【石槌】西赤石山アケボノツツジ、大チョンボついにアルツか(18.4.29)
Posted: 2018年5月01日(火) 22:25
【 日 付 】2018.4.29
【 山 域 】 石槌山系 西赤石山
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】5:49大永山TNー6:19笹ヶ峰分岐ー7:17綱繰山ー8:23西山-8:37銅山越ー10:05西赤石山ー11:18銅山越ー
11:46西山ー12:46綱繰山ー13:37笹ヶ峰分岐ー14:17駐車地
今年はどの花もあたり年のようで、しかも例年よりかなり早いようです。ネットであちこちの花のレポを見るとうずうずしてくるけれどタイミングが合わずあせるばかりです。4月になって11日に丹波の毘沙門山で、14日に八ヶ尾山でヒカゲツツジを見て以来、遠出できず五月山をうろついて少しでも体力の衰えを防ぐためだけのさえない日々でした。
この連休こそ一発逆転と石鎚山系のアケボノツツジに的を絞っていました。以前何回か西赤石山のアケボノツツジを狙いましたが当たりません。昨年西赤石山へ登った時、振り返った南西方向のちち山の北東斜面がピンクに染まっているのが見え、ネットで調べるとやはりちち山から獅子舞の鼻にかけてアケボノツツジがきれいだそうです。しかも、尾根の先の平家平と冠山の素晴らしい笹尾根の稜線歩きと組み合わせて周回もできるのです。そこで29日に大永山TNを起点に中七番、平家平、ちち山、獅子舞の鼻を周回し、30日にそこから西赤石山を往復する計画を立てました。
しかし、天気予報が30日は午前中曇りで午後から晴れと変とわったので29日と30日の順番を入れ変えることにしました。28日の午後4時出発しますが、GWの下りの宝塚を先頭とする高速道路の渋滞がどうなるかずいぶん心配しました。しかし、結局は普段より空いているくらいで山陽道を順調に走り瀬戸中央道に入りました。家を出るときは25度を越え熱いくらいでシャツ一枚でしたが、陽が落ちてくると涼しいくらいになり、そういえば車の中で羽織るものを持ってこなかったことに気づきましたが、ザックにあるウインドブレーカでしのげばいいさと気楽でした。そろそろ晩御飯を食べようと児島IC手前の鴻の池SAに入り、ウインドブレーカを着ようと後部座席を探すもザックが見当たりません。ん!ないはずがないだろうといくら探してもないものはありません。二日分の食事、飲料や着替え、車中泊用のシュラフ、毛布など入れた後、最後にザックを入れたつもりでしたし、部屋を出るとき忘れ物はないか見渡して確認したはずでした。ないものがないということは入れ忘れたということです。とうとうアルツが出始めたのでしょうか。登山靴はあるし、地図はなくても頭に入っているので適当な袋に食料、飲料を詰めて身軽にいけばいいかとも考えましたが、カメラはザックに付けてあるので写真が撮れません。写真の撮れない登山なんてできるはずもなく途方にくれました。4時に家を出てもう今は6:20ごろです。
もう今回の登山は諦めて帰り、この連休前半は諦めようかとも思いました。しかし、今年はどの花も当たり年で、しかも短時間で過ぎ去りそうで、このGWを外したらもうチャンスはなくなりそうで諦めきれません。必死で考えました。ここまで2時間半かかりました。引き返せば9時過ぎに家に着き、折り返し出発すれば12時過ぎには車泊予定の入野PAに着き、4時間くらいは寝られそうです。ここまでノンストップで走ってきて座りっぱなしでお尻が痛くなってきているし、更に5時間ぶっとうしで走ると運転時間は8時間近くになり、走行距離も700km近くになり、高速代も1往復代が全く無駄になります。なんという悲惨なことでしょうか。数日前に綱繰山のアケボノツツジがきれいに咲いていたというレポを見たし、明日は100%快晴が約束されています。ほかに選択肢はありません。
一旦大阪の家まで戻って入野PAに12時過ぎに着き、直ちに寝ました。朝4:15起きのつもりが4:45になり慌てて出発し、大永山TN近くの駐車場へ着くやすぐいつもより多めの朝食をかきこみます。というのは昨日は時間短縮を重視し、晩御飯を取らずノンストップで走り続けたのです。寝不足と前日の晩御飯抜きがこの山歩きにどうでるかという不安の種を抱えて5:49出発します。TNに最も近いほど駐車場所は早めに埋まってしまうそうですが私が最初でした。
