【 日 付 】2017年8月27日(日)
【 山 域 】 鈴鹿とざ
【メンバー】単独
【 天 候 】晴
【 ルート 】藤川橋>神社を過ぎて入渓>藤川谷遡行>源流二股>登山道>日本コバ>藤川谷登山道>藤川橋
8月の最終週は以前から狙っていた日本コバの藤川谷に行ってみた。いつも参考にさせて頂だく沢ナビを見るとゴルジュの滝を巻いた後懸垂下降で谷に降りるとか下山では山ヒルの大襲撃に遭ったとかネガティブなことも書いてある。百聞は一見にしかず。とにかく現地に行ってみないことには分からない。
8月27日(日)石榑トンネルを抜け藤川橋に来てみると駐車地で中年夫婦が登山の準備をしていた。「ここはヒルが多いようですが。」と声をかけると慌てて虫よけをスプレーしていた。
私も沢装備をまとめたら出発した(9:00)。沢の入り口付ふじ近には滝など無いようなので登山道で神社まで行き、その先で沢に入った。
神社に寄ってみると社がなくなっていた。台風で壊れたのか建て替えの予定だったのか分からない。
沢に入ると三連滝が出迎えてくれた。
水量も多くていい出だしだ。
ナメもあるぞ。
そしてゴルジュの入り口の3m滝に来た。周りの岸壁は切り立っているし、滝は水量が多くて激しく落ちていた。直登は無理と思うが、泳いで滝に近寄ってみた。端の方から近寄れば何とか近寄れると思ったが、近寄るどころか水流に押し戻されてしまう。左右とも試してみるが結果は同じ。
諦めて右岸から高巻きゴルジュの中を覗いてみる。4m滝が激しく落ちているのが見えた。これも直登は無理なのでまとめて高巻き降下場所を探した。簡単に降りられそうな場所があったので立木に25mのロープを引っ掛けATCを使って懸垂下降した。自慢じゃないけど懸垂下降などしたことがない。アクション映画のように岸壁をけってスルスルとはいかず一歩一歩慎重にズルズルと岸壁を降りた。
狭い廊下の奥に小滝が落ちているのが見えた。この滝をパスしてしまうとゴルジュの中に降りた意味がない。滝に続く狭い水路は深そうで泳いでも押し戻されることは必至だ。幸い私の短い脚でも広げれば水路をまたぐことができたので両岸に足を押し付けながら滝下まで行った。
小滝とはいえ凄い水量なので足を開いたままステミング気味に滝を登った。
ゴルジュの最後の10m滝は見物するしかない。高巻きは左岸から簡単に上がれた。
8mの斜滝は気持ちよく登れる。
また、気持ちの良い斜滝だ。
連続する小滝をズンズン進む。
ジェット水流を吹き出す小滝。
バリエーション豊かな小滝群が次々に現れる。
螺旋に曲がりくねる滝。
二条の滝はどちらを登ろうか。
これはシャワーに突っ込むしかないか。
こいつは脇から登ろう。
沢ナビでプリントした遡行図は泳いだ時にインクが流れて読めなくなったし、そもそも遡行図の一部は省略されているのでどこにいるのか良く分からない。そろそろ終盤の6m滝かな。
するとこれが3mか。
巨大な四角岩の下でランチにした。沢ではおにぎり&バーガーが最近の定番だ。
大岩の横に落ちているのがラストの6m滝だった。藤川登山道で「岩屋」から降りた時に見えていた滝でこの谷を目指したきっかけの滝でもある。祝福のシャワーを浴びながら最後の滝を直登した。
この滝を過ぎると浸食された石灰岩が異様な景観を作っている。半月型に浸食された岩壁は鍾乳洞を探検するようでもある。
石灰岩地帯を抜けると源流域の二股に出る。日本コバの山頂付近には平坦な地形が広がりそこに小川が流れているのだからロストワールドに迷い込んだような不思議な感覚にとらわれる。
ロストワールドにはホトトギスが怪しく咲いていた。
秋っぽくハギも咲いていた。
赤いキノコはタマゴタケかな。
山頂に向け緩やかに登っていくと登山口で会った御夫婦が降りてきた。長浜市からみえたそうだが、近場とはいえこんな暑い日に低山に登らなくても良さそうなものだ。好きなんだなぁ。
13時9分、日本コバ山頂に到着。小広場になっているが、展望はあまりよくない。一休みしたらさっさっと下山だ。
下山はヒル対策も考え政所道を下ろうかと思ったが、先ほどの夫婦も大丈夫そうだったので藤川谷道を下った。岩屋の標識まで来ると御夫婦が休んでいた。
洞窟の場所を聞こうとしたら先に質問されてしまった。付近を探したら洞窟の入り口があった。中は割合広くてコウモリが飛んでいるのが見えた。写真を撮ろうとフラッシュを焚いたらコウモリが一斉に飛び交って「ひぇ~」と退散。御夫婦も中には入らなかった。
岩屋から固定ロープを伝って登山道を下ると妙な花が咲いていた。こんなのは始めてだ。
湿った沢沿いルートはいかにもヒルが出そうな感じだったが、下山した時にスパッツの隙間に一匹入っていただけで被害はなかった。
藤川谷はゴルジュで門前払いされそうになったが、ゴルジュの中も少し探検できたしそれ以外は高巻く必要もなく小滝群で楽しめるところだった。
【鈴鹿】初めての藤川谷はゴルジュで門前払い?
