奥美濃? 広野からの中ツ又上流部散策

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

奥美濃? 広野からの中ツ又上流部散策

投稿記事 by oku »

日 程: 9月23日
天 候: 晴れ後曇り
場 所: 中ツ又
 http://maps.gsi.go.jp/#13/35.730514/136 ... c1j0l0u0f0
コース: 鈴谷取水施設(06:00)~県境(09:00)~中ツ又870mあたり(11:05)~県境(12:25)~鈴谷取水施設(16:10)

ここ数週間、睡眠不足と意図しないカーボローディングが続いていました。えらいこっちゃです。
4年前、P1203(不動山の西にあるピーク)経由で中ッ又に降りて笹ヶ峰経由の周回をしたときに、
中ツ又上流部の870mあたりを中心とした界隈、少し気になりつつもそのままになっていました。
P1155から北北西に下れば、笹ヶ峰に向かう枝沢との二俣。
北西に下れば、もうひとつ上流の二俣でショートカットもできます。

いつもどおり?鈴谷の広場に車を停めさせてもらって日野川の林道を歩きます。
橋を渡って登山道を歩いていくと足元には大量の栗が散乱しています。
思いっきり熊が食いかじった跡です。
少し歩いていくと前方斜面上には栗をかじった主が居ましたが、こちらに気がついて立ち去って行きます。

ここの尾根ですが、年々歩きやすくなっていると思います。
しばらく進んだところで獣臭がきついなと思いつつさらに進んでいくと前方に熊。
距離が近かったのでかなりあわてました。熊が。

源平谷山に延びに尾根との合流部を過ぎますが、やはり道がはっきりしてきています。
笹が道に覆いかぶさってはいますが、地面には明瞭な道が続きます。所々分かりにくくなっていますが。

その明瞭な道は県境尾根まで続いていました。県境に着いたところでゆっくり一息。
北にも南にも、背の低い笹の中に一条の道が延びています。鹿増殖中です。

県境尾根を北に進んで、その後は東に延びる尾根。下り少しの間はやぶっぽくなっています。
そこで右目に木の枝が一撃。どんくさすぎる。と思ったのですが、食らったあとでは仕方ありません。
次の小ピークの少し北側にいかにもきのこが生えてきそうなブナの倒木。
さらに進んでP1155あたりまで着た時点で、迷わず北西にショートカット。

ここの斜面には、時折大きめのブナが出てきます。
下りの斜面
下りの斜面
沢まで降りると、まぁだいたい期待していたとおりの雰囲気です。
飛びぬけてどうこうというわけではありません。
中ツ又上流あたり
中ツ又上流あたり
しばらく沢沿いを歩きます。倒木にはきのこ。ひらたさんですかと思ったのですがヒダの裏には先客万来中。
地形図でも沢が狭まってくる少し手前に、右手斜面に向かって明瞭な獣道。
この先滝場なので鹿もこぞってここから登るんかなと思って歩いているうちに左手に10mほどの滝。
少し歩くと、下段にも滝が見えます。2段の滝で上段部分でした。そのあたりで右手斜面を登ることにします。

少し登っていくと左手が開けたところがあり、本流にかかる20mほどの滝が見えました。
本流の滝
本流の滝
後から思えば、少し歩いて滝見物だけでもと思ったりはします。
県境に向かっての登り斜面。一応ブナの林が広がっており、藪も濃くはありません。鹿道も続いています。
しばらく登ると潅木。県境に近づくにつれ、鹿道が薄くなります。

