【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by Kasaya »

【 日 付 】2016年7月23-24日(土、日)
【 山 域 】白山
【メンバー】副館長、おど、kasaya
【 天 候 】曇り時々晴れ
【 ルート 】
 ㋆23日:鶴平登山口6:53---9:55野谷荘司山ーーー10:28もうせん平ーーー12:05妙法山ーーー14:01シンノ谷ーーー15:31ゴマ平避難小屋
 ㋆24日:ゴマ平避難小屋4:58---5:46三俣峠ーーー7:18地獄覗ーーー7:51北弥陀ヶ原ーーー8:52お花松原ーーー10:32稜線ーーー11:07御前峰
     ---11:43室堂ーーー13:35大倉山避難小屋ーーー14:49大白川登山口
一昨年トライした白山縦走は熱中症のような状態になりあえなく敗退。昨年は林道が崩れて大白川に入れず、今年やっとリベンジの
機会が訪れた。前回は2泊3日で南竜でのテント泊も計画に入れていたが、室堂から南竜に下ると翌日また登り返しがある。
それよりも室堂から一気に下ったほうがテントも不要で楽ではないかと思い直す。さらに足の問題。大白川から起点の登山口
まで戻るには車がいる。前回は自転車で戻る計画を立てていたがこれはやっぱり無理だ。そんな算段で副館長に話を持ち掛けると
地図をみて検討するとの答え。コースタイム的には結構長いが、それでも参加してくれることとなった。そしておどさんと
オフ会の時にこのコースのことを話していたことを思い出し連絡を入れると参加とのこと。これでいけるかな。

 道の駅飛騨白山に5時30分集合。前回は出発が遅くなり猛暑に苦しんだのでできるだけ早い出発を目指したのだ。時刻には
全員揃い、まずは大白川に車をデポに出かける。曲がりくねった林道をいき駐車地に着くとまだ一番手前の駐車地は空いていて
簡単に停められた。取って返して今度は鶴平登山口に向かう。登山口手前に車数台分の駐車スペースがある処。前回は数台停まって
いたが今日は一台もない。時間も早いせいか。

 さあ出発だ。意気揚々と登山口から登り始める。最初は心昂っていたのだろうか、歩みが速い。おどさんが着いてこない。
変だなあと思うと副館長からペースが速すぎとの声がかかる。言われてみればそうだ。少しペースを落とす。いやいやもう
息が上がって来て落とさざる得なくなってきている。やっと普通になってきたねとおどさんが言う。

 前回は猛暑の中を歩き体調がおかしくなったのだ。今日は出発時刻も早いしそれほど暑くもない。前回ダウンして昼寝を決め
込んだのはこのあたりだったかなあなどと思いながら登っていく。そして樹林がなくなり日陰がなくなってくると一段と歩みが
遅くなってくる。あれ?どうしたんだろう。足もつってきた。息も荒くなっている。これはたまらん。秘薬を口に入れるが足の
痛みほんの一瞬消えるだけですぐに痛くなる。今まで先頭を歩いていたがどうにも辛く後ろからついていくこととした。しかし
とても追いつこうなどという気が出てこない。これはまたまた撤退モードか。でもここで撤退したら皆に申し訳ないなあなどと
思いながら二人の待つ頂上にずいぶん遅れて到着する。

 息は大変荒いが体はそんなに疲れていない感じ。ただ頂上で写真を撮る余力もなくこのピークではシャッターを押さずじまい
だった。皆も心配してくれるが、それでももうちょっと行ってみようかと先に進むことにした。ヒーヒー、ハーハー。息が苦しくて
水平な道にもかかわらずしんどいことこの上ない。意識して呼吸をゆっくり深くしてみると少し楽になるが長くは続かず。こりゃ
もうあかんかなあと弱気の虫が出る。とりあえずはランチにして様子を見ようと提案。ただいい休み場所がなく、結局もうせん平
まで歩を進める事となる。

