【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

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yamaneko0922
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登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by yamaneko0922 » 2018年12月27日(木) 23:48

【 日 付 】2019年12月23日(日)~24日(月)
【 山 域 】 台高
【メンバー】 +家内
【 天 候 】1日目;晴れのち曇り、夜に雨、2日目;曇りのち晴れ
【 ルート 】宮ノ谷林道入口11:27~14:22滝見台14:34~15:38江股ノ尾15:44~15:53野江股ノ頭15:54~16:03江股ノ尾16:18~17:23宿泊地泊
宿泊地5:01~7:37池木屋山7:41~8:21霧降山8:34~8:40奥ノ平峰9:32~9:39霧降山09:42~10:09P1222~11:12P866~12:35林道入口


冬型の気圧配置となり、再び霧氷が期待される24日、どうやら台高のあたりは2日続けて晴天が見込まれるようだ。前日の23日からテン泊で念願であった明神平から池木屋山への縦走を目論む。しかし、23日から24日の夜にかけては近畿の南部では一時的に天気が崩れそうだ。心配なのはむしろ風の強さなのだが、4m/sまでの風の予報であれば何とかなるだろうと前回に引き続きワンポール・テントを選ぶ。

問題はコース取りだ。当初、ヌタウからヒキウス平に登るコースを考えて、グーさんがぽかぽかランチを楽しまれた笹ヶ峰でテン泊を計画するのだが、山日和さんにコース取りを相談したところ、このルートのナイフリッジはテン泊のための重装備を背負っての通過は危険なので、その東側にある1246m峰に上がるほうが無難だろうとのこと。グーさんにもここは崩壊が進行しており危険との情報を頂くのだが、同時に池木屋山の下山は滝見尾根というルートがあり得ることを教えて頂く。しかしながら、このコースは道を知らなければクラの上部に出てしまう可能性があるとのこと・・・それならば、当初の予定のコースを逆周回することにして最後は1246m峰から下る予定とするのはどうだろう。

【一日目】
山行の前日、早朝より湖北の山を登山していたのだが、夜になって次男の体調が芳しくない。子供の体調の無事を確認して家を7時過ぎに京都の家を出発したのだが、宮ノ谷林道入口に辿り着いたのは11時過ぎであった。

まず驚いたのは県道蓮川線は山日和さんからも情報を頂いていたのだが、宮ノ谷林道入り口の先で大崩落しているのであった。本来、林道があった箇所は崩落した林道の上から落ちてきた夥しい数の杉の樹が積み上がっており、果たしてここを通過することは出来るのだろうかと危惧する。しかし驚いたことにこの崩落地に近づいてみると、手前の杉の樹の下を潜って崩落地を越えてゆく踏み跡があるのだった。まずは踏み跡を辿って何とか崩落地を通過することが出来ることを確認する。

次は宮ノ谷右岸尾根への取り付きだ。橋から眺めると尾根の北端となる962m峰の尾根はあまりにも急峻に思える。しかし、宮ノ谷の出合を眺めると対岸の杉林の中にはあたかも誘うかのようにピンクのテープが微風に揺らいでいるのを見つける。林道から河原に降りてゆくのは何かの小屋の跡と思われる石組みに向かって降りてゆく踏み跡があるので、先日の木屋谷川への下降と異なり全く問題がない。

伏流となっている宮ノ谷を渡り対岸に渡ってみると、炭焼き小屋の跡だろうか。こちらにも立派な石組みが美しい苔をまとっている。ピンクのテープを頼りに杉林に入ってみると、杣道というにはあまりにも立派な、一般登山道と呼んでも遜色ないほどの山道が現れ、ジグザグに急斜面を登ってゆく。師走というのに汗ばむほどの異様な陽気である。アウターのハードシェルは早々に畳んで、食材で膨れ上がったリュックに無理やりしまい込む。
PC238682.JPG
尾根は登るにつれて斜度が徐々に緩やかになる。この快適な登山道は700mあたりで右手の斜面に向かってトラバースしていくようだ。この道を追うべきか、尾根上の薄い踏み跡を辿るべきか。選択したのは後者であった。このあたりから杉の樹は幼木となり、杉の間には潅木が多くなる。多少の藪はあるが、藪の間を抜けてゆく踏み跡は明瞭だ。850mのあたりから再び成長した杉の林がひろがる。ここに来てようやく踏み跡はなくなり、それらしい作業道も見当たらない。後はひたすら植林地の斜面を登ると、急に広くなだらかな尾根を辿り、962m峰のピークに辿り着いた。

