【奥美濃】2016スノー衆part1。快晴のスノーシュー?
Posted: 2016年2月02日(火) 21:06
【日 時】2016年1月31日(日)
【山 域】奥美濃
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】山日和、kitayama-walk、落第忍者、グー、クロオ、とよ、キャシー、biwaco、おど、シュークリーム
わりばし、柳川洞吹、副館長、kasaya
【コース】国見岳スキー場P8:25---8:30取付---12:00県境稜線---12:53虎子山14:24---15:51スキー場上部---16:23駐車地
寡雪の今年はなかなかスノーシュ遊びができない。そんな折に山日和さんが恒例のスノー衆企画を出してくれた。皆待ちわびて
いたのだろう。あっという間に総勢14名が参加する大パーティができた。今回は副館長が初参加。スノー衆の素晴らしさを
知って貰えるといいんだけど。
週初めの天気予報では週末の天気が危うい。どうなる事かと思ったが当初予定の山から変更して虎子山(トラスヤマ)と
なった。土曜日は前日の雨で鈴鹿の山は雪が解けて真っ黒け。明日の山はどうなんだろう。雪はあるんかなあと心配しつつ
集合場所である池田温泉に向かう。
7時集合の予定だったがちょっとトラブルがあったようで2名が遅刻。それでも14名が無事集合。参加者の車のナンバーを
見ると神戸、大阪、京都、滋賀、三重、名古屋、宇都宮とばらばら。いつものことだがこれがスノー衆の特徴である。でも
宇都宮は遠すぎ! 最初のあいさつで山日和さんが今回の山のレポを読み直してみるといいことが全然書いてないと陳謝の弁。
そうはいってもいい印象があったから選んだ山でしょうと期待していざ出発。
まずはスキー場まで移動。途中の道はこれがスキー場に続く道?と思える細いところを走っていく。途中でスキー場は
本日閉鎖の看板を見る。かなり寡雪のようだ。まあそれでもスキー場に近づくにつれて路肩に白いものがチラホラ。山の斜面も
少しは白い。頂上近くまで行けば何とか遊べるかなーとの思いだ。
営業停止で誰もいない一番下の駐車場に車を乗り入れる。すばやく準備そして出発であるが、スノーシューはいうまでもなく
ザックにくくりつける。昨年は歩き始めから履いていたがえらい違いである。
駐車場から5分くらい下ったところが今日の取り付きの尾根。雪は斜面にちょろちょろ。地図で見るとそうでもないが、えらく急な
斜面である。もうちょっと下ると尾根の末端で登りやすそうだが、此処から登るという。まあ取り付きはこんなもの。先頭の
踏み跡に従って登っていく。早速ザックにくくりつけたスノーシューやピッケルが枝に引っかかる。早く雪の尾根に乗りたいーい!
どうにか尾根に乗って一息をつくが、目の前にはわずかばかりの雪。スノーシューを履くような状態ではない。本来なら雪の下に
埋まっているはずの笹や小枝が鬱陶しい。参ったなこりゃ。果たしてスノーシューは履けるんだろうか。山日和さんは1000m超の
ピークまで行けばスノーシュも履けるだろうとのこと。それを信じてひたすら歩く。 藪はまだまだ続くが、それでも雪の量はだんだん増してくる。なかなかよくなってきたではないの。時々雪を踏み抜くようになって
きて、予定通り最初の1000m超のピークを過ぎた辺りでスノーシュ着用の指示。やれやれである。前方を見やると豊富な雪が待って
いるというわけでもないが、とりあえずスノーシュのほうが良さそうな雰囲気。そして12時についに県境稜線に飛び出した。
ヤッターと思う気持ちと腹減ったなーという気持ちが交錯する。朝が早かったのでずいぶん時間がたっている。まだ虎子山まで
少しかかりそう。ランチを求める声も多くなってきた。今日は風も少なくて太陽の光さんさんの日だ。どこででもランチはできるが
やはり展望のあるところがいい。となるとどうも頂上しかそんな場所はないらしい。もう一踏ん張りとがんばっていく。
そして藪が消えたなーと思ったところが頂上だった。今までの藪尾根から一転して素晴らしい展望。そして豊富な雪。足元に
虎子山の標識があるということはそこそこの雪量だ。時刻は1時近いが無事到着。やりました。
此処まで来ると北と東の展望がいい。能郷白山の白さが際立っている。あそこまで行くと雪があるのかなあ。そして花房山の
特徴あるカールのような地形に雪がかぶっているのが見える。しかし自分で特定できるのはそのくらい。詳しい人たちは盛んに
権現だ、蕎麦粒だなどと山座同定している。意識しないとこの作業はむずかしい。 そしていよいよランチだ。風もないので頂上の開けた場所が唯一のランチ場。ショベルでテーブルを作るほどの雪があるかと
心配したがそれは杞憂となるほど此処は豊富だった。しかし何故か展望のいいほうに向いて食事をしようということになり
