【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
今回は、梅雨の合間の久しぶりの晴れ間を利用して、以前から行きたいと思っていた「大笠山」から「大門山」までの稜線を縦走してきました。 終日良い天気の夏空となり、稜線からは白山を始めとし北アルプスや日本海など、絶景を眺めながら歩くことが出来ました。
【 日 付 】 2015年07月11日(土)
【 山 域 】 白山山地
【メンバー】 1名
【 天 候 】 晴れ(風なく暑く)
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
05:05 ------- 593m 0.0Km 桂橋 出発
07:05 (02:00) 1554m 3.1Km 天ノ又
07:50 (00:45) 1602m 4.7Km 旧避難小屋跡
08:30 (00:40) 1821.8m 5.6Km 大笠山 休憩
08:45 (00:15) 1821.8m 5.6Km 大笠山 出発
10:25 (01:40) 1644.3m 8.7Km 奈良岳 昼食休憩
10:55 (00:30) 1644.3m 8.7Km 奈良岳 出発
11:30 (00:35) 1621m 9.5Km 見越山
12:45 (01:15) 1501m 11.7Km 赤摩木古山 休憩
13:00 (00:15) 1501m 11.8Km 赤摩木古山 出発
13:15 (00:15) 1496m 12.7Km 大門山分岐
13:25 (00:10) 1571.6m 13.0Km 大門山
14:15 (00:50) 976m 15.4Km ブナオ峠
【 距離 】 15.4Km
【 累積標高 】+2140 -1713m
【 時間 】 9時間10分
Picasa(写真) : https://picasaweb.google.com/1058822305 ... directlink
ルートラボ : http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/wat ... 6673c8d19b
週末は台風9号の通過に伴い、西日本以北では久しぶりによい天気が期待できそうです。 そこで夏山に予定してあるストックから3パターンほど計画します。 2つは同じ登山口となる「毛勝山(夏道)」と「僧ヶ岳・駒ヶ岳」で、もう一つが白山北部の「笈ヶ岳(おいずるがたけ)」の近くの「大門山」から「大笠山(おおがさやま)」の縦走です。
天気はどちらも問題無さそうですが、遠いので取り敢えずいつもの様に前日に高山市まで移動して前泊としていきます。 東海北陸道は五箇山と福光間が工事通行止めとなっていますが、清見インターで降りるので問題とはなりません。
直前まで行き先が決まっていませんが、同乗者が久しぶりに行っても良いと言うので、この機会に周回が難しい「大笠山」から「大門山」へと行き先を決めました。
清見インターから登山口までは1時間ほどなので、4時過ぎに出発することにします。 高速へ乗り、世界遺産にも登録されている五箇山(ごかやま)へと向かいますが、なんと前日夜からの五箇山・福光間はまだ通行止めとなっています。 良く調べて行かなかったのが問題ですが、6時までは不通となっているので、結果的に山域を近くにして正解でした…。(毛勝山方面にしたら、+30分以上は掛かっていたでしょう)
五箇山インターで通行止めのゲートを見ながら降りて行くと、国道156号を少し南下した桂湖(かつらこ)へ向かう林道へ入って行きました。 長いトンネル(打越トンネル)を抜けると、前方にダムが見えてきました。 そこからは湖畔の道を奥へと向かいます。 するとビジターセンターや軽食屋?が立ち並び、その先にオートキャンプ場を下に見て行きました。
そしてダム湖の最奥には左に大きな橋が掛かっており、その入口付近に車が一台止まっていました。
橋は桂橋と書かれており、奥の道には「大笠山登山口」の標識が立っています。
ここが出発点となります。 出発の準備をして行きますが、同乗者が携帯電話を忘れているので連絡手段はありません・・・。 今回のコースは距離は短めですが、岩場などもあるので9~10時間程度と見て午後3時に下山口となるブナオ峠に迎えに来てもらうことにしました。
登山口にもう一台車が到着して、それを見て先に来ていた登山者(単独)の方が出発されます。 登山口から草の生えた道をダム湖を下に見ながら奥へ向かうと、前方に立派な吊り橋が見えてきました。
大畠谷橋
この橋は、大笠山の北の大畠谷からの沢を渡る「大畠谷橋」と呼ばれています。 吊り橋を渡ると、いきなりこのコースの核心部となります。 まずは鉄製のハシゴを2つほど登っていきます。 そこから先は鎖場やハシゴが連続しますが、よく整備されておりそれほど危険ではありません。 急斜面の傍らにお地蔵様が祀ってあり、これからの旅の安全を祈願していきます。
ハシゴばや急斜面の鎖場は、ゆっくりしていても危険が増すだけなので一気に登って行きました。 岩場の階段状の道となり、小石を落とさないよう気をつけながら登って行くと初めのピークに到着しました。 ここからは前方に「天ノ又」が見えていました。
危険箇所は(それほどでもありませんが)ここまででした。 細い稜線沿いの道となり、右側が切れ込んでいるので気は抜けませんが、一息つけます。 暫くは岩峰だからか灌木を抜ける道で長めを見ながら歩いていきます。
一度下りとなり、再度登り始めると樹林帯となってきて暫くは展望がなくなります。 前方に向かう稜線に聳えるピークが見えてきます。 後方を望みますが、まだ標高が低く対岸の山と快晴の青空しか見えませんでした。
前方に大きな岩が見えてきました。 その脇を迂回して進んでいきますが、岩の下に「鏡岩」と書かれた標識が置いてありました。 今は苔むして表面が汚れていますが、昔は太陽の光を反射して遠くから輝いて見えたのかも知れません。 岩を迂回した所で、そのまま右(北)斜面を登る道となりました。
この辺りから湿った樹林帯となり、林床にツルアリドオシの花が見られました。 時々、右手の展望が樹林越しに見られ、向かう予定の「見越山(みこしやま)」などが見えていました。
標高が上がるとブナが多くなり、登りは続きますが気持ちのよい歩きとなります。 道はよく整備されており、下草や邪魔な笹なども刈られていました。 また、急斜面には木製の階段などもあり、歩きやすくしてあります。 大きな虚(うろ)のある木を見た所から急登が始まりました。
