間の間に積雪したのと、尾根の状況が多少違うようだ。
稜線には、けっこう多くのブナの大木が残っている。確かにもう少し積雪して、このちょっとイヤらしいヤブが沈んでくれると気持ちのよい尾根歩きとなるだろう。 そんな、楽ちんとは言えないまでも、スムーズに来た尾根歩きも標高が900mを越える辺りから新雪の積雪が深い。だんだん沈むようになり、標高1000m辺りまで上がって来ると、私の股下まで沈むのだ。ラッセルが相当きつくなる。一歩進んでひと息入れて、また次の一歩を同じ作業をして進むのだ。これはとんでもないことにようやく気が付いた。
いくらこの時期、珍しく田戸まで入れたとしても、新雪の時期に変わりがないのだ。山頂までの最後の標高差50mには、30分も掛かってしまった。これでは左千方なんて、とんでもないと思い至る。
やっとの思いで、神又峰の三角点峰に辿り着く。11:42。前回、浅野さん、岡田さんと来た時に浅野さんが付けたプレートが残っていたが、相当上にある。やはり、雪は少ないのだ。神又峰の山頂は、北にもうひとつあり、そちらの方が10mばかり高い。まずはそちらまで急ぐ。
北峰まで来ると日が射してきた。北を眺めると左千方が真っ白い頭を見せていたが、遠い。とても無理だ。しかし、まだ12時前だったので、何とか1010m峰まではと先へ進む。 北峰から1010m峰までの国境稜線は、ひどいヤブとまではいわないが、少しはある(これは、個人差があるので、ひとによるとトンデモナイヤブということになるかもしれない)。やはり、もう少し積雪してヤブが沈むと快適な稜線歩きとなるだろう。そこそこのブナも十分にあるし、美濃の山々、近江の山々も見渡せる。さすがに国境稜線だ。 1010m峰、13:07。けっこう掛かってしまった。さすがにここまでだ。そうと決めたら、ゆっくりと山頂からの展望を楽しみながらのお昼とした。
山頂には、窪田さんの足跡もないので、やはりこの1週間でけっこうな積雪があったようだ。私にしては、珍しく長いお昼を終えて、14:06出発。
窪田さんの使った尾根を下りることにする。確かにこの尾根、相当な伐採が行われたようで、その後にはえたヤブがうるさい。雪がさらに少なかった1週間前にここを登るのは、けっこうな苦労だったことが分かる。 尾根を1時間半ちょっと掛かって、最後は右に振って足ノ叉林道方面へ下りる。そこから、40分掛かって、最初の尾根取付点に戻り、さらに田戸へ戻ったが、最後田戸へ向かっていると、窪田さん同様途中でだが、白川ファームの人に拾ってもらって、田戸へ戻った。17:00田戸到着、30分は助かったかな。