【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2011年8月16日(火)
【山 域】台高北部 国見山周辺
【天 候】晴れのち曇り一時雨
【コース】万才橋7:35---8:18ワサビ谷---9:10奥山谷---10:59馬駈辻---11:23国見山12:49---13:27鉄砲谷
     ---14:03奥山谷---14:41万才橋

 木屋谷川。台高北部では最も手軽に楽しめる沢だ。本谷、国見山直登沢、鉄砲谷、奧山谷、口ワサビ谷と、どの本
支流を選んでも困難なくそれなりに遊ばせてくれる。
その中で本谷は、10数年前に一度行ったきりで記憶も薄らいでいる。盆休み最終日は我が家から渋滞の心配のない
この方面の沢でクールダウンしよう。

 木屋谷川沿いの千秋林道は、未舗装部に入るとまるで嫌がらせのように大きなギャップが連続していた。ノーマルの
車では腹打ち必至だろう。
 いつものように万才橋の左岸側から少し踏み跡を辿って、大木と大岩が目立つ河原に来ればそこが入渓点だ。
倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。
水の中でレンズを探すほど困難なことはない。昨日、そろそろメガネを買い換えようと家で話していたのが悪かったのか。
幸いメガネなしで歩けないほど目が悪くないので、さほど不自由はしない。しかし幸先の悪いスタートである。

 この木屋谷川は「川」と名が付くだけあって、谷の広がりはそこそこのスケールを持っている。下部は植林が目立つも
のの、スッキリとした流れはそれを気にさせないところがいい。
岩質もぬめりはほとんどなく、褐色の濡れたスラブ状の岩でもフリクションは抜群に利くのがうれしい。
 ナメ滝と小滝を交えながらも、ほとんど平流と言える流れを淡々と進むと、3条に分かれた5mの滝が現われる。大抵
は中央突破だが、今日は軟弱に右から越えた。雨が降っていない割にはそこそこの水量がある。
そこから次々と美しいナメ滝が続いた。滑らかな岩を噛んで迸る流れに足を浸して、一歩一歩確かめるように上流へ足
を運ぶのは無上の喜びだ。
最近は厳しい滝の登攀からは心が離れてしまった。滝を登ること自体よりも、渓谷の造形の妙を楽しむ気持ちの方が
強くなったのだ。若い頃は30mクラスの滝があるかどうかが沢を選ぶ基準だったような時もあったが、今では気軽に登
れる10m内外の滝が多くある方が楽しい。もちろん滑るように流れ落ちるナメ滝も大好物である。

 ワサビ谷手前の河原で一服。ここは必ず一本立てるレストポイントだ。頭上は大きく開けて気持ち良く休める場所であ
る。少し先には左からワサビ谷が本谷と並行して流れ込んでいるのが見える。ワサビ谷は巾3mほどのゴルジュとなっ
て合流し、すぐに90度左折して20mの大滝を落としている。
 本谷の2m滝は、クジラの背のような右手の大岩に登ってかわす。3mクラスの滝が連続するが、いずれも大きく深い
釜や淵を伴う。水泳回避派の当方はあっさり巻きながらの前進である。

 谷は突然円形のホールのような空間で行き止まりとなった。大滝の登場である。
大滝と言っても10mばかりの滝だが、2条に分かれて落ちるその美しい姿と、取り囲む高い岩壁とが形作る風景は、キ
リッと引き締まった気持ちにさせてくれる。

[attachment=4]P1110464_1_1.JPG[/attachment]
ここは通常トラロープの張られた右岸から巻くようだが、山日和御用達のルートは右岸のガレを上がって滝壺の方へ張
り出した小尾根状を回り込み、滝身の直近のルンゼ上部のガレへ出て、落ち口にトラバースするというものだ。
ここは何回通過しただろう。小尾根を回り込む最初の一歩が少し勇気の要るところだが、後はどうということもなく最短
コースで落ち口へ出ることができる。
 大滝の上には5mの斜瀑が続き、その間の河原もまた私の大好きな場所のひとつである。
ここでザックを降ろし、右岸の巻き道を見に行った。いつも見ることがなかった右岸側からの大滝の横顔を拝ませて頂く。
反対から眺める大滝もなかなかいい。

[attachment=3]P1110471_1.JPG[/attachment]
 奧山谷手前のゴルジュが本谷前半の最後のポイントだ。最狭部では1mばかりに両岸が迫るゴルジュの突き当りに
は3mのチョックストン滝が行く手を阻む。
いつものように右から取り付くが、何か違うような気がした。岩壁の間に挟まった頭大の石を両手で掴んで強引に体を
引き上げる。そこから反転して左の滝頭へ抜けるには背中のザックが邪魔だ。手を伸ばしてザックを先に落ち口の岩
の上に置く。転げ落ちたら取りに行くこともできない。続いて自分を置きに行くが、ホールドが安定しているので不安は
ない。滝壺の方へ体を投げ出すような姿勢を強いられるので少しむず痒い。
それにしてもこれまでもっと簡単に登ってたような気がしたのだが・・・

[attachment=2]P1110482_1.JPG[/attachment]
 枯れ木1本だけとなった橋の残骸が架かる奧山谷が左から合する。右の本谷は深い釜の2m滝。腹まで浸かって左
からへつり、滝の上に上がればS字状の美しいナメ。ここもお気に入りのポイントだ。

 ここからしばらくは平流となり変化に乏しいが、その代わり両岸の樹林が実に美しい。
8m滝を気持ちよく登れば鉄砲谷の出合となる。奥には4段20mほどの連瀑が覗いてる。
この滝も快適に直登できて楽しいところだ。ただ、鉄砲谷はこの滝だけで終わってしまうのが少し惜しい。
 やや流倒木が目立ち始めた。流木が滝身にもたれかかる7m斜瀑、倒木の橋を渡って進むナメ滝等、流倒木がらみ
の滝が続く。

[attachment=1]P1110519_1.JPG[/attachment]
 国見山直登沢の出合はあまり食指の動く雰囲気ではない。その奥に連瀑帯と30m大滝があるとは思えない渓相で
ある。
記憶もほとんど遥か彼方の本谷を進む。厳密に言えば数年前の冬、北の馬駈場からこのあたりへ下りて来て、対岸の
斜面を国見の方へ登ったことがあるので、ピンポイントの記憶はある。

