【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

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zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by zipp »


シュークリさんが「隠れた名渓」と呼んだ中ノ谷第一支流。
やっぱ、先を越されちゃった感強く、この谷をもっと早くに踏査しておくべきだったなぁと思うのだ。

[attachment=6]ZIPP3248_925.jpg[/attachment]
【 日 付 】2016年08月07日
【 山 域 】台高東部 迷岳山域 中ノ谷
【メンバー】びぃ zipp
【 天 候 】晴天
【 ルート 】≪中ノ谷~左岸第一支流~郡界尾根(迷岳東尾根)~唐谷林道~≫
07:15 名倉川中ノ谷出合--- 07:45~07:55 大タイ滝--- 08:55~09:15 左岸第一支流出合(大滝前)--- 09:45 左岸枝谷出合--- 10:15~10:35 二俣(co600m)--- 11:55 二俣(co820m)--- 12:55~15:00 郡界尾根1130mJP(ランチ)---15:35 植林小屋(唐谷右岸第一支流co830m)--- 16:20 唐谷林道終点--- 17:15 駐車地

 中ノ谷出合いについてザックに荷を詰めていると、あれ?ロープがない!!20m×8㎜を入れてたはずなのに…。10m×6㎜とスリングでなんとかなるところを辿るしかなさそうだ。 中ノ谷は、8年前に訪れたときに暗い谷という印象を持っていたのだが、最近のシュークリさんのレポには、それが微塵もないのが不思議だった。それが谷に入ってすぐ分かった、何のことは無い植林山が伐採されてしまっていたのだ。伐採山にはタケニグサがいっぱい育っていた。
 晴天沢日和!水量は少なめかな。大きな釜を持った小滝も泳がずに行ける。
大岩迷路を越えて15m滝。やっぱ水量が少なく迫力不足な感じ。
右岸の杣道を使い巻くが、滝上のナメも一緒に巻いて谷に下りた。

[attachment=5]ZIPP3192_800.jpg[/attachment]
 大釜を持った小滝。七つ釜ゴルジュの入り口だ。
飛び込んで左に足場があると思い取りつくが無い…、2度もそんなことして体力を消耗してびぃちゃんに代わってもらう。彼女はこともなさそうに滝下右に足場を見つけてするする登って行ってしまった。
彼女は中ノ谷は二度目なんだが、前回は巻き巻き遡行だったようで、七つ釜ゴルジュを楽しんでいる。

[attachment=4]ZIPP3202_800.jpg[/attachment]
 第一支流出合い手前の小滝の釜は、わたしの記憶にある大きな釜からずいぶん小さな釜になってしまってて驚いた、へぇ?
釜をへつり、小滝を越えて大滝前でザックを下し、しばし休憩。今年初ナシを頂いた。
 巻きに備えてmtdax社のx型渓流アイゼンをびぃちゃんは付けてもらう。mtdax社が倒産した時の在庫放出品で安く買えたと思ってたのだが、その会社を引き継ぐ会社が現れて今もmtdax社は存命している。そしてその渓流アイゼンも倒産時と同じ値段で今も売られていた…、まだ製造しているとは思えないけど。
 第一支流出合の大滝の巻きは、一カ所変なところを登ってしまったが、滝身に近寄らずシカ道なんぞを辿れば案外危険もなく簡単。左岸を巻いた。

[attachment=3]ZIPP3219_800.jpg[/attachment]
 滝口上の広い岩盤は、景色も良くひがな一日本でも読んで転がっていてもいいようなところだ。
そうもいかないので、上の二筋10mを左から巻く。次に現れるのが釜を持った20m。両岸岩が立っていて、一見大巻きさせられそうな滝だ。
この滝だったろうか?シュークリさんは釜を泳いで岩壁に取りつき、途中から滝身を登ったと書いてたのは?と思いつつ、わたしは決して釜など泳がずに登ってるはずだと目を凝らすと、右岸に斜上するバンドが目につき、問題なく滝口上へと導かれた。

