【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

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たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by たんぽぽ »

右下にあるCapo MuroからM.Catielloを目指す
右下にあるCapo MuroからM.Catielloを目指す
【日付】   2016年12月29日(水)
【山域】   S.Angelo a tre pizzi Amarfi
【メンバー】 単独
【天候】   曇時々雪

超久々のレポアップです、しかも海外ものですが、お付き合いのほどよろしく~
南イタリアはナポリで4泊して周辺観光地を巡る機会に恵まれた。アマルフィ海岸の観光も計画するが、高級リゾートばかりの観光地は今ひとつピンとこない。
そこでアマルフィ海岸ってどんなところだろうと地形図を見てみると、海岸線から一気に1,400mの山塊がせり上がっているとても魅力的な地形だ。
アマルフィを訪れてこの自然を楽しまないわけにはいかないと思い、手頃に登れて眺望のいいピークを探してみた。
目指すことにしたピークは断崖にへばりつく町ポジターノのすぐ北にMonte sant'angelo a tre pizzi(日本風に言えばアンジェロ三山)と呼ばれる山塊が聳えている。
その中の一つカティエッロ山(Monte Catiello)を目指すことにした。
Pianilloから仰ぐMonte Catiello
Pianilloから仰ぐMonte Catiello
朝8時、ナポリから電車でレンタカーを予約してあるサレルノ駅へと向かう。車に乗り込み、くねくねとした海岸道路を走らせてヴィエトリ・スル・マーレやラベッロといった観光地を巡ってアマルフィを通過。この町を過ぎると九十九折を登って標高差600mを一気に稼ぐ、カティエッロ山麓の町ピアニッロに到着だ。町からはカティエッロ山を大きく仰ぎ見ることができ、いやが上にも登高欲がそそられる。
町を抜けて林道を進んで行くと眼下にはアマルフィ海岸の絶景が望めるようになった。車外に出てみると猛烈な風が吹いて立っているのがやっと。
この日に備えて1か月間の金華山トレーニングを積んできた相棒が、強風にビビって入山を断念するという。日頃は山とは無縁の相棒のことだからここは仕方がない、自分一人で登って相棒には車中で待ってもらうことにした。
石灰岩の階段を登っていく
石灰岩の階段を登っていく
一人で林道をつめていくと、いたるところに踏み跡があって取り付きがわかりづらい。ペンキマークがあったので入ってみたがヤブに突入、格闘すること20分で開けたルートに出ることができた。まさかイタリアでヤブ漕ぎするとは思ってもいなかった。
30分ほどでカーポ・ムーロ(Capo muro)と呼ばれる鞍部に出た。夏ならば登山客の多そうなところだが雪の舞う今日は誰もいない。
ここからは一気にカティエッロ山頂を目指して登りが続く。
灌木がなくなり、人工的にきれいに積み重ねたような石灰岩は、まるで古代遺跡の階段を登っていくような感じがする。
石灰岩の隙間にはところどころにサフランの花が咲いている。
雪が舞う極寒の地に花をつけ、遥か遠くジャッポーネから来たTANPOPOを待っていてくれたサフランのなんとも愛らしいこと!
曇り空なので花弁が閉じているのが惜しい。ちょっと強引に花びらを広げて写真を撮らせてもらった。
愛おしいサフラン
愛おしいサフラン
カーポ・ムーロからは快適な登り1時間で山頂に立つことができた。
足元から切れ落ちた崖の下にはポジターノの町が見下ろせる、約1,400mの標高差だ、スゴイ!
海岸線をたどっていくとソレント半島の先に浮かぶカプリ島まで望める。
目の前にはピラミダルな山容のMonte di Mezzo(中山)その向こうに最高峰のMonte S,Michele(サン・ミケーレ山)が立ちはだかっている。
遠く北にはナポリ湾その右には超有名火山ベスビオスが見えるはずだが、今日は雪雲が邪魔をして望むことができない。
相棒を車の中に待たせているので早々に下山、途中でカウベルと口笛が聞こえると思ったら羊飼いのおじいさんに出会った。
アルプスの少女ハイジの世界に迷い込んだような雰囲気、ただハイジの世界と違うのは眼下に美しいアマルフィ海岸が見渡せることだった。
アマルフィ海岸、遠くに青い洞窟で有名なカプリ島を望む
アマルフィ海岸、遠くに青い洞窟で有名なカプリ島を望む
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by biwaco »

popoちゃん、明けましておめでとうでございます。
この3連休はEU帰りの疲れを癒してお家でマッタリ(マッコリ?)でしょうか?