杉の植林地はこのピークまでで終わり、ここからは滝見尾根の縦走となる。963m峰のピークを下ると急なやせ尾根となり、小さなアップダウンを繰り返しながら緩やかに進んでゆく。

空にはところどころに雲があるものの、相変わらず暖かい陽光が降り注ぐ。夕方以降、天気が崩れるというのが信じられないほどだ。展望が開けた地点はないものの、樹々の間からは左手に迷岳、正面の池木屋山から赤倉山、笹ヶ峰を経て背後の桧塚に至るまで、台高北部の山を見渡すことが出来る。まさにこれらの山々の中心のあたりを歩いているのだから。

尾根上にはテープ類はほとんど見当たらないが、やせ尾根が続くのでルート・ファインディングの心配はない。滝見尾根というからには高滝を眺めるポイントがあるのだろうと目を凝らすのだが、地理を理解していないせいか、どうもそれらしい滝が見当たらない。


尾根の中間地点1083m峰を越えたあたりで、いつしか空には乳白色の液体を溶かしたかのように透明感を失い、高曇りとなる。突如として鋭利なナイフリッジが現れる。斜面にはロープが張られているが、足場がガラガラと崩れていくので危険きわまりない。半分ほど通過したところでナイフリッジの上に歩けそうな岩場が現れる。右手に張られたロープを握りながら岩の上を歩いて無事通過することが出来るのだった。
PC238705.JPG
ナイフリッジから先は登山道は平穏を取り戻す。江股ノ尾にかけての最後の登りがはじまる。ふと気がつくと、周囲は滑らかな狐の毛色を想起させるような赤茶色の樹肌一色となる。ヒメシャラの林を抜けると、なだらかな尾根を歩いて江股ノ尾に辿り着く。

台高主稜線の方を見るといつしか山の上には鼠色の雲がかかっている。雨雲が近づいているのだろう。早いところ稜線に辿り着いて、テントの適地を探したいところである。水越を登り返した稜線から南東の1245m峰にかけてなだらかな尾根が続いている。地図で見る限り広い尾根が広がっているので平地を見つけることが出来るだろう・・・というのは、後から考えるとあまり賢い選択とはいえなかったのだが。

まずはすぐ目の前の江股ノ頭まで往復する。ブナの大木が目立つ歩きやすい尾根を辿る。尾根上からは南側には眺望が大きく開ける。正面には山頂直下に雲を纏った形のよい三角錐の山が見える。その彼方に見える稜線は大台ケ原へと続く台高の主脈だろう。

山頂の広場に到着すると「友、野江股ノ頭に消ゆ」という石標が胸をうつ。ところで、山頂に架けられているいくつかの山名標ではいずれも野江股ノ頭となっているが、一つの山名標には野の上にx印がつけられている。野が不要ということか。ところで、この山名にはなぜ「野」がついたりつかなかったりするのだろうか。

江股ノ尾に戻ると、水越への急降となる。目につくテープを頼りに下っているうちに気がついたら尾根筋から離れていっていることに気がつく。程よい鹿道を辿り、斜面をトラバースして尾根に戻る。

下に下るにつれ斜面は緩やかになり、なだらかな鞍部を通過する。後で考えると、水場もあるというこの鞍部でテントを張るべきであったのだろうが、この時にはその可能性は考えもしなかった。登り返しはヒメシャラの幼木が密集する地帯を抜けると再びブナの尾根に出る。

縦走路から外れて南東尾根を辿ると、尾根上には明瞭な踏み跡がある。尾根は広く、テントによさそうな平地はすぐに見つかった。テントを張ると間もなく小雨が降り出した。

早速、ビールで乾杯をし、夕食の調理にとりかかる。この日の一品目は、スモークチキン、霜降り平茸、赤万願寺のガーリック・ソテー。二品目はラム肉の味噌漬けでジンギスカンである。保存の目的もあってラム肉は味噌漬けにしてきたのだが、肉が柔らかく、臭みを消すのにもいいようだ。三品目はレバーのヨーグルト漬け、ズッキーニと南瓜のアヒージョのつもりであったが、最初の二皿でオリーブオイルを意外と消費してしまったらしい。アヒージョにするにはオリーブオイルの小瓶では少なかったようだ。オイル蒸しとなるが、火を通すには十分であった。テントを降りかかる雨の音を聞きながら就寝する。