登りきって南を見ると、笹の間にやっぱり道が延びています。北を見てもだいたい同じです。
笹ヶ峰方面
笹ヶ峰方面
後は県境尾根を歩いて、来た道を下ります。
奥美濃の山並
奥美濃の山並
ちなみに、P722経由で県境に続く道には、プラ系のカラーテープがかなり散乱しています。
ただプラ系のテープすぐに枝から落ちてゴミになるだけですので、布のほうがいいと思います。
適当にゴミ拾いしつつ長いアルバイトの末漸く駐車場到着。

oku
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 奥美濃? 広野からの中ツ又上流部散策

投稿記事 by 柳川洞吹 »

okuさん こんばんは

  ここ数週間、睡眠不足と意図しないカーボローディングが続いていました。
  えらいこっちゃです。


食い過ぎはいかんですね。
動かずに食っていると、ワシみたいになってしまいます。
でもokuさんは基礎代謝が高そうだから、すぐ燃焼してしまいますよ。

  4年前、P1203(不動山の西にあるピーク)経由で中ッ又に降りて
  笹ヶ峰経由の周回をしたときに、
  中ツ又上流部の870mあたりを中心とした界隈、
  少し気になりつつもそのままになっていました。
  P1155から北北西に下れば、笹ヶ峰に向かう枝沢との二俣。
  北西に下れば、もうひとつ上流の二俣でショートカットもできます。


今回のは馴染みのある山域なので、
初めて見る場所の地形図をあっちだこっちだと探さなくても、
歩いたルートがスッと入ってきます。

  奥美濃?

散策地は奥美濃だけど、登路のほとんどは越前側というので、
地域名タイトルが「奥美濃?」になったわけですね。
こういうときには、「越前国と美濃国の国境=越美国境」の「越美」が、
越前、美濃の両方に顔が立ちつつ、両国にまたがる地域を表す名称として便利かと。

  橋を渡って登山道を歩いていくと足元には大量の栗が散乱しています。
  思いっきり熊が食いかじった跡です。
  少し歩いていくと前方斜面上には栗をかじった主が居ましたが、
  こちらに気がついて立ち去って行きます。
  しばらく進んだところで獣臭がきついなと思いつつさらに進んでいくと前方に熊。
  距離が近かったのでかなりあわてました。熊が。


熊、立て続けに出まくりやないですか。
ワシは熊鈴はうるさいので使いませんが、okuさんは鈴つけてるの?

  源平谷山に延びに尾根との合流部を過ぎますが、やはり道がはっきりしてきています。
  笹が道に覆いかぶさってはいますが、地面には明瞭な道が続きます。
  所々分かりにくくなっていますが。
  その明瞭な道は県境尾根まで続いていました。県境に着いたところでゆっくり一息。
  北にも南にも、背の低い笹の中に一条の道が延びています。鹿増殖中です。


山日和辞書と同じように、oku辞書も翻訳注意です。

  そこで右目に木の枝が一撃。
  どんくさすぎる。と思ったのですが、食らったあとでは仕方ありません。


ちゃんと避けたはずの枝が、意に反してペシッと顔にあたると、けっこう痛いですね。
ワシ、昔、鈴鹿でダイラの近所を歩いていて、
落葉の絨緞の下に横たわっていた長い木の枝の端を知らずに踏んだとたん、
木の枝が見事に起き上がってきて、反対側の端が弧を描いて左目を直撃。
流血の惨事となったことがありました。
打撲点がわずか眼球をそれていたので、大事には至りませんでしたが、
まあ丁度ワシの背丈に合った枝が、よくぞ倒れていたものだと……

  さらに進んでP1155あたりまで着た時点で、迷わず北西にショートカット。
  沢まで降りると、まぁだいたい期待していたとおりの雰囲気です。
  飛びぬけてどうこうというわけではありません。


微妙な言い回しですね。
最初からそんなに期待していたわけではないし、
実際行ってみても、ほぼ予期したとおりの、たいしたことない場所だった……
ということでいいのかな?
写真を拝見しても、まあ普通みたいですしね。
しかし、もともとそんな程度の期待感だとしたら、
「いざ、ここへ行くぞ」という動機は、果たしてどこから来るのか? :x

