【飛騨山脈】燕岳デビュー

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たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by たそがれ »

山歩き:燕岳デビュー

山の週間天気というのは変りやすいもので、予定していてもがっかりすることが多い。
明日こそはと意気込んでいたら急転、落ち込み、何気なく他の山の天気を見る。
ほう、あの方面ならなんとかもちそうなんだ、ということで当該地区の山を調べる。
車移動と登山で日帰りが可能なのは・・・燕岳、人気の山なのが少し不安。
北ア入門の山だそうで、万年初心者の自分には最適、気分はピークとかランドネ。
燕岳
燕岳
【山行日】2015年7月22日(水)    
【山 域】飛騨山脈:燕岳、中房温泉
【天 候】晴れ時々曇りのち雨
【形 態】往復 単族 中装
【コース】中房・燕岳登山口第1駐車場、起点
P5:50--6:05登山口--6:42第2ベンチ--7:45合戦小屋7:51--8:45燕山荘9:00--
--9:25燕岳9:51--10:10燕山荘10:20--10:46合戦小屋10:52--
--11:43第2ベンチ--12:13登山口--12:22P

平日とはいえ人気の山なので駐車場が心配、歩き始めも朝早くがいいだろう。
ということで逆算すると、高速利用で4時間だから、家を1時半に出発する。
深夜の東名・中央道はともに静かで、PAで駐車している車両だけは多かった。
予定通り順調に進み、安曇野あたりで常念山脈にモルゲンロートが見られた。
天気はまだ大丈夫、ただ山間に入ってから駐車場までの10キロの道がとても時間がかかった。
有明荘周辺から駐車車両が増えたが、第1Pには幸運にも数台の空きがあった。

駐車場から10分ほど歩くと中房・燕岳登山口で、立派なトイレや休憩所がある。
すでに何人もの人が食事をしたり、準備をしたりで、にぎわっている。
登山口も間違えようがないので、さっさと入っていく、出発。
樹林帯の薄暗く湿っぽい中を登山道はジグザグに上がっていく。
木の根っこの張り出しが多くて、人工の階段とともに足場になっている。
少しカラフルな装備の二人連れや、仲間連れが目立つのはどこでも同じか。
道はよく整備されていて、ベンチなど休憩場所も随所適所にあり、よく利用されている。

さすがに標高があるので暑さを感じることもなくどんどん上がっていく。
枝尾根に上がり足元の影を見ると、自分の身体から後光がさしている。
まいったな、また仏に近づいたか。
この山の登山道は東斜面にあるので樹林帯を過ぎると朝日をしっかりと浴びる。
まだ帽子をかぶるほどではないので、首だけ手ぬぐいで覆う。

平日の登山道だから人は多くはないが、朝早くから下りて来る人にどんどん会う。
樹間からは時々、谷を隔てた向こうの山並みが見える。
歩いたことのない山脈で、大天井岳とか常念岳という名前を知っているだけ。
でもまあそんな美しい山姿を垣間見るだけでも気がまぎれていい。

少し開けてきて確かな尾根にのると、合戦小屋に着いた。
小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。
朝からずっとひっきりなしに聞こえていたヘリコプター音はここではなかった。
汗でびっしょりとぬれた手ぬぐいをここで交換して、先へ進む。

道は徐々になだらかになり、樹木が低くなって視界が広がるようになる。
ガスがところどころで湧き上がるが天気はまだ上々、抜けた青空は気分がいい。
左右に後ろに、ずっと遠くまで景色が見えるが、山座が多すぎて特定はとても難しい。
やがて尾根の山腹をトラバースしながら進む道の傍らに花畑が見られるようになる。
そして前方の行き着く先の崖上に立派な砦のような山荘が見えた。
ただ目的地が見えていてもまだ距離は1キロあり、なかなか近づかない。
少し進むと、山荘から右手の稜線上には特異な岩石峰が連なり、見事なものだ。
連なる岩石群
連なる岩石群
なるほど、求められるものがきちんとそろっている、人気の山になるわけだ。
そんな間も、下山する人の途切れる事はなく、みなさん満足して帰っていく。
昨日も今朝も素晴らしい天気だったそうだ。
花畑の上方には大きく手をふり、泊まった人に声をかけて見送る山荘スタッフの姿があった。
稜線の鞍部に出ると、前方にはとにかく雄大な景観が広がった。
飛騨山脈の北部の山々で、裏銀座とかなんとか呼ばれているのが眼前にある。
そこは、燕山荘と燕岳の分岐にもなっていて、山の交差点でもある。
山の交差点
山の交差点
まずは要塞のような燕山荘の広場に上がり、景色を楽しむことにしよう。
泊まった人を送り出して、次の仕事の前のほんの少しの休息を過ごす燕山荘スタッフ。
それにしても眺めのよい場所で、周囲にある岩の造形も面白い。
人気の縦走コース、表銀座の始まりだけすこし見ることにする。
さて次は、燕岳山頂を目指すとしよう。
小屋どまりで軽い荷物しか持たない人も多いが、通りすがりの自分は来たままに進む。
山頂までの1キロ、ざーっと見ただけで、石庭のようなこの稜線の見所の多さがわかる。
ガイドブックや雑誌でみたことのある名前の付いた岩をいくつみつけられるだろうか。
花崗岩の白いざれた道をたらたらと進む。
白砂の斜面にはピンクのコマクサが一面にまばらに咲いている。
コマクサ
コマクサ
へえ、これがイルカ岩、らしいわ。
イルカ岩
イルカ岩
燕山荘のすぐ南にもよく似た岩があったけど、目と口が違うのだろうか。
先へ進むと、屏風に二つ穴が開いたような岩がある。
この穴から向こうを臨むような構図が面白そうだけど、岩に上がるのは禁止らしい。
平板に撮るが、傍らには過去の文字の彫り後が生々しい。
踏み跡は千千に乱れるが、なんやかや燕岳山頂にむかっているらしい。
遠くから見てるともっと分かりやすかったが、幾重にも岩が重なっていた。
回り込んで、岩の間を通り、高みを目指して上がっていく。
高みをめざす
高みをめざす
山頂には先客がふたり、ずっと前を歩いていた大阪のおねえさんもいた。
話を聞いていると、テレビで放映中の田中陽希の話題が出た。
見てはいないが、百名山一筆書きの人であり、現在二百名山に挑戦中なのだそうで。
だからその内、彼はここ燕岳に来ることになる。
その時、燕岳がどうして百名山に選ばれなかったか明らかになるかもしれない、だって。
ふーん、じゃあ今日、下山後、あまりこだわりのない俺が、先に意見を提示しておこう(後述)。

