【鈴鹿】銚子ヶ口東側、シダ原峠、向峠探索

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keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

【鈴鹿】銚子ヶ口東側、シダ原峠、向峠探索

投稿記事 by keikoku »

 西尾氏の「鈴鹿の山と谷 4」の中に銚子ヶ口東側に有ったという幾つかの峠の記述がある。その中に「シダ原峠」と「向峠」の事が書いてあるのだが、はっきりとした場所が分からない。それを現地で確認したいと思い、歩きに行ったのが20年前だった。
 しかしその時は、シダ原峠とその近くにある大杉の確認はできたものの、向峠EとFの確認はできず、銚子ヶ口の登路もはっきりとは分からず、最後はヤブ地獄の急登となってしまった。何とか銚子ヶ口東峰まで登り着いたものの、不達成感一杯の感じで終わっていた。あれから、20年。ずいぶんとヤブを漕ぎ、地図を読んできたはずだ。再度、その道あとを辿る山歩きに出掛けた。

【日 付】   2015年9月5日
【山 域】   鈴鹿山脈
【メンバー】  単 独
【天 候】   晴れ時々曇り
【ルート】   風越谷林道11:17-林道終点11:33-二股11:58-シダ原峠12:05~08-大杉12:19-向峠(F)12:25~28-向峠(E)12:30~35-展望台12:47-1020m小ピーク13:03-銚子ヶ口東峰13:10~24-1020m小ピーク13:28-5mの滝場13:44-向峠(E)13:50-大杉13:54-シダ原峠14:00-二股14:07-風越谷林道14:27
登りが赤線、帰りの下りがオレンジ線です
登りが赤線、帰りの下りがオレンジ線です
 今日は、風越谷登山道を辿ることとシダ原峠、向峠の確認、再度大杉に巡り会って、銚子ヶ口東峰へ上がるだけだから、ゆっくりとした出発でよかった。
 神崎川林道を入り、風越谷林道を少し上がったところまで車で入って停めた。標高550mのところから11:17に出発だ。
 荷物運搬用の小型モノレールの出発点を過ぎ、林道終点に着く。その先に二つの堰堤があるのだが、二つ目は平成15年とあり、20年前には無かったものだ。その堰堤を越えたところで11:40。11:54に出発して本格的に谷に入る。
 11:58二股分岐。ここからシダ原峠へ向かって左の谷に進む。しばらく行くと左側に風越山へ向かう尾根稜線が見えてくる。もう少し行ったところから、シダ原峠へ向かって左側の斜面を上がって行くことにする。西尾本によれば、モミの木を目標にとあるがすぐには見えない。これは、回りの木が茂ってしまったせいであろうか。
シダ原峠のモミの木
シダ原峠のモミの木
DSC09745.JPG (120.79 KiB) 閲覧された回数 2011 回
 峠に登り上がると(12:05)、確かにモミの木はあった。しかし、現在はそれほど目立つ存在ではない。
 峠はやはり、地形図上で予想していた場所だった。前回辿り着いたところがここだったかどうか定かではない。特にモミの木の確認もしなかったような気がする。 しばらくして峠を出発して尾根上に進むと左のウソクラ谷へ向かって下りて行く道アトが現れた。それを辿りしばらく行くと、右斜面に大杉が見える。もしかしたらと斜面を上がって確認に行くが、それは西尾本にあった大杉とは違った。元に戻り、再びその道あとを辿る。この辺りの道アトは、ハッキリとしており安心して進む。
 左からずいぶんとウソクラノ谷が迫ってきたころになって(12:19)、目の前に存在感たっぷりの大杉が現れる。写真の向きとは違うが、これが西尾本にあり、20年前にも私自身で確認した大杉だと確信する。南側へ回って確認すれば、確かに本の通り、前回取った写真通りの大杉だった。いったい樹齢はどのくらいだろう。西尾氏が言うように千年を超えたものだろうか。今はずいぶんと傾いているが、やはり当初は真っ直ぐ生えていたものが、地盤の斜面が崩れていって幹が傾いてしまったのであろうか。それももう何百年も前ということになろうが。
存在感たっぷりの大杉
存在感たっぷりの大杉
DSC09766.JPG (118.04 KiB) 閲覧された回数 2010 回
南側から見た大杉
南側から見た大杉
DSC09775.JPG (123.92 KiB) 閲覧された回数 2011 回
 大杉からすぐのウソクラノ谷へ下りると、すぐに向こうに峠らしき地形が見える。それを登り返すように上がってみると、それがおそらく西尾氏が言う向峠Fだ(12:25~28)。ここはゆったりとした小広い感じの峠だった。
 そして、それを尾根伝いに行けば、向峠Eに辿り着くはずだ。確かにそれを行くと「切羽詰まった」ような峠状地形がある。ここが向峠Eに違いない(12:30~35)。南側から確認してみると、確かに西尾本にあるE峠と確認できる。私には、F峠とE峠、どちらが向峠が判断はできない。ただ、今日はその二つに辿り着いたということだけで、満足である。
向峠(E)
向峠(E)
DSC09884.JPG (97.97 KiB) 閲覧された回数 2011 回
