黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
【 日 付 】2015年4月2日(木)
【 山 域 】 美濃
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れから曇り
【 ルート 】大谷川林道終点二股8:00>左岸尾根取付き>アラクラ10:30>黑津山10:50>五蛇池山11:43>小蕎麦粒>蕎麦粒山>南尾根>林道>二股駐車地15:50
4月最初の週末は雨模様。その前後も雨マークがずらりと並んで予報を見ているだけで気分が憂鬱になりそうだ。平日は道路が混むので出かけたくないが、背に腹は代えられない。週間予報で唯一天気マークが出ている4月2日(木)を狙って山へと出かけた。
行先はスケジュールどおり美濃の蕎麦粒山だ。今回は大谷川周辺の山々を日帰りで制覇しようという野心的かつ大胆な計画だ。張り切って早起きし5時10分には鈴鹿を出発した。この時間帯なら朝渋滞にかかることもなく桑名市まで軽快に走れた。後は長良川堤防と揖斐川堤防道路をすいすい走るだけ。8時前には登山口の大谷川林道終点付近に着いた。
手早く身支度を整えて8時ちょうどに出発。工事立入禁止の看板を無視して林道の延長部分に入るが、新年度の工事はまだ始まっていなかった。間もなく旧林道のZ字カーブに入って切り返しながら高度を上げる。大きな崩落部分はトラロープに掴まりながら斜面をヘツる。林道に積もった雪は適度な硬さで、ツボ足で進むのに都合良かった。
さて、今日の計画はこの廃林道から大谷川左岸尾根に取りついて黒津山、五蛇池山、蕎麦粒山と周回し右岸の稜線を辿って駐車地の大谷川二股へ降り立とうというゴールデンリングを巡る旅だ。そう、ここはまさしく美濃の核心部の山々が連なったゴールデンリングなのだ。
左岸尾根の取り付き点をどこにするか。地形図に穴が開くほど見つめて出した結論は林道が直角に大きく曲がる先の小さな直角カーブ。林道の崖マークが途切れているし、尾根に障害物も少なそうだ。実際のところは行ってみなければ分からないが、それが冒険というものだ。
林道を進み山ナビで狙った取り付き点を確認したら、林道から這い上がってみる。ヤブはなく行けそうだ。尾根心には薄い踏み跡のような感じもする。登って行くと驚いたことに赤いプラ杭が出てきた。人の考えることは皆同じようだ。
高度が上がると雪面が繋がってきた。尾根の傾斜は地形図どおり平均していてキックステップで確実に刻んでいける。
前方に稜線が見え1000mを少し超えたところで長い登りは終わり大リングの一端に出た。P882mとP1163mの中間辺りの平坦地で気持ちの良いところだ。尾根の先にはアラクラと呼ばれるP1163mが見えている。
遠くには白い雪を抱いた金糞岳が目立っている。
10時半、平坦な雪原が広がるアラクラに着いた。黒津山(1193m)はすぐ東に見え標高もほぼ同じ高さだ。 黒津山の南を目で追うと先週登った天狗山(1149m)が意外に平凡な姿を見せている。
大谷川を挟んだ対岸には蕎麦粒山(左)と小蕎麦粒が圧倒的な存在感を放っている。 黒津山まで気持ち良い雪庇の回廊が繋がっている。
平坦な尾根を歩き最後のコルを下って登り返すと黒津山だ。三角点は稜線ルートから少し外れているが、めったに来られるところではないので山頂まで往復する。
10時50分、黒津山頂に着いた。アラクラに比べると狭くて平凡なところだった。以前、天狗山から往復した時はガスっていて何も見えなかったから今回が初めてのようなものだ。
次は丸い山頂で穏やかそうな五蛇池山(1148m)だ。五蛇池の前後のコルは大谷川の源頭にあたるせいか、どちらもかなり深くて登り返しが大変そうだ。 おまけに五蛇池の登り返しでは雪面が切れ落ちているところが数か所あり、やむなく尾根心のヤブに突っ込む。
11時43分、五蛇池山頂上に着いた。なだらかな山頂は眺めも良いところだが、天気が少し崩れて遠望が怪しくなってきた。
ここまでは順調だ。先週と同じおにぎり弁当でランチにしよう。
昼食を済ませたら大リングの残りを片付けよう。次に目指すは、小蕎麦粒だ。コルからの登り返しは高度差が大きいし山頂直下は反り返るような急斜面でこのルート中で一番の難所だ。 五蛇池の由来の池はどこだろう。二重稜線の間の窪地辺りだろうか。雪に埋まった残雪期にしか来たことがないから実際に見たことはない。