【2日目】
異変が生じたのは夜半のことであった。風が強くなり、テントのポールが倒されたのだった。四隅を抑えるペグの一つが抜けたようだ。時計を見るとまだ11時半前だ。外に出てみると、あたりは一面の霧なのだが、異様に明るい。今宵は十五夜である。雲が薄く、月の明かりをうけて輝いているのだろう。

テントを立て直して再びテントの中に潜り込むのだが、次第に強くなっていく風の音でよく寝付けない。3時を過ぎた頃からだろうか、風は更に勢いを増し、猛烈な風が吹き始めた。再び風に煽られてペグが飛び、ポールが倒れるということを繰り返す。いつしかテントに降りかかる雨の音は細かいパラパラとした乾いた音となる。霰である。

早々にテントを撤収し、行動を開始することにする。夜半に見た夜霧の明るさは既になく、冷たい藍色の霧が広がっている。歩き始めると先程までの猛烈な風も少し和らぎ、尾根上の霧もいつしか消える。池木屋山にかけては尾根上のルートはわかりやすい。

頭上には時折、煌々と輝く十五夜の月明かりが雲の合間から洩れはじめた。雲の下では影絵のように池木屋山のシルエットが浮かび上がる。月明かりであたりが明るくなるとライトを消して歩いてみるが、月の前をよぎる雲の勢いはかなり早く、登山道を照らす月明かりはまたたく間に闇の中に溶けてゆく。
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そうこうするうちに東の空が明るくなり、夜の帳は急速に上がってゆく。空には青墨を流したかのような雲が流れてゆく。池木屋山に辿り着く前にあたりはすっかり明るくなった。風は相変わらず強いが岩稜のヤセ尾根を過ぎたところで、バナナと行動食で簡単な朝食とする。東の空からは雲の間から一瞬、茜色の光芒が洩れ、太陽が静かに登っていったことを教えてくれる。
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池木屋山に近づくと山頂のあたりだけに霞がかかり、樹々も白い。山頂一帯はブナの大樹が多く、壮麗な雰囲気である。一瞬だけ冬の世界に迷い込んでような錯覚を感じる。山頂を過ぎると霧も霧氷もなくなり、二重山稜の広々とした尾根となった。尾根の間には小さな池がある。水場がないことさえ問題にしなければここもテント適地だ。
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霧降山が近づくと、再び尾根上には霧氷を纏う樹々が目立ち始め、霧氷の回廊を行くようになる。
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山頂から北に伸びる宮ノ谷左岸尾根を見下ろすと、三重県側はすっかり晴れている。

奥ノ平峰からは先々週に訪れた桧塚の東尾根で目にしたように茶褐色の蕨の斜面と霧氷を纏った樹々の白銀のコントラストが映える。再び秋と冬の境界線に立ったようだ。
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千里峰にかけても斜面に点在する霧氷の樹々が美しい。しかし相変わらず、台高の主稜線は相変わらず雲にすっかり覆われている。台高主脈を縦走して桧塚の東尾根から下るという計画は断念する。赤グラ山まで往復して、下山は霧降山から宮ノ谷左岸尾根を下ることにしよう。



時間的には余裕が出来たので、ここでテントを広げてゆっくりと食事でも楽しむことにしよう。ワンポール・テントは張るまでは早い。昨夜とは異なり、テントを揺らす風も既に穏やかだ。昨夜の残りのスモーク・チキンを割くと白ごはんと一緒に炊き込んで、チゲ雑炊を作る。食事をしてテントから出てくると、台高主脈の縦走路はすぐ隣の千里峰までもが雲の下に隠れてしまっていた。仕方ない、ここから引き返すことにしよう。
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霧降山に戻り、ヒメシャラの林を抜けて宮ノ谷左岸尾根を下る。尾根の雰囲気は滝見尾根と似ているが、滝見尾根とは異なり登山道とプリントされたテープが非常に頻繁に現れ、踏み跡も明瞭だ。

