【南伊勢】20180127南国局ヶ頂に雪花が舞う
Posted: 2018年1月29日(月) 23:35
今回の冬型気圧配置は強烈。金曜日に津でも横殴りの吹雪。
南国陽だまり山行に六右衛門さんと同行の予定だったが、
六右衛門さんが京都から出ることが出来なくなった。
【 日 付 】 平成30年1月27日(土)
【 山 域 】 南伊勢
【 天 候 】 晴れ 浮雲多し
【 ルート】 道行7:25---8:00塩竈浜8:50---11:30米子浜(昼食)12:30
---14:05局ヶ頂14:30---15:20駐車地
【メンバー】 グー単独
「六右衛門さんが来れないのなら喜平小屋大滝の氷筍を見に行こうかな」
と思ったが、この先1週間も最高気温は1桁が続くとの天気予報に、
氷筍はまだまだ大きく成長するだろうと予定通りわりばしさんの追っかけに行った。
道行駐車地から塩竈浜までは30分強の近さだ。
畑の跡地は今は植林された杉が大きく育っている。
海跡湖の奥にはシシキリガヤが数本立っていた。
水辺には霜柱が立ち、浅瀬の水は凍っていた。
「南国でも氷点下になったんだ」
潮が引いていたので岩場を2か所通過して塩竈浜の南の端まで行ってみた。
小型の定置網が敷かれていた。ブリは入るのだろうか?
塩竈浜の石は黒くて丸く磨かれている。美しい浜で、お気に入りだ。
・207へ向けて登る。すぐに熱くなってきた。Tシャツ1枚になる。
踏み跡が分かれている。辿っていくとウラジロに阻まれた。分岐まで戻る。
赤石鼻へのルートは両脇からウラジロが覆っているところもある。
迷うことはないが、足を置くところの様子が分からず慎重に足を運ぶ。
赤石鼻を見下ろした後、西隣の尾根を下ると思っていたが、次のテープが見つからない。
グーの習性としてなるべく傾斜の緩い所を選んで歩くと、南勢テクテク会の道しるべに当たった。
道しるべは尾根の西の谷を下っていた。傾斜も緩く歩きやすいルートだった。
網代浜の石は白く、角のとれていない石が多かった。
網代浜から米子浜までのウラジロは刈られていたが、踏み外すと危険なルートだった。
米子浜の石は白と灰色で、角はとれているが塩竈浜ほどは丸くなっていない。
3つの浜それぞれ異なる石だった。グーは塩竈浜の石が一番好きだ。
米子浜の風陰になるところで穏やかな海を眺めながら昼食です。
ゴロンと横になり目をつむる。寒くもなく南国陽だまりを味わう。
さていよいよわりばしさんの追っかけです。谷を西に辿る。
大八車が行き交ったと思われる幅の広い道が続いている。
炭窯跡は4つ見たが、水がめ・炉は見なかった。と言うより探さなかった。
炭窯跡の状態からグーは前の戦争前後のものと思ったがどうだろうか?
ウマベガシをこの炭窯で炭にして、石積み道を通って集落まで運び塩竈の燃料にしたようだ。
このわりばしさんの推考は当たっているだろうか?
塩を作るのに薪のまま燃やせば炭にする必要はないと思う。
グーは単に炭を焼いて出荷していたと考えるのだが。
谷芯が岩場になると右や左の傾斜の緩い所を選びながら登る。
ウラジロをかき分けることもなく尾根芯に乗った。高度計は180mを示している。
「よっしゃ!ここで左折すれば局ヶ頂だ」
ところがコンパスはあらぬ方向を指し示す。「???」混乱する。
頭を整理するためにザックを下ろし休憩タイムをとる。
今までの経験からグーの山勘よりコンパスの指示に従うべしとの結論。
左折ではなく右折して尾根を登る。と、高度220mで幅広い登山道に出た。
ひと登りして局ヶ頂の山頂で展望を楽しむ。
ふらふらと白いものが舞っている。「雪虫かな?」雪花でした。
ほぼ無風で寒くは感じないが気温は低いのだろう。
ピーカン快晴を期待していたが、太平洋まで雪雲が届いたようだ。
六右衛門さん、路面の乾いた緩やかな冬型気圧配置の日に姫越山・芦浜に行きましょう。
グー(伊勢山上住人)