【鈴鹿】堰堤の谷に残る滝たちと昔人の痕跡  堂後谷

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿】堰堤の谷に残る滝たちと昔人の痕跡  堂後谷

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2017年4月22日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】八風の湯8:30---11:10大滝------14:05東光寺山---16:15八風の湯
【メンバー】michi、えっちゃん、わりばし

 八風の湯に駐車し堂後谷に向かう。永源寺の御堂の裏にあることから堂後谷というようで、永源寺の参道にある開店前の出店街途中の山門手前から入る。金網でとうせんぼされているので巻いて入渓するが、ここからは新旧入り混じっての堰堤のオンパレードだ。途中の堰堤の巻きに2か所トラロープが設置されていたが、釣り師だろうか。この谷筋に林道が走り堰堤が多いせいで、魚が住める環境が極端に狭く荒れている。こんな所で釣りをすればすぐに魚は全滅してしまうだろう。今の鈴鹿の谷の状況を見ていると、自粛すべき所は自粛しないとなあと思ってしまう。

[attachment=4]IMG_1885.jpg[/attachment]
 堰堤を6つ程越えるときれいな淵が現れ小滝も出はじめ沢歩きを楽しむ。西尾本に出ている斜滝が出てきて眺めているとその奥にも堰堤があった。植林の伐採や林道が横切ったりしながらも再び谷は現れ大釜を持った大滝が出てきた。よく見ると滝の上部で左岸から流れ込む支流が流れ込んで水流が合わさって流れている。これだけ堰堤にズタズタにされながらも美しい渓谷が残っているのには驚いた。大滝は右岸のルンゼから巻いた。

[attachment=3]IMG_1887.jpg[/attachment]
 堰堤に挟まれながらも廊下には淵や小滝はまだまだ続いている。西尾本にあるように昔は廊下とトロが優美に続く谷だったのだろう。ごつごつした岩肌を持つ4m滝を越えると林道終点で最後の堰堤がある。ここまで10個以上の堰堤を越えてきたが地図に無いのもありはっきりした数はわからない。

[attachment=2]IMG_1890.jpg[/attachment]
 ここまでは、一か所炭窯跡はあったもののそれ以外は昔人の痕跡はなかった。林道と堰堤工事で消えたのかもしれない。永源寺は禅寺だし寺裏の谷だけに修行の場の痕跡があるのか期待してきたのだが、期待外れに終わった。

 堰堤が無くなると廊下には直登できる滝が次から次へと出てきて楽しい。急激に標高をあげながらも水は流れ、その合間に炭窯跡がほどよく顔を出す。滝横の狭い場所を石垣拡張してその上に窯が作ってあったりと昔人の知恵が垣間見えて楽しい。

[attachment=1]IMG_1893.jpg[/attachment]
 最後の二股は左股には大きな滝があり右俣との間の高い台地の上にも窯跡がある。小さな滝のある右俣をつめ水流が無くなったあたりで稜線に出た。すると稜線の反対側のすぐ下で林道工事をしている。稜線直下まで林道を伸ばす理由が分からない。稜線上の登山道を上り一番近い鉄塔下で昼食をとった。この日は、風が強く鉄塔の盛り土がいい風よけになった。天候もよく風が強いという花粉症にはどうしようもない環境で、私とえっちゃんは終始グズグズしていた。

[attachment=0]IMG_1895.jpg[/attachment]
 帰りは複雑な地形に苦労しながら東光寺山を通リ登山道で下山。開閉所という電力施設のトラップにはまりながらもどうにか八風の湯にもどってこれた。

 堂後谷は堰堤と林道に寸断されながらも美しい滝と淵を残していた。堰堤が終わってからは昔人の痕跡も見られて楽しめた。
これ以上、谷が破壊されないといいのだが。

添付ファイル
左股と炭窯跡
左股と炭窯跡
滝群
滝群
IMG_1890.jpg
大滝
大滝
斜滝
斜滝
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】堰堤の谷に残る滝たちと昔人の痕跡  堂後谷

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん、おはようございます。

【メンバー】michi、えっちゃん、わりばし

えっちゃんも来てたんやねえ。堂後谷はどうでもいいけど、えっちゃんに会いたかったなあ。

 八風の湯に駐車し堂後谷に向かう。永源寺の御堂の裏にあることから堂後谷というようで、永源寺の参道にある開店前の出店街途中の山門手前から入る。金網でとうせんぼされているので巻いて入渓するが、ここからは新旧入り混じっての堰堤のオンパレードだ。途中の堰堤の巻きに2か所トラロープが設置されていたが、釣り師だろうか。この谷筋に林道が走り堰堤が多いせいで、魚が住める環境が極端に狭く荒れている。こんな所で釣りをすればすぐに魚は全滅してしまうだろう。今の鈴鹿の谷の状況を見ていると、自粛すべき所は自粛しないとなあと思ってしまう。

