【高見山地】沢泊訓練 月出川支流ワサビ谷
Posted: 2017年7月03日(月) 19:08
7月に入り沢登りも本番である。今年の目標を沢泊での軽量化においている。今の所今年の沢泊回数はまだゼロ。そろそろ沢泊訓練に行こうかな?基本的にテントは使わずタープ泊。マット、寝袋など不必要なものは今後削除して行く予定で、沢泊しながら削除できるものを洗いだすのが目的だ。
前日の計量ではザックの重量は20mロープを入れて8キロ。これに食料を入れても総重量は9キロ以内に収まるだろう。ここからさらに何キロ減らすことができるのかが勝負だ。・・・と書きながら出発前の買い物でアルコールを大量に買い込んでしまった。どうも、食料と飲み物は軽量化の対象外らしい。
【 日 付 】2017年7月1〜2日(土・日)
【 山 域 】高見山地 櫛田川流域 月出川支流
【メンバー】単独
【 天 候 】2日間とも 曇り
【 ルート 】
7月1日:ワサビ谷駐車場 15:04 --- 15:43 核心の8m滝 --- 17:00 源流部泊地
7月2日:泊地 5:56 --- 6:05 八丁平 --- 6:58 林道 --- 7:13 駐車地
午前中のテニスサークルの練習を終え、入渓口についたのが2時半を過ぎていた。ワサビ谷は短い谷なので、余裕だ。通常のペースだと2時間あれば泊地に着くだろう。テニスウエアを沢装備に切り替えて出発。
堰堤を左岸から越えて行くと、最初の連瀑帯。ワサビ谷はこれで3回目だが、核心の8m滝以外はほとんど忘れているので、全てがリセットされ、新鮮だ。フリクションがよく、全ての滝が直登できるので楽しくてしょうがない。登りながら「ちょー気持ちええ」と雄叫びをあげる。やっぱワサビ谷は楽しい。これで、こんな連瀑帯があと二つか三つくらいあると人気の沢登りゲレンデになるんだけど。もったいない。 沢中に時々見られるのはチドリノキ(ムクロジ科カエデ属)のようだ。帰宅後にネット調べてみると沢沿いに多いらしい。
最初の連瀑帯を越えて少し行くと核心の8m滝だ。流れの右側を登れそうだ。一歩離陸できればあとは行けそうなんだけど、最初のちょっとしたハングが難しい。しっかりしたホールドが一つでもあれば離陸できるのだが、ホールドは全て外傾していて離陸できない。下が釜であれば落ちても濡れるだけなんだけど、岩なので1mでも落ちたくはない。 結局、左岸から巻くことにする。こんなところで無理してもしょうがない。8m滝を超えるとさらに数mクラスの滝がいくつも出てくる。やっぱりワサビ谷は楽しい。滝が終わると谷は源流部の雰囲気になるが、今週降った雨のおかげか水流は切れない。泊適地はたくさんあるので、平坦な場所を見つけてザックを下ろす。落ち葉でふかふかなので、快適なベッドになりそうだ。ちょっと湿っているけどね。コブシとオオイタヤメイゲツが多い林。芳醇な匂いがする。 さてこれからはお楽しみタイム。薪を集め、早速焚き火の開始だ。多少湿っているが、一発でうまく火がついた。今日のメニューは定番の焼肉と焼き野菜。焚き火を利用して調理する。結局、持ってきたコンロは使わなかった。コンロも削除の対象かな? 焼肉を焼いていると変な音がする。ふと見るとせっかく担ぎ上げたプレモルが倒れて中身が溢れでている。あちゃ〜。半分を地面に飲まれちゃった。まあいいか。もう一本あるし。
準備した薪を全て消費し尽くし、9時頃に寝る。タープは上に張るのではなく、くるまって寝る。寝袋はエスケープヴィヴィと山日和さんオススメのサーモライトリアクターの組み合わせだ。これで寒いことは全くなかった。むしろどちらか一つでもいいいかもしれない。夜半に風が強くなったが、谷中までは吹き込んで来ない。快適な一晩を過ごす。
5時起床。荷物をまとめ6時出発。10分ほどで八丁平に着いた。この辺りはガスっていて全く展望がない。まあいいか。頂上まで行く気もないし。この後はゆりわれ道をゆるゆる下る。登山道の石が結構尖っていて、底が薄い沢足袋の自分には辛い。尖った石に足を乗せるたびに声をあげそうになる。やっぱり登山道が長い時は沢足袋よりも沢靴かな? ゆりわれ道はずっと落葉樹の自然林なので、雰囲気がいい。ウツギやタニウツギはもう花期を過ぎているが、サワフタギ、ガマズミ、ネジキ、ヤマボウシなどの花が楽しませてくれる。色とりどりと書きたくなるがこの時期の花は全て白ばかりだ。何か理由でもあるのだろうか。
1時間ほどであっさりと林道に着地。さあ、9時からのテニスの練習に間に合うかな?
荷物から削除できるもの
1 タープ 重量を量ると450gもあった。くるまるだけならツエルトの方が軽くていいかも。
2 コンロ どうせ焚火をするのだから焚火の火を利用して調理すれば十分かも。
3 エアマット 落ち葉の林ならエアマットはいらない。沢のゴーロ帯だとやっぱり必要か。
4 エスケープヴィヴィかサーモライトリアクター 標高の低いところならどちらか一つでいい。
結局、日帰り沢で常時携行しているビバークセットがあれば十分ということか?
