【湖北】化石レポート3題

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たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 化石レポート3題

投稿記事 by たんぽぽ »

おはようサンサンと今朝もお天道様はお元気ですなあ。

大丈夫です。「Mr.Dry」愛用してますから。
Mr.Dry・・・なにコレって思いぐぐりましたがな。

ふ~さんの博学多才ぶりは十分存じておりますが、ここまで研究してるとはねぇ。
Vシェイプ設計、吸収ポケット、消音設計・・・
ハイテクオツムいやいや、オムツですね、スゴイやん!

なんでこんなモン知ってるんやろ~
迫り来るお漏らし生活への周到なる準備。
それともBiwa爺ちゃまに教えてもらった。
いやいや、もう仕事中に使ってるのかも・・・
でも、Sサイズってのが発売されてないよ、ふ~さん。

エエ情報をありがとさん!
ワシはまだず~っと先やけど・・・
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 化石レポート3題

投稿記事 by ふ~さん »

洞吹さん、こんばんは!おしさひぶりです。(久しぶりすぎて舌がうまく回りませんm(_ _)m
ふ~さん こんばんは

もともとは山日和さんの『飛越の山3題』をパクって『湖北の山3題』だったんです。それがアップする機会を失って、お蔵入り。
【湖 北】  日ノ出山(1046m)・長尾(1040m)・新穂谷山(1040m)・新穂山(1067m)・鳥越山(1074m)・小朝ノ頭(1010m)


3題にしては、お題の山が多すぎるのでは……


いえいえ、あと一題、お待ちくだされ。
新穂山西の屈曲点で直角に南進するドラマチックなシーン。残念ながら植林気味でぼそっとしている。ここが例の不思議尾根だ。東が滋賀県、西が岐阜県。この摩訶不思議は近江側で中津又谷の浸食力が勝っていたからだし、同時に、金糞岳北部の美濃側で浅又川や八草川の浸食力が勝っていたからだろう。

ここは、地理感覚が狂いそうな興味深い地形(行政界)ですね。
洞吹さんや私にはぴったりのへそ曲がった地形と申せましょう。
あ、林道にシャーペンが落ちている。先行者の方のものでしょう。山でご愛用のシャーペンなんだろうな。ひょっとして、まだ高山キャンプ場で装備を解いているかもしれない。急げや急げ。果たして届け物は間に合うか。
長い林道歩きで無事キャンプ場にゴール!しかし、残念ながら先行の方の姿は既になかった。


せっかく追いかけたのに、残念でした。
昔っから私、待ち人来たらず、愛しい人には逃げられる日々でしたから、こんなのには慣れっこでんがな。
ふと思うところがあった。登山届けBoxをのぞいてみる。えーっと、この届けは下山時刻16時45分の方か・・・おぉっ、これだこれ。先行者の登山届けに違いない。よっしゃ、郵送で送り届けてあげよう。たかだかシャーペンと言うなかれ。彼にとっては歴戦の山行を共にした大事な連れ合いかもしれない。

ほう、めんどう見がいいですね。
乗りかかった泥船というところでしょうか。
落とし主は、さぞ喜ばれたことでしょう。
徳はこうして積まれるわけですな。
ふむふむ、少しは私のことをわかってきたようですな。さすが、洞吹さま、人を見る目がありますな。
さてさて、読者の皆さんの関心は、これから私がどうやって奥伊吹スキー場まで戻るかでしょう。こんな怪しい人物のヒッチハイクを許してくれる奇特な方など、よもや期待できまい・・・ということで、私はこの日、美濃俣丸~笹ヶ峰を歩くBiwa爺に拾ってもらうお願いをしていた。

よくぞ信頼の決断をしましたね。
失礼ながら、広野ダムから「ああーっ、キーがないっ。」というBiwa爺の叫びが聞こえてきそうな気が……
しませんでしたか。
もし、今ならとてもBiwa爺にはとてもお願いできませんね~。彼はたぶんにリスキーでデンジャラスな世界を堪能してござるようだし。今にも、前代未聞の刺激的なレポが上がってくるのかもしれませんね~
Biwa爺からのメールが入る。まだ敦賀ICらしい。

