【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

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Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by Kasaya »

【日 付 】2016年9月3日
【 山 域 】湖北
【メンバー】kasaya
【 天 候 】晴れ後曇り
【 ルート 】
 六所神社8:50---8:59菅波ケヤキ大木ーーー9:52登山口ーーー10:13林道登山口ーーー10:56P545---11:24CA610ランチ12:00---13:19西峰
 ---13:30横山岳ーーー14:33鳥越峠ーーー15:45林道ーーー16:02六所神社
最近は朝晩がめっきり涼しくなってきた。これなら低山も悪くなかろう。余呉トレイルにある横山岳の西尾根ルートを無雪期に
歩き、積雪期との違いを感じてみようかなと思って出かけたのだが。

 登山口は菅並集落のはずれにあるはずだが車はどこに止めよう。ちょっと迷ったが何度も止めたことのある六所神社脇とした。
少し歩くが大した距離ではない。北海道トンネルを脇に見て菅並集落に入る。ここを入る部外者は珍しいのだろう。庭先から
ご老人が興味深げに自分を見ているので軽く会釈をして通り過ぎる。そして集落の西はずれのケヤキの前に立つ。近づけば立派な
看板があり説明書きがされている。
大ケヤキ
大ケヤキ
 さて登山口はどこか。余呉トレイルマップによると白谷川に沿って少し行ってから登るようになっている。林道の跡があるので
そこを辿るが草藪の道。最近通った人はいるんだろうか。右手を注意しながら行くが登山口らしいものはない。どんどん行くと
小さな滝が現れた。前回はここまで来たのかな。もうちょっと行ってみようかと思って進むがどうもそれらしいのがない。
やっぱり戻るか。そう思ってまた登山道を探しつつ歩く。
小滝
小滝
そしてここかなあと思う僅かばかりの踏み跡を頼りに取り付くが
これは間違いだった。藪で前進を遮られる。やっぱり戻るか。今日はそれほどヤブコギをするつもりはなかったので、こういう道は
ご免である。登山口が見つからなかったらもう帰ろうかなあ。そんなことまで思うようになっていた。結局ケヤキの大木付近まで
戻り、改めて尾根を見上げる。どうせならこのあたりから取り付けばいいのにと思っていたら何と草むらに登山口の標識があるでは
ないか。こんなところに。でもそこから前を見やっても登山道は見えない。草の伸びが少ないあたりがそうなんだろうか。そう
思って少し分け入るとそれが正解だった。やっとちゃんとした道に出会ったのだ。やれやれ。
 
横山岳登山口.jpg
 それにしてもここまでで既に1時間を要している。時間はまだあるが疲れるなあ。そしてあったと思った道もすぐに怪しくなる。
まあ登れるところを登ろうと進むと突如木製の階段に出くわす。上の林道に着いたのだ。ちゃんとした林道。最初からこの林道を
使ったほうが楽だったかと思うが後の祭り。そしてまたこの先の登山路が見当たらない。地図を見てみると少し東に迂回した
ところにあるようだ。ほんとにあるんかなと思いつつ進むとありました。下で見たのと同じ登山口の表示。ちゃんと踏み跡もある。
やっとこれでいけそうだ。

 そう思って登るが、これも曲者。また道が消える。上に登ればいいので適当に登って行ってどうにか尾根芯に乗るとそこには
明瞭が道があった。たぶん正規の道はあるのだろうけどそれを正確に辿るのは難しい。そのあとはやぶっぽさは残るものの
順調な登りとなる・ただ天気も良くなって暑い。登り始めて最初は涼しくていいなと思っていたがこの時刻になるとすごく暑い。
堪らんなあ。登山口にたどり着くまでに浪費した時間と体力がボディーブローのように効いてきた。

