【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

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シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by シュークリーム »

先週の蛇谷ではハイパーVを履いて行ったのだが、ヒグラシさんの話ではやっぱちゃんとした沢靴の方が滑り出しが唐突でないという。鈴ハイの沢仲間のほとんどがラバーソールに切り替えているので、前々からラバーソールを買おうと思っていたのだが、この一言がだめ押しになって翌日、四日市へ沢靴を買いに行ってきた。買ったら一刻も早く試し履きしたいのが人の常。30日(土)に沢に行くことにし、トチとカツラのワンダーランドの甲森谷へ行く先が80%決まっていたのだが、やっぱ高い高速道路代とガソリン代がネックになって、直前に近場の小岐須の沢に変更した。甲森谷に行っていればKWさんとバッタリしていただろうに。

【 日 付 】2015年5月30日(土)
【 山 域 】鈴鹿・小岐須周辺
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】大石橋 7:05 --- 7:20 10m滝 --- 9:20 宮指路岳 --- 10:20 元越谷本谷出会い --- 11:40 イワクラ尾根(昼食) 12:55 --- 13:05 大岩谷源頭 --- 14:05 白滝 --- 14:50 林道終点 --- 15:05 大石橋
new.jpg
この時期の小岐須名物といえばやっぱヒル。大石橋の駐車場で戦々恐々としていたのだが、地面は乾ききってヒルの影さえない。ヒルがこちらに到達する前に干からびて死んでしまうだろう。

林道に入ってすぐに左折し、堰堤を越えるとそこはヤケギ谷。倒木を跨いだりしていくと最初に出迎えてくれるのが10m滝である。最初行った時はとても登れないと思ってあっさり巻いたのだが、実はこの滝、難しそうに見えてホールドが適度にあり比較的簡単に登れるのである。外見は怖そうでも心が優しい落第忍者さんみたいな滝なのである。それでも壁が立っていて落ちると痛たそうなので、慎重に登っていく。
ヤケギ谷の10m滝
ヤケギ谷の10m滝
次は美しい7m末広滝。前回、流れの右側を登ったが、今回は左側の細い溝に沿って登る。どこからでもいける感じ。
末広がりの7m滝
末広がりの7m滝
沢登りは危ないので単独ではいかないようにと人には言っているし、自分でもそれなりに経験を積んで危ないことは実感している。仲間で力を合わせて単独では登れない沢を攻略していくことの楽しさも知っている。しかし、せせらぎの音を聞きながら一人で新緑や紅葉の沢をそぞろ歩く癒しを伴った快感はそれとはまた待った違った魅力を持っている。せせらぎの音には人を和ませる魅力がある。その中にどっぷりつかって山と一体化している自分が好きだ。

独特の形状を持ったチョックストーン2条滝を左岸から巻き、ヤケギ名物の大なめを登るとあとは癒しの源流域が待っている。登山道を横切ってしばらく流れに沿って登るともうそこは宮指路岳の頂上だ。これだけ上部まで遡行できるということは、この辺りでは貴重な水場になるということだ。以前、初めて鈴鹿縦走をした時に水場がわからずに重い水を運んだものだが、このあたりでテントを張れば水の心配はないのだ。
チョックストーン2条滝
チョックストーン2条滝
縦走路を北に取り、紺屋谷方向に右折するところを左折して西へ降りていくと林道に出た。あらら、ちょっと下るのが早すぎたみたい。まあいい、林道をそのまま進めば仏谷の源頭に出るので、そこから入渓すればいい。

仏谷源頭部は癒しの空間だ。思わぬところにヤブレガサの群落を見つける。流れは緩やかに蛇行しながら進んでいるので、沢中でなく、流れの横をショートカットしながら歩いていくと、幾つかの谷の細い流れを集めていつの間にかそれなりの流れになっている。たしか山日和さんと初めて会ったのはこのあたりだったっけ。今度は自分が山日和さんの歩いていた方向に歩いている。
元越谷本谷
元越谷本谷
2mほどの小さな滝を降りるともうそこは元越の本谷だった。夏の沢シーズンは賑わうこの谷も今日は人の影がなく静かだ。ここは沢登りを始めた頃に何度も通ったところ。ここを右折し、イワクラ尾根方面に向かう。ここより上流はもう元越谷の核心部は過ぎてしまっているので、幾つかの小滝を拾いながら緩やかに登っていく。適当に尾根に上がるとイワクラ尾根分岐の南西部に出てしまった。そのまま遡行したほうがよかったかな。

