【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい
Posted: 2018年7月25日(水) 21:05
【 日 付 】2018年7月14~16日
【 山 域 】北アルプス後立山連峰
【メンバー】NK氏、副館長
【 天 候 】全部快晴
【 ルート 】14日:9:30扇沢(路駐)→9:50柏原新道入口→13:15~14:00種池山荘→14:40爺ヶ岳南峰→15:00爺ヶ岳中峰→15:40種池山荘(テン泊)
15日:4:10種池山荘→5:45岩小屋沢岳→6:30新越山荘→7:25鳴沢岳→8:40赤沢岳→10:45スバリ岳→12:25針ノ木岳→14:00針ノ木小屋(テン泊)
16日:4:45針ノ木小屋→5:40蓮華岳→6:55~7:15針ノ木小屋→10:10扇沢駅→10:45路駐場所
海の日の3連休、扇沢を起点に、2泊3日で爺ヶ岳から蓮華岳まで縦走した。
14日、梅雨明け直後の3連休の初日ということで、扇沢の無料駐車場は満車。かなり手前に路駐した。
種池山荘までの柏原新道はコースタイム3時間50分の登りだが、樹間から後立の主稜線が見えたり花が咲いていたりで、気がまぎれる。いつものことながらNK氏はゆっくりだ。途中で待つと、40分も遅れてきた。そしてまた一緒に出発するが、「先に登って爺ヶ岳に行ってくる」と言い残してもう待つのはやめた。彼を待った40分を入れて3時間25分で種池に着いた。
種池のテント場を見てびっくり。テントがぎっちり。こんなの見たことない。小屋にどうしたら良いか聞くと「あそこに張れないなら小屋泊まりしてもらうしかない」という。それは困る。私と同時に到着した人はあきらめて小屋に泊まると言っていたが、私は無理やり張った。隣のテントとはくっついている。テントの中にいると外のことは忘れがちだが、隣のテント側に寝返りを打つと、隣の人の感触が伝わる。私の隣は20歳代と思われる朗らかな女性だった。 テントを張ってから小屋でビールを飲んだ。実は今年私の職場に入ってきた新規採用の女性が、2年前に種池山荘で働いていたと聞いていたので、そのことを小屋の女性に言うと「本当ですか?〇〇さん、すごく面白い人でした。サービスさせてください!」とビールをサービスしてくれた。ありがたい。
爺ヶ岳ピストンは軽装でラクラク。立山剱が見えて、南峰を過ぎるとコマクサが咲いていて、最高だ。あまり印象にないがこんなに良い山だったのか。中峰の頂上手前には雷鳥の親子が。鹿島槍や剱をバックにポーズをとってくれる。そして、登山道を中峰頂上まで誘導してくれた。 種池山荘に戻るとNK氏が着いていた。15時半に着いたそうだ。なんと、私が到着して1時間15分後。待っていなくて良かった。
ところで、NK氏はとんでもないところに無理やりテントを張った。隣のテントの入口が完全にふさぎ、しかもNK氏はフライをかぶせることすらできない。しかし、非常事態なので、隣の人から文句を言われなかったそうだ。
15日は針ノ木岳方向への縦走。途中、さして有名な山があるわけではなく期待していなかったが、展望が良く、いい尾根だった。ちなみに、種池にいた登山客の大半は鹿島槍の方に行っており、針ノ木方向は比較的すいている。
相変わらずNK氏はゆっくりで、1時間歩くと30分待つ感じだ。なかなか来ないので、他の登山者に「私の連れ、いませんでしたか?」と聞くと、「だいぶバテているみたいでしたよ」と言われた。マイペースなのかと思っていたが。彼は私の前にはいつも元気に表れる。 赤沢岳まではプロムナード的。スバリ岳の登りから岩肌の風合いだが、危ないところはない。種池山荘で働いていた新規職員からは「尾根の細いところがあるので気を付けてくださいね」と言われていたが、そこも見た目ほど怖くはない。富士山まで見える好天であった。
針ノ木小屋のサイト地は、混んではいたものの、種池とは全く違い、普通に快適だった。 16日は、まず蓮華岳へピストン。実は、蓮華岳は、私が小学校高学年の時に、初めて登った日本アルプスの山。家族全員で針ノ雪渓を往復した。あの時、針ノ木峠で「何で針ノ木に登らず蓮華なんだ!?」と思ったが、両方登ってみて、蓮華の方がいいなあと思った。なにせ、なだらかで雰囲気が良く、コマクサが咲き乱れている。本当に気持ちがいい。寒かったが。 下山は針ノ木雪渓。案外急で、小学生の時に土踏まずだけの4本爪アイゼンで登り下りしたが、よく滑らなかったなと思う。今回は6本爪を持って行ったが、12本を使っている人も多い。雪渓を終えると、灼熱の世界に突入した。 下山後翌日から3日仕事をして、また北アルプスに行ったので、レポをあげるのが遅れました<(_ _)>