それでも雪山時にはよくわからなかったケヤキ広場はきちんと確認したい。地図ではP545に記載があるので、そのピークと
思ったがケヤキはまるでない。なんでと思ってそのまま行くと尾根形状が少し緩んだ地点にそれはあった。なるほどケヤキ平だ。
沢山のケヤキが広がっている。ただちょっと見晴らしもよくなく暗いのでそのままスルー。さらに上を目指す。
ケヤキ平
ケヤキ平
 道はだんだんやぶっぽくなってきた。時々茨が道を遮る。ほんと歩いていないねえ。樹木の背が低くなったあたりで太陽も
容赦なく照り付けてくる。もうなんだか行くのがいやになってきた。ふと見るとそこに木陰の平地がある。ちょっと休憩。
やれやれだなあと思うのとこの先まだ藪もあるんだなあという気持ちが登る意欲をそいでいく。

 もう今日はここまで。そう決断をしてしまった。ランチにしよう。ラーメンを作りビールで乾杯。そして食後のコーヒー。
フーひと心地がついた。そして考えた。頂上まであと500mぐらいか。時刻はちょうど昼。登れば行けるんかなあ。太陽が少し
陰ってきたことからまたそんなことを思い始める。そして結論は先に進もうである。下りでまた藪歩きを経験したくないというのも
あったし、少し日が陰ってきたことも影響しているようだ。どうも体力が落ちると登らない理由をあれこれつけ、余裕があれば
また登る理由も見つけるようだ。結局体力次第か。

 一度は登らないと決めた後でモチベーションが心配だったが登り始めると意外に歩ける。これなら行ける。すると次に気になる
ところは天狗の森。どんなところだろうと期待するが、予定のP981はほとんど素通り。期待したような風景はどこにあるのか
さっぱりわからない。まあいいかと思うだけ。そして傾斜が緩くなってきたと思ったら頂上が近い。遂に横山岳西峰に到着である。
雪の時期はここから気持ち良い稜線歩きで横山岳まで歩いた記憶がある。そんなつもりだったが今回は道が不明瞭。藪に覆われた
道となっている。こういうところだったのだと思いつつ進んでいくとでやっとこさで小さな小屋の建つ横山岳に到着である。
やったねえー着いたよ。誰かいるかと思ったが無人である。日差しがきつく木陰にザックを下ろし、小屋の屋根に登ってみる。
残念ながらあまり遠くの山は見られないが今日はこんなものか。
頂上.jpg
 ザックの置いてある場所に戻りグレープフルーツを食べていると賑やかな音がする。誰が来たらしい。みればラジオを鳴らし
ながら年配の男性が一人登ってきた。挨拶をすると明石から電車でやってきたとか。ちょっと意外な気がするが湖北の山も関西圏か。
今年の5月にも来ているのだからお気に入りなのかなあ。

 ゆっくりしているその人に別れを告げ自分は三高尾根を下る。ここはいい道だ。西尾根とは比べ物にならない整備状況。
先ほどの男性もそうだが、横山岳は滝ルートと東峰、そしてこの三高がメインのようだ。そしてすべて白谷登山口が起点となる。
西尾根はそこから外れたところで整備の対象外のようだ。

 快調に降りると鳥越峠に着く。ここは風の吹き抜ける休憩適地。グレープフルーツの残りを食べてから目的方向の谷を見る。
下山ルートはもう少し上からとのことだが、果たしてその巻き道はあるのだろうか。以前は雪の中ここから谷へ降りて、大変
苦労したのだ。もう少し楽ができればと思い墓谷山に向かって歩くが一向に巻き道がない。このまま上がっていけば墓谷山だ。
そう思って巻き道なのかどうかわからないような薄い踏み跡から谷を目指す。でもこれはやっぱり不正解だった。前回雪で
苦しめられたが今回はすごい藪で苦しめられる。倒木も多く歩き辛い。三高尾根が快適だったことを考えるとこれは
落差が大きすぎる。標高差はさほどでもないためひたすら我慢である。そしてようやく平地に降り立った。やれやれだ。

道はまだ明瞭ではないが今までのような斜面の歩きは必要としない。そこをのんびり下っていくと堰堤にぶつかるが左岸側に
出れば林道もありそこからちょっと歩いて菅並集落に出た。

