奥美濃の秘瀑「青葉滝」を見に…

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兔夢
記事: 623
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

奥美濃の秘瀑「青葉滝」を見に…

投稿記事 by 兔夢 »

2016年8月19日(金)曇りのち晴れ 
奥美濃 揖斐川支流ヒン谷 単独
DSCN5949.JPG
DSCN5949.JPG (42.66 KiB) 閲覧された回数 917 回
塚駐車地7:10ーヒン谷中ノ又谷出合7:50ー650m二俣8:45ー
青葉滝10:40~11:30ー駐車地14:25

前から気にはなっていたけど
地形図と「百山百渓」の記述から訪れるのは難しいと遠ざけていた。
だがやはり気になるので行けるところまで沢見学、と決めて出掛けた。

塚ではただいま道路の工事中。
冠山を突き抜けて福井に繋がる道の建設。
「地図に残る仕事」という大きな看板が妙に気になった。

塚の広場からヒン谷へ踏み跡を辿って行く。
ヒン谷の渡渉はまるで小川を渡るよう。
嘘みたいな水量だ。
ここからしばらく、林道跡を歩く。
草が生い茂る中に踏み跡が続く。

コンクリート製の橋を渡りしばらく進むと中ノ又谷の出合。
流れに降りるとここも小川のような流れ。
上部の滝も涸れ滝になっているのでは?と心配になってくる。

堰堤を右岸から越えるとそれなりの雰囲気になってくる。
滑っぽいところもあり期待させる。
四条滝も現われて暑いので濡れていった

更に4mをシャワークライミング。
水流にぜんぜん冷たさを感じない。
DSCN5857.JPG
DSCN5857.JPG (45.92 KiB) 閲覧された回数 917 回
ミニゴルジュの5mも快適に直登。
手がかり、足がかりがしっかりしている。

650m二俣の右は洞のようになって暗い。
地形図で確認するとこちらが進む方だ。
奥には6mのチョックストーンが立ちはだかる。
右側を直登。
左をフルシャワーでも登れそうだった。
DSCN5866.JPG
DSCN5866.JPG (43.85 KiB) 閲覧された回数 917 回
と、その奥に15mの斜瀑。
近くに寄ると登れそうな雰囲気。
でも、上で詰まったら嫌なので右岸巻き。
DSCN5876.JPG
DSCN5876.JPG (39.38 KiB) 閲覧された回数 917 回
滝を越えると沢が開け穏やかな雰囲気になりホッとする。
しかし、進むに従って両岸が立って険谷の雰囲気が…
小滝も幾つか現われる。
登るにつれますます怪しくなっていく。
滝の規模も次第に大きくなっていく。
6m斜瀑は快適に登る事ができたが…。

8mの亀裂の中を水流がほとばしる滝が現われた。
正面から抜いていくのは難しい。
左の草付きから巻いていくが足下が滑りやすく気を使う。
DSCN5905.JPG
DSCN5905.JPG (46.58 KiB) 閲覧された回数 917 回
滝上は右岸のルンゼが崩壊したようでちょっと荒れ模様。
小滝は問題なく越えていける。
奥にかかる10mの滝は快適に登っていけた。
その他にも小滝が幾つか。
中には倒木を立てかけて足場にして登ったところもあった。
DSCN5918.JPG
DSCN5918.JPG (50.07 KiB) 閲覧された回数 917 回
と、岩壁のような大滝が立ちはだかった。
20m程か。
前衛には6m。
前衛にはクラックが入っていたので登れそうだった。
しかし、いざ取り付いてみるとなかなか難しい。
諦めて左岸のルンゼ状を樹木を掴んで登ってみた。
結局、大滝下に降りる事はできなかった。
しかし、そのまま樹木を掴んで登っていくと大滝の落口に辿り着けた。
結構な急登で常に樹木を掴んでないと怖い登りだった。

上に出るとまだ先があるようだ。
小滝を越えて行くと、3mほどの前衛滝の向こうに絶壁を落ちる滝。
これこそ、「青葉滝」だ。
右岸の樹木を巻いて行くと滝下に出ることができた。

水量が少なく迫力に欠けるが美しいと言えるだろう。
ここで滝を見ながら休憩。
滝下からは蕎麦粒山、小蕎麦粒山のシルエットが見えた。
DSCN5939.JPG
DSCN5939.JPG (43.91 KiB) 閲覧された回数 917 回
滝は左岸から巻けるように見えた。
しかし、今日はここまでで十分。
と言うより、ここまで来れたのが出来過ぎだ。
この出来過ぎを祝ってくれるように滝に虹がかかった。
DSCN5943.JPG
DSCN5943.JPG (40.21 KiB) 閲覧された回数 917 回
下山はピストン。
上部の瀑流帯は右岸を巻いた。
登りも下りもノーロープだった。
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 奥美濃の秘瀑「青葉滝」を見に…

投稿記事 by biwaco »