 左岸から押し出しの枝谷が入り、本流奥には滝が見える。以前わたしが辿ったのはここまで。ここから先は未知の領域だ。
この末広がりの滝は左岸の大岩ごと巻いた。そしてその上には両岸立って思わぬゴルジュが続く!どれも登れ、本流の七つ釜ゴルジュより長くて(?)楽しい。
ゴルジュの終焉は谷中の大岩横にかかる小滝で終わり、少しで二俣(co600m)。

[attachment=2]ZIPP3226_925.jpg[/attachment]
 今朝、わたしの地図ストック帳から取り出した地図には、この二俣の右俣には3つの滝記号、そして左俣には一つの滝記号が記されていた。以前にこの谷を調べていた時に地理院の地形図に記していたものだ。
 二俣にびぃちゃんとザックを残して、左俣に入った。小滝を越えて谷右に折れてゴーロの先に、15mほどの垂壁に水量の少ない滝が掛かっていた。

 右俣ゴーロを行くと、先に何かある雰囲気。
左岸がかぶさり気味の斜瀑15mだ。びぃちゃんの後から行くが、上部で詰まっている。岩を左から巻きあがり、引き上げた。その上の15mは右岸から巻いた。
その滝口上は空間が開け右岸にトチの大木が被さり、あけた空間の先には階段状の段瀑、20mほどあっただろうか。快適に登っていくのだが、最後が悪い。ホールドはいっぱいあるのだが、掴むと岩が崩れる。それでも慎重にホールドを探ったはずだが、足を置いた岩が崩れて落ちるも、びぃちゃんが後ろから支えてくれて事なきを得た。
降りれば右岸から巻けそうなのだが、降りるのが面倒で、左岸のグズグズを登って巻いた。

[attachment=1]ZIPP3255_800.jpg[/attachment]
 その後も10m以下の登れる小滝がたくさん出てくる。
印象のある小滝は、釜を持ち岩盤を深く穿った小滝だ。
その青く澄んだ底から、生き物が泳ぎだしてきて、びぃちゃん「金魚だ!」と声を上げた。
ん・なわきゃないやろ!!。小さな朱紋のあるナガレヒキガエルが泳ぎ出てきたのだ。
びぃちゃん曰く、泳ぎ出てきたカエルは、わたしたちを歓迎してるようにじぃーっとこちらを見ていたとのこと。

 820mの二俣は、左俣を選んだ。郡界尾根に登りたかったのだ。
970m辺りの二俣手前で小滝も終わって、水流もほぼなくなり左岸に取り付く。
ひと抱かえほどのブナが現れ元気をもらいながらも、ヘロヘロでびぃちゃん先行で郡界尾根へ。そして、スメールへ落ちる尾根とのジャンクションピークへ。
ここは、ブナ多く気持ちの良いところ。ネット(植林ネットではない)の残骸は良くないけど。
 ここで、モスキートネットを張り、沢装束を脱いでランチだ。
アワワをあけてつまみを食べるも、食欲ナシ。どうも体調がよくなくしばし眠らせてもらった。
ひと眠り後は快調!素麺を平らげ、片付けにかかる。

 ここからの帰路は、尾根上の1105ピーク手前のコルからトラバースして植林地に抜け、890m付近にある熊檻付近から、唐谷支流850mに入る枝谷上の植林小屋と抜ける。
ただこのルート、久しぶりなので熊檻までは少々間違った感じ。熊檻近くからは明確な杣道を辿り、いまや崩壊したした植林小屋、唐谷支流を左岸に渡り、迷岳唐谷ルートと合流して、唐谷林道終点。
 しかし林道、道路歩きが長かった。
いまや林道終点まで車で入れそう。この谷を遡行するのなら余裕があれば、林道終点に停めて車二台がいいかも。また、スメールへ降りる前に中ノ谷出合へ山腹をショートカットすべしだよね(前回途中で降りた時はそうした)。