 さて、道アトを辿ることとしては、ここからが問題だ。ここからは、非常に複雑でただ単に尾根を辿る、谷を辿るというわけには行かない。どちらにしてもそのままではとんでもない急登、ガレ場に行き当たってしまうのだ。かつてはここに登山道があったはずであるが、それはそれほど歴史の長いものではなかったろう。早くても昭和初期くらいまで遡れればいいところだろう。
 今までの道アトや峠は、それこそ何百年と人々の杣道として木地師や炭焼きびとに使われてきたもので、変更を繰り返し安定したところに落ち着いたものであろうが、ここから先の登山道は、山歩きが趣味としてされるようになった昭和の初期辺りまで遡れればいいところだろう。その分だけ崩れやすく、使われなくなるとそのまま自然に帰ってしまうのも早いことだろう。ただ、一度は微妙な地形を縫ってその難しい道アトがあったであろうと思われる。できるだけ、その道アトを辿ってみたいのだ。
 向峠Eを出発して、まずは尾根伝いに進む。しかし、ヤブは深く多くの枝が絡みついてくる。ただ、薄いが微かに道アトがある。廃道とはこういうものだろうが、何もなかったところよりはまだましなのだろう。しかし、その道アトも無くなり、悲壮な状況となる。これは、廃道になったとはいえちょっとは歩けただろうその道アトを外したとしか思えない。おそらくこの辺りは、尾根上では無く、斜面に道が付いていたのではないだろうか。そのうちに、ちょっとした岩状の展望台に上り付く、しばしの休息だ。御在所岳や国見岳、ハライドが眺められる(12:47)。 
 再びヤブに突っ込み悪戦苦闘しながら、尾根を辿って行く。傾斜は少しは緩くなったが、今度はシャクナゲ地獄だ。シャクナゲは枝が曲がりくねっているので、ヤブでこれが出て来ると本当にお手上げだ。体に巻き付き、なかなか抜けやしないのだ。ヤブ歩きにとって、シャクナゲはきれいな花の咲く木である前に、ヤブになって出て来ると、とことん困らせる厄介者の印象の方が強い。
シャクナゲ地獄
シャクナゲ地獄
DSC09830.JPG (118.35 KiB) 閲覧された回数 2010 回
 ようやくそれを抜け出し、1020mの小ピークに辿り着くと(13:03)やれやれである。ここからは、疎林の斜面を東峰めざして登って行くだけだ。この辺りは、昔はカヤ場であったようだ。それが、人の手を介してそうなっていたのかどうかは分からないが、人工的なカヤ場としては、少々人里から離れすぎている感もある。しかし、この20年から30年のうちに代わってしまったのは、どういったことだろうと謎は尽きぬ。
 ここの右脇にある風越谷の源頭崩壊地も広がっているようだ。これは、西尾氏の30年くらい前だろうか、その写真と見比べるとよく分かる。山頂手前にある岩までにはもう少し距離があり、辺りは一面のススキ原となっている。この先またどのように変わって行くのだろうか。
風越谷源頭部の崩壊
風越谷源頭部の崩壊
DSC09840.JPG (97.97 KiB) 閲覧された回数 2010 回
 銚子ヶ口東峰(13:10)。快晴とはいかないが、鈴鹿のオールスターは見えている。ここは、鈴鹿中部の好展望点のひとつと言えるだろう。
 しばらく展望を楽しんだ後で再び道アト探しに挑むとする。今度は下りだから、少しはマシだろう(13:24)。
 今度は小ピーク(13:28)を過ぎてから、風越谷源頭の崩壊地に向かうようにして斜面を辿る。崩壊地の頭に着いてからは、それに沿うように歩いてみるとスムーズに歩けるではないか。先ほどは、もう少し右上の尾根上を歩いてシャクナゲ地獄に合っていたのがウソのようだ。ほんのちょっとのことで、これほど違うことはあるものだ。しかし、歩いている時は、それに気付かない。それも人生と同じか。
 10分あまりで、急斜面尾根に取り付くことになるが、ここは微かな道アトがあり登る時にも辿ったところだ。そのまま尾根を辿り向峠Eへ向かえばよかったのだが、そこでウソクラノ谷へ下りてみることにした。ひょっとしたら、向峠を通らずこの辺りまで谷通しに登ってくることも考えられると思ったわけだ。ちょっと急な斜面を下りて谷へ出て、谷沿いに下ってみたが、とんでもなかった。5mはあろう滝に出くわしてしまったのだ。とても下りられるものではない。この滝は、地図上では分からないが、間違いなく昔からずっとあるもので、そうなると登路としては、必ず向峠Eを通って上がって来たことが考えられる。
ウソクラノ谷上流の5mの滝場
ウソクラノ谷上流の5mの滝場
DSC09882.JPG (115.06 KiB) 閲覧された回数 2011 回
 再び尾根に戻り(13:48)、向峠Eに立つ(13:50)。そして、ここから向峠Fには向かわずに再びウソクラノ谷へ下りてみる。ここからは、スムーズに大杉まで行くことが出来た。結果として、大杉と向峠E間は、谷沿いだったのか向峠F経由だったのかハッキリとはしないが、どちらにしてもたいした違いはないであろう。
 次の大杉、シダ原峠間は、登りの時に辿った道アトで間違いないと思うが、あえてここから、東峰から直接下りて来る尾根に上がってシダ原峠へ向かってみる。この尾根にも道アトはあるので、ひょっとしたらもう少し尾根沿いに上がって直前で急登を避ける道があるのかもしれない。それは、また機会に探索してみようと思う。
 シダ原峠、14:00着。取り敢えず、今日の探索の目的はだいたい果たせたように思う。
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【鈴鹿】銚子ヶ口東側、シダ原峠、向峠探索

