【若狭・沢登り】トチとカツラのワンダーランド(甲森谷)でまったりテント泊+オーストラリア報告(おまけ)
Posted: 2018年5月25日(金) 10:49
このレポ,日本にいるときにほとんど書き終わっていたのだが,出発準備でバタバタしているうちに,そのまま持ち越してしまった.もう賞味期限が切れているかもしれないが,せっかく書いたものなので,アップロードさせてもらう.おまけで簡単なオーストラリアレポも書いたので,おひまな人は読んでくださいな.
昨年8月にテント泊のつもりで初めて甲森谷に行ったのだが,その時は二日目の天候が思わしくなく,日帰りに変更した.いつかはトチとカツラのワンダーランドでテント泊したいものだと思い,あめちゃんとそんな話をしているうちに一緒に行こうということになった.あめちゃんの仕事柄,週末よりも平日の方が休みが取りやすそうだし,私も4月からサンデー毎日なので,期日を平日としサンデー毎日仲間を誘ってみることにした.やぶこぎネットも高齢化し,毎年サンデー毎日仲間が増えていきそうなので,サンデー毎日会を作って平日にどこかでのんびりテント泊するのも悪くないかな,などと考えている.
あめちゃんの都合で期日を5月10〜11日に設定したのだが,言い出しっぺのあめちゃんが都合で来れなくなった.まあいいか,別に一人でテント泊しても全然問題ではない.やぶこぎ流集中登山方式で,テント場だけ指定して,あとは来るも来ないも自由,行きも帰りも基本的に別行動ということなので,誰が来るかもその時になってみなければわからないのだ.最終的にはSHIGEKIさんがつきあってくれて,二人でのんびりテント泊することになった.
【 日 付 】2018年5月10〜11日(木・金)
【 山 域 】福井県美浜町 耳川流域 横谷川支谷
【メンバー】SHIGEKI、シュークリーム
【 天 候 】10日 雨のち曇り;11日 快晴
【 ルート 】
(1日目)駐車地 11:30 --- 12:00 大堰堤 --- 13:03 甲森谷出会い --- 14:00 テン泊地
(2日目)テン泊地 7:24 --- 7:32 岩室の滝 --- 7:55 テン泊地 10:30 --- 11:34 甲森谷出会い --- 12:50駐車地
(1日目)
今日はテン場まで到達できればいいので,自宅を朝8時に出て,北陸自動車道をのんびり走っていると,賤ヶ岳SAを過ぎた頃から雨が降り出した.SHIGEKIさんが先行しているはずなので,雨に降られているかなと思っていたが,あとで聞いてみるとその通りだった.
登山口の林道駐車地に着くとSHIGEKIさんの車があったので,その隣に車を置き,沢装備をつけて出発する.今日は最高気温が15度の予定で,とても沢登りという気分ではないが,まあしょうがない.簡単な沢なのでカム,ハーケン,ハンマーは省略し,ロープも20mにした.
林道を歩き始めるとユキノシタが群生している.単独だと目立たないが,群生していると見事なものだ.タニウツギがピンクの花を咲かせているし,ウマノアシガタの黄色やシラネセンキュウの白い花も綺麗だ.そんな花を眺めながらのんびり歩いていると,退屈しない. 左下に見える横谷川の水量は多い.二日間雨が降ったあとだからだろう.大堰堤を越えたところから入渓する.去年の夏に来た時と比べると水量がはるかに多い.徒渉すると膝下くらいまで水が来る.沢装束にしといてよかった. しばらく歩くと谷はゴルジュの様相を呈し,深いところでは上半身まで水に浸かってしまいそうだ.去年は夏だったし,水量も少なかったので,積極的に水に浸かって行ったのだが,今回はぬれても下半身だけと決めているので,それ以上の水深のところは基本的に巻いていく.先行しているはずのSHIGEKIさんはどうしたのだろうか.もし沢通しで行ったのならきっと苦労していることだろう.この谷,こんなに難しい谷だとは思わなかった.
