【台高】迷岳で今度は迷わず

山行記、山の思い出、限定
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雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by 雨子庵 »

雪が降る前に、冬が来る前にテントでどこかで寝てみたい。
♪ふ~ゆ~がぁ~、く・る・まぇっにぃ~♪(by 紙ふうせん)
イカンイカン、兔夢さんの影響で懐メロ路線に走るとこだった :oops:

山の上で水があって、ブナ林で・・・。
そういえばシュークリームさんの記事に迷岳の近くに良いテン場情報が。
平、ブナ林、ミズ近し・・・。この物件を当たってみよう。
そしてここの近くに期せずして一夜のアバンチュールを過ごした思い出の場所 :mrgreen: もある。久々に再訪してみよう。
さっそくオジヤンに電話。
『オジヤン、この日の夕方は空いてますか』
『空いとるよ』
『実は迎えに来て欲しいんだけど・・・』
『いいとも!(実際は・・・おうエエゾ)』

コースは、江馬小屋発、迷岳手前でテン泊、せっかくだから熊が池に降りてくる。

【日付】2016年11月16~17日(水・木)
【山域】台高(江馬小屋~迷岳~熊が池)
【メンバー】単独(あめちゃん)
【天候】両日ほぼ快晴
【ルート】(1日目)江馬小屋林道終点(7:40)~ナンノキ平(10:10)~白倉山(12:00~12:30)~大熊谷の頭(13:50)~P1285泊適地(14:45)
(2日目)発(7:40)~迷岳(8:20)~登山口(9:30)~林道交差(10:50)~旧反射板あと(12:10)~工事現場上(13:30)~熊が池分岐(15:45)~熊が池(16:01)

●1日目
江馬小屋林道の終点に車をデポ。ここからはナンノキ平まではホボ直登。しかも去年の遭難事故でテープがしっかりついている。そのちょっと先の『妖精のコル(※注:昔カメラを無くした旅人(シュークリームという純日本人)がここで意気消沈した一夜を過ごしたところ、枕元に妖精が現れ、カメラの場所を教えてくれたといわれる)』を越えて境界尾根に取りつく。正直なもので白倉山はトラウマで近づくと心臓がコトコト早くなる。今度間違えたら『ホントのアホ(今はタダのアホ)』である。といいつつも、なんで間違えたのかそれすら不明な道であった。人間、ミスをするときはそんなもの。ああっ、あの時見た風景だなぁ~と懐かしく歩く。
右が迷岳、左のピークの左肩が今宵の宿
右が迷岳、左のピークの左肩が今宵の宿
白倉山からは一度下って登り返すのだが、この場所はほとんど記憶がない。ただ大熊谷の頭への登り返しはキツかった記憶だけがあり、その通りだった(白倉山~大熊谷の頭はテープ類が一切なく楽しい尾根歩きでした)。大熊谷の頭からP1285へ向かうが、途中の少ピーク越えるのが面倒で、左を巻くシカ道へ入ったら、その辺は不思議な地形で左へ延びる尾根に窪地がいくつかあり、水があれば楽しい一夜になりそう。巻いて出たところがP1285西側鞍部。そこから水を探しに行くとシュークリームさんの言うとおり、2・3分で水場!(私は米&水を入れたコッフェル持って登り5分)。
 テントもどこでもご自由に、の空間。不動産屋の本日のおススメ物件だ。
ご飯を炊きだしたら陽が沈み、空気が冷蔵庫内に豹変した。寒すぎる。テントの中に入り、上半身だけ出して炊事をする(ヤドカリみたい)。
夕暮れ。寒さが音を立てずに体を覆います
夕暮れ。寒さが音を立てずに体を覆います
とても外では食えないな・・・。アワワもホントにどうしようかとアワワッしてしまう、が、テントの中で意地でも飲む。寒いがうまい!しかもよく冷えてる!焼酎のお湯割りも考えたが、お湯を沸かすのに体(上半身)をテントから出すのが嫌でやめてしまった。着込んで寝袋に入ってると、案の定シカが来た。『クェーン、クェーン!』縄張りに入いちゃったかな、一晩なんでゆるちてね。しばらくするとどこかに行ったみたい。ウトウトし出したので、寝袋のファスナー閉めて本格的に寝る。・・・しばらくすると枕元に妖精が来た。そうこなくっちゃ!さあ、俺には何をくれるのかな。
妖精『あなたに大切なことを伝えます』
俺『うんうん』
妖精『・・・これ以上ガマンするとオネショしますよ』 :roll:
目が覚めた。ブツブツ言いながら外に出るが、そこにはスーパームーンの名残り。明かり無しで歩ける。