テーブルではなく細長い足場を二本作ることになる。そこにめいめい陣取って同じ方向を向いて食事。ちょっと珍しい光景だ。
まあそれでもいつものようにランチが始まる。思い思いのランチ。自分はレトルトおでん2袋とうどんの組み合わせ。これで100円
なのだからちょっとびっくり。あまり安いとどこかからの横流しではないかと思ってしまう昨今であるが。 食事が終わって皆で記念撮影をするといよいよ下山。スノーシューを履こうとしたら不要とのこと。みれば当初のルートでは
このピークからやや北東よりに下ることになっている。ただものすごく急。そして藪があるのは明らか。ここは雪があったら
滑りそうで怖いし、今はこのまま突っ込むのも大変!そう思っていたら、若干南の斜面を下ることになった。こちらは比較的
緩やかで、少し藪も薄そうとの期待があった。しかしである。雪は深くて足をすくわれるし藪にストックがすぐ引っかかる。
ちょっと出っ張ったピッケルもよく引っかかる。難儀なルートである。しかし此処まで来たらいくしかない。先頭の後ろをひたすら
追うのみである。 途中雪に嵌ったり、こけたり、枝が顔をはたいたりとおよそスノー衆ではなかなか経験しない下りである。それが延々と続く。
皆平気な顔で冗談を言い合っているが、独りだったらめげるよなーと思いつつ自分も空元気を出して降りていく。先頭はやはり
スキー場を目指すことにしたようだ。目標は目前に見える白くたおやかな雪面。それを求めて下っていくのだ。下山開始から
1.5時間くらいでようやくスキー場の上部に到着。やれやれである。かなりパーティが細長くなってしまったがそれでも
何とか全員笑顔で終結。良かったー。誰もいないスキー場。本日此処で初めて藪のないスノーシュー歩きを満喫。管理人が
いたらまた一言いわれるかなあとの懸念もあったが、無人のゲレンデは何もなくついにスキー場下部についてシューを外す。
着いた着いた。やれやれ。そんな思いである。後は此処から駐車場までぶらぶら行くだけだ。久しくしなかったヤブコギで
身も心もリフレッシュ?きっと次回はうんざりするほどのラッセルを堪能できることを期待して今回の山行を終えた。
皆さん本当にお疲れ様。
kasaya
【山 域】奥美濃
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】山日和、kitayama-walk、落第忍者、グー、クロオ、とよ、キャシー、biwaco、おど、シュークリーム
わりばし、柳川洞吹、副館長、kasaya
【コース】国見岳スキー場P8:25---8:30取付---12:00県境稜線---12:53虎子山14:24---15:51スキー場上部---16:23駐車地
寡雪の今年はなかなかスノーシュ遊びができない。そんな折に山日和さんが恒例のスノー衆企画を出してくれた。皆待ちわびて
いたのだろう。あっという間に総勢14名が参加する大パーティができた。今回は副館長が初参加。スノー衆の素晴らしさを
知って貰えるといいんだけど。
週初めの天気予報では週末の天気が危うい。どうなる事かと思ったが当初予定の山から変更して虎子山(トラスヤマ)と
なった。土曜日は前日の雨で鈴鹿の山は雪が解けて真っ黒け。明日の山はどうなんだろう。雪はあるんかなあと心配しつつ
集合場所である池田温泉に向かう。
7時集合の予定だったがちょっとトラブルがあったようで2名が遅刻。それでも14名が無事集合。参加者の車のナンバーを
見ると神戸、大阪、京都、滋賀、三重、名古屋、宇都宮とばらばら。いつものことだがこれがスノー衆の特徴である。でも
宇都宮は遠すぎ! 最初のあいさつで山日和さんが今回の山のレポを読み直してみるといいことが全然書いてないと陳謝の弁。
そうはいってもいい印象があったから選んだ山でしょうと期待していざ出発。
まずはスキー場まで移動。途中の道はこれがスキー場に続く道?と思える細いところを走っていく。途中でスキー場は
本日閉鎖の看板を見る。かなり寡雪のようだ。まあそれでもスキー場に近づくにつれて路肩に白いものがチラホラ。山の斜面も
少しは白い。頂上近くまで行けば何とか遊べるかなーとの思いだ。
営業停止で誰もいない一番下の駐車場に車を乗り入れる。すばやく準備そして出発であるが、スノーシューはいうまでもなく
ザックにくくりつける。昨年は歩き始めから履いていたがえらい違いである。
駐車場から5分くらい下ったところが今日の取り付きの尾根。雪は斜面にちょろちょろ。地図で見るとそうでもないが、えらく急な
斜面である。もうちょっと下ると尾根の末端で登りやすそうだが、此処から登るという。まあ取り付きはこんなもの。先頭の
踏み跡に従って登っていく。早速ザックにくくりつけたスノーシューやピッケルが枝に引っかかる。早く雪の尾根に乗りたいーい!
