【白山】錦秋の平瀬道
Posted: 2017年10月21日(土) 09:36
【 日 付 】2017年10月18日(水)
【 山 域 】白山
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴のち曇り
【 ルート 】大白川登山口06:20→08:00大倉山避難小屋→10:25御前峰11:20→13:00大汝峰13:50→14:40室堂→16:45大白川登山口
(景色や鳥をゆっくり見てる時とそうでない時でペースが全く違うため、参考にならないと思いますが)
雨続きの関西に嫌気がさし、晴れの飛騨へ向かった。
昨日の籾糠山では10時ごろから太陽が姿を現し、今日もそのまま快晴が続いてる。
いい天気だが、15日に小屋仕舞いしていることもあり平日の大白川登山口には4,5台の車しか止まっていない。
ピストンでは面白くないので、山日和さんのレポにあったワリ谷から周回するか迷ったが、私は変〇ではないので
お花松原の紅葉のピークは過ぎているだろうに独りでヤブを漕ぐ気にもならず、のんびり白山を楽しむことにした。
さすが平瀬道、大きめのミズナラを手始めにそこそこ大きいブナが次々と現れ、早速目じりが下がる。
いまは1,500mぐらいがブナの黄葉の見ごろだろうか。登山道の両脇から黄葉の波が押し寄せてくる。
1,800mを過ぎるとブナの森は終わり、立派なダケカンバの大木が笹原からあちこちにニョキニョキ生えている。
見上げると雲一つ青空を背景にダケカンバの黄葉がとても美しい。
[attachment=3]PA180409.JPG[/attachment]
地獄谷を見下ろすと笹の緑にダケカンバの黄、ナナカマドの赤が見事なタペストリーを描いており、そして白水湖の翠に吸い込まれていく。
言葉にならない美しさだ。
[attachment=1]PA180424.JPG[/attachment]
ダケカンバも大倉山付近ではすっかり落葉しており、骸骨のような白い樹皮を晒している。
ツグミやアトリなど冬鳥が続々と入ってきており、鳥の世界ではもう冬だ。
鳥や紅葉に目を奪われ、なかなかペースが上がらない。
見上げると雲一つない青空に御前峰と剣ヶ峰がそそり立っている。ただ昼からは曇りの予報で、山頂で長く展望を楽しみたいので先を急ぐ。
室堂には9時20分着。あれだけ紅葉と鳥に足を止めていた割にコースタイムより1時間早くまずまず。
水たまりには氷が張っていたが、日向はTシャツでも暑いぐらいだ。
休憩せずに御前峰に向かうと、さすがに登山者が目立つようになってきた。
それでも御前峰の山頂は先客が4、5名と空いていた。
奥三方と三方崩山の向こうには竜の背のように北アルプスが雲の上に浮かんでいる。朝日岳から乗鞍まで北アルプス一望だ!!
[attachment=2]PA180500.JPG[/attachment]
そして乗鞍の右には八ヶ岳、そして中央アルプス、御嶽山の両端には甲斐駒や赤石など南アルプス、少し離れて雲の上に恵那山がぽっこり飛び出している。
後ろを振り返ると越美国境の山々や伊吹山まで見える。山座同定を楽しんでいると1時間も長居してしまった。
さて大汝峰に向かう。他に登山者はおらず一気に静かになった。予報通り空には雲が広がってきた。
ただ、時折日が差すと翠ヶ池が輝き出し、そのコントラストがさらに美しさを引き立たせる。
大汝峰は誰もいなかった。お花松原は色を失っていたが、東面台地はナナカマドに彩られている。次の残雪期こそはあの東面台地を歩きたいものだ。
風の音しか聞こえない山頂で、泡の後にドリップコーヒーをキメながらゆったり展望を堪能する。空は雲が覆っているが、ガスが上がってくる気配はない。
[attachment=0]PA180623.JPG[/attachment]
ランチを終了し、大汝神社から少し北へケルンのある末端まで歩くと火の御子山が姿を現す。しっかし、よくあんなところに登ろうという気になるものだ。
黄色く染まっている七倉山との分岐を過ぎ、大汝峰と御前峰をトラバースして室堂から下山。
2時間で登山口まで戻り、翠色の白水湖と対岸の紅葉を見ながら大白水の露天風呂を楽しんだ。
今日はさすがに早く帰ろうと思っていたら、名神が事故通行止めで3時間も足止めをくらった。
まあ前後1週間ずっと天気が悪い中、貴重な晴れ間に山を堪能できたので、これぐらいのトラブルは許容範囲としよう。
