【鈴鹿】羊は何処に・・・大外れの竜ヶ岳
Posted: 2011年6月06日(月) 21:30
今週はシロヤシオと決めていた、ネットで調べると5月25日日頃に行かれた方によると今月初めが見頃だろうとの事、すでに5日になっているので少し遅い目だろうけど、遅咲きの残り物や、散りヤシオもいいだろう。ヤブコギネットでも情報を募ったが残念ながら投稿がないので一か八か行く事にした。(情報頂いた方有難うございました、早く寝てしまったので確認出来ませんでしたので現時点での記述です)
【 日 付 】2011年6月5日(日)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】ひとり
【 天 候 】小曇りのち大曇り
【 ルート 】宇賀渓の橋P 7:10-竜ヶ岳10:05-白谷越え11:30-竜ふたたび12:35-鞍部、昼食12:40~13:00-宇賀渓の橋P 14:45
宇賀渓の橋の袂のパーキングに車を停める、歩いて行くと案内書にはすでに係り員がいてこちらを見ているではないか。「ハイハイ、登山届けね判ってますよ行きますからね」と心の中でつぶやいて近づいていく。
係「登山届けをおねがいします、案内図のパンフをどうぞ」
TW 「ありがとう、こんなのももらえるの?」
登山届けを書いていると
係「入山料200円お願いします」
おいおいマジかよ、先に言えよ、他所から入るからと心の中では思ったけど潔く支払った。
色々話をしてくれる、今年の4月から取る様になったようだ。もう案内所の前は二度と通らないからね。
今日は中道を登る事に、金山尾根分岐から長尾滝までの所は始めてのルート、山腹コースを行くと先行のカップルに追いついた女性の足元はズボンの裾が長いのか、渡渉で濡れたのかふくらはぎくらいまで滲みている。
追い抜いて行き中道の分岐の谷に出て休憩しているとカップルもやって来た、足元を見るとヒルが居ると言って騒いでいる、自分もヒルチェック、長靴に裾は厚手の靴下の中に入れてるから入ってもまず大丈夫だろうと思うが幸い姿は無かった。
谷を登り堰堤を幾つか越えていく、カップルも同じコースを来るが次第に離れていった。谷を離れるところで汗を洗って山腹に登り出すと首筋が痛い、これはと手をやると予想どうりの不気味な感触が指に伝わる、タオルを下に置いた時に付いたのか、上から落ちてくるのかヒルにやられてしまった。
丸めながら登っていく、10分程丸め続けるとヒルも動かなくなる、甦生するかな?とお茶をかけてみたが、やはりヒルも化け物ではないようだ、動く気配が無かった。
蛇谷ルートの分岐を過ぎるとヤマツツジが沢山咲いているシロヤシオも有りそうだなの気持ち。団体さんが降りてくる、テンパク組の様だ、若者にシロヤシオ残ってましたか?と聞いてみる、良く判らないようだ、白いツツジですというとおじさんに相談して残ってなかったですよの返事が返って来た。
うそだろう、見落としたんじゃないのと未だ信じられなかった、直ぐにシロヤシオ帯に突入、落花は沢山有るけどそれさえも枯れ果てているではないか、それでも残るものは有るだろうと山頂に向かう。
山頂から見ても子羊は全く居ないのだ、なんだったんだあの情報はガセネタを掴まされた思いだった。
誰もいない山頂で小休止、曇ってはいるけどガスは無いので展望は有るのが幸いだ。
今日はこの後白谷越えを見に行く予定だ、トンネルを抜け茶屋川から太尾を登りたい気も有ったのだが帰りに時間が掛かるし、調べて見ると白谷越えのザレ場がちょっと怖そうなところらしいのが判ったのでまずはこちらから下調べという事にしたのだ。
分岐から笹原に入るが明瞭な踏み分けは無く、露の付いた笹がズボンを濡らしていやらしい、またこの時期雪に押えられていた笹は結構汚れているのだ。しばらくで笹は低くなり低いアセビ帯になり、尾根芯をアセビが覆うのでなだらかな北面を歩いていくこの辺りのシロヤシオも全く花は残っておらずヤマツツジだけが赤い花をつけている。 アセビ帯を抜けると自然林に入る、マーキングテープも無いし最近の足跡も無いのでそれほど人は入ってないのだろう今日も誰にも会わないのだろうと思ってると前方から人の姿が、相手はすでに私に気付いていた様で直ぐに声を掛けてきた、なんとヤブメン・わりばしさんだった。太尾を登って、竜、静と周り降りるという。白谷越えの状況を聞くと全然怖く無いとの事、しばらく話をして分かれた。しかしわりばしさんとは、よくであうなぁ。