●2日目
 今日は下りメインだがチト距離がある。自分では珍しく日の出前からアサメシだ。
冷えた体に、目にもやさしい太陽の光。太陽は偉大です
冷えた体に、目にもやさしい太陽の光。太陽は偉大です
ただ、コーヒーとか飲んでたら結局遅くなったのだけど・・・。迷岳への登り。周りはほぼブナの純林だ。フト下を見ると倒木がゴロリ。ああナメコが、と思ったけどここは心を鬼に歩みを止めない。ヒト働きで迷岳頂上。なんとここにも南東斜面に窪地がある。水さえあれば山頂直下でテント泊も可だ。今からしばらくは宮川へ下りる登山道をトレース。いよいよ私の未踏ゾーン。ただ、この迷岳、名前を発揮するのは実はここからのルート。主尾根を降りているつもりが、右をフトみるとこれより高い尾根がある。あれっ?と思ったらその尾根に合流する、登りならともかく下りでナンデ?そして妙な窪地地形が。いわゆる洞窟でもないと説明ができない地形。それがクニャクニャ連続する。ヒトリで興奮した。
山頂付近でこんな楽しい地形が
山頂付近でこんな楽しい地形が
面白い。まるで昔歩いた「富士の青木ケ原樹海」だ。先日見たブラタモリ思い出す『火口列も、富士風穴も探検したなぁ』。そうここは正に「迷いの樹海」。晴れてると心から楽しいけど、これガスってたら真剣に怖いだろうな。この辺も水さえあれば素敵な一夜間違いなし。きっとナメコも・・・。
 やがて宮川からの登山口。ここからは登山道を離れ熊が池まで尾根通しの一本道。標高が下がるにつれ常緑樹も出てくる、ちらほら紅葉も。ちなみに今回一番きれいだった紅葉は、見おろす裏飯盛山でした。旧宮川町の境界のクイ(黄色のプラスチック)も規則正しくついていて迷わない。唐谷川と中の谷川の分水嶺超えると驚いたことに植林も。やがて、ダム用の反射板に到着。見晴らしもいいのでオジヤンに電話
『ウム、そこからなら熊が池までなら来れるな。もうすぐ林道が横切るぞ』
『ハイそこで昼飯に。不思議なことにこんな稜線までヒノキの植林が。』
『そうだろう、昔植えた記憶がある。かなり成長しただろうなぁ』
『ナルホド。頑張ります、では』
『ウム、心して』。
じきにこの風景には不似合いな盛り土が。唐突に林道に出た。ダンプも通れそうな広い立派な林道だ。全く機能していないこの林道、いまカーブミラーにはいったい何が映るのだろう?
ノブチャンの話では諸戸さん(諸戸家)が作ったらしい
ノブチャンの話では諸戸さん(諸戸家)が作ったらしい
基本下りなのだがこの辺から小さな登りでガクンとスピードが落ちる、疲れてきた。
鉄塔の基礎のあとのような遺構に到着。4本足のコンクリ基礎が大きいのと小さいのが並んで。昔はここに送電線が通ってたのかな(ノブチャンに聞いたところ、最初反射板はこっちにあったとのこと)。ここからしばらくは尾根にこの遺構に通う階段が続く。
いきなり山名板が『始神奥 涙岳』・・なんか熊野古道みたいだなと思ったが、宮川側のこの下に始神という集落ある。そこ由来かな。この辺から右(宮川側)の植林が目立ち始め、『ト』の文字が(あのトヨタの山だそうです、広いはずだわ。ノブチャン情報)。プラスチック杭は消えたが、このペンキマークを外さなければ大丈夫。しばらく歩くと工事の音が・・・?・・・なんと宮川側稜線直下まで山抜けをコンクリで補修している。何年か前の宮川水害の復旧かもしれないが、すさまじい規模の工事だ。そして左側(名倉谷側)にも植林が目立ち始め、○に「ス」のマーク。これは見慣れたザイソウ山だ。ザイソウ(材木屋惣兵衛)は尾張の人間だが、木曽以外のこの辺にも山を持つ。名倉谷川では一番大きいかも。ちなみにノブチャンもここで働いていた。
 徐々に境界(尾根)が不明瞭になり、ラストの辺りは両サイドの植林が同じくらいの樹齢で境界はますます不明瞭に。が、ちょうどタイミングよくザイソウがこの秋に山改をしていたので、ヤブはうるさいが、ペンキマークはしっかりしている。やがて、熊が池の標高辺りまで降りてくると見たような印が。「あめちゃんテープ」だ。何年か前熊が池から迷岳まで行く下調べをしようと歩いた時のテープが残っていた。これが見つかるか不安だったが、これさえあれば大丈夫。作業道じきに熊が池に到着した。しばらくするとオジヤンも到着。助手席でイロイロな助言をもらっているうちに江馬小屋へ。辻堂橋でお礼を言って上流下流に分かれ、青田へ。ジロニィにアイサツ。『おお来とったんか、風呂沸いとるぞ』ありがとうございます!そのまま宴に突入。 :D