イワクラ尾根の景色のいい岩陰で昼食休憩。昼寝をしていると登山道を何組かのハイカーが通り抜けて行く。あとは大岩谷を下るばかりだ。2.5万地図の大岩谷道に沿って降りていくとすぐに大岩谷だ。小粒な谷だが、花崗岩でできた岩はフリクションがよくきくし、なめ状になった流れは歩いていて気持ちがいい。しばらく行くと最初の10m斜滝に出る。スラブ状の綺麗な滝だ。
大岩谷の10m滝
大岩谷の10m滝
近くに登山道が通っているので、巻き道はあるはずなのだが、せっかく20mロープを持ってきたので懸垂で水際を降りることにする。ロープの長さが2mほど足りなくて、最後はフリーでクライムダウンする。この滝は簡単に登れそうだが、わざわざ登り返すのも面倒なので、そのまま降りる。

次はこの谷一番の大滝、白滝2段40mだ。上から見るとさすがに高くて怖い。左岸の巻き道を辿って、1段目の上に出てみる。2段目はツルツルのスラブ状の1枚岩でできていて、取りつく島がない感じ。しかし、クラックが斜めに走っているので、このクラックを利用して登れるかもしれない。
白滝上段
白滝上段
1段目を懸垂で降りてみる。やはりロープの長さが足りなくて、最後の2mほどをフリーでクライムダウンしようとしたら、滑ってずり落ち、そのまま水の中によこざまに倒れた。気温が高かったので気持ちよかった。1段目はホールドが豊富そうで、なんとか登れそうだ。今度来た時に挑戦してみよう。やっぱ本気で懸垂しようと思ったら20mロープでは短かすぎるようだ。
白滝下段
白滝下段
これで大岩谷の核心部は終了。そのあとも綺麗な小滝が幾つか現れ、いずれもフリーでクライムダウンできた。大岩谷は2回目だが、水がきれいで思ったよりも素敵な谷だった。

ところで新しい沢靴だが、乾いた岩でのグリップ力は抜群で、ぴたっと吸い付いたように滑らない。濡れた岩でも多少のぬめりは気にならなかった。もっともこれはフリクションのいい鈴鹿の沢での印象なので、ぬめりの多い台高の沢ではどうなるのか、今度試してみたい。
                         @シュークリーム@
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
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Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by 落第忍者 »

シュークリームさん、こんばんは。

ハイパーVの安全靴を買ったことがあります。
ちょっとサイズをミスってお蔵入りになってしまいましたけど。
仕事用でしたから沢で使ったこともありません。

ずっと前にokuさんが紹介されていた北海道のショップで、フェルトの地下足袋も買ってしまったり。
安全な平流を暑さ凌ぎで歩けたらいいなくらいのつもりで。
山を始めたのが47歳で、ロープやギア類の習得も諦めていますから。

私よりも年長のシュークリームさんが急速に嵌っていく姿を拝見していても、あまり本格的にやってみようという気にならないんですよ。
何回もお誘いいただいているのに申し訳ないことで。
昨年から今年にかけて初見の花に沢山出会えて、暫くはこの路線で突っ走りそうな気がしています。

オフ会前日に甲森谷を予定されていたんですね。
でもシュークリームさんの行動パターンからは考えにくいかもしれません。
試し履きなら近くの沢でも出来ますから。
そんな時は勝手知ったる庭で遊ぶに限ります。

今年の花は早いのに、ヒルは遅いのでしょうか。
あんな気持ちの悪い奴は居ないにこしたことはないですけどね。
特別な対策をしない私にとっては、そんな場所には近づかないのが一番だと思っています。
ですから乾いた灼熱の尾根歩きが多くなってしまうようです。

私みたいな滝がありましたか。
見た目も実際も楽勝だったことでしょう。
私は一人でも安全に歩けるそんな沢を目指しそうです。

核心の内容についてのレスでなくてすいません。
落第忍者
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by シュークリーム »