小蕎麦粒に向けじわじわと登り返していく。最後の傾斜が強くなる前にアイゼンを付け雪の壁に備える。山頂まであとひと息のところまで来た。尾根心はヤブになっているが、左斜面の雪は繋がっている。雪質は硬すぎず、柔らかすぎずでしっかり足はかかる。左から回り込めば簡単に山頂に出られそうだ。しかし万が一にも滑落すればお陀仏で一巻の終わりになりそうだ。ここは無理せずヤブを抜けましょう。
小蕎麦粒も本峰に負けず劣らずの鋭鋒だが、ガスがかかって視界が悪くなってきた。湿気を含んだ生暖かい風も強くなってきた。
小蕎麦粒の先の尾根分岐は登山道になっており安全に林道終点まで降りられるが、どうしたものだろう。せっかくここまで来たことだし、時間的にもまだ余裕はある。ここは、やはり予定通り本峰を通過して稜線を下っていこう。
本峰に向けじわじわ登り返していく。この先の肩になったところへ出れば残りわずかだ。
山頂が近づくとガスが濃くなってきた。
山頂直下のヤブを抜けるとトンガリピークの蕎麦粒山頂(1297m)に出た。ガスが濃くて何も見えない。美濃ワールドのど真ん中にある山頂からは、抜群の展望が望めるはずなのに残念というほかない。とにかくこれで目標達成、あとは下るだけだ。
山頂を通過してずんずん尾根を下る。あまり考えもせず尾根を下って行くと様子がおかしい。下りの尾根は痩せていて右の斜面はヤブが出ていたはずなのに、広くゆったりした斜面が続きヤブなど見えない。念のためナビで確認しようとしたら電波を捉えるまえに電池切れのメッセージが出た。高度計に付いている電子コンパスを見ると南向きに下っているようだ。いつの間にか南尾根に入り込んでしまったようだ。
少し登り返して斜面を西へ回り込んでみるが、西の尾根は見当たらない。諦めて南の尾根に戻り下り続けることにした。雪が続くうちは快適な尾根だったが、雪が切れ始めるとヤブが出てきた。ヤブと言っても進行を阻むほどではなく、少し鬱陶しいだけだ。
下って行くうちに登山道かと思うような綺麗なルンゼに出た。未踏の場所で谷を下るのは賢明な選択とは思えないが、行き詰ったらその時考えればいい。後で地形図を確認すると788mの西側の浅い谷を下ったようだ。幸い大きなギャップもなく対岸に見える林道が近づいてきた。林道より高度が下がって大谷川に出合うところで谷は滝になって流れ落ちていた。ある程度予想はしていたが、「やっぱりな。」である。さて、どうしよう。滝そのものは10m以上で下降は不可能。断崖のような左岸斜面をみると段々で何とか降りていけそうだ。他を探したところで似たり寄ったりだろう。左岸斜面を根っこなどに捕まりながら慎重に下った。
無事本流まで下ったが、今度は渡渉点が無い。本流は細く狭まり雪解け水がゴーゴーッと音を立てて流れている。上流側へ遡って川幅が広がり流れが緩くなったところを探して渡渉することにした。川を渡れば林道を歩いていくだけだから委細構わずブーツのまま川を渡る。泥で汚れたブーツやスパッツを洗い流せて一石二鳥だ。
川を渡ったら雪の急斜面を30mほど登って林道に出た。アイゼンとスパッツを外し、ブーツを脱いで靴下を絞る。「あーっ、何とか戻れたよ。」ようやく肩の荷を下ろしてほっとする。足早に林道を下って二股の駐車地へは15時50分に着いた。
最後はちょっと番狂わせがあったけど帰着予定の16時にも間に合って結果良しだ。念願の大リング周回を果たせて達成感十分の一日となった。用意したナビは肝心な時に役立たず。やはり予備電池は用意したほうが、良さそうだ。
【 山 域 】 美濃
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れから曇り
【 ルート 】大谷川林道終点二股8:00>左岸尾根取付き>アラクラ10:30>黑津山10:50>五蛇池山11:43>小蕎麦粒>蕎麦粒山>南尾根>林道>二股駐車地15:50
4月最初の週末は雨模様。その前後も雨マークがずらりと並んで予報を見ているだけで気分が憂鬱になりそうだ。平日は道路が混むので出かけたくないが、背に腹は代えられない。週間予報で唯一天気マークが出ている4月2日(木)を狙って山へと出かけた。
行先はスケジュールどおり美濃の蕎麦粒山だ。今回は大谷川周辺の山々を日帰りで制覇しようという野心的かつ大胆な計画だ。張り切って早起きし5時10分には鈴鹿を出発した。この時間帯なら朝渋滞にかかることもなく桑名市まで軽快に走れた。後は長良川堤防と揖斐川堤防道路をすいすい走るだけ。8時前には登山口の大谷川林道終点付近に着いた。