堂後谷ってどこかなあと思ってましたが、そんなとこにあったんやねえ。


 堰堤に挟まれながらも廊下には淵や小滝はまだまだ続いている。西尾本にあるように昔は廊下とトロが優美に続く谷だったのだろう。ごつごつした岩肌を持つ4m滝を越えると林道終点で最後の堰堤がある。ここまで10個以上の堰堤を越えてきたが地図に無いのもありはっきりした数はわからない。

昔はきっと美しい谷やったんだろうねえ。沢屋としてはそのままにしておいてほしいけど。堰堤ってどれくらい役に立っているんだろうか。
 堂後谷は堰堤と林道に寸断されながらも美しい滝と淵を残していた。堰堤が終わってからは昔人の痕跡も見られて楽しめた。
これ以上、谷が破壊されないといいのだが。


お疲れさんでした。michiさんも久しぶりに釣り抜きの沢歩きだったのかな?
私は翌日に小木森谷に行きました。楽しかったけど、疲れました。
添付ファイル
小木森滝
小木森滝
                         @シュークリーム@
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】堰堤の谷に残る滝たちと昔人の痕跡  堂後谷

投稿記事 by 宮指路 »

 わりばしさん、こんばんは
八風の湯に駐車し堂後谷に向かう。永源寺の御堂の裏にあることから堂後谷というようで、永源寺の参道にある開店前の出店街途中の山門手前から入る。金網でとうせんぼされているので巻いて入渓するが、ここからは新旧入り混じっての堰堤のオンパレードだ。
こんなに堰堤が多いんじゃあ沢登としては人気がないでしょうね

 
堰堤を6つ程越えるときれいな淵が現れ小滝も出はじめ沢歩きを楽しむ。西尾本に出ている斜滝が出てきて眺めているとその奥にも堰堤があった。
西尾さんが歩いた時は堰堤が少なかったでしょうね
植林の伐採や林道が横切ったりしながらも再び谷は現れ大釜を持った大滝が出てきた。よく見ると滝の上部で左岸から流れ込む支流が流れ込んで水流が合わさって流れている。これだけ堰堤にズタズタにされながらも美しい渓谷が残っているのには驚いた。大滝は右岸のルンゼから巻いた。
自然の力はたくましいですね。

 
堰堤に挟まれながらも廊下には淵や小滝はまだまだ続いている。西尾本にあるように昔は廊下とトロが優美に続く谷だったのだろう。ごつごつした岩肌を持つ4m滝を越えると林道終点で最後の堰堤がある。ここまで10個以上の堰堤を越えてきたが地図に無いのもありはっきりした数はわからない。
沢と堰堤のコンビネーションですね。堰堤好きにはたまらんでしょう

 
堰堤が無くなると廊下には直登できる滝が次から次へと出てきて楽しい。急激に標高をあげながらも水は流れ、その合間に炭窯跡がほどよく顔を出す。滝横の狭い場所を石垣拡張してその上に窯が作ってあったりと昔人の知恵が垣間見えて楽しい。
私は沢登をしている時は釜跡を見ている余裕がありませんデス


 
最後の二股は左股には大きな滝があり右俣との間の高い台地の上にも窯跡がある。小さな滝のある右俣をつめ水流が無くなったあたりで稜線に出た。すると稜線の反対側のすぐ下で林道工事をしている。稜線直下まで林道を伸ばす理由が分からない。
沢を上り詰めた所で工事現場に出るとは興醒めです。

 帰りは複雑な地形に苦労しながら東光寺山を通リ登山道で下山。開閉所という電力施設のトラップにはまりながらもどうにか八風の湯にもどってこれた。
人口の擁壁に進路を邪魔されると一番大変やっかいですね。

                                                                       宮指路
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】堰堤の谷に残る滝たちと昔人の痕跡  堂後谷

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

 八風の湯に駐車し堂後谷に向かう。永源寺の御堂の裏にあることから堂後谷というようで、永源寺の参道にある開店前の出店街途中の山門手前から入る。金網でとうせんぼされているので巻いて入渓するが、ここからは新旧入り混じっての堰堤のオンパレードだ。途中の堰堤の巻きに2か所トラロープが設置されていたが、釣り師だろうか。この谷筋に林道が走り堰堤が多いせいで、魚が住める環境が極端に狭く荒れている。こんな所で釣りをすればすぐに魚は全滅してしまうだろう。今の鈴鹿の谷の状況を見ていると、自粛すべき所は自粛しないとなあと思ってしまう。

堂後谷ってどこかなあと思ってましたが、そんなとこにあったんやねえ。


以前からこの名前は知っていたのですが、もう少し修行の跡があってもいいのに。
仏谷に何かあるのかな?