 青田に来た頃、飯高町の住人(仮)なんだし、町境を歩こうかと考えた時期があった。まあ、ほとんどできてないけれど、標高が低いほうはともかく、高いほう、もうちょっと歩いてみようかなと思わされた山行でした。

あめちゃん
グー(伊勢山上住人)
記事: 2229
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20161120-28.jpg

あめちゃん、おはよう~。

雪が降る前に、冬が来る前にテントでどこかで寝てみたい。

また飲んで寝に行ったのね。あんたも好きなのね~。

♪ふ~ゆ~がぁ~、く・る・まぇっにぃ~♪(by 紙ふうせん)

歌いにくい表記だこと。もっと素直に歌おうよ。

そしてここの近くに期せずして一夜のアバンチュールを過ごした思い出の場所 :mrgreen: もある。久々に再訪してみよう。

一応リベンジしておかないとね。

オジヤン。『空いとるよ』『おうエエゾ』

オジヤンも懲りない人だ。

コースは、江馬小屋発、迷岳手前でテン泊、せっかくだから熊が池に降りてくる。

おお、精力的。地図とコンパスは持った?

正直なもので白倉山はトラウマで近づくと心臓がコトコト早くなる。

意外と小心者?

なんで間違えたのかそれすら不明な道であった。

ただなんとなく間違えた。地図とコンパスは持ってたの?

目が覚めた。ブツブツ言いながら外に出るが、そこにはスーパームーンの名残り。明かり無しで歩ける。

月明かりの風景もいいモンですね。

フト下を見ると倒木がゴロリ。ああナメコが、

じっくりと倒木を見るけど・・・ 名前の知ったキノコは見えなかったグーです。

基本下りなのだがこの辺から小さな登りでガクンとスピードが落ちる、疲れてきた。

帰路の登りはグーも大嫌いです。

熊が池の標高辺りまで降りてくると見たような印が。「あめちゃんテープ」だ。

あちこちマーキングしているのね。ネコ年生まれなの?

辻堂橋でお礼を言って上流下流に分かれ、青田へ。『おお来とったんか、風呂沸いとるぞ』

オジヤンもジロニィもとっても気のいい人だ。あめちゃんの人徳だね。


                   グー(伊勢山上住人)
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by 雨子庵 »

グーさん  オヒサです
あめちゃんです

また飲んで寝に行ったのね。あんたも好きなのね~。

グーさんのレポにメラメラと触発されて・・・ 8-)

歌いにくい表記だこと。もっと素直に歌おうよ。

何を歌っても演歌調なんです

一応リベンジしておかないとね。

気持ちだけは :D

オジヤンも懲りない人だ。

ピックアップ当日も、16:30約束で、実は 14:30頃から来てたそうです :o
ハハー  m(__)m

おお、精力的。地図とコンパスは持った?

アンド GPS(zippさん怒んないでね)

意外と小心者?

小心でなく細心

ただなんとなく間違えた。地図とコンパスは持ってたの?

あの時は適当な地図だけでした

月明かりの風景もいいモンですね。

月齢カレンダーで予定たてたくなりました :D

あちこちマーキングしているのね。ネコ年生まれなの?