 このあとは舗装道路を普通に帰るだけ。やっぱり残暑厳しいと低山は9月とはいえまだまだ暑い。10月以降が適期だろうか。
そのときは一般道から皆を誘って来ようかななどと考えながら駐車地に戻った。

kasaya
最後に編集したユーザー Kasaya [ 2016年9月06日(火) 16:03 ], 累計 3 回
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by ハリマオ »

かさやさん、こんにちは
 登山口は菅並集落のはずれにあるはずだが車はどこに止めよう。ちょっと迷ったが何度も止めたことのある六所神社脇とした。
私は「菅並東」のバス停横の空き地に停めました。
そして集落の西はずれのケヤキの前に立つ。近づけば立派な看板があり説明書きがされている。
話には聞いたけど、これは見てないなあ。
小さな滝が現れた。前回はここまで来たのかな。もうちょっと行ってみようかと思って進むがどうもそれらしいのがない。
やっぱり戻るか。そう思ってまた登山道を探しつつ歩く。
そしてここかなあと思う僅かばかりの踏み跡を頼りに取り付くが
これは間違いだった。藪で前進を遮られる。やっぱり戻るか。今日はそれほどヤブコギをするつもりはなかったので、こういう道は
ご免である。登山口が見つからなかったらもう帰ろうかなあ。そんなことまで思うようになっていた。
同じようなことやってますね^^。私も初めてで全く取り付きが分らず川沿いに進んだものの歩けそうな道もなく、上にガードレールらしきものが見えたので凄い急斜面を攀じ登りました。林道を上流に向かって歩いても取り付きがなく、結局ヤブと残雪に苦労しながら急斜面の山腹を尾根芯まで登りました。この時点で相当な時間と体力を消費してしまい、やめよかな・・・と思いました。
結局ケヤキの大木付近まで戻り、改めて尾根を見上げる。どうせならこのあたりから取り付けばいいのにと思ていたら何と草むらに登山口の標識があるではないか。
戻って正解でしたね。
堪らんなあ。登山口にたどり着くまでに浪費した時間と体力がボディーブローのように効いてきた。
雪も大変だけど暑さも大変ですね。
朝出合ったご老人はご「苦労なこった」と思っているでしょう。
そんな体力があれば草刈でもしてくれたらいいのにとか・・・^^
思ったがケヤキはまるでない。なんでと思ってそのまま行くと尾根形状が少し緩んだ地点にそれはあった。なるほどケヤキ平だ。
ここかな?
これケヤキだったか? 覚えてない
これケヤキだったか? 覚えてない
 もう今日はここまで。そう決断をしてしまった。ランチにしよう。ラーメンを作りビールで乾杯。そして食後のコーヒー。フーひと心地がついた。そして考えた。頂上まであと500mぐらいか。時刻はちょうど昼。登れば行けるんかなあ。
気持ちはわかりますが、貧乏性ですね(^^)
こういうところだったのだと思いつつ進んでいくとでやっとこさで小さな小屋の建つ横山岳に到着である。
やったねえー着いたよ。誰かいるかと思ったが無人である。日差しがきつく木陰にザックを下ろし、小屋の屋根に登ってみる。
おめでとうございます。屋根の上って腐ってなかったですか?
屋根の上危ない
屋根の上危ない
 ゆっくりしているその人に別れを告げ自分は三高尾根を下る。ここはいい道だ。西尾根とは比べ物にならない整備状況。
そうですか。私は登山口を探そうと同じ道を下りましたが、やはり途中で見失ってヤブに突入^^
暑い中、ご苦労様でした。花の時期に、もう一度行ってみたいです。
雲海出てました
雲海出てました
ハリマオ
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

