【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by 柳川洞吹 »

【日 付】 2016/12/3(土)
【山域山名】 野坂山地/ 石庭嶽、割谷の頭、大谷山 (福井県美浜町)
【地形図】(1/25000)駄口、海津
【メンバー】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 ボンカ谷林道入口7:10---石庭嶽8:50/9:10---割谷の頭10:15/10:20---寒風10:25/10:30
---割谷の頭10:40/10:45---カマノ谷二股台地11:35/11:40---昼食地12:00/12:35---大谷山12:55/13:05
---ca810m尾根分岐ピーク13:10---トチノキ谷のカマノ谷出合14:10/14:15---林道石庭嶽線14:20
---駐車地14:35

[attachment=6]s-R0027120.jpg[/attachment]
あろうことか、グーさんに「エッヘン」と威張られてしまった荒谷の巡視路の巨ブナ。
今回はそれを見に行ってやろうかとも思ったが、
すぐに行くのも癪なので、そのうちこっそり見に行くことにして、
11年前、ワシがあそこを通った時は、その巨ブナはまだ子ブナだったのじゃ。
♪ブナブナ子ブナッ :lol:

ということで、今回は野坂山地の大谷山界隈へ。
以前から気になっていた尾根3本と谷1本をまとめて歩いてみた。(mission1~4)
尚、細かい地名はベルグラ山の会発行の「嶺南の谷・耳川水系編」による。

今回の場所を説明するため、地形図のちょっと細かい記述になるけど、堪忍してね。
美浜町松屋から東進する粟柄林道は、折戸谷林道の分岐点から南に向きを変え、
382m標高点先の谷奥でUターンするような形で、再び東進する。
その先、S字に大きく二度ヘアピンカーブを切って、
ca510mまで高度をあげたところで南に向きを変える地点。
ここから北向きの谷(ボンカ谷)に沿って実線の林道が625m標高点に向かって延びている。
ここが今回の山歩きのスタート地点だ。
この林道は現地に林道名の表示がなく、正しい名称がわからないので、
とりあえずボンカ谷林道と呼ぶことにする。
紙の地形図では、ここはちょうど三方・熊川・駄口・海津の四図幅の合わせ目になるので、
たいへん見づらくなっている。

◆mission1
ボンカ谷林道の分岐点にクルマを止め、林道を歩き始める。
この林道は幅の広い立派な道で、フラットな部分も多いが、
入口からすぐのところと少し先の2ヵ所で路盤が大きく崩壊していて、クルマは通れない。
林道は、なんのためのものかわからない大きな溜め池のそばを過ぎ、
625m標高点の西側で峠状となった。
ここは大規模な残土置き場になっていて、この先、道は下っていくので、
林道を離れて、右手の尾根を北西方向へ登る。

最初は植林地だが、少し北よりのルートを取ると、自然林と草原の公園のような緩斜面に出た。
そこを抜けて尾根芯に出ると、木が横向けに生えてちょっと歩きにくい部分や、
灌木帯の軽い藪が少しある。
そのまま登っていくと、しばらくでca760m台地状に着いた。
折戸谷林道入口からの北北西尾根(392m・659mルート)との合流点だ。

[attachment=5]s-R0027096.jpg[/attachment]
ここから東に向きを変えると、すぐ石庭嶽(ca780mP)に着いた。
この石庭嶽に立つブナは、ねじくれたような変形をしたものが多く、
独特の雰囲気を醸し出している。

ここから江若国境稜線(高島トレイルがある福井滋賀県境稜線)までは、
掘り込まれた古い道がブナの森を抜けていく。
その道に足を踏み入れると、一歩ごとにフカフカの落ち葉に足首まで包まれて、
まるで新雪のラッセルをしているようだ。
落ち葉の絨緞も度を超すとあまりに歩きにくいので、道から出て縁の高みを歩く。
ブナはほぼ葉を落としているので、林床まで陽光が差し込み、
森の雰囲気は底抜けに明るい。