 もうせん平は柔らかな草地で敷き詰められた気分いいところ。本当なら感激するところだが今はその気力もない。へたり込んで
まずはランチである。食欲があるわけではないが食べること、休憩することで体調がよくなるかもしれないとの期待である。
そこでラーメンを流し込んでいると女性一人を含んだ元気そうな4人組が通りかかる。最後尾の年配者が我々を見てどこから来た?
とびっくりしたような声。鶴平新道と答えると納得の様子。彼らはスーパー林道から登って来たのだ。そのルートは登山口が高い
ところにあり、かなり楽できるとか。お互いゴマ平泊とわかり女性がまた後でと明るく声をかけて去っていくのを聞きながら果たし
て自分は辿りつけるんだろうかと不安な気持ちになっている。

 食後も体調は芳しくない。重い腰を上げていくが相変わらずヒーヒーフーフ。また足もつってきた。2回目の秘薬。しかしこれは
全く効かない。あまり飲みすぎてもよくないだろうと飲むのは打ち止めにするが、なんとも打つ手がない。登りどころか道が下りに
なっても立ち停まるほどに息が荒い。もう疲労困憊。いったい何が原因だ。毎週のように山に行き運動不足でもないし、まだ高山と
いうほどでもない。眠さを感じるのはちょっとやばいか。これはやっぱり熱中症?ほかに思い浮かばないのだ。

 それでもどうにか妙法山に到着。ここが今日の分岐点だ。行くか引き返すかはここで判断せねばならぬという。自分としては
もうせん平が分岐点だったような気がするが、ここまで来たら進むしかないだろうとの気持ち。地図で見るとここから先は水平道が
続きやがていったん谷まで下ると、今度は200mの登りでゴマ平小屋である。下りはだましだまし行けても問題は最後の200mの上りで
ある。行けるかどうか先ほどの歩みからするとかなり覚束ない感じ。そこで皆が自分の荷物を持ってくれることになった。水や
お酒、食料を持ってもらい前進開始である。

 相変わらずの緩慢な歩み。なかなか道が沢に降りて行かないかあと思いつつ進む。そして急に下りだしたと思ったら沢音が
聞こえ待望の沢に飛び出した。ついにここまできました。ここで自分はコーヒータイムを提案。無性に甘いコーヒーが飲みたく
なっている。そして副館長から饅頭食べる?との提案。先ほどまで何度か提案があったが全く食欲がなく遠慮していたが、この時は
ちょっと食欲が出てきたのか、コーヒーとともにおいしく頂くことができた。そしてなんか癒される~とそんな気分になってきた。

 十分な休憩と甘い飲食が身体に元気を与えてくれたのか、この後の登りが予想よりもずっと順調になった。副館長が調子が
よくなったねと声をかけてくれるがまさに自分でも実感している。もうあまり立ち止まらなくても歩けるのだ。途中で先行していた
4人組を追い越しついにゴマ平避難小屋着。2年越の計画ながらで今回もこの体調である。何とか到着できてうれしい、メンバーの
支援にほんと感謝である。

 小屋は着いた時には5-6人だったがどんどんやって来て最終的には15人となった。定員は26人とのことだが15人でも結構いっぱいな感じ。
白山の他の避難小屋(奥長倉、小桜平)はいずれも他人がいなかった事に比べるとさすがに人が多い。やはり水場のある小屋は人気だ。
自分もそれが目当てでやってきたのだから。程よい時刻に到着し夕食前のお酒と歓談。宿泊登山の一番いい時刻を過ごす。

 翌朝3時過ぎには小屋内がざわざわしだす。早立ちの人もいるのでそんなもんだろう。自分らもほどなく起き始め朝食と出発の準備。
時間的には焦るほどでもなくゆっくり目である。自分は今朝の体調が心配だったが、感覚的には悪くない。何とか完遂できそう。