[attachment=0]ZIPP3275_800.jpg[/attachment]
 この中ノ谷左岸第一支流、シュークリさんが云うように面白い谷だと思う。
先日、ヌタハラの夫婦滝より上流部に入ったけど、霞んで見えた(^^;。
ただ、このあたりの山にはほとんど見かけられない放置植林が多い。これは飯高の山のほとんどが私有林・地区公有林に対し、この谷域が大名倉「国有林」の為だ。
それと、人がほとんど入ってない渓の為、思わぬ苔むした大岩も動き出すこと。

 いい渓です。ガイドブックにはないけど、谷を辿ってて楽しい谷です、中ノ谷左岸第一支流は。
 
添付ファイル
倒壊した植林小屋。<br />この板塀には、オジヤンの名前もあった。
倒壊した植林小屋。
この板塀には、オジヤンの名前もあった。
岩を穿った釜を持つ小滝。
岩を穿った釜を持つ小滝。
第一支流f4上流ゴルジュ。
第一支流f4上流ゴルジュ。
釜を持った20m。
釜を持った20m。
七ツ釜ゴルジュ。
七ツ釜ゴルジュ。
15m滝(大タイ滝?)
15m滝(大タイ滝?)
第一支流の段瀑。
第一支流の段瀑。
最後に編集したユーザー zipp [ 2016年8月23日(火) 22:23 ], 累計 1 回
   zipp
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、zippさん。

 大釜を持った小滝。七つ釜ゴルジュの入り口だ。
飛び込んで左に足場があると思い取りつくが無い…、2度もそんなことして体力を消耗してびぃちゃんに代わってもらう。彼女はこともなさそうに滝下右に足場を見つけてするする登って行ってしまった。
彼女は中の谷は二度目なんだが、前回は巻き巻き遡行だったようで、七つ釜ゴルジュを楽しんでいる。

ここで最初に水浴びしました。
なかなか楽しめますよね。

ZIPP3202_800.jpg
  巻きに備えてmtdax社のx型渓流アイゼンをびぃちゃんは付けたてもらう。mtdax社が倒産した時の在庫放出品で安く買えたと思ってたのだが、その会社を引き継ぐ会社が現れて今もmtdax社は存命している。そしてその渓流アイゼンも倒産時と同じ値段で今も売られていた…、まだ製造しているとは思えないけど。
 
巻き用のアイゼンを買おうと思っているのですが・・
渓流アイゼンの使い勝手はどうです?

 左岸から押し出しの枝谷が入り、本流奥には滝が見える。以前わたしが辿ったのはここまで。ここから先は未知の領域だ。
この末広がりの滝は左岸の大岩ごと巻いた。そしてその上には両岸立って思わぬゴルジュが続く!どれも登れ、本流の七つ釜ゴルジュより長くて(?)楽しい。
ゴルジュの終焉は谷中の大岩横にかかる小滝で終わり、少しで二俣(co600m)。

このあたり楽しそうですね。

 右俣ゴーロを行くと、先に何かある雰囲気。
左岸がかぶさり気味の斜瀑15mだ。びぃちゃんの後から行くが、上部で詰まっている。岩を左から巻きあがり、引き上げた。その上の15mは右岸から巻いた。
その滝口上は空間が開け右岸にトチの大木が被さり、あけた空間の先には階段状の段瀑、20mほどあっただろうか。快適に登っていくのだが、最後が悪い。ホールドはいっぱいあるのだが、掴むと岩が崩れる。それでも慎重にホールドを探ったはずだが、足を置いた岩が崩れて落ちるも、びぃちゃんが後ろから支えてくれて事なきを得た。
降りれば右岸から巻けそうなのだが、降りるのが面倒で、左岸のグズグズを登って巻いた。