TNに向かって左の林道へ入って行くと3~40mで右手のTNの上の尾根へ急登する登山道の入り口と標識があります。道は左下に明るい谷を見下ろしながら左岸をトラバースしていきますが、ところどころ石垣で補強されたしっかりした古道のようです。途中で支沢を渡渉して急な植林の中を登っていきます。稜線の手前で笹ヶ峰、ちち山方面との分岐につき、右の銅山越のほうへ向かいます。ここまでまだ大して歩いていませんがいつもに比べ明らかにしんどく、寝不足と前日の夕食抜きが相当響いていることがはっきりしてきました。西赤石山までは無理で西山までが精一杯かもしれないという弱気が頭をもたげてきます。地図には尾根沿いの道が書いてありますが、ずっと稜線の南側の少し下をトラバーズしていくので、地図にある下七番谷への道ではないかと不安でした。あるところから道が急になり明瞭な尾根に上りつきそこから左へさらに急な坂を登っていきます。後で地図を見ると、綱繰山の南の小ピークから南東のP1416へ延びる尾根に登りついたのでした。どうやら尾根沿いの道は廃道のようです。この小ピークの南から西の斜面にきれいに咲いたアケボノツツジが木の間にたくさん見えるのですが灌木が邪魔して写真が撮れません。
南の小ピークと綱繰山、その先の北のピークにかけての西側の斜面にはきれいなアケボノツツジが一杯咲いていますが、近づけないほどの急な斜面に生え灌木が邪魔をして絵になりません。東側の斜面は近づける傾斜で木の背が低く見通しはいいのですが、数がやや少ないのでなかなかいい絵が撮れません。しかし、歩き回って粘って何とか写真を撮りました。
綱繰山の北の小ピークから鞍部へ降りていく急な坂の西側斜面には特にアケボノツツジが多く、西山の頂上付近から振り返った写真がよく紹介されています。鞍部には西山を巻いて銅山越へいく明瞭なトラバース道と標識があります。綱繰山への登りですっかり疲れたので、帰りにこの急坂を登り返すのはしんどいし、西山への登りも結構急で帰りが心配なのでここから銅山越へトラバースしてもいいかなとも思いました。しかし、往きと帰りでは見え方が違うことがあり、この辺りは手を抜くわけにはいかないので苦しいですが尾根沿いに行きます。
西山頂上手前の展望地からは綱繰山の西斜面のたくさんのアケボノツツジが見えますが、時刻が早いので陰になっている部分がありもう一つです。もっと時間がたった後の方がいいので西赤石山へ行けるところまで歩くことにします。西山からの下りもかなり急で帰りに登り返すのはしんどいだろうな、でもあの展望地から写真を撮りたいので帰りも稜線沿いに歩くしかないだろうなと思いつつ歩を運びますが、足は重くなる一方です。
いよいよ銅山越から本格的な登りになります。とにかくゆっくりゆっくり一歩ずつ足を動かすだけです。遠くの上の方を見ると余計しんどくなるので、あまり見ないように一歩ずつ数を数えながらひたすら一歩に集中します。100数えたところで振り返るとあ~結構歩いたなと実感する、これの繰り返しです。人生と同じです。 かなり登ったところで西赤石山の西斜面を見るとアケボノツツジの開花が頂上直下まで進んでいないことが分かりホッとしました。というのは頂上付近まで進んでいると兜岩から振り返った光景が素晴らしいので、頂上から兜岩まで急な坂を下りて写真を撮り、登り返さなければならなくなるからです。こんなに疲れていてはとても兜岩まで往復できそうにないのです。自分への言いわけができたのでホッとするのです。もちろん登る途中でそこそこの写真は撮っています。
頂上から見渡すと兜岩から西へ延びる尾根の途中がピンクに染まっているのが見え、物住の頭から西へ延びる尾根の途中も、八巻山の南の斜面の尾根も一部がピンクに染まり、どうやら1400m辺りまでが満開のようです。兜岩からの眺めがベストなのは数日後のようでした。一応納得できたので下山にかかります。西赤石山からの下りでも登り調子になる度に、途端に歩きが遅くなります。おまけに右足の大腿がしょっちゅう痙攣するようになり、時にはふくらはぎも同時に痙攣するようになり、歩くスピードはさらに落ちます。この頃にはもう明日は平家平、ちち山の周回はとても無理、駐車地から獅子舞の鼻経由の往復しかないなと諦めていました。
