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【湖北】下谷山から音波山への周回はブナ満喫の旅

Posted: 2017年3月27日(月) 21:16
by Kasaya
【日付】2017年3月25日(土)
【山域】湖北
【メンバー】副館長、kasaya
【天候】晴れ
【ルート】中河内7:47---8:33尾根取り付き—-10:13P817点標大音波---10:45P873---11:23県境尾根
---11:32下谷山12:18---13:12音波山---14:39ca660分岐—-15:02ベルク余呉下駐車地
昨年の4月に登ったこの山はブナの続くいい尾根だった。雪の時に来たらどんな感じだろうと思っていたが、
行きそびれていたが今年は雪が豊富でこの時期でもまだ行けそうだ。そう思って副館長を誘って出かけることに
した。
今日は登り口と下山口が異なるのでまずは栃木峠まで車をデポしにいく。木之本あたりでは雪が全くないが
椿坂あたりを過ぎると路肩は雪でいっぱい。車が止められるかなと心配したがベルク余呉スキー場下の駐車場は
完全に除雪されており問題なく駐車できた。ここのわきの尾根から降りてくる予定だがうまく周回できるかな。
取って返し副館長の車で中河内から先の登山口まで進む予定だったが国道から外れたら50mも入ったところ
で雪の壁に阻まれる。なんとまあ。仕方ないので少し空いたスペースに車を止め歩く事にした。
雪の林道.jpg
地図で見た感じ登山口まで3~4Kmか。1時間もかからないだろう。この時期は林道歩きを厭っていては山に
登れないのはスノー衆で学習済である。それにしてももう3月末であるが周りは雪だらけ。今年は雪が多い。
最初は雪が締まっておりツボ足で行けたがすぐに踏み抜くようになりスノーシューを装着。これで安定して歩く
ことができる。この林道は古い足跡もあるが基本ほとんど歩かれていないようだ。そこを二人でザクザクと歩い
ていく。右手には高時川が雪解け水を流している。そう言えばこの水の流れを渡渉して大黒山に取り付いたこと
もあったなあなどと思いつつ大音波谷までやってきた。ここからあと少し。でも見上げる斜面に雪はない。ヤブ
コギ必至だなあ。
予定の登山口にやってくると赤テープがあり何となく道の跡があるがその先は何とも不明瞭。雪がないので
まずはスノーシューを外してヤブコギに備える。おもむろに取り付けば踏み跡はすぐに失せる。まあしょうがな
い。登りやすいところを見つけて淡々と登っていく。急斜面でアキレス腱が延ばされて痛くなってきた。やっぱ
りしんどい。もうここは我慢我慢である。そしてca700mぐらいになると雪がつながるようになってきた。これ
でやっとスノーシューが履ける。
その後は急速に道の状態がよくなりブナの森となる。そして点標大音波に到着。平たいピークであるが周りは
雪だらけ。何の標識もないところだ。そしてこのあたりから東の方も見え始める。近くに見えるのは上谷山。
その向こうにある屏風のような山は先週も見た三周ヶ岳、するとその左にあるのは美濃俣丸だ。なるほど、先週
今週と比較的近い山に登っているのでその形状もさすがに区別がつく。山はこうして覚えていくのだろう。
 それにしても今までが藪と急斜面で歩きにくかったこともあり、3時間もかかってまだ全行程の1/4ほどしか
来ていいないことを知る。思ったより時間がかかっている。目指す下谷山ははるか向こうだ。これはいかんなあと
道が平たんになったこともありガンガン飛ばすことにした。延々と続くブナの尾根。もう藪に阻まれることも
ない歩きやすい尾根をすたすたと歩く。そして1時間余も頑張ると下谷山が間近に見えてきた。一気に距離を稼
いだ感じ。
下谷山は近い
下谷山は近い
 下谷山の西側にから県境尾根は尾根に乗るのだがここの地形が雪の時にどうなっているのかが楽しみだった。
分水嶺を思わせるような複雑な形状をしており一瞬どちらが県境尾根だがわからない地形なのだ。雪をかぶって
いる今もポテトチップスのような微妙なうねりを醸し出すやっぱり不思議な場所。そしてそこを右にとって歩け
ば直に下谷山だった。
県境付近
県境付近
 今日は快晴。ここまで来ると360度の展望が素晴らしい。白山もひときわ白く高くそびえていのがわかる。
その前の白いのは荒島岳か、南には横山岳、妙理山、大黒山。東は先ほどから見えていた三周ヶ岳に上谷山、
美濃俣、その左にあるとがった山は冠山かなあなどと考える。下谷山自体は地味な山だと思うがこの展望はなか
なかいい。風もなく暖かな日。副館長と二人でゆったりとランチとした。
三周と美濃俣
三周と美濃俣
 その後は栃木峠に向かってまた緩やかな尾根を行く。高度を下げることなく緩やかな平行移動。ブナが延々と
続くのである。高度を下げないということはそういうことか。展望は今一つであるがこのブナ歩きはこれもまた
いいものである。そして音波山到着。
 今日は誰もいないかと思ったが音波山の頂上は踏み跡がいっぱい。栃木峠から団体が登ってきたようだ。どん
な人たちが来たのだろう。それにしてもここの頂上は尾根状の通過点といった形で展望は南側のみ。下谷山から
見えていた大展望は残念ながら望めない。でも最後のピークなので少しゆっくりする。
 さああとは下るだけか。しばらく歩くと鉄塔が見えてきてその後は鉄塔を見ながらの歩きとなる。P741 は少
し開けていて今日登ってきたルートが見える。点標大音波から下谷山に向かう稜線は本当に緩やかなのがよくわ
かる。なるほどなあ。いい尾根だった。
 その後しばらく行くと10人程の年配者の団体に追いつく。音波山に来ていたい人達だろう。ちょっと挨拶を
して先に行かせてもらうが、この時ちょっとミス。駐車場から来たというのでてっきり同じ場所と思い方向を確
認せずトレースを辿ったが、違う駐車場だったようだ。副館長がすぐ気づきもと来た道を引き返す。そしてcs670
あたりから南西の尾根を辿る。このあたりではもうブナから植生が変わってきた。道は正しくついているようで
ヤブコギはまぬかれる。最後のほうは急な斜面にプラ階段が見え隠れする中を滑るように降りて行けば予定通り
駐車場わきに飛び出した。時刻は午後3時。登る途中ではもっとかかるかと思ったが、水平移動も多く後半は楽
な歩きができて春山を十分楽しめた一日となった。
Kasaya