やがて展望地である青空平に出る。台高主脈にかかる雲は相変わらずであるが、右手には迷岳の手前に滝見尾根の稜線が見える。こうして隣の尾根からみるとかなりなだらかな尾根に見えるのだが、登っている時にはそれなりのアップダウンがある尾根であったように思う。むしろ、こちらの宮ノ谷左岸尾根のほうがアップダウンは少ない。

寒気が訪れつつあるというのが信じられないほど、心地よい陽気であり、ふと台高の主脈のあたりを振り返ると霧氷で真っ白になった桧塚がようやく雲の下から顔を出すことになった。

防鹿ネットのところに来ると、扉をあけてネットを渡るようだ。尾根からは右手の斜面をモノレールに沿って下るようになる。正面には最初に登った962m峰の急峻な尾根が見える。杣道のお陰で楽に登れたが、一見、容易に登れるような斜面には到底思われない。モノレールの下部にくると再び防鹿柵の扉を開ける。ところが、そこから登山道がよくわからない。モノレールに沿って踏み跡が続いていくようなので、そのまま下ってゆくが、後で確認するとモノレールを離れて右手の斜面を下るジグザグ道が続いているらしかった。このモノレールに沿った道はまもなく大きな石がゴロゴロと転がり、落石の危険を伴う非常に歩きにくい道となる。モノレールに捉まりながら急斜面をくだり、最後はガレた沢を降りて宮ノ谷林道に降り立つ。12時前には下山するかと思っていたが、尾根からの下りで意外にも時間を要してしまったようだ。

下山後はまずスメールに移動して、レストランで食事をした後、久しぶりにゆっくりと温泉に浸かる。R166を高見峠に向かうとすぐにスーパーかはだという小さなスーパーが目に入る。店に入ると、味噌のコーナーは普通の流通品しかなかったのだが冷蔵のコーナーで目当てのものを見つけることが出来た。わりばしさんから教えて頂いた飯高名物、とっとき味噌である。

京都に戻るとケーキ屋の駐車場に入るのに車が行列をなしている。何故かすぐに分からなったが、家内が今夜はクリスマス・イブだからとその理由を教えてくれた。明日は近畿一円は快晴の予報である。台高に登る登山者はサンタが用意した美しい霧氷を目にする幸運に恵まれることだろう。

※ 最後に、この山行の直前に、翌日の山行を控えて夜分遅くにも関わらず、いろいろと貴重な情報と親切なアドバイスを頂いた山日和さんとグーさんにこの場を借りて深謝申し上げたい。
最後に編集したユーザー yamaneko0922 on 2018年12月29日(土) 15:06 [ 編集 2 回目 ]

グー(伊勢山上住人)
記事: 1672
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡を取る:

Re: 【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) » 2018年12月28日(金) 22:15

睡眠不足にはめっぽう強いyamanekoさん、こんばんは。

心配なのはむしろ風の強さなのだが、4m/sまでの風の予報であれば何とかなるだろう

風予報は平地でですよ。稜線では3倍ほどの風速になると思います。

早いところ稜線に辿り着いて、テントの適地を探したいところである。

と言いながら「17:23宿泊地泊」もう真っ暗ですやんか。

なだらかな鞍部を通過する。後で考えると、水場もあるというこの鞍部でテントを張るべきであったのだろうが、この時にはその可能性は考えもしなかった。

水越ですでに日没時間が目前に迫っていたと思うのですが。

一品目は、スモークチキン、霜降り平茸、赤万願寺のガーリック・ソテー。
二品目はラム肉の味噌漬けでジンギスカンである。
三品目はレバーのヨーグルト漬け、ズッキーニと南瓜のアヒージョのつもりであった


山食にしては豪華すぎますね。ザックが重くてグーだったら山を登れません。

3時を過ぎた頃からだろうか、風は更に勢いを増し、猛烈な風が吹き始めた。
再び風に煽られてペグが飛び、ポールが倒れるということを繰り返す。


+家内さんの感想が聞きたいな。

♪ もしも あなたと逢えずにいたら
     普通の暮らししてたでしょうか ♪

月の前をよぎる雲の勢いはかなり早く、登山道を照らす月明かりはまたたく間に闇の中に溶けてゆく。
東の空からは雲の間から一瞬、茜色の光芒が洩れ、太陽が静かに登っていったことを教えてくれる。