 このあたりまで来ると、流れそのものの変化はほとんどない。美しい樹林の中に細く穏やかな流れがあるだけだ。
出発時には青かった空も中盤から曇り空に変わり、今ではブナ林をガスが包むようになってしまった。
しかしそれも一興。今日は展望を楽しみに来たわけではない。涼しくて却って好都合である。それに霧はブナによく似
合うのだ。

 谷のツメらしい急登もなく、いつの間にか水が切れ谷の形を失うと馬駈辻の登山道が目の前にあった。
木屋谷川本谷の最大の美点はツメの楽なことかもしれない。
 手っ取り早く下山するなら北回りだが、ここはせめて国見山の頂上でも踏んで行こう。
右手の奈良県側は植林がちなのでいただけないが、左だけ向いていれば素敵なブナ林を楽しめる。
 ガスのおかげでヒートアップすることなく山頂に到達。誰もいない。日陰のない山頂の広場も今日は日差しに苛まれ
ることもない。イスにするのにおあつらえ向きの岩が点在しているのでランチには持ってこいである。
もちろん晴れていれば南東ピークのブナ林へ逃げ込むことは言うまでもない。

 そのうち降るだろうと思っていた雨がポツポツと来始めた。それを潮に店仕舞いとする。
下山は水無山の北東尾根か。南東ピークからボンサイ平へ下りて鉄砲谷をまたいで北東尾根に乗り直すというのもい
いだろう。
 歩いていると雨が強くなってきた。これなら水無山へ一直線だと思っていたら、どうも様子がおかしい。
ブナ林が広がっているはずの左側に杉林がある。そうこうしているうちに標識が現れた。進行方向に赤ゾレ山の表示が
ある。こんなところにわざわざ違う標識を持って来るとは、イタズラにもほどがあると思っていたら広々とした草原に出た。
これは馬駈場ではないか。
南東に進んでいると思っていたら真逆にさっき来た道を戻っていたのだ。考えられない失態である。
しょんぼりしながら国見山へ再び登り返す。山頂から水無山~明神平へはどう考えても迷いようのないハッキリした道が
伸びている。道だけを意識していれば間違うはずもないのだが、登山道を外して歩くのがあたり前になっているが故の
大きな勘違いだった。

 雨もほとんど止んだので、南東ピークからボンサイ平への尾根に入った。この斜面のブナ林は実に素晴らしい。
霧の中から浮かび上がるブナ達の姿が幻想的な世界を醸し出す。

[attachment=0]P1110577_1.JPG[/attachment]
ボンサイ平から鉄砲谷左岸尾根に入り、途中で谷をまたいで右隣の尾根に乗り換えた。確かこの尾根に御神木があ
ったはずだ。

 国見山頂までまったく気にならなかった虫が雲霞の如く飛び回り始めた。止まると余計に襲撃を受けるので休むのも
ままならない。鉄砲谷の源流部も実にいい雰囲気を持っているのだが、じっくり眺めることもできなかった。
水無山北東尾根へトラバースしながら乗ろうと思ったが、結局最後は直上。これまた素晴らしい樹林の北東尾根も久し
振りだ。この一帯はブナ、ミズナラ、ヒメシャラ、トチに加えてカエデも多いので、秋に来れば華やかな光景に出会える
だろう。

 ノンストップでワサビ谷まで来ると、やっと虫の攻撃も収まった。冷たい流れで顔を洗う。ああ、気持ちいい。
通い慣れた山道を飛ばして万才橋に着く頃には再び日差しが戻っていた。

                      
                                山日和
 
添付ファイル
P1110577_1.JPG
P1110519_1.JPG
P1110482_1.JPG
P1110471_1.JPG
P1110464_1_1.JPG
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by たんぽぽ »

山日和さん、こんばんは。

倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。

レンズが落ちてくれてよかったじゃないですか。
もしもレンズが目玉に食い込んでしまったらえらいことでしたよ。

水の中でレンズを探すほど困難なことはない。昨日、そろそろメガネを買い換えようと家で話していたのが悪かったのか。
そりゃあ、レンズにも魂ってもんがありますからね。

レンズくんさよな~ら♪ さよ~ならレ~ンズくん♪
ぽぽんたのカメラもどこにいるのでしょうか。
お互い日本経済には微力ながら貢献しているようですね。

 谷は突然円形のホールのような空間で行き止まりとなった。大滝の登場である。
大滝と言っても10mばかりの滝だが、2条に分かれて落ちるその美しい姿と、取り囲む高い岩壁とが形作る風景は、キ
リッと引き締まった気持ちにさせてくれる。

レンズのはまったメガネをかけていても錯覚をおこすようなシンメトリックな滝がいいですね。
どこにあるんやろ。

山のことはわかりまへんけどお疲れさまでした。 

                               国見山ってどこかで聞き覚えのあるぽぽんた
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

zippさんの登った20m?滝
zippさんの登った20m?滝
山日和さん、こんばんわ~。

【山 域】台高北部 国見山周辺

ようこそ台高へ。

その中で本谷は、10数年前に一度行ったきりで記憶も薄らいでいる。

?? 私をヤブネットに誘って頂いてからは、辿っていなかったのですか?

千秋林道は、未舗装部に入るとまるで嫌がらせのように大きなギャップが連続していた。

はい。グーも嫌がらせだと思っています。千秋社さん撤退前の置き土産ですね。

倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。

う~~ん。 山日和さんにも寄る年波はやって来ていますか。

滝を登ること自体よりも、渓谷の造形の妙を楽しむ気持ちの方が強くなったのだ。

んだ んだ!! 我が意を得たり!!

今では気軽に登れる10m内外の滝が多くある方が楽しい。

それでも10mですか。グーには3mほどの階段がいいです。

山日和御用達のルートは右岸のガレを上がって滝壺の方へ張り出した小尾根状を回り込み、
小尾根を回り込む最初の一歩が少し勇気の要るところだが、


はい。ここに足が出ませんでした。エンエンと高巻きしました。

奧山谷手前のゴルジュの突き当りには3mのチョックストン滝が行く手を阻む。

私がロープをかけた流木は流れ去ってしまいましたね。
ここは頭がつかえて、動きが取れないので、グー苦手なんです。

それにしてもこれまでもっと簡単に登ってたような気がしたのだが・・・

う~~ん。 山日和さんにも寄る年波はやって来ていますか。(コピペ)

ブナ林をガスが包むようになってしまった。霧はブナによく似合うのだ。

です。 です。

歩いていると、どうも様子がおかしい。
南東に進んでいると思っていたら真逆にさっき来た道を戻っていたのだ。


?? ちょっとアルツの検査をしてもらった方がいいのではないでしょうか?