投稿記事 by ハリマオ »

ケイコクさん こんにちは
ホームシアター計画も佳境に入ってきたようですね。
その段階が一番楽しいときです。
西尾氏の「鈴鹿の山と谷 4」の中に銚子ヶ口東側に有ったという幾つかの峠の記述がある。その中に「シダ原峠」と「向峠」の事が書いてあるのだが、はっきりとした場所が分からない。それを現地で確認したいと思い、歩きに行ったのが20年前だった。
これはまた地味な山域ですね。
15~20年前、鈴鹿で西尾本の検証をするのがちょっとしたブームでしたね。
今では鈴鹿も開拓されて謎も少なくなったのか、あまり聞きません。
 しかしその時は、シダ原峠とその近くにある大杉の確認はできたものの、向峠EとFの確認はできず、銚子ヶ口の登路もはっきりとは分からず、最後はヤブ地獄の急登となってしまった。
私も15年ほど前にウソクラの谷を遡行してシダ原峠へ登り、風越山付近をうろついたことがあります。
しかし向峠までは検証していませんでした。
今は行こうと思えば石榑トンネルができたので嘘みたいに近くになりましたね。
 神崎川林道を入り、風越谷林道を少し上がったところまで車で入って停めた。標高550mのところから11:17に出発だ。
神埼川林道はゲート開いてるんですか?
風越林道も入口にゲートありましたよね。
 荷物運搬用の小型モノレールの出発点を過ぎ、林道終点に着く。その先に二つの堰堤があるのだが、二つ目は平成15年とあり、20年前には無かったものだ。その堰堤を越えたところで11:40。11:54に出発して本格的に谷に入る。
モノレール道は銚子ガ口に何度か使いましたが、谷からは未踏です。