  地形図でも沢が狭まってくる少し手前に、右手斜面に向かって明瞭な獣道。
  この先滝場なので鹿もこぞってここから登るんかなと思って歩いているうちに
  左手に10mほどの滝。
  少し歩くと、下段にも滝が見えます。2段の滝で上段部分でした。
  少し登っていくと左手が開けたところがあり、本流にかかる20mほどの滝が見えました。


等高線が詰まってくると、やはり滝場の出現ですか。

  ちなみに、P722経由で県境に続く道には、プラ系のカラーテープがかなり散乱しています。
  ただプラ系のテープすぐに枝から落ちてゴミになるだけですので、
  布のほうがいいと思います。


平たいポリテープのヒラヒラと長いマーカーは、風で裂けると汚らしいですからね。
その点、布はいい。
短いやつね。
ビニールの絶縁テープなら、長く垂らさずに枝にピチッとひと巻きならまあいいかな。

  県境に向かっての登り斜面。
  一応ブナの林が広がっており、藪も濃くはありません。鹿道も続いています。
  しばらく登ると潅木。県境に近づくにつれ、鹿道が薄くなります。
  登りきって南を見ると、笹の間にやっぱり道が延びています。
  北を見てもだいたい同じです。

  適当にゴミ拾いしつつ長いアルバイトの末漸く駐車場到着。


「道が延びています」と言いながらも??
最後には「長いアルバイトの末、漸く~」というしんどそうな記述がチラッと漏れて。
ここで推理を誤ってはいけません。
oku文学を読み解くのも大変だワンキュッパ。 :lol:

よい山旅を!
              洞吹(どうすい)
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 奥美濃? 広野からの中ツ又上流部散策

投稿記事 by oku »

洞吹さん こんばんは

>動かずに食っていると、ワシみたいになってしまいます。
>でもokuさんは基礎代謝が高そうだから、すぐ燃焼してしまいますよ。

運動不足よりも睡眠不足のほうが体重に効きます。自分だけ?

>今回のは馴染みのある山域なので、
>初めて見る場所の地形図をあっちだこっちだと探さなくても、
>歩いたルートがスッと入ってきます。

ありがとうございます。

>こういうときには、「越前国と美濃国の国境=越美国境」の「越美」が、
>越前、美濃の両方に顔が立ちつつ、両国にまたがる地域を表す名称として便利かと。

なるほど。Y先生も越美ですね♪

>熊、立て続けに出まくりやないですか。
>ワシは熊鈴はうるさいので使いませんが、okuさんは鈴つけてるの?

基本的に熊鈴はつけません。

>>源平谷山に延びに尾根との合流部を過ぎますが、やはり道がはっきりしてきています。
>>笹が道に覆いかぶさってはいますが、地面には明瞭な道が続きます。
>>所々分かりにくくなっていますが。
>>その明瞭な道は県境尾根まで続いていました。県境に着いたところでゆっくり一息。
>>北にも南にも、背の低い笹の中に一条の道が延びています。鹿増殖中です。
>山日和辞書と同じように、oku辞書も翻訳注意です。
ここは遠目にも分かる道ですよ。途中、消えているところもありますが。

>ちゃんと避けたはずの枝が、意に反してペシッと顔にあたると、けっこう痛いですね。
>ワシ、昔、鈴鹿でダイラの近所を歩いていて、
>落葉の絨緞の下に横たわっていた長い木の枝の端を知らずに踏んだとたん、
>木の枝が見事に起き上がってきて、反対側の端が弧を描いて左目を直撃。
>流血の惨事となったことがありました。
>打撲点がわずか眼球をそれていたので、大事には至りませんでしたが、
>まあ丁度ワシの背丈に合った枝が、よくぞ倒れていたものだと……

目の怪我なくてなによりです。条件反射で自然に顔を少しかわせていた?
目を怪我するとかは、ほんとに怖いです。
透明レンズのサングラスは持っていくのですが、曇る、見えづらくなる、危ない、使わない。
うん!