kasayaさん、こんばんは。
降るのやら、降らないのやら、はっきりしない天気です。

最近は朝晩がめっきり涼しくなってきた。これなら低山も悪くなかろう。

季節の先取りですか。悪くはないとは思いますが・・・・・・

林道の跡があるのでそこを辿るが草藪の道。
そしてここかなあと思う僅かばかりの踏み跡を頼りに取り付くが藪で前進を遮られる。


知っている人には簡単なことが、知らない者には時間ばかりが過ぎていきます。

また道が消える。上に登ればいいので適当に登って行ってどうにか尾根芯に乗る

登りは「適当に」でいいのですが、下りは慎重に地図読みをしないとエライ目に合います。

登り始めて最初は涼しくていいなと思っていたがこの時刻になるとすごく暑い。堪らんなあ。

うん!kasayaさんはヤブメンの鑑です。まるで修行僧です。
衆生を救ってくれる大阿闍梨になってくれそうな予感がします。

時々茨が道を遮る。ほんと歩いていないねえ。

ノコギリを担いで山に行くモノズキがここにはいないようですね。

そして考えた。頂上まであと500mぐらいか。時刻はちょうど昼。登れば行けるんかなあ。

さすが修行僧。グーや洞吹さんなら「もう充分に歩いた」と満足して温泉です。

薄い踏み跡から谷を目指す。でもこれはやっぱり不正解だった。すごい藪で苦しめられる。

ご立派です。緑ちゃんが読んでいたら拍手喝采だろうな。


                     グー(伊勢山上住人)
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by Kasaya »

ハリマオさん こんばんは

私は「菅並東」のバス停横の空き地に停めました。

釣り客用なのか駐車場が整備されているところがありました。帰路歩きながらこのあたりでも停められるなあと
思いました。次回があるのかわかりませんが

話には聞いたけど、これは見てないなあ。

こんな看板でした。
看板
看板

同じようなことやってますね^^。私も初めてで全く取り付きが分らず川沿いに進んだものの歩けそうな道もなく、上にガードレールらしきものが見えたので凄い急斜面を攀じ登りました。林道を上流に向かって歩いても取り付きがなく、結局ヤブと残雪に苦労しながら急斜面の山腹を尾根芯まで登りました。この時点で相当な時間と体力を消費してしまい、やめよかな・・・と思いました。

余呉トレイルはほんとに登山口がわかりません。一度では難しいところです。

朝出合ったご老人はご「苦労なこった」と思っているでしょう。
そんな体力があれば草刈でもしてくれたらいいのにとか・・・^^

表情からはそんな雰囲気もありました。

ここかな?
この木の付近と思いますが木は違うような


気持ちはわかりますが、貧乏性ですね(^^)


余裕で退却はできません。せっかくここまで来たのにと。


おめでとうございます。屋根の上って腐ってなかったですか?
乗って大丈夫かなと思う感じでした。踏みぬかないように横木が渡してありました。


そうですか。私は登山口を探そうと同じ道を下りましたが、やはり途中で見失ってヤブに突入^^
暑い中、ご苦労様でした。花の時期に、もう一度行ってみたいです。

あそこを正確に下るのも難しいでしょう。花はあるのかなあ。私は秋に行ってみたいです。
雲海出てました
これいいですね。低山でもこんなにきれいにみられるんですね。
kasaya
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by Kasaya »

グーさん こんばんは
降るのやら、降らないのやら、はっきりしない天気です。


ホント!台風も急に増えました。
知っている人には簡単なことが、知らない者には時間ばかりが過ぎていきます。
これは余呉トレイルのゲームみたいなものです。このあたりの他の山も似たり寄ったり。

登りは「適当に」でいいのですが、下りは慎重に地図読みをしないとエライ目に合います。

今回の帰路はまさにえらい目に会いました。
うん!kasayaさんはヤブメンの鑑です。まるで修行僧です。
衆生を救ってくれる大阿闍梨になってくれそうな予感がします。

これって褒めてます?

さすが修行僧。グーや洞吹さんなら「もう充分に歩いた」と満足して温泉です。
私は未熟者。この境地になかなか到達できません。

ご立派です。緑ちゃんが読んでいたら拍手喝采だろうな。

緑水さんは「この程度ではどうということない」と思いますが。
最近会ってないけどお元気かな
kasaya
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by biwaco »

