【台高】霧氷の森と青空と桧塚劇場
Posted: 2017年12月31日(日) 13:01
【日 付】2017年12月30日(土)
【山 域】台高
【コース】千秋林道駐車場7:48---10:00桧塚奥峰---桧塚劇場---12:15桧塚奥峰---13:40千秋林道駐車場
【メンバー】単独
今年の登り収めは桧塚劇場。台風のおかげで紅葉もいまいちに終わってしまったが霧氷はどうか。青田をすぎ千秋林道を進むと、菅谷駐車場手前の崩落はかたづけられており通れる。駐車地の先は林道が雨水で縦に深く掘れており、車高の高い四駆じゃないと厳しい感じだ。結局、千秋社の事務所のあったあたりに駐車する。
マナコ谷道に入るがふみ跡も無く、雪が降ってから最初のお客のようだ。道はしっかりしているが薄い雪の下は凍っており気をつかい、思いのほか時間がかかる。強風地帯に入る前にアイゼンをつけた方が良さそうだ。作業小屋で西ドイツ製のアイゼンとワークマン製のカッパ下を装着。沢登りの泳ぎでカッパ下を2つオジャンにしている。山用は泳ぐことを想定していないようで水圧に耐えられないし高価だ。そこでワークマンで最高級品の1500円のカッパを購入した。多少むれはするが強そうだし、いつでも買い替えられる。アイゼンのおかげで各段に歩きやすくなった。
植林をすぎた強風地帯は相変わらずすごい風が吹いている。雪は薄くついているが、カチコチに凍っており、スノーシューでは厳しいだろう。周りの山々には霧氷がしっかりと咲いている。国見山方面はガスの中で三重県側のみ視界がある状態で、曇っている。桧塚北尾根とワサビ谷尾根の霧氷は、どんよりとした空で、水墨画のようだ。稜線のエビのシッポは発達していないが木まるごと白くなっていた。稜線は白い雪におおわれ美しい。だれもいない霧氷の雪原を歩くのは気持ちがいい。雲が上がり始め、霧氷の森から顔を出す桧塚が絵になる。
桧塚奥峰も独り占めで、霧氷におおわれた桧塚劇場がよく見える。桧塚劇場というのはP1394の赤嵓山から派生しているヒキウス平の桧塚奥峰や桧塚の展望地のことで、ヤブコギではこう呼んでいる。マナコ谷道の強風尾根に明神平に続く霧氷の道を楽しみながら赤嵓山に向かう。雪の積もっている所もあるが、アイゼンで充分でスノーシューはお荷物になりそうだ。
ヒキウス平に下り第二劇場をすぎたあたりから時折青空が見えるようになってきた。上空の青空に飛行雲が3つ見える。気温が低いので飛行機雲も鮮やかだ。第三劇場に着くころには雲は残るものの青空が広がってきた。青空が入るだけで絵になるし、日の光に照らされて霧氷の木々が息を吹き返す。
霧氷の森をさまよいながら、桧塚奥峰を正面に見る第三劇場のカエデの木で休憩。暖かいコーヒーを飲んでいると奥峰に人がいる。登山口からここまで人に会っていないし、前日に降った雪でふみ跡すら見ていないので驚いた。青空を交えた奥峰は美しい。ヒキウス平をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら霧氷の森を満喫する。霧氷歩きは晴れた日がいい。気分がいいし歩くだけで楽しくなってくる。ガスが晴れた水無山が白烏帽子のように尖って見えたのが印象的だった。
赤嵓山でたくさんのふみ跡に遭遇。大又から上ってきたようで、奥峰に戻る時に何組かすれ違った。大又からは距離があるので桧塚劇場にはだれも行かなかったようだ。桧塚劇場に行けば奥峰の良さがよくわかる。登山道を歩くだけだと奥峰は展望の良いただの丘になってしまう。
大又組のいなくなった奥峰には単独男性が一人いるだけで、マナコ谷から上ってきたそうだ。下山時になっても霧氷は残っており、めずらしい。気温が低いということか。アイゼンで来た道をサクサクもどった。
桧塚劇場に何度も行っているが、冬の時期では一番の天候に恵まれ楽しかった。登山客の少ない三重県側は魅力的だ。マナコ谷道は仕事が早いので桧塚劇場を楽しむにはうってつけだと思う。今年一年いろんなことがあったが、良い登り納めになった。