なんだ、キーはあったのか。
ひょっとしてなにかね、あんたはワシの不幸を望んでおるのかの~
さぁ、歩き始めるとするか。そのうち、Biwa爺が迎えに来てくれるだろう。のんびり歩いて高山の集落で草野川を渡る頃、爺が到着。誠にありがたい。爺には足向けて寝られない。

ほなら、尻向けて寝てくだされ。
あちゃー、何と罰当たりな。
よもやま話に花を咲かせながら奥伊吹スキー場へとご丁寧に送り届けて頂く。暗闇の駐車場に佇む、最後の一台が私の車だった。

ここでふ~さんが、「ああーっ、キーがないっ。」と叫べば、非常にドラマチックなエンディングだったと思います。
わしはBiwa爺や洞吹氏と違って、そんなスリリングな人生を送ってはおりませぬ。
あ、そうそう。シャーぺンの持ち主、一体どなただったと思いますか?

わかりませんね。
その思わせぶりな言い方と、場所と季節からして、ひょっとして、たろぼうさんあたりなら有り得るかな。

てなことを思いながら、試しにたろぼうさんのHPを見てみたら……
なんと、「ビンゴ!」じゃあーりませんか。
勘が実に冴えておるなあ。

どうでもいい話しだけど、
買っておいたサマージャンボ宝くじは、まだ引き出しの中に入れたままなのよね。
お盆休みに、当たりくじをゆっくりと見てみよう。

よい山カンを!
                            洞吹(どうすい)[/color]
何とまぁ、そんな簡単に答えが出てくるとは思いませんでしたねぇ。恐るべし、洞吹氏。汝は、ひょっとしてネットパトロールを生業としているとか!

控えめに言っても、仰天しましたわ。何でわかったんやろ。(*_*)

恐れ入りやしたm(_ _)m

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 化石レポート3題

投稿記事 by ふ~さん »

Biwacoさま、こんばんは。あれ以来、毎日、西の方向を拝んでは五体投地の毎日です。
ふ~さん、こんにちは~

何を思ったのか、古い凍結話を解凍ですか。寒~い話なら、酷暑凌ぎになって「節電」にも役立つってもんでしょうか?
おとといの晩にレス入れようとしたら、プッツンと消えてしまいましたがな。
やっぱり、なんか呪いでも籠ってるんでは…?とおもうと、画面が変わるのが怖~くなって、もう寝ました。
ところで「三題噺」といえば落語の即興演目ですが、まさか、3題目にはオチがついて滑落?なんてないでしょうね…(@_@;)


【湖 北】  日ノ出山(1046m)・長尾(1040m)・新穂谷山(1040m)・新穂山(1067m)・鳥越山(1074m)・小朝ノ頭(1010m)
【日 時】  4月3日(日)


