【 日 付 】2016年11月26日(土)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】宮指路、スカイウォーカー
【 天 候 】晴れ無風
【 ルート】杠葉尾>黒尾山北東尾根>黒尾山>銚子ヶ口>杠葉尾登山道>登山口
11月も第4週になると山の紅葉は終わりモチベーションも紅葉とともに散ってしまった。
どこへ出かけるか迷っていたらヤブコギの宮指路さんから山のお誘いメールが入った。行先は黒尾山だという。基本的に登山道のあるところしか登らない私には見当が付かないのでネット検索したら銚子ヶ口の北西にある千mに満たないピークだ。色々検索するとナイフリッジのやせ尾根だの、鈴鹿一の難路だのと脅し文句が出てくる。ヤブコギストのKさんと一緒なら何とかなるだろうと同行をお願いした。
11月26日(土)朝5時に起床して待ち合わせ場所の宇賀渓駐車場に着くと間もなくKさんも着いたので同乗させていただき杠葉尾に向かった。7時に杠葉尾に着いたが、銚子ヶ口の駐車場は先客で一杯だったので森林センターに車を止めて出発。
今日のルートは黒尾山の北東尾根から直登して山頂を目指す予定だ。その後、南東尾根を進み、やせ尾根のコルを渡って銚子ヶ口に登り返し一般登山道を下る予定だ。私が検索した中には北東尾根のルートは無かったが、そんなところから登れるのだろうか。脅し文句に備えてヘルメット、ロープ、ハーネスと装備だけは準備してきたので、いざとなれば正面突破のチャレンジもできるが、そんな目には合わないようにお願いしたい。
北東尾根の取り付きは、銚子ヶ口登山口の少し西にイワナ料理の店があり、そこの駐車場奥の獣避けフェンスの入り口から入った。そま道を適当に辿りKさんのナビに頼って目指す尾根に取りついた。
尾根の傾斜はだんだんきつくなり小さな岸壁を直登する場面も出てきた。
岩場も何回か出てくるが、巻いたり直登しながら尾根を登りつめていく。濃いヤブは無かったので時間的にはスムーズに進んだ。
尾根の傾斜が緩んだ頃、モミの巨木が尾根心に居座っていた。
美味しそうな秋の恵みも出てきたぞ。
尾根に白テープが出てきて黄和田から続く北尾根に合流したようだ。目指す黒尾山は植林の奥の方だろう。やれやれ第一関門は突破できたようだ。
尾根は傾斜も緩んで歩きやすく登山道らしくなった。
植林帯が切れてくると黒尾山頂も近い。
振り返ると北尾根の庭戸山(687m)の鉄塔ピークが見えている。Kさん達は先週も北尾根から登って途中敗退したそうだ。
9時40分、黒尾山頂(949m)に達しました。
一休みしたら南のコルに下って最高点へ向けじわじわと登って行く。風のない穏やかな日で落葉した広葉樹の間を歩いていても気持ちが好い。
半時間で最高点のP971mに着いたが、問題はここから。本日の核心部であるやせ尾根や急斜面が始まる。
両側が切れ落ちたやせ尾根が出てきました。
前方に見える銚子ヶ口方面との間には深いコルが待ち受けている。
傾斜が強すぎてルートが消えているように見えるが、急斜面にちゃんと踏み跡が続いていた。
ナイフリッジを慎重に渡る。無風状態だったので簡単に渡れたが、風が強かったらロープのお世話になるところだった。
最低鞍部の付近は右側がスッパリ切れ落ちた岸壁になっていて尾根心を進むとやばいことになりそうだ。幸い左斜面にトラバースする踏み跡があったので、そちらを進むが、急なザレ斜面をヘツると石ころがガラガラと落ちていく。見た目の恐怖は半分で済むが、危険なことには変わりない。慎重にトラバースを終えたら、もう安心。銚子ヶ口への登り返しはきつくても怖いところはない。
高台へ上がると空母エンタープライズみたいな御池岳(例えが古いなぁ。21世紀の現在、太平洋に展開する第7艦隊の旗艦はロナルド・レーガンやで)が横たわって見える。核心部の通過を終え気分は晴ればれ。
複雑に曲がりくねった稜線を辿って銚子ヶ口が近づいた。西峰の横を抜けていく。