しかし、うまい文章を書きますなぁ~。グー文学とはえらい違いだ。

茶褐色の蕨の斜面と霧氷を纏った樹々の白銀のコントラストが映える。再び秋と冬の境界線に立ったようだ。

いらないものならもらいます『冬と秋の境界(©あめちゃん)』
あめちゃん残念でした。もらえませんでした。

時間的には余裕が出来たので、ここでテントを広げてゆっくりと食事でも楽しむことにしよう。

奥の平峰は写真家一休さんが定宿にしていた所です。グーもお気に入りのテン場です。
千里峰との間の北斜面を散策するのがグーのお気に入りです。
水場の確認はされましたか?

やがて展望地であるコブシ平に出る。

・1222北の展望地なら「ニハンノ平」ですね。(青空平とかも言われているようです)
コブシ平は・981で西に少し下りると奥の平谷の展望地です。

防鹿ネットのところに来ると、

・866東尾根をグー新道として登山道に宣伝しているのですが、評判が良くない。
イバラのはびこる下られた登山道よりも登山道らしいと思うのですが・・・

963m峰の急峻な尾根が見える。一見、容易に登れるような斜面には到底思われない。

グーも一度だけ・962(なぜか1m標高が違うのです?)西斜面を登ったことがあります。
杣道を辿って登れますが、植林の中をひたすら2時間はグー嫌いです。

R166を高見峠に向かうとすぐにスーパーかはだという小さなスーパーが目に入る。

ドウでもいい事ですが「スーパーかはだ」はR166に出る手前です。

※ 最後に、この山行の直前に、翌日の山行を控えて夜分遅くにも関わらず、いろいろと貴重な情報と親切なアドバイスを頂いた山日和さんとグーさんにこの場を借りて深謝申し上げたい。

山行前日の情報収集には恐れ入りました。
グーの送った参考レポに夜遅く目を通していたら寝る時間が無くなったでしょう。

来年4月21日(日)天井桟敷ツアーが晴天に恵まれ、砥石谷右岸の山桜が満開であることを祈っています。


                       グー(伊勢山上住人)

アバター
わりばし
記事: 1261
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
住所: 三重県津市

Re: 【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by わりばし » 2018年12月29日(土) 07:08

おはようございます、やまねこさん。

尾根は登るにつれて斜度が徐々に緩やかになる。この快適な登山道は700mあたりで右手の斜面に向かってトラバースしていくようだ。この道を追うべきか、尾根上の薄い踏み跡を辿るべきか。選択したのは後者であった。このあたりから杉の樹は幼木となり、杉の間には潅木が多くなる。多少の藪はあるが、藪の間を抜けてゆく踏み跡は明瞭だ。850mのあたりから再び成長した杉の林がひろがる。ここに来てようやく踏み跡はなくなり、それらしい作業道も見当たらない。後はひたすら植林地の斜面を登ると、急に広くなだらかな尾根を辿り、963m峰のピークに辿り着いた。
杉の植林地はこのピークまでで終わり、ここからは滝見尾根の縦走となる。963m峰のピークを下ると急なやせ尾根となり、小さなアップダウンを繰り返しながら緩やかに進んでゆく。

宮の谷から地図の破線道が使えるので、滝見尾根の下りは通常ここを使います。
破線道はトラバースしていますが途中で落ちているのでP1024に向かって登るコースです。


尾根上にはテープ類はほとんど見当たらないが、やせ尾根が続くのでルート・ファインディングの心配はない。滝見尾根というからには高滝を眺めるポイントがあるのだろうと目を凝らすのだが、地理を理解していないせいか、どうもそれらしい滝が見当たらない。

風折滝を見る尾根です。

山頂の広場に到着すると「友、野江股ノ頭に消ゆ」という石標が胸をうつ。ところで、山頂に架けられているいくつかの山名標ではいずれも野江股ノ頭となっているが、一つの山名標には野の上にx印がつけられている。野が不要ということか。ところで、この山名にはなぜ「野」がついたりつかなかったりするのだろうか。

野江股谷をつめた所にあるから野江股ノ頭です。


テントを立て直して再びテントの中に潜り込むのだが、次第に強くなっていく風の音でよく寝付けない。3時を過ぎた頃からだろうか、風は更に勢いを増し、猛烈な風が吹き始めた。再び風に煽られてペグが飛び、ポールが倒れるということを繰り返す。いつしかテントに降りかかる雨の音は細かいパラパラとした乾いた音となる。霰である。

昔の家型テントの二本ポールなら問題なかったでしょうね。
それとも補強の細引きが甘かったか?