一定のペースで登っていきますが、この日の体調は今ひとつです・・・。 次第に気温も上がっており、汗が噴き出してきました。 ひと通りのボルト傾斜が緩み、尾根心を歩く道となりました。 途中、右後方の展望が開けたところからは、先ほどよりも標高が高くなったため、遠くの山々も見えてきました。
雰囲気の良い林となりますが、この日は陽射しが強すぎです・・・。 そして1336m付近の平坦地に到着します。 ここから暫くは台地状の道を歩くので少しは楽できます。
これまでは主に北斜面を辿っていたのですが、ここで南斜面に出ます。 すると、これまで見えていなかった白山方面の景色が見えてきました。 残雪期にしか登るのが困難な「笈ヶ岳」が見えています。 今回、このコースを巡るのもその下見?の意味もあるので、様子をよく見ていきます。 前方には、これから登る「天ノ又」のピークが見えてきました。
ここで道標を見かけます。 まだ、距離的には半分も来ていませんが傾斜は緩んでいるので、ここから少しは早くなるでしょうか? 傾斜が緩むと湿地帯となり池塘なのか、水たまりが見られだしました。
足場が湿って緩くなるためか木道が整備されていて、その上を歩いて行きました。 ここに来て陽当りの良い所で、ササユリが見られだしました。 またマイズルソウやユキザサなども見られ、目を楽しませてくれます。 右手にピークが見えて、その左を巻くように通っていきます。 その通りすがら、右手に分岐が見えてきて、そちらへと登って行きました。 直ぐ上に出ると、そこが1522mの三等三角点(前笈ヶ岳)でした。 ベンチが(壊れていましたが)設置され、立派な石(御影石)で作られた標識が転がって?いました。
ピークからは360度の展望が開けており、笈ヶ岳や大笠山を始め、北アルプスの山なども見えていました。
笈ヶ岳アップ
右から猿ヶ馬場山、籾糠山、ソウレ山、水無山、三ヶ辻山など(奥に北アルプス)
ここから先は灌木が多くなり、景色を見ながら歩いて行けます。 登山道にはもうありませんが、最近まで残雪が残っていたのか、イワカガミやショウジョウバカマなど春の花が見られます。
天ノ又と呼ばれるピークに到着すると、笈ヶ岳や大笠山が良く見えていました。 ここから一旦、天ノ又の名前の由来になったと思われる深い谷の鞍部へと標高を落として行きます。 鞍部からは向かう予定の山々が見えています。 また、その稜線の奥には青く日本海も見えていました。
ここからまた登りとなり1552mピークへと登って行きました。 1552mピークへ登ると、ここも遮る物のない展望台となっていました。 ピークからは笈ヶ岳と仙人窟岳の間から、白山がよく見えていました。
白山と仙人窟岳(左)
高低差の少ない道を歩いて行くと、前方に大笠山が大きく見えてきました。 右手に見えた尾根へと向かい、湿った道(水たまり手前で左に迂回路)を進んでいきます。 尾根沿いの道に戻り、景色を眺めながら気持よく歩いていきます。
右下の大畠谷(おおはただに)から続く、残雪の残る沢の上部をトラバースする道となります。 ここは右斜面が急な草で滑りやすい道なので、慎重に通過していきました。 ここを通過すると再度登りとなりました。 南斜面となり、日当たりが良いので色々な花が見られました。
前方に台地状のピークが見えてきました。 ここを登って行くと、ポンと草地の広場に到着します。 道標などは見当たりませんが、ここが避難小屋のあった跡で間違い無さそうです。 土台の石なのか、その上に丸太が平らに置かれ、その下に非常用の飲料水?のペットボトルが置かれていました。
ここまで順調に来ていますが、遮るものが少なくなり陽射しが強く暑くなってきました。 先ほどの小屋跡に、導水管のパイプが引かれていましたが、水は流れていません。 その導水管の先と思われる雪の残る沢が右下に見えており、水音が聞こえてきます。
急登となりロープがあります。 木の根などを掴みながら登って行くと、灌木や笹に覆われた山頂部が見えてきました。 木の階段となると山頂は間近です。 高い木が無くなり、笹の上から後方の展望が見渡せます。
ゴゼンタチバナとマイズルソウ群生
そして出発から3時間20分ほどで、山頂手前の分岐に到着しました。 ここで道は山頂方面と奈良岳方面へと分岐していますが、展望を眺めた所で山頂(左)へと向かいます。
まだ雪が残っている(奥は奈良岳から大門山と猿ヶ山など)
再度林に入るとすぐに避難小屋が見えてきました。 3年前に建てられたばかりで、まだペンキの匂いもして綺麗な小屋でした。
トンボが多く展望の良い稜線沿いを歩いて行くと、前方に山頂と思われるピークが見えてきました。 そして分岐から5分と掛からず、大笠山の分岐に到着しました。
山頂は展望版や石の標識、そして大きな机とベンチが設置されていました。 周囲360度とは行きませんが、天気もよく絶景を見ていきます。
右から白山・笈ヶ岳・奥三方岳・仙人窟岳・三方崩山・瓢箪山・野谷荘司山など
奥三方山(中央右)、烏帽子山(中央右)、奥に日本海が広がる
景色を眺めてそろそろ出発しようとした所、単独の登山者が登られてきました。 みるからに屈強な身体つきをしており、出発時には見ていないので、相当な健脚者のようです。 挨拶を交わして、入れ替わるように出発しました。
先ほどの分岐まで戻り、ナナカマドの脇を通って北の奈良岳へと向かいます。 少し進むと日当たりの良い東斜面にゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が数輪咲いています。 青い空にニッコウキスゲの黄色が映えて、これぞ夏空といった感じでした。
夏の風景
この後もいたるところに咲いていましたが、久しぶりに沢山見た気がします。 笹で覆われた下り道となりますが、よく踏まれており木の階段なども整備されているので危険はありません。
ここからの道も基本稜線沿いに続きますが、右斜面が急峻ということもあり、所々で崩壊が進んでいました。 滑落するとただでは済みそうもないので、草に隠れた足元に注意しながら稜線寄りに歩いて行きました。
稜線沿いはとても1700m前後の山とは思えない展望のよい道が続きます。 しかし、遮るものが無くカンカン照りで照りつけているので、この辺りから体温が上昇し始めています。 日焼け止めを手と顔に付けて、サングラスも掛けていきますが、昼にかけてまだ気温は上がりそうです・・・。
鞍部まで降りてきた所で、何度か上下を繰り返しながら標高を戻していきました。
途中木道があり、右手を見ると池塘がありました。 その周りがピンクに見えるので、ショウジョウバカマかイワカガミかと思いますが、よくよく見るとハクサンコザクラが群生しています・・・。