Re: 【湖北】下谷山から音波山への周回はブナ満喫の旅

Posted: 2017年3月27日(月) 23:20
by 副館長
Kasayaさん、こんばんは
先日はありがとうございました。
取って返し副館長の車で中河内から先の登山口まで進む予定だったが国道から外れたら50mも入ったところ
で雪の壁に阻まれる。
これは、今回の企画は失敗かなと思いました。でも案外ロードは短かったですね。
予定の登山口にやってくると赤テープがあり何となく道の跡があるがその先は何とも不明瞭。
いや、あれは道の跡とは言えないでしょう。誰かが歩いた跡というならまだしも。
その後は急速に道の状態がよくなりブナの森となる。そして点標大音波に到着。
今回は、やぶこぎで、時間切れかなと心配しました。よかったです。
東の方も見え始める。山はこうして覚えていくのだろう。
連れて行ってもらっていては、覚えられませんね。それと、広域の地図を持っていかないと。
これはいかんなあと道が平たんになったこともありガンガン飛ばすことにした。
速くて、ついていくのが大変でした。
分水嶺を思わせるような複雑な形状をしており一瞬どちらが県境尾根だがわからない地形なのだ。雪をかぶって
いる今もポテトチップスのような微妙なうねりを醸し出すやっぱり不思議な場所。
どんな風に雨水が流れるのだろうと考えてしまいました。
白山もひときわ白く高くそびえていのがわかる。その前の白いのは荒島岳か、南には横山岳、妙理山、大黒山。
東は先ほどから見えていた三周ヶ岳に上谷山、美濃俣、その左にあるとがった山は冠山かなあなどと考える。
ヤブ山かと思っていましたが、予想外の展開でした。良い山ですね。無雪期はどうなのかわかりませんが。
今日は誰もいないかと思ったが音波山の頂上は踏み跡がいっぱい。栃木峠から団体が登ってきたようだ。
こんな地味な山に、団体で登る人もいるんですね。
時刻は午後3時。登る途中ではもっとかかるかと思ったが、水平移動も多く後半は楽
な歩きができて春山を十分楽しめた一日となった。
心配しましたが、案外早く下山できました。でも、歩きが速かったですよ。まあ、kasayaさんのいつものペースかもしれませんが。

