御岳二日目、まだおまけがあった
Posted: 2011年7月28日(木) 22:41
【 日 付 】2011年7月17日(日)
【 山 域 】 御岳
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】三の池避難小屋5:15>継子岳6:08>剣が峰8:37>女人堂9:45>油木遊歩道11番標識11:07>4合目登山口14:30
翌7月17日の朝は穏やかに明けた。5時前、外に出てみると雲ひとつない快晴で風もなく暖かい。お姉さま方も目を覚ますが、何する訳でもなく夢の続きを楽しんでいる。
当方はシュラフを丸め他の荷物と一緒にザックに詰め込んだら早速出発する。小屋からは朝陽を照り返す雲海が広がり贅沢な眺めを堪能できた。時間はまだ5時15分、余裕の出発となったが、昨日のヤブコギで体力を使ってしまったので調子は上がらない。三の池を東から回りこみ、そのまま四の池も東から回り込んで継子岳に登りたいところだが、アップダウンが大きくなるので普通に飛騨山上へ向かった。
白い花が清楚な感じのハクサンイチゲが清々しい朝の空気によく似合っていた。
一番沢山咲いているのは、黄色い花のミヤマダイコンソウだ。丸い葉っぱが独特で花音痴のスカイウォーカーでも見分けが付く花だ。
五の池小屋を過ぎたところで雷鳥の子が2匹、3匹と登山道を横切り、その後を親鳥が回りに気を配りながら付いていった。昨夜、お姉さん方も「雷鳥が見られたらいいね。」などと話していたが、うまく遭遇できるかな。
継子岳からは、雲海に浮かぶ乗鞍岳が真近で絵になってる。
継子岳には、少ないながらコマクサが咲いている。大きな群落がないので、一株一株を小石で囲んでいるだけだ。この方が接写も容易で写真撮影には都合よかった。
継子岳で朝食のオニギリを一つ頬張る。オニギリひとつでも天気良し、眺め良しの中でいただけば気分は最高。雲海に高山植物、雷鳥も見られて今日はまともな山歩きができている。このまま何事もなく下山できるのでしょうか・・・
朝食を済ませたら、来た道を引き返し摩利支天山の尾根を越えていく。尾根を乗り越し南の斜面を下っていくとミヤマキンバイが目に付く。
賽の河原を通り抜け二の池に着いたら、池を右から回りこんで目の前の急斜面を登る。頂上火口跡を巡るいわゆるお鉢巡りは時計周りに巡る人が大半で前からは小さな女の子を連れた親子が下りて来る。彼女にとって、いい思い出になればいいけど。
急斜面を登りきると北アルプスを思わせる岩稜帯が続き、火口を挟んで反対側には剣が峰の様子が手に取るように分かり、遠くの山々も全部見渡せて文句なしの展望が広がる。
8時37分、剣が峰に到着。頂上は朝早くから多くの人々で賑わっていた。継子岳方面を見やって自分が歩いてきたところを目で辿る。摩利支天山は省略したけど後は大体歩き通した。晴れ渡った御岳からの遠望を目に焼き付けたら下山だ。
頂上を目指す登山者が続く中、余裕の下山。1時間ほどで8合目小屋に到着。相変わらず多くの人で賑わっている。小屋で一休みして少し下ったら、登りで使った廃道に性懲りも無く踏み込む。昨日最後に迷った谷まできたら、その谷を下ってみる。最初のうちは歩き易かったが、やはり低木がかぶって歩きにくくなってきた。ヤブっぽいところを抜けるとスラブの多い谷になって、このまま楽に下りられるかと思ったが、そう簡単ではなかった。
崖が現れたので、最初は巻いて下ったが、二つめの崖はギャップも大きく右岸に回ってみても下りられそうに無いので、左岸に回ってみた。こちらもかなりの急斜面だったが、密生する笹を掴みながら、ズルズルと滑り下りて事なきを得た。次回のためにマイルートを開拓しようとの算段だったが、こりゃだめだ。使い物にならない。真っ直ぐ下れば、7合目連絡道に出会うはずだが、谷を下れど一向に現れず。藪に入ってから1時間10分経ってから、11番標識のところで連絡道に出会えた。
百間滝展望台の東屋の下で昼寝をしてから4合目に戻った。遊歩道そのものは、とても歩きやすく雰囲気もいいところなので、これからも使っていきたいが、ヤブコギはせず素直に7合目に出ることにしましょう。
絵日記版はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/30008038.html
