【奥美濃】旧徳山村門入のちっちゃな沢を楽しむ

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兔夢
記事: 623
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【奥美濃】旧徳山村門入のちっちゃな沢を楽しむ

投稿記事 by 兔夢 »

2015年11月21日(土)曇り 
奥美濃 黒谷支流土倉からトガス(神ケ岳)
masaさん 兔夢
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DSCN3140.JPG (50.05 KiB) 閲覧された回数 1737 回
ホハレ峠7:00ー土倉出合7:40ー840m二俣9:10ー
林道9:40ートガス三角点10:20ー
林道休憩地10:50~11:35ーホハレ峠12:10

masaさんと久し振りの山行にでかける。
着いていけるかな。

ホハレ峠には何台かの駐車車両があった。
OSKのEBさん御一行のものだった。
道中で峠に忘れ物を取りに戻るEBさんにお会いした。
今晩は門入に8人で泊まって語り明かすのだそうだ。

既に冬枯れした黒谷沿いの道を下ると左岸に大きな枝沢が二本並ぶ。
手前はトガスへの直登沢「中又」、次が遡行予定の「土倉」
土倉はmasaさんが選んだ。
何時もながら渋い選択だ。

「土倉」という名は以前に前出のEBさんから頂いた門入の地名一覧より採取。
由来は「土が多い谷」という事らしい。
これを見て「期待薄かな」と思ったがmasaさんには黙っていた。

masaさんを先頭に遡行開始。
沢は細いながらも小滝が時折現われる。
しかし盛夏には薮に覆われそうで難儀しそうだ
今が遡行するのに適時の沢、といった感じだ。
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DSCN3121.JPG (46.98 KiB) 閲覧された回数 1737 回
お!っと思わせる小滝の連瀑もありチャプチャプと登っていく。
こんなのがこの季節にはいい。

とかなんとか余裕をかましてたら深い渕を持つ2mの滝が登れない。
フルシャワーならなんとかなるかもしれないがこの季節にそれは避けたい。
masaさんなら、と期待したがまさかの断念。
左右も立っていて巻きもきつそう。
なんとかいけるかと左岸を高巻き、そして懸垂。
今日は使わないだろうとザックにしまっていたハーネスを慌てて装着した。
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DSCN3124.JPG (43.54 KiB) 閲覧された回数 1737 回
沢の規模の割に上部に壁が見えたりして険谷の様相。
予想外でなんだかいい感じ。
「土が多い谷」ってどこが?って感じだ。

その後も小滝の連瀑がありその先に現われたのは二条6m!
お!すごいじゃん!
滝を見ながらしばしの休憩。
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DSCN3132.JPG (46.78 KiB) 閲覧された回数 1737 回
大滝は右岸から巻いた。
その上の滝もついでに巻くとその先に連瀑。
上部の4mチョックストーンはmasaさんが左からアタック。
しかし被さる岩を越えられない。
その間に右手の倒木を利用して冷や冷やしながらも登りきる。
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DSCN3143.JPG (42.19 KiB) 閲覧された回数 1737 回
気軽な沢だ、と思っていたのに結構手強い。
だけど楽しい。
流石、masaさんチョイス。

連瀑を越えるとポーンと開けたところに飛び出る。
ここできついところも終わり。
後は癒し系が待っていてくれるはずだ。

840m二俣は左へ。
地形図通りなら感じのいい沢が迎えてくれるだろう。

二俣に入ってすぐきれいな滑が迎えてくれた。
小さいながらきれいな滑滝も幾つか現われた。
この先の渓相に期待大。
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DSCN3174.JPG (52.5 KiB) 閲覧された回数 1737 回
林道跡を跨いだ先に細い滑床が続く。
被った木枝がやや五月蝿いがいい感じ。

左右の斜面も穏やかになった。
そこには広大なブナ林。
若い木がほとんどだがすばらしい見栄え。
下草や薮といったものは見えない。
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DSCN3183.JPG (48.66 KiB) 閲覧された回数 1737 回
沢筋は徐々に浅くなり穏やかになっていく。
地形図通りの展開が何故か楽しい。

スーと消えてなくなった沢筋のゴールはヌタ場になっていた。
いかにもここから沢が生まれているといった感じだ。

稜線上へ一登り。
目につく型のいいブナが何本も立っていた。

思ったより薄い薮は三角点に近づくと次第に濃くなった。
そしてこれより上がない台地でうろうろ。
赤い目印がありその下に笹に埋もれかけた三角点を発見!
無雪期にはどれだけの人がここを訪れるのだろう。
踏分のようなものは周りに見当たらなかった。

山頂は落ち着かないのですぐに下山開始。
北側に落ちる「左又」の沢筋を急下降。
正面に黒谷を見下ろしその先に能郷白山を見る、という絶好の景観。
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DSCN3208.JPG (30.45 KiB) 閲覧された回数 1737 回
林道跡に下りて適当な場所で休憩。
その後林道を歩いてホハレ峠に帰る。
脇に広がるすっくと伸びたブナ林がなかなかステキだった。
樹間からのぞく蕎麦粒山は登高欲をかき立てた。
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