【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

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kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 とよさん、こんばんは。

> 私も昔は芦生に通っていました。
> 赤崎中尾根や小野村割岳、天狗岳周辺の巨大芦生杉群は感動ものですし、上谷の風景も大好きです。


 へー、そうでしたか。意外といっては失礼なのですが、芦生の魅力に取り憑かれると足繁く通うことになりますね。
しかし、研究林への入林が禁止となってからは、とんと足が遠のいてしまいました。
小野村割岳山頂にある赤いポスト
小野村割岳山頂にある赤いポスト
 でも、小野村割岳なら研究林の外縁なので、許可なく歩くことができますね。下之町バス停に車を置いて、ワサ谷
をつめて小野村割岳に登り、P911-P832を経て、佐々里峠に下ってくるコースもよく歩きました。この尾根の途中に
落雷で焼け焦げて空洞になった雷杉がありますよね。
雷杉
雷杉
雷杉の空洞から
雷杉の空洞から
 赤崎中尾根も知っているのですね。雷杉から北に下る尾根には杉の巨樹が見られました。以前は、佐々里峠から
登って雷杉から赤崎中尾根を由良川まで下り、トロッコ道を灰野まで歩いて、佐々里峠まで戻るというコースを歩い
たこともあります。

 天狗峠にも足を運んでいるのですね。天狗峠はピーク(928m)なんですよね。かなりマニアック登山者しか登って
来ないような山頂ですが、いい雰囲気のところです。天狗峠にはどのルートで登ったのでしょうか?
天狗峠の大台杉
天狗峠の大台杉
天狗峠(928m)
天狗峠(928m)
> 「関西の秘境 芦生の森から」も読みました。

 1996年の初版は「芦生の自然を守り生かす会」の編でした。この本には、今は亡き、同会の会長であった井栗登
さんの「あとがき」があります。そして1999年に井栗さんが不慮の事故で亡くなり、2004年に鈴木元さんが改定新版
を出しました。
芦生の自然を守り生かす会編の「芦生の森から」
芦生の自然を守り生かす会編の「芦生の森から」
> しかし地蔵峠からの入山禁止や須後からであっても単独行の規制が強くなってからはほとんど行っていません。
> カシナガにやられていく木々や下草が無くなり登山道が固められていく様を目にすると規制も仕方ないと思えます。
> かといって申請をいちいちするのもめんどくさいし、無許可で入林しても後ろめたさで楽しめないですからね。


 このあたりは私と同じなんですね。しかし、最近また芦生に生きたくなってきました。規制があるので、それに従った
入林をしなくてはなりませんが、外縁であれば、ほどほど歩けるでしょう。三国峠から五波峠まで縦走してみようかと
思っています。車2台要りますがね。
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 山日和さん、こんばんは。

> 私も以前は芦生によく通ってました。
> 沢では中ノツボ谷、ツボ谷、大谷、赤崎東谷・西谷・カズラ谷、ゲロク谷右俣・左俣、小野子東谷・西谷等々。
> 由良川本流も悠然として素晴らしいし、上谷や枕谷、野田畑谷の静かな佇まいも大好きです。


 山日和さんも芦生通いをしていた時期があったんですね。沢もたくさんあるようですが、私は登ったことがありません。
沢登りガイドを見ると、ゲロク谷が紹介されていますね。ここも今は入るのには許可が必要ですよね。

 由良川本流は沢歩きなので一人でも歩けると思いますが、今は足遠くなってしまいました。入林禁止になる前に岩谷
峠から岩谷に下り、由良川本流を中山に歩いたことがあります。原生林の残っている上谷は人が集まってくるところで
オーバーユースのため地蔵峠からの入林が禁止されてしまいました。また野田畑谷を歩いてシンコボ(永谷山)に登っ
たことを懐かしく思い出しました。

> とよさん同様、規制が入ってからはすっかり足が遠のいてしまいました。掟破りをしてまで入山したいとは思えないし、
> 許可を取って須後から入ったところで、林道・歩道歩きでは芦生の良さの半分もわからないでしょう。


 皆さん、同じような思いを抱いているのですね。昔が懐かしいですね・

> 外周を辿るのも面白そうだけど、見てたら中に入りたくなるのでやめときますわ。

 むむう、禁断症状に陥ってしまいますか。外縁を歩くのはいいと思います。若丹国境尾根も歩き甲斐がある尾根です
よね。江若国境尾根(高島トレイル)より、もっとマイナーなだけに、今も気持ちがなびくような気がしますね。
written by kitayama-walk
とよ
記事: 88
登録日時: 2012年2月23日(木) 16:50

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by とよ »

kitayama-walk さんが書きました:  へー、そうでしたか。意外といっては失礼なのですが、芦生の魅力に取り憑かれると足繁く通うことになりますね。
野田畑谷や枕谷、枢倉谷もいい雰囲気で良かったです~ :D

kitayama-walk さんが書きました:  天狗峠にも足を運んでいるのですね。天狗峠はピーク(928m)なんですよね。かなりマニアック登山者しか登って
来ないような山頂ですが、いい雰囲気のところです。天狗峠にはどのルートで登ったのでしょうか?
山頂から少し西側が特にいい雰囲気ですよね~。
一度目は、久多から滝谷を詰めて稜線に上がり、山頂からP927の北東尾根を降りました。
二度目は、植橋谷を詰めて稜線に上がり、山頂から北西尾根を本流とカズラ谷の出合に降りました。

kitayama-walk さんが書きました: 三国峠から五波峠まで縦走してみようかと
思っています。車2台要りますがね。
虫鹿野から登る(に降りる)んですか?
わたしも前から気になっているルートですが、踏み跡あるんでしょうか?