【 山 域 】 御岳
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】三の池避難小屋5:15>継子岳6:08>剣が峰8:37>女人堂9:45>油木遊歩道11番標識11:07>4合目登山口14:30
翌7月17日の朝は穏やかに明けた。5時前、外に出てみると雲ひとつない快晴で風もなく暖かい。お姉さま方も目を覚ますが、何する訳でもなく夢の続きを楽しんでいる。
当方はシュラフを丸め他の荷物と一緒にザックに詰め込んだら早速出発する。小屋からは朝陽を照り返す雲海が広がり贅沢な眺めを堪能できた。時間はまだ5時15分、余裕の出発となったが、昨日のヤブコギで体力を使ってしまったので調子は上がらない。三の池を東から回りこみ、そのまま四の池も東から回り込んで継子岳に登りたいところだが、アップダウンが大きくなるので普通に飛騨山上へ向かった。
白い花が清楚な感じのハクサンイチゲが清々しい朝の空気によく似合っていた。
一番沢山咲いているのは、黄色い花のミヤマダイコンソウだ。丸い葉っぱが独特で花音痴のスカイウォーカーでも見分けが付く花だ。
五の池小屋を過ぎたところで雷鳥の子が2匹、3匹と登山道を横切り、その後を親鳥が回りに気を配りながら付いていった。昨夜、お姉さん方も「雷鳥が見られたらいいね。」などと話していたが、うまく遭遇できるかな。
継子岳からは、雲海に浮かぶ乗鞍岳が真近で絵になってる。
継子岳には、少ないながらコマクサが咲いている。大きな群落がないので、一株一株を小石で囲んでいるだけだ。この方が接写も容易で写真撮影には都合よかった。
継子岳で朝食のオニギリを一つ頬張る。オニギリひとつでも天気良し、眺め良しの中でいただけば気分は最高。雲海に高山植物、雷鳥も見られて今日はまともな山歩きができている。このまま何事もなく下山できるのでしょうか・・・
朝食を済ませたら、来た道を引き返し摩利支天山の尾根を越えていく。尾根を乗り越し南の斜面を下っていくとミヤマキンバイが目に付く。
賽の河原を通り抜け二の池に着いたら、池を右から回りこんで目の前の急斜面を登る。頂上火口跡を巡るいわゆるお鉢巡りは時計周りに巡る人が大半で前からは小さな女の子を連れた親子が下りて来る。彼女にとって、いい思い出になればいいけど。
急斜面を登りきると北アルプスを思わせる岩稜帯が続き、火口を挟んで反対側には剣が峰の様子が手に取るように分かり、遠くの山々も全部見渡せて文句なしの展望が広がる。
8時37分、剣が峰に到着。頂上は朝早くから多くの人々で賑わっていた。継子岳方面を見やって自分が歩いてきたところを目で辿る。摩利支天山は省略したけど後は大体歩き通した。晴れ渡った御岳からの遠望を目に焼き付けたら下山だ。
頂上を目指す登山者が続く中、余裕の下山。1時間ほどで8合目小屋に到着。相変わらず多くの人で賑わっている。小屋で一休みして少し下ったら、登りで使った廃道に性懲りも無く踏み込む。昨日最後に迷った谷まできたら、その谷を下ってみる。最初のうちは歩き易かったが、やはり低木がかぶって歩きにくくなってきた。ヤブっぽいところを抜けるとスラブの多い谷になって、このまま楽に下りられるかと思ったが、そう簡単ではなかった。
崖が現れたので、最初は巻いて下ったが、二つめの崖はギャップも大きく右岸に回ってみても下りられそうに無いので、左岸に回ってみた。こちらもかなりの急斜面だったが、密生する笹を掴みながら、ズルズルと滑り下りて事なきを得た。次回のためにマイルートを開拓しようとの算段だったが、こりゃだめだ。使い物にならない。真っ直ぐ下れば、7合目連絡道に出会うはずだが、谷を下れど一向に現れず。藪に入ってから1時間10分経ってから、11番標識のところで連絡道に出会えた。
百間滝展望台の東屋の下で昼寝をしてから4合目に戻った。遊歩道そのものは、とても歩きやすく雰囲気もいいところなので、これからも使っていきたいが、ヤブコギはせず素直に7合目に出ることにしましょう。
絵日記版はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/30008038.html