副館長
【 山 域 】北アルプス後立山連峰
【メンバー】NK氏、副館長
【 天 候 】全部快晴
【 ルート 】14日:9:30扇沢(路駐)→9:50柏原新道入口→13:15~14:00種池山荘→14:40爺ヶ岳南峰→15:00爺ヶ岳中峰→15:40種池山荘(テン泊)
15日:4:10種池山荘→5:45岩小屋沢岳→6:30新越山荘→7:25鳴沢岳→8:40赤沢岳→10:45スバリ岳→12:25針ノ木岳→14:00針ノ木小屋(テン泊)
16日:4:45針ノ木小屋→5:40蓮華岳→6:55~7:15針ノ木小屋→10:10扇沢駅→10:45路駐場所
海の日の3連休、扇沢を起点に、2泊3日で爺ヶ岳から蓮華岳まで縦走した。
14日、梅雨明け直後の3連休の初日ということで、扇沢の無料駐車場は満車。かなり手前に路駐した。
種池山荘までの柏原新道はコースタイム3時間50分の登りだが、樹間から後立の主稜線が見えたり花が咲いていたりで、気がまぎれる。いつものことながらNK氏はゆっくりだ。途中で待つと、40分も遅れてきた。そしてまた一緒に出発するが、「先に登って爺ヶ岳に行ってくる」と言い残してもう待つのはやめた。彼を待った40分を入れて3時間25分で種池に着いた。
種池のテント場を見てびっくり。テントがぎっちり。こんなの見たことない。小屋にどうしたら良いか聞くと「あそこに張れないなら小屋泊まりしてもらうしかない」という。それは困る。私と同時に到着した人はあきらめて小屋に泊まると言っていたが、私は無理やり張った。隣のテントとはくっついている。テントの中にいると外のことは忘れがちだが、隣のテント側に寝返りを打つと、隣の人の感触が伝わる。私の隣は20歳代と思われる朗らかな女性だった。 テントを張ってから小屋でビールを飲んだ。実は今年私の職場に入ってきた新規採用の女性が、2年前に種池山荘で働いていたと聞いていたので、そのことを小屋の女性に言うと「本当ですか?〇〇さん、すごく面白い人でした。サービスさせてください!」とビールをサービスしてくれた。ありがたい。
爺ヶ岳ピストンは軽装でラクラク。立山剱が見えて、南峰を過ぎるとコマクサが咲いていて、最高だ。あまり印象にないがこんなに良い山だったのか。中峰の頂上手前には雷鳥の親子が。鹿島槍や剱をバックにポーズをとってくれる。そして、登山道を中峰頂上まで誘導してくれた。 種池山荘に戻るとNK氏が着いていた。15時半に着いたそうだ。なんと、私が到着して1時間15分後。待っていなくて良かった。
ところで、NK氏はとんでもないところに無理やりテントを張った。隣のテントの入口が完全にふさぎ、しかもNK氏はフライをかぶせることすらできない。しかし、非常事態なので、隣の人から文句を言われなかったそうだ。
15日は針ノ木岳方向への縦走。途中、さして有名な山があるわけではなく期待していなかったが、展望が良く、いい尾根だった。ちなみに、種池にいた登山客の大半は鹿島槍の方に行っており、針ノ木方向は比較的すいている。
相変わらずNK氏はゆっくりで、1時間歩くと30分待つ感じだ。なかなか来ないので、他の登山者に「私の連れ、いませんでしたか?」と聞くと、「だいぶバテているみたいでしたよ」と言われた。マイペースなのかと思っていたが。彼は私の前にはいつも元気に表れる。 赤沢岳まではプロムナード的。スバリ岳の登りから岩肌の風合いだが、危ないところはない。種池山荘で働いていた新規職員からは「尾根の細いところがあるので気を付けてくださいね」と言われていたが、そこも見た目ほど怖くはない。富士山まで見える好天であった。
針ノ木小屋のサイト地は、混んではいたものの、種池とは全く違い、普通に快適だった。 16日は、まず蓮華岳へピストン。実は、蓮華岳は、私が小学校高学年の時に、初めて登った日本アルプスの山。家族全員で針ノ雪渓を往復した。あの時、針ノ木峠で「何で針ノ木に登らず蓮華なんだ!?」と思ったが、両方登ってみて、蓮華の方がいいなあと思った。なにせ、なだらかで雰囲気が良く、コマクサが咲き乱れている。本当に気持ちがいい。寒かったが。 下山は針ノ木雪渓。案外急で、小学生の時に土踏まずだけの4本爪アイゼンで登り下りしたが、よく滑らなかったなと思う。今回は6本爪を持って行ったが、12本を使っている人も多い。雪渓を終えると、灼熱の世界に突入した。 下山後翌日から3日仕事をして、また北アルプスに行ったので、レポをあげるのが遅れました<(_ _)>
副館長