Kさんお勧めの南峰でランチタイムにした。南峰は展望が良くイブネのテーブルや御在所方面も良く見えた。縦走路から外れているので他人もここへはやってこない。
昼食を済ませたら銚子ヶ口にも寄ってみるが、展望は良くない。
帰路の東峰からは釈迦ヶ岳が正面に見える。
谷沿いの登山道は傾斜も緩くて下山にはもってこいだ。
大半は植林帯を抜けていくが、良く手入れされていて気持ちよいルートだ。
14時35分、登山口に下りました。
鈴鹿でも最高クラスの難路(某サイトによれば)を無事に周回できて大きな達成感を得ることができました。ナビしていただいたKさんありがとうございました。
【鈴鹿】黒尾山 難関ルートに凸凹コンビが挑戦
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Re: 【鈴鹿】黒尾山 難関ルートに凸凹コンビが挑戦
skywalkさん、こんばんは
先日はご同行頂きありがとうございました。
実はその前の週に名古屋の友人を連れて巡視路~庭戸山経由で黒尾山に向かったのですが、天候不良と仲間の体調不良で黒尾山手前で敗退したので今回は違う尾根から登ってみようと企画しました。しかし恐らくはほとんど使われていないルートだったので少々不安だったこともあり誰かを誘ってみようと昨年、沢をご一緒したskywalkさんを思い出しました。
skywalkさんの出で立ちを見て、ヘルメットにロープを担いでいたので沢登と勘違いされたのかなと思いました。 地図上では尾根取り付きは分かりやすそうでしたが、実際に行ってみるとフェンスに囲まれ右往左往する事態でしたが案ずるより産むが易しで正面のゲートから簡単に入れましたね。
写真上では斜度がきつく見えますが実際はここはステップのある岩場だったので楽に登れました。時々岩場はあるものの登っていて危険は感じませんでした。
尾根の途中にナメコを発見しましたがまだまだ先は長いと思い取る余裕はありませんでした。
尾根が緩やかになって来ると黒尾山はあっけなく着きましたね。取付きから2時間ちょっとで着いたのでその前に登ったルートに比べると一時間半も短縮で前途が明るかったです。
心配した痩せ尾根も木々で囲まれていて、スッパリ切れた庭戸山の痩せ尾根に比べればそれほど怖くはなかったです。
最後の斜面のヘツリは少し怖いところもありましたが何とか通過できました。 銚子ヶ峰南峰は以前北谷尻谷から登ったこともあり、思い出の展望地でした。
ここは少し離れているので来る人は少ないですね。
下山路を下るのは本当に久しぶりで(最近はトロッコ道ばかり利用していたので)思ったよりしっかりした道だったので安心して下れました。
どうもありがとうございました。
宮指路
先日はご同行頂きありがとうございました。
実はその前の週に名古屋の友人を連れて巡視路~庭戸山経由で黒尾山に向かったのですが、天候不良と仲間の体調不良で黒尾山手前で敗退したので今回は違う尾根から登ってみようと企画しました。しかし恐らくはほとんど使われていないルートだったので少々不安だったこともあり誰かを誘ってみようと昨年、沢をご一緒したskywalkさんを思い出しました。
skywalkさんの出で立ちを見て、ヘルメットにロープを担いでいたので沢登と勘違いされたのかなと思いました。 地図上では尾根取り付きは分かりやすそうでしたが、実際に行ってみるとフェンスに囲まれ右往左往する事態でしたが案ずるより産むが易しで正面のゲートから簡単に入れましたね。
写真上では斜度がきつく見えますが実際はここはステップのある岩場だったので楽に登れました。時々岩場はあるものの登っていて危険は感じませんでした。
尾根の途中にナメコを発見しましたがまだまだ先は長いと思い取る余裕はありませんでした。
尾根が緩やかになって来ると黒尾山はあっけなく着きましたね。取付きから2時間ちょっとで着いたのでその前に登ったルートに比べると一時間半も短縮で前途が明るかったです。
心配した痩せ尾根も木々で囲まれていて、スッパリ切れた庭戸山の痩せ尾根に比べればそれほど怖くはなかったです。