ふむふむふむ…。ピークだけで6つもあるってことはそれだけ登り降りがあるってことか…!(シンド(@_@;))

~~~~~途中描写はシンドイのでスルーする~~~~~

さてさて、読者の皆さんの関心は、これから私がどうやって奥伊吹スキー場まで戻るかでしょう。こんな怪しい人物のヒッチハイクを許してくれる奇特な方など、よもや期待できまい・・・ということで、私はこの日、美濃俣丸~笹ヶ峰を歩くBiwa爺に拾ってもらうお願いをしていた。

そうなんです。聞いた時、広野ダムから高山って尾根隣りのすぐそばやと思って、
「迎えに来てくれるかな~?」
「いいとも~!」
と簡単に引き受けた以上、後には引けない(-。-)y-゜゜゜
やっぱりね~。あっさり迎えのOK頂きましたね。
Biwa爺からのメールが入る。まだ敦賀ICらしい。よっしゃ、それなら少し腹ごしらえでもするか。ザックの中からぺちゃんこの板状になったパン(元パン?)を取り出す。
P4030274.jpg
笹ヶ峰から源平谷山の恐怖の残雪デブリ林道をヒヤヒヤで下り、広野ダムから車で走り宇津尾あたりでやっと携帯が通じました。
ふ~さん、待っててや~。男の約束果たしに、今から行くからねーm(__)m
く~!泣けるおまへんか~!新時代の任侠モノやね。
さぁ、歩き始めるとするか。そのうち、Biwa爺が迎えに来てくれるだろう。のんびり歩いて高山の集落で草野川を渡る頃、爺が到着。誠にありがたい。爺には足向けて寝られない。よもやま話に花を咲かせながら奥伊吹スキー場へとご丁寧に送り届けて頂く。暗闇の駐車場に佇む、最後の一台が私の車だった。

道路マップを良く見れば、とんでもない勘違いだ。上谷山も横山岳も迂回して、己高山まで回り込まないと到達できないわ。(-_-;)
柴田勝家はここを歩いて行き来してたんだ!と感心してしまう。

R365で南下しようとしたら…? なんと栃ノ木峠は落石で通行止めだという。
仕方なく木ノ芽トンネルを越えて敦賀へ。ガソリンを補給してから北陸道に乗り木之本へ。
とかなんとかやって、やっと高山あたりまで来たら、しびれを切らしたふ~さんが寺師の橋まで下って来たところでした。
ふむふむ、ワシが思う以上に大変な思いして迎えにきてくれはったんや。改めてお礼を<(_ _)>
なんとかドッキングできて一安心。次の目的地、奥伊吹スキー場も、長い尾根を回り込まないと行けないんです。(-。-)y-゜゜゜[/color]

爺が指さす方向を見ると満天の星。めくるめく天体ショーが、今まさに始まろうとしている。

営業終えた星空のスキー場って、やっぱり異次元の雰囲気ですわ。
メクルメクテンタイショウ…だなんて、やっぱり、この方はデキが違います。
長丁場の周回疲れ、出ませんように~
大丈夫、鈍感なのは脳みそだけでなく、身体の方もなんです。
あ、そうそう。シャーぺンの持ち主、一体どなただったと思いますか?

洞吹さんが答え出してますね。
今度、biwa爺の車のキー、拾ってきてね~。!(^^)!

             ~biwaco
洞吹氏、恐るべし。こんな簡単に謎解きされてしまったら、おもろないやんっ・・・ってレベルで正答されちゃいましたね。

Biwa爺に続いて、洞吹氏にも足向けて寝られまへんわ。

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

第三題目;横山岳の巻

投稿記事 by ふ~さん »

遅くなりましたが、これをもって納涼シリーズの幕引きとさせて頂きます。お目汚し失礼いたしました。

【湖 北】  墓谷山(738m)横山岳(1132m)
【日 時】  平成23年3月13日(日)
【地 図】  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx ... &l=1361542
【同行者】  biwaco
【天 候】  晴れ