ハクサンコザクラ
こんな所で見られるとは思っていなかったので、足の踏み場に気をつけながら近くへ寄ってみていきました。 登山道に戻り奈良岳へと向います。 前方に1591mピークが聳えていますが、その東に尾根が派生しています。 その尾根が右下に見えてきますが、至るところで斜面が崩落しており、尾根に向かうには厳しそうです。
その1591mピークの岩場を右からトラバースしてを通過すると、近くに奈良岳が見えてきました。 ここで尾根沿いの道から左斜面へと降りて行きました。 左手にも踏み跡がありますが、先には抉れた道が見えるのでそちらへと向います。
しかし倒木が邪魔しており、その先は笹薮となっておいて、こちらでないのは明白です。 先ほどの分岐に戻ると、落ちた赤テープもあり、間違いなさそうなのでそちらを歩いて行きました。 左手の展望を確認すると、時間があったらと思っていた奥三方山が近くに見えていました。
再度尾根沿いの道となり、暫く進むと唐突に雪渓に出てきました。 ここまで雪は所々で見ていますが、登山道に残っていることはありませんでした。 標高1600mにも満たないここに、まだこれだけの雪が残っているのは驚きです。 雪渓には、スノーシューの跡が残っていますが、一ヶ月以上前のものでしょう。 その足あとを辿り、山頂方面に向かいますが、地図の登山道とは異なります。
登山道はどころだろうと探しながら進むと、笹に埋もれた木の階段が見えておりここから登って行きました。 笹原を登っていきますが、木の階段が続きそれなりに刈られている(いた?)ので問題とはなりません。
陽射しでムッとする笹の急登を我慢して登って行くと、次第に傾斜が緩んで来ました。 切り開かれた道を進んでいくと、左手に山頂の広場が見えてきました。
ここも他の山頂同様、石の標識と三等三角点が施設されています。 山頂からの展望は周りの灌木であまりよくありませんが、歩いてきた大笠山や白山方面の展望はよく見えました。
大笠山と白山
随分前からシャリバテの症状が出ており、あまりの暑さで食欲もありませんが、ここで昼食としていきます。 と言っても、木陰はないので石標の上に座り込み、折り畳み傘を差して食べて行きました。
しかしこれが結果的には失敗だったようです、1ヶ月ほど前からGPSに記録できる無線式の温度計を購入し、ザックの中に設置してありますが、帰宅後この時の気温を確認すると、山頂到着時点ですら36度となっていますが、休憩後はなんと39度まで上がっていました・・・。 大笠山に到着した時も34度となっていて、この日が異常高温だったことが伺えます。(出発時点は16度でした)
休憩後は、見越山(みこしやま)へ向かって、標高を落としていきます。
ここからの道は、ガイドブックにも載っているので少しは刈払されているかと思いましたが、今まで同様草が伸びた急斜面の階段を降りて行きました。
右から高三郎山・成ヶ峰・三輪山・中三方岳・口三方岳など(奥は海)
ここから「見越山」までは、途中に余計なぴくも無く、気が付くと鞍部を通り過ぎ登りとなりました。 これまでも木曽御嶽山方面は見えていますが、太陽が高くなり遠くの山も識別しやくなってきました。
しかしここまでの風のない炎天下で体温が高くなり、熱中症一歩手前となっています・・・。 15時にブナオ峠は十分間に合うので、ここからはペースを落として、谷間からの風が心地よい木陰で休憩していきました。 体温が下がり心拍も落ち着いた所で、山頂に向かって登っていきます。 上部で砂利道の急斜面となり、スリップしないよう気をつけながらゆっくり登っていきます。
直ぐ上に山頂と思われるピークが見えてきました。 そして赤土の特徴的な山頂に到着しました。 山頂部は双耳峰となっていますが、そちら(1621mピーク)へ向かう道は見当たりません。 山頂は、石の標識と壊れたベンチが置かれていて、高い木も無く展望が望めます。
ここからも急斜面の木の階段を下りて行きます。 途中、足元に青いものが見えたのでよくよく見ると、リンドウがヒッソリと咲いていました。 幾つかのピークを越えていきますが、先ほどよりは歩く人が多いのか踏み跡がはっきりとしていきます。
前方に赤摩木古山(あかまっこやま)が見えてきます。 1407mピークを通り越した所で、上空に待望?の雲が掛かって一気に涼しくなってきました。(この時の気温は30度ほどでした) そして赤摩木古山への登りとなると、ブナ林が多く見られ木陰が続き助かります。
ここもペースを上げず、風通りの良い所で休憩を入れながら登って行きました。 ひとしきり登ると傾斜が緩み、山頂まで緩やかな登りが続きました。 前方から人の話し声が聞こえてくるような気がします。 気のせいでは無く、声が次第に大きくなってくると、唐突に広い山頂に到着しました。
男女ペアの登山者と単独と思われる男性が休憩していました。 山頂からは東斜面が切れ込んで、展望が広がっています。 しかし、ここも日差しを遮るものはありません・・・。 午後に入って雲が湧き上がって来ていました。 ベンチに座って、デザートの果物ゼリーを食べて行きました。
眼下に桂湖
短めの休憩後は、大門山へと向います。 稜線沿いに歩いて行くと程なくベンチのある分岐に到着しました。 ブナオ峠への到着予定までには余裕があるので、予定通り「大門山」へ向いました。
踏み跡が若干薄くなりますが、ここまで来れば問題ありません。 次第に標高を上げていくと、笹が刈られた山頂に到着しました。 灌木が邪魔していますが、奈良岳方面が望めました。 周囲はガスに覆われてきており、陽射しが陰ってきています。
長居は無用なので分岐まで戻ります。 分岐からはブナオ峠へと一気に下って行きました。 日が陰り風も出てきて標高は落ちていますが、逆に気温は低くなっていました。(30度以下でした)
峠の名前の通り、立派なブナ林が続く道を降りていきます。 この日は水(スポーツドリンク)を2リットルと、お茶を500ml持って行きましたが、ここで全部飲み干してしまいました。 幸い、気温も下がってきて喉の渇きもそれほどありませんが、予備で500ml持って来るべきでした。 時間が余っているのと、膝に優しくユックリ降りていったため、思ったより時間が掛かりましたが、分岐から40分ほどでブナオ峠に到着しました。
結局到着は14時15分頃で、予定時刻には45分あります・・・。 迎えの車はまだなので、木陰の地面に座り込み、うつらうつらとしていきました。(結局、15時丁度に迎えが来ました)
おど+