しょんぼりしながら国見山へ再び登り返す。

いっそ、登り返さずにそのままトラバースすればいいのに。

ボンサイ平から鉄砲谷左岸尾根に入り、途中で谷をまたいで右隣の尾根に乗り換えた。確かこの尾根に御神木があったはずだ。

盆栽平まで下ったのでしたら、たぶん御神木からは100mは下っていると思いますよ。


次の台高は、水量の多い時期に千石谷から喜平小屋谷へどうぞ。
zippさんのレポの喜平小屋谷中俣のスダレ滝~大滝は登りガイがあると思いますよ。


                            グー(伊勢山上住人)
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

たんぽぽさん、どうもです。

レンズが落ちてくれてよかったじゃないですか。
もしもレンズが目玉に食い込んでしまったらえらいことでしたよ。


その代わり、フレームが食い込んで大事なお顔にキズがついてしまいました。(^_^;)

そりゃあ、レンズにも魂ってもんがありますからね。

捨てようと思ったら急に動き出すドライヤーとかね。

レンズくんさよな~ら♪ さよ~ならレ~ンズくん♪
ぽぽんたのカメラもどこにいるのでしょうか。
お互い日本経済には微力ながら貢献しているようですね。


と言うことは、たんぽぽさんカメラ新調した?
私もメガネ新調しましたよ。オール込みで3330円だけど。これじゃ日本経済に貢献できんわねえ。(^^ゞ

レンズのはまったメガネをかけていても錯覚をおこすようなシンメトリックな滝がいいですね。
どこにあるんやろ。


超然とした美しさを感じる滝です。この滝を見るだけなら車から1時間もかかりません。 

国見山ってどこかで聞き覚えのあるぽぽんた

白山北方じゃないよーん。

                     山日和

大滝上のナメ滝
大滝上のナメ滝
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通風山
管理人
記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 通風山 »

山日和さん、こんばんは。
台高はよくわからないので、レスできません。すいません。
気になったのは、
アレレ?めがねかけてましたっけ?
沢のときはめがねバンド必携ですよ。

  つう
通風山
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

グーさん、どうもです。

?? 私をヤブネットに誘って頂いてからは、辿っていなかったのですか?

国見山直登沢から上流が超久し振りだったんですよ。そこから下は何回行ってます。

はい。グーも嫌がらせだと思っています。千秋社さん撤退前の置き土産ですね。

行きはギャップの先が見えず不安。帰りはアゴを打ちそうになるで、普通の乗用車なら無傷では走れないでしょう。

う~~ん。 山日和さんにも寄る年波はやって来ていますか。

これは年のせいではなくて、足を置いたところが悪かったんです。木の上に足を置く時はよく確かめてからといつも意識
してるのに、懲りずにやってしまいました。

>滝を登ること自体よりも、渓谷の造形の妙を楽しむ気持ちの方が強くなったのだ。

んだ んだ!! 我が意を得たり!!


ですよねー。これは寄る年波のせいか。

それでも10mですか。グーには3mほどの階段がいいです。

その割に恐いとこ登ってるじゃないですか。とにかく「階段状」ってのが楽しくていいですね。

はい。ここに足が出ませんでした。エンエンと高巻きしました。

グーさんは左岸の高みへ追い上げられたんだっけ?

[attachment=1]P1110473_1.JPG[/attachment]
私がロープをかけた流木は流れ去ってしまいましたね。
ここは頭がつかえて、動きが取れないので、グー苦手なんです。


長身のグーさんだと身動きできんやろねえ。ここは体が小さい方が有利かも。

う~~ん。 山日和さんにも寄る年波はやって来ていますか。(コピペ)

うーん、否定できない・・・・

>ブナ林をガスが包むようになってしまった。霧はブナによく似合うのだ。

です。 です。


ブナ林んいいところは天気が悪くても楽しめるとこですよね。展望だけが売り物だとガッカリするだけですが。

[attachment=0]P1110573_1.JPG[/attachment]
?? ちょっとアルツの検査をしてもらった方がいいのではないでしょうか?

初めてグーさんに会った時を思い出します。(^_^;)

いっそ、登り返さずにそのままトラバースすればいいのに。

そこが律義なところで・・・

盆栽平まで下ったのでしたら、たぶん御神木からは100mは下っていると思いますよ。

そう思いました。最初からそっちへ行けばよかったかもですが、間の谷もいい雰囲気だったのでオーライです。

次の台高は、水量の多い時期に千石谷から喜平小屋谷へどうぞ。
zippさんのレポの喜平小屋谷中俣のスダレ滝~大滝は登りガイがあると思いますよ。


いずれは行かないとアカンみたいですねえ。ひょっとしたら5人ぐらい鉢合わせしたりして。(^^♪

                       山日和


                            
添付ファイル
霧にむせぶ
霧にむせぶ
大滝上のオアシス
大滝上のオアシス
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

 木屋谷川。台高北部では最も手軽に楽しめる沢だ。その中で本谷は、10数年前に一度行ったきりで記憶も薄らいでいる。

木屋谷川はいい谷ですね。
ワシも以前は毎年1回は行ってたんですが、千秋社のややこしい看板が立ち出してからは、ご無沙汰です。

 木屋谷川沿いの千秋林道は、未舗装部に入るとまるで嫌がらせのように大きなギャップが連続していた。ノーマルの車では腹打ち必至だろう。

ここは、タイヤ径の大きい車が勝ちですね。

 倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。


おやおや、いきなり「なんてこったい!」ですね。
ワシも最近、なんでもないところでバランス崩しかけて、オットットット、よいよいよいよい……と踊ってみたりします。

水の中でレンズを探すほど困難なことはない。昨日、そろそろメガネを買い換えようと家で話していたのが悪かったのか。
幸いメガネなしで歩けないほど目が悪くないので、さほど不自由はしない。しかし幸先の悪いスタートである。