 
 左からずいぶんとウソクラノ谷が迫ってきたころになって(12:19)、目の前に存在感たっぷりの大杉が現れる。
杉はここでしたか。当時探したけど見つけられなかった。
私には、F峠とE峠、どちらが向峠が判断はできない。ただ、今日はその二つに辿り着いたということだけで、満足である。
今となっては誰も確実なことは言えないでしょうね。
ただ、薄いが微かに道アトがある。廃道とはこういうものだろうが、何もなかったところよりはまだましなのだろう。しかし、その道アトも無くなり、悲壮な状況となる。これは、廃道になったとはいえちょっとは歩けただろうその道アトを外したとしか思えない。 再びヤブに突っ込み悪戦苦闘しながら、尾根を辿って行く。傾斜は少しは緩くなったが、今度はシャクナゲ地獄だ。シャクナゲは枝が曲がりくねっているので、ヤブでこれが出て来ると本当にお手上げだ。体に巻き付き、なかなか抜けやしないのだ。
地形図では簡単に行けそうですが、実際は違うのですね。シャクナゲ地獄はクラシ北尾根にもありましたね。
私は最近登山道を歩くことを覚え(^◇^)、こういう歩き方が懐かしいです。
だいたい悪魔のようなルートになったら、外しているとみて間違いないですね。
この尾根は地図に破線をいれて、候補に入れていましたが未だ果たせず。
 ここの右脇にある風越谷の源頭崩壊地も広がっているようだ。これは、西尾氏の30年くらい前だろうか、その写真と見比べるとよく分かる。山頂手前にある岩までにはもう少し距離があり、辺りは一面のススキ原となっている。この先またどのように変わって行くのだろうか。
山は逃げないと言いますが、植生や部分的な地形は短い間に変わっていきますよね。
鈴鹿もずいぶん風情が変わりました。
 銚子ヶ口東峰(13:10)。快晴とはいかないが、鈴鹿のオールスターは見えている。ここは、鈴鹿中部の好展望点のひとつと言えるだろう。
ここは私もお気に入りの一つです。とくに冬季は胸のすく思いがします。

 
崩壊地の頭に着いてからは、それに沿うように歩いてみるとスムーズに歩けるではないか。先ほどは、もう少し右上の尾根上を歩いてシャクナゲ地獄に合っていたのがウソのようだ。ほんのちょっとのことで、これほど違うことはあるものだ。しかし、歩いている時は、それに気付かない。それも人生と同じか。
おお哲学的ですね。見通しの利かない地べたを歩いていると分らないですからね。
鳥の目が必要かと。いま流行りのドローンを山で使うと面白いかも。
そのまま尾根を辿り向峠Eへ向かえばよかったのだが、そこでウソクラノ谷へ下りてみることにした。ひょっとしたら、向峠を通らずこの辺りまで谷通しに登ってくることも考えられると思ったわけだ。ちょっと急な斜面を下りて谷へ出て、谷沿いに下ってみたが、とんでもなかった。
私はウソクラを遡行してシダ原峠直下で谷を捨てたので、この滝は見ていませんが下流も結構滝だらけだったですよ。
 シダ原峠、14:00着。取り敢えず、今日の探索の目的はだいたい果たせたように思う。
古道の探索ご苦労様でした。まず人に出会わない場所なので単独の場合遭難が怖いですね。
そういうことを最近思うようになったのは老いたのかな?