銅山越からの始めの緩い登りですらしんどく、最後の急な坂になると喘ぎ喘ぎ、休み休み下を見ながらひたすら歩を運びます。西山頂上に着くとすぐに展望地へ行きとにかく綱繰山の写真を撮ります。日が高くなっているので往きよりはきれいに見えますが、斜めからなので思ったほどではなく、この西斜面を正面から見るスポットがあればなあとないものねだりです。西山からの急な下りの途中で、西山の西斜面のアケボノツツジがきれいに見えるスポットがありますが、やはり斜めからのアングルなので正面から見えたらなと残念です。
銅山越へのトラバースのある鞍部に着きました。ここで一休みです。ここから最後の関門、一本調子の急な長い坂を登らねばなりません。一休みして腹をくくってゆっくりゆっくり歩を進めます。右側の西斜面のアケボノツツジがきれいなのが見えますので無理してつい見に行きますが、灌木が邪魔して写真にはなりません。余計疲れます。綱繰山の頂上付近の東側の斜面で写真を撮ったらあとは下りだけで楽ちんと思いましたがそうはいきません。やや大きな段差のところで左足を先に下すと右足の腿に負担がかかり痙攣が頻繁に起き、ふくらはぎと同時のけいれんも起きます。大きな段差は右足を先に下さなければなりません。今までは疲れても下りは結構テンポよく歩けたのですがスピードはがた落ちです。おまけに普段と違う歩き方なので両足の疲れが倍加します。明日は獅子舞の鼻経由でちち山を往復するつもりでしたが、こんなに疲れたのでは今日一晩寝たところで回復しそうにありません。明日は諦めて今日のうちに帰って明日は家で静養することにしました。
駐車地へは14:17に帰り着き、なんと歩行時間8時間28分と予想外の長時間歩行となりました。後は家まで安全に運転し無事に帰ることです。あ~疲れた。
ネットで中七番の住友フォレストピアでクマガイソウとヤマシャクヤクを見たという情報を知り見に行きました。ありました。
【 山 域 】 石槌山系 西赤石山
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】5:49大永山TNー6:19笹ヶ峰分岐ー7:17綱繰山ー8:23西山-8:37銅山越ー10:05西赤石山ー11:18銅山越ー
11:46西山ー12:46綱繰山ー13:37笹ヶ峰分岐ー14:17駐車地
今年はどの花もあたり年のようで、しかも例年よりかなり早いようです。ネットであちこちの花のレポを見るとうずうずしてくるけれどタイミングが合わずあせるばかりです。4月になって11日に丹波の毘沙門山で、14日に八ヶ尾山でヒカゲツツジを見て以来、遠出できず五月山をうろついて少しでも体力の衰えを防ぐためだけのさえない日々でした。
この連休こそ一発逆転と石鎚山系のアケボノツツジに的を絞っていました。以前何回か西赤石山のアケボノツツジを狙いましたが当たりません。昨年西赤石山へ登った時、振り返った南西方向のちち山の北東斜面がピンクに染まっているのが見え、ネットで調べるとやはりちち山から獅子舞の鼻にかけてアケボノツツジがきれいだそうです。しかも、尾根の先の平家平と冠山の素晴らしい笹尾根の稜線歩きと組み合わせて周回もできるのです。そこで29日に大永山TNを起点に中七番、平家平、ちち山、獅子舞の鼻を周回し、30日にそこから西赤石山を往復する計画を立てました。