 小屋の外にでると晴れた空に少し雲がかかっているところが赤みを帯びている状態。うーん今日も雨の心配はなさそうだ。それよりも
暑いかもと心配する。まずは出発。自分が先頭を行く。皆が体調を気遣ってくれるのだ。今日は最初からスローペース。ただ昨日の
ように立ち止まることなく順調に進めば結果的には結構速いのだ。途中で地獄尾根の荒れた様相が間近で見える地獄覗きに来る。
草木の全く生えない険しい尾根。反対側からは何度か見ているが東側から見るのは初めて。とても歩けそうもないが迫力あるねえ。
地獄尾根
地獄尾根
 道は比較的緩やかに登っている。これは楽なコースだ。そして花の多い場所に到着。ニッコウキスゲが斜面いっぱいに咲いている
場所に来た。他の花もいっぱい。いいところだなあと思って反対側から来た人に場所の名を訊ねると北弥陀ヶ原とのこと。お花松原が
今日のお目当てだったが緩やかな斜面に花の広がるこの地もまたぜひ見ておきたい場所。そしてなかなか来るのが難しい場所。体調も
ずいぶん回復して花を愛でる余裕があるのでなおさらうれしい。昨日は写真を撮る余裕もなかったのだ。おどさんは写真撮影に忙しいのか
ずいぶん遅れている。あの体力だからどんなに離れてもすぐに追いつくから問題ないけれど。
北弥陀ヶ原
北弥陀ヶ原
 さらに行くとお花松原が近い。クロユリがいいですよと教えてくれる登山者もいる。楽しみな場所だ。ワクワクしながら行くとこの地と
しては結構な人が休んでいる場所に来た。お花松原だ。道の左右にクロユリが咲き誇っている。どれだけあるかとても数えられない量。
クロユリは地味な花で数が少ないと気づかずに通り過ぎてしまうこともあるがここはちょっと素通りできない。さすがうわさに聞くだけの
ことはある。念願の場所にちょうどいい頃に来られた。うれしいなあ!
クロユリ.jpg
 さて楽しいひと時も過ぎ次は御前峰に続く稜線まで登らねばならない。高度差は350mほど。昨日の体調では不安いっぱいだったが
今日は疲労はあるものの登るには何の不安もない。ゆっくりゆっくり行けば着実に稜線が近づいてくるのだ。結局コースタイムよりかなり
早く稜線着。やれやれ。ここに来る前に副官長とおどさんは今日はたいして展望もよくないので御前峰は登らなくても良いと盛んに言って
ていた。疲労度の高い自分へのいたわりかとも思ったが、自分としては白山縦走をしながら頂上を踏まないのはどこか画龍点睛を欠く気が
して、疲れてはいるが登ることを提案する。二人ともちょっと意外に思ったかもしれないが問題もなく賛同いただく。

 そしてゆっくりゆっくり行けば今までの静けさが嘘のような雑踏の頂上に到着。着きました。もう登りはこれでおしまい。何度か来た頂上
だが、やっぱり白山という主峰に登らないのはなんとなく定食の中のご飯を抜いた気がする。来てよかった。

 時刻は11時を回っている。朝が早いのでおなかが減っているが室堂で食べようということで人の多い頂上はすぐに退散。まだまだこれから
登ってくる人とすれ違いながら降りて行けばこれまた人の多い室堂に到着だ。やっとご飯にありつける。

 一通り食事も終わりまたコーヒも楽しみいよいよ下山である。最初は自分が先頭を行くが下りとしてはゆっくり目。速くいくとちょっと
足が痛い気がして。それでも一時間余で大倉山避難小屋着だ。順調、順調。今日は足が攣ることもない。そしてここからは副館長が先頭に
立つことになる。彼は今までのペースを遅く感じていたのかすごく飛ばす。ザックに括りつけた熊除け鈴が激しくなると前を歩いている人が
どんどん道を譲ってくれる。まるで人除け鈴だ。そして出発して1時間余、遂に駐車地が見えてきた。つづら折れ道や整備されすぎた階段を
下りると、昨日車をデポした場所に飛び出す。何はともあれ無事完走。

 一時は再撤退も考えた今回の縦走。皆の助けがなかったら絶対成功しなかった。そんな二人に感謝するとともに秋ぐらいにまた
今度は余裕で稜線歩きを楽しみたいと思う自分がいる。それにしても今回の山行を軽めの行程というおどさんはまるで異星人だった。
kasaya

PS なぜか写真がアップできないので今回は写真抜きです。アップできるようになったら又貼り付けます。
最後に編集したユーザー Kasaya [ 2016年8月02日(火) 21:48 ], 累計 1 回
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by 越前 »

kasayaさん、今晩は。
まさに「よれよれ」の念願成就、おめでとうございます。(^^ゞ
どんな経過であれ、あれだけ想い焦がれていた白山縦走を成し遂げられてとても満足だったコトでしょう。
同行者の方にはホント感謝ですが、kasayaさんもあそこからよく頑張りました。

