【鈴鹿・沢登り】鈴鹿のゴールデンルートをおじさん二人で遊び倒す 赤坂谷〜ツメカリ谷周回
Posted: 2018年8月29日(水) 19:14
【 日 付 】2018年8月28日(火)
【 山 域 】鈴鹿 神崎川(愛知川)流域
【メンバー】Keikoku, シュークリーム
【 天 候 】晴れ時々曇り,一時雨
【 ルート 】駐車地 7:48 --- 8:10 赤坂谷出合 --- 8:17 7m滝 --- 8:42 核心の8m斜滝 8:55 --- 10:08 ツメカリ谷への乗り越し地点 --- 10:45 ツメカリ谷 --- 11:00 すだれ状の滝6m 11:38 --- 12:04 神崎川 --- 12:49 取水堰堤 --- 13:10 駐車地
神崎川林道から赤坂谷出合への下降地点に来ると,「仙香谷」,「赤坂谷」と書いた真新しい看板が目に入った.ちょっと前までは知る人ぞ知る下降ルートだったのだが,ロープなども設置されてメジャールートに昇格したようだ.ずいぶんご無沙汰していたのがみえみえである.
神崎川に降りると若者6人パーティーが出発の準備をしている.聞いてみると静岡大学の学生達だそうな.「安全に気をつけて頑張ってくださいな」.彼らが先行する.Keikokuさんの草鞋の準備ができて我々も出発.「時間は十分あるのでゆっくり行きましょう」.
Keikokuさんは沢初心者だということで,私が先行してときどき後ろを振り向くと,常に私のすぐ後ろにいる.「ペースが遅いのかな」と思って少しペースを上げるとそれでもすぐ後ろにいる.結局,この沢行を通じて結構早いペースで歩いてしまいました. そんなことで学生パーティーにあっという間に追いつき追い越す.水はきれいなエメラルドグリーンである.元越谷も昔はこんなきれいなエメラルドグリーンだったのだが,砂が堆積してしまって色が変わってしまっている.赤坂谷は昔と変わらないきれいな色である.こんなきれいなエメレルドグリーンを久しぶりに見たような気がする. この谷で唯一の核心部である8m斜滝の前で休憩していると静大生達が追いついてきた.我々は泳いで滝に取り付く.滝左のリッジを登るが,登り自体は簡単である.水量が多いようだとその上の滝の巻きでロープが必要かと思ったが,水量はそれほど多くなく,簡単に通過できた. この後が赤坂谷のハイライトである.何度も比較して申し訳ないのだが,元越谷の美しさがだんだん影をひそめつつあるのに対し,赤坂谷の美しさは昔とちっとも変わらない.今日は水量が十分にあるので,谷自体が生き生きとしており,水が流れる斜滝をわざと水流を求めながら歩いていると,とても気持ちがいい.気品さえ感じる谷だ.やはりこの谷はいい.そのうち,テントを背負って赤坂谷源流でテント泊をしてみよう. 「沢ナビ」のコース図に従って,ツメカリ谷へ乗り越す.ツメカリ谷へ出,少し下るとそこがすだれ状の滝6mだった.少し早いがここで昼食休憩.今日は暑くも寒くもなく,気持ちがいい.あとで,津市の最高気温が36度まで上がったと聞いたが,ここは別天地だ. このあとは飛込み大会.Keikokuさんが飛び込めるかどうか分からなかったので,一応巻き道も教えたのだが,気合一発で飛び込んできた.「すごい!」.となればこのあとは飛込みスポットで必ず飛込みながら下っていく. あっという間に神崎川本流である.神崎川では水にぷかぷか浮きながら,水流に乗って下っていく.途中でキャニオニングツアーの一行に追いつく.キャニオニングツアー,相変わらずやっているんだねえ.下っている間に雷の音がして,雨が降り出す.土砂降りになるようだったらエスケープも考えたのだが,幸いそれほど降らずにやんでしまった.そのうち,ゴール地点の取水堰堤到着.雨は止んだようだ. この周回コースは,最初は通常の沢登りから始まって,中間部は美しい斜滝の歩き.ツメカリ谷では飛込み大会.神崎川本流では水流をぷかぷか下るキャニオニングと,場所場所で色々なアトラクションを楽しむことができる鈴鹿のゴールデンコースである.久しぶりに行ってみたが,やっぱりこんなに楽しいコースは滅多にない.車でわずか1時間ちょっとのところにこんな素晴らしい大人の遊園地があるなんて.年を忘れて楽しんだ1日だった.