それでなくてもヨコモジに弱い爺はこのマップを見るだけで怖気づいてしまいます。(@_@。
ムチ打って解読してみてはしたものの、やはり判明できないのは、「相棒」さんを車に放置したのはどこなんや?
カポ‐ムロとかの峠を越えてエロ山へ1時間。兄っろからの分も入れたら1時間半。帰りは1時間と見ても合計3時間近くオマタセ食らわせたってことですね(@_@。
「相棒」さんは異国の山中で、どんな思いでお過ごしだったんでしょうね(?_?) なんとも罪づくりなことです。

ちょっと気になったんですが、地形図の赤点線(ルート)は10本以上の谷を渡ってます。
融けやすい石灰岩の山なのに、林道崩壊は大丈夫なんでしょうか?
まあ、そんな心配は無用、老人の杞憂に過ぎませんが…(-_-)

サフランの花、リンドウかキキョウみたい。同じ仲間なのかな?
と思ったら、クロッカスやアヤメの仲間らしい。球根のないPopotanとは同族ではないようですな(@_@。

地中海が眼下に見えるアンジェロ三山、日本でいえば六甲と瀬戸内海みたいなもん?
六甲なら爺も年末に先だって歩いてきましたよ。朝日がマブかった\(◎o◎)/!
♪光る海… 光る大地…
そんな歌とドラマもありましたね(^_-)

半分は恍惚の世界からのレスみたいなもんですが、「逆時差ボケ」とお赦しを(゜o゜)
いつか歩けるうちに、またオイシイ雪山にでもお誘い下さいマセ~

                            ~biwa爺
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by たんぽぽ »

B爺ちゃま、今年も何卒よろしゅうお願いいたしまする。

この3連休はEU帰りの疲れを癒してお家でマッタリ(マッコリ?)でしょうか?
今日から日本のお正月を楽しんでおります、韓モノではなく「久保田」(音がよくないね)で楽しんでます。

ムチ打って解読してみてはしたものの、やはり判明できないのは、「相棒」さんを車に放置したのはどこなんや?
あちらの地図は読みにくいですね、赤破線はトレッキングルートのようです。
相棒はCapo Muroの南、地図の外に放置ですわ。

融けやすい石灰岩の山なのに、林道崩壊は大丈夫なんでしょうか?
ここは地中海、降水量が日本とは全く違います。
石灰岩よりも私の脳ミソが溶ける方がずっと早いですわ。

サフランの花、リンドウかキキョウみたい。同じ仲間なのかな?
と思ったら、クロッカスやアヤメの仲間らしい。球根のないPopotanとは同族ではないようですな(@_@。

中野さんがつくってくださったパエリャ(黄色いライス)あの黄色がこの花のめしべなんよ。

地中海が眼下に見えるアンジェロ三山、日本でいえば六甲と瀬戸内海みたいなもん?
六甲なら爺も年末に先だって歩いてきましたよ。朝日がマブかった\(◎o◎)/!

地球の表と裏、るアンジェロ三山と六甲山でつながっていたとは、何たるシアワセ!
アマルフィ海岸 くねくね登って一気に600m稼ぎます
アマルフィ海岸 くねくね登って一気に600m稼ぎます
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by バーチャリ »

たんぽぽさん 明けましておめでとうございます。

南イタリアはナポリで4泊して周辺観光地を巡る機会に恵まれた。アマルフィ海岸の観光も計画するが、高級リゾートばかりの観光地は今ひとつピンとこない。

南イタリアで正月を迎えられたんですねいいな~

目指すことにしたピークは断崖にへばりつく町ポジターノのすぐ北にMonte sant'angelo a tre pizzi(日本風に言えばアンジェロ三山)と呼ばれる山塊が聳えている。
その中の一つカティエッロ山(Monte Catiello)を目指すことにした。