岩がもろい場所と硬くてツルツルの岩と両極端の顔がありますね。

 ひと抱かえほどのブナが現れるのを元気をもらいながらも、ヘロヘロでびぃちゃん先行で郡界尾根へ。そして、スメールへ落ちる尾根とのジャンクションピークへ。
ここは、ブナ多く気持ちの良いところ。ネット(植林ネットではない)の残骸は良くないけど。
 ここで、モスキートネットを張り、沢装束を脱いでランチだ。
アワワをあけてつまみを食べるも、食欲ナシ。どうも体調がよくなくしばし眠らせてもらった。
ひと眠り後は快調!素麺を平らげ、片付けにかかる。

離れてからの尾根歩きの蒸し暑さと言ったら・・・・ :mrgreen:

 ただ、このあたりの山にはほとんど見かけられない放置植林が多い。これは飯高の山のほとんどが私有林・地区公有林に対しこの谷域が、大名倉「国有林」の為だ。
それと、人がほとんど入ってない渓の為、思わぬ苔むした大岩も動き出すこと。

人の入らない所はこれが怖いですね。
夏休みの沢でも何度もありました。 

いい渓です。ガイドブックにはないけど、谷を辿ってて楽しい谷です、中ノ谷左岸第一支流は。
 
お疲れ様でした。
また楽しめる場所がひとつ増えましたね。

                            わりばし
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

zippさん、こんばんは。現在グー部屋の気温は30℃。熱帯気候がよく続くね。

やっぱ、先を越されちゃった感強く、この谷をもっと早くに踏査しておくべきだったなぁと思うのだ。

悔しがっていますね。出合の大滝を巻き上がっただけでもスゴイと思うけど。

びぃちゃんに代わってもらう。彼女はこともなさそうに滝下右に足場を見つけてするする登って行ってしまった。

びぃちゃん、カッコイイ~~!!!

足を置いた岩が崩れて落ちるも、びぃちゃんが後ろから支えてくれて事なきを得た。

びぃちゃん、力持ち! zippさんを支えたんだ。スゴイ スゴイ !!

びぃちゃん曰く、泳ぎ出てきたカエルは、わたしたちを歓迎してるようにじぃーっとこちらを見ていたとのこと。

「私たちを歓迎している」とは、びぃちゃんの楽しんでいる気持ちが伝わってくるね。
一般的には「攻撃してこないか」と警戒の目で見ているのだけど。

 この中ノ谷左岸第一支流、シュークリさんが云うように面白い谷だと思う。
 いい渓です。ガイドブックにはないけど、谷を辿ってて楽しい谷です、中ノ谷左岸第一支流は。

 
ちょっと煽られます。
たくさんの沢屋さんが後追いして歩いて、浮石が落ち切り、動く大岩が落ち着いてから出かけるかな。
(グーの寿命の方が先に落ちるか)


                グー(伊勢山上住人)
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by シュークリーム »

zippさん,おはようございます.

シュークリさんが「隠れた名渓」と呼んだ中ノ谷第一支流。
やっぱ、先を越されちゃった感強く、この谷をもっと早くに踏査しておくべきだったなぁと思うのだ


まあ,たまにはこんなこともないとね.zippさんもまだ歩いてないところがあるんですねえ.

 晴天沢日和!水量は少なめかな。大きな釜を持った小滝も泳がずに行ける。
大岩迷路を越えて15m滝。やっぱ水量が少なく迫力不足な感じ。
左岸の杣道を使い巻くが、滝上のナメも一緒に巻いて谷に下りた。


左岸ですか.私はいつも右岸を巻いているんだけど,左岸に杣道があるんですか?

 大釜を持った小滝。七つ釜ゴルジュの入り口だ。
飛び込んで左に足場があると思い取りつくが無い…、2度もそんなことして体力を消耗してびぃちゃんに代わってもらう。彼女はこともなさそうに滝下右に足場を見つけてするする登って行ってしまった。
彼女は中の谷は二度目なんだが、前回は巻き巻き遡行だったようで、七つ釜ゴルジュを楽しんでいる。


七ツ釜ゴルジュは楽しめるところですね.増水していると取りつく島がないような感じだけど,渇水期は簡単に中央突破できます.

