【北アルプス】展望とお花畑の白馬岳・朝日岳

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副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

【北アルプス】展望とお花畑の白馬岳・朝日岳

投稿記事 by 副館長 »

【 日 付 】2016年7月30日(土)~8月1日(月)
【 山 域 】北アルプス
【メンバー】Kasaya氏、NK氏、TK氏、副館長
【 天 候 】 30日:小雨が降ったりやんだり
      31日:晴れ昼頃ガス
      1 日:晴れのち曇り
【 ルート 】 30日:11:50蓮華温泉→13:55天狗の庭→15:40白馬大池(泊)
      31日:4:30白馬大池→5:45小蓮華岳→6:35三国境→7:11白馬岳→7:53三国境→9:30雪倉岳避難小屋→10:15雪倉岳→13:33水平道分岐→15:10朝日平(泊)
      1 日:4:28朝日平→5:20朝日岳→6:08五輪尾根分岐→9:20白高地沢→11:10兵馬の平→13:14蓮華温泉

“やぶこぎ”にアップするには、普通の登山すぎて恥ずかしいですが、やぶこぎメンバー2人を含むパーティーでしたので、御報告まで。

夏休みを取って、蓮華温泉から白馬大池、白馬岳、雪倉岳、朝日岳を経て蓮華温泉に戻る2泊3日のテント泊周遊登山に行った。例年、職場の先輩のNK氏とテント泊のアルプス登山に行っているが、今年は職場の若手32歳のTK氏とKasaya氏を加え、4人のパーティーとなった。
上空に寒気が入り大気の状態が不安定とのことで、天気予報は連日、霧、雷雨などパッとしなかったが、初日には少しの雨が降ったものの、それ以外は結構いい天気だった。

7月30日
朝、6時30分に尾張一宮駅集合。Kasaya氏に車を出してもらい、他のメンバーは電車などで集まった。4人相乗りで、交通費が安い。蓮華温泉までは中央道から安曇野インター経由で300kmを超えるロングラン。Kasayaさん、ありがとう。
国道から蓮華温泉に向かう道すがら、蕎麦屋を発見し、昼食タイム。結局、登山開始は昼近くになった。初日のコースタイムは3時間。しかし、超スローペースのNK氏を休憩ごとに待つので、所要時間はコースタイムを超えてしまう。途中でパラパラと雨が降ってきて、ザックカバーをかけるが、暑くてカッパを着る気にはなれない。幸い、たいした降りにはならなかった。
途中でNK氏が全員にバナナを配る。ただでさえスローペースなのに、こんなに重たいものを持ってこなくていいのに。喜んで軽量化に協力した。
天狗の庭という、お花畑とハイマツの開けたところに出たが、景色はガスでほとんど見えない。しばらく歩くとディーゼル発電機の音が近づいてきて、15時40分に白馬大池に到着。白馬大池のチングルマは、全部綿毛状になっていて、お花畑はイマイチだった。
テントは4人4張。個室である。テントを張ってから外でビールと焼酎、珍味、缶詰でリラックスタイムとなった。その後、また雨が降り始め、雨具なしでは外にいられないので各自テントで食事を済ませた。
白馬大池のキャンプ場です。1000円も取られます。
白馬大池のキャンプ場です。1000円も取られます。
7月31日
未明は満天の星空で、今日は期待できそうだと思った。早々と朝食を済ませ、出発は4時30分だ。ところがこの頃には薄い雲がかかる。稜線を行くと、上の方はガスがかかっていた。
今日は、三国境から白馬岳をピストンし、その後雪倉岳の方へ向かう。総コースタイムは10時間。ペースの遅いNK氏はコースタイム1時間40分の白馬ピストンはせずにそのまま雪倉へ向かうとのこと。
3人で先行し、途中でKasaya氏がマンゴープリンを出してくれた。実にうまい。日が昇るにつれ、山の上にかかっていたガスがとれて、綺麗な山容が見えてきた。
白馬頂上が見えてきました。
白馬頂上が見えてきました。
最後はサブザックで身軽に登って行くと、頂上では素晴らしい景色が見られた。白馬岳には4度目だと思うが、頂上ではいつもガスで、こんな景色を見たのは初めてだ。それにしても人が多い。100人はいるだろう。Kasaya氏の「こんなの山じゃない」という心の声が聞こえてきた。
頂上からの展望です。
頂上からの展望です。
頂上では、私が定番の饅頭を振舞ってくつろいだが、先は長い。後ろ髪を引かれる思いで三国境に戻った。
三国境からすぐのところにはコマクサの群生があった。
コマクサです。
コマクサです。
ゆるいザレ場の、広くて気持ちのいい道が続き、しばらくいくと白馬岳頂上ピストンをカットしたNK氏に追いついた。
雪倉岳の手前の鉢ガ岳は山腹を巻く。休憩のときにNK氏がパックのフルーツミックスを振舞ってくれた。ありがたいが、軽量化を優先してよ、とも言いたくなる。
雪倉岳避難小屋を過ぎ、雪倉岳に着くと、ここは残念ながらガスであった。また10時過ぎだが、Kasaya氏が昼食にしたいと言う。軽量化のため、朝食が少なかったとのこと。バーナーを出して各自昼食を済ませた頃にNK氏が登ってきた。NK氏は、疲れているせいか食欲がないので、昼食はいらないとのこと。
きれいなハート形の雪倉ノ池
きれいなハート形の雪倉ノ池
雪倉岳を越えると山腹を巻くように歩き、朝日岳水平道の分岐に来た。水平道は、木道の部分もあるが、結構アップダウンが激しく、「水平じゃないじゃん!」という感じ。嫌になってきた頃、朝日小屋が見えてきた。
朝日平のキャンプ場です。
朝日平のキャンプ場です。
15時40分、朝日平に到着。朝日平は絵に描いたような気持ちの良いところ。サイト地の横に、木道があって、もう夕方だから誰も通らないだろうと、木道をテーブルにして、ビール、焼酎、珍味、缶詰でくつろぎ、そのままディナータイムとなった。
そこはテーブルじゃないよー!
そこはテーブルじゃないよー!
サイト地の近くは湿原となっていて色々な花が咲いているが、特にアヤメが目立つ。高い山でアヤメを見るのは珍しい気がする。夕暮れには天気が良くなって、白馬岳などがくっきりと見えた。