地形図に沢が表示されていますが
水は流れていないの


この日に備えて1か月間の金華山トレーニングを積んできた相棒が、強風にビビって入山を断念するという。日頃は山とは無縁の相棒のことだからここは仕方がない、自分一人で登って相棒には車中で待ってもらうことにした。

今年一人で行かれたのかなとおもっていましたがご一緒されたのですね

一日待って一緒に登られたら良かったのに


一人で林道をつめていくと、いたるところに踏み跡があって取り付きがわかりづらい。ペンキマークがあったので入ってみたがヤブに突入、格闘すること20分で開けたルートに出ることができた。まさかイタリアでヤブ漕ぎするとは思ってもいなかった。

外国まで行ってヤブコギしなくても (^'^)

灌木がなくなり、人工的にきれいに積み重ねたような石灰岩は、まるで古代遺跡の階段を登っていくような感じがする。
石灰岩の隙間にはところどころにサフランの花が咲いている。


そちらでは雪が降る季節でも咲いているのですね

雪が舞う極寒の地に花をつけ、遥か遠くジャッポーネから来たTANPOPOを待っていてくれたサフランのなんとも愛らしいこと!
曇り空なので花弁が閉じているのが惜しい。ちょっと強引に花びらを広げて写真を撮らせてもらった。


☀が出ると開くでしょうね
沢山見れたの


カーポ・ムーロからは快適な登り1時間で山頂に立つことができた。
足元から切れ落ちた崖の下にはポジターノの町が見下ろせる、約1,400mの標高差だ、スゴイ!


おめでとうございます。


遠く北にはナポリ湾その右には超有名火山ベスビオスが見えるはずだが、今日は雪雲が邪魔をして望むことができない。
相棒を車の中に待たせているので早々に下山、途中でカウベルと口笛が聞こえると思ったら羊飼いのおじいさんに出会った。
アルプスの少女ハイジの世界に迷い込んだような雰囲気、ただハイジの世界と違うのは眼下に美しいアマルフィ海岸が見渡せることだった。


お疲れ様でした。


また 雪山でイタリヤ料理を期待しています。(^^)/


  バーチャリ
アバター
麻鈴音
記事: 70
登録日時: 2011年6月17日(金) 21:18
お住まい: 三重県津市
連絡する:

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by 麻鈴音 »

たんぽぽさん、お久しぶりです。
【日付】   2016年12月29日(水)
【山域】   S.Angelo a tre pizzi Amarfi
【メンバー】 単独
【天候】   曇時々雪

ヨーロッパの、それもイタリアの山岳地図のSDカードを使われたのですか。
私も、ガーミンの日本の高精密度地図のSDカード購入しましたが。
三重県は西日本、アルプスなど長野山系は東日本になるので、全山購入するしかなかったのです。
朝8時、ナポリから電車でレンタカーを予約してあるサレルノ駅へと向かう。車に乗り込み、くねくねとした海岸道路を走らせてヴィエトリ・スル・マーレやラベッロといった観光地を巡ってアマルフィを通過。この町を過ぎると九十九折を登って標高差600mを一気に稼ぐ、カティエッロ山麓の町ピアニッロに到着だ。町からはカティエッロ山を大きく仰ぎ見ることができ、いやが上にも登高欲がそそられる。


国際免許を取得されてみえるのですね、
私が興味のある海外の山域は、南ドイツとスイスの国境です。
ドイツのルフトハンザ航空が、とても好きです。
[attachment=0]327.JPG[/attachment]
ドイツ2回いったので、3回目は、ミュウヘンからスイス国境あたりの山風景、観に行きたいです。
遠く北にはナポリ湾その右には超有名火山ベスビオスが見えるはずだが、今日は雪雲が邪魔をして望むことができない。