ふたりが去り、自分ひとり、ここでゆっくり昼食を取る。
それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。
北側に続く稜線が荒々しくも美しく、北燕岳が指し呼の位置にある。
北燕岳
北燕岳
当初はそこへも行く予定だったが、面倒くさくなってしまった。
往復1時間はかかりそうだし、天気も気になる、と都合のよい理由をいっぱい考える。
ふと下を見ると、あらまあ、雷鳥さんじゃあーりませんか。
母は子をしっかりと見張りながら、ゆったりと歩いていった。
さてと再び山頂に戻り、荷を整えたら、帰ることにしよう。

山頂から稜線を通してむこう燕山荘へ続く眺めもそれはそれでいい。
ぽつりぽつりと、小屋泊まりの山頂散歩組の人に会う。
それにしても砦と見間違えた燕山荘だが、こうやって見るとそれ以上だ、威容で異様だ。
燕山荘要塞
燕山荘要塞
まさしく現代日本版マチュピチュ遺跡だわ。

山の交差点でもう一度、雄大な景色を見ながら、他の人と山座を特定する。
裏銀座コースの山並みは以前、フォッサマグナ縦走の時に歩いているからよく分かる。
ガスがどんどん上がってきてあきらめかけていた時、その山頂が一度も見えなかった山が見えた。
すぐ目の前の山で、近すぎて、でもだれもが知っている山だ。
再びすぐにガスに覆われて、てっぺんが隠れると、特徴のない山になってしまった。
なんかようやく踏ん切りがついたようで、ガスとともに下り始める。
合戦尾根はなだらかな歩きやすい道で、足にやさしい。
ガスがかかる前はずっと日差しが強かったようで、日射病手前の方もちらほら。
これで足元に気をつけて下っていけば、と思っていたら大間違いだった。
まだ登ってくる人がいて、すれ違いに気をつけなければならなかった。
まあ下りの分、こちらには余裕があって、その都度、よい休憩になる。
しかし、20人以上の中高年団体が2組、その次に、学校登山で中学生150名。
もっと元気で威勢のいい男子高校生が分かれて3組、そしてその後ろにはJKの一団が。
待つのも大変なので、「こわいおじさんが通るぞ」と声をあげても無視されるだけ。
さすがに人気のある山だとは思うが。
それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。
早朝、ひっきりなしに荷揚げのヘリコプターが飛んでいたのも必然だな。
合戦小屋のスイカはケーブルで引き上げているらしいが、なんともはや。
それでも一個体の八分の一のスイカ片は、一切れ八百円でどんどん食されている。
そんなことを少し考えたりしていると、ぱらぱらと雨が降り出した。
天気は下り坂、午前中いっぱいすらもたなかったことになる。
自分のよみはあたったことになる、オホン。
整備されていても雨で濡れるとすべりやすい道なので、慎重に下る。

下山後、折角なので中房温泉の立ち寄り湯に入っていく。
昔、家族で一般客として訪れたとき、登山者ではないので断られたことがある。
今は、立派な広い駐車場まで用意して、門戸を広げているらしい。
家への帰り、高速道路は高いのでケチって一般道を使用、眠くてとても辛い6時間だった。