8月1日
朝から良い天気。まずは朝日岳登頂である。50分ほどで頂上に着いた。頂上は広いハイマツ帯の中にある。快晴で景色を堪能した。頂上では私がゼリーを振舞った。
朝日岳頂上にて、集合写真。
朝日岳頂上にて、集合写真。
下山に入る。雪田の残る斜面を下る。花がたくさん咲いている。栂海新道との分岐で休み、五輪尾根を行く。山腹を巻いており、ぬかるみや木道が多く滑りやすい。しかし、景色がよく、花も多くて気持ちの良い道である。五輪高原のあたりでやっと高木が現れた。その木陰で休憩。ここでは私がみかんの缶詰を振舞った。延々と運んできた逸品である。さらに進み、大きな川を2つ渡る。一つ目の白高地沢の橋のたもとで休憩。ここでKasaya氏が定番のグレープフルーツを出してきた。本当、デザート類の豊富な登山だ。
実はこの下山路、下山といいながら登りで終わる。蓮華温泉はここより300m高く、さらにアップダウンもある。次は兵馬ノ平で休憩。途中急登もあり、コースタイムは1時間40分だが、1時間10分で到着。ところがNK氏はなかなか来ない。コーヒーを飲み終え、心配になってきたころにやってきた。もう足が棒になったような歩き方だ。1時間10分待った。倍かかったのである。
荷物を持つと提案しても、拒否するNK氏。遠慮する場面じゃないのに。しかし、何とか蓮華温泉に着いた。我々は13時15分頃、その20分後にNK氏。
帰りは、国道に出て、道の駅小谷で入浴と遅めの昼食。岐路、車から見る山は雲に覆われており、そのうちに雨が降ってきて、中央道では土砂降りに見舞われた。愛知県・岐阜県には大雨警報が出ているとのこと。しかし、一宮に着くと雨はやんでいて、傘の必要もなかった。私たちは本当にラッキーだ。