手早く身支度を整えて8時ちょうどに出発。工事立入禁止の看板を無視して林道の延長部分に入るが、新年度の工事はまだ始まっていなかった。間もなく旧林道のZ字カーブに入って切り返しながら高度を上げる。大きな崩落部分はトラロープに掴まりながら斜面をヘツる。林道に積もった雪は適度な硬さで、ツボ足で進むのに都合良かった。
さて、今日の計画はこの廃林道から大谷川左岸尾根に取りついて黒津山、五蛇池山、蕎麦粒山と周回し右岸の稜線を辿って駐車地の大谷川二股へ降り立とうというゴールデンリングを巡る旅だ。そう、ここはまさしく美濃の核心部の山々が連なったゴールデンリングなのだ。
左岸尾根の取り付き点をどこにするか。地形図に穴が開くほど見つめて出した結論は林道が直角に大きく曲がる先の小さな直角カーブ。林道の崖マークが途切れているし、尾根に障害物も少なそうだ。実際のところは行ってみなければ分からないが、それが冒険というものだ。
林道を進み山ナビで狙った取り付き点を確認したら、林道から這い上がってみる。ヤブはなく行けそうだ。尾根心には薄い踏み跡のような感じもする。登って行くと驚いたことに赤いプラ杭が出てきた。人の考えることは皆同じようだ。
高度が上がると雪面が繋がってきた。尾根の傾斜は地形図どおり平均していてキックステップで確実に刻んでいける。
前方に稜線が見え1000mを少し超えたところで長い登りは終わり大リングの一端に出た。P882mとP1163mの中間辺りの平坦地で気持ちの良いところだ。尾根の先にはアラクラと呼ばれるP1163mが見えている。
遠くには白い雪を抱いた金糞岳が目立っている。
10時半、平坦な雪原が広がるアラクラに着いた。黒津山(1193m)はすぐ東に見え標高もほぼ同じ高さだ。 黒津山の南を目で追うと先週登った天狗山(1149m)が意外に平凡な姿を見せている。
大谷川を挟んだ対岸には蕎麦粒山(左)と小蕎麦粒が圧倒的な存在感を放っている。 黒津山まで気持ち良い雪庇の回廊が繋がっている。
平坦な尾根を歩き最後のコルを下って登り返すと黒津山だ。三角点は稜線ルートから少し外れているが、めったに来られるところではないので山頂まで往復する。
10時50分、黒津山頂に着いた。アラクラに比べると狭くて平凡なところだった。以前、天狗山から往復した時はガスっていて何も見えなかったから今回が初めてのようなものだ。
次は丸い山頂で穏やかそうな五蛇池山(1148m)だ。五蛇池の前後のコルは大谷川の源頭にあたるせいか、どちらもかなり深くて登り返しが大変そうだ。 おまけに五蛇池の登り返しでは雪面が切れ落ちているところが数か所あり、やむなく尾根心のヤブに突っ込む。
11時43分、五蛇池山頂上に着いた。なだらかな山頂は眺めも良いところだが、天気が少し崩れて遠望が怪しくなってきた。
ここまでは順調だ。先週と同じおにぎり弁当でランチにしよう。
昼食を済ませたら大リングの残りを片付けよう。次に目指すは、小蕎麦粒だ。コルからの登り返しは高度差が大きいし山頂直下は反り返るような急斜面でこのルート中で一番の難所だ。 五蛇池の由来の池はどこだろう。二重稜線の間の窪地辺りだろうか。雪に埋まった残雪期にしか来たことがないから実際に見たことはない。
小蕎麦粒に向けじわじわと登り返していく。最後の傾斜が強くなる前にアイゼンを付け雪の壁に備える。山頂まであとひと息のところまで来た。尾根心はヤブになっているが、左斜面の雪は繋がっている。雪質は硬すぎず、柔らかすぎずでしっかり足はかかる。左から回り込めば簡単に山頂に出られそうだ。しかし万が一にも滑落すればお陀仏で一巻の終わりになりそうだ。ここは無理せずヤブを抜けましょう。
小蕎麦粒も本峰に負けず劣らずの鋭鋒だが、ガスがかかって視界が悪くなってきた。湿気を含んだ生暖かい風も強くなってきた。
小蕎麦粒の先の尾根分岐は登山道になっており安全に林道終点まで降りられるが、どうしたものだろう。せっかくここまで来たことだし、時間的にもまだ余裕はある。ここは、やはり予定通り本峰を通過して稜線を下っていこう。
本峰に向けじわじわ登り返していく。この先の肩になったところへ出れば残りわずかだ。
山頂が近づくとガスが濃くなってきた。
山頂直下のヤブを抜けるとトンガリピークの蕎麦粒山頂(1297m)に出た。ガスが濃くて何も見えない。美濃ワールドのど真ん中にある山頂からは、抜群の展望が望めるはずなのに残念というほかない。とにかくこれで目標達成、あとは下るだけだ。