さて入門の山の感想、初めての山が御在所で中道を歩いた山ガールの気分、かな。

後述、どうでもいい話。
「燕岳はどうして百名山に選ばれなかったか」
だいたい、ふもとから見ても、標高も山姿も目立つ山ではない。
花崗岩の特徴のある山頂は見事だが、空木岳や甲斐駒が岳、鳳凰山、南駒が岳がある。
百名山に選ばれなかった(二百名山だが)から、騒がれている部分が大きい。
その選ばれなかった点を逆手にとって、優れた特徴をアピールする営業努力を続けたこと。
その特徴とは、ふもとに温泉、途中に休憩小屋、稜線の花畑、頂上周辺の連峰の美しさなど。
そして、北ア入門の山とか3大急登とかスイカやホルン、イルカといった都市伝説を広めたこと。
 以上だが、この山を歩いていてよく似た山とそのコースを思い出した。
白山の平瀬道コースがそれ。途中の休憩小屋を除けばほとんど同じ特徴になる。
しかも、両者をそれぞれ対で比較すると、すべてにおいて白山平瀬道が勝っている。
といっても白山平瀬道も人気のコースだから、俺がぐだぐだ言う事は何もないんだけど。
 ということで、結論。
燕岳が逆に選ばれていたら、凡百な百名山として今日の人気はなかったのではないか。
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、たそがれさん。
レポお待ちしておりました。

車移動と登山で日帰りが可能なのは・・・燕岳、人気の山なのが少し不安。
北ア入門の山だそうで、万年初心者の自分には最適、気分はピークとかランドネ。

北ア日帰りか、昔は想像もしなかったパターンです。
ゆるやまさんが多用されているみたいです。

歩いたことのない山脈で、大天井岳とか常念岳という名前を知っているだけ。
でもまあそんな美しい山姿を垣間見るだけでも気がまぎれていい。

昔、三男連れて常念から縦走しました。
常念は松本平からも目立つ山で、いいですよ。

少し開けてきて確かな尾根にのると、合戦小屋に着いた。
小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。

スイカが売っていたような?

ただ目的地が見えていてもまだ距離は1キロあり、なかなか近づかない。

でかい山域では見えども着かずというのも魅力のひとつです。

少し進むと、山荘から右手の稜線上には特異な岩石峰が連なり、見事なものだ。

まずは要塞のような燕山荘の広場に上がり、景色を楽しむことにしよう。
泊まった人を送り出して、次の仕事の前のほんの少しの休息を過ごす燕山荘スタッフ。

ここの小屋は私の好きな畦地梅太郎が愛した所で、小屋内に作品がいくつもありますよ。
小屋のグッズにも多く使われています。
3.jpg
3.jpg (56.25 KiB) 閲覧された回数 3560 回
それにしても眺めのよい場所で、周囲にある岩の造形も面白い。
へえ、これがイルカ岩、らしいわ。
燕山荘のすぐ南にもよく似た岩があったけど、目と口が違うのだろうか。
先へ進むと、屏風に二つ穴が開いたような岩がある。
この穴から向こうを臨むような構図が面白そうだけど、岩に上がるのは禁止らしい。
平板に撮るが、傍らには過去の文字の彫り後が生々しい。

燕ならではです。

ふたりが去り、自分ひとり、ここでゆっくり昼食を取る。
それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。

槍はきれいに見えなかったですか?
ガスっていたかな。

山頂から稜線を通してむこう燕山荘へ続く眺めもそれはそれでいい。
ぽつりぽつりと、小屋泊まりの山頂散歩組の人に会う。
それにしても砦と見間違えた燕山荘だが、こうやって見るとそれ以上だ、威容で異様だ。

おしゃれですよね。
夜は日本酒飲みながらホルンが聞けるし。
私が泊まった時は荒れた天気の後で人が少なくて良かったです。

しかし、20人以上の中高年団体が2組、その次に、学校登山で中学生150名。
もっと元気で威勢のいい男子高校生が分かれて3組、そしてその後ろにはJKの一団が。
待つのも大変なので、「こわいおじさんが通るぞ」と声をあげても無視されるだけ。
さすがに人気のある山だとは思うが。
それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。

中アの学校登山みたいな感じになってきちゃいましたね。
このあたりでもやってるのかな?
同じ長野県ですからねえ。
聖職の碑の事故後も続けているのは信州人の気質だと思っています。

さて入門の山の感想、初めての山が御在所で中道を歩いた山ガールの気分、かな。

長時間の運転お疲れ様でした。
私的には、入門者として畦地グッズを買ってほしかったなあ。 :mrgreen:
最後に編集したユーザー わりばし [ 2015年7月27日(月) 06:27 ], 累計 1 回
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by バーチャリ »

たそがれさん 今日は

先日はお疲れ様 お世話はになりました。。
P5:50--6:05登山口--6:42第2ベンチ--7:45合戦小屋7:51--8:45燕山荘9:00--
--9:25燕岳9:51--10:10燕山荘10:20--10:46合戦小屋10:52--
--11:43第2ベンチ--12:13登山口--12:22P