Kasaya氏は何十年ぶりの北アルプスとのこと。もの足りなかったんじゃないかな。ちょっと心配。運転ありがとうございました。
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【北アルプス】展望とお花畑の白馬岳・朝日岳

投稿記事 by Kasaya »

副館長さん こんばんは
珍しくアップしましたね

“やぶこぎ”にアップするには、普通の登山すぎて恥ずかしいですが、やぶこぎメンバー2人を含むパーティーでしたので、御報告まで。
ヤブコギのレポに変な制限はないですよ。いいと思ったものはどんどんアップしましょう

今年は職場の若手32歳のTK氏とKasaya氏を加え、4人のパーティーとなった。

参加させていただきありがとうございました。

4人相乗りで、交通費が安い。蓮華温泉までは中央道から安曇野インター経由で300kmを超えるロングラン。Kasayaさん、ありがとう。
安易に運転手を引き受けたものの、よく調べたらロングドライブ。失敗だったかと思いましたが、交通費が4000円/人は安いですね

15時40分に白馬大池に到着。白馬大池のチングルマは、全部綿毛状になっていて、お花畑はイマイチだった。
テントは4人4張。個室である。テントを張ってから外でビールと焼酎、珍味、缶詰でリラックスタイムとなった。その後、また雨が降り始め、雨具なしでは外にいられないので各自テントで食事を済ませた。


雨の前に到着できて良かったです。夕食は皆でワイワイとできなかったのは残念!

白馬大池のキャンプ場です。1000円も取られます。
朝日小屋も1000円、上がりましたねえ

今日は、三国境から白馬岳をピストンし、その後雪倉岳の方へ向かう。総コースタイムは10時間。ペースの遅いNK氏はコースタイム1時間40分の白馬ピストンはせずにそのまま雪倉へ向かうとのこと。

パーティ登山としては離れるのはどうかという気もしましたが、三国境で通過の目印の取り決めをしておいたので、ちょっと安心でした。

3人で先行し、途中でKasaya氏がマンゴープリンを出してくれた。実にうまい。
凍らせて持ってきたけどさすがに翌日では溶けてました。

それにしても人が多い。100人はいるだろう。Kasaya氏の「こんなの山じゃない」という心の声が聞こえてきた。
私はそんなことは言ってませんよ。でも頂上写真を撮るのも順番待ち。大変です。

雪倉岳の手前の鉢ガ岳は山腹を巻く。休憩のときにNK氏がパックのフルーツミックスを振舞ってくれた。ありがたいが、軽量化を優先してよ、とも言いたくなる。
いろいろ持ってましたねえ。私は先週のバテバテがあったので極力余分なものは持たないようにしました・

雪倉岳を越えると山腹を巻くように歩き、朝日岳水平道の分岐に来た。水平道は、木道の部分もあるが、結構アップダウンが激しく、「水平じゃないじゃん!」という感じ。嫌になってきた頃、朝日小屋が見えてきた。
このとき前後して歩いていた年配のグループは巻かずに朝日岳を登っていきましたね。予定のルート以外を歩くと事故したら保険が出ないからと
言ってましたが、そのためにきつい登りを選択するのはなんか変な気がしました。年配者なのでなおさら心配!

15時40分、朝日平に到着。朝日平は絵に描いたような気持ちの良いところ。サイト地の横に、木道があって、もう夕方だから誰も通らないだろうと、木道をテーブルにして、ビール、焼酎、珍味、缶詰でくつろぎ、そのままディナータイムとなった。


いいサイト地でした。昨日はできなかったディナーも堪能できていい気持。夕食後に見た白馬もきれいでした。

50分ほどで頂上に着いた。頂上は広いハイマツ帯の中にある。快晴で景色を堪能した。頂上では私がゼリーを振舞った。



朝日岳周辺は花も多く広い頂上は私のお気に入りになりました。思ったよりずっと良かった。

ここでKasaya氏が定番のグレープフルーツを出してきた。本当、デザート類の豊富な登山だ。
他のものは減らしても食べ物は減らさない。
今回のデザートは、大福もち、バナナ、パックのフルーツミックス、マンゴゼリー、フルーツゼリー、グレープフルーツ、水ようかん、
チョコレートといろいろあり堪能しました。