しかし、天気予報が30日は午前中曇りで午後から晴れと変とわったので29日と30日の順番を入れ変えることにしました。28日の午後4時出発しますが、GWの下りの宝塚を先頭とする高速道路の渋滞がどうなるかずいぶん心配しました。しかし、結局は普段より空いているくらいで山陽道を順調に走り瀬戸中央道に入りました。家を出るときは25度を越え熱いくらいでシャツ一枚でしたが、陽が落ちてくると涼しいくらいになり、そういえば車の中で羽織るものを持ってこなかったことに気づきましたが、ザックにあるウインドブレーカでしのげばいいさと気楽でした。そろそろ晩御飯を食べようと児島IC手前の鴻の池SAに入り、ウインドブレーカを着ようと後部座席を探すもザックが見当たりません。ん!ないはずがないだろうといくら探してもないものはありません。二日分の食事、飲料や着替え、車中泊用のシュラフ、毛布など入れた後、最後にザックを入れたつもりでしたし、部屋を出るとき忘れ物はないか見渡して確認したはずでした。ないものがないということは入れ忘れたということです。とうとうアルツが出始めたのでしょうか。登山靴はあるし、地図はなくても頭に入っているので適当な袋に食料、飲料を詰めて身軽にいけばいいかとも考えましたが、カメラはザックに付けてあるので写真が撮れません。写真の撮れない登山なんてできるはずもなく途方にくれました。4時に家を出てもう今は6:20ごろです。
もう今回の登山は諦めて帰り、この連休前半は諦めようかとも思いました。しかし、今年はどの花も当たり年で、しかも短時間で過ぎ去りそうで、このGWを外したらもうチャンスはなくなりそうで諦めきれません。必死で考えました。ここまで2時間半かかりました。引き返せば9時過ぎに家に着き、折り返し出発すれば12時過ぎには車泊予定の入野PAに着き、4時間くらいは寝られそうです。ここまでノンストップで走ってきて座りっぱなしでお尻が痛くなってきているし、更に5時間ぶっとうしで走ると運転時間は8時間近くになり、走行距離も700km近くになり、高速代も1往復代が全く無駄になります。なんという悲惨なことでしょうか。数日前に綱繰山のアケボノツツジがきれいに咲いていたというレポを見たし、明日は100%快晴が約束されています。ほかに選択肢はありません。
一旦大阪の家まで戻って入野PAに12時過ぎに着き、直ちに寝ました。朝4:15起きのつもりが4:45になり慌てて出発し、大永山TN近くの駐車場へ着くやすぐいつもより多めの朝食をかきこみます。というのは昨日は時間短縮を重視し、晩御飯を取らずノンストップで走り続けたのです。寝不足と前日の晩御飯抜きがこの山歩きにどうでるかという不安の種を抱えて5:49出発します。TNに最も近いほど駐車場所は早めに埋まってしまうそうですが私が最初でした。
TNに向かって左の林道へ入って行くと3~40mで右手のTNの上の尾根へ急登する登山道の入り口と標識があります。道は左下に明るい谷を見下ろしながら左岸をトラバースしていきますが、ところどころ石垣で補強されたしっかりした古道のようです。途中で支沢を渡渉して急な植林の中を登っていきます。稜線の手前で笹ヶ峰、ちち山方面との分岐につき、右の銅山越のほうへ向かいます。ここまでまだ大して歩いていませんがいつもに比べ明らかにしんどく、寝不足と前日の夕食抜きが相当響いていることがはっきりしてきました。西赤石山までは無理で西山までが精一杯かもしれないという弱気が頭をもたげてきます。地図には尾根沿いの道が書いてありますが、ずっと稜線の南側の少し下をトラバーズしていくので、地図にある下七番谷への道ではないかと不安でした。あるところから道が急になり明瞭な尾根に上りつきそこから左へさらに急な坂を登っていきます。後で地図を見ると、綱繰山の南の小ピークから南東のP1416へ延びる尾根に登りついたのでした。どうやら尾根沿いの道は廃道のようです。この小ピークの南から西の斜面にきれいに咲いたアケボノツツジが木の間にたくさん見えるのですが灌木が邪魔して写真が撮れません。
南の小ピークと綱繰山、その先の北のピークにかけての西側の斜面にはきれいなアケボノツツジが一杯咲いていますが、近づけないほどの急な斜面に生え灌木が邪魔をして絵になりません。東側の斜面は近づける傾斜で木の背が低く見通しはいいのですが、数がやや少ないのでなかなかいい絵が撮れません。しかし、歩き回って粘って何とか写真を撮りました。
綱繰山の北の小ピークから鞍部へ降りていく急な坂の西側斜面には特にアケボノツツジが多く、西山の頂上付近から振り返った写真がよく紹介されています。鞍部には西山を巻いて銅山越へいく明瞭なトラバース道と標識があります。綱繰山への登りですっかり疲れたので、帰りにこの急坂を登り返すのはしんどいし、西山への登りも結構急で帰りが心配なのでここから銅山越へトラバースしてもいいかなとも思いました。しかし、往きと帰りでは見え方が違うことがあり、この辺りは手を抜くわけにはいかないので苦しいですが尾根沿いに行きます。