【ルート】  菅並(6:43)~670P(8:29/41)~墓谷山(9:18/38)~鳥越峠(10:05)~横山岳(12:33/13:07)~ランチ場所(13:17/14:12)~1000mJCT(14:58)~菅並(17:14)
横山岳
横山岳
biwacoさんが横山岳に登ると言う。それを聞いた私が「そう言えば、まだ墓谷山には登れてないなぁ」と口添えしたことから形になった登山。爺は昨年、西尾根から登っている。それを念頭に計画立案に入る。

時計回りだと、墓谷山への登り返しにくじけるのは必至。反時計回りでなら、横山岳山頂からの帰路を、西尾根に取るか北西尾根に取るかの時間調整もできる。

木之本ICを出て待ち合わせ。私の車に便乗して菅並へ。墓谷山へと伸びる尾根の末端に取り付く。樹間から望む横山岳に元気をもらう。クマの爪痕残るブナの脇を歩く。急登にめげず、がむしゃら登りで970mピークへ。余呉湖や七々頭ヶ岳・安蔵山が見えて楽しい。
IMGP6477_sh01-s.JPG
やせ尾根辿ると墓谷山。北面に植林が迫るものの、金糞岳の絶好の展望地。振り向けば琵琶湖が光る。湖面を渡る初春の風が薫るようだ。

折しも東日本大震災の甚大な災禍に見舞われた日本。山気分ではないのが本音。だが、例によって仕事で完璧に打ちのめされて腐りきっていた私。家でテレビ報道を見ていると絶望的な気分に陥るばかり。敢えて山へと飛び出した。

墓谷山ピークで一分間の黙祷。津波やそれに伴う災害に見舞われた方々。一刻も早く心の平静を取り戻せますように。そして不幸にして亡くなられた方々のご冥福を祈ります。
青と白の世界
青と白の世界
鳥越峠まで駆け下る。小市谷の向こうに七々頭ヶ岳や新谷山や妙理山。さあ、いよいよ横山岳のふところに飛びこむのだ。山塊に抱かれるがごとく・・・と言いたいところだが、三高尾根の急登にとことん苦しめられる。コエチ谷が深いぞ。

急斜面を登り切れば、いよいよ横山岳山頂。どかんと奥美濃の山並みが迫って言葉を失う。上谷山・三国岳・三周ヶ岳・高丸・烏帽子・白山・能郷白山・小津権現山・・・。biwacoさんが「おかしいな、ここにはやぐらがあったんやけど」・・・ってことは、やぐらは雪の下?

東隣のピークまで気ままな散歩。さすがに東峰までは遠すぎる。戻りかえして北尾根へ。真っ白々な奥美濃の立役者たちを眺めながら優雅なランチタイム。
ブナと語らうBiwa爺
ブナと語らうBiwa爺
腰を上げて垂涎のブナの尾根へと踏み出した。山並みが少しずつ姿形を変えていくのが面白い。一歩一歩が愉快なほど楽しい。

1000m分岐から北西尾根へ。シューを脱いでがんがん下る。登り返しも壷足だ。ここは頑張るしかない。

途中、下からのわかん跡が現れた。犬の足跡?猟師さん?その足跡と別れるあたりでちょいと地図読みに苦しみながら下降するが、天気が良いから心強い。
奥美濃の山々を背景に
奥美濃の山々を背景に
IMGP6515-ss.JPG (13.03 KiB) 閲覧された回数 4271 回
こういう日はルート選びにも心に余裕が生まれる。がしがし下ると、最後は突如として溝道が現れる。それが林道で寸断されている。崖下りして林道へ。カーブミラーの裏手から溝道の続きを探すと労せずして見つかる。

浄水設備に飛び出す。驚いたのは樹齢700年のケヤキの大木だ。幹回り8.2m。思わず掌を合わせて拝んだ。

仙台市内に住む友人とも、福島県伊達郡に住む友人とも、いまだ連絡はつかない。どこから元気にしていてくれ。

・・・祈るような思いだ。

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 化石レポート3題

投稿記事 by ふ~さん »

山日和さん、おはようございます。
ふ~さん、こんばんは。35度を越す気温の中、雪景色を見るのもオツなものです。

もともとは山日和さんの『飛越の山3題』をパクって『湖北の山3題』だったんです。それがアップする機会を失って、お蔵入り。

あと2題はまだ?


おまっとさんです。