【山 域】台高
【コース】千秋林道駐車場7:48---10:00桧塚奥峰---桧塚劇場---12:15桧塚奥峰---13:40千秋林道駐車場
【メンバー】単独
今年の登り収めは桧塚劇場。台風のおかげで紅葉もいまいちに終わってしまったが霧氷はどうか。青田をすぎ千秋林道を進むと、菅谷駐車場手前の崩落はかたづけられており通れる。駐車地の先は林道が雨水で縦に深く掘れており、車高の高い四駆じゃないと厳しい感じだ。結局、千秋社の事務所のあったあたりに駐車する。
マナコ谷道に入るがふみ跡も無く、雪が降ってから最初のお客のようだ。道はしっかりしているが薄い雪の下は凍っており気をつかい、思いのほか時間がかかる。強風地帯に入る前にアイゼンをつけた方が良さそうだ。作業小屋で西ドイツ製のアイゼンとワークマン製のカッパ下を装着。沢登りの泳ぎでカッパ下を2つオジャンにしている。山用は泳ぐことを想定していないようで水圧に耐えられないし高価だ。そこでワークマンで最高級品の1500円のカッパを購入した。多少むれはするが強そうだし、いつでも買い替えられる。アイゼンのおかげで各段に歩きやすくなった。
植林をすぎた強風地帯は相変わらずすごい風が吹いている。雪は薄くついているが、カチコチに凍っており、スノーシューでは厳しいだろう。周りの山々には霧氷がしっかりと咲いている。国見山方面はガスの中で三重県側のみ視界がある状態で、曇っている。桧塚北尾根とワサビ谷尾根の霧氷は、どんよりとした空で、水墨画のようだ。稜線のエビのシッポは発達していないが木まるごと白くなっていた。稜線は白い雪におおわれ美しい。だれもいない霧氷の雪原を歩くのは気持ちがいい。雲が上がり始め、霧氷の森から顔を出す桧塚が絵になる。
桧塚奥峰も独り占めで、霧氷におおわれた桧塚劇場がよく見える。桧塚劇場というのはP1394の赤嵓山から派生しているヒキウス平の桧塚奥峰や桧塚の展望地のことで、ヤブコギではこう呼んでいる。マナコ谷道の強風尾根に明神平に続く霧氷の道を楽しみながら赤嵓山に向かう。雪の積もっている所もあるが、アイゼンで充分でスノーシューはお荷物になりそうだ。
ヒキウス平に下り第二劇場をすぎたあたりから時折青空が見えるようになってきた。上空の青空に飛行雲が3つ見える。気温が低いので飛行機雲も鮮やかだ。第三劇場に着くころには雲は残るものの青空が広がってきた。青空が入るだけで絵になるし、日の光に照らされて霧氷の木々が息を吹き返す。
霧氷の森をさまよいながら、桧塚奥峰を正面に見る第三劇場のカエデの木で休憩。暖かいコーヒーを飲んでいると奥峰に人がいる。登山口からここまで人に会っていないし、前日に降った雪でふみ跡すら見ていないので驚いた。青空を交えた奥峰は美しい。ヒキウス平をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら霧氷の森を満喫する。霧氷歩きは晴れた日がいい。気分がいいし歩くだけで楽しくなってくる。ガスが晴れた水無山が白烏帽子のように尖って見えたのが印象的だった。
赤嵓山でたくさんのふみ跡に遭遇。大又から上ってきたようで、奥峰に戻る時に何組かすれ違った。大又からは距離があるので桧塚劇場にはだれも行かなかったようだ。桧塚劇場に行けば奥峰の良さがよくわかる。登山道を歩くだけだと奥峰は展望の良いただの丘になってしまう。
大又組のいなくなった奥峰には単独男性が一人いるだけで、マナコ谷から上ってきたそうだ。下山時になっても霧氷は残っており、めずらしい。気温が低いということか。アイゼンで来た道をサクサクもどった。
桧塚劇場に何度も行っているが、冬の時期では一番の天候に恵まれ楽しかった。登山客の少ない三重県側は魅力的だ。マナコ谷道は仕事が早いので桧塚劇場を楽しむにはうってつけだと思う。今年一年いろんなことがあったが、良い登り納めになった。