2016年10月15日(土) 晴
奥美濃 揖斐川・ヒン谷・中ノ又谷から冠ケ峠
K氏 masaさん 兔夢
塚駐車地6:00ー中ノ又谷出合6:35ー青葉滝8:50ー
休憩(1100m二俣)9:55~10:40ー
1262P(冠ケ峠)11:15~40ー駐車地14:10
久し振りにK氏、masaさんと沢に行ってきた。
先週の赤谷源流以上に会心の沢登りとなった。
すっかり秋の空気となり塚で準備していると肌寒さを感じる。
なるべく濡れるのは避けたいなあと思いながら出発。
ヒン谷の渡渉地点は夏に訪れたときより水位があった。
それでも中ノ又谷の流れは小川のようで快調に遡行。
650m二俣手前の連瀑は巻いて通過する。
二俣で休憩後、右俣へ入っていよいよ本番開始。
まずは6mチョックストーン。
やはり水量が多くてシャワークライミングとなり前より苦戦。
先が思いやられる。
15m斜瀑も豪快になっていた。
前と同じように右岸巻き。
一旦、渓相は穏やかになる。
前方に目指す青葉滝あたりの岩場が見えた。
左右が立って瀑流帯に突入。
夏は快適に登った斜瀑も今日は水流を避けて登る。
秋が深くなり草も生気をなくして草付きの巻きも難しくなっていた。
身長のあるmasaさんが先に登りその後につく。
瀑流帯も水勢を増していて夏は快適だった10mも濡れながら。
その他の滝も岩肌が濡れて難しくなっていた
瀑流帯奥に見えたひとつ目の大滝(20m)は
夏には予想外に簡単に越えられたが…
夏と同じルートで左岸の立木伝いに越えていく。
ただ夏と違って葉が落ちて見晴らしが良くなり高度感が増した。
それに木の張りが弱くなっていた。
木枝を握った時の安心感がやや薄い。
この谷のラスボスである青葉滝(25m)に無事到着。
水量が多く前より遥かに見栄えがする。
「まさか、ここに来られるとは」
masaさんは青葉滝を前に感慨深げだった。
一方、K氏は
「奥美濃にこんなに滝の続く険谷、他にある?」
そう言われて改めて険谷なのだと気付いた。
夏には「険谷」というこ言葉が思い浮かばなかった。
夏に来た時、青葉滝も簡単に巻けてしまうのではないかと思った。
しかし、いざ左岸の予定していたルートに取り付いてみると
上へ上へと押し上げられた。
最後は高度感のある切り立った崖上を立木を伝いルンゼに出た。
そこをわずかに下り青葉滝の落口に立つ。
落口の後に立つ30mオーバーの岩壁が圧巻だった。
また落口からは奥美濃の峰々を見る事ができた。
奥美濃亡者の二人はその眺めにしばし見とれていた。
落口奥は岩壁が左右から迫りいかにも険谷の入口に相応しい。
下降してきてこんな場所に出たら間違いなく逃げだすだろう。
更に奥に進むと雰囲気は一変。
穏やかな沢筋が現われる。
だが、それでも前半は時折立派な滝が現われてビックリ。
1040m二俣で現われた2段10mは登れず右岸から巻いた。
その後には岩をえぐったような超ミニゴルジュも現われる。
造形が楽しい。
この辺りの緑はまだ深い。
紅葉の頃は息をのむ風景となるだろう。
ただし、ちょっとやそっとではここに足を運べない。
それゆえ、紅葉のこの辺りを目にすることはまずない。
岩の切り割りのような沢筋が意外と奥深くまで続いている。
その中に幾つか涸れ滝が現れクライミング。
小滝を越えて目に飛び込んできた岩床の美しさに
感嘆の声を抑えられなかった場面も。
結局、尾根直下まで岩床が続く。
最後は笹薮をかき分けること15分、灌木が茂る冠ケ峠に到着。
残雪期にこの辺りを何度も訪れている二人も雪のないここは初めて。
黒々とした若丸山から能郷鵜白山のラインを眺めていた。
下山はかつての峠道を下っていく。
意外な事に浅い溝になった道跡が残っていた。
上部はやや笹が被っているものの想像以上に歩きやすい。
途中、冠山の凛々しい姿が見えた。
こちらから見る山容が一番いい。
急斜面を慎重に下って中腹部に出るとブナ林がずっと続く。
細い木が多いが気分はいい。
この辺りは薮がなく歩きやすい。
驚くような巨木も現われる。
周りの樹木と明らかに違った姿で
恐らくブナの古木だろうがはっきりしない。
踏み跡は途中薄れがちだがしっかり見ればそれと分かる。
思いの外、快適な下山となった。
途中、青葉滝とその下の大滝が樹間から見えた。
あんな滝を越えてきたなんて自分の事ながら驚きだ。
ところで、K氏は御歳○7才で僕より一回り以上上なのだが
そのタフさにはビックリさせられる。
僕にはその歳でこんな山行の同行はできそうにない。
【奥美濃】秘瀑を越えて秘境に!
