【石徹白/天狗山】【両白/笈ヶ岳】GWの生存証明に替えて
Posted: 2018年5月13日(日) 16:49
オフ会が近づいてきた。昨秋は流れたので1年ぶり。会場は定宿となった感もあるけれど、会うメンバーはその都度変わるのだから、新鮮味は褪せない。さあ、今回はどんな顔ぶれと出会えるのだろう。
おっと、その前に、“生存証明“しておかないと。レポどころか最近はレスも送っていない。「biwacoさんって、まだ命あったの?」なんて言われかねない。(@_@。
ってわけで、このGWの敗退山行記をご報告。
【日付】2018年4月19日(木)
【山域】石徹白/天狗山
【ルート】上在所中居神社~天狗山~大日岳への尾根途中(リターン)
【天候】晴れ
【同行者】ひとり
今期は雪が多いのか少ないのか、場所によっても違うのか…、よくわからんまま、もうすぐGW。石徹白は今がベストシーズンなんだから、どっかヘ登っておかんといかん。
これまで自分の石徹白の山の範疇から漏れていた東手前の山に気がついた。大日岳と天狗山だ。スノー衆の堂ヶ辻山から拝ませてもらったことで意識したのかもしれない。
他のレポ(ほとんど山スキーレポだけど)は、白鳥リゾートの上部から水後山経由で稜線へあがるものばかり。それも植林が多く、あまり人気はないようだ。
それでも、蝉ヶ岳へのHさんのFb投稿をみて、登山者もいってるんや!と、食指がピクッと動く。
結局、中在所辺りから水後山~鎌ヶ峰~大日岳の登りルートを考える。下りは天狗山へ周回して朝日添(わさびそ)林道でも下ろうか…と。
まあしかし、そんなに思い通りにはいかないもんです。
前日に家を出て、高速は節約して一般国道を走る。popoちゃんの岐阜市で渋滞に巻き込まれるが、慌てることはない。
白鳥の閉店前のスーパーに駆け込み今夜の晩餐の食材などを買い込む。
お泊りは長滝の道の駅。駅舎の軒下に張ったテントの中で一人宴会を楽しみ早めに就寝。
さて、翌朝は4時に起き、5時過ぎには中居神社へ。なのに出発は6時過ぎになってしまうところは歳のせいなんだろうなあ(@_@。
あ、それでルートはどうなったかって?
そうそう、深謀遠慮の結果、中居神社から朝日添林道を進み、破線の辺りから左の尾根に取り付くことにしたのです。まあ、当初目論見の逆ルート。様子を見てどっかで判断して撤退も…というわけ。
結果的に、この通りになったわけだが、ランチ休憩を除けば天狗山まで6時間もかかっている。
時計は13:10。大日岳まで行って周回するか、引き返すか考えようと思ったが、途中のピークで断念。鎌ヶ峰のギザギザ鋭鋒を目に、恐れをなした軟弱❤の爺でありました。
朝日添林道の左側斜面は地形図の破線より手前が伐採されていて、そこを登って尾根に出る。左後ろには石徹白川対岸の小白山~野伏~薙刀の真っ白な稜線が目の前に迫る。
尾根はヤブが出ているが、残雪を拾いながら歩ける。
△1286.9m(点標「岩巣越」)辺りからは雪の上を歩ける。
左に芦倉山が迫る。さらに奥には三ノ峰から願教寺山~日岸山の稜線も。
登るにつれて、別山~南白山の尾根も正面に…
こんなこと書きだしたら、なかなか終われない。
今回は晴天の石徹白パノラマが堪能できただけで十分満足なのだ。周回は次回の楽しみに残して(?次回はあるのか…)、日差しで消えかけた自分の足跡をたどりながら下山。
【日付】2018年4月29日(日)
【山域】両白/笈ヶ岳
【ルート】中宮温泉(自然保護センター)~ジライ谷出合~冬瓜平東端(リターン)
【天候】晴れ
【同行者】カメ、キミ、biwaco
「天狗山の轍は踏むまい!」と決意高く(でもないけど)臨んだ、GWスタートの山行。笈(おいずる)ヶ岳も候補には上がるがなかなか行けない難関の山である。
早朝歩き出しを想定して前日出発。なのにまたまたスタートが…。天泊地の途中谷出合を出たのは6時を回ってしまう。
ジライ谷の渡渉は問題ないが、そのあとの急登が問題だらけ。下ばかり見ていてルートオフしてしまい、崖をトラバースして踏み跡に戻ったものの、息が切れるし、心臓の持病まで目を覚ましそうだし…。
脚力、体力に差がある3人は、始めから別行動にしているから、実質単独登山。
冬瓜山手前のco1490mJCTまできてホッと一息つく。ここまでで4時間!