          ハリマオ
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】銚子ヶ口東側、シダ原峠、向峠探索

投稿記事 by 山日和 »

keikokuさん、こんにちは。

久し振りに西尾本の世界に触れるレポを読んだ気がします。 :D
私は一度だけ銚子ヶ口東峰からシダ原峠へ下りたことがありますが、きれいに外してしまってウソクラノ谷へ逃げたら写真
の5m滝にぶち当たりました。
やむなく対岸の尾根へ上がるとそのまま楽に?風越山まで踏み跡を辿れたような気がします。かなり記憶が曖昧ですけど。
それにしてもこのあたりは植林も多くて地味な山域ですね。
今時こんな探索を試みるkeikokuさんは昔ながらの山屋らしくてステキです。 :lol:

                       山日和
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 【鈴鹿】銚子ヶ口東側、シダ原峠、向峠探索

投稿記事 by keikoku »

  ハリマオさん、こんにちは。 返信の仕方が分からないだろうと思っていて、なかなか返信ができませんでした。失礼しました。
これはまた地味な山域ですね。
15~20年前、鈴鹿で西尾本の検証をするのがちょっとしたブームでしたね。
今では鈴鹿も開拓されて謎も少なくなったのか、あまり聞きません。
 そうでしたか。そんなブームみたいな感じがあったのでしたか。私は、ひとりで勝手にやっていましたが、ひょっとしたら他にもこの辺りをうろついていた人もいるのではないかと、やぶこぎネットにアップしましたが、やはり反応して頂いたのは、ハリさんと山日和さんだけでした。まあ、こんなものですかね。他にも関心を持って探索しに行った人もいると思うんだけどなあ。
私も15年ほど前にウソクラの谷を遡行してシダ原峠へ登り、風越山付近をうろついたことがあります。
しかし向峠までは検証していませんでした。
今は行こうと思えば石榑トンネルができたので嘘みたいに近くになりましたね。
 本当にわれわれ三重県側から入る人間にとっては、劇的変化でしたね。時間で往復で1時間半くらい、精神的にはさらに大きな負担軽減となりました。私も今年に入って何度往復したか。この翌日にも太尾、龍ヶ岳に行きましたので、使いました。
神埼川林道はゲート開いてるんですか?
風越林道も入口にゲートありましたよね。
 管理者の人に聞いた人から聞きました。あのゲートは、登山者というより、中で勝手にキャンプをしたり、バーベキューをしてゴミを放置して行く人がずいぶんいたらしく、何度警告をしても止まらないためにしたそうです。登山者には構わないそうですが、しかしその教えた番号が一般の人たちにも広がって行くので、番号は基本的に毎年変えているようです。また、今は神崎川林道の入口にゲートができたためか、風越林道のゲートは開けっ放しになりましたね。私も初めて車で上がって行きました。
モノレール道は銚子ガ口に何度か使いましたが、谷からは未踏です。
 モノレールは今回初めて見ましたが、いつ頃できたものでしょうか。モノレールを辿っても上がれるのですね。どの辺りに辿り着くのか分かりませんが、一度上がってみたいです。
杉はここでしたか。当時探したけど見つけられなかった。
 あの辺りに何本か大きい杉がありましたが、あの杉が一番威厳があるように思いました。それらの数本の杉だけ、意識して残したのでしょうかねえ。
地形図では簡単に行けそうですが、実際は違うのですね。シャクナゲ地獄はクラシ北尾根にもありましたね。
私は最近登山道を歩くことを覚え(^◇^)、こういう歩き方が懐かしいです。
だいたい悪魔のようなルートになったら、外しているとみて間違いないですね。
この尾根は地図に破線をいれて、候補に入れていましたが未だ果たせず。
 そうでしたか。ハリさんもついに「登山道を歩くことを覚え」られましたか。大きな進歩です。
 確かに微かではあっても、道アトとそうでないのとは雲泥の差がありますね。だいたいその道アトは何百年と掛かってできあがっているものが多いのではないかと思いますが、それだけに少々使われなくなってもすぐに消えるものでも無いようですね。
山は逃げないと言いますが、植生や部分的な地形は短い間に変わっていきますよね。
鈴鹿もずいぶん風情が変わりました。
 ホント、鈴鹿を歩き始めて25年くらいになりますが、生きているうちにその変化を感じられるくらいになるとは思いませんでした。最近は、その上に例の笹の総枯れがあり、またそれが大きく景観を変えているようですね。
 昨日も20数年ぶりに釈迦ヶ岳東尾根を辿ってみましたが、激変していて驚きました。ササがなくなり、本当に気持ちのよい尾根になっていました。ササの下に密やかに残っていた道アトがはっきりと分かるようになり、まったくまともな登山道ですよ。あの状態なら多くの人に紹介してもよいくらいなので、ハリさんも久しぶりに歩いて来て下さい。
ここは私もお気に入りの一つです。とくに冬季は胸のすく思いがします。
 冬季に銚子ヶ口東峰の山頂に行ったことはありませんが、それは一度行ってみないと行けませんね。
おお哲学的ですね。見通しの利かない地べたを歩いていると分らないですからね。
鳥の目が必要かと。いま流行りのドローンを山で使うと面白いかも。
 ちょっと踏み外して、ヤブだと登山道の2m横を歩いていても気付かないことがありますね。
私はウソクラを遡行してシダ原峠直下で谷を捨てたので、この滝は見ていませんが下流も結構滝だらけだったですよ。
 そうでしたか。その辺は地形図では分からず、実際に歩いてみないと分からないものですね。だからおもしろいところでもあるのですが。
古道の探索ご苦労様でした。まず人に出会わない場所なので単独の場合遭難が怖いですね。
そういうことを最近思うようになったのは老いたのかな?
 年を取れば、取ったような歩き方もあるのでしょう。形を変えながらも続けて行きたいものだと思います。