ワシ、最近、近視が少し良くなってきたのです。
それと引き換えに、老眼が進んできましたけど。
全体では、ちゃんとバランスがとれてるんですね。

そこから次々と美しいナメ滝が続いた。滑らかな岩を噛んで迸る流れに足を浸して、一歩一歩確かめるように上流へ足
を運ぶのは無上の喜びだ。


いい感じですね。

最近は厳しい滝の登攀からは心が離れてしまった。滝を登ること自体よりも、渓谷の造形の妙を楽しむ気持ちの方が
強くなったのだ。若い頃は30mクラスの滝があるかどうかが沢を選ぶ基準だったような時もあったが、今では気軽に登
れる10m内外の滝が多くある方が楽しい。もちろん滑るように流れ落ちるナメ滝も大好物である。


昔は、山日和さんにあちこち連れていってもらいましたが、今は、怖いのはもうダメですね。
お気楽なチンタラ沢遊びがいいですよ。
でも、細尾沢や小黒川なんか思い出すと、
怖い目や苦労したあとに出逢う天上の楽園のあの味も、やはり忘れられないものがありますけどね。

 谷は突然円形のホールのような空間で行き止まりとなった。大滝の登場である。
大滝と言っても10mばかりの滝だが、2条に分かれて落ちるその美しい姿と、取り囲む高い岩壁とが形作る風景は、キ
リッと引き締まった気持ちにさせてくれる。
ここは通常トラロープの張られた右岸から巻くようだが、山日和御用達のルートは右岸のガレを上がって滝壺の方へ張
り出した小尾根状を回り込み、滝身の直近のルンゼ上部のガレへ出て、落ち口にトラバースするというものだ。
ここは何回通過しただろう。小尾根を回り込む最初の一歩が少し勇気の要るところだが、後はどうということもなく最短
コースで落ち口へ出ることができる。


山日和さん御用達ルートは「左岸」のタイプミスですね。
ワシもここは左岸派です。
一見、行けないのでは……と思わせるグズグズ斜面を登ると、落ち口の上部へ続くバンドがちゃんと現れる、ここ好きです。

 奧山谷手前のゴルジュが本谷前半の最後のポイントだ。最狭部では1mばかりに両岸が迫るゴルジュの突き当りに
は3mのチョックストン滝が行く手を阻む。


ここは、初回にてこずりました。
一人でいくときは、あっさりと、すぐ上の登山道へ上がります。

 谷のツメらしい急登もなく、いつの間にか水が切れ谷の形を失うと馬駈辻の登山道が目の前にあった。

初めてここに来たとき、こんなに美しい樹林の詰めがあるんだなあ……と、うっとりしました。
すばらしいところです。

 歩いていると雨が強くなってきた。これなら水無山へ一直線だと思っていたら、どうも様子がおかしい。
南東に進んでいると思っていたら真逆にさっき来た道を戻っていたのだ。考えられない失態である。


なんとも、珍しい失態ですね。
いやいや、これからこんなことが多くなってくるのかもよ。

 しょんぼりしながら国見山へ再び登り返す。
 雨もほとんど止んだので、南東ピークからボンサイ平への尾根に入った。この斜面のブナ林は実に素晴らしい。
霧の中から浮かび上がるブナ達の姿が幻想的な世界を醸し出す。


グーさんも言ってたけど、
登り返しじゃなくて北斜面トラバースで、国見公園プロムナードを満喫してボンサイ平へ出るのもよかったんじゃないですか。

 国見山頂までまったく気にならなかった虫が雲霞の如く飛び回り始めた。止まると余計に襲撃を受けるので休むのも
ままならない。鉄砲谷の源流部も実にいい雰囲気を持っているのだが、じっくり眺めることもできなかった。


これは、気温と天候の関係ですかね。

 ノンストップでワサビ谷まで来ると、やっと虫の攻撃も収まった。冷たい流れで顔を洗う。ああ、気持ちいい。
通い慣れた山道を飛ばして万才橋に着く頃には再び日差しが戻っていた。


いい一日でしたね。
よい山旅を!
                                   洞吹(どうすい)
nori
記事: 2
登録日時: 2011年8月19日(金) 22:19

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by nori »

こんにちわ初めまして一般登山道専門の単独行のnori と申します。
山日和さんのように登山道を離れ地図を読み自由に山を歩き廻れる様になるのが目標です台高、大峰が1番のお気に入りで
ここの研究をしようと思ってます山日和さんは独学でここまできはったのですか?ちなみに僕も弥山川でメガネを落とした時わは
メチャメチャあせりました!又山行報告楽しみにしています。
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。

どうも自宅③はモバイルでネットに繋いでるので、不安定で、resが飛んでしまいました。


通い慣れたる万才橋そして木屋谷川でしたか。

1回しか溯ってませんが、穏やかで楽しませてくれる谷の印象です。

倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。


踏みとどまる身体能力は流石でんがなぁ。



水の中でレンズを探すほど困難なことはない。昨日、そろそろメガネを買い換えようと家で話していたのが悪かったのか。
幸いメガネなしで歩けないほど目が悪くないので、さほど不自由はしない。しかし幸先の悪いスタートである。


イヤ、厄払いが出来て、エエ1日になるはずですわ。


最近は厳しい滝の登攀からは心が離れてしまった。滝を登ること自体よりも、渓谷の造形の妙を楽しむ気持ちの方が
強くなったのだ。若い頃は30mクラスの滝があるかどうかが沢を選ぶ基準だったような時もあったが、今では気軽に登
れる10m内外の滝が多くある方が楽しい。もちろん滑るように流れ落ちるナメ滝も大好物である。



その気持ち、よ~くわかりまっせ~。

しかし、もいちど 復活夢見てます。

 谷は突然円形のホールのような空間で行き止まりとなった。大滝の登場である。
大滝と言っても10mばかりの滝だが、2条に分かれて落ちるその美しい姿と、取り囲む高い岩壁とが形作る風景は、キ
リッと引き締まった気持ちにさせてくれる。



そうそう その意気で貫井谷でっせ~。


水無山北東尾根へトラバースしながら乗ろうと思ったが、結局最後は直上。これまた素晴らしい樹林の北東尾根も久し
振りだ。この一帯はブナ、ミズナラ、ヒメシャラ、トチに加えてカエデも多いので、秋に来れば華やかな光景に出会える
だろう。



今年は温存せざるを得ませんが、近い将来楽しみたいもんです。


    では また 比良の谷で

SHIGEKI
添付ファイル
P1010439.jpg
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

通さん、どうもです。

台高はよくわからないので、レスできません。すいません。

いえいえ。でもグーツアーであの辺行ったんじゃなかった?