【ルート】  P(5:30)~品又峠(6:21/44)~長尾(瀬戸山)(8:12)~新穂峠(8:43/9:02)~新穂谷山(9:34/43)~新穂山(10:45/11:16)~鳥越山(栗ヶ谷)(13:42/14:03)~鳥越峠(14:51)~小朝ノ頭(15:12)~連状口(15:38)~追分(16:26)~高山キャンプ場(17:18)

私がこの2週前に辿ったコースと核心部は重なってますね。
人臭い中津尾へ向かうより、夜叉妹池からカナ山へ進んだ方が渋かったですね~(^^ゞ
viewforum.php?f=4&start=150
種を明かすとですね。花房尾~白倉山~金糞岳~中津尾山行の目的の一つは、本番(品又峠~小朝ノ頭)の偵察だったんです。金糞岳の東県境稜線を見ておこうというわけで。

そしたら、その前日に山さんが同じエリアを歩いていたという恐ろしい偶然。これはびっくりでしたね。湖北のメジャーどころと違ってこんなマイナーなエリアでしょ。これって精神構造が似ているってヤツで、正確に言えば、私が山日和さん的思考に追随しつつあるという恐ろしい結論を暗示させて恐いわけです。(^_^;)

私にとってはこれは「進歩」なのか、あるいは「退歩」なのか。いえいえ、これは失礼いたしました。常に進化しつつある山日和さんですので、私はようやく師の影に多少なりとも近づくことができたのしょうか。(だれだっ、「同病相憐れむ」だなんて言ってる、そこの君!)

で、翌週はいろいろありまして、鈴鹿で浮気。その翌週が本番山行・・・というわけでした。

新穂谷山には透明な山名プレートが架かっていた。ひと息ついて眺望をほしいままにする。圧巻の大展望。蕎麦粒山が五蛇池山へと一旦標高を落としていく。それが黒津山とアラクラへと盛り返している。さらに白山と能郷白山を背景に天狗山へと連綿と続いていく。後方に控えし小津権現山と花房山も無視できない名脇役だ。

この尾根は意外なほど展望が利いてよかったですね。もちろんブナの多いことも意外でしたが。
残雪期は実にすっきりした尾根ですね。歩いてて気持ちがよかった。
新穂山までは楽しい歩きだが、いくつものピークを忠実になぞる必要がある。1010ピークを始め、端麗なピークが踊るように居並ぶ素敵な残雪街道。長大なコースだが、その分、山にどっぷり浸れる。

その通りですね。折り返し点の新穂山が近付くにつれ、気分もぐんぐん盛り上がります。
姉川の源頭部の樹林も魅力的に見えませんでした?
ほんとその通りです。どこを歩いても気持ちよさそうで。
ここから国境線を反時計回りに回り込んでいく。ちょいと植林くさくなるのが難点だ。予想外にルート読みを迫られる。間違い尾根を修正しながら確かな足取りで歩く。北の展望が開けると上谷山・三周ヶ岳・高丸・烏帽子山を始めとする奥美濃の真打ち登場だ。
新穂山西の屈曲点で直角に南進するドラマチックなシーン。残念ながら植林気味でぼそっとしている。ここが例の不思議尾根だ。東が滋賀県、西が岐阜県。この摩訶不思議は近江側で中津又谷の浸食力が勝っていたからだし、同時に、金糞岳北部の美濃側で浅又川や八草川の浸食力が勝っていたからだろう。


このあたりの尾根は複雑なラインを描いています。県境の左右逆転現象は私も指摘した通り。
ちょっとした頭の体操をしながら歩く感じで不思議ですね。
金糞岳が大きいものの、鳥越山までが遠い遠い。計算したコースタイムよりも遅れ気味。ため息が出そうになる。めげずに雪庇を越えていこう。

ホント、遠くに見えますよねえ。
雪がゆるみ始めるときついネ。
いつしか快哉を叫びたいような青空が広がってくる。東を見やれば新穂山から1010ピークを経て新穂谷山のスカイラインが伸びやかだ。笑みがこぼれる。

自分が踏んできた稜線を反対側から見るのはいいものです。
山さんの女性遍歴のことを暗示してんのかなぁ。(^_^;)
あとひと息。最初の鞍部に駆け下ってすぐ登り返しだ。ピークを踏んだ新穂山と栗ヶ谷山が視界に入って意気が上がる。東俣谷と中津又谷を隔てる長大な尾根を分けて、すぐに鳥越峠に降り立った。林道を辿りたい気持ちを抑えて小朝ノ頭を目指す。ここからが我慢一番だ。