 堰堤に挟まれながらも廊下には淵や小滝はまだまだ続いている。西尾本にあるように昔は廊下とトロが優美に続く谷だったのだろう。ごつごつした岩肌を持つ4m滝を越えると林道終点で最後の堰堤がある。ここまで10個以上の堰堤を越えてきたが地図に無いのもありはっきりした数はわからない。

昔はきっと美しい谷やったんだろうねえ。沢屋としてはそのままにしておいてほしいけど。堰堤ってどれくらい役に立っているんだろうか。

永源寺ダム関連で予算が降りやすいのでしょう。
めずらしく西尾さんがほめていますからね。
IMG_1881.jpg
 堂後谷は堰堤と林道に寸断されながらも美しい滝と淵を残していた。堰堤が終わってからは昔人の痕跡も見られて楽しめた。
これ以上、谷が破壊されないといいのだが。


お疲れさんでした。michiさんも久しぶりに釣り抜きの沢歩きだったのかな?
私は翌日に小木森谷に行きました。楽しかったけど、疲れました。


今回は釣り抜きです。
シュークリさんはやはり小木森でしたか。
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】堰堤の谷に残る滝たちと昔人の痕跡  堂後谷

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、宮指路さん。
八風の湯に駐車し堂後谷に向かう。永源寺の御堂の裏にあることから堂後谷というようで、永源寺の参道にある開店前の出店街途中の山門手前から入る。金網でとうせんぼされているので巻いて入渓するが、ここからは新旧入り混じっての堰堤のオンパレードだ。
こんなに堰堤が多いんじゃあ沢登としては人気がないでしょうね

パソコンでもヒットしませんからね。 :mrgreen:

 
堰堤を6つ程越えるときれいな淵が現れ小滝も出はじめ沢歩きを楽しむ。西尾本に出ている斜滝が出てきて眺めているとその奥にも堰堤があった。
西尾さんが歩いた時は堰堤が少なかったでしょうね

途中は西尾さんの遡行図でどこを歩いているにのかわからなかったです。
植林の伐採や林道が横切ったりしながらも再び谷は現れ大釜を持った大滝が出てきた。よく見ると滝の上部で左岸から流れ込む支流が流れ込んで水流が合わさって流れている。これだけ堰堤にズタズタにされながらも美しい渓谷が残っているのには驚いた。大滝は右岸のルンゼから巻いた。
自然の力はたくましいですね。

再び現れる水は澄んでいて、自然の力を感じました。
IMG_1883.jpg
堰堤に挟まれながらも廊下には淵や小滝はまだまだ続いている。西尾本にあるように昔は廊下とトロが優美に続く谷だったのだろう。ごつごつした岩肌を持つ4m滝を越えると林道終点で最後の堰堤がある。ここまで10個以上の堰堤を越えてきたが地図に無いのもありはっきりした数はわからない。
沢と堰堤のコンビネーションですね。堰堤好きにはたまらんでしょう

ハハハ・・国土省にお仲間でも・・・ :lol:
最新堰堤
最新堰堤
 
堰堤が無くなると廊下には直登できる滝が次から次へと出てきて楽しい。急激に標高をあげながらも水は流れ、その合間に炭窯跡がほどよく顔を出す。滝横の狭い場所を石垣拡張してその上に窯が作ってあったりと昔人の知恵が垣間見えて楽しい。
私は沢登をしている時は釜跡を見ている余裕がありませんデス

なかなかいいもんですよ。
窯跡を見るだけでここに昔人も通ったんだなと思い安心します。

 
最後の二股は左股には大きな滝があり右俣との間の高い台地の上にも窯跡がある。小さな滝のある右俣をつめ水流が無くなったあたりで稜線に出た。すると稜線の反対側のすぐ下で林道工事をしている。稜線直下まで林道を伸ばす理由が分からない。
沢を上り詰めた所で工事現場に出るとは興醒めです。

その通リでした。 :idea:
 帰りは複雑な地形に苦労しながら東光寺山を通リ登山道で下山。開閉所という電力施設のトラップにはまりながらもどうにか八風の湯にもどってこれた。
人口の擁壁に進路を邪魔されると一番大変やっかいですね。

たしかに。水路と電流柵で囲まれた要塞で苦労しました。

                                                                       宮指路[/quote]
返信する