それこそ自分のオシッコに匂い(もしくは特殊に光る蛍光カラー付)あれば便利なのに・・・。

オジヤンもジロニィもとっても気のいい人だ。あめちゃんの人徳だね。

山の現状を説明するのが楽しくて・・・・みなさんもたぶん楽しんでくれてると思います・・・ 思いたい :oops:

あめちゃん

               
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by zipp »


 あめちゃん、こんばんは。
近頃、ノッテ♪ますね :D

さっそくオジヤンに電話。
『オジヤン、この日の夕方は空いてますか』
『空いとるよ』
『実は迎えに来て欲しいんだけど・・・』
『いいとも!(実際は・・・おうエエゾ)』

 いまだに、日没が近づきつつある千秋林道ゲート前で心配そうに待つオジヤンの姿が、忘れられません…。

コースは、江馬小屋発、迷岳手前でテン泊、せっかくだから熊が池に降りてくる。
 おっ!あめちゃんにとっては野心的なルートじゃないですか!
けど、お熊ヶ池までお迎えだもんなぁ。 :mrgreen:

江馬小屋林道の終点に車をデポ。
 うっ!あの荒れた普通の乗用車が林道を終点まで入っちゃった!!

そのちょっと先の『妖精のコル(※注:昔カメラを無くした旅人(シュークリームという純日本人)がここで意気消沈した一夜を過ごしたところ、枕元に妖精が現れ、カメラの場所を教えてくれたといわれる)』を越えて
 前フリだけど・・・。

といいつつも、なんで間違えたのかそれすら不明な道であった。人間、ミスをするときはそんなもの。ああっ、あの時見た風景だなぁ~と懐かしく歩く。
 現在のこちらからの白倉山山頂へのルートは、ヒメシャラの藪を漕いでのルートになってるのかな?
以前(いつのことやら?)は藪を避けて、大熊谷ノ頭方面へ行ってから登るルートだったけど。
ルートと云ってもマーキングがしてあるだけだけど。
 当時の古傷が痛みだして、古ヶ丸に向かへ!!と叫びだしませんですた :roll:

白倉山からは一度下って登り返すのだが、この場所はほとんど記憶がない。
 そりゃぁ、そうでしょう。
登山道より、オツムの中は遭難や肉体の痛みが駈けめぐってたでしょうから。

(白倉山~大熊谷の頭はテープ類が一切なく楽しい尾根歩きでした)
 実は、大熊谷ノ頭~1188間の稜線を10年以上?ぶりに歩きました。
マーキングが無いことにびっくりしましたよ。
この、大熊谷ノ頭~白倉山間は、相変わらずヘンな人が出没するようですね。
標識を移動して別の場所に付けたり、捨てたり。登山口(庵の谷林道終点か)にあった登山届ボックスを山頂まで運んで設置したのが最たるものですけど。

大熊谷の頭からP1285へ向かうが、途中の少ピーク越えるのが面倒で、左を巻くシカ道へ入ったら、その辺は不思議な地形で左へ延びる尾根に窪地がいくつかあり、水があれば楽しい一夜になりそう。巻いて出たところがP1285西側鞍部。そこから水を探しに行くとシュークリームさんの言うとおり、2・3分で水場!(私は米&水を入れたコッフェル持って登り5分)
 ここ左を巻くと稜線にある展望所を欠くことになるよ。
迷い池のある布引山への尾根ですね。この尾根はお勧めです。

・・・しばらくすると枕元に妖精が来た。そうこなくっちゃ!さあ、俺には何をくれるのかな。
妖精『あなたに大切なことを伝えます』
俺『うんうん』
妖精『・・・これ以上ガマンするとオネショしますよ』 :roll:

・・・。
コメントする~。 :mrgreen:

なんとここにも南東斜面に窪地がある。水さえあれば山頂直下でテント泊も可だ。今からしばらくは宮川へ下りる登山道をトレース。いよいよ私の未踏ゾーン。ただ、この迷岳、名前を発揮するのは実はここからのルート。主尾根を降りているつもりが、右をフトみるとこれより高い尾根がある。あれっ?と思ったらその尾根に合流する、登りならともかく下りでナンデ?そして妙な窪地地形が。いわゆる洞窟でもないと説明ができない地形。それがクニャクニャ連続する。ヒトリで興奮した。
 ここは、面白い地形でブナも大きくいいところ。
大熊谷側に全体がズリ落ちたんだろうね。水は随分降りないと(大熊谷側)得られないよ。

『ウム、そこからなら熊が池までなら来れるな。もうすぐ林道が横切るぞ』
『ハイそこで昼飯に。不思議なことにこんな稜線までヒノキの植林が。』

 そりゃ、オジヤンが午後2時半にお熊ヶ池に来るはずだよ :lol:
わたしは、この稜線を横切る林道までしか知らない。この横切った林道向こうの稜線はブナ林だったな。

この辺から右(宮川側)の植林が目立ち始め、『ト』の文字が(あのトヨタの山だそうです、広いはずだわ。ノブチャン情報)。プラスチック杭は消えたが、このペンキマークを外さなければ大丈夫。
 諸戸からトヨタ、ここが一番規模が大きい山林かな?
何年か前、宮川村から大内山村を越える千石越えの旧道を歩いたら、ここにもトヨタありますた。