こんばんは、kasayaさん
まだまだクソ暑いのにヤブコギでしたか!お疲れさま(^_-)
【 ルート 】
 六所神社8:50---8:59菅波ケヤキ大木ーーー9:52登山口ーーー10:13林道登山口ーーー
ケヤキ~登山口に1時間って? ウ○コでもしてたの?
と思って、先を読んだら事情が分かりました。この時期、草に覆われた登山口を見落とすことって、よくありますね。
まあ、biwa爺はこの時期に限りませんけど…(@_@。
 さて登山口はどこか。余呉トレイルマップによると白谷川に沿って少し行ってから登るようになっている。林道の跡があるので
そこを辿るが草藪の道。最近通った人はいるんだろうか。右手を注意しながら行くが登山口らしいものはない。どんどん行くと
小さな滝が現れた。前回はここまで来たのかな。もうちょっと行ってみようかと思って進むがどうもそれらしいのがない。
やっぱり戻るか。そう思ってまた登山道を探しつつ歩く。
水道施設のところから反対側の左の斜面を上がると林道に出ます。北西尾根にも取り付けます。
それでも雪山時にはよくわからなかったケヤキ広場はきちんと確認したい。地図ではP545に記載があるので、そのピークと
思ったがケヤキはまるでない。なんでと思ってそのまま行くと尾根形状が少し緩んだ地点にそれはあった。なるほどケヤキ平だ。
沢山のケヤキが広がっている。ただちょっと見晴らしもよくなく暗いのでそのままスルー。さらに上を目指す。
初めての西尾根は、この先のco550の分岐から南に延びる尾根を登って来て山頂へ向かいました。
4月だったと思いますが、残雪はco750くらいからで、ヤブコギに苦労しました。(@_@。

どうも体力が落ちると登らない理由をあれこれつけ、余裕があれば
また登る理由も見つけるようだ。結局体力次第か。
戻るも進むも、理由付けはなんとでもなりますね。(^_-)
不安が先立つと、もう前に進めません。
そして傾斜が緩くなってきたと思ったら頂上が近い。遂に横山岳西峰に到着である。
雪の時期はここから気持ち良い稜線歩きで横山岳まで歩いた記憶がある。そんなつもりだったが今回は道が不明瞭。藪に覆われた
道となっている。こういうところだったのだと思いつつ進んでいくとでやっとこさで小さな小屋の建つ横山岳に到着である。
やったねえー着いたよ。誰かいるかと思ったが無人である。日差しがきつく木陰にザックを下ろし、小屋の屋根に登ってみる。
残念ながらあまり遠くの山は見られないが今日はこんなものか。
[attachment=0]頂上.jpg[/attachment]
小屋というよりコンテナ? 冬はこれも雪に埋もれて姿がありません。
 ゆっくりしているその人に別れを告げ自分は三高尾根を下る。ここはいい道だ。西尾根とは比べ物にならない整備状況。
先ほどの男性もそうだが、横山岳は滝ルートと東峰、そしてこの三高がメインのようだ。そしてすべて白谷登山口が起点となる。
西尾根はそこから外れたところで整備の対象外のようだ。
杉野の集落が力を入れているんでしょうね。菅並にはもう、その力はない。(-_-)
東峰ルートは見晴らしがいいので、最近は人気のようです。
白谷の滝道が一番キツイですね。
 快調に降りると鳥越峠に着く。ここは風の吹き抜ける休憩適地。グレープフルーツの残りを食べてから目的方向の谷を見る。
下山ルートはもう少し上からとのことだが、果たしてその巻き道はあるのだろうか。以前は雪の中ここから谷へ降りて、大変
苦労したのだ。もう少し楽ができればと思い墓谷山に向かって歩くが一向に巻き道がない。このまま上がっていけば墓谷山だ。
そう思って巻き道なのかどうかわからないような薄い踏み跡から谷を目指す。でもこれはやっぱり不正解だった。前回雪で
苦しめられたが今回はすごい藪で苦しめられる。倒木も多く歩き辛い。三高尾根が快適だったことを考えるとこれは
落差が大きすぎる。標高差はさほどでもないためひたすら我慢である。そしてようやく平地に降り立った。やれやれだ。
最後までヤブに悩まされてますね。(^_-)
峠から沢筋は下れませんでした?
 このあとは舗装道路を普通に帰るだけ。やっぱり残暑厳しいと低山は9月とはいえまだまだ暑い。10月以降が適期だろうか。
そのときは一般道から皆を誘って来ようかななどと考えながら駐車地に戻った。
雪を睨みながら、晩秋にでもどうぞ~(^.^)/~~~