[attachment=0]s-R0027127.jpg[/attachment]
国境稜線への途中にある一番高いピークが割谷の頭(859m標高点)だ。
今までここに何度も来ているが、いつものその静寂さがたまらなく好きだ。
今回は、ここから南西へ下降する尾根を下る計画だが、
琵琶湖の大展望地「寒風」のピークがすぐ先にあるので、ちょっと寄っていくことにする。

ワシが進んできたバリエーションルートから高島トレイルに入る部分は、
トレイルを歩く登山者が誤進入しないようにトラロープとテープで通せんぼをしてあるが、
来るたびに、だんだん通せんぼが厳重になっているし、
高島トレイルのルート標識も立てられていた。

寒風のピークに着くと、琵琶湖の大展望は迫力満点。
しかし、土曜日だというのに誰もいないのが意外だった。
前後の稜線にも人影はない。

[attachment=4]s-R0027170.jpg[/attachment]
◆◆mission2
再び割谷の頭に戻り、そこから南西の尾根を下る。
右側の山並みを見ると、ポツンと大御影の反射板が見えている。
ブナも点在する緩い尾根だが、林床はしだいに藪っぽくなって、前進速度が落ちてきた。
いきなり足元から雉がバタバタバタと飛び立ち、びっくりしたけど、長い尾がきれいだった。
だんだん、尾根芯は藪分けが必要になってきて、藪の薄いところを狙って右へ左へと進む。
ところがすぐ、そこよりさっきのほうがましに見えてきて、何度も右往左往。
「マーフィーの山の法則」のひとつ、「あっちの藪は薄い」そのものだ。

ca720mまで下降すると藪は収束し、歩きやすい草付きの林床になった。
左下のほうには、草原を蛇行して流れる小川が見えている。
左側の支尾根を伝い、カマノ谷の谷底へ降りてみると、
すぐ下流の二股にかけて草原の小台地になっていて、
陽光も谷底まで差し込んで、さながらプチ桃源郷という感じだ。

[attachment=3]s-R0027187.jpg[/attachment]
◆◆◆mission3
ca640mの二股からは、寒風と大谷山の鞍部(ca730m)に向かって、
西向きに谷(名前なし)を詰めていく。
以前、寒風から大谷山へ高島トレイルを歩いたときにこの鞍部を通ったのだが、
「この谷をここに詰め上がって来たいなあ」と思った場所だ。
蛇行する流れを数度の石飛び渡渉で渡り、河岸の台地を繋いで登っていくと、
やがて水流が切れ、鞍部の草原に出るところで昼食にした。

昼食を終え、鞍部の草原に出ると、
やはり土曜日の高島トレイル、鞍部の右上からも左上からも登山者が行きかう。
「あいつ、どこから出てきたんや?」と不審がられないよう、
ちょっと人通りが途切れたところで、登山道に乗った。

[attachment=2]s-R0027222.jpg[/attachment]
琵琶湖の大展望地、大谷山(813.9m一等三角点)も4人が休憩中。
眼下に延びるマキノのメタセコイア並木はきれいに紅葉して、濃いオレンジ色の帯になっていた。
視線を上げると、北東方向に冠雪した白山が意外に大きく見えている。
家に帰って測ったら、大谷山からちょうど100km離れているのだが、
あんなに近く(大きく)見えるとは思わなかった。

◆◆◆◆mission4
大谷山を出発し南西へ進むと、二つ目のca810m小ピークで登山道は南に向くが、
このピークから北~北西に延びる尾根を下る。
カマノ谷とヤンゲン谷の間の尾根だ。
登山道はこの小ピークの南東側を巻いているので、そのへんで適当に登山道を外れるのだが、
ピークの上は草原で、大谷山や登山道から丸見えになるので、
「あいつ、どこ行くんや?」と不審がられないように、
ピークの上を通らずに山腹を左から回り込んで、下降予定の尾根に乗った。