そー言えば単独行だった前回の敗退時も梅雨明け直後でしたね。
本格的な夏山登山にまだ身体が慣れていない所へ、高揚感に任せてのいきなりのハイペースが祟ったのではないかとも思えます。
二度あることは三度あるとも言いますので、「来年の梅雨明け直後」には十分ご注意いただくよう・・・。 ;)

ともあれ私が見て欲しかった、水場天国のゴマ平、北弥陀ヶ原やお花松原のお花たちにも最高のタイミングで訪れられたようで、室堂
周辺域しか知らない方たちに自慢できること請け合いです。

さて、次なる「白山縦走」はどちらへ?
加賀禅定道+美濃禅定道の白山神駈道なんてのもありましたね~ :mrgreen:
越前
副館長
記事: 242
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by 副館長 »

kasayaさん、こんにちは。副館長です。

白山念仏尾根に誘ってもらい、ありがとうございました。
2日ともコースタイムが長いし、天気予報もイマイチで、大丈夫かなと少々心配しながら、でもまぁ、kasayaさんについて行けば何とかなるだろうと同行させてもらいました。
そもそも、車が2台無いと、自転車をデポして大白川から白川郷まで戻るという無謀な計画となるので、自分だけでは絶対行きません。
結果、良い天気になり、北阿弥陀ヶ原、お花松原では見事なお花畑を堪能できて、大変楽しい登山となりました。

今回、kasayaさんが、息を切らせるのを初めて見たような気がします。
足が攣るのはよく見ますが、今回は体調不良なのか、熱中症か高山病か。
いずれにしても、私だったらめげてしまうところですが、さすがの精神力ですね。
逆に、「今回みたいな楽なコース」と言っていたおどさんには、脱帽します。
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by Kasaya »

越前さん こんばんは

まさに「よれよれ」の念願成就、おめでとうございます。(^^ゞ
どんな経過であれ、あれだけ想い焦がれていた白山縦走を成し遂げられてとても満足だったコトでしょう。

ほんとよれよれ。でも完遂できてよかった~!

同行者の方にはホント感謝ですが、kasayaさんもあそこからよく頑張りました。

越前さんから野谷荘司以降も長いよと聞いていて覚悟はしていましたが、あの体調はちょっと予定外。
いい稜線だと思います。でも越前さんから話に聞いていた谷の水場はよかったです。とにかくあそこまで行けば
との思いでした。


そー言えば単独行だった前回の敗退時も梅雨明け直後でしたね。
本格的な夏山登山にまだ身体が慣れていない所へ、高揚感に任せてのいきなりのハイペースが祟ったのではないかとも思えます。
二度あることは三度あるとも言いますので、「来年の梅雨明け直後」には十分ご注意いただくよう・・・。 ;)


そうなんですよね。思い返せばそれ以外にも梅雨明け直後でバテタことがありました。
全然学習ができていない。

ともあれ私が見て欲しかった、水場天国のゴマ平、北弥陀ヶ原やお花松原のお花たちにも最高のタイミングで訪れられたようで、室堂
周辺域しか知らない方たちに自慢できること請け合いです。


北弥陀ヶ原はよかったですね。こちらはマークしていなかったので、感激も大きかった。ニッコウキスゲの咲きっぷりが印象的でした。

さて、次なる「白山縦走」はどちらへ?
加賀禅定道+美濃禅定道の白山神駈道なんてのもありましたね~ :mrgreen:


行っていないのは中宮道ですね。でもあそこはスーパー林道が起点なのでどうしようかなあ
kasaya
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by Kasaya »

副館長さん こんばんは
今回は同行ありがとうござました。

白山念仏尾根に誘ってもらい、ありがとうございました。
2日ともコースタイムが長いし、天気予報もイマイチで、大丈夫かなと少々心配しながら、でもまぁ、kasayaさんについて行けば何とかなるだろうと同行させてもらいました。

副館長はいつも余裕ですからね。私も安心して誘えます。

結果、良い天気になり、北阿弥陀ヶ原、お花松原では見事なお花畑を堪能できて、大変楽しい登山となりました。
天気は思いのほかよかったですね。おどさんは天気がいいことを確信していたみたいですが。