            ~biwa爺
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by Kasaya »

biwacoさん こんばんは

ケヤキ~登山口に1時間って? ウ○コでもしてたの?
と思って、先を読んだら事情が分かりました。この時期、草に覆われた登山口を見落とすことって、よくありますね。

そうなんです。登山口を知っていたら10分で到達してるのに、知らぬ間に素通りして戻ってきました。

水道施設のところから反対側の左の斜面を上がると林道に出ます。北西尾根にも取り付けます。

あの林道に行けば北西尾根にも行けるのですか。その尾根は北海道トンネルの横から登ることを考えてました。

初めての西尾根は、この先のco550の分岐から南に延びる尾根を登って来て山頂へ向かいました。
4月だったと思いますが、残雪はco750くらいからで、ヤブコギに苦労しました。(@_@。
ことしは3月初めでも雪がなかったです。来年は北西尾根から行きたいと思ってます。

小屋というよりコンテナ? 冬はこれも雪に埋もれて姿がありません。
あれは中に何があるのでしょう。今回ずいぶん風化してきた印象でした。

杉野の集落が力を入れているんでしょうね。菅並にはもう、その力はない。(-_-)
あの山にそんなにルートは要らんという気もしますが

東峰ルートは見晴らしがいいので、最近は人気のようです。
白谷の滝道が一番キツイですね。

でも水があるのはいいアクセントで好きです。

最後までヤブに悩まされてますね。(^_-)
峠から沢筋は下れませんでした?

冬に下ってえらい目に会ったので避けたつもりです。

雪を睨みながら、晩秋にでもどうぞ~(^.^)/~~~
この地域は秋がいいですね
kasaya
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by おど+ »

Kasayaさん、ご無沙汰してます。

>結局ケヤキの大木付近まで
>戻り、改めて尾根を見上げる。どうせならこのあたりから取り付けばいいのにと思っていたら何と草むらに登山口の標識があるでは
>ないか。こんなところに。でもそこから前を見やっても登山道は見えない。草の伸びが少ないあたりがそうなんだろうか。そう
>思って少し分け入るとそれが正解だった。やっとちゃんとした道に出会ったのだ。やれやれ。

 この道、私も以前(http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/2014-08-30)登ったコースですが、同様に林道を奥まで歩きかけました。 :lol:

 その時は、手前の登山道の標識には気がついていたのですが通り過ぎています。 その後戻ってケヤキの所も見て、尾根に向かって踏み跡があったので少しの藪だけで上部の林道へと出られました。(詳しくは上記のリンク先で)

 少なくともやぶこぎの3人が迷っているので、難度は高いのでしょうね。 :)

>そしてまたこの先の登山路が見当たらない。地図を見てみると少し東に迂回した
>ところにあるようだ。ほんとにあるんかなと思いつつ進むとありました。下で見たのと同じ登山口の表示。ちゃんと踏み跡もある。
>やっとこれでいけそうだ。

 自分の場合はこの登山口はすぐに分かりました。 草の延び具合にもよりますが、見えないと厄介ですね。

>それでも雪山時にはよくわからなかったケヤキ広場はきちんと確認したい。地図ではP545に記載があるので、そのピークと
>思ったがケヤキはまるでない。なんでと思ってそのまま行くと尾根形状が少し緩んだ地点にそれはあった。

 ケヤキ平ですか、平坦なところはあるなと思っていたのでそこだったのでしょうか? 自分は気が付かずに通りすぎていますね。

>時々茨が道を遮る。ほんと歩いていないねえ。

 途中一箇所だけでしたが、イパラの藪が厄介でした。

>一度は登らないと決めた後でモチベーションが心配だったが登り始めると意外に歩ける。これなら行ける。すると次に気になる
>ところは天狗の森。どんなところだろうと期待するが、予定のP981はほとんど素通り。期待したような風景はどこにあるのか
>さっぱりわからない。まあいいかと思うだけ。

 天狗の森なんてのがあったのですね。 石灰質の岩場はありましたが、そこら辺りのことでしょうか?