池木屋山に近づくと山頂のあたりだけに霞がかかり、樹々も白い。山頂一帯はブナの大樹が多く、壮麗な雰囲気である。一瞬だけ冬の世界に迷い込んでような錯覚を感じる。山頂を過ぎると霧も霧氷もなくなり、二重山稜の広々とした尾根となった。尾根の間には小さな池がある。水場がないことさえ問題にしなければここもテント適地だ。

数年前に大台の大和谷から周回して以来行ってないなあ。 :mrgreen:


霧降山が近づくと、再び尾根上には霧氷を纏う樹々が目立ち始め、霧氷の回廊を行くようになる。

奥ノ谷平側は熊さんの縄張りです。
ここの破線道はきれいに落ちてたどれません。


防鹿ネットのところに来ると、扉をあけてネットを渡るようだ。尾根からは右手の斜面をモノレールに沿って下るようになる。正面には最初に登った963m峰の急峻な尾根が見える。杣道のお陰で楽に登れたが、一見、容易に登れるような斜面には到底思われない。モノレールの下部にくると再び防鹿柵の扉を開ける。ところが、そこから登山道がよくわからない。モノレールに沿って踏み跡が続いていくようなので、そのまま下ってゆくが、後で確認するとモノレールを離れて右手の斜面を下るジグザグ道が続いているらしかった。このモノレールに沿った道はまもなく大きな石がゴロゴロと転がり、落石の危険を伴う非常に歩きにくい道となる。モノレールに捉まりながら急斜面をくだり、最後はガレた沢を降りて宮ノ谷林道に降り立つ。12時前には下山するかと思っていたが、尾根からの下りで意外にも時間を要してしまったようだ。

伐採直後はイバラだらけで苦労しましたが、どうでした?

下山後はまずスメールに移動して、レストランで食事をした後、久しぶりにゆっくりと温泉に浸かる。R166を高見峠に向かうとすぐにスーパーかはだという小さなスーパーが目に入る。店に入ると、味噌のコーナーは普通の流通品しかなかったのだが冷蔵のコーナーで目当てのものを見つけることが出来た。わりばしさんから教えて頂いた飯高名物、とっとき味噌である。

かはだにも売っていましたか。
いつもお世話になっている青田のおじやんの嫁さんがレジだったような。
また、飯高におこし下さい。
飯高スイーツのでんがら、だらやきも是非食べてみてください。

                             わりばし

yamaneko0922
記事: 50
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

Re: 【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by yamaneko0922 » 2018年12月29日(土) 15:05

グーさん

コメント有難うございます。

>睡眠不足にはめっぽう強いyamanekoさん、こんばんは

齢とともに弱くなっていきます。

>「17:23宿泊地泊」もう真っ暗ですやんか。

テントを張り終わった時間かと思います。
ライトをつけることなくテントを張ることが出来るギリギリの時間でした。

>山食にしては豪華すぎますね。ザックが重くてグーだったら山を登れません。

食事と酒を愉しみにテン泊するようなものですから。
グーさんはどなたかに担いでもらえていいですね :D
PC238723.JPG
スモークチキン、赤万願寺、霜降り平茸のガーリック・ソテー
PC238727.JPG
レバーのヨーグルト漬け、ズッキーニ、南瓜のオイル蒸し
>いらないものならもらいます『冬と秋の境界(©あめちゃん)』
あめちゃん残念でした。もらえませんでした。


今回は境界線ではなくて交叉点にしようかどうか迷ったのですが・・・ :roll:
交叉点にしておけば良かったかな :mrgreen:

>+家内さんの感想が聞きたいな。

♪ もしも あなたと逢えずにいたら
     普通の暮らししてたでしょうか ♪


何とか普通の暮らしをしてますよ
私はともかく家内は・・・ :D

>奥の平峰は写真家一休さんが定宿にしていた所です。グーもお気に入りのテン場です。
千里峰との間の北斜面を散策するのがグーのお気に入りです。
水場の確認はされましたか?