トレイルランですか  :o
私も日帰りでしたが こんな早く降りてませんが


天気はまだ大丈夫、ただ山間に入ってから駐車場までの10キロの道がとても時間がかかった。
有明荘周辺から駐車車両が増えたが、第1Pには幸運にも数台の空きがあった。


結構長いですよね

この山の登山道は東斜面にあるので樹林帯を過ぎると朝日をしっかりと浴びる。
まだ帽子をかぶるほどではないので、首だけ手ぬぐいで覆う。


昨日帰り たそがれさんの車を後追いしましたが
あの道は渋滞に合わないからいいですね

手ぬぐいがぶら下がっていましたね。
私も山ではいつも手ぬぐいを愛用しています。便利ですよね


少し開けてきて確かな尾根にのると合戦小屋に着いた、ヘリコプター音に着いた。
小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。
朝からずっとひっきりなしに聞こえていたヘリコプター音はここではなかった。
汗でびっしょりとぬれた手ぬぐいをここで交換して、先へ進む。


GWに白馬に登った時に山スキー客をひっきりなしに運んでいて
声を大にして言いたいほんとにうるさかったです。


小屋どまりで軽い荷物しか持たない人も多いが、通りすがりの自分は来たままに進む。
山頂までの1キロ、ざーっと見ただけで、石庭のようなこの稜線の見所の多さがわかる。


テント泊ようやりましたがもう無理です。
もう小屋に限ります。

へえ、これがイルカ岩、らしいわ。
[
そっくりですね
山頂には先客がふたり、ずっと前を歩いていた大阪のおねえさんもいた。
話を聞いていると、テレビで放映中の田中陽希の話題が出た。
見てはいないが、百名山一筆書きの人であり、現在二百名山に挑戦中なのだそうで。
だからその内、彼はここ燕岳に来ることになる。


200名山は好きな山が多いですし 花が目当てで結構登っていますよ
いつもチェクしてます。(^_^)/

それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。
北側に続く稜線が荒々しくも美しく、北燕岳が指し呼の位置にある
当初はそこへも行く予定だったが、面倒くさくなってしまった。
往復1時間はかかりそうだし、天気も気になる、と都合のよい理由をいっぱい考える。
ふと下を見ると、あらまあ、雷鳥さんじゃあーりませんか。


おめでとうございます。ゆくりと休んで下山してください


  バーチャリ
最後に編集したユーザー バーチャリ [ 2015年7月26日(日) 21:43 ], 累計 1 回
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by 宮指路 »

たそがれさん、こんばんは
たそがれさんにしては珍しいアップなのでレスさせてもらいます。

燕岳は15年くらい前に小学生だった息子と2人で登ったことがあります。その息子も立派な?社会人になりましたが最近口もまともに聞いてくれません。

枝尾根に上がり足元の影を見ると、自分の身体から後光がさしている。
まいったな、また仏に近づいたか。


その仏力で私の五十肩を治して下さい。

稜線の鞍部に出ると、前方にはとにかく雄大な景観が広がった。
飛騨山脈の北部の山々で、裏銀座とかなんとか呼ばれているのが眼前にある。
そこは、燕山荘と燕岳の分岐にもなっていて、山の交差点でもある。


素晴らしい眺望でラッキーでしたね。ここまで来たらこれを見なきゃ


小屋どまりで軽い荷物しか持たない人も多いが、通りすがりの自分は来たままに進む。
山頂までの1キロ、ざーっと見ただけで、石庭のようなこの稜線の見所の多さがわかる。
ガイドブックや雑誌でみたことのある名前の付いた岩をいくつみつけられるだろうか。
花崗岩の白いざれた道をたらたらと進む。
白砂の斜面にはピンクのコマクサが一面にまばらに咲いている。


このコマクサはドンピシャでしたね。

へえ、これがイルカ岩、らしいわ。

奥美濃のスノーシューした山にもこんなのがあったような・・・・あれはインデアンだったか?

踏み跡は千千に乱れるが、なんやかや燕岳山頂にむかっているらしい。
遠くから見てるともっと分かりやすかったが、幾重にも岩が重なっていた。
回り込んで、岩の間を通り、高みを目指して上がっていく。


山頂付近のオベリスクのような岩場は象徴的ですね
ライチョウも見れたようでラッキーでしたね
もっとも北アルプスでライチョウを見るのは珍しくありませんが

それにしても砦と見間違えた燕山荘だが、こうやって見るとそれ以上だ、威容で異様だ。
[attachment=1]DSC06611.jpg[/attachment]
まさしく現代日本版マチュピチュ遺跡だわ。


写真の構図もなかなか良いです

それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。


団体登山の辛いところですね

早朝、ひっきりなしに荷揚げのヘリコプターが飛んでいたのも必然だな。
合戦小屋のスイカはケーブルで引き上げているらしいが、なんともはや。
それでも一個体の八分の一のスイカ片は、一切れ八百円でどんどん食されている。


ヘリで運んでもペイできそうですね

下山後、折角なので中房温泉の立ち寄り湯に入っていく。
昔、家族で一般客として訪れたとき、登山者ではないので断られたことがある。


下山後、息子と入りましたがここは良い温泉でした。


                               宮指路
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by たそがれ »