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Re: 【鈴鹿】初めての藤川谷はゴルジュで門前払い?
スカイさん、こんにちは~
まさか(沢とは無縁そうな)biwa爺からレスが来るとは!と驚くお顔が浮かびます。(^_-)
「藤川谷」が目に留まり、確認したら、行ったのはちょうど1年前でした。復習のつもりで読ませていただきました。
「虫よけ」スプレーって、ヒルにも効くんでしょうか?
私らは登山路が沢と交わるところから入渓しましたが、神社はもっと上ですね。気づかなかったけど。
さっさと右の斜面に逃げました。
そう! 同じ滝かと勘違いしたほど(゜o゜)
もう一度左岸から巻き直し、10m滝の手前でロープを出してもらい下降しました。
懸垂は何度か経験しましたが、ロープに全体重をかけることへの躊躇いが払拭しきれない臆病爺であります。(@_@。
10m滝を巻いて平流気味になったところでランチにしました。
co600mの二股まで行かず、登山道に出てリターン。なので、その先の核心部や日本コバ山頂はオアズケでした。(-。-)y-゜゜゜
祝福の6m滝やロストワールド、「岩壁の鍾乳洞」、コウモリの岩屋にもいつか行ってみたいものです。
沢用スパッツはしっかりガードしてくれますね。
比良の白滝谷でもスパッツなしのKさんは3か所も献血。私はスパッツを突破できず吸血できずに靴の中で蠢くヤツを4匹も退治しました。
~biwa爺
まさか(沢とは無縁そうな)biwa爺からレスが来るとは!と驚くお顔が浮かびます。(^_-)
「藤川谷」が目に留まり、確認したら、行ったのはちょうど1年前でした。復習のつもりで読ませていただきました。
藤川橋に来てみると駐車地で中年夫婦が登山の準備をしていた。「ここはヒルが多いようですが。」と声をかけると慌てて虫よけをスプレーしていた。
「虫よけ」スプレーって、ヒルにも効くんでしょうか?
沢の入り口付近には滝など無いようなので登山道で神社まで行き、その先で沢に入った。
神社に寄ってみると社がなくなっていた。台風で壊れたのか建て替えの予定だったのか分からない。
私らは登山路が沢と交わるところから入渓しましたが、神社はもっと上ですね。気づかなかったけど。
そしてゴルジュの入り口の3m滝に来た。周りの岸壁は切り立っているし、滝は水量が多くて激しく落ちていた。直登は無理と思うが、泳いで滝に近寄ってみた。端の方から近寄れば何とか近寄れると思ったが、近寄るどころか水流に押し戻されてしまう。左右とも試してみるが結果は同じ。
さっさと右の斜面に逃げました。
ゴルジュの中を覗いてみる。4m滝が激しく落ちているのが見えた。これも直登は無理なのでまとめて高巻き降下場所を探した。簡単に降りられそうな場所があったので立木に25mのロープを引っ掛けATCを使って懸垂下降した。自慢じゃないけど懸垂下降などしたことがない。アクション映画のように岸壁をけってスルスルとはいかず一歩一歩慎重にズルズルと岸壁を降りた。
そう! 同じ滝かと勘違いしたほど(゜o゜)
もう一度左岸から巻き直し、10m滝の手前でロープを出してもらい下降しました。
懸垂は何度か経験しましたが、ロープに全体重をかけることへの躊躇いが払拭しきれない臆病爺であります。(@_@。
ゴルジュの最後の10m滝は見物するしかない。高巻きは左岸から簡単に上がれた。
8mの斜滝は気持ちよく登れる。
また、気持ちの良い斜滝だ。
連続する小滝をズンズン進む。
10m滝を巻いて平流気味になったところでランチにしました。
co600mの二股まで行かず、登山道に出てリターン。なので、その先の核心部や日本コバ山頂はオアズケでした。(-。-)y-゜゜゜
祝福の6m滝やロストワールド、「岩壁の鍾乳洞」、コウモリの岩屋にもいつか行ってみたいものです。
湿った沢沿いルートはいかにもヒルが出そうな感じだったが、下山した時にスパッツの隙間に一匹入っていただけで被害はなかった。
沢用スパッツはしっかりガードしてくれますね。
比良の白滝谷でもスパッツなしのKさんは3か所も献血。私はスパッツを突破できず吸血できずに靴の中で蠢くヤツを4匹も退治しました。
~biwa爺
Re: 【鈴鹿】初めての藤川谷はゴルジュで門前払い?