【 日 付 】 2015年07月11日(土)
【 山 域 】 白山山地
【メンバー】 1名
【 天 候 】 晴れ(風なく暑く)
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
05:05 ------- 593m 0.0Km 桂橋 出発
07:05 (02:00) 1554m 3.1Km 天ノ又
07:50 (00:45) 1602m 4.7Km 旧避難小屋跡
08:30 (00:40) 1821.8m 5.6Km 大笠山 休憩
08:45 (00:15) 1821.8m 5.6Km 大笠山 出発
10:25 (01:40) 1644.3m 8.7Km 奈良岳 昼食休憩
10:55 (00:30) 1644.3m 8.7Km 奈良岳 出発
11:30 (00:35) 1621m 9.5Km 見越山
12:45 (01:15) 1501m 11.7Km 赤摩木古山 休憩
13:00 (00:15) 1501m 11.8Km 赤摩木古山 出発
13:15 (00:15) 1496m 12.7Km 大門山分岐
13:25 (00:10) 1571.6m 13.0Km 大門山
14:15 (00:50) 976m 15.4Km ブナオ峠
【 距離 】 15.4Km
【 累積標高 】+2140 -1713m
【 時間 】 9時間10分
Picasa(写真) : https://picasaweb.google.com/1058822305 ... directlink
ルートラボ : http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/wat ... 6673c8d19b
週末は台風9号の通過に伴い、西日本以北では久しぶりによい天気が期待できそうです。 そこで夏山に予定してあるストックから3パターンほど計画します。 2つは同じ登山口となる「毛勝山(夏道)」と「僧ヶ岳・駒ヶ岳」で、もう一つが白山北部の「笈ヶ岳(おいずるがたけ)」の近くの「大門山」から「大笠山(おおがさやま)」の縦走です。
天気はどちらも問題無さそうですが、遠いので取り敢えずいつもの様に前日に高山市まで移動して前泊としていきます。 東海北陸道は五箇山と福光間が工事通行止めとなっていますが、清見インターで降りるので問題とはなりません。
直前まで行き先が決まっていませんが、同乗者が久しぶりに行っても良いと言うので、この機会に周回が難しい「大笠山」から「大門山」へと行き先を決めました。
清見インターから登山口までは1時間ほどなので、4時過ぎに出発することにします。 高速へ乗り、世界遺産にも登録されている五箇山(ごかやま)へと向かいますが、なんと前日夜からの五箇山・福光間はまだ通行止めとなっています。 良く調べて行かなかったのが問題ですが、6時までは不通となっているので、結果的に山域を近くにして正解でした…。(毛勝山方面にしたら、+30分以上は掛かっていたでしょう)
五箇山インターで通行止めのゲートを見ながら降りて行くと、国道156号を少し南下した桂湖(かつらこ)へ向かう林道へ入って行きました。 長いトンネル(打越トンネル)を抜けると、前方にダムが見えてきました。 そこからは湖畔の道を奥へと向かいます。 するとビジターセンターや軽食屋?が立ち並び、その先にオートキャンプ場を下に見て行きました。
そしてダム湖の最奥には左に大きな橋が掛かっており、その入口付近に車が一台止まっていました。
橋は桂橋と書かれており、奥の道には「大笠山登山口」の標識が立っています。
ここが出発点となります。 出発の準備をして行きますが、同乗者が携帯電話を忘れているので連絡手段はありません・・・。 今回のコースは距離は短めですが、岩場などもあるので9~10時間程度と見て午後3時に下山口となるブナオ峠に迎えに来てもらうことにしました。
登山口にもう一台車が到着して、それを見て先に来ていた登山者(単独)の方が出発されます。 登山口から草の生えた道をダム湖を下に見ながら奥へ向かうと、前方に立派な吊り橋が見えてきました。
大畠谷橋
この橋は、大笠山の北の大畠谷からの沢を渡る「大畠谷橋」と呼ばれています。 吊り橋を渡ると、いきなりこのコースの核心部となります。 まずは鉄製のハシゴを2つほど登っていきます。 そこから先は鎖場やハシゴが連続しますが、よく整備されておりそれほど危険ではありません。 急斜面の傍らにお地蔵様が祀ってあり、これからの旅の安全を祈願していきます。
ハシゴばや急斜面の鎖場は、ゆっくりしていても危険が増すだけなので一気に登って行きました。 岩場の階段状の道となり、小石を落とさないよう気をつけながら登って行くと初めのピークに到着しました。 ここからは前方に「天ノ又」が見えていました。
危険箇所は(それほどでもありませんが)ここまででした。 細い稜線沿いの道となり、右側が切れ込んでいるので気は抜けませんが、一息つけます。 暫くは岩峰だからか灌木を抜ける道で長めを見ながら歩いていきます。
一度下りとなり、再度登り始めると樹林帯となってきて暫くは展望がなくなります。 前方に向かう稜線に聳えるピークが見えてきます。 後方を望みますが、まだ標高が低く対岸の山と快晴の青空しか見えませんでした。
前方に大きな岩が見えてきました。 その脇を迂回して進んでいきますが、岩の下に「鏡岩」と書かれた標識が置いてありました。 今は苔むして表面が汚れていますが、昔は太陽の光を反射して遠くから輝いて見えたのかも知れません。 岩を迂回した所で、そのまま右(北)斜面を登る道となりました。
この辺りから湿った樹林帯となり、林床にツルアリドオシの花が見られました。 時々、右手の展望が樹林越しに見られ、向かう予定の「見越山(みこしやま)」などが見えていました。
標高が上がるとブナが多くなり、登りは続きますが気持ちのよい歩きとなります。 道はよく整備されており、下草や邪魔な笹なども刈られていました。 また、急斜面には木製の階段などもあり、歩きやすくしてあります。 大きな虚(うろ)のある木を見た所から急登が始まりました。
一定のペースで登っていきますが、この日の体調は今ひとつです・・・。 次第に気温も上がっており、汗が噴き出してきました。 ひと通りのボルト傾斜が緩み、尾根心を歩く道となりました。 途中、右後方の展望が開けたところからは、先ほどよりも標高が高くなったため、遠くの山々も見えてきました。