[attachment=1]s-R0027238.jpg[/attachment]
この尾根は「嶺南の谷」の中の地図には尾根ラインが描かれていないが、
ca700mまでは広くて全く藪のない、本日mission中で一番の快適なブナ尾根だった。
これは大谷山から粟柄林道への近道に使えるかなと思ったが、
ただその先で、ちょっと危ないヤセ尾根の急降下部分があって、
ここは絶対に落ちられない場所なので、慎重にクライムダウン。
最後は藪になった尾根芯を離れて、右斜面をカマノ谷の谷底へ降りると、
すぐトチノキ谷との出合いへ到着。

さあ、ここからは、対岸の崖の10m上に帰り道の林道(石庭嶽線)があるのだが、
林道直下は垂直のコンクリート壁。
さて、どこから這い上がればいいのかな?
と、ここで一汗かいたところで、
あとは林道をポクポクと歩いて、15分で駐車地に戻った。

             洞吹(どうすい)
添付ファイル
ブナの森が明るくて
ブナの森が明るくて
快適な尾根を下降する
快適な尾根を下降する
白山が大きいね(大谷山から)
白山が大きいね(大谷山から)
カマノ谷 プチ桃源郷台地
カマノ谷 プチ桃源郷台地
割谷の頭から南西の尾根を下っていく
割谷の頭から南西の尾根を下っていく
石庭嶽のねじくれブナたち
石庭嶽のねじくれブナたち
s-R0027120.jpg
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by oku »

こんばんは

ご無沙汰しています。

>【ルート】 ボンカ谷林道入口7:10---石庭嶽8:50/9:10---割谷の頭10:15/10:20---寒風10:25/10:30
>---割谷の頭10:40/10:45---カマノ谷二股台地11:35/11:40---昼食地12:00/12:35---大谷山12:55/13:05
>---ca810m尾根分岐ピーク13:10---トチノキ谷のカマノ谷出合14:10/14:15---林道石庭嶽線14:20
>---駐車地14:35
このあたりのゆったり広々した斜面はとても快適ですね。
自分もちょうど1年ほど前に、P895から南西尾根を少し歩きました。
ちなみにそのときは散弾銃の音がこだましていました???


>寒風のピークに着くと、琵琶湖の大展望は迫力満点。
なんだかんだ言ってもこのあたりはいいところだと思います。
>しかし、土曜日だというのに誰もいないのが意外だった。
赤坂山はきっと大繁盛していたと思いますが。

>◆◆mission2
少し下ると、植林が始まっていたと思いますが、
上のあたりはとても気持ちよかった記憶があります。


>ca700mまでは広くて全く藪のない、本日mission中で一番の快適なブナ尾根だった。
そうなんですね。ちょっと意外でした。
植林がそれなりに点在しているだけに、行ってみないとというところがありますね。
01.jpg
写真は、P859南西尾根の750mあたりから北東方面です
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、こんにちは。

11年前、ワシがあそこを通った時は、その巨ブナはまだ子ブナだったのじゃ。
♪ブナブナ子ブナッ :lol:


そうでしたか。私はちょうどその1年後に歩いたんですが、1年であれほど成長するとは・・・

今回の場所を説明するため、地形図のちょっと細かい記述になるけど、堪忍してね。

私には説明不要です。 :lol:

ここから北向きの谷(ボンカ谷)に沿って実線の林道が625m標高点に向かって延びている。
ここが今回の山歩きのスタート地点だ。


なるほど。私はその1本隣のトチノキ谷を歩いて石庭嶽へ上がりました。何にもない谷です。

ここから東に向きを変えると、すぐ石庭嶽(ca780mP)に着いた。
この石庭嶽に立つブナは、ねじくれたような変形をしたものが多く、
独特の雰囲気を醸し出している。


この山頂はブナ林はちょっと面白いですね。

ここから江若国境稜線(高島トレイルがある福井滋賀県境稜線)までは、
掘り込まれた古い道がブナの森を抜けていく。
その道に足を踏み入れると、一歩ごとにフカフカの落ち葉に足首まで包まれて、
まるで新雪のラッセルをしているようだ。
落ち葉の絨緞も度を超すとあまりに歩きにくいので、道から出て縁の高みを歩く。