山頂を通過してずんずん尾根を下る。あまり考えもせず尾根を下って行くと様子がおかしい。下りの尾根は痩せていて右の斜面はヤブが出ていたはずなのに、広くゆったりした斜面が続きヤブなど見えない。念のためナビで確認しようとしたら電波を捉えるまえに電池切れのメッセージが出た。高度計に付いている電子コンパスを見ると南向きに下っているようだ。いつの間にか南尾根に入り込んでしまったようだ。
少し登り返して斜面を西へ回り込んでみるが、西の尾根は見当たらない。諦めて南の尾根に戻り下り続けることにした。雪が続くうちは快適な尾根だったが、雪が切れ始めるとヤブが出てきた。ヤブと言っても進行を阻むほどではなく、少し鬱陶しいだけだ。
下って行くうちに登山道かと思うような綺麗なルンゼに出た。未踏の場所で谷を下るのは賢明な選択とは思えないが、行き詰ったらその時考えればいい。後で地形図を確認すると788mの西側の浅い谷を下ったようだ。幸い大きなギャップもなく対岸に見える林道が近づいてきた。林道より高度が下がって大谷川に出合うところで谷は滝になって流れ落ちていた。ある程度予想はしていたが、「やっぱりな。」である。さて、どうしよう。滝そのものは10m以上で下降は不可能。断崖のような左岸斜面をみると段々で何とか降りていけそうだ。他を探したところで似たり寄ったりだろう。左岸斜面を根っこなどに捕まりながら慎重に下った。
無事本流まで下ったが、今度は渡渉点が無い。本流は細く狭まり雪解け水がゴーゴーッと音を立てて流れている。上流側へ遡って川幅が広がり流れが緩くなったところを探して渡渉することにした。川を渡れば林道を歩いていくだけだから委細構わずブーツのまま川を渡る。泥で汚れたブーツやスパッツを洗い流せて一石二鳥だ。
川を渡ったら雪の急斜面を30mほど登って林道に出た。アイゼンとスパッツを外し、ブーツを脱いで靴下を絞る。「あーっ、何とか戻れたよ。」ようやく肩の荷を下ろしてほっとする。足早に林道を下って二股の駐車地へは15時50分に着いた。
最後はちょっと番狂わせがあったけど帰着予定の16時にも間に合って結果良しだ。念願の大リング周回を果たせて達成感十分の一日となった。用意したナビは肝心な時に役立たず。やはり予備電池は用意したほうが、良さそうだ。
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
skywalkさん、こんにちは。
前半は安心して読めましたが、下山はハラハラドキドキでした。
良く御存知の稜線降りもガスで見通しが利かないと違う尾根に引っ張り込まれてしまうのですね。
南尾根にいることを認識した時点でかなり降りてしまっていたのでしょうか。
skywalkさんの実力と経験から何とかなるとの判断で、実際に困難ながらも何とかしてしまったみたいで。
山ナビで検索すると下記のようなものがヒットしました。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B1%B1%E6%AD ... B00JR3UNC6
もう真冬のような電圧低下を気にすることはなさそうなのに、いざと言うときに使えなかったのは痛かったですね。
最後の渡渉も手に汗握る展開のようで。
スパッツをしていても靴下を絞るほどの浸水ですから相当深かったのでしょう。
しかも流れが速いとなると持っていかれるリスクもあったのでは?
何はともあれ御無事で大周回の完遂、お疲れ様でした。
前半は安心して読めましたが、下山はハラハラドキドキでした。
良く御存知の稜線降りもガスで見通しが利かないと違う尾根に引っ張り込まれてしまうのですね。
南尾根にいることを認識した時点でかなり降りてしまっていたのでしょうか。
skywalkさんの実力と経験から何とかなるとの判断で、実際に困難ながらも何とかしてしまったみたいで。
山ナビで検索すると下記のようなものがヒットしました。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B1%B1%E6%AD ... B00JR3UNC6
もう真冬のような電圧低下を気にすることはなさそうなのに、いざと言うときに使えなかったのは痛かったですね。
最後の渡渉も手に汗握る展開のようで。
スパッツをしていても靴下を絞るほどの浸水ですから相当深かったのでしょう。
しかも流れが速いとなると持っていかれるリスクもあったのでは?