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- 記事: 2227
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【奥美濃】秘瀑を越えて秘境に!
沢屋の兔夢さん、こんばんは。
こんだけ涼しくなってくるとダレもレスしないね。
3連発が見事に0が続いている。三重の沢屋は海外逃亡しているし。
すっかり秋の空気となり塚で準備していると肌寒さを感じる。
かと言って、スキーには早すぎるし。
下降してきてこんな場所に出たら間違いなく逃げだすだろう。
逃げだすって、ドコへ逃げるの? 逃げるトコが無いように見えますが。
途中、青葉滝とその下の大滝が樹間から見えた。
あんな滝を越えてきたなんて自分の事ながら驚きだ。
上も下も、右も左も、人の近寄れない「険谷」に見えます。
僕にはその歳でこんな山行の同行はできそうにない。
りんご畑さんはもっと上でしょ。兔夢さんもきっと登っていると思うよ。
明日の司会は落忍さんが復帰されると思います。彩ちゃんに会えるのが楽しみ。
沢屋でない グー(伊勢山上住人)
こんだけ涼しくなってくるとダレもレスしないね。
3連発が見事に0が続いている。三重の沢屋は海外逃亡しているし。
すっかり秋の空気となり塚で準備していると肌寒さを感じる。
かと言って、スキーには早すぎるし。
下降してきてこんな場所に出たら間違いなく逃げだすだろう。
逃げだすって、ドコへ逃げるの? 逃げるトコが無いように見えますが。
途中、青葉滝とその下の大滝が樹間から見えた。
あんな滝を越えてきたなんて自分の事ながら驚きだ。
上も下も、右も左も、人の近寄れない「険谷」に見えます。
僕にはその歳でこんな山行の同行はできそうにない。
りんご畑さんはもっと上でしょ。兔夢さんもきっと登っていると思うよ。
明日の司会は落忍さんが復帰されると思います。彩ちゃんに会えるのが楽しみ。
沢屋でない グー(伊勢山上住人)
Re: 【奥美濃】秘瀑を越えて秘境に!
グーさん、こんにちは。
3連チャン、返信0の中、わからない山域なのにレスしてもらってありがとうございます。
んー、オフ会の時に言おうかと思ったんですが僕は「沢屋」と呼ばれるのに抵抗がありまして。だってそう呼ばれるとやることが限定されそうですもんね。沢以外にも行きたいと思えば尾根も歩くし里山をちょこちょこ歩くし。沢も沢から山頂なり稜線なりに出るのがルートとして好きなんで滝を登るとかゴルジュを突破するとかはオプションで難しいのをどうしても突破したいとはあまり思わないし。
まあ、何時も11月の終わりから12月のはじめまでは沢ですからね。
下降したときは登り返せばいいんですよ。今年、一度やらかしました。
僕にもそう見えます。
無理でしょう。今でさえ限界かなあって思ってるくらいなのに。無理せず大垣近辺の低山を歩きますわ。
やっぱ、やるべき人がやらないといけませんね。
可愛かったでしょ!せっかくグーさんの隣に座ってもらったのにあまり話してませんでしたね。グーさんって思ったよりシャイ?
3連チャン、返信0の中、わからない山域なのにレスしてもらってありがとうございます。
沢屋の兔夢さん、こんばんは。
んー、オフ会の時に言おうかと思ったんですが僕は「沢屋」と呼ばれるのに抵抗がありまして。だってそう呼ばれるとやることが限定されそうですもんね。沢以外にも行きたいと思えば尾根も歩くし里山をちょこちょこ歩くし。沢も沢から山頂なり稜線なりに出るのがルートとして好きなんで滝を登るとかゴルジュを突破するとかはオプションで難しいのをどうしても突破したいとはあまり思わないし。
かと言って、スキーには早すぎるし。
まあ、何時も11月の終わりから12月のはじめまでは沢ですからね。
逃げだすって、ドコへ逃げるの? 逃げるトコが無いように見えますが。
下降したときは登り返せばいいんですよ。今年、一度やらかしました。
上も下も、右も左も、人の近寄れない「険谷」に見えます。
僕にもそう見えます。
りんご畑さんはもっと上でしょ。兔夢さんもきっと登っていると思うよ。
無理でしょう。今でさえ限界かなあって思ってるくらいなのに。無理せず大垣近辺の低山を歩きますわ。
明日の司会は落忍さんが復帰されると思います。
やっぱ、やるべき人がやらないといけませんね。
彩ちゃんに会えるのが楽しみ。
可愛かったでしょ!せっかくグーさんの隣に座ってもらったのにあまり話してませんでしたね。グーさんって思ったよりシャイ?