どうしても鳥越峠から中津尾へ行きたかったのね。
だって、待ってる彼女がいるのに、足蹴にはできないでしょ。(あ、いつのまにやら山日和さん風)
さてさて、読者の皆さんの関心は、これから私がどうやって奥伊吹スキー場まで戻るかでしょう。こんな怪しい人物のヒッチハイクを許してくれる奇特な方など、よもや期待できまい・・・ということで、私はこの日、美濃俣丸~笹ヶ峰を歩くBiwa爺に拾ってもらうお願いをしていた。

biwacoさん、いい人やね~。今度私もお願いしようかしら?
しかしお迎えがなかったらどうするつもりやったん?
Biwacoさんはいよいよ白タク開業かいな。退歩も嫌だけど逮捕もいやだねぇ。
暗闇の駐車場に佇む、最後の一台が私の車だった。

そりゃそうでしょー。
言わなくても自明のことでしたか。
あ、そうそう。シャーぺンの持ち主、一体どなただったと思いますか?

この問いに見事正解する洞吹さんも凄いわ。(^_^;)
ともあれお疲れさまでした。

                    山日和
洞吹さん、恐るべし。ほんとお見それしました。洞吹さんの今年のくじ運は絶頂かもね。

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 二題目;金糞岳の巻

投稿記事 by ふ~さん »

SHIGEKIさん、再び、おはようございます。
ふ~さん またまたの涼風ありがとさん。

【日 時】  平成23年3月20日(日)

だんだん、溯るんですかいな!
そうなんです。時間をさかのぼれば少しは涼しさが増すかなって親心や。

D君が福寿草を見に行きたい、とつぶやいた。あいにく私の頭の中は、横山岳から眺めた金糞岳で一杯であった。そんなワガママな私に彼が歩調を合わせてくれる。


この押しの強さ、ちゅうか わがまま通す 子供っぽさ!? 

福寿草がこの雪の下から出てきましたかいな。
昔からの山仲間ってのはお互い好き勝手言えまんがな。ってわがまま言ってんのはワシだけか。
奥山に立つとゾクゾクする展望。主役の金糞岳以上に真っ白な白倉岳がどーんとそびえ立つ。しかし、まだまだ先は長い。見渡せば西に貝月山、奥伊吹スキー場、ブンゲン、伊吹山。東には横山岳、墓谷山、七々頭ヶ岳、妙理山。

重畳たる奥美濃の山々。蕎麦粒の右には能郷白山が。後ろ髪引かれるが、長居はできない。


ん~ まだ ジャブジャブ もしてないのに、雪が恋しくなってきましたがなぁ。


一昨年はSHIGEKIさんは短期集中的沢登りでしたが、去年はみぞれが降る季節までガシガシ登ってたでしょ。
そして、感動の山頂!・・・と言いたいところだが、ここで無情の冷雨が降り注ぐ。

相棒が雨に負けじとフキノトウを探す。


なかなか挫けないエエしと でんなぁ。
そうなんです。ワシに似つかずエエひとなんやわ。
相変わらず、誰もいないキャンプ場。ああ、いい山だったなぁ。

おるはずないがな。
やっぱ、そうですか。さすが正常な思考してますね・・・って異常なのはワシだけかな。
節電 ご協力ありがとさんでした。

     SHIGEKI
まだまだ涼風が足りないよね~。あついあついあつい・・・と言っても発展性がないので、最後の締めくくりは・・・

あ~涼しいなぁ。やっぱり夏は別荘にこもってスローライフやわぁ。

高原の風はさわやかだなぁ。

涼風が木々の梢を揺らして最高や。


う~ん、わざとらしすぎたか。


 ふ~さん
 
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 化石レポート3題

投稿記事 by ふ~さん »

こんばんは、たんぽぽさん。返事が遅くなって申し訳ございません。
おはようサンサンと今朝もお天道様はお元気ですなあ。

大丈夫です。「Mr.Dry」愛用してますから。
Mr.Dry・・・なにコレって思いぐぐりましたがな。

ふ~さんの博学多才ぶりは十分存じておりますが、ここまで研究してるとはねぇ。