 第一支流出合の大滝の巻きは、一カ所変なところを登ってしまったが、滝身に近寄らずシカ道なんぞを辿れば案外危険もなく簡単。左岸を巻いた。

おそらく私と同じコースですね.割と簡単に巻くことができますね.

 滝口上の広い岩盤は、景色も良くひがな一日本でも読んで転がっていてもいいようなところだ。

ここは日当たりも良く,景色も良くってのんびりしたいところですね.

そうもいかないので、上の二筋10mを左から巻く。次に現れるのが釜を持った20m。両岸岩が立っていて、一見大巻きさせられそうな滝だ。
この滝だったろうか?シュークリさんは釜を泳いで岩壁に取りつき、途中から滝身を登ったと書いてたのは?と思いつつ、わたしは決して釜など泳がずに登ってるはずだと目を凝らすと、右岸に斜上するバンドが目につき、問題なく滝口上へと導かれた。


これ,沢屋と谷屋のコース取りの違いですね.沢屋は流芯にこだわりますので,なるべく水に近いところを辿ろうとします.

 左岸から押し出しの枝谷が入り、本流奥には滝が見える。以前わたしが辿ったのはここまで。ここから先は未知の領域だ。
この末広がりの滝は左岸の大岩ごと巻いた。そしてその上には両岸立って思わぬゴルジュが続く!どれも登れ、本流の七つ釜ゴルジュより長くて(?)楽しい。
ゴルジュの終焉は谷中の大岩横にかかる小滝で終わり、少しで二俣(co600m)。


ここ楽しいところですね.

 右俣ゴーロを行くと、先に何かある雰囲気。
左岸がかぶさり気味の斜瀑15mだ。びぃちゃんの後から行くが、上部で詰まっている。岩を左から巻きあがり、引き上げた。その上の15mは右岸から巻いた。
その滝口上は空間が開け右岸にトチの大木が被さり、あけた空間の先には階段状の段瀑、20mほどあっただろうか。快適に登っていくのだが、最後が悪い。ホールドはいっぱいあるのだが、掴むと岩が崩れる。それでも慎重にホールドを探ったはずだが、足を置いた岩が崩れて落ちるも、びぃちゃんが後ろから支えてくれて事なきを得た。
降りれば右岸から巻けそうなのだが、降りるのが面倒で、左岸のグズグズを登って巻いた。


たしかにこの辺りの岩は剥がれやすいです.私も苦労しました.

 ここからの帰路は、尾根上の1105ピーク手前のコルからトラバースして植林地に抜け、890m付近にある熊檻付近から、唐谷支流850mに入る枝谷上の植林小屋と抜ける。
ただこのルート、久しぶりなので熊檻までは少々間違った感じ。熊檻近くからは明確な杣道を辿り、いまや崩壊した下植林小屋、唐谷支流を左岸に渡り、迷岳唐谷ルートと合流して、唐谷林道終点。


なるほど,こういうルートがあるんですね.今度行ったら辿ってみます.

 いい渓です。ガイドブックにはないけど、谷を辿ってて楽しい谷です、中ノ谷左岸第一支流は。

zippさんのお墨付きをいただけるとうれしいなあ.これで後追いする人が増えるかも.
 