雰囲気の良い林となりますが、この日は陽射しが強すぎです・・・。 そして1336m付近の平坦地に到着します。 ここから暫くは台地状の道を歩くので少しは楽できます。
これまでは主に北斜面を辿っていたのですが、ここで南斜面に出ます。 すると、これまで見えていなかった白山方面の景色が見えてきました。 残雪期にしか登るのが困難な「笈ヶ岳」が見えています。 今回、このコースを巡るのもその下見?の意味もあるので、様子をよく見ていきます。 前方には、これから登る「天ノ又」のピークが見えてきました。
ここで道標を見かけます。 まだ、距離的には半分も来ていませんが傾斜は緩んでいるので、ここから少しは早くなるでしょうか? 傾斜が緩むと湿地帯となり池塘なのか、水たまりが見られだしました。
足場が湿って緩くなるためか木道が整備されていて、その上を歩いて行きました。 ここに来て陽当りの良い所で、ササユリが見られだしました。 またマイズルソウやユキザサなども見られ、目を楽しませてくれます。 右手にピークが見えて、その左を巻くように通っていきます。 その通りすがら、右手に分岐が見えてきて、そちらへと登って行きました。 直ぐ上に出ると、そこが1522mの三等三角点(前笈ヶ岳)でした。 ベンチが(壊れていましたが)設置され、立派な石(御影石)で作られた標識が転がって?いました。
ピークからは360度の展望が開けており、笈ヶ岳や大笠山を始め、北アルプスの山なども見えていました。
笈ヶ岳アップ
右から猿ヶ馬場山、籾糠山、ソウレ山、水無山、三ヶ辻山など(奥に北アルプス)
ここから先は灌木が多くなり、景色を見ながら歩いて行けます。 登山道にはもうありませんが、最近まで残雪が残っていたのか、イワカガミやショウジョウバカマなど春の花が見られます。
天ノ又と呼ばれるピークに到着すると、笈ヶ岳や大笠山が良く見えていました。 ここから一旦、天ノ又の名前の由来になったと思われる深い谷の鞍部へと標高を落として行きます。 鞍部からは向かう予定の山々が見えています。 また、その稜線の奥には青く日本海も見えていました。
ここからまた登りとなり1552mピークへと登って行きました。 1552mピークへ登ると、ここも遮る物のない展望台となっていました。 ピークからは笈ヶ岳と仙人窟岳の間から、白山がよく見えていました。
白山と仙人窟岳(左)
高低差の少ない道を歩いて行くと、前方に大笠山が大きく見えてきました。 右手に見えた尾根へと向かい、湿った道(水たまり手前で左に迂回路)を進んでいきます。 尾根沿いの道に戻り、景色を眺めながら気持よく歩いていきます。
右下の大畠谷(おおはただに)から続く、残雪の残る沢の上部をトラバースする道となります。 ここは右斜面が急な草で滑りやすい道なので、慎重に通過していきました。 ここを通過すると再度登りとなりました。 南斜面となり、日当たりが良いので色々な花が見られました。
前方に台地状のピークが見えてきました。 ここを登って行くと、ポンと草地の広場に到着します。 道標などは見当たりませんが、ここが避難小屋のあった跡で間違い無さそうです。 土台の石なのか、その上に丸太が平らに置かれ、その下に非常用の飲料水?のペットボトルが置かれていました。
ここまで順調に来ていますが、遮るものが少なくなり陽射しが強く暑くなってきました。 先ほどの小屋跡に、導水管のパイプが引かれていましたが、水は流れていません。 その導水管の先と思われる雪の残る沢が右下に見えており、水音が聞こえてきます。
急登となりロープがあります。 木の根などを掴みながら登って行くと、灌木や笹に覆われた山頂部が見えてきました。 木の階段となると山頂は間近です。 高い木が無くなり、笹の上から後方の展望が見渡せます。
ゴゼンタチバナとマイズルソウ群生
そして出発から3時間20分ほどで、山頂手前の分岐に到着しました。 ここで道は山頂方面と奈良岳方面へと分岐していますが、展望を眺めた所で山頂(左)へと向かいます。
まだ雪が残っている(奥は奈良岳から大門山と猿ヶ山など)
再度林に入るとすぐに避難小屋が見えてきました。 3年前に建てられたばかりで、まだペンキの匂いもして綺麗な小屋でした。
トンボが多く展望の良い稜線沿いを歩いて行くと、前方に山頂と思われるピークが見えてきました。 そして分岐から5分と掛からず、大笠山の分岐に到着しました。
山頂は展望版や石の標識、そして大きな机とベンチが設置されていました。 周囲360度とは行きませんが、天気もよく絶景を見ていきます。
右から白山・笈ヶ岳・奥三方岳・仙人窟岳・三方崩山・瓢箪山・野谷荘司山など
奥三方山(中央右)、烏帽子山(中央右)、奥に日本海が広がる
景色を眺めてそろそろ出発しようとした所、単独の登山者が登られてきました。 みるからに屈強な身体つきをしており、出発時には見ていないので、相当な健脚者のようです。 挨拶を交わして、入れ替わるように出発しました。
先ほどの分岐まで戻り、ナナカマドの脇を通って北の奈良岳へと向かいます。 少し進むと日当たりの良い東斜面にゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が数輪咲いています。 青い空にニッコウキスゲの黄色が映えて、これぞ夏空といった感じでした。
夏の風景
この後もいたるところに咲いていましたが、久しぶりに沢山見た気がします。 笹で覆われた下り道となりますが、よく踏まれており木の階段なども整備されているので危険はありません。
ここからの道も基本稜線沿いに続きますが、右斜面が急峻ということもあり、所々で崩壊が進んでいました。 滑落するとただでは済みそうもないので、草に隠れた足元に注意しながら稜線寄りに歩いて行きました。
稜線沿いはとても1700m前後の山とは思えない展望のよい道が続きます。 しかし、遮るものが無くカンカン照りで照りつけているので、この辺りから体温が上昇し始めています。 日焼け止めを手と顔に付けて、サングラスも掛けていきますが、昼にかけてまだ気温は上がりそうです・・・。
鞍部まで降りてきた所で、何度か上下を繰り返しながら標高を戻していきました。
途中木道があり、右手を見ると池塘がありました。 その周りがピンクに見えるので、ショウジョウバカマかイワカガミかと思いますが、よくよく見るとハクサンコザクラが群生しています・・・。
ハクサンコザクラ
こんな所で見られるとは思っていなかったので、足の踏み場に気をつけながら近くへ寄ってみていきました。 登山道に戻り奈良岳へと向います。 前方に1591mピークが聳えていますが、その東に尾根が派生しています。 その尾根が右下に見えてきますが、至るところで斜面が崩落しており、尾根に向かうには厳しそうです。