今回、kasayaさんが、息を切らせるのを初めて見たような気がします。
足が攣るのはよく見ますが、今回は体調不良なのか、熱中症か高山病か。

熱中症なんでしょう。歩き始めは慎重にいかねば

逆に、「今回みたいな楽なコース」と言っていたおどさんには、脱帽します。

一番のおどろきでした!
kasaya



返信する
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by おど+ »

Kasayaさん、副館長さん、先日は大変お疲れ様でした。 予定通り木曜日の夜からまた山に出かけていたので返信が遅くなりました。 :)

しかし、まさか誘っていただけるとは夢にも思っていなかったので嬉しかったです。(直前までメールに気が付かず申し訳ありませんでした)

一日目、どうなることかと思いましたが、経験豊富な方達なのでどうにかなると思っていましたが流石です。

二日目は朝から天気も良く、展望やお花も最高で天国を歩いているようでした…。(行ったことはありませんが :lol:

しかし、お二人ともハイペースで、写真撮っているとアッという間に引き離されるので大変でした。 :D

特に副館長のペース、平瀬道の下りでは付いて行くので精一杯でしたね。(下りは膝を痛めてから、スローペースを心がけていたので・・・)

また機会があれば誘ってくださいませ。

おど+
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by biwaco »

kasayaさん、良い?山旅、お疲れさまでした。
山に行けないbiwa爺には刺激的なレポですね。(゜o゜)

白山北斜面の登山路のうち、鶴平(馬狩)~ゴマ平小屋間だけが残ってます。
今年こそ!と毎年狙ってるのですが、行けないままです。

今回は意気込みが強すぎて序盤苦労されたようですが、終わってみれば万々歳!
やはり心強い相棒と一緒だと安心ですね。
副館長さんのFBレポで画像は拝見しました。羨ましい限りです。(@_@。
 ㋆23日:鶴平登山口6:53---9:55野谷荘司山ーーー10:28もうせん平ーーー12:05妙法山ーーー14:01シンノ谷ーーー15:31ゴマ平避難小屋
登山口からゴマ平小屋まで8時間半余ですか…。biwa爺なら3割増しで11時間か(@_@。
遅くとも6時にはスタートしないと辿りつけないなあ。登山口で前夜泊するしかないか。
そこでラーメンを流し込んでいると女性一人を含んだ元気そうな4人組が通りかかる。最後尾の年配者が我々を見てどこから来た?
とびっくりしたような声。鶴平新道と答えると納得の様子。彼らはスーパー林道から登って来たのだ。そのルートは登山口が高い
ところにあり、かなり楽できるとか。
スーパー林道の三方岩岳登山口からだと野谷荘司まで1時間以上は短縮できそうですね。
3月にクロオさんやkitayamaさんらと馬狩の料金所のところから周回コースを行ったのですが、biwa爺だけギブアップして歩けてないんですけど…(>_<)
 食後も体調は芳しくない。重い腰を上げていくが相変わらずヒーヒーフーフ。
登りどころか道が下りになっても立ち停まるほどに息が荒い。もう疲労困憊。いったい何が原因だ。毎週のように山に行き運動不足でもないし、まだ高山というほどでもない。眠さを感じるのはちょっとやばいか。これはやっぱり熱中症?ほかに思い浮かばないのだ。
症状は似てますが、爺の場合は不整脈が原因でした。
初めはシャリバテか寝不足か…なんて思っておりましたが、年を追って進行して、検査の結果、判明しました。