最後の斜面のヘツリは少し怖いところもありましたが何とか通過できました。 銚子ヶ峰南峰は以前北谷尻谷から登ったこともあり、思い出の展望地でした。
ここは少し離れているので来る人は少ないですね。
下山路を下るのは本当に久しぶりで(最近はトロッコ道ばかり利用していたので)思ったよりしっかりした道だったので安心して下れました。
どうもありがとうございました。
宮指路
Re: 【鈴鹿】黒尾山 難関ルートに凸凹コンビが挑戦
kusiroさん、こんにちは。
先日はお疲れ様でした。面白いところに誘っていただきありがとうございました。
また、面白いプラン(あまりディープでないもの)があったらお誘いください。
先日はお疲れ様でした。面白いところに誘っていただきありがとうございました。
ネットで下調べしたら、鈴鹿でも最高クラスの難路とか脅し文句が色々出てきたので念のため用意して行きました。kushiro さんが書きました:skywalkさんの出で立ちを見て、ヘルメットにロープを担いでいたので沢登と勘違いされたのかなと思いました。
北尾根を使うのはアップダウンも大きくて大変そうですね。ネットでみた他のレポではやはり銚子ヶ岳のほうへ周回していました。このルートを使うと進むも戻るも大変ですから周回してしまったほうが、楽に下山できそうです。実はその前の週に名古屋の友人を連れて巡視路~庭戸山経由で黒尾山に向かったのですが、天候不良と仲間の体調不良で黒尾山手前で敗退したので
ゲートの入口までナビには出てこないから行ってみるしかないですね。実際に行ってみるとフェンスに囲まれ右往左往する事態でしたが案ずるより産むが易しで正面のゲートから簡単に入れましたね。
実際に登ってみると安定していて安全に登れましたが、未踏ルートなのでハラハラ、ドキドキしました。写真上では斜度がきつく見えますが実際はここはステップのある岩場だったので楽に登れました。時々岩場はあるものの登っていて危険は感じませんでした。
クライミング装備の出番がなくて良かったです。最後の斜面のヘツリは少し怖いところもありましたが何とか通過できました。
ランチ休憩にはぴったりの場所でした。銚子ヶ峰南峰は以前北谷尻谷から登ったこともあり、思い出の展望地でした
また、面白いプラン(あまりディープでないもの)があったらお誘いください。
Re: 【鈴鹿】黒尾山 難関ルートに凸凹コンビが挑戦
Skywalkさん、こんにちは。
どちらが凹でどちらが凸なんでしょうか?
今日のルートは黒尾山の北東尾根から直登して山頂を目指す予定だ。
黒尾山は2度ほど行ってますが、このルートは知らないなあ。
脅し文句に備えてヘルメット、ロープ、ハーネスと装備だけは準備してきたので、
完全装備ですね。宮指路さんはどうだったんでしょう?
尾根の傾斜はだんだんきつくなり小さな岸壁を直登する場面も出てきた。
岩場も何回か出てくるが、巻いたり直登しながら尾根を登りつめていく。濃いヤブは無かったので時間的にはスムーズに進んだ。
結構変化があって面白そう。
振り返ると北尾根の庭戸山(687m)の鉄塔ピークが見えている。Kさん達は先週も北尾根から登って途中敗退したそうだ。
kitayama-walkさん御一行はカクレグラからここまで縦走したそうです。
9時40分、黒尾山頂(949m)に達しました。
ここは見晴らしも無く林相も貧弱なつまらない山頂ですね。
両側が切れ落ちたやせ尾根が出てきました。
最低鞍部の付近は右側がスッパリ切れ落ちた岸壁になっていて尾根心を進むとやばいことになりそうだ。
ここが一番面白いところです。
高台へ上がると空母エンタープライズみたいな御池岳(例えが古いなぁ。21世紀の現在、太平洋に展開する第7艦隊の旗艦はロナルド・レーガンやで)が横たわって見える。
「赤城みたいな」と言うよりいいでしょう~。
帰路の東峰からは釈迦ヶ岳が正面に見える。
この東峰は私も好きなところです。
鈴鹿でも最高クラスの難路(某サイトによれば)
ちょっとオーバーかな?