Vシェイプ設計、吸収ポケット、消音設計・・・
ハイテクオツムいやいや、オムツですね、スゴイやん!
私がさらっと書いたのに、また貴殿はテーマを深く掘り起こしたもんですね。研究熱心とは君のことだね。
なんでこんなモン知ってるんやろ~
迫り来るお漏らし生活への周到なる準備。
それともBiwa爺ちゃまに教えてもらった。
いやいや、もう仕事中に使ってるのかも・・・
でも、Sサイズってのが発売されてないよ、ふ~さん。

エエ情報をありがとさん!
ワシはまだず~っと先やけど・・・
高吸水性ポリマーは砂漠の緑化にも応用できる技術ですからね~。ワシはお盆返上で研究者として忙しくしてるんやで。誤解せんといてや。

 妄言・虚言のふ~さん
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 第三題目;横山岳の巻

投稿記事 by biwaco »

遅くなりましたが、これをもって納涼シリーズの幕引きとさせて頂きます。お目汚し失礼いたしました。

特別公開の夏越しレポ、これを持って幕引き~m(__)m

【湖 北】  墓谷山(738m)横山岳(1132m)
【日 時】  平成23年3月13日(日)


あれから早くも5ヶ月ですか…
山も雪から緑に替わりましたが、被災地は冬から夏の地獄が続いてます。
今日は終戦記念日。合わせて犠牲者に黙祷です。

biwacoさんが横山岳に登ると言う。それを聞いた私が「そう言えば、まだ墓谷山には登れてないなぁ」と口添えしたことから形になった登山。爺は昨年、西尾根から登っている。それを念頭に計画立案に入る。

前回はちょっと遅い残雪期で、西尾根のco900あたりまでのヤブに悩まされました。
今年は雪タップリの間に…と思ってたbiwa爺と、墓谷狙いのふ~さんの、二人の思惑を繋いだコラボプランでしたね。

やせ尾根辿ると墓谷山。北面に植林が迫るものの、金糞岳の絶好の展望地。振り向けば琵琶湖が光る。湖面を渡る初春の風が薫るようだ。

手前のピークから墓谷山までの痩せ尾根は、荒れている上にヤブっぽくて、雪がないときの通過はしんどそうでした。

墓谷山ピークで一分間の黙祷。津波やそれに伴う災害に見舞われた方々。一刻も早く心の平静を取り戻せますように。そして不幸にして亡くなられた方々のご冥福を祈ります。

東の山並に向けて手を合わせました。
望横ベンチから横山岳
望横ベンチから横山岳
急斜面を登り切れば、いよいよ横山岳山頂。どかんと奥美濃の山並みが迫って言葉を失う。上谷山・三国岳・三周ヶ岳・高丸・烏帽子・白山・能郷白山・小津権現山・・・。biwacoさんが「おかしいな、ここにはやぐらがあったんやけど」・・・ってことは、やぐらは雪の下?

コンテナにハシゴをかけたような2m余りの展望台です。完全に埋もれてましたね。
よ~く見たらハシゴの上端が雪の下に覗いていました。

東隣のピークまで気ままな散歩。さすがに東峰までは遠すぎる。戻りかえして北尾根へ。真っ白々な奥美濃の立役者たちを眺めながら優雅なランチタイム。

まさに奥美濃観望のカぶりつき桟敷席でした。

腰を上げて垂涎のブナの尾根へと踏み出した。山並みが少しずつ姿形を変えていくのが面白い。一歩一歩が愉快なほど楽しい。
1000m分岐から北西尾根へ。シューを脱いでがんがん下る。登り返しも壷足だ。ここは頑張るしかない。


ちょっと、ちょっと…(@_@;)
というまに走って下るふ~さん。まあいいや、迷うような尾根じゃないし。
左の墓谷山がだんだん浮き上がってきました。
菅並のケヤキ
菅並のケヤキ
浄水設備に飛び出す。驚いたのは樹齢700年のケヤキの大木だ。幹回り8.2m。思わず掌を合わせて拝んだ。
仙台市内に住む友人とも、福島県伊達郡に住む友人とも、いまだ連絡はつかない。どこから元気にしていてくれ。
・・・祈るような思いだ。


「菅並のケヤキ」ですね。きっと祈りは通じると思います。
同行、ありがとうございました。