忍者さん、おはようございます。

ハイパーVの安全靴を買ったことがあります。
ちょっとサイズをミスってお蔵入りになってしまいましたけど。
仕事用でしたから沢で使ったこともありません。


ハイパーVってあの値段の安さを考えると優れものですよねえ。あの値段で、性能は高い沢靴とほとんど変わりませんから、たまにしか沢に行かない人にはおススメです。フェルト靴と違って下山にも使えるしね。

ずっと前にokuさんが紹介されていた北海道のショップで、フェルトの地下足袋も買ってしまったり。
安全な平流を暑さ凌ぎで歩けたらいいなくらいのつもりで。
山を始めたのが47歳で、ロープやギア類の習得も諦めていますから。


私、山に登るのが目的で山歩きを始めたのが50代半ば、沢登りは今の忍者さんの年齢の頃にはじめています。人間、何かを始めるのに遅すぎるということは絶対ありません。人生、死ぬまで新しいことにチャレンジです。
と言って、別に沢登りを薦めているわけじゃないんですけど。自分のやりたいスタイルでやるのが一番です。


私よりも年長のシュークリームさんが急速に嵌っていく姿を拝見していても、あまり本格的にやってみようという気にならないんですよ。
何回もお誘いいただいているのに申し訳ないことで。
昨年から今年にかけて初見の花に沢山出会えて、暫くはこの路線で突っ走りそうな気がしています。


沢登りを憶えてから谷歩きの楽しさを知りました。おそらくzippさんと同じような感じで歩いています。流れの横を歩くか、中を歩くか程度の違いですね。でも、滝を見ると登りたくなるのは私の性格かな :mrgreen:

オフ会前日に甲森谷を予定されていたんですね。
でもシュークリームさんの行動パターンからは考えにくいかもしれません。
試し履きなら近くの沢でも出来ますから。
そんな時は勝手知ったる庭で遊ぶに限ります。


以前から甲森谷には一度行きたいと思っていたものですから。ためし履きにはちょうどよさそうなそぞろ歩きの沢のようだし。そのうち他の沢とも絡めて一度行ってきます。

今年の花は早いのに、ヒルは遅いのでしょうか。
あんな気持ちの悪い奴は居ないにこしたことはないですけどね。
特別な対策をしない私にとっては、そんな場所には近づかないのが一番だと思っています。
ですから乾いた灼熱の尾根歩きが多くなってしまうようです。


灼熱の尾根歩きをするくらいなら沢遊びの方がずっとましだと思いますけどね。

私みたいな滝がありましたか。
見た目も実際も楽勝だったことでしょう。
私は一人でも安全に歩けるそんな沢を目指しそうです。


いや、見た目は怖そうだったですよ。そんなギャップがまた魅力的なんですねえ。
添付ファイル
P1100117.jpg
                         @シュークリーム@
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

この時期の小岐須名物といえばやっぱヒル。大石橋の駐車場で戦々恐々としていたのだが、地面は乾ききってヒルの影さえない。ヒルがこちらに到達する前に干からびて死んでしまうだろう。

とはいいつつ、私は土砂砂漠の青川でやられました。 :mrgreen:

次は美しい7m末広滝。前回、流れの右側を登ったが、今回は左側の細い溝に沿って登る。どこからでもいける感じ。

このあたりも楽しめそうなんですよね。

縦走路を北に取り、紺屋谷方向に右折するところを左折して西へ降りていくと林道に出た。あらら、ちょっと下るのが早すぎたみたい。まあいい、林道をそのまま進めば仏谷の源頭に出るので、そこから入渓すればいい。

あらまあ谷をつなげるんですか。
元気だなあ。

近くに登山道が通っているので、巻き道はあるはずなのだが、せっかく20mロープを持ってきたので懸垂で水際を降りることにする。ロープの長さが2mほど足りなくて、最後はフリーでクライムダウンする。この滝は簡単に登れそうだが、わざわざ登り返すのも面倒なので、そのまま降りる。