雪山も、もうすぐ終わりですね。来年まで待ち遠しいです。

副館長

Re: 【湖北】下谷山から音波山への周回はブナ満喫の旅

Posted: 2017年3月29日(水) 21:56
by Kasaya
副館長さん、こんばんは
先日はお付き合いありがとうございました

これは、今回の企画は失敗かなと思いました。でも案外ロードは短かったですね。
もう少しは林道も入れると思ってましたが、まったく入れないのは想定外でした。
でも近い距離でよかった。

いや、あれは道の跡とは言えないでしょう。誰かが歩いた跡というならまだしも。
余呉トレイルの取り付きはあんなもんです。
きっとどこかにもっといいい道はあると思いますが。

今回は、やぶこぎで、時間切れかなと心配しました。よかったです。
上は絶対いい雪が待っていると思ってました

連れて行ってもらっていては、覚えられませんね。それと、広域の地図を持っていかないと。
20万図は広域でいいですが、粗すぎてわかりませんね。5万図あたりが適当かも

速くて、ついていくのが大変でした。
これはうそでしょう。ぴったりと着かれている感じでした

どんな風に雨水が流れるのだろうと考えてしまいました。
無雪期に行ってみてください。水の流れる光景が見られるかもしれません。

ヤブ山かと思っていましたが、予想外の展開でした。良い山ですね。無雪期はどうなのかわかりませんが。
無雪期もいいですよ。展望は少なくなりますが。

こんな地味な山に、団体で登る人もいるんですね。
10人と言っていたのでちょっとびっくり

心配しましたが、案外早く下山できました。でも、歩きが速かったですよ。まあ、kasayaさんのいつものペースかもしれませんが。
結果から言えばもう少しゆっくりしても良かったですね。

雪山も、もうすぐ終わりですね。来年まで待ち遠しいです。

山を選べば今年はまだまだ遊べそうです。
Kasaya

Re: 【湖北】下谷山から音波山への周回はブナ満喫の旅

Posted: 2017年3月29日(水) 23:18
by 山日和
kasayaさん、こんばんは。

取って返し副館長の車で中河内から先の登山口まで進む予定だったが国道から外れたら50mも入ったところ
で雪の壁に阻まれる。なんとまあ。仕方ないので少し空いたスペースに車を止め歩く事にした。


やはり今年は雪が多いですねえ。

地図で見た感じ登山口まで3~4Kmか。1時間もかからないだろう。この時期は林道歩きを厭っていては山に
登れないのはスノー衆で学習済である。


さすがです。雪の林道歩きも醍醐味のひとつ? :mrgreen:

予定の登山口にやってくると赤テープがあり何となく道の跡があるがその先は何とも不明瞭。雪がないので
まずはスノーシューを外してヤブコギに備える。おもむろに取り付けば踏み跡はすぐに失せる。


ここからのコースはホントにわかりにくいと思います。

急斜面でアキレス腱が延ばされて痛くなってきた。やっぱりしんどい。もうここは我慢我慢である。

私的にはもう少し林道を進んで、針川の手前で尾根に乗る(地形図の破線路)方がベストだと思います。
ほんの少し急登すれば広大な尾根に乗れます。林相も良く、余呉トレイルのルートより優れていると思いますよ。