                ~biwaco
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 化石レポート3題

投稿記事 by ふ~さん »

Biwacoさん、おはようさんです。
遅くなりましたが、これをもって納涼シリーズの幕引きとさせて頂きます。お目汚し失礼いたしました。

特別公開の夏越しレポ、これを持って幕引き~m(__)m

【湖 北】  墓谷山(738m)横山岳(1132m)
【日 時】  平成23年3月13日(日)


あれから早くも5ヶ月ですか…
山も雪から緑に替わりましたが、被災地は冬から夏の地獄が続いてます。
今日は終戦記念日。合わせて犠牲者に黙祷です。
時の過ぎ去るのはあっという間ですが、人のやることは相変わらず牛歩ですね。
biwacoさんが横山岳に登ると言う。それを聞いた私が「そう言えば、まだ墓谷山には登れてないなぁ」と口添えしたことから形になった登山。爺は昨年、西尾根から登っている。それを念頭に計画立案に入る。

前回はちょっと遅い残雪期で、西尾根のco900あたりまでのヤブに悩まされました。
今年は雪タップリの間に…と思ってたbiwa爺と、墓谷狙いのふ~さんの、二人の思惑を繋いだコラボプランでしたね。
以前のBiwacoさんの横山レポ、改めて読ませて頂きましたよ。ごちそうさま。それにしても、この日は天候に恵まれましたね。
やせ尾根辿ると墓谷山。北面に植林が迫るものの、金糞岳の絶好の展望地。振り向けば琵琶湖が光る。湖面を渡る初春の風が薫るようだ。

手前のピークから墓谷山までの痩せ尾根は、荒れている上にヤブっぽくて、雪がないときの通過はしんどそうでした。
残雪のありがたさを痛感しますね。
墓谷山ピークで一分間の黙祷。津波やそれに伴う災害に見舞われた方々。一刻も早く心の平静を取り戻せますように。そして不幸にして亡くなられた方々のご冥福を祈ります。

東の山並に向けて手を合わせました。

重い重い一分間でした。

望横ベンチから横山岳急斜面を登り切れば、いよいよ横山岳山頂。どかんと奥美濃の山並みが迫って言葉を失う。上谷山・三国岳・三周ヶ岳・高丸・烏帽子・白山・能郷白山・小津権現山・・・。biwacoさんが「おかしいな、ここにはやぐらがあったんやけど」・・・ってことは、やぐらは雪の下?

コンテナにハシゴをかけたような2m余りの展望台です。完全に埋もれてましたね。
よ~く見たらハシゴの上端が雪の下に覗いていました。
Biwacoさんが、山頂には展望台があったんやけど・・・って言った時には一瞬、冗談かと思いましたね。無雪期に二度も登ってるわりに、ぼけてる私、
東隣のピークまで気ままな散歩。さすがに東峰までは遠すぎる。戻りかえして北尾根へ。真っ白々な奥美濃の立役者たちを眺めながら優雅なランチタイム。

まさに奥美濃観望のカぶりつき桟敷席でした


カぶりつき・・・だなんて、思わず「力(ちから)」が入ってません?
ちょっと、ちょっと…(@_@;)
というまに走って下るふ~さん。まあいいや、迷うような尾根じゃないし。
あ、すみません。私がいけないんじゃなくって、これは地球の重力のせいなんです。m(_ _)m
左の墓谷山がだんだん浮き上がってきました。
これは、おそらく重力のせいでなさそうですね(^_^;)
菅並のケヤキ浄水設備に飛び出す。驚いたのは樹齢700年のケヤキの大木だ。幹回り8.2m。思わず掌を合わせて拝んだ。
仙台市内に住む友人とも、福島県伊達郡に住む友人とも、いまだ連絡はつかない。どこから元気にしていてくれ。
・・・祈るような思いだ。



「菅並のケヤキ」ですね。きっと祈りは通じると思います。
同行、ありがとうございました。

                ~biwaco
横山岳北尾根といい、大木に癒される山行でした。

こちらこそ、いろいろとありがとうございました。

 ふ~さん
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