わりばしさん ご無沙汰しております。
貴殿にも常念山脈を歩いていた時代があったんですね、驚きではなくて当然でしょうか。
わりばし さんが書きました:おはようございます、たそがれさん。
レポお待ちしておりました。


これは痛いところを突かれますね。
ヤブコギは敷居が高いので、今回はミーハー路線で迫ってみたのですが、これも外したようで。

車移動と登山で日帰りが可能なのは・・・燕岳、人気の山なのが少し不安。
北ア入門の山だそうで、万年初心者の自分には最適、気分はピークとかランドネ。

北ア日帰りか、昔は想像もしなかったパターンです。
ゆるやまさんが多用されているみたいです。


世間では、弾丸登山と言って、慎むように促していますね。
まったく、ゆるやまさん向きですね。
自分はずっとこんな歩き方ばかりなので、改めたいとは思ってます。

歩いたことのない山脈で、大天井岳とか常念岳という名前を知っているだけ。
でもまあそんな美しい山姿を垣間見るだけでも気がまぎれていい。

昔、三男連れて常念から縦走しました。
常念は松本平からも目立つ山で、いいですよ。


そのとき、御子息は何歳だったのでしょうか。
記憶の片隅に山のよい残像が潜み、それ以上に父親の背中をいつまでも覚えているのでは。

少し開けてきて確かな尾根にのると、合戦小屋に着いた。
小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。

スイカが売っていたような?

このスイカ茶店というのが、特異なんでしょうか。

ただ目的地が見えていてもまだ距離は1キロあり、なかなか近づかない。

でかい山域では見えども着かずというのも魅力のひとつです。

少し進むと、山荘から右手の稜線上には特異な岩石峰が連なり、見事なものだ。

まずは要塞のような燕山荘の広場に上がり、景色を楽しむことにしよう。
泊まった人を送り出して、次の仕事の前のほんの少しの休息を過ごす燕山荘スタッフ。

ここの小屋は私の好きな畦地梅太郎が愛した所で、小屋内に作品がいくつもありますよ。
小屋のグッズにも多く使われています。

そうかあ、そういえば「岳人」ではなくて、わりばしさんのここのアバターがそれですね。
燕山荘も畦地さんの拠点なんですか。知らなかった。
人見知りの正確が災いして、山荘には一歩も入っていません、しまったなあ。

それにしても眺めのよい場所で、周囲にある岩の造形も面白い。
へえ、これがイルカ岩、らしいわ。
燕山荘のすぐ南にもよく似た岩があったけど、目と口が違うのだろうか。
先へ進むと、屏風に二つ穴が開いたような岩がある。
この穴から向こうを臨むような構図が面白そうだけど、岩に上がるのは禁止らしい。
平板に撮るが、傍らには過去の文字の彫り後が生々しい。

燕ならではです。

ふたりが去り、自分ひとり、ここでゆっくり昼食を取る。
それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。

槍はきれいに見えなかったですか?
ガスっていたかな。

頂上付近が見えない山はほかにもありまして、そこが見えないと、なんとも凡庸な姿なままで。
でも、槍が岳が見えるのがここの売りだから、一瞬でも見えたのは幸運としなければ。

山頂から稜線を通してむこう燕山荘へ続く眺めもそれはそれでいい。
ぽつりぽつりと、小屋泊まりの山頂散歩組の人に会う。
それにしても砦と見間違えた燕山荘だが、こうやって見るとそれ以上だ、威容で異様だ。

おしゃれですよね。
夜は日本酒飲みながらホルンが聞けるし。
私が泊まった時は荒れた天気の後で人が少なくて良かったです。

それはそれは、そんな時もあるから、天気予報ばかりにかじりついてもいけませんね。

しかし、20人以上の中高年団体が2組、その次に、学校登山で中学生150名。
もっと元気で威勢のいい男子高校生が分かれて3組、そしてその後ろにはJKの一団が。
待つのも大変なので、「こわいおじさんが通るぞ」と声をあげても無視されるだけ。
さすがに人気のある山だとは思うが。
それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。

中アの学校登山みたいな感じになってきちゃいましたね。
このあたりでもやってるのかな?
同じ長野県ですからねえ。
聖職の碑の事故後も続けているのは信州人の気質だと思っています。

中ア以上に北の方が多いのではないでしょうか。
昔、唐松頂上山荘、針の木小屋、種池小屋などで隅に追いやられたことがあります。

さて入門の山の感想、初めての山が御在所で中道を歩いた山ガールの気分、かな。

長時間の運転お疲れ様でした。
私的には、入門者として畦地グッズを買ってほしかったなあ。 :mrgreen:
知らなくて残念。がっくり。
「悶鈴岳人」でも購入しても、代用にはならないでしょうか。
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by 柳川洞吹 »