次は兵馬ノ平で休憩。途中急登もあり、コースタイムは1時間40分だが、1時間10分で到着。ところがNK氏はなかなか来ない。コーヒーを飲み終え、心配になってきたころにやってきた。もう足が棒になったような歩き方だ。1時間10分待った。倍かかったのである。
我々が早すぎたのとあいまって倍の時間になりましたね。45分ぐらいは遅れるだろうと思ってましが、1時間超えるとは。

道の駅小谷で入浴と遅めの昼食。
ここはお風呂に入って食事するとお風呂代が半額になるというサービスがあって結構お得感がありました。


岐路、車から見る山は雲に覆われており、そのうちに雨が降ってきて、中央道では土砂降りに見舞われた。愛知県・岐阜県には大雨警報が出ているとのこと。山で降られなくて良かったねー
Kasaya氏は何十年ぶりの北アルプスとのこと。もの足りなかったんじゃないかな。ちょっと心配。
大満足でしたよ。たまにはみんなでテント泊もいいですね。
kasaya
副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【北アルプス】展望とお花畑の白馬岳・朝日岳

投稿記事 by 副館長 »

Kasayaさん、こんばんは。レス、ありがとうございます。

珍しくアップしましたね
皆さんのレベルが高くて、敷居が高いです。

安易に運転手を引き受けたものの、よく調べたらロングドライブ。失敗だったかと思いましたが、交通費が4000円/人は安いですね
私は運転が嫌いじゃないので、車を出してもよかったんですが、Kasayaさんは車で来るだろうなと思って便乗させてもらいました。誘っておいて申し訳ありません。

雨の前に到着できて良かったです。夕食は皆でワイワイとできなかったのは残念!
とはいえ、一度もレインウェアを使わずに済んだのはありがたかったです。

パーティ登山としては離れるのはどうかという気もしましたが、三国境で通過の目印の取り決めをしておいたので、ちょっと安心でした。
NK氏と登山に行くと、いつも、どこかで倒れたり迷ったりしていないか心配になります。

(Kasaya氏の「こんなの山じゃない」という心の声が聞こえてきた。)私はそんなことは言ってませんよ
ですから“心の声”です。確かに聞こえてきました。

このとき前後して歩いていた年配のグループは巻かずに朝日岳を登っていきましたね。予定のルート以外を歩くと事故したら保険が出ないからと
言ってましたが、そのためにきつい登りを選択するのはなんか変な気がしました。年配者なのでなおさら心配!

山小屋に、遅れると伝えておいてくれと頼まれましたが、忘れてしまいました。

(朝日平)いいサイト地でした。昨日はできなかったディナーも堪能できていい気持。夕食後に見た白馬もきれいでした
別天地ですね。綺麗なサイト地に湿原、花。天気に恵まれたこともイメージよく感じられた原因だとは思いますが。

朝日岳周辺は花も多く広い頂上は私のお気に入りになりました。思ったよりずっと良かった。
なかなか行かない山です。おそらくもう二度と行くことはない。行っておいてよかったです。

今回のデザートは、大福もち、バナナ、パックのフルーツミックス、マンゴゼリー、フルーツゼリー、グレープフルーツ、水ようかん、
チョコレートといろいろあり堪能しました。

ホント、そのまま持ち帰ることになるのではと心配なぐらいでした。

我々が早すぎたのとあいまって倍の時間になりましたね。45分ぐらいは遅れるだろうと思ってましが、1時間超えるとは。
NK氏には、体を鍛えるように言っているのですけどね。昔は同じペースで歩いていたのですが。それでも、しゃべりだけは、いつまでも元気です。

ここはお風呂に入って食事するとお風呂代が半額になるというサービスがあって結構お得感がありました。
かなり、評価の高い道の駅ですね。温泉、レストラン、売店。しかも食事をすれば温泉は割引。

大満足でしたよ。たまにはみんなでテント泊もいいですね。
みんなでテント泊と言っても1人1張。そんなグループは初めてだと朝日小屋で言われました。
いずれにしても、「綺麗だな」「すごいな」「疲れたぁ」と会話しながらの登山は、1人より楽しいと私は思います。
またよろしくお願いします。

副館長
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