>>さらに進んでP1155あたりまで着た時点で、迷わず北西にショートカット。
>>沢まで降りると、まぁだいたい期待していたとおりの雰囲気です。
>>飛びぬけてどうこうというわけではありません。
>微妙な言い回しですね。
>最初からそんなに期待していたわけではないし、
>実際行ってみても、ほぼ予期したとおりの、たいしたことない場所だった……
>ということでいいのかな?
>写真を拝見しても、まあ普通みたいですしね。

このあたりらしい、雰囲気いい場所です。
ただ、この界隈で特出しするほどでもないので、わざわざもう一度行きたくなるかというとそうでもありません。
この界隈、となると、金ヶ丸谷と比べてしまいますし。

>しかし、もともとそんな程度の期待感だとしたら、
>いざ、ここへ行くぞ」という動機は、果たしてどこから来るのか? :x

近場で、このときの状態で日帰り可能・・・
ピンポイントでここちょっとぐらいの場所が点在しています。

>等高線が詰まってくると、やはり滝場の出現ですか。
はじまりました。

>平たいポリテープのヒラヒラと長いマーカーは、風で裂けると汚らしいですからね。
>その点、布はいい。
>短いやつね。
>ビニールの絶縁テープなら、長く垂らさずに枝にピチッとひと巻きならまあいいかな。

同感です。

>「道が延びています」と言いながらも??
> 最後には「長いアルバイトの末、漸く~」というしんどそうな記述がチラッと漏れて。
>ここで推理を誤ってはいけません。
>oku文学を読み解くのも大変だワンキュッパ。 :lol:

1150mあたりまではまぁ、と思うのですが、
1050mから先は少しずつ飽きてきますし、
下りきった後、林道がさらに長く感じるのです。

>よい山旅を!
ありがとうございます。
兔夢
記事: 623
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 奥美濃? 広野からの中ツ又上流部散策

投稿記事 by 兔夢 »

okuちゃん、こんにちは。

中ツ又は行ってみたい沢なので興味津々でした。
中ツ又を遡行して笹ケ峰へ登るのを沢泊でやってみたい、と思ってます。
870m付近で泊まれないかなあ、って思ってたんですが写真で見る限りできそうな雰囲気ですね。

実は福井県川のナガトコ谷からも笹ケ峰へ行ってみたいなあと思ってるのですが、林道の状態とかどうなんですかね?

それにしても、何時もながら速い。
道があると書いてあるけどそれは僕らには道でない道であろうと想像できます。
その割にあっさりした文章。
洞吹さんのようにoku文学を読み解くのは難しい…

         兔夢
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 奥美濃? 広野からの中ツ又上流部散策

投稿記事 by oku »

兔夢さん こんばんは

>中ツ又は行ってみたい沢なので興味津々でした。
この界隈と同じようにいい雰囲気です。
ただ自分のルートの取りかたの場合、根洞谷も励谷も中ツ又も区別つかなくなります(^^;

>870m付近で泊まれないかなあ、って思ってたんですが写真で見る限りできそうな雰囲気ですね。
出合いの真ん中は草地です。草の先は齧られていますが。その先も右手側に広がりがありました。
降りたところの出合い(左俣)
降りたところの出合い(左俣)
自分も泊まりコース考えていますが、目が向かっているのはP1051の東、680m前後。(^^;


>実は福井県川のナガトコ谷からも笹ケ峰へ行ってみたいなあと思ってるのですが、林道の状態とかどうなんですかね?
車でも問題なく林道進めます。ただ、運転で疲れるぐらいなら歩いたほうが、っていうことでいつも鈴谷のあたりから歩いています。
歩いても1時間かからないですし。

>道があると書いてあるけどそれは僕らには道でない道であろうと想像できます。
1050mより下は十二分な道です。その先は笹がかぶさっていますがまぁ。。

oku
返信する