                         @シュークリーム@
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by 雨子庵 »

zippさん オヒサ
あめちゃんです。

中ノ谷は、むかし本流を初心者を連れてよく行ってました。
・・・ただしガイドブック(遡行図)のところだけ。

ここの話題には、支流入口のみしかついていけませんが・・。

ただこのルート、久しぶりなので熊檻までは少々間違った感じ。熊檻近くからは明確な杣道を辿り、いまや崩壊した下植林小屋、唐谷支流を左岸に渡り、迷岳唐谷ルートと合流して、唐谷林道終点。
倒壊した植林小屋。
この板塀には、オジヤンの名前もあった。


ムカシムカシの記事と合わせて、点と点が今つながりました。
ムカシムカシの記事を印刷してオジヤンに見せて、
『オジヤン名前がインターネットに出てるよ。有名人やな』といったら
『おーっぅ?』と言われました。

ただ、このあたりの山にはほとんど見かけられない放置植林が多い。これは飯高の山のほとんどが私有林・地区公有林に対しこの谷域が、大名倉「国有林」の為だ。

帰りの杣道で、国有林にありがちな看板も見たこと思い出しました。

 いい渓です。ガイドブックにはないけど、谷を辿ってて楽しい谷です、中ノ谷左岸第一支流は。
 
ホントに大切なのはこのパイオニア精神かと

あめちゃん
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by zipp »


 わりばしさん、こんばんは。
この夏は、いい山旅ができましたね!うらやましい。


ここで最初に水浴びしました。
なかなか楽しめますよね。

 七つ釜ゴルジュ、面白いですね。
第一支流のf4ゴルジュも面白いです、ぜひ!

巻き用のアイゼンを買おうと思っているのですが・・
渓流アイゼンの使い勝手はどうです?

 コンパクトで軽く、使い勝手もいいと思います。
ベルト式なので外れないし。ただ渓流用と銘打ってあるので雪山では勝手は悪いかもね。

岩がもろい場所と硬くてツルツルの岩と両極端の顔がありますね。
堆積岩の山ですからね。いろんな岩質がありますね。

離れてからの尾根歩きの蒸し暑さと言ったら・・・・ :mrgreen:
 前日から喉が痛くて・・・、どうも体調がよくなかったようです。
この日は、1000mの山と云えどもカラっとしてて涼しかったんですがね。

人の入らない所はこれが怖いですね。
 左岸第二支流の植生も国有林だから放置植林山だったのかな?

また楽しめる場所がひとつ増えましたね。
 ですね~、シュークリクリさまさまです(^^)。

[attachment=0]ZIPP3245_925.jpg[/attachment]
添付ファイル
第一支流、ボロボロ段瀑前の広場。
第一支流、ボロボロ段瀑前の広場。
   zipp
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by zipp »


 グーさん、こんばんは。
栂谷デビューですたか。

悔しがっていますね。出合の大滝を巻き上がっただけでもスゴイと思うけど。
 それを云うなら、本谷を辿って左岸第二支流を降渓して、レポにヒルのことばかりのレポ!とシュークリさんを云わしめたグーさんは、凄いんだろうね :mrgreen:


びぃちゃん、カッコイイ~~!!!

びぃちゃん、力持ち! zippさんを支えたんだ。スゴイ スゴイ !!

「私たちを歓迎している」とは、びぃちゃんの楽しんでいる気持ちが伝わってくるね。
一般的には「攻撃してこないか」と警戒の目で見ているのだけど。


 ハイ!びぃちゃん応援歌、ありがとうございますた。

ちょっと煽られます。
たくさんの沢屋さんが後追いして歩いて、浮石が落ち切り、動く大岩が落ち着いてから出かけるかな。
(グーの寿命の方が先に落ちるか)

 下の七つ釜ゴルジュが楽しめたなら、左岸第一支流に入られるとよろし!って感じかな?
あぁ、その前に菅谷川のゴルジュをど~ぞ!