気になったのは、
アレレ?めがねかけてましたっけ?
沢のときはめがねバンド必携ですよ。


普段はかけてないんです。早朝や夕方以降(もちろん闇下時も)、樹林帯や沢の中etc.、要するに薄暗いところでは
見えにくいのでかけてます。特に沢でルートを探るために必携ですね。
でもなくても普通に歩けます。
以前、1年間で4個なくしたことありました。ほとんどが置き忘れ。普段してないから、かけてなくても違和感ないんですよね。
かけてると近くが見ずらいので休憩時に外す。その辺へ置いて、ついそのまま出発してしまうというパターンですわ。
今回はレンズだけが飛んで行ったので、バンドしてても関係なかったですね。(^^ゞ

                         山日和
添付ファイル
ボンサイ平付近
ボンサイ平付近
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

木屋谷川はいい谷ですね。
ワシも以前は毎年1回は行ってたんですが、千秋社のややこしい看板が立ち出してからは、ご無沙汰です。


まあ、そんなに気にすることもないのでは。

ここは、タイヤ径の大きい車が勝ちですね。

そうかも。でもGTRやZでは無理ですよ。

おやおや、いきなり「なんてこったい!」ですね。

いやはや、情けない限りで・・・

ワシ、最近、近視が少し良くなってきたのです。
それと引き換えに、老眼が進んできましたけど。
全体では、ちゃんとバランスがとれてるんですね。


なるほど。プラスがあればマイナスもあるというわけですね。
私は両方進んできたような気が・・・

昔は、山日和さんにあちこち連れていってもらいましたが、今は、怖いのはもうダメですね。
お気楽なチンタラ沢遊びがいいですよ。


火吹谷や東ノ川や八木尾谷や、あっちこっち行きましたねえ。昔は結構気合い入ってましたけど、いつからか「マクド」宣言
してましたね。(^^ゞ

[attachment=3]P1110431_1.JPG[/attachment]
でも、細尾沢や小黒川なんか思い出すと、
怖い目や苦労したあとに出逢う天上の楽園のあの味も、やはり忘れられないものがありますけどね。


あれはよかったですねえ。でもあのグレードならまだ行けるのでは?
細尾大滝は右から巻く方が簡単だったみたいですよ。

[attachment=0]天国への階段3_1.JPG[/attachment]
山日和さん御用達ルートは「左岸」のタイプミスですね。
ワシもここは左岸派です。
一見、行けないのでは……と思わせるグズグズ斜面を登ると、落ち口の上部へ続くバンドがちゃんと現れる、ここ好きです。


こりゃ失礼。zippさんも私へのレス返で同じミスしてますね。(^^)

ここは、初回にてこずりました。
一人でいくときは、あっさりと、すぐ上の登山道へ上がります。


自分ではここを巻くようになったら年貢の納め時かなと思います。

[attachment=2]P1110485_1.JPG[/attachment]
初めてここに来たとき、こんなに美しい樹林の詰めがあるんだなあ……と、うっとりしました。
すばらしいところです。


台高・大峰ではほとんどの場合、ツメは強烈な傾斜ですからね。滝川みたいなやさしい谷でも最後はヒーコラだし。
まあまあやさしいのは下多古のツメぐらいかな。あっ、奥ノ平は文字通り平らです。(^^ゞ

[attachment=1]P1110554_1.JPG[/attachment]
なんとも、珍しい失態ですね。
いやいや、これからこんなことが多くなってくるのかもよ。


歩き慣れたとこだと思って確認もせずに進むとこの有様です。決してアルツではありません。

グーさんも言ってたけど、
登り返しじゃなくて北斜面トラバースで、国見公園プロムナードを満喫してボンサイ平へ出るのもよかったんじゃないですか。


そうなんですけどね。どこでどう間違えたのか確かめずにはいられなかったんです。

これは、気温と天候の関係ですかね。

これにはびっくりしました。今日も快適やなあと思ってたのに、ある時点からワンサカ飛び回り出しましたからね。
わりばしさんやTWさんのレポが納得できました。

いい一日でしたね。

よかったのかどうなのか、微妙なところですが・・・・
まあ、沢へのモチが少し回復したみたいだからよかったのかも。

                            山日和
   
添付ファイル
懐かしの細尾沢 天国への階段
懐かしの細尾沢 天国への階段
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緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 緑水 »

山日和さんおはようございます、秋虫が鳴いてる世、季節の変わり目か。
お湿りが来てくれてダイコンの種まきしようですわ。

山日和 さんが書きました:【日 付】2011年8月16日(火)
【山 域】台高北部 国見山周辺
【天 候】晴れのち曇り一時雨
【コース】万才橋7:35---8:18ワサビ谷---9:10奥山谷---10:59馬駈辻---11:23国見山12:49---13:27鉄砲谷
     ---14:03奥山谷---14:41万才橋


盆の16日は地獄の釜のふたが開く日と子供のころ親から聞いてた。
水遊びはするなの戒めだったのかな。天竜下りで大変な事故がおきましたね、人慣れると安全が疎かになるフローベスト着せろは後の祭りだよなあ。

倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。


エライコッチャがな、ガラスが割れなくて良かったですね。
緑ちゃんサンデー散歩さすとき時間が無いとカブで走らせよったです、20kmスピードでね。
急に前輪横切り頭から落ちてメガネで顔面切って血だらけで帰ったことあるしスキーで顔面から突っ込みメガネが顔に食い込んだ。
めがねのこと忘れてるからなあ、気をつけねばですね。

最近は厳しい滝の登攀からは心が離れてしまった。滝を登ること自体よりも、渓谷の造形の妙を楽しむ気持ちの方が
強くなったのだ。若い頃は30mクラスの滝があるかどうかが沢を選ぶ基準だったような時もあったが、今では気軽に登
れる10m内外の滝が多くある方が楽しい。もちろん滑るように流れ落ちるナメ滝も大好物である。