よーくわかります。 :D

ワシが進んできたバリエーションルートから高島トレイルに入る部分は、
トレイルを歩く登山者が誤進入しないようにトラロープとテープで通せんぼをしてあるが、
来るたびに、だんだん通せんぼが厳重になっているし、
高島トレイルのルート標識も立てられていた。


ここで高島トレイルに飛び出した時、ちょうど寒風の方から山ガパーティーがやってきて、「えっ」という目で見られましたわ。 :oops:

寒風のピークに着くと、琵琶湖の大展望は迫力満点。

ここからの眺望は最高ですね。積雪期もヨイです。

再び割谷の頭に戻り、そこから南西の尾根を下る。
ca720mまで下降すると藪は収束し、歩きやすい草付きの林床になった。
左下のほうには、草原を蛇行して流れる小川が見えている。
左側の支尾根を伝い、カマノ谷の谷底へ降りてみると、
すぐ下流の二股にかけて草原の小台地になっていて、
陽光も谷底まで差し込んで、さながらプチ桃源郷という感じだ。


これこれ。ここを歩きたかったんですよ。先を越されちまったなあ。
この二俣はランチ適地の桃源郷じゃないかと思ってました。

ca640mの二股からは、寒風と大谷山の鞍部(ca730m)に向かって、
西向きに谷(名前なし)を詰めていく。


西向いて歩いたらカマノ谷大滝に落ちますよ。 :mrgreen:
この源流部は3本に分かれてますが、どれを取っても良さそうですね。

やはり土曜日の高島トレイル、鞍部の右上からも左上からも登山者が行きかう。

さすが高島トレイル。

大谷山を出発し南西へ進むと、二つ目のca810m小ピークで登山道は南に向くが、
このピークから北~北西に延びる尾根を下る。
カマノ谷とヤンゲン谷の間の尾根だ。
この尾根は「嶺南の谷」の中の地図には尾根ラインが描かれていないが、
ca700mまでは広くて全く藪のない、本日mission中で一番の快適なブナ尾根だった。


これも先を越されてしまいましたわ。YasuさんのHPの写真で絶対行きたいと思ってた尾根です。

最後は藪になった尾根芯を離れて、右斜面をカマノ谷の谷底へ降りると、
すぐトチノキ谷との出合いへ到着。
さあ、ここからは、対岸の崖の10m上に帰り道の林道(石庭嶽線)があるのだが、
林道直下は垂直のコンクリート壁。


このカマノ谷の出合は自然公園みたいな雰囲気で階段があったような気がするけど違うかな?
久々に洞吹さんに刺激をもらったレポでした。 :mrgreen:

山日和
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by 柳川洞吹 »

okuさん こんばんは

お久し振りです。
HPはよく拝見しています。
行ってみたいなあと思う場所がたくさんあるけど、
ワシの乏しい体力では思うようには行きませんので、
目の保養と意欲の充電をさせてもらっています。

[attachment=0]s-R0027166.jpg[/attachment]
  このあたりのゆったり広々した斜面はとても快適ですね。
  自分もちょうど1年ほど前に、P895から南西尾根を少し歩きました。
  ちなみにそのときは散弾銃の音がこだましていました???


怖いですね。
獣と間違われて、撃たれないように気を付けないと。

  >>寒風のピークに着くと、琵琶湖の大展望は迫力満点。
  なんだかんだ言ってもこのあたりはいいところだと思います。


縦走路からは琵琶湖の眺めが雄大で、ほんとにいいところです。

  赤坂山はきっと大繁盛していたと思いますが。

きっとそうでしょうね。
寒風も、時間が皆さんより少し早かったのかもしれません。

  少し下ると、植林が始まっていたと思いますが、
  上のあたりはとても気持ちよかった記憶があります。


下りはじめの雰囲気はいいですね。
植林は途中の右側に少しだけだったので、あまり気になりませんでした。

  >>ca700mまでは広くて全く藪のない、本日mission中で一番の快適なブナ尾根だった。
  そうなんですね。ちょっと意外でした。
  植林がそれなりに点在しているだけに、行ってみないとというところがありますね。