延々と続くブナの尾根。もう藪に阻まれることもない歩きやすい尾根をすたすたと歩く。

大音波から先の樹林は素晴らしいですね。特に873mのあたりは地形のうねりも良いです。 :D
 下谷山の西側にから県境尾根は尾根に乗るのだがここの地形が雪の時にどうなっているのかが楽しみだった。
分水嶺を思わせるような複雑な形状をしており一瞬どちらが県境尾根だがわからない地形なのだ。雪をかぶって
いる今もポテトチップスのような微妙なうねりを醸し出すやっぱり不思議な場所。そしてそこを右にとって歩け
ば直に下谷山だった。


そうなんですよ。「これがほんとに県境稜線?」と思わせるような不思議な地形ですよね。
そして日本海側と太平洋側の分水というのが信じられない地形です。

 今日は快晴。ここまで来ると360度の展望が素晴らしい。白山もひときわ白く高くそびえていのがわかる。
その前の白いのは荒島岳か、南には横山岳、妙理山、大黒山。東は先ほどから見えていた三周ヶ岳に上谷山、
美濃俣、その左にあるとがった山は冠山かなあなどと考える。


土曜日はいい天気でしたよねえ。私はマンションの理事会で切歯扼腕でした。 :oops:

 その後は栃木峠に向かってまた緩やかな尾根を行く。高度を下げることなく緩やかな平行移動。ブナが延々と
続くのである。高度を下げないということはそういうことか。展望は今一つであるがこのブナ歩きはこれもまた
いいものである。そして音波山到着。


この江越国境稜線がまたいいんですねえ。どこまでも続くブナ林がたまりません。 :lol:

 今日は誰もいないかと思ったが音波山の頂上は踏み跡がいっぱい。栃木峠から団体が登ってきたようだ。どん
な人たちが来たのだろう。それにしてもここの頂上は尾根状の通過点といった形で展望は南側のみ。


まあ、この山頂の魅力は北斜面の大ブナですね。

ちょっと挨拶をして先に行かせてもらうが、この時ちょっとミス。駐車場から来たというのでてっきり同じ場所と思い方向を確
認せずトレースを辿ったが、違う駐車場だったようだ。


峠の駐車場から来たんでしょうね。あちらは有料ですが、スキー場はまだ営業してるのかな?

                   山日和

Re: 【湖北】下谷山から音波山への周回はブナ満喫の旅

Posted: 2017年3月29日(水) 23:24
by 山日和
kasayaさん、副館長さん、こんばんは。

こんな地味な山に、団体で登る人もいるんですねえ。

10人と言っていたのでちょっとびっくり


スノー衆を棚に上げて人のこと言えますか?
こちらは15人でもっとビックリされてると思いますよ。 :mrgreen:

           山日和

Re: 【湖北】下谷山から音波山への周回はブナ満喫の旅

Posted: 2017年3月30日(木) 22:01
by Kasaya
山日和さん、こんばんは。

やはり今年は雪が多いですねえ。
その分遊べますが、林道にあんなに雪が残っているとはちょっとびっくり

さすがです。雪の林道歩きも醍醐味のひとつ?
林道歩きを楽しめるのは達人。とてもその域には達しません。

私的にはもう少し林道を進んで、針川の手前で尾根に乗る(地形図の破線路)方がベストだと思います。
ほんの少し急登すれば広大な尾根に乗れます。林相も良く、余呉トレイルのルートより優れていると思いますよ。

なるほど、次回はそちらから。でもそのことを覚えていられるか?

そうなんですよ。「これがほんとに県境稜線?」と思わせるような不思議な地形ですよね。
そして日本海側と太平洋側の分水というのが信じられない地形です。
こんな地形は探せばいろいろありそうですね。

土曜日はいい天気でしたよねえ。私はマンションの理事会で切歯扼腕でした。
残念でした!

この江越国境稜線がまたいいんですねえ。どこまでも続くブナ林がたまりません。
 ブナ好きには垂涎かも。

峠の駐車場から来たんでしょうね。あちらは有料ですが、スキー場はまだ営業してるのかな?
西側のスキー場はやっていたみたいです。滑っている人はほんのわずかで、あれでは赤字だと
副館長としゃべってました。

スノー衆を棚に上げて人のこと言えますか?
こちらは15人でもっとビックリされてると思いますよ。

 私もそう思います
kasaya