その1591mピークの岩場を右からトラバースしてを通過すると、近くに奈良岳が見えてきました。 ここで尾根沿いの道から左斜面へと降りて行きました。 左手にも踏み跡がありますが、先には抉れた道が見えるのでそちらへと向います。
しかし倒木が邪魔しており、その先は笹薮となっておいて、こちらでないのは明白です。 先ほどの分岐に戻ると、落ちた赤テープもあり、間違いなさそうなのでそちらを歩いて行きました。 左手の展望を確認すると、時間があったらと思っていた奥三方山が近くに見えていました。
再度尾根沿いの道となり、暫く進むと唐突に雪渓に出てきました。 ここまで雪は所々で見ていますが、登山道に残っていることはありませんでした。 標高1600mにも満たないここに、まだこれだけの雪が残っているのは驚きです。 雪渓には、スノーシューの跡が残っていますが、一ヶ月以上前のものでしょう。 その足あとを辿り、山頂方面に向かいますが、地図の登山道とは異なります。
登山道はどころだろうと探しながら進むと、笹に埋もれた木の階段が見えておりここから登って行きました。 笹原を登っていきますが、木の階段が続きそれなりに刈られている(いた?)ので問題とはなりません。
陽射しでムッとする笹の急登を我慢して登って行くと、次第に傾斜が緩んで来ました。 切り開かれた道を進んでいくと、左手に山頂の広場が見えてきました。
ここも他の山頂同様、石の標識と三等三角点が施設されています。 山頂からの展望は周りの灌木であまりよくありませんが、歩いてきた大笠山や白山方面の展望はよく見えました。
大笠山と白山
随分前からシャリバテの症状が出ており、あまりの暑さで食欲もありませんが、ここで昼食としていきます。 と言っても、木陰はないので石標の上に座り込み、折り畳み傘を差して食べて行きました。
しかしこれが結果的には失敗だったようです、1ヶ月ほど前からGPSに記録できる無線式の温度計を購入し、ザックの中に設置してありますが、帰宅後この時の気温を確認すると、山頂到着時点ですら36度となっていますが、休憩後はなんと39度まで上がっていました・・・。 大笠山に到着した時も34度となっていて、この日が異常高温だったことが伺えます。(出発時点は16度でした)
休憩後は、見越山(みこしやま)へ向かって、標高を落としていきます。
ここからの道は、ガイドブックにも載っているので少しは刈払されているかと思いましたが、今まで同様草が伸びた急斜面の階段を降りて行きました。
右から高三郎山・成ヶ峰・三輪山・中三方岳・口三方岳など(奥は海)
ここから「見越山」までは、途中に余計なぴくも無く、気が付くと鞍部を通り過ぎ登りとなりました。 これまでも木曽御嶽山方面は見えていますが、太陽が高くなり遠くの山も識別しやくなってきました。
しかしここまでの風のない炎天下で体温が高くなり、熱中症一歩手前となっています・・・。 15時にブナオ峠は十分間に合うので、ここからはペースを落として、谷間からの風が心地よい木陰で休憩していきました。 体温が下がり心拍も落ち着いた所で、山頂に向かって登っていきます。 上部で砂利道の急斜面となり、スリップしないよう気をつけながらゆっくり登っていきます。
直ぐ上に山頂と思われるピークが見えてきました。 そして赤土の特徴的な山頂に到着しました。 山頂部は双耳峰となっていますが、そちら(1621mピーク)へ向かう道は見当たりません。 山頂は、石の標識と壊れたベンチが置かれていて、高い木も無く展望が望めます。
ここからも急斜面の木の階段を下りて行きます。 途中、足元に青いものが見えたのでよくよく見ると、リンドウがヒッソリと咲いていました。 幾つかのピークを越えていきますが、先ほどよりは歩く人が多いのか踏み跡がはっきりとしていきます。
前方に赤摩木古山(あかまっこやま)が見えてきます。 1407mピークを通り越した所で、上空に待望?の雲が掛かって一気に涼しくなってきました。(この時の気温は30度ほどでした) そして赤摩木古山への登りとなると、ブナ林が多く見られ木陰が続き助かります。
ここもペースを上げず、風通りの良い所で休憩を入れながら登って行きました。 ひとしきり登ると傾斜が緩み、山頂まで緩やかな登りが続きました。 前方から人の話し声が聞こえてくるような気がします。 気のせいでは無く、声が次第に大きくなってくると、唐突に広い山頂に到着しました。
男女ペアの登山者と単独と思われる男性が休憩していました。 山頂からは東斜面が切れ込んで、展望が広がっています。 しかし、ここも日差しを遮るものはありません・・・。 午後に入って雲が湧き上がって来ていました。 ベンチに座って、デザートの果物ゼリーを食べて行きました。
眼下に桂湖
短めの休憩後は、大門山へと向います。 稜線沿いに歩いて行くと程なくベンチのある分岐に到着しました。 ブナオ峠への到着予定までには余裕があるので、予定通り「大門山」へ向いました。
踏み跡が若干薄くなりますが、ここまで来れば問題ありません。 次第に標高を上げていくと、笹が刈られた山頂に到着しました。 灌木が邪魔していますが、奈良岳方面が望めました。 周囲はガスに覆われてきており、陽射しが陰ってきています。
長居は無用なので分岐まで戻ります。 分岐からはブナオ峠へと一気に下って行きました。 日が陰り風も出てきて標高は落ちていますが、逆に気温は低くなっていました。(30度以下でした)
峠の名前の通り、立派なブナ林が続く道を降りていきます。 この日は水(スポーツドリンク)を2リットルと、お茶を500ml持って行きましたが、ここで全部飲み干してしまいました。 幸い、気温も下がってきて喉の渇きもそれほどありませんが、予備で500ml持って来るべきでした。 時間が余っているのと、膝に優しくユックリ降りていったため、思ったより時間が掛かりましたが、分岐から40分ほどでブナオ峠に到着しました。
結局到着は14時15分頃で、予定時刻には45分あります・・・。 迎えの車はまだなので、木陰の地面に座り込み、うつらうつらとしていきました。(結局、15時丁度に迎えが来ました)
おど+
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
おど+さん、こんばんは。
先日はTG-4のレビューを有り難うございました。
何だか凄い売れ行きのようでネット通販サイトでも品薄状態が続いているみたいです。
そんな時には価格下落もありませんから、もう少し悩みながら待とうと思っています。