>そう思って巻き道なのかどうかわからないような薄い踏み跡から谷を目指す。でもこれはやっぱり不正解だった。前回雪で
>苦しめられたが今回はすごい藪で苦しめられる。倒木も多く歩き辛い。三高尾根が快適だったことを考えるとこれは
>落差が大きすぎる。標高差はさほどでもないためひたすら我慢である。そしてようやく平地に降り立った。やれやれだ。

 以前通った時は、明確な作業道が峠から降りていましたが、今はもう無いのでしょうかね。 その道にしても、歩いたわけではないのでどこへ連れていかれるかですが。 :)

>このあとは舗装道路を普通に帰るだけ。やっぱり残暑厳しいと低山は9月とはいえまだまだ暑い。10月以降が適期だろうか。
>そのときは一般道から皆を誘って来ようかななどと考えながら駐車地に戻った。

この時期2000mより低い山は覚悟がいりますね。(沢歩きならよいですが、場所によってはヒルが多そうです) おつかれさまでした。

※最近はやぶこぎにアップできるような歩きをしていません・・・。

おど+
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by 山日和 »

kasayaさん、こんにちは。

最近は朝晩がめっきり涼しくなってきた。これなら低山も悪くなかろう。

いやいや、歩くのは昼間ですからねえ :mrgreen:

登山口は菅並集落のはずれにあるはずだが車はどこに止めよう。ちょっと迷ったが何度も止めたことのある六所神社脇とした。

菅並集落入口あたりの橋のたもとにスペースがあります。大差ないけど。

さて登山口はどこか。余呉トレイルマップによると白谷川に沿って少し行ってから登るようになっている。

ケヤキから少し先の右斜面にテープが付いてますね。いい道じゃないけど。ケヤキの横からすぐに尾根に取り付く方がいいと思います。

それにしてもここまでで既に1時間を要している。時間はまだあるが疲れるなあ。

お疲れ様です。 :mrgreen:

そう思って登るが、これも曲者。また道が消える。上に登ればいいので適当に登って行ってどうにか尾根芯に乗るとそこには
明瞭が道があった。たぶん正規の道はあるのだろうけどそれを正確に辿るのは難しい。


そうなんですよ。ここは下って来ても難儀します。

それでも雪山時にはよくわからなかったケヤキ広場はきちんと確認したい。地図ではP545に記載があるので、そのピークと
思ったがケヤキはまるでない。なんでと思ってそのまま行くと尾根形状が少し緩んだ地点にそれはあった。なるほどケヤキ平だ。


尾根の左側に平坦な台地が現れるのですぐにわかるでしょう。一番奥にはデカいケヤキがあるし。
そう言えば前の甲森谷のレポでケヤキの大木って書いてましたね。トチと「カツラ」のワンダーランドなんだけどね。 :lol:

 もう今日はここまで。そう決断をしてしまった。ランチにしよう。ラーメンを作りビールで乾杯。そして食後のコーヒー。
フーひと心地がついた。そして考えた。頂上まであと500mぐらいか。時刻はちょうど昼。登れば行けるんかなあ。


ここで登ろうと思いなおす気力が素晴らしい!!

 一度は登らないと決めた後でモチベーションが心配だったが登り始めると意外に歩ける。これなら行ける。すると次に気になる
ところは天狗の森。どんなところだろうと期待するが、予定のP981はほとんど素通り。期待したような風景はどこにあるのか
さっぱりわからない。まあいいかと思うだけ。そして傾斜が緩くなってきたと思ったら頂上が近い。


上の方に行けば樹林が良くなってくるので、それだけでも登って来た甲斐があるというものです。

ザックの置いてある場所に戻りグレープフルーツを食べていると賑やかな音がする。誰が来たらしい。みればラジオを鳴らし
ながら年配の男性が一人登ってきた。挨拶をすると明石から電車でやってきたとか。ちょっと意外な気がするが湖北の山も関西圏か。
今年の5月にも来ているのだからお気に入りなのかなあ。