何はともあれ御無事で大周回の完遂、お疲れ様でした。
落第忍者
-
- 記事: 719
- 登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
- お住まい: 京都市中京区
- 連絡する:
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
skywalkさん こんにちは。
まずは、黒津山→五蛇池山→蕎麦粒山の大周回達成、やりましたね! おめでとうございます。
私にとっては、先を越されましたという思いです。というのは、この周回は今シーズンの課題になっていました。
ただ、この周回をやるには、(おどさんのような脚力がないので)道の駅さかうちから出発するのは無理で、やはり
旧遊ランド坂内スキー場跡から少し大谷林道を遡り、西俣出合まで行く必要があります。今年は雪が多く、2/15に
偵察に行きましたが、国道が少し入ったところまでしか除雪されておらず、旧遊ランド坂内スキー場までも50㎝の
積雪があり、4WD車であってもスタックの危険が大きかったのです。どれくらいすれば、西俣出合まで入れるかと
思っていました。
そして、3/28に落第忍者さんの山レポで、ようやく西俣出合まで入れることがわかりましたが、時既に遅しという
感じでした。今から思えば、この3/28に実行していれば行けたのではないかとちょっと口惜しい思いがします。と
いうのも、この日は晴天で雪質もまずますのようだったので周回することが十分できたコンディションだったと思う
からですね。私は、仕事の関係で週末(土日)にしか、山にいけないのですが、3月はあまり天気に恵まれなかっ
たと思うのです。やはりせっかく行くなら、おどさんのレポにあるような晴天の日に行きたいと思いながら、なかな
か行く機会を失してしまったようですね。
おどさんの山レポ(前半)→http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-26
(後半)→http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-27
蕎麦粒山からの下山路は西尾根を予定されていたところ、南尾根に迷い込んだようですね。ちょっと危険なル
ートだったのではありませんか。西尾根は夏道があるのですが、積雪期はわかりにくかったのでしょうか。やはり
こんなときにGPSがあると心丈夫ですね。私などは、事前に歩くルートを調査して、GPSに転送しておきますの
で、途中で確認すれば、修正が可能です。ただ電池切れでは文明の利器も役に立ちませんね。やはり予備電池
は必携だと思いますよ。
まずは、黒津山→五蛇池山→蕎麦粒山の大周回達成、やりましたね! おめでとうございます。
私にとっては、先を越されましたという思いです。というのは、この周回は今シーズンの課題になっていました。
ただ、この周回をやるには、(おどさんのような脚力がないので)道の駅さかうちから出発するのは無理で、やはり
旧遊ランド坂内スキー場跡から少し大谷林道を遡り、西俣出合まで行く必要があります。今年は雪が多く、2/15に
偵察に行きましたが、国道が少し入ったところまでしか除雪されておらず、旧遊ランド坂内スキー場までも50㎝の
積雪があり、4WD車であってもスタックの危険が大きかったのです。どれくらいすれば、西俣出合まで入れるかと
思っていました。
そして、3/28に落第忍者さんの山レポで、ようやく西俣出合まで入れることがわかりましたが、時既に遅しという
感じでした。今から思えば、この3/28に実行していれば行けたのではないかとちょっと口惜しい思いがします。と
いうのも、この日は晴天で雪質もまずますのようだったので周回することが十分できたコンディションだったと思う
からですね。私は、仕事の関係で週末(土日)にしか、山にいけないのですが、3月はあまり天気に恵まれなかっ
たと思うのです。やはりせっかく行くなら、おどさんのレポにあるような晴天の日に行きたいと思いながら、なかな
か行く機会を失してしまったようですね。
おどさんの山レポ(前半)→http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-26
(後半)→http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-27
蕎麦粒山からの下山路は西尾根を予定されていたところ、南尾根に迷い込んだようですね。ちょっと危険なル
ートだったのではありませんか。西尾根は夏道があるのですが、積雪期はわかりにくかったのでしょうか。やはり
こんなときにGPSがあると心丈夫ですね。私などは、事前に歩くルートを調査して、GPSに転送しておきますの
で、途中で確認すれば、修正が可能です。ただ電池切れでは文明の利器も役に立ちませんね。やはり予備電池
は必携だと思いますよ。
written by kitayama-walk
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