前日の計量ではザックの重量は20mロープを入れて8キロ。これに食料を入れても総重量は9キロ以内に収まるだろう。ここからさらに何キロ減らすことができるのかが勝負だ。・・・と書きながら出発前の買い物でアルコールを大量に買い込んでしまった。どうも、食料と飲み物は軽量化の対象外らしい。
【 日 付 】2017年7月1〜2日(土・日)
【 山 域 】高見山地 櫛田川流域 月出川支流
【メンバー】単独
【 天 候 】2日間とも 曇り
【 ルート 】
7月1日:ワサビ谷駐車場 15:04 --- 15:43 核心の8m滝 --- 17:00 源流部泊地
7月2日:泊地 5:56 --- 6:05 八丁平 --- 6:58 林道 --- 7:13 駐車地
午前中のテニスサークルの練習を終え、入渓口についたのが2時半を過ぎていた。ワサビ谷は短い谷なので、余裕だ。通常のペースだと2時間あれば泊地に着くだろう。テニスウエアを沢装備に切り替えて出発。
堰堤を左岸から越えて行くと、最初の連瀑帯。ワサビ谷はこれで3回目だが、核心の8m滝以外はほとんど忘れているので、全てがリセットされ、新鮮だ。フリクションがよく、全ての滝が直登できるので楽しくてしょうがない。登りながら「ちょー気持ちええ」と雄叫びをあげる。やっぱワサビ谷は楽しい。これで、こんな連瀑帯があと二つか三つくらいあると人気の沢登りゲレンデになるんだけど。もったいない。 沢中に時々見られるのはチドリノキ(ムクロジ科カエデ属)のようだ。帰宅後にネット調べてみると沢沿いに多いらしい。
最初の連瀑帯を越えて少し行くと核心の8m滝だ。流れの右側を登れそうだ。一歩離陸できればあとは行けそうなんだけど、最初のちょっとしたハングが難しい。しっかりしたホールドが一つでもあれば離陸できるのだが、ホールドは全て外傾していて離陸できない。下が釜であれば落ちても濡れるだけなんだけど、岩なので1mでも落ちたくはない。 結局、左岸から巻くことにする。こんなところで無理してもしょうがない。8m滝を超えるとさらに数mクラスの滝がいくつも出てくる。やっぱりワサビ谷は楽しい。滝が終わると谷は源流部の雰囲気になるが、今週降った雨のおかげか水流は切れない。泊適地はたくさんあるので、平坦な場所を見つけてザックを下ろす。落ち葉でふかふかなので、快適なベッドになりそうだ。ちょっと湿っているけどね。コブシとオオイタヤメイゲツが多い林。芳醇な匂いがする。 さてこれからはお楽しみタイム。薪を集め、早速焚き火の開始だ。多少湿っているが、一発でうまく火がついた。今日のメニューは定番の焼肉と焼き野菜。焚き火を利用して調理する。結局、持ってきたコンロは使わなかった。コンロも削除の対象かな? 焼肉を焼いていると変な音がする。ふと見るとせっかく担ぎ上げたプレモルが倒れて中身が溢れでている。あちゃ〜。半分を地面に飲まれちゃった。まあいいか。もう一本あるし。
準備した薪を全て消費し尽くし、9時頃に寝る。タープは上に張るのではなく、くるまって寝る。寝袋はエスケープヴィヴィと山日和さんオススメのサーモライトリアクターの組み合わせだ。これで寒いことは全くなかった。むしろどちらか一つでもいいいかもしれない。夜半に風が強くなったが、谷中までは吹き込んで来ない。快適な一晩を過ごす。
5時起床。荷物をまとめ6時出発。10分ほどで八丁平に着いた。この辺りはガスっていて全く展望がない。まあいいか。頂上まで行く気もないし。この後はゆりわれ道をゆるゆる下る。登山道の石が結構尖っていて、底が薄い沢足袋の自分には辛い。尖った石に足を乗せるたびに声をあげそうになる。やっぱり登山道が長い時は沢足袋よりも沢靴かな? ゆりわれ道はずっと落葉樹の自然林なので、雰囲気がいい。ウツギやタニウツギはもう花期を過ぎているが、サワフタギ、ガマズミ、ネジキ、ヤマボウシなどの花が楽しませてくれる。色とりどりと書きたくなるがこの時期の花は全て白ばかりだ。何か理由でもあるのだろうか。
1時間ほどであっさりと林道に着地。さあ、9時からのテニスの練習に間に合うかな?
荷物から削除できるもの
1 タープ 重量を量ると450gもあった。くるまるだけならツエルトの方が軽くていいかも。
2 コンロ どうせ焚火をするのだから焚火の火を利用して調理すれば十分かも。
3 エアマット 落ち葉の林ならエアマットはいらない。沢のゴーロ帯だとやっぱり必要か。
4 エスケープヴィヴィかサーモライトリアクター 標高の低いところならどちらか一つでいい。
結局、日帰り沢で常時携行しているビバークセットがあれば十分ということか?