【 地 域 】 北海道・日高
【メンバー】六右衛門 単独
【 天 候 】 晴のちガス 後晴れ
【ルート】 樹海ロード日高 4:40 (車) → 5:30 北電ゲート前駐車地 6:00 ～ 6:50 取水ゲート ～ 8:15 尾根取付 ～ 9:00 トツタの泉 ～ 10:20 ヌカビラ岳 10:33 ～ 11:10 北戸蔦別岳 11:30 ～ 12:00 ヌカビラ岳 ～ 13:00 トツタの泉 13:15 ～13:50 尾根取付 ～ 15:10 取水ゲート 15:35 ～ 16:20 北電ゲート前駐車地 16:35 (車) → 17:35 沙流川温泉日高高原荘
昨夜は、支笏湖から道央道・道東道を通って約130ｋｍ走って、道の駅「樹海ロード日高」で再び車中泊した。道東道はSAもないので食事をするところもなく、ガソリンスタンドも夜は閉まるので要注意である。
本当は何年か前？のkitayama-walkさんの追っかけで、新冠川から幌尻岳に行きたかったが、山中2泊で連絡手段もないので体調面から言って自重した。しかし、日高の主稜線には立ちたかったので日帰りで稜線に立てる北戸蔦別岳を選択したのだ。
明けて12日は快晴である。勇躍国道274号を千栄まで走って千呂露林道に入る。北海道森林管理局のHPで林道ゲートは開放されていることは確認していたので、二岐沢の出合にある北電のゲートまで車が入れる。先客が6台、道の駅からは約28kmで途中からダート道だ。簡易トイレがある。
ゲートから1時間弱、緑の美しい林道を歩いて、北電の取水口から登山道となる。マルバダケブキか大きな葉が登山道に出っ張っていて、朝露に濡れた草でスパッツはもとよりズボンが濡れる。淡々と沢沿いの道を行き、二ノ沢に入ってゆく。二の沢に入ると渡渉とまでは言えないが、なんとか石を伝って飛んで沢を渡ること7～8回、増水するとちょっと厳しそうだ。最後に連続した滝にぶつかるがこの手前から右手尾根に取付き、急登が始まる。
熊鈴を力を入れて鳴らしながら樹林帯を黙々と登ると30分くらいで後方にチロロ岳西峰が見えてきた。
- P1505とチロロ岳西峰
さらに登り続けると数は少ないながら花が見られる。黄花のエゾウツギ、ナナカマド、シラネアオイ、エゾキンバイ、ミヤマオダマキ、ツマトリソウ、イワツメクサ、マイヅルソウなど。上に見える岩峰を目指してさらに登ると展望が開け、同時にお花畑が広がり（大雪のお花畑の規模には遠く及ばないが）もうお祭り状態だ。最高！
北戸蔦別岳の肩にあたるヌカビラ岳（1808ｍ三角点）に登りつくと、尖った戸蔦別岳と堂々とした日高幌尻岳が目前に展開した。
- 戸蔦別岳と日高幌尻岳
ところがお花畑のキバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、オオバキスミレ、ツガザクラ、ミヤマシオガマ、イワツメクサ、グンナイフウロなど百花繚乱で写真撮影が忙しい。
- 北戸蔦別岳山頂（後ろは十勝幌尻岳、札内岳、エサオマントツタベツ岳）
- ひときわ高い1967峰と台形のピパイロ岳
下山後は樹海ロード日高から車で数分のところにある、沙流川温泉「日高高原荘」で汗を流した。充実した一日だった。
六右衛門（YaS)
4月に購入したi-Phoneに入れたアプリ「Geographica」をGPSナビとして初めて使ってみました。