送って頂いたレポを見て、何が何でもここまでは行かねばと思いました。
水場は次回の宿題とさせて下さい。悪天でない限り、ここか笹ヶ峰でテン泊したいと思います。

>・1222北の展望地なら「ニハンノ平」ですね。(青空平とかも言われているようです)
コブシ平は・981で西に少し下りると奥の平谷の展望地です。


これも勘違いです。後の963m峰と共に訂正させていただきました。
ヤマレコの記事ではアップしてからすぐに気がついて訂正したのですが・・・

>ドウでもいい事ですが「スーパーかはだ」はR166に出る手前です。


ドウでもいいかもしれませんが、そのトリビア、恐れ入ります。

>山行前日の情報収集には恐れ入りました。
グーの送った参考レポに夜遅く目を通していたら寝る時間が無くなったでしょう。


いまのところ山行前はなんとか早くに起床出来ております。
いろいろとどうも有難うございました。
最後に編集したユーザー yamaneko0922 on 2018年12月29日(土) 20:58 [ 編集 1 回目 ]

yamaneko0922
記事: 50
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

Re: 【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by yamaneko0922 » 2018年12月29日(土) 15:27

わりばしさん コメントならびにいろいろ教えて頂き有難うございます。

>それとも補強の細引きが甘かったか?

大丈夫だろうとタカをくくって、張り綱をサボっておりました。反省です。 :oops:

>奥ノ谷平側は熊さんの縄張りです。
ここの破線道はきれいに落ちてたどれません。


なるほど、池木屋山の手前なのですが、稜線上にこんなものがありました。
PC248746.JPG

>伐採直後はイバラだらけで苦労しましたが、どうでした?


少しでもモノレールのそばを離れるとイバラが多くて、歩きにくかったです。

>かはだにも売っていましたか。
いつもお世話になっている青田のおじやんの嫁さんがレジだったような。


道の駅に行く余裕がなかったのですが、かはだで手に入れることが出来て良かったです。
とても香りがよくて味が濃い味噌ですね。昨日は家内が豚汁に入れてくれました。
味噌汁意外のお薦めの調理がありましたら、教えて頂けないでしょうか。

次は是非、でんがら、だらやきを探して見ます。
また三重側からの台高へのアプローチに惹かれることになりました。

雨子庵
記事: 393
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
住所: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by 雨子庵 » 2018年12月29日(土) 18:49

yamaneko0922さん おひさです
あめちゃんです

【 日 付 】2019年12月23日(日)~24日(月)
タマタマですが、青田在中でした

林道から河原に降りてゆくのは何かの小屋の跡と思われる石組みに向かって降りてゆく踏み跡があるので、
伏流となっている宮ノ谷を渡り対岸に渡ってみると、炭焼き小屋の跡だろうか。こちらにも立派な石組みが美しい苔をまとっている。

『宮の谷』・・・川を渡ったところの石組はお宮の跡です。いつ合祀されたかは知らないのですが、私が知ったころには石垣しかありませんでした。その石垣しか残っていないところ、しばらくオジヤン一人が整備を続けていたそうです・・・。こちら側の石垣は、それに付随した施設でしょうか?吊り橋があったかどうかも今では・・・。

師走というのに汗ばむほどの異様な陽気である。アウターのハードシェルは早々に畳んで、食材で膨れ上がったリュックに無理やりしまい込む。
23日は暑かったですね。雨子庵にオジヤンが表敬訪問してくれた時、上着を脱いでコーヒー飲んでた気が。

尾根は登るにつれて斜度が徐々に緩やかになる。この快適な登山道は700mあたりで右手の斜面に向かってトラバースしていくようだ。この道を追うべきか、尾根上の薄い踏み跡を辿るべきか。選択したのは後者であった。このあたりから杉の樹は幼木となり、杉の間には潅木が多くなる。多少の藪はあるが、藪の間を抜けてゆく踏み跡は明瞭だ。850mのあたりから再び成長した杉の林がひろがる。ここに来てようやく踏み跡はなくなり、それらしい作業道も見当たらない。後はひたすら植林地の斜面を登ると、急に広くなだらかな尾根を辿り、962m峰のピークに辿り着いた。