力技から脳技、心技へと変わって行きますもんね。同じもの見てても受けるのは変わって行きますなあ。

 谷は突然円形のホールのような空間で行き止まりとなった。大滝の登場である。
大滝と言っても10mばかりの滝だが、2条に分かれて落ちるその美しい姿と、取り囲む高い岩壁とが形作る風景は、キ
リッと引き締まった気持ちにさせてくれる。


寂の中に動あり、滝は霊験なき持ちにさせてくれますよ。

滝壺の方へ体を投げ出すような姿勢を強いられるので少しむず痒い。
それにしてもこれまでもっと簡単に登ってたような気がしたのだが・・・


この程度の荷なんて楽に担げたのに、この位のコース駆け抜けたのにができなくなってる。
でもユックリはいろんなものが見えてきますよね。巧くできてるんですよ身体って。

記憶もほとんど遥か彼方の本谷を進む。厳密に言えば数年前の冬、北の馬駈場からこのあたりへ下りて来て、対岸の
斜面を国見の方へ登ったことがあるので、ピンポイントの記憶はある。


前に歩いた所、もう一度訪ねようは好いですよ。そんなところいっぱい持ってるいい財産だ思います。

  歩いていると雨が強くなってきた。これなら水無山へ一直線だと思っていたら、どうも様子がおかしい。
ブナ林が広がっているはずの左側に杉林がある。そうこうしているうちに標識が現れた。進行方向に赤ゾレ山の表示が
ある。こんなところにわざわざ違う標識を持って来るとは、イタズラにもほどがあると思っていたら広々とした草原に出た。
これは馬駈場ではないか。
南東に進んでいると思っていたら真逆にさっき来た道を戻っていたのだ。考えられない失態である。


アレマア、アルツ症状ですか。感も鈍ればウッカリもある、ナニをザックに入れたのかも判らんようになってきますよ。

冷たい流れで顔を洗う。ああ、気持ちいい。
通い慣れた山道を飛ばして万才橋に着く頃には再び日差しが戻っていた。


山日和さんの分は美文ダモンな、それに惑わされてなんど後追いしたことか。
元気で歩いてもらワナ困るよ緑ちゃんとしてわ、ヤブの大将なんだからサ。

[attachment=0]帰りは曇り.JPG[/attachment]

季節に合わせて遊ぼうですら :roll:

                     ~ボケのきてる  緑ちゃんより

                      
                               
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● 餓鬼の田はワタスゲかな、秋はモウスグそこまできてるよ
● 餓鬼の田はワタスゲかな、秋はモウスグそこまできてるよ
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by ふ~さん »

山日和さん、おはようございます。

三日間の出張から戻ったら、新しいヤブトピが一杯で、嬉しい思いです(^^)

いつものように万才橋の左岸側から少し踏み跡を辿って、大木と大岩が目立つ河原に来ればそこが入渓点だ。
倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。


そう言えば、二年前に中央アルプスの衛星峰=西山(2517m)をめざしてやぶこぎしていて、よく似た失敗をしてしまいました。

ハイマツの空中戦の終盤、ハイマツから草付きに渡るフィニッシュに油断して、ひねりを加えながらメガネから重力落下(>_<)

メガネのフレームがぐにゃり曲がったことがあるんです。そのメガネを恐る恐るかけて見ると、世界までぐにゃりと曲がって見えました。何とかフレームを修復して復帰しましたが(^_^;)

水の中でレンズを探すほど困難なことはない。昨日、そろそろメガネを買い換えようと家で話していたのが悪かったのか。
幸いメガネなしで歩けないほど目が悪くないので、さほど不自由はしない。しかし幸先の悪いスタートである。


私も同じ失敗を昨年したんですよ。

鈴鹿の沢に子供を連れて行って、娘を滝の上に押しあげようとしていて、悲劇が・・・

娘が滝を登れず、私の上にずり落ちてきて、私の顔面にヒット。その瞬間、私のメガネが流出(T_T)

高い買い物になりました。

それにしてもこれまでもっと簡単に登ってたような気がしたのだが・・・


こんな経験は私にもよくありますよ

それにしても、この谷には素晴らしい滝が一杯詰まってますね。

メガネよさらば 


そう言えば、いつだったか、ストックよさらば・・・というのもありましたね。カメラよさらば、という方もお見えですし、次は何かな?

アルツよさらば、ならいいんだけど。(^_^;)

 ふ~さん
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

noriさん、こんにちは。はじめましてデス。

山日和さんのように登山道を離れ地図を読み自由に山を歩き廻れる様になるのが目標です台高、大峰が1番のお気に入りで
ここの研究をしようと思ってます山日和さんは独学でここまできはったのですか?


自由にかどうかはわかりませんが、高校時代に山岳部に入ってた以外は独学?です。
今のようにインターネットでなんでも情報が手に入るわけでもなかったので、とにかくいろんな本や資料を読みあさりました。
ガイドブック以外の山の本を読むのも大事ですよ。それから毎日地図を眺めることですね。
おかげで関西~中部地方の山の位置関係はだいたい頭に入っています。山座同定する時に役に立ちますよ。
もちろん大きな地図を眺めるだけではなく、地形図で面白そうなところを探すのも楽しみのひとつですが、面白そうと感じられる
かどうかは踏んだ場数が大きい要素になります。
バリルートと言えども、今はネットで膨大な情報を入手できますから、それを参考に(頼り切らずに)歩かれるといいのではない
でしょうか。
台高・大峰はとても魅力的な山域ですが、本当の魅力を知るためには谷へ入らざるを得なくなります。そうすると単独では危険を
伴うことが多いので、パーティーで入山する方が安全ですね。
台高・大峰以外にも素晴らしい山がたくさんありますので引き出しを増やしていけば楽しみもまた増えていくと思います。

ちなみに僕も弥山川でメガネを落とした時わは
メチャメチャあせりました!又山行報告楽しみにしています。


今のメガネは珍しく3年持っていたので、もう失くすことはないだろうと思ってました。今回は失くしたわけではありませんが。
そう言っていただけると励みになります。noriさんもぜひレポアップしてみて下さいね。

                          山日和

P1110493_1.JPG
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、どうもです。

どうも自宅③はモバイルでネットに繋いでるので、不安定で、resが飛んでしまいました。

おおっ、今回は自宅③ですか。自宅④ではどうです?