テントが2張り。宿主さんは明日にでも山頂へ向かうのかな?
冬瓜山への稜線はヤブが出て歩きにくそう。素直に諦めて左へトラバース、冬瓜平へ下っていく。
もう山頂から帰ってくるパーティーも。
「ここから山頂まで、どのくらいでした?」などと、あてにもできないことを聴いてみたくなる。
「まあ、3時間は見ておいた方が…」と答えにくい回答をいただく。
(……だろうなあ…(>_<))と納得してしまうのは、もう弱気の虫に支配されているから。
冬瓜平の東端。「今日はここまで!」と声に出して宣言。何も宣言するほどのことでもないのだが、何事もケジメが大切。あとで(行っとけばよかった…)と悔悟などしなくてよいように、自分を納得させるのだ。
そうと決まれば、早めのランチだ。ブナの根元に陣取り、目の前の大笠山~笈ヶ岳の全容を眺めながら、アワワを一気飲み。
山頂への稜線に目をやれば、さすがに人影までは判別できない(ルートは稜線の裏側)が、タイムをシミュレーションしてみる。3時間はかからないだろうが、2時間で行けるかどうか、やはり自信は持てない。
シリタカ山から冬瓜平へトラバースして降りてくる登山者が見える。もっと先から降りてくる登山者も。一番無難そうなのは、シリタカ山の手前の雪渓を下ってくるルートのようだ。
13:00になり腰を上げる。道路開通、連休スタートのこの日、「100人は入ってる」といわれるだけに、雪面のトレースはしっかりハッキリだ。
中居神社には17時半。日没には間に合った。
笈ヶ岳は、爺にはやはり難攻不落だった。しかし、敵の様子は掌握できた。次の機会(があれば)が楽しみではある。
~biwaco
おっと、その前に、“生存証明“しておかないと。レポどころか最近はレスも送っていない。「biwacoさんって、まだ命あったの?」なんて言われかねない。(@_@。
ってわけで、このGWの敗退山行記をご報告。
【日付】2018年4月19日(木)
【山域】石徹白/天狗山
【ルート】上在所中居神社~天狗山~大日岳への尾根途中(リターン)
【天候】晴れ
【同行者】ひとり
今期は雪が多いのか少ないのか、場所によっても違うのか…、よくわからんまま、もうすぐGW。石徹白は今がベストシーズンなんだから、どっかヘ登っておかんといかん。
これまで自分の石徹白の山の範疇から漏れていた東手前の山に気がついた。大日岳と天狗山だ。スノー衆の堂ヶ辻山から拝ませてもらったことで意識したのかもしれない。
他のレポ(ほとんど山スキーレポだけど)は、白鳥リゾートの上部から水後山経由で稜線へあがるものばかり。それも植林が多く、あまり人気はないようだ。
それでも、蝉ヶ岳へのHさんのFb投稿をみて、登山者もいってるんや!と、食指がピクッと動く。
結局、中在所辺りから水後山~鎌ヶ峰~大日岳の登りルートを考える。下りは天狗山へ周回して朝日添(わさびそ)林道でも下ろうか…と。
まあしかし、そんなに思い通りにはいかないもんです。
前日に家を出て、高速は節約して一般国道を走る。popoちゃんの岐阜市で渋滞に巻き込まれるが、慌てることはない。
白鳥の閉店前のスーパーに駆け込み今夜の晩餐の食材などを買い込む。
お泊りは長滝の道の駅。駅舎の軒下に張ったテントの中で一人宴会を楽しみ早めに就寝。
さて、翌朝は4時に起き、5時過ぎには中居神社へ。なのに出発は6時過ぎになってしまうところは歳のせいなんだろうなあ(@_@。
あ、それでルートはどうなったかって?