落第忍者さん、こんにちは。
そういえば高度計を持っていたのに何mまで下っていたのか記憶ありません。やはり焦っていたようです。
山ナビの交換バッテリーは5千円位するのですが、実はノキアの携帯用バッテリーがそのまま使えることを発見したので使っています。容量は少し小さいですが、予備用としては十分です。ネットで安く買えるので2,3個買っておけば安心です。(今回は使わなかったけど)
忍者さんも美濃デビューされたようですのであちこち探ってみてください。面白いですよ。
蕎麦粒西尾根の下山はピストンで何度か経験していたので油断してました。ガスって何も見えないとやっぱりだめです。落第忍者 さんが書きました:前半は安心して読めましたが、下山はハラハラドキドキでした。良く御存知の稜線降りもガスで見通しが利かないと違う尾根に引っ張り込まれてしまうのですね。南尾根にいることを認識した時点でかなり降りてしまっていたのでしょうか。
そういえば高度計を持っていたのに何mまで下っていたのか記憶ありません。やはり焦っていたようです。
山ナビの交換バッテリーは5千円位するのですが、実はノキアの携帯用バッテリーがそのまま使えることを発見したので使っています。容量は少し小さいですが、予備用としては十分です。ネットで安く買えるので2,3個買っておけば安心です。(今回は使わなかったけど)
流れの緩いところを探して渡ったので流される心配はありませんでした。釣り師の方もよくこのあたりでゴムのつなぎを着て流に入ってます。私も肥料袋を用意しておいたら良かった。最後の渡渉も手に汗握る展開のようで。スパッツをしていても靴下を絞るほどの浸水ですから相当深かったのでしょう。しかも流れが速いとなると持っていかれるリスクもあったのでは?
忍者さんも美濃デビューされたようですのであちこち探ってみてください。面白いですよ。
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
k-walkさん、こんにちは。
k-walkさんの予定ルートも考えましたが、登り始めにきつそうなところがあるので林道を進んでから尾根に取付きました。
来シーズンk-walkさんのレポが上がることを今から期待しています。
ありがとうございます。ここは私にとってまさにゴールデンリングでいつか挑戦しようと狙ってました。kitayama-walk さんが書きました:まずは、黒津山→五蛇池山→蕎麦粒山の大周回達成、やりましたね! おめでとうございます。
私はいつも4月初旬に入ってますが、確実に入れるのは3月下旬くらいではないでしょうか。どれくらいすれば、西俣出合まで入れるかと思っていました。
来シーズンに、またチャレンジしてください。今から思えば、この3/28に実行していれば行けたのではないかとちょっと口惜しい思いがします。
大谷川の手前で滝に出会うまでは調子よかったのですが、最後にやられました。蕎麦粒山からの下山路は西尾根を予定されていたところ、南尾根に迷い込んだようですね。ちょっと危険なルートだったのではありませんか。
k-walkさんの予定ルートも考えましたが、登り始めにきつそうなところがあるので林道を進んでから尾根に取付きました。
来シーズンk-walkさんのレポが上がることを今から期待しています。
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
skywalkさん、お久しぶりです。
【 ルート 】大谷川林道終点二股8:00>左岸尾根取付き>アラクラ10:30>黑津山10:50>五蛇池山11:43>小蕎麦粒>蕎麦粒山>南尾根>林道>二股駐車地15:50
skywalkさんの脚だからこそこなせるタイムです!
左岸尾根の取り付き点をどこにするか。地形図に穴が開くほど見つめて出した結論は林道が直角に大きく曲がる先の小さな直角カーブ。林道の崖マークが途切れているし、尾根に障害物も少なそうだ。実際のところは行ってみなければ分からないが、それが冒険というものだ。
穴が開くほど地図とにらめっこ、大切なことです。そしてこういったオリジナリティーのある山歩きこそが楽しいですよね。
山頂直下のヤブを抜けるとトンガリピークの蕎麦粒山頂(1297m)に出た。ガスが濃くて何も見えない。美濃ワールドのど真ん中にある山頂からは、抜群の展望が望めるはずなのに残念というほかない。とにかくこれで目標達成、あとは下るだけだ。
山頂を通過してずんずん尾根を下る。あまり考えもせず尾根を下って行くと様子がおかしい。下りの尾根は痩せていて右の斜面はヤブが出ていたはずなのに、広くゆったりした斜面が続きヤブなど見えない。念のためナビで確認しようとしたら電波を捉えるまえに電池切れのメッセージが出た。高度計に付いている電子コンパスを見ると南向きに下っているようだ。いつの間にか南尾根に入り込んでしまったようだ。
ガスってますからね・・・
少し登り返して斜面を西へ回り込んでみるが、西の尾根は見当たらない。諦めて南の尾根に戻り下り続けることにした。
太っ腹ですね、でも大丈夫!?