兎夢さん、こんち~
青葉滝というなら紅葉になる前に観に行かんとね(^_-)
塚ではただいま道路の工事中。
冠山を突き抜けて福井に繋がる道の建設。
「地図に残る仕事」という大きな看板が妙に気になった。
先日、冠山峠へ行った時、トンネルを出たら工事現場でした。
トンネル工事が着実?に進んでるみたいですね。
ここから進入するんですね。
コンクリート製の橋を渡りしばらく進むと中ノ又谷の出合。
流れに降りるとここも小川のような流れ。
上部の滝も涸れ滝になっているのでは?と心配になってくる。
「中ノ又谷」はco450mの二股から左の谷ですね。
650m二俣の右は洞のようになって暗い。
地形図で確認するとこちらが進む方だ。
奥には6mのチョックストーンが立ちはだかる。
右側を直登。
左をフルシャワーでも登れそうだった。
[attachment=5]DSCN5866.JPG[/attachment]
と、その奥に15mの斜瀑。
近くに寄ると登れそうな雰囲気。
でも、上で詰まったら嫌なので右岸巻き。
[attachment=4]DSCN5876.JPG[/attachment]
いい感じでスイスイ~ですか(^_-)
滝を越えると沢が開け穏やかな雰囲気になりホッとする。
しかし、進むに従って両岸が立って険谷の雰囲気が…
小滝も幾つか現われる。
登るにつれますます怪しくなっていく。
滝の規模も次第に大きくなっていく。
6m斜瀑は快適に登る事ができたが…。

さあ、核心部が近い?
8mの亀裂の中を水流がほとばしる滝が現われた。
正面から抜いていくのは難しい。
左の草付きから巻いていくが足下が滑りやすく気を使う。
[attachment=3]DSCN5905.JPG[/attachment]
ん?Fbとはやや表現が違いますようで…(^_-)
滝上は右岸のルンゼが崩壊したようでちょっと荒れ模様。
小滝は問題なく越えていける。
奥にかかる10mの滝は快適に登っていけた。
その他にも小滝が幾つか。
中には倒木を立てかけて足場にして登ったところもあった。
[attachment=2]DSCN5918.JPG[/attachment]
倒木はいい補助具になりますね。
と、岩壁のような大滝が立ちはだかった。
20m程か。
前衛には6m。
前衛にはクラックが入っていたので登れそうだった。
しかし、いざ取り付いてみるとなかなか難しい。
諦めて左岸のルンゼ状を樹木を掴んで登ってみた。
結局、大滝下に降りる事はできなかった。
しかし、そのまま樹木を掴んで登っていくと大滝の落口に辿り着けた。
結構な急登で常に樹木を掴んでないと怖い登りだった。
読んでるだけで胸がドキドキ(@_@。
前衛滝をクリアしても大滝が登れず、巻きもできず…なんてことになりませんように。(-_-)
小滝を越えて行くと、3mほどの前衛滝の向こうに絶壁を落ちる滝。
これこそ、「青葉滝」だ。
ついに来ましたか!
co900あたりの絶壁ですね。それにしても、コンターが混んでますね(@_@。
滝下からは蕎麦粒山、小蕎麦粒山のシルエットが見えた。
[attachment=1]DSCN5939.JPG[/attachment]
滝は左岸から巻けるように見えた。
しかし、今日はここまでで十分。
と言うより、ここまで来れたのが出来過ぎだ。
この出来過ぎを祝ってくれるように滝に虹がかかった。
[attachment=0]DSCN5943.JPG[/attachment]
虹を愛でる余裕(^_-)
「ここまできたら…」なんてスケベ心を出さないのがさすが!
下山はピストン。
上部の瀑流帯は右岸を巻いた。
登りも下りもノーロープだった。
右岸の尾根には逃げられないのでしょうか?踏み跡があると聞きましたが。
ノ―ロープなら、爺にも行けそうやな…(体力ないからダメか…)
また行きたいところが増えたなあ(@_@。

            ~biwa爺
兔夢
記事: 623
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 奥美濃の秘瀑「青葉滝」を見に…

投稿記事 by 兔夢 »

biwacoさん、こんばんは!
青葉滝というなら紅葉になる前に観に行かんとね(^_-)


なるほど!そんな意識が全くなかったですけどね。っていうか登ってる最中はここが「青葉滝」という名がついてるという意識もなかったかな。最後に確認しての「青葉滝」でした。だから、表題もちょっと嘘っぽい。

いい感じでスイスイ~ですか(^_-)


スイスイ〜なんて僕には無理ですよ!よっこらしょって感じ。

ん?Fbとはやや表現が違いますようで…(^_-)


ヤブコギネットでは上品な僕でいたいんで(^^)

倒木はいい補助具になりますね。


ちょうどいい感じの倒木があって助かりました。なければちょっと難しかった…

読んでるだけで胸がドキドキ(@_@。
前衛滝をクリアしても大滝が登れず、巻きもできず…なんてことになりませんように。(-_-)


本人は、ここを突破するつもりがなかったんでそれほどドキドキはなかったですよ。結果的に突破しましたけど…

co900あたりの絶壁ですね。それにしても、コンターが混んでますね(@_@。


地形図見てたらここは無理!の場所ですよね。崖としか思えない。だから、僕もこの下まで行って姿が見られればいいやっていう感じで登ってました。

虹を愛でる余裕(^_-)
「ここまできたら…」なんてスケベ心を出さないのがさすが!


今は、スケベ心がなんで出なかったんだ!って思ってます。あの上の風景が見たい。

右岸の尾根には逃げられないのでしょうか?


かなり頑張れば逃げられるけどピストンの方が早いですね。踏み跡は「踏み跡?」って感じの踏み跡だと思います。

ノ―ロープなら、爺にも行けそうやな…


誤解があるかもしれませんが、通常はロープ場だろうというところもノーロープで降りてます。

           兔夢

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