さて、今回の山域も全くの未踏ですから変なレスになることをお許しください。
土日の暑さは低山のみならず2500メートル超えでも厳しかったみたいですから。
北陸地方を襲うフェーン現象に遭遇すると本当に大変ですね。
それにしても39度まで上がるとじっとしてるだけでもきついでしょうに、長時間の行動は精神力も必要だと思います。
確かおどさんもハイドレーション利用でしたよね。
手軽に給水できる反面で、頻繁に残量確認できないのは欠点でしょうか。
吸った時に水切れの虚しい音がしたら焦りますから。
私みたいに短時間行動ですと2リットルでも余裕ですけど、盛夏の長時間だと3リットルでも微妙ですね。
もう一つ気になったのは同乗者さんの10時間の過ごし方でしょうか。
上手に遊べる人じゃないと早朝5時からは厳しそうで。
しかも今回は連絡手段がなかったということですから尚更ですね。
心配性の私には・・・多分無理でしょう。
迎えに来てくれる人がいてこその縦走の完遂、お疲れ様でした。
先日はTG-4のレビューを有り難うございました。
何だか凄い売れ行きのようでネット通販サイトでも品薄状態が続いているみたいです。
そんな時には価格下落もありませんから、もう少し悩みながら待とうと思っています。
さて、今回の山域も全くの未踏ですから変なレスになることをお許しください。
土日の暑さは低山のみならず2500メートル超えでも厳しかったみたいですから。
北陸地方を襲うフェーン現象に遭遇すると本当に大変ですね。
それにしても39度まで上がるとじっとしてるだけでもきついでしょうに、長時間の行動は精神力も必要だと思います。
確かおどさんもハイドレーション利用でしたよね。
手軽に給水できる反面で、頻繁に残量確認できないのは欠点でしょうか。
吸った時に水切れの虚しい音がしたら焦りますから。
私みたいに短時間行動ですと2リットルでも余裕ですけど、盛夏の長時間だと3リットルでも微妙ですね。
もう一つ気になったのは同乗者さんの10時間の過ごし方でしょうか。
上手に遊べる人じゃないと早朝5時からは厳しそうで。
しかも今回は連絡手段がなかったということですから尚更ですね。
心配性の私には・・・多分無理でしょう。
迎えに来てくれる人がいてこその縦走の完遂、お疲れ様でした。
落第忍者
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
おどさん、横から失礼。落忍さん、こんばんは~。
先日はTG-4のレビューを有り難うございました。
何だか凄い売れ行きのようでネット通販サイトでも品薄状態が続いているみたいです。
そんな時には価格下落もありませんから、もう少し悩みながら待とうと思っています。
実は2週間前にゲットしちゃいました。値段は様子を見てましたが、下がる可能性無しと判断。
価格.comでも「在庫有」の方が少ない状態だったので、即納の店で発注しました。
無償で10年間の延長保証付。(10年も使わないけどね^^;)
牛谷と白山のレポの画像はTG-4で撮ったものです。
まだまだ使いこなしてませんが、マクロ性能は特筆すべきものがありますね。
今日「LEDガイドライト」を注文したので、顕微鏡モードの撮影が楽しみです。
山日和
先日はTG-4のレビューを有り難うございました。
何だか凄い売れ行きのようでネット通販サイトでも品薄状態が続いているみたいです。
そんな時には価格下落もありませんから、もう少し悩みながら待とうと思っています。
実は2週間前にゲットしちゃいました。値段は様子を見てましたが、下がる可能性無しと判断。
価格.comでも「在庫有」の方が少ない状態だったので、即納の店で発注しました。
無償で10年間の延長保証付。(10年も使わないけどね^^;)
牛谷と白山のレポの画像はTG-4で撮ったものです。
まだまだ使いこなしてませんが、マクロ性能は特筆すべきものがありますね。
今日「LEDガイドライト」を注文したので、顕微鏡モードの撮影が楽しみです。
山日和
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
山日和さん、こんばんは。
おどさん、横レス失礼します。
流石に早い決断でしたね。
綺麗でいい感じの花の写真を多用されていると思ったら、そういうことでしたか。
欲しい時が買い時だと判っていても、即決できる価格ではないですし・・・
花マクロにはLEDガイドライトも併せて買いたいですからね。
顕微鏡モードは仕事でも使えそうなので経費で落とせないかなと目論んでます。
あぁ~羨ましいぃ~
おどさん、横レス失礼します。
流石に早い決断でしたね。
綺麗でいい感じの花の写真を多用されていると思ったら、そういうことでしたか。
欲しい時が買い時だと判っていても、即決できる価格ではないですし・・・
花マクロにはLEDガイドライトも併せて買いたいですからね。
顕微鏡モードは仕事でも使えそうなので経費で落とせないかなと目論んでます。
あぁ~羨ましいぃ~
落第忍者
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
おどさん、こんにちは。
このコースは私もずっと考えていたんですよ。
ただ問題は車の回収・・・
桂湖とブナオ峠の間をDOCで走るならどちら向きが楽かと考えたり・・・
積雪期も考えましたが、橋の踏み板が外されてるらしいのでアウト。
両端の大笠山と大門山・赤摩木古山は登ってますが、その間は未踏。
雪の奈良岳は目指しましたが2度敗退しました。
ブナオ峠に着いたらお迎えが来るって素敵ですねえ。
誰か私を迎えに来る人いないかなあ。
山日和
このコースは私もずっと考えていたんですよ。
ただ問題は車の回収・・・
桂湖とブナオ峠の間をDOCで走るならどちら向きが楽かと考えたり・・・
積雪期も考えましたが、橋の踏み板が外されてるらしいのでアウト。
両端の大笠山と大門山・赤摩木古山は登ってますが、その間は未踏。
雪の奈良岳は目指しましたが2度敗退しました。
ブナオ峠に着いたらお迎えが来るって素敵ですねえ。
誰か私を迎えに来る人いないかなあ。
山日和
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
>先日はTG-4のレビューを有り難うございました。
いえいえ。 参考になったら幸いです。
>土日の暑さは低山のみならず2500メートル超えでも厳しかったみたいですから。
この日は高い山も暑かったようですね・・・。
>確かおどさんもハイドレーション利用でしたよね。