山日和
どちらが凹でどちらが凸なんでしょうか?
今日のルートは黒尾山の北東尾根から直登して山頂を目指す予定だ。
黒尾山は2度ほど行ってますが、このルートは知らないなあ。
脅し文句に備えてヘルメット、ロープ、ハーネスと装備だけは準備してきたので、
完全装備ですね。宮指路さんはどうだったんでしょう?
尾根の傾斜はだんだんきつくなり小さな岸壁を直登する場面も出てきた。
岩場も何回か出てくるが、巻いたり直登しながら尾根を登りつめていく。濃いヤブは無かったので時間的にはスムーズに進んだ。
結構変化があって面白そう。
振り返ると北尾根の庭戸山(687m)の鉄塔ピークが見えている。Kさん達は先週も北尾根から登って途中敗退したそうだ。
kitayama-walkさん御一行はカクレグラからここまで縦走したそうです。
9時40分、黒尾山頂(949m)に達しました。
ここは見晴らしも無く林相も貧弱なつまらない山頂ですね。
両側が切れ落ちたやせ尾根が出てきました。
最低鞍部の付近は右側がスッパリ切れ落ちた岸壁になっていて尾根心を進むとやばいことになりそうだ。
ここが一番面白いところです。
高台へ上がると空母エンタープライズみたいな御池岳(例えが古いなぁ。21世紀の現在、太平洋に展開する第7艦隊の旗艦はロナルド・レーガンやで)が横たわって見える。
「赤城みたいな」と言うよりいいでしょう~。
帰路の東峰からは釈迦ヶ岳が正面に見える。
この東峰は私も好きなところです。
鈴鹿でも最高クラスの難路(某サイトによれば)
ちょっとオーバーかな?
山日和
Re: 【鈴鹿】黒尾山 難関ルートに凸凹コンビが挑戦
山日和さん、こんにちは。
滋賀県側から御池岳を見るといつも空母エンプラを想起します。さすがに赤城までは思い浮かびませんが。東峰から釈迦が岳などの山を見納めて後は下るだけと思うと心晴れ晴れ身も軽くなりました。事前調査したレポではいろいろ脅し文句が出てきたのでハラハラ・ドキドキしながらスリルを楽しめました。実際はそれほどでもなかったんですけど。普段はあまりヤブコギなどしないので面白い経験でした。
さあ、どっちでしょう。二つ合わせて一人前ということかな。山日和 さんが書きました:どちらが凹でどちらが凸なんでしょうか?
私が事前検索した記録にもなかったので、辿りつけるか心配でしたが、特に障害もなくスムーズに登れました。さすがKさん目の付け所がいい。黒尾山は2度ほど行ってますが、このルートは知らないなあ。
不死身のKさんは生身の体一つで体当たりです。完全装備ですね。宮指路さんはどうだったんでしょう?
ヤブ尾根にしては登りやすかったです。結構変化があって面白そう。
何か特殊なドラッグでも使ったんでしょうか。人間業とは思えない。kitayama-walkさん御一行はカクレグラからここまで縦走したそうです。
そうですね。「ああ、着いた」って感じです。ここは見晴らしも無く林相も貧弱なつまらない山頂ですね。
私が見たレポでは尾根心を進んだと書いてあったので地獄のぞきしながら渡ったのかな。そういうのは、山日和さんに任せます。ここが一番面白いところです。
滋賀県側から御池岳を見るといつも空母エンプラを想起します。さすがに赤城までは思い浮かびませんが。東峰から釈迦が岳などの山を見納めて後は下るだけと思うと心晴れ晴れ身も軽くなりました。事前調査したレポではいろいろ脅し文句が出てきたのでハラハラ・ドキドキしながらスリルを楽しめました。実際はそれほどでもなかったんですけど。普段はあまりヤブコギなどしないので面白い経験でした。