[attachment=0]ZIPP3227_925.jpg[/attachment]
添付ファイル
第一支流f4ゴルジュ。
第一支流f4ゴルジュ。
   zipp
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by zipp »


 シュークリさん、こんばんは。
シュークリさんは、沢の活動域が広いですね。

まあ,たまにはこんなこともないとね.zippさんもまだ歩いてないところがあるんですねえ.
 この中ノ谷事件以来、シュークリさんに戦々恐々 :shock:
中途半端で終わってるアノ谷を遡行されちゃうんぢゃないかと・・・(^^;

左岸ですか.私はいつも右岸を巻いているんだけど,左岸に杣道があるんですか?
 シュークリさん、チェックありがと!訂正しました。
わたしは、左岸を巻いたこともありますが(^^;。

七ツ釜ゴルジュは楽しめるところですね.増水していると取りつく島がないような感じだけど,渇水期は簡単に中央突破できます.
 中ノ谷は、初級沢か一級沢か知らないけど、ここは入っとかないとね!と思うところだよね。

おそらく私と同じコースですね.割と簡単に巻くことができますね.
 いや、一カ所ボロボロのリッジを登ってるから(^^;、多分違う。
無駄なことした!と思ったもん :oops:

これ,沢屋と谷屋のコース取りの違いですね.沢屋は流芯にこだわりますので,なるべく水に近いところを辿ろうとします.
 まぁ、そこまで大げさなことぢゃなくって、知ってるところは装備なく無暗な冒険は避けたかったのと、以前辿ったとき、水に入らずどうやってこの滝を巻いたのだろう?という興味でした。

ここ楽しいところですね.
 f4上流ゴルジュは、面白いです(^^)。

たしかにこの辺りの岩は剥がれやすいです.私も苦労しました.
 簡単に登れそうで登れない。
シュークリさんは、自己確保してよく登られました。

なるほど,こういうルートがあるんですね.今度行ったら辿ってみます.
 唐谷支流の降渓は、特に何もないと思うのであまりお勧めできないと思います。
このルートは幟が無く楽だけど、熊檻までは、杣道はわからないと思います。

これで後追いする人が増えるかも.
 わたしの記憶では、無くなられた「わらじ」のKさん(「秘瀑」の)が息子さんと一緒に、この第一支流を遡行して、大熊谷本谷を降渓されているんだ。
 大熊本谷もわたしは途中までで、ここと同じくわらじのカップルに遡行されちゃったし・・・。

[attachment=0]ZIPP3238_800.jpg[/attachment]
添付ファイル
第一支流左俣の15m滝。
第一支流左俣の15m滝。
   zipp
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】二番煎じの中ノ谷左岸第一支流

投稿記事 by zipp »


 あめちゃん、こんばんは。

中ノ谷は、むかし本流を初心者を連れてよく行ってました。
・・・ただしガイドブック(遡行図)のところだけ。

 実はあたし、左岸第一支流出合いから先の本谷は、いまだ知らないのです(^^;。
ガイドブックを見ても記憶してないので、大タイ滝を左岸を巻いたりしてるんですが(^^;。

ムカシムカシの記事と合わせて、点と点が今つながりました。
ムカシムカシの記事を印刷してオジヤンに見せて、
『オジヤン名前がインターネットに出てるよ。有名人やな』といったら
『おーっぅ?』と言われました。

 その話を聞いて、びっくりしますた!
この飯高町内で熊檻をたくさん見てもその記録(熊捕獲など)は、何処にもなくて(ネット情報を含めて)、唯一あったのが、この小屋の板塀の記録でした。
その時の印象は、「思っていたより熊檻は最近まで稼働していてたんだなぁとビックリ!」したんです。
そうして、その板塀に書かれてた人と実際にあえてびっくり!です(^^)。

帰りの杣道で、国有林にありがちな看板も見たこと思い出しました。
ホントに大切なのはこのパイオニア精神かと


 森、蓮、青田の飯森森林組合は、どうなったっか!?
闇鍋の頃には、結論が聞けるのかな?
千秋社の植林山を歩いてても、災害はそのままだし、森林組合の請負の間伐材ほったらかしの作業道杣道見ても、以前の山林を知ってるオイラとしては、哀しくなります。

[attachment=0]ZIPP3208_925.jpg[/attachment]
添付ファイル
狭くなった本流の釜から見た左岸第一支流の出合大滝。
狭くなった本流の釜から見た左岸第一支流の出合大滝。
   zipp
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