>手軽に給水できる反面で、頻繁に残量確認できないのは欠点でしょうか。
ハイドレーション利用者です。 無くなっときの為に、ペットボトルを予備として持っていきます。
>もう一つ気になったのは同乗者さんの10時間の過ごし方でしょうか。
>上手に遊べる人じゃないと早朝5時からは厳しそうで。
今回の下山口は五箇山まで降りて迂回しないと道が無いので、五箇山で観光していたようです。
おど+
いえいえ。 参考になったら幸いです。
>土日の暑さは低山のみならず2500メートル超えでも厳しかったみたいですから。
この日は高い山も暑かったようですね・・・。
>確かおどさんもハイドレーション利用でしたよね。
>手軽に給水できる反面で、頻繁に残量確認できないのは欠点でしょうか。
ハイドレーション利用者です。 無くなっときの為に、ペットボトルを予備として持っていきます。
>もう一つ気になったのは同乗者さんの10時間の過ごし方でしょうか。
>上手に遊べる人じゃないと早朝5時からは厳しそうで。
今回の下山口は五箇山まで降りて迂回しないと道が無いので、五箇山で観光していたようです。
おど+
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
>このコースは私もずっと考えていたんですよ。
>ただ問題は車の回収・・・
タカンボウ山の西に破線路があるので、そこからの周回を考えていましたが、この道は廃道の可能性が高いですね・・・。
>積雪期も考えましたが、橋の踏み板が外されてるらしいのでアウト。
このコース、残雪期に行きたいですね。 しかし、桂湖まで降りてきて橋が渡れないとなると絶望的ですねぇ。
>雪の奈良岳は目指しましたが2度敗退しました。
この辺り、冬季は豪雪で厳しそうです。
>ブナオ峠に着いたらお迎えが来るって素敵ですねえ。
>誰か私を迎えに来る人いないかなあ。
どのたかうまい具合に誘って、2台で行けば可能ですね。
おど+
>ただ問題は車の回収・・・
タカンボウ山の西に破線路があるので、そこからの周回を考えていましたが、この道は廃道の可能性が高いですね・・・。
>積雪期も考えましたが、橋の踏み板が外されてるらしいのでアウト。
このコース、残雪期に行きたいですね。 しかし、桂湖まで降りてきて橋が渡れないとなると絶望的ですねぇ。
>雪の奈良岳は目指しましたが2度敗退しました。
この辺り、冬季は豪雪で厳しそうです。
>ブナオ峠に着いたらお迎えが来るって素敵ですねえ。
>誰か私を迎えに来る人いないかなあ。
どのたかうまい具合に誘って、2台で行けば可能ですね。
おど+
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
横槍の横槍です。
>今日「LEDガイドライト」を注文したので、顕微鏡モードの撮影が楽しみです。
このレスを見て、私も先日LEDガイドライトを注文しました。
本日届いたので、明日は(午後から)雨ですが、花のあるところへ行く予定です。
おど+
>今日「LEDガイドライト」を注文したので、顕微鏡モードの撮影が楽しみです。
このレスを見て、私も先日LEDガイドライトを注文しました。
本日届いたので、明日は(午後から)雨ですが、花のあるところへ行く予定です。
おど+
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
おどさん、こんばんは。
大笠~大門をワンデイとはすごいですね~
私なんぞ大笠すら危ういですわ。
次回はぜひ積雪期にどうぞ、好みにもよりますが雪があった方が楽じゃないかなあ。
そうそう、桂橋は渡れますよ。ちょっとスリリングですけど・・・
大笠~大門をワンデイとはすごいですね~
私なんぞ大笠すら危ういですわ。
次回はぜひ積雪期にどうぞ、好みにもよりますが雪があった方が楽じゃないかなあ。
そうそう、桂橋は渡れますよ。ちょっとスリリングですけど・・・
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
たんぽぽさん、こん**は。
>私なんぞ大笠すら危ういですわ。
大笠山までが、キツイですね。 岩場は(登りは)大したことありませんが、幾つものピークがあって初めての登りだとペースが掴めませんでした。
>次回はぜひ積雪期にどうぞ、好みにもよりますが雪があった方が楽じゃないかなあ。
>そうそう、桂橋は渡れますよ。ちょっとスリリングですけど・・・
この周辺は残雪期に行きたいと思っているので、その下見も兼ねて行ってます。
桂橋は、白山の別当出合の橋の様に、決死の覚悟?で渡るのでしょうかね?
おど+
>私なんぞ大笠すら危ういですわ。
大笠山までが、キツイですね。 岩場は(登りは)大したことありませんが、幾つものピークがあって初めての登りだとペースが掴めませんでした。
>次回はぜひ積雪期にどうぞ、好みにもよりますが雪があった方が楽じゃないかなあ。
>そうそう、桂橋は渡れますよ。ちょっとスリリングですけど・・・
この周辺は残雪期に行きたいと思っているので、その下見も兼ねて行ってます。
桂橋は、白山の別当出合の橋の様に、決死の覚悟?で渡るのでしょうかね?
おど+
Re: 【白山】 白山北方稜線 大笠山から大門山日帰り縦走
大笠山 ~ 奈良岳 積雪期無雪期は 歩いていませんが
大笠山 は 積雪期は何十年前ですがまだ板が外されていない時に山頂を踏みましたよ
2度目はトラバスにビビりが入ったのとテントが重くて山頂手前のトラバスで動けなくなりました。
その時は山頂は相手方は山頂踏みましたが
とにかく雪の量が違いますね小屋は見えないほどです。
雪庇も凄いですし雪の 大笠山 は素晴らしいの一言です。
残雪期の大門山~赤摩木古はたんぽぽさんにいざなってもらいましたが
それはそれは素晴らしかったですよ
おどさんの体力でしたら十分行けると思います。
大門山~赤摩木~奈良岳は新緑 紅葉と好きです(^_^)/
バーチャリ
大笠山 は 積雪期は何十年前ですがまだ板が外されていない時に山頂を踏みましたよ
2度目はトラバスにビビりが入ったのとテントが重くて山頂手前のトラバスで動けなくなりました。
その時は山頂は相手方は山頂踏みましたが
とにかく雪の量が違いますね小屋は見えないほどです。
雪庇も凄いですし雪の 大笠山 は素晴らしいの一言です。
残雪期の大門山~赤摩木古はたんぽぽさんにいざなってもらいましたが
それはそれは素晴らしかったですよ
おどさんの体力でしたら十分行けると思います。
大門山~赤摩木~奈良岳は新緑 紅葉と好きです(^_^)/
バーチャリ