【奥伊勢】滝ヤ谷から南亦山
Posted: 2017年5月04日(木) 22:28
シャッポ山のアケボノツツジにはまだ早過ぎる。
南方の低山なら初夏の花も咲いているだろうと出かけた。
【 日 付 】 平成29年5月3日(祝)
【 山 域 】 奥伊勢
【 天 候 】 曇り
【 ルート】 犬戻峡駐車地8:30---12:20第93号鉄塔(ランチ)13:40---14:00南亦山---16:15駐車地
【メンバー】 ナズナさん グー
砥石谷右岸の山桜の満開は例年より5日ほど遅かったと思う。
白玉の開花もまだ10日ほどかかるように思えた。
となると5月3日のデート山行の行先はドコにしようかと頭を悩ませた。
「度会の低山なら花も咲いているのでは?」
舗装道が終わり、パンクを心配しながら犬戻峡コース駐車地まで車を入れる。
登山口にはトラロープが張られ、案内図の下に「登山口50m先谷に下る」の書き込み。
谷を何度も渡り返しながら滝ヤ谷コースを歩く。
なかなか美しい渓だが、雨の後は登山靴での渡渉に苦労するだろう。
沢靴を履いてピチャピチャ水遊びにはいい谷のように感じた。
炭窯跡がいくつも残っている。
ナ「近くに話し相手がいるのは寂しくなくっていいですね」
グ「同時に炭を焼いていたわけじゃないと思うけど」
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エボシ岩の案内に見上げるとなかなか存在感のある岩がそびえている。
テープに導かれて第90号鉄塔に登り着いた。南風が強い。
エボシ岩に行こうと尾根を進むがそれらしきがない。
シャクナゲが咲いている。花が見られて南の山にしてよかった。
エボシ岩は稜線上にあると思ったが、かなり下にあるようだ。
せっかく登ったのに下るのはイヤ。行くのヤメです。
ナ「尾根芯を登りますか?」
グ「シンドイのはイヤです。山腹道で行きます」
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第92号鉄塔の近くは海が見えて好展望のランチ適地なのですが・・・・
風が強い。しかも南風なのに何故だかとっても冷たい。
お腹はすいているが、風の当たらない北側の平坦地を探しながら進む。
第93号鉄塔切り開きの風の当たらない平坦地にシートを広げた。
正面には局から三峰山に続く稜線。その手前に尖がっているのは三条山だろう。
海は見えないがなかなかの展望を楽しみながらランチを味わう。
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ランチを早めに切り上げ、南亦山へ向かう。
途中の展望地からは古ヶ丸山・八景山方向が見渡せた。
南亦山の遊歩道や山頂に人影は全く見えない。
皆さんドコに行かれているのでしょうか?
さて、下山は犬戻りコース。
休憩所近くの木にマーキングテープが巻いてあるが、木々がうっそうと茂っている。
ナ「植林の方から入りましょう」
グーは尾根を50m下ってから右の谷地へ移ると地形図を読んだが、
ナズナさんは最初から谷地を辿ると読んだ。
谷地を最初から辿るのはルートを間違う恐れがあるからとグー案を採用してもらう。
尾根芯も谷芯も顕著ではない広々としたなだらかな植林を緩やかに下る。
間伐木もなく歩きやすいが、マーキングは全く見当たらない。
谷地が右に曲がりだすところで左へ谷を離れるとはっきりとした尾根に乗った。
この尾根の右20m下には山腹登山道があるはずだ。
尾根芯が緩やかに登り勾配になったところから右の水平踏み跡へ尾根芯から外れる。
踏み跡がはっきりしなくなった所で斜面を10m下って水平登山道に合流した。
ナズナさんは尾根芯を辿りたかったようだが、グーは極力登らずに済ませたい。
右に顕著な尾根が下って行っている。
ナ「ここが小峠でしょうか?」
コンパスを出して合わせると方向が全く違う。
ナ「山腹トラバースはこれがあるのですよね」
グ「自分の感覚を信用しないで、コンパスを信じましょう」
鍛冶屋谷コース分岐を過ぎ、・747の次の小ピークの先で右の尾根がコースだ。
ナ「こっちかしら?」小ピークの端でナズナさんが首をかしげている。
ナズナさんの地形図は細かい。グーの地形図は強拡大の目に優しい老人向けだ。
グ「ピークから10m下ってから右の尾根ですよ」
破線道は忠実に尾根芯に描かれているが、テープは右の杣道に誘導している。
ジグザクに折れながら下り一旦は尾根芯に戻ったが、再び杣道が右の山腹に付いている。
赤テープの誘導がないので躊躇するグーを置き去りにして、ナズナさんはスタスタと下ってゆく。
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滝ヤ谷コースとの分岐の道標があった。
左に通行止めのトラロープは張ってない。
朽ちていつ崩れ落ちるかもしれない橋の横を渡ると、
朝に見た進入禁止のトラロープが張ってある登山口だった。
グー(伊勢山上住人)