 青田に来た頃、飯高町の住人(仮)なんだし、町境を歩こうかと考えた時期があった。まあ、ほとんどできてないけれど、標高が低いほうはともかく、高いほう、もうちょっと歩いてみようかなと思わされた山行でした。
 迷岳山腹にある崩壊した飯場跡に行って、オジヤンの名の入った板塀をひっぺ返して持ち帰るがよろし :D
 このお熊ヶ池の林道、布引滝や唐谷の三ノ滝とか見えて好きなところですね、アスファルトになったし :P

[attachment=0]DSCN2839_925.jpg[/attachment]
添付ファイル
昨年の迷い大池の黄葉。
昨年の迷い大池の黄葉。
最後に編集したユーザー zipp [ 2016年11月22日(火) 23:32 ], 累計 1 回
   zipp
シュークリーム
記事: 2070
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by シュークリーム »

あめちゃん、再びおはようさんです。

山の上で水があって、ブナ林で・・・。
そういえばシュークリームさんの記事に迷岳の近くに良いテン場情報が。
平、ブナ林、ミズ近し・・・。この物件を当たってみよう。


ナンノキ平から迷岳までいい水場がなくて(zippさんは他に知ってるかもしれないけど)、今年ここを見つけて喜んでしまいました。二重山稜になっていて風も防げるし、いいところです。

【ルート】(1日目)江馬小屋林道終点(7:40)~ナンノキ平(10:10)~白倉山(12:00~12:30)~大熊谷の頭(13:50)~P1285泊適地(14:45)
(2日目)発(7:40)~迷岳(8:20)~登山口(9:30)~林道交差(10:50)~旧反射板あと(12:10)~工事現場上(13:30)~熊が池分岐(15:45)~熊が池(16:01)


あめちゃんにしてはめずらしくロングルートですね。

江馬小屋林道の終点に車をデポ。ここからはナンノキ平まではホボ直登。しかも去年の遭難事故でテープがしっかりついている。そのちょっと先の『妖精のコル(※注:昔カメラを無くした旅人(シュークリームという純日本人)がここで意気消沈した一夜を過ごしたところ、枕元に妖精が現れ、カメラの場所を教えてくれたといわれる)』

まあ、山で一晩過ごすといろんなことがありますわ。といっても、私の場合、たいがい熟睡しているんだけど。

越えて境界尾根に取りつく。正直なもので白倉山はトラウマで近づくと心臓がコトコト早くなる。今度間違えたら『ホントのアホ(今はタダのアホ)』である。といいつつも、なんで間違えたのかそれすら不明な道であった。人間、ミスをするときはそんなもの。ああっ、あの時見た風景だなぁ~と懐かしく歩く。

私も、昔道迷いしたあたりに来ると、自分の行き霊がいまだにその辺を彷徨っているような気になります。

ご飯を炊きだしたら陽が沈み、空気が冷蔵庫内に豹変した。寒すぎる。テントの中に入り、上半身だけ出して炊事をする(ヤドカリみたい)。

この時期、たき火がないと寒いですね。この場所は登山道のすぐ横なのでたき火していると怒られるかもしれないので、迷池辺りまで降りてたき火するとよかったかも。私はテント泊するとたき火は欠かせません。

夕暮れ。寒さが音を立てずに体を覆います
とても外では食えないな・・・。アワワもホントにどうしようかとアワワッしてしまう、が、テントの中で意地でも飲む。寒いがうまい!しかもよく冷えてる!焼酎のお湯割りも考えたが、お湯を沸かすのに体(上半身)をテントから出すのが嫌でやめてしまった。


これからの季節は私のおすすめ「やわらか湯たんぽ」の出番ですねえ。暖かい湯たんぽの気持ちよさったら、思い出すだけでたまらんですねえ。これさえあれば人肌のぬくもりもいらんなあ。別荘に一つ常備しといたら?