JRなら新快速で一本だから、鈴鹿から交通機関で来るより早いかも。

 ゆっくりしているその人に別れを告げ自分は三高尾根を下る。ここはいい道だ。西尾根とは比べ物にならない整備状況。

西尾根は余呉トレイルと銘打ってはいますが、普段から整備する人はいないですからねえ。
東側のルートは地元の杉野山の会が尽力されているのでしょう。

 もう少し楽ができればと思い墓谷山に向かって歩くが一向に巻き道がない。このまま上がっていけば墓谷山だ。
そう思って巻き道なのかどうかわからないような薄い踏み跡から谷を目指す。


峠から599mの標高点あたりまで上がれば、植林の尾根に道が付いてるはずです。谷に下るという先入観に囚われると間違えますね。
私が初めて下から上がった時も峠まで谷通しだと勘違いして谷沿いに進みましたが、結局三俣からは完全に尾根通しの道でした。

                                 山日和

s-鳥越峠.jpg
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by Kasaya »

おど+さん、こんばんは

 少なくともやぶこぎの3人が迷っているので、難度は高いのでしょうね。 :)
高いと思います。道がないと分かっていれば覚悟を決めて突っ込むのですが
あるはずなので。

 自分の場合はこの登山口はすぐに分かりました。 草の延び具合にもよりますが、見えないと厄介ですね。
最初は気づかなかったですね。地図に書かれた道は一度谷を進むようになっていたのでなおさらです。
 ケヤキ平ですか、平坦なところはあるなと思っていたのでそこだったのでしょうか? 自分は気が付かずに通りすぎていますね。
あまりいい雰囲気はなかったです

 途中一箇所だけでしたが、イパラの藪が厄介でした。
ヤブコギでもこれはやっぱりいやですね。痛いし

 天狗の森なんてのがあったのですね。 石灰質の岩場はありましたが、そこら辺りのことでしょうか?
余呉トレイルマップには書かれていたので、どんなところかと思っていたのですが。

 以前通った時は、明確な作業道が峠から降りていましたが、今はもう無いのでしょうかね。 その道にしても、歩いたわけではないのでどこへ連れていかれるかですが。 :)

少なくとも峠にはなかったですよ。山日和さんのルート図からすると一度のぼる必要があるようです。

この時期2000mより低い山は覚悟がいりますね。(沢歩きならよいですが、場所によってはヒルが多そうです) おつかれさまでした。
お天気次第ですね

※最近はやぶこぎにアップできるような歩きをしていません・・・。
それにしても横山岳は七七頭が岳と一度に回ったのですか。普通の人の2日分ですね。びっくりです。
kasaya
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】紆余曲折の横山岳登山記

投稿記事 by Kasaya »

山日和さん、こんばんは

いやいや、歩くのは昼間ですからねえ :mrgreen:
ちょっと見込みが甘かったでしょうか

ケヤキから少し先の右斜面にテープが付いてますね。いい道じゃないけど。ケヤキの横からすぐに尾根に取り付く方がいいと思います。
この助言からするとあの登山口の表示は何なのかという感じです。

そうなんですよ。ここは下って来ても難儀します。
ハリマオさんも外しているみたいですね

尾根の左側に平坦な台地が現れるのですぐにわかるでしょう。一番奥にはデカいケヤキがあるし。
そう言えば前の甲森谷のレポでケヤキの大木って書いてましたね。トチと「カツラ」のワンダーランドなんだけどね。 :lol:

 まだ覚えてました。忘れてください。
ここで登ろうと思いなおす気力が素晴らしい!!
せっかくここまで来たのだし、登らないのはもったいないなあという心が出てしまいます。
上の方に行けば樹林が良くなってくるので、それだけでも登って来た甲斐があるというものです。
でもやぶっぽさはなかなか消えない印象でした。

JRなら新快速で一本だから、鈴鹿から交通機関で来るより早いかも。
やっぱり便がいいんだ!

東側のルートは地元の杉野山の会が尽力されているのでしょう。
山の会があるのですか。なるほど

谷からのルートは相当上まで登り返すのですね。これはわからなかった。
今度確認しますといいたいですが、次回があるかどうか
kasaya
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