それでも2番目の吊り橋を越えると右岸に道が出てきたので,基本的に杣道を歩くことにする.歩き始めて1時間半で甲森谷出会いに到着.前回とほぼ同じペースだ.出会いの大岩に根を巻きつかせるようにして立っている根性の大木2本.同じ木かと思ったら違っていた.1本はケヤキで,もう一本はトネリコのようだ. 甲森谷に入っても相変わらず水量が多い.ゴルジュ帯をなんとか巻きながら進んでいく.白谷出会い付近で前方に人影が見えたと思ったらSHIGEKIさんだった.挨拶をして先行させてもらう.ここはワンダーランドの入り口だ.午後2時,テント場着.テントを張って,焚き火の準備をしているとSHIGEKIさんもやってきた. ここは最上のテン泊地だが,意外に焚き火にする木が少ない.二人でなんとか木を集めて,3時頃から焚き火開始.木が湿っているので,苦労するかと思ったが,一発でついた.私の焚き火技術も上手くなったものだ. 今日は二人でのんびりするために,焼き物を中心にした.焼肉,ししゃも,干しサンマ,焼き野菜など.SHIGEKIさんからも焼き物をいただきながら,夜長をのんびり過ごした.9時頃テントに戻り,いつものように瞬殺で眠りに落ちた. (2日目)
6時頃に目がさめるとSHIGEKIさんはもう起きていて,焚き火を始めていた.私はテント泊や車中泊では熟睡できる性格なのだが,神経が繊細なSHIGEKIさんはなかなか眠れないらしい.とすると私の神経はよっぽど鈍感にできているのかな. 朝飯を食べて出発.今日は森水屋谷を登って,白谷を降りる周回コースを考えているのだ.10分ほどで岩室の滝に到着.去年登った右側からのコースは水量が多くて難しそう.シャワーだったら行けるだろうけど,こんな朝っぱらからシャワーの気分じゃないし.巻道を探るも,左岸,右岸とも難しそう.岩は濡れていてなんかぬめっていそうな感じだし. 1週間後にはオーストラリア行きを控えている身.こんなところで無理をして怪我でもすると,自分だけでなく大勢の人に迷惑をかけてしまうことになる.
あっさり引き返すことにする.テン場に戻り,焚き火の前に座ってまったりする.どうせ今日はまったりしに来たのだからこれでいいのだ.
10時半,SHIGEKIさんと一緒に下山することにする.帰りはこの辺りに詳しそうなSHIGEKIさんの道案内で,あっさり入渓口まで戻ることができた.
昨年8月にテント泊のつもりで初めて甲森谷に行ったのだが,その時は二日目の天候が思わしくなく,日帰りに変更した.いつかはトチとカツラのワンダーランドでテント泊したいものだと思い,あめちゃんとそんな話をしているうちに一緒に行こうということになった.あめちゃんの仕事柄,週末よりも平日の方が休みが取りやすそうだし,私も4月からサンデー毎日なので,期日を平日としサンデー毎日仲間を誘ってみることにした.やぶこぎネットも高齢化し,毎年サンデー毎日仲間が増えていきそうなので,サンデー毎日会を作って平日にどこかでのんびりテント泊するのも悪くないかな,などと考えている.
あめちゃんの都合で期日を5月10〜11日に設定したのだが,言い出しっぺのあめちゃんが都合で来れなくなった.まあいいか,別に一人でテント泊しても全然問題ではない.やぶこぎ流集中登山方式で,テント場だけ指定して,あとは来るも来ないも自由,行きも帰りも基本的に別行動ということなので,誰が来るかもその時になってみなければわからないのだ.最終的にはSHIGEKIさんがつきあってくれて,二人でのんびりテント泊することになった.
【 日 付 】2018年5月10〜11日(木・金)
【 山 域 】福井県美浜町 耳川流域 横谷川支谷
【メンバー】SHIGEKI、シュークリーム
【 天 候 】10日 雨のち曇り;11日 快晴
【 ルート 】
(1日目)駐車地 11:30 --- 12:00 大堰堤 --- 13:03 甲森谷出会い --- 14:00 テン泊地
(2日目)テン泊地 7:24 --- 7:32 岩室の滝 --- 7:55 テン泊地 10:30 --- 11:34 甲森谷出会い --- 12:50駐車地
(1日目)
今日はテン場まで到達できればいいので,自宅を朝8時に出て,北陸自動車道をのんびり走っていると,賤ヶ岳SAを過ぎた頃から雨が降り出した.SHIGEKIさんが先行しているはずなので,雨に降られているかなと思っていたが,あとで聞いてみるとその通りだった.