1段目を懸垂で降りてみる。やはりロープの長さが足りなくて、最後の2mほどをフリーでクライムダウンしようとしたら、滑ってずり落ち、そのまま水の中によこざまに倒れた。気温が高かったので気持ちよかった。1段目はホールドが豊富そうで、なんとか登れそうだ。今度来た時に挑戦してみよう。やっぱ本気で懸垂しようと思ったら20mロープでは短かすぎるようだ。

この熱心さが私には無いんだなあ。 :lol:

ところで新しい沢靴だが、乾いた岩でのグリップ力は抜群で、ぴたっと吸い付いたように滑らない。濡れた岩でも多少のぬめりは気にならなかった。もっともこれはフリクションのいい鈴鹿の沢での印象なので、ぬめりの多い台高の沢ではどうなるのか、今度試してみたい。

さあどうでしょうね。
耐久性はどんなもんです?

                                 わりばし
 
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by 宮指路 »

シュークリームさん、こんばんは

林道に入ってすぐに左折し、堰堤を越えるとそこはヤケギ谷。倒木を跨いだりしていくと最初に出迎えてくれるのが10m滝である。最初行った時はとても登れないと思ってあっさり巻いたのだが、実はこの滝、難しそうに見えてホールドが適度にあり比較的簡単に登れるのである。外見は怖そうでも心が優しい落第忍者さんみたいな滝なのである。それでも壁が立っていて落ちると痛たそうなので、慎重に登っていく。

私の中身はさておき外見はどうですか?
ヤケギ谷も一遍行ってみたいです。

沢登りは危ないので単独ではいかないようにと人には言っているし、自分でもそれなりに経験を積んで危ないことは実感している。仲間で力を合わせて単独では登れない沢を攻略していくことの楽しさも知っている。しかし、せせらぎの音を聞きながら一人で新緑や紅葉の沢をそぞろ歩く癒しを伴った快感はそれとはまた待った違った魅力を持っている。せせらぎの音には人を和ませる魅力がある。その中にどっぷりつかって山と一体化している自分が好きだ。

そうですね~。難しい滝を仲間と登って行くのもそれはそれで爽快感がありますがやはり一人で遡行するのも楽しいものです。

2mほどの小さな滝を降りるともうそこは元越の本谷だった。夏の沢シーズンは賑わうこの谷も今日は人の影がなく静かだ。ここは沢登りを始めた頃に何度も通ったところ。ここを右折し、イワクラ尾根方面に向かう。ここより上流はもう元越谷の核心部は過ぎてしまっているので、幾つかの小滝を拾いながら緩やかに登っていく。適当に尾根に上がるとイワクラ尾根分岐の南西部に出てしまった。そのまま遡行したほうがよかったかな。

宮指路岳のヤケギ谷を登ってどうして元越谷と思ったのですが水沢峠を乗越したのですね。
元越谷は下流の長い林道歩きや堰堤のいやらしい巻がなければ上流は子供でも楽しめそうな癒しの沢ですね

                              宮指路
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by 山日和 »

シュークリさん、こんばんは。

林道に入ってすぐに左折し、堰堤を越えるとそこはヤケギ谷。倒木を跨いだりしていくと最初に出迎えてくれるのが10m滝である。最初行った時はとても登れないと思ってあっさり巻いたのだが、実はこの滝、難しそうに見えてホールドが適度にあり比較的簡単に登れるのである。外見は怖そうでも心が優しい落第忍者さんみたいな滝なのである。それでも壁が立っていて落ちると痛たそうなので、慎重に登っていく。

そうなんですか。私は登れそうだと思いながら慎重を期して巻いてしまいました。

http://old.yabukogi.net/forum/275.html[attachment=1]P1100103.jpg[/attachment]

沢登りは危ないので単独ではいかないようにと人には言っているし、自分でもそれなりに経験を積んで危ないことは実感している。仲間で力を合わせて単独では登れない沢を攻略していくことの楽しさも知っている。しかし、せせらぎの音を聞きながら一人で新緑や紅葉の沢をそぞろ歩く癒しを伴った快感はそれとはまた待った違った魅力を持っている。せせらぎの音には人を和ませる魅力がある。その中にどっぷりつかって山と一体化している自分が好きだ。

その通りですね。攻める沢とのんびり楽しむ沢と、楽しみ方が違いますよね。でもシュークリさんは単独でも攻めてるような・・・・ :mrgreen:

独特の形状を持ったチョックストーン2条滝を左岸から巻き、

この滝が話題になった滝です。これだけ淫靡な滝は鈴鹿随一でしょう。 :lol:

仏谷源頭部は癒しの空間だ。思わぬところにヤブレガサの群落を見つける。流れは緩やかに蛇行しながら進んでいるので、沢中でなく、流れの横をショートカットしながら歩いていくと、幾つかの谷の細い流れを集めていつの間にかそれなりの流れになっている。たしか山日和さんと初めて会ったのはこのあたりだったっけ。今度は自分が山日和さんの歩いていた方向に歩いている。

そうでした。下から若い格好の人が上がってきたと思ったらシュークリさんでしたね。そちらはあんなところから下りてきた人を見てびっくりしたでしょう。

イワクラ尾根の景色のいい岩陰で昼食休憩。昼寝をしていると登山道を何組かのハイカーが通り抜けて行く。あとは大岩谷を下るばかりだ。2.5万地図の大岩谷道に沿って降りていくとすぐに大岩谷だ。小粒な谷だが、花崗岩でできた岩はフリクションがよくきくし、なめ状になった流れは歩いていて気持ちがいい。しばらく行くと最初の10m斜滝に出る。スラブ状の綺麗な滝だ。

大岩谷は何度か訪れている好きな谷です。適度に変化があって、樹林が美しい。いい谷だと思います。

次はこの谷一番の大滝、白滝2段40mだ。上から見るとさすがに高くて怖い。左岸の巻き道を辿って、1段目の上に出てみる。2段目はツルツルのスラブ状の1枚岩でできていて、取りつく島がない感じ。しかし、クラックが斜めに走っているので、このクラックを利用して登れるかもしれない。
1段目を懸垂で降りてみる。やはりロープの長さが足りなくて、最後の2mほどをフリーでクライムダウンしようとしたら、滑ってずり落ち、そのまま水の中によこざまに倒れた。気温が高かったので気持ちよかった。1段目はホールドが豊富そうで、なんとか登れそうだ。今度来た時に挑戦してみよう。やっぱ本気で懸垂しようと思ったら20mロープでは短かすぎるようだ。


さっき言ったことと違うことやってるじゃないですか~(^_^;)

ところで新しい沢靴だが、乾いた岩でのグリップ力は抜群で、ぴたっと吸い付いたように滑らない。濡れた岩でも多少のぬめりは気にならなかった。もっともこれはフリクションのいい鈴鹿の沢での印象なので、ぬめりの多い台高の沢ではどうなるのか、今度試してみたい。

私も以前はキャラバンの「飯豊アクア」を履いてました。乾いた岩では素晴らしいフリクションなんだけど、若狭の沢で何気なく石の上に立ったら
なんの抵抗もなく滑り出して横転してしまいました。あれ以来フリクションを信用しきれずにいます。
今のソールは性能が上がったのかなあ?

                                 山日和
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん、おはようございます。

とはいいつつ、私は土砂砂漠の青川でやられました。

そうですか。あのあたりもヒルの巣窟ですね。きっと落ち葉のあるところで止まっていたんだろうなあ。私はヒルのいそうなところでは立ち止まらないですから。

このあたりも楽しめそうなんですよね。

一つ一つの谷が小粒なので、複数の谷をつなげると楽しいですね。

さあどうでしょうね。
耐久性はどんなもんです?


まだ一回使っただけなのでわかりませんが、耐久性はあると思います。
添付ファイル
大岩谷の素敵な滝
大岩谷の素敵な滝
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by シュークリーム »

宮指路さん、おはようございます。

私の中身はさておき外見はどうですか?
ヤケギ谷も一遍行ってみたいです。


宮指路さんは外見も中身も優しそうですよ :mrgreen:
ヤケギ谷もなかなか楽しい渓です。一度行ってみてください。


そうですね~。難しい滝を仲間と登って行くのもそれはそれで爽快感がありますがやはり一人で遡行するのも楽しいものです。

せせらぎの音を聞いていると心が安らぎます。水というのは私たち生物の故郷なんだろうか。

宮指路岳のヤケギ谷を登ってどうして元越谷と思ったのですが水沢峠を乗越したのですね。
元越谷は下流の長い林道歩きや堰堤のいやらしい巻がなければ上流は子供でも楽しめそうな癒しの沢ですね