そうそう、深謀遠慮の結果、中居神社から朝日添林道を進み、破線の辺りから左の尾根に取り付くことにしたのです。まあ、当初目論見の逆ルート。様子を見てどっかで判断して撤退も…というわけ。
結果的に、この通りになったわけだが、ランチ休憩を除けば天狗山まで6時間もかかっている。
時計は13:10。大日岳まで行って周回するか、引き返すか考えようと思ったが、途中のピークで断念。鎌ヶ峰のギザギザ鋭鋒を目に、恐れをなした軟弱❤の爺でありました。
朝日添林道の左側斜面は地形図の破線より手前が伐採されていて、そこを登って尾根に出る。左後ろには石徹白川対岸の小白山~野伏~薙刀の真っ白な稜線が目の前に迫る。
尾根はヤブが出ているが、残雪を拾いながら歩ける。
△1286.9m(点標「岩巣越」)辺りからは雪の上を歩ける。
左に芦倉山が迫る。さらに奥には三ノ峰から願教寺山~日岸山の稜線も。
登るにつれて、別山~南白山の尾根も正面に…
こんなこと書きだしたら、なかなか終われない。
今回は晴天の石徹白パノラマが堪能できただけで十分満足なのだ。周回は次回の楽しみに残して(?次回はあるのか…)、日差しで消えかけた自分の足跡をたどりながら下山。
【日付】2018年4月29日(日)
【山域】両白/笈ヶ岳
【ルート】中宮温泉(自然保護センター)~ジライ谷出合~冬瓜平東端(リターン)
【天候】晴れ
【同行者】カメ、キミ、biwaco
「天狗山の轍は踏むまい!」と決意高く(でもないけど)臨んだ、GWスタートの山行。笈(おいずる)ヶ岳も候補には上がるがなかなか行けない難関の山である。
早朝歩き出しを想定して前日出発。なのにまたまたスタートが…。天泊地の途中谷出合を出たのは6時を回ってしまう。
ジライ谷の渡渉は問題ないが、そのあとの急登が問題だらけ。下ばかり見ていてルートオフしてしまい、崖をトラバースして踏み跡に戻ったものの、息が切れるし、心臓の持病まで目を覚ましそうだし…。
脚力、体力に差がある3人は、始めから別行動にしているから、実質単独登山。
冬瓜山手前のco1490mJCTまできてホッと一息つく。ここまでで4時間!
テントが2張り。宿主さんは明日にでも山頂へ向かうのかな?
冬瓜山への稜線はヤブが出て歩きにくそう。素直に諦めて左へトラバース、冬瓜平へ下っていく。
もう山頂から帰ってくるパーティーも。
「ここから山頂まで、どのくらいでした?」などと、あてにもできないことを聴いてみたくなる。
「まあ、3時間は見ておいた方が…」と答えにくい回答をいただく。
(……だろうなあ…(>_<))と納得してしまうのは、もう弱気の虫に支配されているから。
冬瓜平の東端。「今日はここまで!」と声に出して宣言。何も宣言するほどのことでもないのだが、何事もケジメが大切。あとで(行っとけばよかった…)と悔悟などしなくてよいように、自分を納得させるのだ。
そうと決まれば、早めのランチだ。ブナの根元に陣取り、目の前の大笠山~笈ヶ岳の全容を眺めながら、アワワを一気飲み。
山頂への稜線に目をやれば、さすがに人影までは判別できない(ルートは稜線の裏側)が、タイムをシミュレーションしてみる。3時間はかからないだろうが、2時間で行けるかどうか、やはり自信は持てない。
シリタカ山から冬瓜平へトラバースして降りてくる登山者が見える。もっと先から降りてくる登山者も。一番無難そうなのは、シリタカ山の手前の雪渓を下ってくるルートのようだ。
13:00になり腰を上げる。道路開通、連休スタートのこの日、「100人は入ってる」といわれるだけに、雪面のトレースはしっかりハッキリだ。
中居神社には17時半。日没には間に合った。
笈ヶ岳は、爺にはやはり難攻不落だった。しかし、敵の様子は掌握できた。次の機会(があれば)が楽しみではある。
~biwaco