登山口の林道駐車地に着くとSHIGEKIさんの車があったので,その隣に車を置き,沢装備をつけて出発する.今日は最高気温が15度の予定で,とても沢登りという気分ではないが,まあしょうがない.簡単な沢なのでカム,ハーケン,ハンマーは省略し,ロープも20mにした.
林道を歩き始めるとユキノシタが群生している.単独だと目立たないが,群生していると見事なものだ.タニウツギがピンクの花を咲かせているし,ウマノアシガタの黄色やシラネセンキュウの白い花も綺麗だ.そんな花を眺めながらのんびり歩いていると,退屈しない. 左下に見える横谷川の水量は多い.二日間雨が降ったあとだからだろう.大堰堤を越えたところから入渓する.去年の夏に来た時と比べると水量がはるかに多い.徒渉すると膝下くらいまで水が来る.沢装束にしといてよかった. しばらく歩くと谷はゴルジュの様相を呈し,深いところでは上半身まで水に浸かってしまいそうだ.去年は夏だったし,水量も少なかったので,積極的に水に浸かって行ったのだが,今回はぬれても下半身だけと決めているので,それ以上の水深のところは基本的に巻いていく.先行しているはずのSHIGEKIさんはどうしたのだろうか.もし沢通しで行ったのならきっと苦労していることだろう.この谷,こんなに難しい谷だとは思わなかった.
それでも2番目の吊り橋を越えると右岸に道が出てきたので,基本的に杣道を歩くことにする.歩き始めて1時間半で甲森谷出会いに到着.前回とほぼ同じペースだ.出会いの大岩に根を巻きつかせるようにして立っている根性の大木2本.同じ木かと思ったら違っていた.1本はケヤキで,もう一本はトネリコのようだ. 甲森谷に入っても相変わらず水量が多い.ゴルジュ帯をなんとか巻きながら進んでいく.白谷出会い付近で前方に人影が見えたと思ったらSHIGEKIさんだった.挨拶をして先行させてもらう.ここはワンダーランドの入り口だ.午後2時,テント場着.テントを張って,焚き火の準備をしているとSHIGEKIさんもやってきた. ここは最上のテン泊地だが,意外に焚き火にする木が少ない.二人でなんとか木を集めて,3時頃から焚き火開始.木が湿っているので,苦労するかと思ったが,一発でついた.私の焚き火技術も上手くなったものだ. 今日は二人でのんびりするために,焼き物を中心にした.焼肉,ししゃも,干しサンマ,焼き野菜など.SHIGEKIさんからも焼き物をいただきながら,夜長をのんびり過ごした.9時頃テントに戻り,いつものように瞬殺で眠りに落ちた. (2日目)
6時頃に目がさめるとSHIGEKIさんはもう起きていて,焚き火を始めていた.私はテント泊や車中泊では熟睡できる性格なのだが,神経が繊細なSHIGEKIさんはなかなか眠れないらしい.とすると私の神経はよっぽど鈍感にできているのかな. 朝飯を食べて出発.今日は森水屋谷を登って,白谷を降りる周回コースを考えているのだ.10分ほどで岩室の滝に到着.去年登った右側からのコースは水量が多くて難しそう.シャワーだったら行けるだろうけど,こんな朝っぱらからシャワーの気分じゃないし.巻道を探るも,左岸,右岸とも難しそう.岩は濡れていてなんかぬめっていそうな感じだし. 1週間後にはオーストラリア行きを控えている身.こんなところで無理をして怪我でもすると,自分だけでなく大勢の人に迷惑をかけてしまうことになる.
あっさり引き返すことにする.テン場に戻り,焚き火の前に座ってまったりする.どうせ今日はまったりしに来たのだからこれでいいのだ.
10時半,SHIGEKIさんと一緒に下山することにする.帰りはこの辺りに詳しそうなSHIGEKIさんの道案内で,あっさり入渓口まで戻ることができた.