今日は地形図を持たずで、GPSで確認するが接続尾根が顕著じゃないし結構複雑なんでGPSでは判り難い、エアリアも見るがこの縮尺ではあてにならないし、老眼で最近見えないし、でも幸いザレ場らしきが肉眼で見て取れるので後は感を頼りに降りていく、途中わりばしさんの靴跡でルートが合っているのが判る。小尾根が二股になる、多分こちらだと左の尾根に移る、浅い地形だ下で修正出来るだろうの気持ちだ。
降りていくと谷に降りてしまった、白谷に降りてしまったのかなと対岸の尾根に登ると変な方向にザレ場が見えている、三池方面の県境稜線もみえるのでどうも古語録谷側に下ってしまった様だ、登り返すのも疲れるのでトラバースしているとこんな所にも明瞭な道型が有る、炭焼き道だったのだろうか、巻いていくと滝の有る小谷に出た上にはザレ場が有る、どうも白谷越えの側面に出たようだ、ザレザレと滑りながらも登っていく、最後は登り切れないので木の有る所に逃げて這い上がった。
上がったザレ場は怖そうな所は無い、他にも有るのかもと少し降りていくと山抜けが見えている、そこを登り返すと太尾へ至るのだが、どうもザレ場は無い様なので引き返す。やはりここが白谷越えだった。滑り落ちても大した事は無いだろう、鈴鹿には沢山有りそうなザレ場だった、直ぐ下も巻けるしこれなら伊勢山上の方が余程怖いかな、今度太尾ルートも挑戦出来る事を確認出来たしさあ戻ろう。尾根を登り返す先ほどの分岐に合流ここで尾根を移ったのが失敗だったようだ。 直登りがきついので斜面を巻きながら登って行く、再び竜ヶ岳の山頂、今回は沢山の人が昼食タイムだ、そのまま通過して鞍部の上の笹のはげ地で昼食とした。午後からは三重県側からガスが上がりだしている。段々景色を隠していく、シロヤシオが無いのが残念だ。
さあ帰ろう、登山道から下の笹原を覗くと三本ばかりかたまって、迷子になった子羊が、あ~これが今年の花付きだったんだね、見事な花を付けていました。あたかも沢山咲いていたように見せようと何枚も写真を撮った。
クラを通り遠足尾根に入る、残り物を探すが見られるような物はなく本当にそこでだけしかまともな物はみられなかったのでした、散りヤシオも綺麗なものは無く、木には枯れたまま花殻となって付いているのが異様で有った。やっぱり台風の風でもまれてやられてしまったようであった。ささを漕ぐと凄い数のダニが付いてくる、でもそのまま歩くと殆んどが落ちてしまうので笹原を抜けてから払うことに、払っても払ってもきりが無いからね。
大日向を通り末端から宇賀渓の橋に向けて下降、丁度橋の袂に出た。車で着替えを持ち橋の下の谷に降りて汗を流す、長靴を脱ぐとソックスの上に三匹もヒルが入っていたよ。でも被害は無しさ・・・つぶしたら全部血が出てくるではないか、なんとソックスの上からやられてしまっていた、おそるべし。
【 日 付 】2011年6月5日(日)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】ひとり
【 天 候 】小曇りのち大曇り
【 ルート 】宇賀渓の橋P 7:10-竜ヶ岳10:05-白谷越え11:30-竜ふたたび12:35-鞍部、昼食12:40~13:00-宇賀渓の橋P 14:45
宇賀渓の橋の袂のパーキングに車を停める、歩いて行くと案内書にはすでに係り員がいてこちらを見ているではないか。「ハイハイ、登山届けね判ってますよ行きますからね」と心の中でつぶやいて近づいていく。
係「登山届けをおねがいします、案内図のパンフをどうぞ」
TW 「ありがとう、こんなのももらえるの?」
登山届けを書いていると
係「入山料200円お願いします」
おいおいマジかよ、先に言えよ、他所から入るからと心の中では思ったけど潔く支払った。
色々話をしてくれる、今年の4月から取る様になったようだ。もう案内所の前は二度と通らないからね。
今日は中道を登る事に、金山尾根分岐から長尾滝までの所は始めてのルート、山腹コースを行くと先行のカップルに追いついた女性の足元はズボンの裾が長いのか、渡渉で濡れたのかふくらはぎくらいまで滲みている。
追い抜いて行き中道の分岐の谷に出て休憩しているとカップルもやって来た、足元を見るとヒルが居ると言って騒いでいる、自分もヒルチェック、長靴に裾は厚手の靴下の中に入れてるから入ってもまず大丈夫だろうと思うが幸い姿は無かった。
谷を登り堰堤を幾つか越えていく、カップルも同じコースを来るが次第に離れていった。谷を離れるところで汗を洗って山腹に登り出すと首筋が痛い、これはと手をやると予想どうりの不気味な感触が指に伝わる、タオルを下に置いた時に付いたのか、上から落ちてくるのかヒルにやられてしまった。
丸めながら登っていく、10分程丸め続けるとヒルも動かなくなる、甦生するかな?とお茶をかけてみたが、やはりヒルも化け物ではないようだ、動く気配が無かった。