ポンペイの映画で、何度も登場しますね。
昔から、遺跡に興味あり、トロイ遺跡を発掘したヘンリーシュリーマン「夢を掘りあてた人」なども夢中になり読みました。
相棒を車の中に待たせているので早々に下山、途中でカウベルと口笛が聞こえると思ったら羊飼いのおじいさんに出会った。
アルプスの少女ハイジの世界に迷い込んだような雰囲気、ただハイジの世界と違うのは眼下に美しいアマルフィ海岸が見渡せることだった。

フランクフルトのゲーテハウスが、クララの住んでいた家のモデルらしいです。

                 麻鈴音
添付ファイル
ルフトハンザ
ルフトハンザ
最後に編集したユーザー 麻鈴音 [ 2017年1月12日(木) 08:21 ], 累計 1 回
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by たんぽぽ »

あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。

南イタリアで正月を迎えられたんですねいいな~
お正月しか出かけられないので、このところ日本のお正月から遠ざかっておりおますわ。

地形図に沢が表示されていますが
水は流れていないの

地中海なので日本みたいに沢はないですね。

今年一人で行かれたのかなとおもっていましたがご一緒されたのですね
いつも二人三脚、現地のコトバにつまると助けてくれるんでね。

一日待って一緒に登られたら良かったのに
タイトなスケジュール組んでるんでなかなか難しいですわ。

外国まで行ってヤブコギしなくても (^'^)
まさしくその通り!

☀が出ると開くでしょうね
沢山見れたの

ちらほらね。

また 雪山でイタリヤ料理を期待しています。(^^)/
またどこか出かけましょうか、と言っても今年も雪がないですね。
ナポリ港から見るベスビオ火山です
ナポリ港から見るベスビオ火山です
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by たんぽぽ »

こんばんは。

ヨーロッパの、それもイタリアの山岳地図のSDカードを使われたのですか。
いえいえ、私アンチGPS派なもんで。

国際免許を取得されてみえるのですね、
3,000円払えばだれでもOKですよ。
ただ、イタリアは世界一運転が荒い国だと思います。郊外道路はサーキット状態です。

私が興味のある海外の山域は、南ドイツとスイスの国境です。
ドイツのルフトハンザ航空が、とても好きです。
ドイツ2回いったので、3回目は、ミュウヘンからスイス国境あたりの山風景、観に行きたいです。

いいですね、ルフトハンザは窓側2列シートで好きなんですが、お値段が高いのが難点。
今回はルフトハンザの1/3で行きました。

ポンペイの映画で、何度も登場しますね。
昔から、遺跡に興味あり、トロイ遺跡を発掘したヘンリーシュリーマン「夢を掘りあてた人」なども夢中になり読みました。

この電車でポンペイへ向かいます。
電車の側面はデザインではなく落書きなんですよ。

IMG_1017-s.JPG
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by とっちゃん »

ぽぽちゃん

お久です。

イタリアの旅、やっぱり山に登ったんですね。
せっかく金華山でトレーニングされたパートナーさんが、強風で待機とは・・・、これはちょっと残念でしたね。
サフランは庭に植えているので、毎年咲いてくれますが、山でサフランが咲いているのですね。何とも愛らしい。(*^_^*)
花は全然違いますが、日本の山で、ぽつりと咲いているリンドウを見つけた時のような感じやなぁと思いました。

来年も、イタリアの予定かな?
次回は、パートナーさんも一緒に登れるといいですね。

☆とっちゃん~☆
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【イタリア】 サフラン咲く峰へ Monte Catiello

投稿記事 by たんぽぽ »

ご無沙汰です、とっちゃん。

イタリアの旅、やっぱり山に登ったんですね。
山もずいぶんご無沙汰してて、唯一昨年登った山がこのイタ山です。

せっかく金華山でトレーニングされたパートナーさんが、強風で待機とは・・・、これはちょっと残念でしたね。
根性なしは困りものです。

花は全然違いますが、日本の山で、ぽつりと咲いているリンドウを見つけた時のような感じやなぁと思いました。
まさしくそんな感じでしょう。

来年も、イタリアの予定かな?
イタリア語やってる関係上そうなるはずです。
高い山のある北の方へ行きたいのですが、冬は寒っぶい!
IMG_20161229_115507.jpg
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