 
十分な休憩と甘い飲食が身体に元気を与えてくれたのか、この後の登りが予想よりもずっと順調になった。副館長が調子が
よくなったねと声をかけてくれるがまさに自分でも実感している。もうあまり立ち止まらなくても歩けるのだ。途中で先行していた
4人組を追い越しついにゴマ平避難小屋着。2年越の計画ながらで今回もこの体調である。何とか到着できてうれしい、メンバーの
支援にほんと感謝である。
休憩とか飲食で症状が良くなることってありますが、それ以上に不安が解消して調子が戻ることもよくあります。
神経的な要素も大きいんでしょうね。実感します。
 道は比較的緩やかに登っている。これは楽なコースだ。そして花の多い場所に到着。ニッコウキスゲが斜面いっぱいに咲いている場所に来た。他の花もいっぱい。いいところだなあと思って反対側から来た人に場所の名を訊ねると北弥陀ヶ原とのこと。お花松原が
今日のお目当てだったが緩やかな斜面に花の広がるこの地もまたぜひ見ておきたい場所。
池の周りはハクサンコザクラが満開でしたでしょうね~(^_-)
北弥陀ヶ原の池塘とハクサンコザクラ
北弥陀ヶ原の池塘とハクサンコザクラ
P7160207.jpg (70.5 KiB) 閲覧された回数 2881 回
そしてここからは副館長が先頭に立つことになる。彼は今までのペースを遅く感じていたのかすごく飛ばす。ザックに括りつけた熊除け鈴が激しくなると前を歩いている人がどんどん道を譲ってくれる。まるで人除け鈴だ。そして出発して1時間余、遂に駐車地が見えてきた。つづら折れ道や整備されすぎた階段を下りると、昨日車をデポした場所に飛び出す。何はともあれ無事完走。
大倉小屋から1時間余で下山とは、トレラン並み? クマ鈴が緊急車両のサイレン替わりみたいなもんですか(@_@。
 一時は再撤退も考えた今回の縦走。皆の助けがなかったら絶対成功しなかった。そんな二人に感謝するとともに秋ぐらいにまた今度は余裕で稜線歩きを楽しみたいと思う自分がいる。
今度はぜひ、静かな裏白山をお楽しみください。

               ~山が遠いbiwa爺
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by Kasaya »

おどさん こんばんは

予定通り木曜日の夜からまた山に出かけていたので返信が遅くなりました。 :)

相変わらず登ってますねえ

しかし、まさか誘っていただけるとは夢にも思っていなかったので嬉しかったです。(直前までメールに気が付かず申し訳ありませんでした)
返事がないので、参加しないのかなあと思ってました。ちょっとばたばたになりましたが、結果的にはよかったです。

一日目、どうなることかと思いましたが、経験豊富な方達なのでどうにかなると思っていましたが流石です。
皆さんに大変ご迷惑をおかけしました。

二日目は朝から天気も良く、展望やお花も最高で天国を歩いているようでした…。(行ったことはありませんが :lol:
天国でしたか。

しかし、お二人ともハイペースで、写真撮っているとアッという間に引き離されるので大変でした。 :D
余裕で写真を撮っている感じでしたよ

特に副館長のペース、平瀬道の下りでは付いて行くので精一杯でしたね。(下りは膝を痛めてから、スローペースを心がけていたので・・・)
イヤー副館長のペースにはまいりました。でもみんながついていくのでそれでいいもんだと思ってたようです。

また機会があれば誘ってくださいませ。
軽めの山行でお願いします。
kasaya




返信する
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【白山】よれよれでも念願成就の念仏尾根

投稿記事 by Kasaya »

biwacoさん、こんばんは

白山北斜面の登山路のうち、鶴平(馬狩)~ゴマ平小屋間だけが残ってます。
今年こそ!と毎年狙ってるのですが、行けないままです。


前回の敗退レポの時も次回は一緒に行きたいといわれてましたね。
それにしても北部はそこだけ残してるのですか。
私は中宮自道が残っています。近く行きたいなあ。


今回は意気込みが強すぎて序盤苦労されたようですが、終わってみれば万々歳!
終わりよければすべてよし!

スーパー林道の三方岩岳登山口からだと野谷荘司まで1時間以上は短縮できそうですね。
しかしこれはお金がかかりますよね。ちょっと、もったいない気が...

症状は似てますが、爺の場合は不整脈が原因でした。
初めはシャリバテか寝不足か…なんて思っておりましたが、年を追って進行して、検査の結果、判明しました。

早く良くなってください。

休憩とか飲食で症状が良くなることってありますが、それ以上に不安が解消して調子が戻ることもよくあります。
神経的な要素も大きいんでしょうね。実感します。


仲間がいると心強いですね。パーティ登山の良さです。
池の周りはハクサンコザクラが満開でしたでしょうね~(^_-)
ハクサンコサクラ.jpg

大倉小屋から1時間余で下山とは、トレラン並み? クマ鈴が緊急車両のサイレン替わりみたいなもんですか(@_@。
ほんと人除け鈴です。

今度はぜひ、静かな裏白山をお楽しみください。
秋あたりがいいかもです。
kasaya
返信する