元越谷には毎年行っていますが、美しい渓ですね。
松山谷、ニゴリ谷もそうですが、あの辺りの谷は水がきれいで好きです。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by シュークリーム »

山日和さん、おはようございます。

そうなんですか。私は登れそうだと思いながら慎重を期して巻いてしまいました。

レポ、読ませてもらいました。単独だとちょっと挑戦しづらいですよね。私は去年たろーさんと一緒に登っているので、だいたい様子がわかっていましたんで。

その通りですね。攻める沢とのんびり楽しむ沢と、楽しみ方が違いますよね。でもシュークリさんは単独でも攻めてるような・・・・

滝を見ると登りたくなるのは自分の性格ですね。
きれいな女性を見ると口説きたくなると言いたいところですが、女性の方はさっぱりですわ。


この滝が話題になった滝です。これだけ淫靡な滝は鈴鹿随一でしょう。

山日和さん、この手のモニュメントに敏感ですねえ :lol:
以前も台高のウグイ高のレポでこの手のご指摘をいただいたような。
まあ、自然の造形美ということで…


そうでした。下から若い格好の人が上がってきたと思ったらシュークリさんでしたね。そちらはあんなところから下りてきた人を見てびっくりしたでしょう。

あの時は単独の男性が近所を散歩しているかのような風情で歩いて来たんで、頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになりました。
私はまだ沢を始めたばかりだったんで、結構緊張して歩いていたんですけど。


大岩谷は何度か訪れている好きな谷です。適度に変化があって、樹林が美しい。いい谷だと思います。

スラブ系の滝とナメがきれいな谷ですね。癒されます。

さっき言ったことと違うことやってるじゃないですか~(^_^;)

まあ、これは私の性格ということで。
滝を見れば登りたくなる。
美しい女性を見ると口説きたくなると言いたいところだけど。


私も以前はキャラバンの「飯豊アクア」を履いてました。乾いた岩では素晴らしいフリクションなんだけど、若狭の沢で何気なく石の上に立ったら
なんの抵抗もなく滑り出して横転してしまいました。あれ以来フリクションを信用しきれずにいます。
今のソールは性能が上がったのかなあ?


キャラバンのソールはビブラムの物のようですね。
私の靴はファイブテンですが、自社製だそうです。
確かにぬめった沢では気をつけないといけないですが、グリップした時のあの感触はフェルトにはないものですね。しばらくこのラバーソ-ルを使ってみようと思っています。
                               
                         @シュークリーム@
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by 山日和 »

シュークリさん、こんばんは。

滝を見ると登りたくなるのは自分の性格ですね。
きれいな女性を見ると口説きたくなると言いたいところですが、女性の方はさっぱりですわ。


なるほど :mrgreen:

キャラバンのソールはビブラムの物のようですね。
私の靴はファイブテンですが、自社製だそうです。


今のキャラバンはビブラムのようですね。昔はファイブテンのアクアステルスソールを使ってました。
当時の他のレポを見ても、ぬめった岩と苔には無抵抗と書いてあります。
乾いた岩のグリップと泥壁の高巻きには抜群の威力を発揮しましたが。
ファイブテンのソールも今は進化してるんでしょうね。

                   山日和
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿・沢登り】小岐須周辺沢散歩:ヤケギ谷〜仏谷〜元越谷本谷〜大岩谷

投稿記事 by シュークリーム »

山日和さん、おはようございます。
レス、遅くなってすみません。


今のキャラバンはビブラムのようですね。昔はファイブテンのアクアステルスソールを使ってました。
当時の他のレポを見ても、ぬめった岩と苔には無抵抗と書いてあります。
乾いた岩のグリップと泥壁の高巻きには抜群の威力を発揮しましたが。
ファイブテンのソールも今は進化してるんでしょうね。


今のところぬめりの少ない鈴鹿の沢で使っているだけなんで、抜群のグリップ力を発揮していますね。台高で使うとどうなんだろうか。またレポさせてもらいますね。
                         @シュークリーム@
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