ヒト働きで迷岳頂上。なんとここにも南東斜面に窪地がある。水さえあれば山頂直下でテント泊も可だ。

ここもいいところです。ほんとに水場さえあればね。

あれっ?と思ったらその尾根に合流する、登りならともかく下りでナンデ?そして妙な窪地地形が。いわゆる洞窟でもないと説明ができない地形。それがクニャクニャ連続する。ヒトリで興奮した。

さすが、ケービング経験者、見方が違いますねえ。ふもとには洞窟博物館などもあるし、この地下は洞窟だらけなんだろうか。

じきにこの風景には不似合いな盛り土が。唐突に林道に出た。ダンプも通れそうな広い立派な林道だ。全く機能していないこの林道、いまカーブミラーにはいったい何が映るのだろう?

写真をみり限り現役で使われている林道みたいにきれいですね。

作業道じきに熊が池に到着した。しばらくするとオジヤンも到着。助手席でイロイロな助言をもらっているうちに江馬小屋へ。辻堂橋でお礼を言って上流下流に分かれ、青田へ。ジロニィにアイサツ。『おお来とったんか、風呂沸いとるぞ』ありがとうございます!そのまま宴に突入。

あめちゃんの人徳・・・ちゅうか、甘え上手なところですね。私はとても真似ができない。
添付ファイル
小木森滝
小木森滝
最後に編集したユーザー シュークリーム [ 2016年11月22日(火) 06:17 ], 累計 1 回
                         @シュークリーム@
アバター
わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、雨子庵さん。

『オジヤン、この日の夕方は空いてますか』
『空いとるよ』
『実は迎えに来て欲しいんだけど・・・』
『いいとも!(実際は・・・おうエエゾ)』

オジヤンもフラッシュバックしたかも? :mrgreen:

ご飯を炊きだしたら陽が沈み、空気が冷蔵庫内に豹変した。寒すぎる。テントの中に入り、上半身だけ出して炊事をする(ヤドカリみたい)。

暖かいように見えてもしっかり冬に近づいていますね。

いきなり山名板が『始神奥 涙岳』・・なんか熊野古道みたいだなと思ったが、宮川側のこの下に始神という集落ある。そこ由来かな。この辺から右(宮川側)の植林が目立ち始め、『ト』の文字が(あのトヨタの山だそうです、広いはずだわ。ノブチャン情報)。プラスチック杭は消えたが、このペンキマークを外さなければ大丈夫。しばらく歩くと工事の音が・・・?・・・なんと宮川側稜線直下まで山抜けをコンクリで補修している。何年か前の宮川水害の復旧かもしれないが、すさまじい規模の工事だ。そして左側(名倉谷側)にも植林が目立ち始め、○に「ス」のマーク。これは見慣れたザイソウ山だ。ザイソウ(材木屋惣兵衛)は尾張の人間だが、木曽以外のこの辺にも山を持つ。名倉谷川では一番大きいかも。ちなみにノブチャンもここで働いていた。

なるほど諸戸からトヨタに山を売ったんで宮川の諸戸の事務所が無くなったのか。
トヨタって何に使うのかな?
トヨタホーム?

ザイソウってけっこう大きい会社なんだ。 :o

 徐々に境界(尾根)が不明瞭になり、ラストの辺りは両サイドの植林が同じくらいの樹齢で境界はますます不明瞭に。が、ちょうどタイミングよくザイソウがこの秋に山改をしていたので、ヤブはうるさいが、ペンキマークはしっかりしている。やがて、熊が池の標高辺りまで降りてくると見たような印が。「あめちゃんテープ」だ。何年か前熊が池から迷岳まで行く下調べをしようと歩いた時のテープが残っていた。これが見つかるか不安だったが、これさえあれば大丈夫。作業道じきに熊が池に到着した。しばらくするとオジヤンも到着。助手席でイロイロな助言をもらっているうちに江馬小屋へ。辻堂橋でお礼を言って上流下流に分かれ、青田へ。ジロニィにアイサツ。『おお来とったんか、風呂沸いとるぞ』ありがとうございます!そのまま宴に突入。 :D

いいですねえ。
私も一度風呂に入りたいなあ。

今回地図を見て熊が池があんな高い所にあるのを初めて知りました。 :oops:

                                      わりばし


 
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by 雨子庵 »

zippさん  オヒサです
あめちゃんです

近頃、ノッテ♪ますね :D

つ~ぃてるね、の~ってるねぇ♪・・。イカンまた懐メロが・・・まあ、ついては無いですけど

 いまだに、日没が近づきつつある千秋林道ゲート前で心配そうに待つオジヤンの姿が、忘れられません…。

これは期せずしてのお出迎えでした(モチロン巡検場所はオジヤン指定でしたが)。
zippさんも心配してくれてオジヤンに話しかけ、オジヤンが『問題ない』 :x みたいなこと答えた小さな出来事。この小さな一件があってから、オジヤンがzippさんを見る目が変わったみたいです。 :P