たそがれさん こんばんは

  車移動と登山で日帰りが可能なのは・・・燕岳、人気の山なのが少し不安。
  北ア入門の山だそうで、万年初心者の自分には最適、気分はピークとかランドネ。


ワシ、北アルプスは立山以外は登ったことがありませんが、
燕岳は山雑誌のグラビアでよく見る山。
夏はすごく混雑しているのでしょうね。

  平日とはいえ人気の山なので駐車場が心配、

これ、ワシが引いてしまう要素のひとつです。

  さすがに標高があるので暑さを感じることもなくどんどん上がっていく。

暑くないのはいいですね。

  枝尾根に上がり足元の影を見ると、自分の身体から後光がさしている。
  まいったな、また仏に近づいたか。


ナンマンダブ。

  少し開けてきて確かな尾根にのると、合戦小屋に着いた。
  小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。
  汗でびっしょりとぬれた手ぬぐいをここで交換して、先へ進む。


夏だものねえ。
やっぱり汗はかくか。

  稜線の鞍部に出ると、前方にはとにかく雄大な景観が広がった。
  飛騨山脈の北部の山々で、裏銀座とかなんとか呼ばれているのが眼前にある。
  それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。


景色はいいんでしょうねえ。
これで、すいてると言うことないんだけど。

  まだ登ってくる人がいて、すれ違いに気をつけなければならなかった。
  まあ下りの分、こちらには余裕があって、その都度、よい休憩になる。
  しかし、20人以上の中高年団体が2組、その次に、学校登山で中学生150名。
  もっと元気で威勢のいい男子高校生が分かれて3組、そしてその後ろにはJKの一団が。
  待つのも大変なので、「こわいおじさんが通るぞ」と声をあげても無視されるだけ。
  さすがに人気のある山だとは思うが。
  それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
  いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。


お疲れさま。
なんだか、心斎橋筋商店街を歩いてるみたいですね。

  それでも一個体の八分の一のスイカ片は、一切れ八百円でどんどん食されている。

うっへ。
ということは、スイカ1個が6400円で売れる勘定か。
荷揚げ経費がかかっているからしかたないと言えばそれまでだけど、
わざわざ山に行ってまで高いスイカを食べる必要もなかろうに……
と思うのはワシだけかな。

  さて入門の山の感想、初めての山が御在所で中道を歩いた山ガールの気分、かな。

うーん、わかるような、わからないような……
やっぱり、わかるような気がするな。

  後述、どうでもいい話。
  「燕岳はどうして百名山に選ばれなかったか」
  ということで、結論。
  燕岳が逆に選ばれていたら、凡百な百名山として今日の人気はなかったのではないか。


たそがれさんの結論に反対するわけではありませんが、
もし燕岳が百名山に選ばれていたら、
百名山ハンターが跋扈して、今以上の混雑状態が現出するような気がしますよ。

よい山旅を!
                 洞吹(どうすい)
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by たそがれ »

先日の渋川ではお世話になりました、バーチャリさん。
沢だけでなく帰途、反対方向に進んでいったのに、いつの間にか追尾されていてびっくり。
あなたはレーサー志望だったんでしょうか。
右に左に移動し、少しの隙も逃さない。
しびれましたわ。

[quote="バーチャリ"]たそがれさん 今日は

先日はお疲れ様 お世話はになりました。。
P5:50--6:05登山口--6:42第2ベンチ--7:45合戦小屋7:51--8:45燕山荘9:00--
--9:25燕岳9:51--10:10燕山荘10:20--10:46合戦小屋10:52--
--11:43第2ベンチ--12:13登山口--12:22P


トレイルランですか  :o
私も日帰りでしたが こんな早く降りてませんが

天気が下り坂でしたので多少急ぎつつ、すべりやすい土質なので慎重に。
ただどこでも、腰がひけた感じですけど。

天気はまだ大丈夫、ただ山間に入ってから駐車場までの10キロの道がとても時間がかかった。
有明荘周辺から駐車車両が増えたが、第1Pには幸運にも数台の空きがあった。


結構長いですよね

山間のくねくね道は時間がとてもかかりますね、ここは特に。

この山の登山道は東斜面にあるので樹林帯を過ぎると朝日をしっかりと浴びる。
まだ帽子をかぶるほどではないので、首だけ手ぬぐいで覆う。


昨日帰り たそがれさんの車を後追いしましたが
あの道は渋滞に合わないからいいですね

手ぬぐいがぶら下がっていましたね。
私も山ではいつも手ぬぐいを愛用しています。便利ですよね

手ぬぐい、いいですね。山へはいつも五本ぐらいもって行きます。
ただ、ブランド物ではなくて、農協や銀行の粗品ってところが自分らしいですけど。

少し開けてきて確かな尾根にのると合戦小屋に着いた、ヘリコプター音に着いた。
小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。
朝からずっとひっきりなしに聞こえていたヘリコプター音はここではなかった。
汗でびっしょりとぬれた手ぬぐいをここで交換して、先へ進む。


GWに白馬に登った時に山スキー客をひっきりなしに運んでいて
声を大にして言いたいほんとにうるさかったです。

有名、人気どころですので、それを言ってはいけません。
ていうか、運搬回数ではなくて、使いホーダイという契約なんでしょうか。
ヘリにとっては捜索・救助よりもゼニになるのかも、否、逆かな。