わしたか
【 山 域 】白山
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴のち曇り
【 ルート 】大白川登山口06:20→08:00大倉山避難小屋→10:25御前峰11:20→13:00大汝峰13:50→14:40室堂→16:45大白川登山口
(景色や鳥をゆっくり見てる時とそうでない時でペースが全く違うため、参考にならないと思いますが)
雨続きの関西に嫌気がさし、晴れの飛騨へ向かった。
昨日の籾糠山では10時ごろから太陽が姿を現し、今日もそのまま快晴が続いてる。
いい天気だが、15日に小屋仕舞いしていることもあり平日の大白川登山口には4,5台の車しか止まっていない。
ピストンでは面白くないので、山日和さんのレポにあったワリ谷から周回するか迷ったが、私は変〇ではないので
お花松原の紅葉のピークは過ぎているだろうに独りでヤブを漕ぐ気にもならず、のんびり白山を楽しむことにした。
さすが平瀬道、大きめのミズナラを手始めにそこそこ大きいブナが次々と現れ、早速目じりが下がる。
いまは1,500mぐらいがブナの黄葉の見ごろだろうか。登山道の両脇から黄葉の波が押し寄せてくる。
1,800mを過ぎるとブナの森は終わり、立派なダケカンバの大木が笹原からあちこちにニョキニョキ生えている。
見上げると雲一つ青空を背景にダケカンバの黄葉がとても美しい。
[attachment=3]PA180409.JPG[/attachment]
地獄谷を見下ろすと笹の緑にダケカンバの黄、ナナカマドの赤が見事なタペストリーを描いており、そして白水湖の翠に吸い込まれていく。
言葉にならない美しさだ。
[attachment=1]PA180424.JPG[/attachment]
ダケカンバも大倉山付近ではすっかり落葉しており、骸骨のような白い樹皮を晒している。
ツグミやアトリなど冬鳥が続々と入ってきており、鳥の世界ではもう冬だ。
鳥や紅葉に目を奪われ、なかなかペースが上がらない。
見上げると雲一つない青空に御前峰と剣ヶ峰がそそり立っている。ただ昼からは曇りの予報で、山頂で長く展望を楽しみたいので先を急ぐ。
室堂には9時20分着。あれだけ紅葉と鳥に足を止めていた割にコースタイムより1時間早くまずまず。
水たまりには氷が張っていたが、日向はTシャツでも暑いぐらいだ。
休憩せずに御前峰に向かうと、さすがに登山者が目立つようになってきた。
それでも御前峰の山頂は先客が4、5名と空いていた。
奥三方と三方崩山の向こうには竜の背のように北アルプスが雲の上に浮かんでいる。朝日岳から乗鞍まで北アルプス一望だ!!
[attachment=2]PA180500.JPG[/attachment]
そして乗鞍の右には八ヶ岳、そして中央アルプス、御嶽山の両端には甲斐駒や赤石など南アルプス、少し離れて雲の上に恵那山がぽっこり飛び出している。
後ろを振り返ると越美国境の山々や伊吹山まで見える。山座同定を楽しんでいると1時間も長居してしまった。
さて大汝峰に向かう。他に登山者はおらず一気に静かになった。予報通り空には雲が広がってきた。
ただ、時折日が差すと翠ヶ池が輝き出し、そのコントラストがさらに美しさを引き立たせる。
大汝峰は誰もいなかった。お花松原は色を失っていたが、東面台地はナナカマドに彩られている。次の残雪期こそはあの東面台地を歩きたいものだ。
風の音しか聞こえない山頂で、泡の後にドリップコーヒーをキメながらゆったり展望を堪能する。空は雲が覆っているが、ガスが上がってくる気配はない。
[attachment=0]PA180623.JPG[/attachment]
ランチを終了し、大汝神社から少し北へケルンのある末端まで歩くと火の御子山が姿を現す。しっかし、よくあんなところに登ろうという気になるものだ。
黄色く染まっている七倉山との分岐を過ぎ、大汝峰と御前峰をトラバースして室堂から下山。
2時間で登山口まで戻り、翠色の白水湖と対岸の紅葉を見ながら大白水の露天風呂を楽しんだ。
今日はさすがに早く帰ろうと思っていたら、名神が事故通行止めで3時間も足止めをくらった。
まあ前後1週間ずっと天気が悪い中、貴重な晴れ間に山を堪能できたので、これぐらいのトラブルは許容範囲としよう。
わしたか