 おっ!あめちゃんにとっては野心的なルートじゃないですか!
けど、お熊ヶ池までお迎えだもんなぁ。 :mrgreen:


ホンネは湯谷峠まで歩きたかったけど・・・冬の夕暮れタイムオーバー・・・お迎え前提での話ですが

 うっ!あの荒れた普通の乗用車が林道を終点まで入っちゃった!!

あの林道をオジヤンの車で送ってもらいながら、ヘッドライトに浮かぶ林道はかなりの荒れ具合。
『オジヤン、俺はこの道を帰れるのかな?』と言ったら
『まあ、よく入ってきたな』 ;) と言われました。
帰りは心配だったらしく、
『あんたの車が先に行け』とのこと

 現在のこちらからの白倉山山頂へのルートは、ヒメシャラの藪を漕いでのルートになってるのかな?
以前(いつのことやら?)は藪を避けて、大熊谷ノ頭方面へ行ってから登るルートだったけど。
ルートと云ってもマーキングがしてあるだけだけど。
 当時の古傷が痛みだして、古ヶ丸に向かへ!!と叫びだしませんですた :roll:


そのとおり!ヒメシャラすごいですね。2~3mに成長していてヒメシャラ植林地帯みたいでした。
古が丸方面、覗きもしませんでした ;)

 そりゃぁ、そうでしょう。
登山道より、オツムの中は遭難や肉体の痛みが駈けめぐってたでしょうから。


アンド極度の水不足。

 実は、大熊谷ノ頭~1188間の稜線を10年以上?ぶりに歩きました。
マーキングが無いことにびっくりしましたよ。
この、大熊谷ノ頭~白倉山間は、相変わらずヘンな人が出没するようですね。
標識を移動して別の場所に付けたり、捨てたり。登山口(庵の谷林道終点か)にあった登山届ボックスを山頂まで運んで設置したのが最たるものですけど。


ナルホドね。登山届ボックスはそんな変人のせいでしたか。
あとあらためて見ると、白倉山から迷岳見る方角のヒメシャラは、写真撮りやすいようにノコで丁寧に切ってありました。・・・これも賛否両論あるところかな・・・。
 
迷い池のある布引山への尾根ですね。この尾根はお勧めです。

恥ずかしながら、『迷い池』なるもの初めて知りました :oops: ・・・早速調べました、いいトコですね

・・・しばらくすると枕元に妖精が来た。そうこなくっちゃ!さあ、俺には何をくれるのかな。
妖精『あなたに大切なことを伝えます』
俺『うんうん』
妖精『・・・これ以上ガマンするとオネショしますよ』 :roll:
・・・。
コメントする~。 :mrgreen:


zippさんの優しさに感謝

 ここは、面白い地形でブナも大きくいいところ。
大熊谷側に全体がズリ落ちたんだろうね。水は随分降りないと(大熊谷側)得られないよ。


次回はここが主目的かな :D

 そりゃ、オジヤンが午後2時半にお熊ヶ池に来るはずだよ :lol:
わたしは、この稜線を横切る林道までしか知らない。この横切った林道向こうの稜線はブナ林だったな。


オジヤンは、ひょっとしたら湯谷峠まで行くのか?とも思ったらしく、お熊ケ池に来て、すぐ近くの圏内まで下りて待機してたそうです。帰路車の中から、『湯谷峠はあんなに下だぞ』と言われ、今回は行かなくてよかったとおもった私。
ブナ林はホント前半だけでした。まあ最後は多少植林内の灌木がうるさかったけど歩きやすい道でした。

 諸戸からトヨタ、ここが一番規模が大きい山林かな?
何年か前、宮川村から大内山村を越える千石越えの旧道を歩いたら、ここにもトヨタありますた。


ノブチャンは『諸戸さん』と「さん」付けで呼びます。桑名の庭園、この秋の特別公開行こうかしら。
トヨタはトヨタのHP見るとこの辺の山林マップが出てきました。

 迷岳山腹にある崩壊した飯場跡に行って、オジヤンの名の入った板塀をひっぺ返して持ち帰るがよろし :D

これは行きつく自信が・・・zippさんの昔のクマ檻の論文アップしてくださいよ

 このお熊ヶ池の林道、布引滝や唐谷の三ノ滝とか見えて好きなところですね、アスファルトになったし :P

ただ、上のほうで搬出作業真っ盛りなんでお気をつけて

あめちゃん
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by 雨子庵 »