                              keikoku-bara
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 【鈴鹿】銚子ヶ口東側、シダ原峠、向峠探索

投稿記事 by keikoku »

  山日和さん、こんにちは。

 こんな地味な記事に反応して頂いて、ホント恐縮です。ただ、ひょっとしたらやぶこぎならば、見知らぬ変人さんが他にもいたのではないかと期待しましたが、やはりそんな変人はこの三人くらいなものでしたね。
私は一度だけ銚子ヶ口東峰からシダ原峠へ下りたことがありますが、きれいに外してしまってウソクラノ谷へ逃げたら写真
の5m滝にぶち当たりました。
やむなく対岸の尾根へ上がるとそのまま楽に?風越山まで踏み跡を辿れたような気がします。かなり記憶が曖昧ですけど。
 さすが、山日和さんです。結果から言えば、とてもうまく下りたと言えるんだと思います。
 「外」さずに下りたら、たいへんなことになっていたでしょうし、そこで谷へ下りて、対岸の尾根へ上がったのは正解だったでしょう。この辺りは、おっしゃるとおりまったく地味なところですが、動物的な勘、山屋の本領が試されるところでもありましたね。それだから、まあこんなところでも、やってみるとおもしろいわけですよね。
 山歩きにはいろいろな形態がありますが、こういう山歩きは、たとえばアルプスを縦走するような登山とは真逆の歩き方かもしれませんが、これはこれでおもしろいんですね。私は、どちらも大切にしたい歩き方だと思っています。
今時こんな探索を試みるkeikokuさんは昔ながらの山屋らしくてステキです。
 ありがとう御座います。世の中には、同類の山屋さんのいることがわかって、心強いです。お互いにたまには、一般人受けしない地味~な山歩きも、恥ずかしげもなく披露しましょう。付いて行きます、山日和先達!

                         keikoku-bara
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