biwacoさん、こんばんは。
昨年病み上がりのbiwacoさんが行って見えたので敷居が下がりました。biwacoさんのレポがなかったら、まだ迷っていたかも。biwaco さんが書きました:まさか(沢とは無縁そうな)biwa爺からレスが来るとは!と驚くお顔が浮かびます
ディードは二酸化炭素の感覚器を塞いで機能させなくするそうですから多少は効くでしょう。でも取りつかれたら同じかな。biwaco さんが書きました:「虫よけ」スプレーって、ヒルにも効くんでしょうか?
同じところから入渓したと思います。神社は登山道の入り口近くです。小さな社があるだけのところですから気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。私らは登山路が沢と交わるところから入渓しましたが、神社はもっと上ですね。気づかなかったけど。
私は左(右岸)から巻きましたさっさと右の斜面に逃げました
私も同感です。写真を見ると厳しそうなところを降りてますね。私が降りたところはもっと簡単であっけないところでした。ロープに全体重をかけることへの躊躇いが払拭しきれない臆病爺であります
まだ美味しいところが残っていますから、ぜひ再挑戦してください。コウモリ君も熱烈歓迎してくれますよ。10m滝を巻いて平流気味になったところでランチにしました。co600mの二股まで行かず、登山道に出てリターン。なので、その先の核心部や日本コバ山頂はオアズケでした。(-。-)y-゜゜゜祝福の6m滝やロストワールド、「岩壁の鍾乳洞」、コウモリの岩屋にもいつか行ってみたいものです。
Re: 【鈴鹿】初めての藤川谷はゴルジュで門前払い?
skywalkさん、こんばんは
最初の滝は問題外として、核心の廊下部分は私にはちょっと無理かもしれませんが、その他の滝は手頃で楽しめそうですね。
でも最後の6m滝も厳しいかな
ゴルジュ最後の滝は巻けて良かったですが、巻けなかったら帰れなかったかもしれないという不安はありませんでしたか?
懸垂下降の基本はアクション映画のような下り方ではなく、ズルズルが正解です。
自衛隊とか消防士はまた違う訓練をしているようです。
ATCが本番で無事使えて良かったです。
もし行く機会があったらロストワールドまでは行ってみたいです。
宮指路
最初の滝は問題外として、核心の廊下部分は私にはちょっと無理かもしれませんが、その他の滝は手頃で楽しめそうですね。
でも最後の6m滝も厳しいかな
ゴルジュ最後の滝は巻けて良かったですが、巻けなかったら帰れなかったかもしれないという不安はありませんでしたか?
懸垂下降の基本はアクション映画のような下り方ではなく、ズルズルが正解です。
自衛隊とか消防士はまた違う訓練をしているようです。
ATCが本番で無事使えて良かったです。
もし行く機会があったらロストワールドまでは行ってみたいです。
宮指路
Re: 【鈴鹿】初めての藤川谷はゴルジュで門前払い?
宮指路さん、こんにちは。
廊下を抜けるのはチョット厄介ですけど、残りも滝も手頃で楽しいところでした。最後の6mも登るのは簡単です。この間ご一緒した石谷川では通せんぼするところが色々ありましたが、あんなところはありません。宮指路 さんが書きました:最初の滝は問題外として、核心の廊下部分は私にはちょっと無理かもしれませんが、その他の滝は手頃で楽しめそうですね。でも最後の6m滝も厳しいかな
他の遡行記録をみても巻きについては懸念してませんでした。でも万一に備えて下降に使ったロープは回収せずそのままにしておいたほうが良かったかな。ゴルジュ最後の滝は巻けて良かったですが、巻けなかったら帰れなかったかもしれないという不安はありませんでしたか?
そうでしょうね。あんな真似をしたら体から岸壁にぶつかりそうだ。ATCは自宅の階段でみっちり練習しましたよ。懸垂下降の基本はアクション映画のような下り方ではなく、ズルズルが正解です。
廊下をすぎれば、後はすんなり行けるので試してみてください。もし行く機会があったらロストワールドまでは行ってみたいです。