ほんとに、行ってみないとわからないですね。
最後の尾根も、植林でもしかたないなと思っていたのですが、
行ってみるとなかなかいい感じの自然林だったので、得した気分です。

よい山旅を!
              洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0027166.jpg
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

  そうでしたか。
  私はちょうどその1年後に歩いたんですが、1年であれほど成長するとは・・・


ふりかけておいた成長促進剤が、よく効いたんやなあ。

[attachment=0]s-R0027186.jpg[/attachment]
  なるほど。私はその1本隣のトチノキ谷を歩いて石庭嶽へ上がりました。
  何にもない谷です。


ワシは、トチノキ谷は林道のヘアピンカーブ地点から、
右岸の尾根を上がりました。

  ここで高島トレイルに飛び出した時、
  ちょうど寒風の方から山ガパーティーがやってきて、「えっ」という目で見られましたわ。 :oops:


それって、「ヤーダ、あの人、きっとあっちでウンコしてきたんだわ。」
という目じゃなかったですか? :D

  ここからの眺望は最高ですね。積雪期もヨイです。

赤坂山~大谷山のあたりは、積雪期にはまだ行ったことないですね。
よさそうだから、今シーズンは一度行ってみようと思ってます。

  これこれ。ここを歩きたかったんですよ。先を越されちまったなあ。
  この二俣はランチ適地の桃源郷じゃないかと思ってました。


ワシは4年前に計画しながら、やっと実行できました。
陰鬱な二股じゃなかったらいいなと願っていたら、あーら嬉しや桃源郷。

  西向いて歩いたらカマノ谷大滝に落ちますよ。 :mrgreen:

おっと危ない。
ホントは、お尻が西向いてるんだわ。

  これも先を越されてしまいましたわ。
  YasuさんのHPの写真で絶対行きたいと思ってた尾根です。


YasuさんのHPの写真て、どんなんですかね。
またURL教えてください。

  このカマノ谷の出合は自然公園みたいな雰囲気で
  階段があったような気がするけど違うかな?


そうですね。
4年前にトチノキ谷林道を歩いたときに思ったことですが、
「林道ができる前のここは、ものすごく雰囲気のいい場所だったのだろうな。」と。
但し、階段はなかったと思います。
今回も、見る限りでは階段は見当たらなかった。

  久々に洞吹さんに刺激をもらったレポでした。 :mrgreen:

南雀寺の住職から山日和さんに刺激を与えることなんか、なかなか無いことですね。
でも、ワシも山日和さんがokuちゃんと出会ったレポのレス返のこの部分で、
先に刺激をもらっているのですよ。

  横谷川へ下る巡視路を辿る。ここから350m下って芦谷山へ500m登り返すのだ。
  これで獲得標高が計1000mになって、やっとちょっとした運動になります。 :lol:


上がったり下がったりも厭わない姿勢に触発されて、
今回、4年越しの計画を実行に移したのですから。

よい山旅を!
                洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0027186.jpg
わしたか
記事: 140
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by わしたか »

こんばんは〜洞吹さん。
オフ会で襲名披露しましたわしたかです。


【ルート】 ボンカ谷林道入口7:10---石庭嶽8:50/9:10---割谷の頭10:15/10:20---寒風10:25/10:30
---割谷の頭10:40/10:45---カマノ谷二股台地11:35/11:40---昼食地12:00/12:35---大谷山12:55/13:05
---ca810m尾根分岐ピーク13:10---トチノキ谷のカマノ谷出合14:10/14:15---林道石庭嶽線14:20
---駐車地14:35


石庭嶽から割谷の頭の尾根は、去年の冬に割谷を挟んで対面にあるP727からP841の尾根を歩いた時から気になっていたんです。
ただ以前、山日和さんが歩いた折戸谷林道から石庭嶽〜寒風〜ノロ尾の高〜折戸谷林道はロングコースで二の足を踏んで
いましたが、洞吹さんのコースならお手軽に楽しめそうですね。ありがとうございます。


今回の場所を説明するため、地形図のちょっと細かい記述になるけど、堪忍してね。

おかげさまで、コースがよく判りました.