小屋どまりで軽い荷物しか持たない人も多いが、通りすがりの自分は来たままに進む。
山頂までの1キロ、ざーっと見ただけで、石庭のようなこの稜線の見所の多さがわかる。


テント泊ようやりましたがもう無理です。
もう小屋に限ります。

へえ、これがイルカ岩、らしいわ。
[
そっくりですね
山頂には先客がふたり、ずっと前を歩いていた大阪のおねえさんもいた。
話を聞いていると、テレビで放映中の田中陽希の話題が出た。
見てはいないが、百名山一筆書きの人であり、現在二百名山に挑戦中なのだそうで。
だからその内、彼はここ燕岳に来ることになる。


200名山は好きな山が多いですし 花が目当てで結構登っていますよ
いつもチェクしてます。(^_^)/

バーチャリさんて日本全国津々浦々、しっかり行って、歩いてますね。
情報収集も手抜かりがないし。

それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。
北側に続く稜線が荒々しくも美しく、北燕岳が指し呼の位置にある
当初はそこへも行く予定だったが、面倒くさくなってしまった。
往復1時間はかかりそうだし、天気も気になる、と都合のよい理由をいっぱい考える。
ふと下を見ると、あらまあ、雷鳥さんじゃあーりませんか。


おめでとうございます。ゆくりと休んで下山してください

温かい心遣いありがとうございます。
いい山歩きに、いつも安心・安全運転を
               たそがれ
 
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by たそがれ »

[quote="宮指路"]たそがれさん、こんばんは
たそがれさんにしては珍しいアップなのでレスさせてもらいます。

これはこれは重い病で臥せっているのに、わざわざお出でましくださいましてありがとうございます、946さん。

燕岳は15年くらい前に小学生だった息子と2人で登ったことがあります。その息子も立派な?社会人になりましたが最近口もまともに聞いてくれません。

あらまあ、どこかで聞いたことがあるような台詞というか謙遜。
子どもは見ていないようで、父親の背中を記憶の中で受け止めていますよ。

枝尾根に上がり足元の影を見ると、自分の身体から後光がさしている。
まいったな、また仏に近づいたか。


その仏力で私の五十肩を治して下さい。

手で触れるのはなんですので、念力を送ります。
ヒェーフィーポウ。

稜線の鞍部に出ると、前方にはとにかく雄大な景観が広がった。
飛騨山脈の北部の山々で、裏銀座とかなんとか呼ばれているのが眼前にある。
そこは、燕山荘と燕岳の分岐にもなっていて、山の交差点でもある。


素晴らしい眺望でラッキーでしたね。ここまで来たらこれを見なきゃ

表銀座の一番の売りってやつですからね。
でも画竜点睛を欠いた、というかあれがね、ずっと隠れていたんだわさ。

小屋どまりで軽い荷物しか持たない人も多いが、通りすがりの自分は来たままに進む。
山頂までの1キロ、ざーっと見ただけで、石庭のようなこの稜線の見所の多さがわかる。
ガイドブックや雑誌でみたことのある名前の付いた岩をいくつみつけられるだろうか。
花崗岩の白いざれた道をたらたらと進む。
白砂の斜面にはピンクのコマクサが一面にまばらに咲いている。


このコマクサはドンピシャでしたね。

時期的にはもう終期なんでしょうか、どこのも傷がつきまくっていて。
あんまりみんなに見られて疲れていたとか。

へえ、これがイルカ岩、らしいわ。

奥美濃のスノーシューした山にもこんなのがあったような・・・・あれはインデアンだったか?

岩の造形美というのは、楽しめますね。
ネーミングのセンスは問われますが。

踏み跡は千千に乱れるが、なんやかや燕岳山頂にむかっているらしい。
遠くから見てるともっと分かりやすかったが、幾重にも岩が重なっていた。
回り込んで、岩の間を通り、高みを目指して上がっていく。


山頂付近のオベリスクのような岩場は象徴的ですね
ライチョウも見れたようでラッキーでしたね
もっとも北アルプスでライチョウを見るのは珍しくありませんが

そうですね、その通り。
あたりまえのように思ってますが、白山ではライチョウがあと1羽だとか。

それにしても砦と見間違えた燕山荘だが、こうやって見るとそれ以上だ、威容で異様だ。
[attachment=1]DSC06611.jpg[/attachment]
まさしく現代日本版マチュピチュ遺跡だわ。


写真の構図もなかなか良いです

お褒めに預かり、照れて舞うやろ。

それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。


団体登山の辛いところですね

希望して、とか、好きで選んだならいいのですが。

早朝、ひっきりなしに荷揚げのヘリコプターが飛んでいたのも必然だな。
合戦小屋のスイカはケーブルで引き上げているらしいが、なんともはや。
それでも一個体の八分の一のスイカ片は、一切れ八百円でどんどん食されている。