通い慣れたる万才橋そして木屋谷川でしたか。

1回しか溯ってませんが、穏やかで楽しませてくれる谷の印象です。


気楽に行けるんで、行き先に困ったらここですわ。

踏みとどまる身体能力は流石でんがなぁ。

その手前で踏みとどまれんところがなんとも・・・
石ではなくレンズが流れてしまいました。(^^ゞ

[attachment=0]P1110483_1.JPG[/attachment]
イヤ、厄払いが出来て、エエ1日になるはずですわ。

SHIGEKIさんはオポチュニストですねえ。とっても前向きな姿勢がステキです。

その気持ち、よ~くわかりまっせ~。

しかし、もいちど 復活夢見てます。


おー、やる気ですねえ。カムバック賞狙って下さい。

そうそう その意気で貫井谷でっせ~。

そう来ましたか~。行きますか、10年振りに。

今年は温存せざるを得ませんが、近い将来楽しみたいもんです。

もうちょっとのガマンなんでしょ。その時が楽しみですね。

               山日和


 
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

緑水さん、どうもです。

山日和さんおはようございます、秋虫が鳴いてる世、季節の変わり目か。
お湿りが来てくれてダイコンの種まきしようですわ。


今週はどうもお休みくさいです。

[attachment=0]P1110402.jpg1_1.jpg[/attachment]
盆の16日は地獄の釜のふたが開く日と子供のころ親から聞いてた。
水遊びはするなの戒めだったのかな。天竜下りで大変な事故がおきましたね、人慣れると安全が疎かになるフローベスト着せろは後の祭りだよなあ。


メガネもそのせいでしょうかね? しかし対策はいつも事故の後ですねえ。国民性でしょうか。

エライコッチャがな、ガラスが割れなくて良かったですね。

まともに顔打たなかったんでよかったですわ。反射神経の残滓で救われました。(^^)

力技から脳技、心技へと変わって行きますもんね。同じもの見てても受けるのは変わって行きますなあ。

まだ老けこむには早いんですけど、やる気の衰えはどうしようもないですね。

寂の中に動あり、滝は霊験なき持ちにさせてくれますよ。

滝の姿と同様に滝を取り囲む状況も大事な要素ですね。

[attachment=1]P1110468_1.JPG[/attachment]
この程度の荷なんて楽に担げたのに、この位のコース駆け抜けたのにができなくなってる。

そうなんですよね。死んだ子の年数えてもしょうがないんですけど、頭の中だけは昔のままで・・・(^_^;)

アレマア、アルツ症状ですか。感も鈍ればウッカリもある、ナニをザックに入れたのかも判らんようになってきますよ。

思いこみは恐いですわ。何を考えてたんでしょうね。

山日和さんの分は美文ダモンな、それに惑わされてなんど後追いしたことか。

惑わされてって、だましたみたいじゃないですか。(^^ゞ たまには針小棒大もありますが・・・

元気で歩いてもらワナ困るよ緑ちゃんとしてわ、ヤブの大将なんだからサ。

ありがとうございます。また気合い入れ直しますわ。

                         山日和
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クリーンエネルギー
クリーンエネルギー
大滝の上から
大滝の上から
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもです。

三日間の出張から戻ったら、新しいヤブトピが一杯で、嬉しい思いです(^^)

出張って仕事?

そう言えば、二年前に中央アルプスの衛星峰=西山(2517m)をめざしてやぶこぎしていて、よく似た失敗をしてしまいました。

ハイマツの空中戦の終盤、ハイマツから草付きに渡るフィニッシュに油断して、ひねりを加えながらメガネから重力落下(>_<)

メガネのフレームがぐにゃり曲がったことがあるんです。そのメガネを恐る恐るかけて見ると、世界までぐにゃりと曲がって見えました。何とかフレームを修復して復帰しましたが(^_^;)


そう言えば、わけのわからんことやってましたねえ。この人とお近づきにになったら自分がヤバいと思いました。(^^ゞ

私も同じ失敗を昨年したんですよ。

鈴鹿の沢に子供を連れて行って、娘を滝の上に押しあげようとしていて、悲劇が・・・

娘が滝を登れず、私の上にずり落ちてきて、私の顔面にヒット。その瞬間、私のメガネが流出(T_T)

高い買い物になりました。


去年言ってましたね。山へ持って行くのは安いメガネに限ります。

こんな経験は私にもよくありますよ
それにしても、この谷には素晴らしい滝が一杯詰まってますね。


これが「経年劣化」ってヤツなんでしょう。頭の中だけは昔のまま。(^_^;)
滝の写真は角度次第で化けますし、谷では変なところは写さないですからね。
先月行った姉川の矢谷~大長谷なんてその最たるものでした。

[attachment=1]P1110453_1.JPG[/attachment]
[attachment=0]P1110458_1.JPG[/attachment]
そう言えば、いつだったか、ストックよさらば・・・というのもありましたね。カメラよさらば、という方もお見えですし、次は何かな?アルツよさらば、ならいいんだけど。(^_^;)

「人生よさらば」にならないよう気を付けましょう。お互いに。\(^o^)/

                      山日和

 ふ~さん[/color][/quote]
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P1110458_1.JPG
P1110453_1.JPG
nori
記事: 2
登録日時: 2011年8月19日(金) 22:19

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by nori »

さっそくの返信ありがとうごさいます。
やはり、台高・大峰は沢ですか?
沢登なら、パーティ組まなきゃいけませんな。
今ホームグラウンドは、金剛山なんですが、簡単な沢なら良く行くんです。
例えば、丸滝谷や高天谷などは一人で楽しく登っております。
このレポのような、木屋谷や良く行かれてる?地蔵谷などから、稜線へ詰めあがるような登山をするには、やはり地図を読めることですね。
月末に和佐又でテント張って大普賢に行きます。
又、バリエーションルートの報告楽しみに見させてもらいます。
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by biwaco »