この石庭嶽に立つブナは、ねじくれたような変形をしたものが多く、
独特の雰囲気を醸し出している。


積雪の影響ですかね。


ここから江若国境稜線(高島トレイルがある福井滋賀県境稜線)までは、
掘り込まれた古い道がブナの森を抜けていく。
その道に足を踏み入れると、一歩ごとにフカフカの落ち葉に足首まで包まれて、
まるで新雪のラッセルをしているようだ。


判ります〜。江若国境を通る古道は、堀り込まれた道がゆるやかにカーブしながら描かれていて、どこもいい雰囲気ですよね。

いきなり足元から雉がバタバタバタと飛び立ち、びっくりしたけど、長い尾がきれいだった。

キジは山地にはほとんどいないので、キジの仲間のヤマドリの♂でしょうね。美味いですよ。クソリプすいません :mrgreen:

陽光も谷底まで差し込んで、さながらプチ桃源郷という感じだ。

地形図を見ても確かにいい雰囲気そうですね〜。
今度行ってみます。


「あいつ、どこから出てきたんや?」と不審がられないよう、
ちょっと人通りが途切れたところで、登山道に乗った。


以前の遠敷の高のレポでも、高島トレイルのハイカーを気にしておられましたね(笑)
あの後、私も遠敷の高に行きました。


この尾根は「嶺南の谷」の中の地図には尾根ラインが描かれていないが、
ca700mまでは広くて全く藪のない、本日mission中で一番の快適なブナ尾根だった。


へ〜、この尾根もブナロードですか!
この辺りも探せばまだまだいい尾根があるんですね。
モチベーションが上がってきました。


さて、どこから這い上がればいいのかな?
と、ここで一汗かいたところで、あとは林道をポクポクと歩いて、15分で駐車地に戻った。


崖を、木をつかみながら強引に上がったんですか?


わしたか
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by 柳川洞吹 »

625m標高点北側の庭園風緩斜面
625m標高点北側の庭園風緩斜面
わしたかさん こんばんは

  石庭嶽から割谷の頭の尾根は、
  去年の冬に割谷を挟んで対面にあるP727からP841の尾根を歩いた時から
  気になっていたんです。  ただ以前、山日和さんが歩いた
  折戸谷林道から石庭嶽〜寒風〜ノロ尾の高〜折戸谷林道はロングコースで二の足を踏んでいましたが、
  洞吹さんのコースならお手軽に楽しめそうですね。


ワシも山日和さんのコースではちょっと長過ぎますね。
抜土まで降りて、また大御影まで登るのは、考えるだけで疲れてしまいそう。
ワシ的には、このあたりを歩くコースとしては
折戸谷林道入口から石庭嶽~割谷の頭~(寒風)~841mP(湯の花谷の頭)~727mPと、
割谷流域をぐるっと周回するコースが、いいとこ取りのベストコースかなと思います。

  積雪の影響ですかね。

それも一因だと思いますが、もっと雪の深い山域でもスッと伸びているブナ林も多いし、
積雪だけの問題ではないように思いますが、それが何かはわからないのです。

  キジは山地にはほとんどいないので、キジの仲間のヤマドリの♂でしょうね。
  美味いですよ。


ネットで野鳥の写真を見てみると、
わしたかさんの言われるように「ヤマドリ」のようですね。
キジは山の中にはほぼいないというのも初めて知りました。
ヤマドリ、美味いのですか。(地鶏のヤキトリを想像中……)

  地形図を見ても確かにいい雰囲気そうですね〜。

ここは、いいところでした。

  以前の遠敷の高のレポでも、高島トレイルのハイカーを気にしておられましたね(笑)

逃走中!じゃないけど、
登山道から出たり入ったりするところを見られたくないので、
どうしても通行者が気になってしまいます。

  あの後、私も遠敷の高に行きました。

そうでしたか。
遠敷の高の印象はいかがでしたか。
どんなルートで行かれたのでしょうね。
820mPから北~北北東の尾根と、上根来への遠敷川渡渉は試されたのですか?

