【奥美濃】赤谷源流…大滝と癒しのプロムナード

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兔夢
記事: 530
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【奥美濃】赤谷源流…大滝と癒しのプロムナード

投稿記事 by 兔夢 » 2016年10月12日(水) 21:03

2016年10月10日(月)晴のち曇 
奥美濃・赤谷源流から権現山 単独
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DSCN6746.JPG (43.17 KiB) 閲覧数: 870 回
ウソ越8:20ー大滝9:15ー
権現山三角点10:45~11:50ーナレマタ谷ーウソ越13:20

ほどよい連瀑の後に現われた目を見張る大滝。
飛び散る飛沫が青空に輝く。
これをやっと越えたかと思えば一転、
どこまでも穏やかに続く癒しのプロムナード。
最深部ではブナの原生林が頭上を覆う。
薮をかき分け進んだ先には目の覚めるような展望が広がった。
標高差、わずか350m、距離にして2kmに満たない。
沢屋にしてみれば小川を歩くようなものだろう。
しかし、僕にとっては久々に会心の沢登りとなった。

先週、釈迦嶺から下降した沢の上部で、対岸の山腹に大滝が見えた。
地形図で位置を確かめるとどうやら赤谷の源流のようだ。
詰めていけば権現山(1143.3三角点)に至る。
短い沢だが魅力的に思え訪れる事にした。

一気に秋めいてきて空には鱗雲が浮かび空気はひんやりとしている。
先週登ったトノゴヤ谷を見送ってウソ越に着くと車が2台停められていた。
果してどこに向かったのだろう。

赤谷源流にかかる橋の袂に車を駐車して出発。
左岸の林道跡をわずかに歩くと沢に降りた。
流れは浅い。

すぐに現われた堰堤を右岸から越す。
その先には穏やかな沢筋が続き気持ちいい。

やがて段差のような滝が幾つか現われる。
滑もあり雰囲気を高める。

右岸にいきなり岩壁が立つ。
その下を流れる沢はゴルジュとなり一条の滝がかかる。
夏ならばフルシャワーで臨みたいところだが遠慮して巻く。

更に進めばきれいな斜瀑も現れる。
次々に現れる滝に手をやく事はない。
この季節にはシャワーもなくて手頃な感じだ。
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DSCN6738.JPG (43.53 KiB) 閲覧数: 870 回
950mを越えた頃、前方に大滝が立ちはだかった。
これこそ先週、釈迦嶺から見た滝だ。
想像していた通り、迫力のある姿だ。
落差は25mといったところか。
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DSCN6743.JPG (50.66 KiB) 閲覧数: 870 回
この滝をどう越えていくか。
左右は岩壁が立っている。
一見、左岸に弱点があるように見えるが分からない。
取りあえず登りやすそうな右岸のルンゼに取り付いた。
ルンゼは上部で立って登れず少し戻って樹木の立つ側に移る。
そこから岩壁に沿って登るとトラバースできそうな壁面が現われる。
初級の岩登り技術でいけそうだが落ちればただでは澄まない。
安全を期してここは更に登り岩尾根の凹点に向かうルートを見つけた。
岩肌をトラバース気味に登る形だが後半は灌木伝いで安心感がある。
凹点について岩尾根を乗っ越すと反対側は樹木が立ち下りやすい。
途中、草付きになったが問題なく落口にたどり着けた。
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DSCN6747.JPG (47.8 KiB) 閲覧数: 870 回
落口からしばらくはそこそこのゴルジュで滝が幾つかかかる。
そこを越えると一気に様子が変わった。
小川のようなせせらぎが穏やかに続く。
今にもフェアリーが出てきそうな雰囲気だ。

地形図では穏やか過ぎる沢筋できっと薮沢だろうと覚悟していた。
しかし、薮は一切ない。
時折現われる2~4mの滝がアクセントになり飽きない。
どこまでも癒しのプロムナードが続く。
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DSCN6784.JPG (52.04 KiB) 閲覧数: 870 回
沢筋が左に屈曲した辺りは稜線との高低差が2~3m程度。
面白い地形だ。
更に進むと彫りが深くなり回廊のようになる。
頭上にはブナの原生林。
予想外の展開に心が沸き立つ。
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DSCN6792.JPG (41.08 KiB) 閲覧数: 870 回
最後は三角点に向かって薮漕ぎ。
しかし、それも思っていた程ではなかった。
たどり着いた三角点では目の覚めるような展望が広がった。

金草山、冠山、若丸山、磯倉、能郷白山と続く県境ピーク。
好天に恵まれすばらしい眺めだ。
南には先週登った釈迦嶺や笹ケ峰、千回沢山や不動山も見える。
福井県側は少し雲がかかり展望が良くなかった。
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DSCN6816.JPG (36.73 KiB) 閲覧数: 870 回
下山は南側のナレマタ谷を下降。
三角点から薮を漕いでたどりつくとこちらも回廊のよう。
しかし、すぐに斜度が増し滝も現われる。
しかし、難しい下降ではない。
ガレが主体だ。

1000m前後でこれは!という滝が現われた。
2段12mは唯一の懸垂下降。
傍らの木に古い捨て縄があった。
かつてここを下降した人がいたんだ。
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DSCN6838.JPG (53.43 KiB) 閲覧数: 870 回
中流部は荒れ気味。
そこかしこに斜面の崩壊痕があり倒木が沢を塞ぐ。

車道に出る直前に最後っぺのような連瀑帯。
やばいか!と思ったが難なく車道にたどり着いた。
休憩を含んで5時間の沢旅は実に充実したものだった。

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