シュークリームさん オヒサです
あめちゃんです

ナンノキ平から迷岳までいい水場がなくて(zippさんは他に知ってるかもしれないけど)、今年ここを見つけて喜んでしまいました。二重山稜になっていて風も防げるし、いいところです。

普通、これだったらルート上に『水場→』とか書きそうですけどね。イヤイヤ優良物件でした

あめちゃんにしてはめずらしくロングルートですね。

シュークリームさんの添谷山の レポに刺激受けて :D

まあ、山で一晩過ごすといろんなことがありますわ。といっても、私の場合、たいがい熟睡しているんだけど。

職場で妖精の(カメラの)話したらみんなビックリしてましたよ

私も、昔道迷いしたあたりに来ると、自分の行き霊がいまだにその辺を彷徨っているような気になります。

私は、基本的にアクシデントがあったところには行きたくない派です。今年乗鞍に行ったけど、ムカシ春山スキーで吹雪で2日間(2泊3日)プチ遭難してからの久々訪問でした。

この時期、たき火がないと寒いですね。この場所は登山道のすぐ横なのでたき火していると怒られるかもしれないので、迷池辺りまで降りてたき火するとよかったかも。私はテント泊するとたき火は欠かせません。

そうなんです。なんか私の頭の中に、『沢=たき火』『山歩き≠たき火』という固定観念図式があって・・・。

これからの季節は私のおすすめ「やわらか湯たんぽ」の出番ですねえ。暖かい湯たんぽの気持ちよさったら、思い出すだけでたまらんですねえ。これさえあれば人肌のぬくもりもいらんなあ。別荘に一つ常備しといたら?

カイロさえ使わない私ですが、毛色の違う湯たんぽ・・・考えてみます

ここもいいところです。ほんとに水場さえあればね。

日の出もバッチリ

さすが、ケービング経験者、見方が違いますねえ。ふもとには洞窟博物館などもあるし、この地下は洞窟だらけなんだろうか。

規模はともかく洞窟はあると思います。トコロドコロ石灰岩の露頭あるし。たしか、蓮に洞窟の中に宝物があるという話も聞いたことある気がします。
ケド、この前狭いところで体が詰まって動かなくなる夢を見て、起きてしまいました・・・昔は好きだったのに :(

写真をみり限り現役で使われている林道みたいにきれいですね。

よく見ると、ワダチもあるんですよ、これが。

あめちゃんの人徳・・・ちゅうか、甘え上手なところですね。私はとても真似ができない。

あまり言わないで、我に返ってしまうから

あめちゃん
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】迷岳で今度は迷わず

投稿記事 by 雨子庵 »

わりばしさん  オヒサです
あめちゃんです

オジヤンもフラッシュバックしたかも? :mrgreen:


こいつが居なくなると、奥山巡検に行く人間(クレーンゲームのクレーンですね)がいなくなりますからね :D

暖かいように見えてもしっかり冬に近づいていますね。


あの空気の変わりようはスゴイデスネ

なるほど諸戸からトヨタに山を売ったんで宮川の諸戸の事務所が無くなったのか。
トヨタって何に使うのかな?
トヨタホーム?


トヨタは、大きく言うと、CSR(企業の社会的責任)の一環だと思います。あとノブチャンの話だと、いわゆるCO2吸収への貢献だとか

ザイソウってけっこう大きい会社なんだ。 :o


大きいですよ。江戸時代のいわゆる金持ち番付表(尾張版?)にも出てくるし。木屋谷川上流の菅谷の左斜面も下流部はザイソウです。青田にもザイソウの山の神がありました。
名倉谷川の奥に今は合祀したけど、東京の何とか(ひえ?)神社と秋葉神社のお札を毎年納めるそうです。

いいですねえ。
私も一度風呂に入りたいなあ。


ジロニィの風呂は、ムカシ『俺も風呂つくろうかなぁ』と言ったら
『ワシのところがあるだろう』と言われ、素直に真に受けてます :lol:

今回地図を見て熊が池があんな高い所にあるのを初めて知りました。 :oops:


ハイ、帰りのオジヤンの車、エンブレ大活躍でした

あめちゃん
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