林道より高度が下がって大谷川に出合うところで谷は滝になって流れ落ちていた。ある程度予想はしていたが、「やっぱりな。」である。さて、どうしよう。滝そのものは10m以上で下降は不可能。断崖のような左岸斜面をみると段々で何とか降りていけそうだ。他を探したところで似たり寄ったりだろう。左岸斜面を根っこなどに捕まりながら慎重に下った。
無事にランディングできて一安心ですね。
川を渡ったら雪の急斜面を30mほど登って林道に出た。アイゼンとスパッツを外し、ブーツを脱いで靴下を絞る。「あーっ、何とか戻れたよ。」ようやく肩の荷を下ろしてほっとする。足早に林道を下って二股の駐車地へは15時50分に着いた。
ゴールデンリング踏破おめでとうございます!
【 ルート 】大谷川林道終点二股8:00>左岸尾根取付き>アラクラ10:30>黑津山10:50>五蛇池山11:43>小蕎麦粒>蕎麦粒山>南尾根>林道>二股駐車地15:50
skywalkさんの脚だからこそこなせるタイムです!
左岸尾根の取り付き点をどこにするか。地形図に穴が開くほど見つめて出した結論は林道が直角に大きく曲がる先の小さな直角カーブ。林道の崖マークが途切れているし、尾根に障害物も少なそうだ。実際のところは行ってみなければ分からないが、それが冒険というものだ。
穴が開くほど地図とにらめっこ、大切なことです。そしてこういったオリジナリティーのある山歩きこそが楽しいですよね。
山頂直下のヤブを抜けるとトンガリピークの蕎麦粒山頂(1297m)に出た。ガスが濃くて何も見えない。美濃ワールドのど真ん中にある山頂からは、抜群の展望が望めるはずなのに残念というほかない。とにかくこれで目標達成、あとは下るだけだ。
山頂を通過してずんずん尾根を下る。あまり考えもせず尾根を下って行くと様子がおかしい。下りの尾根は痩せていて右の斜面はヤブが出ていたはずなのに、広くゆったりした斜面が続きヤブなど見えない。念のためナビで確認しようとしたら電波を捉えるまえに電池切れのメッセージが出た。高度計に付いている電子コンパスを見ると南向きに下っているようだ。いつの間にか南尾根に入り込んでしまったようだ。
ガスってますからね・・・
少し登り返して斜面を西へ回り込んでみるが、西の尾根は見当たらない。諦めて南の尾根に戻り下り続けることにした。
太っ腹ですね、でも大丈夫!?
林道より高度が下がって大谷川に出合うところで谷は滝になって流れ落ちていた。ある程度予想はしていたが、「やっぱりな。」である。さて、どうしよう。滝そのものは10m以上で下降は不可能。断崖のような左岸斜面をみると段々で何とか降りていけそうだ。他を探したところで似たり寄ったりだろう。左岸斜面を根っこなどに捕まりながら慎重に下った。
無事にランディングできて一安心ですね。
川を渡ったら雪の急斜面を30mほど登って林道に出た。アイゼンとスパッツを外し、ブーツを脱いで靴下を絞る。「あーっ、何とか戻れたよ。」ようやく肩の荷を下ろしてほっとする。足早に林道を下って二股の駐車地へは15時50分に着いた。
ゴールデンリング踏破おめでとうございます!