西山頂上手前の展望地からは綱繰山の西斜面のたくさんのアケボノツツジが見えますが、時刻が早いので陰になっている部分がありもう一つです。もっと時間がたった後の方がいいので西赤石山へ行けるところまで歩くことにします。西山からの下りもかなり急で帰りに登り返すのはしんどいだろうな、でもあの展望地から写真を撮りたいので帰りも稜線沿いに歩くしかないだろうなと思いつつ歩を運びますが、足は重くなる一方です。
いよいよ銅山越から本格的な登りになります。とにかくゆっくりゆっくり一歩ずつ足を動かすだけです。遠くの上の方を見ると余計しんどくなるので、あまり見ないように一歩ずつ数を数えながらひたすら一歩に集中します。100数えたところで振り返るとあ~結構歩いたなと実感する、これの繰り返しです。人生と同じです。 かなり登ったところで西赤石山の西斜面を見るとアケボノツツジの開花が頂上直下まで進んでいないことが分かりホッとしました。というのは頂上付近まで進んでいると兜岩から振り返った光景が素晴らしいので、頂上から兜岩まで急な坂を下りて写真を撮り、登り返さなければならなくなるからです。こんなに疲れていてはとても兜岩まで往復できそうにないのです。自分への言いわけができたのでホッとするのです。もちろん登る途中でそこそこの写真は撮っています。
頂上から見渡すと兜岩から西へ延びる尾根の途中がピンクに染まっているのが見え、物住の頭から西へ延びる尾根の途中も、八巻山の南の斜面の尾根も一部がピンクに染まり、どうやら1400m辺りまでが満開のようです。兜岩からの眺めがベストなのは数日後のようでした。一応納得できたので下山にかかります。西赤石山からの下りでも登り調子になる度に、途端に歩きが遅くなります。おまけに右足の大腿がしょっちゅう痙攣するようになり、時にはふくらはぎも同時に痙攣するようになり、歩くスピードはさらに落ちます。この頃にはもう明日は平家平、ちち山の周回はとても無理、駐車地から獅子舞の鼻経由の往復しかないなと諦めていました。
銅山越からの始めの緩い登りですらしんどく、最後の急な坂になると喘ぎ喘ぎ、休み休み下を見ながらひたすら歩を運びます。西山頂上に着くとすぐに展望地へ行きとにかく綱繰山の写真を撮ります。日が高くなっているので往きよりはきれいに見えますが、斜めからなので思ったほどではなく、この西斜面を正面から見るスポットがあればなあとないものねだりです。西山からの急な下りの途中で、西山の西斜面のアケボノツツジがきれいに見えるスポットがありますが、やはり斜めからのアングルなので正面から見えたらなと残念です。
銅山越へのトラバースのある鞍部に着きました。ここで一休みです。ここから最後の関門、一本調子の急な長い坂を登らねばなりません。一休みして腹をくくってゆっくりゆっくり歩を進めます。右側の西斜面のアケボノツツジがきれいなのが見えますので無理してつい見に行きますが、灌木が邪魔して写真にはなりません。余計疲れます。綱繰山の頂上付近の東側の斜面で写真を撮ったらあとは下りだけで楽ちんと思いましたがそうはいきません。やや大きな段差のところで左足を先に下すと右足の腿に負担がかかり痙攣が頻繁に起き、ふくらはぎと同時のけいれんも起きます。大きな段差は右足を先に下さなければなりません。今までは疲れても下りは結構テンポよく歩けたのですがスピードはがた落ちです。おまけに普段と違う歩き方なので両足の疲れが倍加します。明日は獅子舞の鼻経由でちち山を往復するつもりでしたが、こんなに疲れたのでは今日一晩寝たところで回復しそうにありません。明日は諦めて今日のうちに帰って明日は家で静養することにしました。
駐車地へは14:17に帰り着き、なんと歩行時間8時間28分と予想外の長時間歩行となりました。後は家まで安全に運転し無事に帰ることです。あ~疲れた。
ネットで中七番の住友フォレストピアでクマガイソウとヤマシャクヤクを見たという情報を知り見に行きました。ありました。