グーさんこんなとこ登ってるんだ。

尾根上にはテープ類はほとんど見当たらないが、やせ尾根が続くのでルート・ファインディングの心配はない。滝見尾根というからには高滝を眺めるポイントがあるのだろうと目を凝らすのだが、地理を理解していないせいか、どうもそれらしい滝が見当たらない。

あらっ?ではまずは現物近くで見てからでしょうか。ただ、知らないとあの大きさでは感動も小さいかな

江股ノ尾に戻ると、水越への急降となる。目につくテープを頼りに下っているうちに気がついたら尾根筋から離れていっていることに気がつく。程よい鹿道を辿り、斜面をトラバースして尾根に戻る。
コチラから行くと、最初がチト難しいですね

縦走路から外れて南東尾根を辿ると、尾根上には明瞭な踏み跡がある。尾根は広く、テントによさそうな平地はすぐに見つかった。テントを張ると間もなく小雨が降り出した。
青田でジロニィと宴会してるとやはり降ってきました。外でのオチッコが冷たくて・・・ :mrgreen:

早速、ビールで乾杯をし、夕食の調理にとりかかる。
この、意地でもビールは見上げた根性

次第に強くなっていく風の音でよく寝付けない。3時を過ぎた頃からだろうか、風は更に勢いを増し、猛烈な風が吹き始めた。再び風に煽られてペグが飛び、ポールが倒れるということを繰り返す。いつしかテントに降りかかる雨の音は細かいパラパラとした乾いた音となる。霰である。
青田も夜中までは快適でしたが、急に風が出てきました。外でのオチッコが冷たくて・・・ :mrgreen:
翌日ノブチャンが雨子庵に来てくれた時は、上着を着てコーヒー飲んでました

再び秋と冬の境界線に立ったようだ。
あらっ、ノシつけてご返納します。 :D
自由に使ってチョ

滝見尾根とは異なり登山道とプリントされたテープが非常に頻繁に現れ、踏み跡も明瞭だ。
遭難対策会に感謝

下山後はまずスメールに移動して、レストランで食事をした後、久しぶりにゆっくりと温泉に浸かる。

ご利用ありがとうございます

R166を高見峠に向かうとすぐにスーパーかはだという小さなスーパーが目に入る。店に入ると、味噌のコーナーは普通の流通品しかなかったのだが冷蔵のコーナーで目当てのものを見つけることが出来た。わりばしさんから教えて頂いた飯高名物、とっとき味噌である。
わりばしさんのコメを少々訂正。ノブチャンの奥方がレジにいます。ムカシムカシ、私も山のヒトと知り合う前から奥方とは顔見知りでした。
コレカラもご贔屓に

バンバン行ってバンバン書いて・・・
スゴイですねぇ。
yamaneko0922さんの、イヤ、奥さんの爪のアカを今度分けてください←読まなかったことに。これじゃあ変態だわ :oops:

あめちゃん

yamaneko0922
記事: 50
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

Re: 【台高】滝見尾根から池木屋山へ☆テン泊は夜半の嵐に

投稿記事 by yamaneko0922 » 2018年12月30日(日) 12:06

あめちゃん コメント有難うございます。

>タマタマですが、青田在中でした

とっとき味噌を探すという目的がなければ青田経由で帰ろうと思っていたのですが・・・

>意地でもビールは見上げた根性

有難うございます。確かに意地でも1缶は入れて行きます。でも今回はメニューを考えると、赤も白も取り揃えていきました。
夏の2泊3日の山行だとビール量が重要な問題になりますね :D

>あらっ、ノシつけてご返納します。


いえいえ、どうぞご自由にお使い下さい。今度は交差点にしますので :D

>ノブチャンの奥方がレジにいます。コレカラもご贔屓に

驚いたことにレジには誰もいらっしゃらなくて、スミマセンと声を上げたら、奥から女性の方が出てこられました。
でも、ここに寄ると困ったこと青田を通過出来なくなってしまいます。あめちゃんがいらっしゃらない時にはかはだに寄って帰ることにします。

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