クチクボ峠からシンコボを通って杉尾坂までなら歩いたことあります。
五波峠の周辺もブナが多くていい雰囲気ですね。

とよ
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 とよさん こんばんは。

> (三国峠から五波峠まで縦走してみようかと思っています。車2台要りますがね。)
> 虫鹿野から登る(に降りる)んですか?わたしも前から気になっているルートですが、踏み跡あるんでしょうか?


 いいえ、福井県側からではなく、滋賀県・京都府側から考えていました。生杉から取りついて三国峠。五波峠からは
佐々里峠経由で戻ろうかと。keikokuさんと相談しているのですが、いつ実行しようかと思案しています。

 しかし、福井県側から若丹国境尾根に取り付くことも考えています。虫谷(むしたん)、永谷(ながたん)を起点にして
野田畑峠、杉尾坂の周回ですね。踏み跡があるかどうかわかりませんが、興味があります。
永谷-野田畑峠-杉尾坂-虫谷
永谷-野田畑峠-杉尾坂-虫谷
> クチクボ峠からシンコボを通って杉尾坂までなら歩いたことあります。

これは登山口と下山は違うのでしょうか。
 私は、以前に(入林禁止前)、三国峠からシンコボ経由で杉尾坂まで行き、上谷経由で戻りました。今は、これができませんね。
 五波峠から杉尾坂は文字どおりピストンしました。2つ併せると繋がりますね。
written by kitayama-walk
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矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by 矢問 »

kitayama-walkさん、こんばんは(^^)

皆さんのレスを読んでいると入林制限後は無届け入林をされてない方々ばかりでホッとしています(^^)

僕は井栗さんが会長だった「芦生の自然と森を守る会」の会員でもありました。本も勿論初版本(^^;)
井栗さん達、守る会の勉強会にも何度も出席して、須後の人々や猟師の人々とも森を守ることを語り、
共に森を歩き、本当に森林生態系や物質循環、集落の生活とのつながりを学ばせて頂いた良い時間を
何年も過ごさせて頂きました。
守る会の中には、芦生の地に移り住んで、今はその地で活躍されている方も多々いらっしゃいます。

またその本でも紹介されている、当時なめこ組合で頑張っておられた今井さんはいまは芦生山の家の
館長さんをされており、2年前の秋の鹿の頭数調査の時には研究林のクラブハウスが工事中で
山の家に調査メンバーが宿泊のお世話になりました。守る会のころからお世話になっています。

入林規制は仕方が無いくらいに森が荒れてしまいました・・・。特に地蔵峠から容易に行き着く上谷や
野田畑は・・・。
しかし、この森は昆虫の研究者、菌類の研究者、動物の研究者、鳥類の研究者、樹木や草本の研究者、
土壌の研究者、水質の研究者、森林生態学、植物学、動物行動、物質循環等々の研究や教育の大切な森です。
言うまでも無く「研究林」なんですよね。

届けは面倒かも知れませんが、それもまたどういう研究がそのときにされているのかわかります。
ルート申請の届けを出してみると、その日は水質調査がされているのでその沢では無くこちらへ
迂回して下さい、等々丁寧に指示を下さいます。やはり研究の妨げになることは、山や森を愛する
者のはしくれなら、守らねば、と思っています。

赤崎中尾根も勿論研究ルートで、許可が要ります。佐々里から尾根沿いに入りやすいので
そのまま無許可で研究林内に入り込む人もあとをたちません。ナツエビネやサルメンエビネも
鹿のエサとなる標的でもありますが、盗掘者もあとをたちません・・・。
動物調査の為にいたるところに50台以上のカメラがついています。
写っているのも知らずに無届けで歩いている方も多いですが、しっかり写っています。

単独では入林禁止になった時も、遭難が続いたためでした。しかし、シンポジウム等で
芦生の森を何度も歩いている者はちゃんとルートを届け出れば単独でも許可して頂ける
ように意見を述べるとそのようにもしていただけました。
(遭難者が出ると研究林の方々も地元の方にも大変な労力がかかっています)

やぶこぎメンバーの方達は、是非是非ご理解下さい。
http://fserc.kyoto-u.ac.jp/asiu/riyou/i ... .rule.html

また来週の8日(土)は研究林の先生や役所の方々、相棒と共に継続植生調査に、ボランティア仲間と共に入林します。
もうこの調査協力も5年目になります。恥ずかしながらボランティア番号も1番を頂いています(^^;)
5年間の春、夏、秋、冬の変化も肌で感じています。
いままで、楽しませていただき、勉強させていただいた、この森や沢へのちょっとした恩返しができればと。

僕らが知っている20数年前の良き頃の森の姿、林床は生きている内にはもう見られないと
思いますが、少しずつでも草本類が復帰してきている谷や斜面を見ると、なんか嬉しく
なってきている今日この頃です。
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