ヘリで運んでもペイできそうですね

やっぱりそういう計算しますか。
強力やったらバイト代はどんなもんでしょうか。

下山後、折角なので中房温泉の立ち寄り湯に入っていく。
昔、家族で一般客として訪れたとき、登山者ではないので断られたことがある。


下山後、息子と入りましたがここは良い温泉でした。

でも、内湯と立ち寄り湯は分けていますがな。
かつて、立ち寄り湯は登山者だけなんていいながら、登山者ってなんぼのもんじゃ、とも思いました。
今は、登山者は隅にやって、立ち寄り湯客用に、一番立派な駐車場ですから。
            たそがれ

                               
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【飛騨山脈】燕岳デビュー

投稿記事 by たそがれ »

柳川さん こんにちは ご機嫌麗しゅうございます。
暑くてかないませんが。
柳川洞吹 さんが書きました:たそがれさん こんばんは

  車移動と登山で日帰りが可能なのは・・・燕岳、人気の山なのが少し不安。
  北ア入門の山だそうで、万年初心者の自分には最適、気分はピークとかランドネ。


ワシ、北アルプスは立山以外は登ったことがありませんが、
燕岳は山雑誌のグラビアでよく見る山。
夏はすごく混雑しているのでしょうね。

はいな、レポに書いた通りであります。
入門コースというだけでなく、学校登山、それから表銀座には行かず、ここを根城に行動するパターンとか。
確かに、眺めのよいところでよい眺めを求めて横移動だけだから、理にかなっているとも。

  平日とはいえ人気の山なので駐車場が心配、

これ、ワシが引いてしまう要素のひとつです。

だれもがそう思いますね。
だから、意外にぽっかり穴があったり。

[/color]  さすがに標高があるので暑さを感じることもなくどんどん上がっていく。

暑くないのはいいですね。

標高があればその分いいでしょうが、ここ数日はどこに行ってもだめかも。

  枝尾根に上がり足元の影を見ると、自分の身体から後光がさしている。
  まいったな、また仏に近づいたか。


ナンマンダブ。

ありがとうございます。
仏は、信じる人を決して見放しませんから。

[/color]  少し開けてきて確かな尾根にのると、合戦小屋に着いた。
  小屋といっても峠の休憩茶屋みたいなもので、休んでいる人が多い。
  汗でびっしょりとぬれた手ぬぐいをここで交換して、先へ進む。


夏だものねえ。
やっぱり汗はかくか。

手ぬぐいをぐいっと絞ると、ぼたぼたぼたっと水が落ちる、快感。

  稜線の鞍部に出ると、前方にはとにかく雄大な景観が広がった。
  飛騨山脈の北部の山々で、裏銀座とかなんとか呼ばれているのが眼前にある。
  それにしても見渡す限りとはよく言ったもので、360度、見事な展望なこと。


景色はいいんでしょうねえ。
これで、すいてると言うことないんだけど。

となると、悪い伝説とか風評を起こさないと。

  まだ登ってくる人がいて、すれ違いに気をつけなければならなかった。
  まあ下りの分、こちらには余裕があって、その都度、よい休憩になる。
  しかし、20人以上の中高年団体が2組、その次に、学校登山で中学生150名。
  もっと元気で威勢のいい男子高校生が分かれて3組、そしてその後ろにはJKの一団が。
  待つのも大変なので、「こわいおじさんが通るぞ」と声をあげても無視されるだけ。
  さすがに人気のある山だとは思うが。
  それ以上に、天気が悪くなるのがわかっていても予定を変えられずに入山するみなさん。
  いろんな都合や事情があり、北ア入門コースも大切なんでしょうが、ご苦労様です。


お疲れさま。
なんだか、心斎橋筋商店街を歩いてるみたいですね。

名駅前の外国人団体ツァーご一行様のような。

  それでも一個体の八分の一のスイカ片は、一切れ八百円でどんどん食されている。

うっへ。
ということは、スイカ1個が6400円で売れる勘定か。
荷揚げ経費がかかっているからしかたないと言えばそれまでだけど、
わざわざ山に行ってまで高いスイカを食べる必要もなかろうに……
と思うのはワシだけかな。

自分が通りかかったとき、食べる人があまりに多くて、切らしてました。
ケーブルでぐるぐるあげるだけだから簡単なのに。
ましてや契約農家とうまいことやれば元手なんてしれてますし。
ふだんスイカなんて食べない人でも、宣伝効果ってやつが大きいのかな。
ぼろもうけ。

  さて入門の山の感想、初めての山が御在所で中道を歩いた山ガールの気分、かな。

うーん、わかるような、わからないような……
やっぱり、わかるような気がするな。

うぶなおじさんのランドネデビューってことで。

  後述、どうでもいい話。
  「燕岳はどうして百名山に選ばれなかったか」
  ということで、結論。
  燕岳が逆に選ばれていたら、凡百な百名山として今日の人気はなかったのではないか。


たそがれさんの結論に反対するわけではありませんが、
もし燕岳が百名山に選ばれていたら、
百名山ハンターが跋扈して、今以上の混雑状態が現出するような気がしますよ。

よい山旅を!
                 洞吹(どうすい)
[/color]
スイカの生ゴミは重くてかなわんから、よい海水浴を
                たそがれ
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