導師サマ、こんにちは。
あれ以来、今月は音無しくしております。
今週あたり…とイロケも頭をもたげてきましたが、あいにくの天候不順であっさり断念。
まあ、いつでもOKの身の上なれば、しっかり修養を積んでからでもいいか?と割り切っております。
と言いながら、こんなレポを読めば、またまたイケナイ触手が…(@_@;)

万歳橋の横に車停めて檜塚奥峰へ行ったときは右岸の雪道でした。
夏はやっぱり沢通しが気持ちエーやろね…(-。-)y-゜゜゜
しかし…大きな滝があるとしたら、爺一人じゃ行けんでしょうねえ~(@_@;)

倒木を乗り越えようと踏み出した足元の木が外れて、顔面から河原に落ちて行く。すんでのところで踏みとどまったが、
メガネが顔に食い込んで、レンズが片方落ちてしまった。
水の中でレンズを探すほど困難なことはない。昨日、そろそろメガネを買い換えようと家で話していたのが悪かったのか。
幸いメガネなしで歩けないほど目が悪くないので、さほど不自由はしない。しかし幸先の悪いスタートである。


爺はツメカリの簾滝に飛び込んだ時、メガネが外れてしまい、同行者の水中メガネを借りて潜って探しあてました。
そうかと思えば笹ヶ峰の帰りに二つ屋導水施設を過ぎてあと一歩の林道でシューを引っ掛けて転倒。メガネの鼻当てが折れてパーになりました。
何かと不便です、目が悪いと…。

ここは通常トラロープの張られた右岸から巻くようだが、山日和御用達のルートは右岸のガレを上がって滝壺の方へ張
り出した小尾根状を回り込み、滝身の直近のルンゼ上部のガレへ出て、落ち口にトラバースするというものだ。
ここは何回通過しただろう。小尾根を回り込む最初の一歩が少し勇気の要るところだが、後はどうということもなく最短
コースで落ち口へ出ることができる。
 大滝の上には5mの斜瀑が続き、その間の河原もまた私の大好きな場所のひとつである。
ここでザックを降ろし、右岸の巻き道を見に行った。いつも見ることがなかった右岸側からの大滝の横顔を拝ませて頂く。
反対から眺める大滝もなかなかいい。


こういうところがあるから、沢は怖さとワクワクさが同居してるんだよね~(^_-)
もちろん経験と体力、技量と相談ですけど…。

 奧山谷手前のゴルジュが本谷前半の最後のポイントだ。最狭部では1mばかりに両岸が迫るゴルジュの突き当りに
は3mのチョックストン滝が行く手を阻む。
いつものように右から取り付くが、何か違うような気がした。岩壁の間に挟まった頭大の石を両手で掴んで強引に体を
引き上げる。そこから反転して左の滝頭へ抜けるには背中のザックが邪魔だ。手を伸ばしてザックを先に落ち口の岩
の上に置く。転げ落ちたら取りに行くこともできない。続いて自分を置きに行くが、ホールドが安定しているので不安は
ない。滝壺の方へ体を投げ出すような姿勢を強いられるので少しむず痒い。
それにしてもこれまでもっと簡単に登ってたような気がしたのだが・・・


こんなところは、ゼッタイUターンです。(@_@;)
心臓が早鐘打ったら、その増加分の二乗に反比例して寿命が縮まるそうですから…。
(それでなくても残り少ないんやから…)

 ガスのおかげでヒートアップすることなく山頂に到達。誰もいない。日陰のない山頂の広場も今日は日差しに苛まれ
ることもない。イスにするのにおあつらえ向きの岩が点在しているのでランチには持ってこいである。


zipp闇鍋の時は、山頂にわりばしさんが仁王立ちしてました。

 歩いていると雨が強くなってきた。これなら水無山へ一直線だと思っていたら、どうも様子がおかしい。
ブナ林が広がっているはずの左側に杉林がある。そうこうしているうちに標識が現れた。進行方向に赤ゾレ山の表示が
ある。こんなところにわざわざ違う標識を持って来るとは、イタズラにもほどがあると思っていたら広々とした草原に出た。
これは馬駈場ではないか。
南東に進んでいると思っていたら真逆にさっき来た道を戻っていたのだ。考えられない失態である。
しょんぼりしながら国見山へ再び登り返す。


biwa爺ならそのまま東の尾根のハイキングロードを下りますけど…。そこに拘るのが山日和流?

 国見山頂までまったく気にならなかった虫が雲霞の如く飛び回り始めた。止まると余計に襲撃を受けるので休むのも
ままならない。鉄砲谷の源流部も実にいい雰囲気を持っているのだが、じっくり眺めることもできなかった。


ハチかアブか知らんけれど、あれの撃退方法ってないんですかね?
虫取り網持参で捕獲…とか。
いつもジッと我慢で歩き続けていますけどね…。

 ノンストップでワサビ谷まで来ると、やっと虫の攻撃も収まった。冷たい流れで顔を洗う。ああ、気持ちいい。
通い慣れた山道を飛ばして万才橋に着く頃には再び日差しが戻っていた。


お疲れさまでした。!(^^)!
奥山谷出合から対岸の千秋林道へあがるってのは?

             ~biwaco
           
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【台高】メガネよさらば 木屋谷川本谷から国見山

投稿記事 by 山日和 »

noriさん、こんばんは。

やはり、台高・大峰は沢ですか?

もちろん尾根もいいんですが、台高・大峰の本当の顔を知るにはやはり沢が不可欠だと思います。
ただ、いわゆる「沢登り」をしないといけないかというと、そんなことはないと思います。
zippさんやグーさん、Trailwalkerさんなんかは「沢登り」の意識で沢へ入っていないと思いますよ。

今ホームグラウンドは、金剛山なんですが、簡単な沢なら良く行くんです。
例えば、丸滝谷や高天谷などは一人で楽しく登っております。


高天谷は一度だけ行きました。金剛山は昔よく行きましたが、ほとんど植林されてるのが私にはつらいとこです。

このレポのような、木屋谷や良く行かれてる?地蔵谷などから、稜線へ詰めあがるような登山をするには、やはり地図を読めることですね。

登山道歩きと言えど、地図を読めるのは登山者の必須条件だと思いますよ。そうでない人が多過ぎますが。

月末に和佐又でテント張って大普賢に行きます。

無双洞への周回コースですね。楽しんできて下さいね。

                             山日和
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