どうにか尾根に乗って一息をつくが、目の前にはわずかばかりの雪。スノーシューを履くような状態ではない。本来なら雪の下に
埋まっているはずの笹や小枝が鬱陶しい。参ったなこりゃ。果たしてスノーシューは履けるんだろうか。山日和さんは1000m超の
ピークまで行けばスノーシュも履けるだろうとのこと。それを信じてひたすら歩く。 藪はまだまだ続くが、それでも雪の量はだんだん増してくる。なかなかよくなってきたではないの。時々雪を踏み抜くようになって
きて、予定通り最初の1000m超のピークを過ぎた辺りでスノーシュ着用の指示。やれやれである。前方を見やると豊富な雪が待って
いるというわけでもないが、とりあえずスノーシュのほうが良さそうな雰囲気。そして12時についに県境稜線に飛び出した。
ヤッターと思う気持ちと腹減ったなーという気持ちが交錯する。朝が早かったのでずいぶん時間がたっている。まだ虎子山まで
少しかかりそう。ランチを求める声も多くなってきた。今日は風も少なくて太陽の光さんさんの日だ。どこででもランチはできるが
やはり展望のあるところがいい。となるとどうも頂上しかそんな場所はないらしい。もう一踏ん張りとがんばっていく。
そして藪が消えたなーと思ったところが頂上だった。今までの藪尾根から一転して素晴らしい展望。そして豊富な雪。足元に
虎子山の標識があるということはそこそこの雪量だ。時刻は1時近いが無事到着。やりました。
此処まで来ると北と東の展望がいい。能郷白山の白さが際立っている。あそこまで行くと雪があるのかなあ。そして花房山の
特徴あるカールのような地形に雪がかぶっているのが見える。しかし自分で特定できるのはそのくらい。詳しい人たちは盛んに
権現だ、蕎麦粒だなどと山座同定している。意識しないとこの作業はむずかしい。 そしていよいよランチだ。風もないので頂上の開けた場所が唯一のランチ場。ショベルでテーブルを作るほどの雪があるかと
心配したがそれは杞憂となるほど此処は豊富だった。しかし何故か展望のいいほうに向いて食事をしようということになり
テーブルではなく細長い足場を二本作ることになる。そこにめいめい陣取って同じ方向を向いて食事。ちょっと珍しい光景だ。
まあそれでもいつものようにランチが始まる。思い思いのランチ。自分はレトルトおでん2袋とうどんの組み合わせ。これで100円
なのだからちょっとびっくり。あまり安いとどこかからの横流しではないかと思ってしまう昨今であるが。 食事が終わって皆で記念撮影をするといよいよ下山。スノーシューを履こうとしたら不要とのこと。みれば当初のルートでは
このピークからやや北東よりに下ることになっている。ただものすごく急。そして藪があるのは明らか。ここは雪があったら
滑りそうで怖いし、今はこのまま突っ込むのも大変!そう思っていたら、若干南の斜面を下ることになった。こちらは比較的
緩やかで、少し藪も薄そうとの期待があった。しかしである。雪は深くて足をすくわれるし藪にストックがすぐ引っかかる。
ちょっと出っ張ったピッケルもよく引っかかる。難儀なルートである。しかし此処まで来たらいくしかない。先頭の後ろをひたすら
追うのみである。 途中雪に嵌ったり、こけたり、枝が顔をはたいたりとおよそスノー衆ではなかなか経験しない下りである。それが延々と続く。
皆平気な顔で冗談を言い合っているが、独りだったらめげるよなーと思いつつ自分も空元気を出して降りていく。先頭はやはり
スキー場を目指すことにしたようだ。目標は目前に見える白くたおやかな雪面。それを求めて下っていくのだ。下山開始から
1.5時間くらいでようやくスキー場の上部に到着。やれやれである。かなりパーティが細長くなってしまったがそれでも
何とか全員笑顔で終結。良かったー。誰もいないスキー場。本日此処で初めて藪のないスノーシュー歩きを満喫。管理人が
いたらまた一言いわれるかなあとの懸念もあったが、無人のゲレンデは何もなくついにスキー場下部についてシューを外す。
着いた着いた。やれやれ。そんな思いである。後は此処から駐車場までぶらぶら行くだけだ。久しくしなかったヤブコギで
身も心もリフレッシュ?きっと次回はうんざりするほどのラッセルを堪能できることを期待して今回の山行を終えた。
皆さん本当にお疲れ様。
kasaya