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Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
Posted: 2017年5月30日(火) 18:01
by シュークリーム
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
Posted: 2017年6月04日(日) 19:23
by 雨子庵
シューさん オヒサです
あめちゃんです
岩井谷、ずいぶん昔、沢登りをやってた頃(?)どうやって行けばよいのだろう?と胸をトクトクさせながら、紙ベースの遡行記録を読んでいました。
(下から行くと)、発電所の垂直の岩に打ち付けた階段を上るがチト腐っている、梅の木谷は別名「不帰の谷」、口坊主?奥坊主?などなど多少記憶はあいまいですが、憧れの沢です(でした
)
食べきれないほどの食料とアルコールを担ぐ。さらに、ロープとガチャの類を入れると装備の重量は19キロになった。腰にどしっとくる感覚は久しぶりだ。まあ、20キロを超えなかっただけましだろう。
私はとてもとても。20キロ近くなると、何かの固いかたまりが背中にくっついている感じになりまして・・・。
岩井谷大滝から上流へは行ったことがないので,行き詰まった時のエズケープルートの探索をしようというわけだ.
・・・・下は行ったことがあると・・・
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない.
ここまで来ると、もう貸切ですね。『〇〇桃源郷』の〇〇を埋めよ
そのイチになってしまいました
あめちゃん
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
Posted: 2017年6月04日(日) 19:42
by 雨子庵
そのニ
テントから少し離れた場所で用を足していると,後ろの方で大型動物が落ち葉を踏む音がする.イノシシでも来たのかと見てみると,水が湧いている場所に小柄な女性が佇んでいる.何でこんなところに朝から女性がいるの?頭の中でクエスチョンマークが点滅し始める.とりあえず「こんにちは」と声をかけてみるが,そのあとの言葉が出てこなくて,しばらく沈黙してしまった.こんなところに一人で来る女性なんて一人しか知らないんだけど,まさかね.仕事で朝から晩までコンピュータの画面とにらめっこしていて,最近とみに視力が落ちているせいか顔がよく見えない.
人間が無防備になる大きな瞬間。特にわたしはひとりでテント張った翌朝の行動は非常にあけっぴろげ(開放的)になるので、頭の中のパニック具合は想像つきます
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
これは・・・『偶然』とい簡単な言葉で終わらせてはいけない現象かも。あんな(多分)人が滅多に行かないところで、数キロ四方ヒトがいないところでピンポイントで遭遇するなんて。
私だったら『これは必然だぁ!』と叫びながら、洗ってない手で握手します。・・・あわててるからパンツもおろしたままかも
さすがにそれじゃあ、相手があきんちょでも(失礼!)逃げるわな、キット。
この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
スゴイですよね、ムカシのヒトは。廃道フェチとしてはたどってみたい道。確かムカシ読んだ遡行記録では、泊適地とか、石垣とか、壊れた橋、みたいな言葉があったような気がします。
さらに簡単な滝を一つ越えると雰囲気のいいなめ.そして,その奥に日を浴びてキラキラ輝く岩井谷大滝がドーンと現れる.70mとも80mとも言われる直瀑だ.滝下は平坦な岩盤になっており,日当たりがいいので,舞台に寝そべりながら滝見物の気分だ.この滝に会うのはこれで2回目.いつ来てもほれぼれするような姿形のいい滝だ.
ホントに滝はキレイだし、そこまで到達の大変度がスパイスになると思います。占有気分も隠し味。
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.3ピッチで壁の上に抜けたので,落ち口に向かってトラバースし,数mの懸垂下降で落ち口にジャストで降りることができた.自分のコースファインディングもなかなかのものだと自画自賛する.
読んでるこっちがドキドキ
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.
『日々の生活』という腕時計をはずしたスバラシイ1日でしたね。
あめちゃん
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
Posted: 2017年6月04日(日) 19:55
by 雨子庵
そのサン
朝の献立は昨日と同じベーコンエッグと餅2個とカフェオレ.この献立が調理しやすく,食べやすく,力がついてちょうどいい.
シューさんは見かけによらず洋風なんですね(まあ餅は・・・和洋折衷か)。私は『雑炊』の漢字メニューです。
あとはのんびり荷物の整理をするとぴったり7時に出発準備が整った.ここら辺の時間配分はいつも計ったように正確だ.
久しく、濡れた装備と濡れた靴を履くことはしてないなぁ・・・。
P1153に戻り,しばし休憩.ザックを担ぎ,P871に向かって東に降り始める.この付近には掘状にえぐれた昔の仕事道が残っている.相当えぐれているところを見ると昔はたくさんの人が通った道なのだろう.地形図から考えるとおそらく真砂谷から上がってきているのではないか.
この辺はわりばしさんのところ探してみます。
モチツツジ,ドウダンツツジ,ツクバネウツギがちょうど満開だ.本当に癒し渓だねえ.やっぱり谷はいいなあ.
先日、別荘近くの変哲のない谷の中でボーっとしてました。やっぱり沢はいいなあ。特に新緑のころはどこを見たらいいやら。
自分のカラダも緑に染まりそうな
ソロのときはノーストレスの沢歩きが自分には合ってるのかな。
シューさんのレポ読んで自分を見つめなおすことができました。
あめちゃん