  へ〜、この尾根もブナロードですか!
  この辺りも探せばまだまだいい尾根があるんですね。


行ってみないとわからない……のですが、ここは意外や意外のアタリ尾根でしたね。
いい雰囲気の尾根でした。
下部に1ヵ所ヤセ尾根の急坂があるので、下り方向はご注意を。
立木や木の根の手掛かり足掛かりは充分あります。

  崖を、木をつかみながら強引に上がったんですか?

このあたり、川べりの下部の土の急斜面までは登れますが、
その上に林道路盤の高さ2mほどの垂直コンクリート壁が連続していて、
そこを上がるのは無理。
そんな中で1ヵ所だけ、土の急斜面の上端が林道路面近くまで達している場所があったので、
そこをズリズリと上がって行きました。
林道に上がって川下方向へ歩きながら見ていると、
そこしか上がれる場所が見当たらなかったけど、
川上方向に行けば、もうちょっと楽に上下できる場所があるのかもしれません。

よい山旅を!
               洞吹(どうすい)
わしたか
記事: 140
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by わしたか »

洞吹さん、おはようございます。亀レスですいません(^ ^;;;

ワシ的には、このあたりを歩くコースとしては
折戸谷林道入口から石庭嶽~割谷の頭~(寒風)~841mP(湯の花谷の頭)~727mPと、
割谷流域をぐるっと周回するコースが、いいとこ取りのベストコースかなと思います。


そうですね〜、湯の花谷左岸には大きなトチノキがありますしね!

ヤマドリ、美味いのですか。(地鶏のヤキトリを想像中……)

ヤマドリは歯ごたえがあって滋味溢れるという感じでしょうか。でも野鳥より鶏のほうが脂乗ってて好きですね。この前は筆ではなくキーボードが滑りました :mrgreen:

遠敷の高の印象はいかがでしたか。
どんなルートで行かれたのでしょうね。
820mPから北~北北東の尾根と、上根来への遠敷川渡渉は試されたのですか?


洞吹さんもレポに書かれてましたが、遠敷の高はぱっとしませんでしたね(笑)
元々は遠敷の高に行かず、上記のP820の北北東尾根を百里ヶ岳と絡めて歩くつもりだったんですが、現地に着いて何故か無性に未登の遠敷の高に行きたくなり、中ノ畑からP583、P652と北東尾根を登ってP751から遠敷の高をピストンしました。
遠敷川渡渉も課題ですが、渡渉した後お墓の駐車地まで、標高差およそ100mヤブの急斜面を登り返すのは骨が折れそうですね。途中からはクワ?畑の放棄地が出て来るので楽になりますが。あとはP654から北へ降りる最後の斜面が結構急ですね。。。


そこしか上がれる場所が見当たらなかったけど、
川上方向に行けば、もうちょっと楽に上下できる場所があるのかもしれません。


なるほど〜。いろいろ教えていただきありがとうございました。また行ってみます!


わしたか
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【野坂】大谷山界隈そぞろ歩き

投稿記事 by 柳川洞吹 »

わしたかさん こんばんは

  ヤマドリは歯ごたえがあって滋味溢れるという感じでしょうか。

うーん、美味そうやなあ。 ;)

  遠敷川渡渉も課題ですが、渡渉した後お墓の駐車地まで、
  標高差およそ100mヤブの急斜面を登り返すのは骨が折れそうですね。
  途中からはクワ?畑の放棄地が出て来るので楽になりますが。
  あとはP654から北へ降りる最後の斜面が結構急ですね。。。


この尾根は、そのうちワシも一度トライしてみようと思います。
ありがとうございました。

よい山旅を!
              洞吹(どうすい)
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