蛇谷ルートの分岐を過ぎるとヤマツツジが沢山咲いているシロヤシオも有りそうだなの気持ち。団体さんが降りてくる、テンパク組の様だ、若者にシロヤシオ残ってましたか?と聞いてみる、良く判らないようだ、白いツツジですというとおじさんに相談して残ってなかったですよの返事が返って来た。
うそだろう、見落としたんじゃないのと未だ信じられなかった、直ぐにシロヤシオ帯に突入、落花は沢山有るけどそれさえも枯れ果てているではないか、それでも残るものは有るだろうと山頂に向かう。
山頂から見ても子羊は全く居ないのだ、なんだったんだあの情報はガセネタを掴まされた思いだった。
誰もいない山頂で小休止、曇ってはいるけどガスは無いので展望は有るのが幸いだ。
今日はこの後白谷越えを見に行く予定だ、トンネルを抜け茶屋川から太尾を登りたい気も有ったのだが帰りに時間が掛かるし、調べて見ると白谷越えのザレ場がちょっと怖そうなところらしいのが判ったのでまずはこちらから下調べという事にしたのだ。
分岐から笹原に入るが明瞭な踏み分けは無く、露の付いた笹がズボンを濡らしていやらしい、またこの時期雪に押えられていた笹は結構汚れているのだ。しばらくで笹は低くなり低いアセビ帯になり、尾根芯をアセビが覆うのでなだらかな北面を歩いていくこの辺りのシロヤシオも全く花は残っておらずヤマツツジだけが赤い花をつけている。 アセビ帯を抜けると自然林に入る、マーキングテープも無いし最近の足跡も無いのでそれほど人は入ってないのだろう今日も誰にも会わないのだろうと思ってると前方から人の姿が、相手はすでに私に気付いていた様で直ぐに声を掛けてきた、なんとヤブメン・わりばしさんだった。太尾を登って、竜、静と周り降りるという。白谷越えの状況を聞くと全然怖く無いとの事、しばらく話をして分かれた。しかしわりばしさんとは、よくであうなぁ。
今日は地形図を持たずで、GPSで確認するが接続尾根が顕著じゃないし結構複雑なんでGPSでは判り難い、エアリアも見るがこの縮尺ではあてにならないし、老眼で最近見えないし、でも幸いザレ場らしきが肉眼で見て取れるので後は感を頼りに降りていく、途中わりばしさんの靴跡でルートが合っているのが判る。小尾根が二股になる、多分こちらだと左の尾根に移る、浅い地形だ下で修正出来るだろうの気持ちだ。
降りていくと谷に降りてしまった、白谷に降りてしまったのかなと対岸の尾根に登ると変な方向にザレ場が見えている、三池方面の県境稜線もみえるのでどうも古語録谷側に下ってしまった様だ、登り返すのも疲れるのでトラバースしているとこんな所にも明瞭な道型が有る、炭焼き道だったのだろうか、巻いていくと滝の有る小谷に出た上にはザレ場が有る、どうも白谷越えの側面に出たようだ、ザレザレと滑りながらも登っていく、最後は登り切れないので木の有る所に逃げて這い上がった。
上がったザレ場は怖そうな所は無い、他にも有るのかもと少し降りていくと山抜けが見えている、そこを登り返すと太尾へ至るのだが、どうもザレ場は無い様なので引き返す。やはりここが白谷越えだった。滑り落ちても大した事は無いだろう、鈴鹿には沢山有りそうなザレ場だった、直ぐ下も巻けるしこれなら伊勢山上の方が余程怖いかな、今度太尾ルートも挑戦出来る事を確認出来たしさあ戻ろう。尾根を登り返す先ほどの分岐に合流ここで尾根を移ったのが失敗だったようだ。 直登りがきついので斜面を巻きながら登って行く、再び竜ヶ岳の山頂、今回は沢山の人が昼食タイムだ、そのまま通過して鞍部の上の笹のはげ地で昼食とした。午後からは三重県側からガスが上がりだしている。段々景色を隠していく、シロヤシオが無いのが残念だ。
さあ帰ろう、登山道から下の笹原を覗くと三本ばかりかたまって、迷子になった子羊が、あ~これが今年の花付きだったんだね、見事な花を付けていました。あたかも沢山咲いていたように見せようと何枚も写真を撮った。
クラを通り遠足尾根に入る、残り物を探すが見られるような物はなく本当にそこでだけしかまともな物はみられなかったのでした、散りヤシオも綺麗なものは無く、木には枯れたまま花殻となって付いているのが異様で有った。やっぱり台風の風でもまれてやられてしまったようであった。ささを漕ぐと凄い数のダニが付いてくる、でもそのまま歩くと殆んどが落ちてしまうので笹原を抜けてから払うことに、払っても払ってもきりが無いからね。
大日向を通り末端から宇賀渓の橋に向けて下降、丁度橋の袂に出た。車で着替えを持ち橋の下の谷に降りて汗を流す、長靴を脱ぐとソックスの上に三匹もヒルが入っていたよ。でも被害は無しさ・・・つぶしたら全部血が出てくるではないか、なんとソックスの上からやられてしまっていた、おそるべし。