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
skywalkさん、こんばんは。
手早く身支度を整えて8時ちょうどに出発。
いつもながらですが、気合いが入ってるわりに出発時間が遅いような・・・
林道を進み山ナビで狙った取り付き点を確認したら、林道から這い上がってみる。ヤブはなく行けそうだ。尾根心には薄い踏み跡のような感じもする。登って行くと驚いたことに赤いプラ杭が出てきた。人の考えることは皆同じようだ。
高度が上がると雪面が繋がってきた。尾根の傾斜は地形図どおり平均していてキックステップで確実に刻んでいける。
前方に稜線が見え1000mを少し超えたところで長い登りは終わり大リングの一端に出た。P882mとP1163mの中間辺りの平坦地で気持ちの良いところだ。尾根の先にはアラクラと呼ばれるP1163mが見えている。
これは882mと1163mの中間に上がる南東向きの尾根を上がったということでしょうか? だとすれば、私が8年前に登って重い雪に敗退した
ところです。(^^ゞ
おまけに五蛇池の登り返しでは雪面が切れ落ちているところが数か所あり、やむなく尾根心のヤブに突っ込む。
ここはヤセているので雪が落ちやすいところですね。
11時43分、五蛇池山頂上に着いた。なだらかな山頂は眺めも良いところだが、天気が少し崩れて遠望が怪しくなってきた。
去年親谷の出合から東尾根を上がった時も、ここで天気が怪しくなってきて、小雨まで降り出しました。
[attachment=0]P1170354_1_1.JPG[/attachment]
昼食を済ませたら大リングの残りを片付けよう。次に目指すは、小蕎麦粒だ。コルからの登り返しは高度差が大きいし山頂直下は反り返るような急斜面でこのルート中で一番の難所だ。
五蛇池峠から小蕎麦粒西の肩までは私も未踏です。来年こそは行かなければ。
五蛇池の由来の池はどこだろう。二重稜線の間の窪地辺りだろうか。雪に埋まった残雪期にしか来たことがないから実際に見たことはない。
池はもうなかったと思いますよ。(11月の話)
小蕎麦粒に向けじわじわと登り返していく。最後の傾斜が強くなる前にアイゼンを付け雪の壁に備える。山頂まであとひと息のところまで来た。尾根心はヤブになっているが、左斜面の雪は繋がっている。雪質は硬すぎず、柔らかすぎずでしっかり足はかかる。左から回り込めば簡単に山頂に出られそうだ。しかし万が一にも滑落すればお陀仏で一巻の終わりになりそうだ。ここは無理せずヤブを抜けましょう。
ここが一番面白そう。
山頂直下のヤブを抜けるとトンガリピークの蕎麦粒山頂(1297m)に出た。ガスが濃くて何も見えない。美濃ワールドのど真ん中にある山頂からは、抜群の展望が望めるはずなのに残念というほかない。とにかくこれで目標達成、あとは下るだけだ。
せっかくここまで来たのに残念でしたね~。
山頂を通過してずんずん尾根を下る。あまり考えもせず尾根を下って行くと様子がおかしい。下りの尾根は痩せていて右の斜面はヤブが出ていたはずなのに、広くゆったりした斜面が続きヤブなど見えない。いつの間にか南尾根に入り込んでしまったようだ。
ずんずん下れない尾根のはずなのにねえ。でもこの南尾根はつい最近トレースがありました。
林道より高度が下がって大谷川に出合うところで谷は滝になって流れ落ちていた。ある程度予想はしていたが、「やっぱりな。」である。さて、どうしよう。滝そのものは10m以上で下降は不可能。断崖のような左岸斜面をみると段々で何とか降りていけそうだ。他を探したところで似たり寄ったりだろう。左岸斜面を根っこなどに捕まりながら慎重に下った。
これは当然の帰結のようですが、難を逃れて良かったですね。
お疲れさまでした。
山日和
手早く身支度を整えて8時ちょうどに出発。
いつもながらですが、気合いが入ってるわりに出発時間が遅いような・・・
林道を進み山ナビで狙った取り付き点を確認したら、林道から這い上がってみる。ヤブはなく行けそうだ。尾根心には薄い踏み跡のような感じもする。登って行くと驚いたことに赤いプラ杭が出てきた。人の考えることは皆同じようだ。
高度が上がると雪面が繋がってきた。尾根の傾斜は地形図どおり平均していてキックステップで確実に刻んでいける。
前方に稜線が見え1000mを少し超えたところで長い登りは終わり大リングの一端に出た。P882mとP1163mの中間辺りの平坦地で気持ちの良いところだ。尾根の先にはアラクラと呼ばれるP1163mが見えている。
これは882mと1163mの中間に上がる南東向きの尾根を上がったということでしょうか? だとすれば、私が8年前に登って重い雪に敗退した
ところです。(^^ゞ
おまけに五蛇池の登り返しでは雪面が切れ落ちているところが数か所あり、やむなく尾根心のヤブに突っ込む。
ここはヤセているので雪が落ちやすいところですね。
11時43分、五蛇池山頂上に着いた。なだらかな山頂は眺めも良いところだが、天気が少し崩れて遠望が怪しくなってきた。
去年親谷の出合から東尾根を上がった時も、ここで天気が怪しくなってきて、小雨まで降り出しました。
[attachment=0]P1170354_1_1.JPG[/attachment]
昼食を済ませたら大リングの残りを片付けよう。次に目指すは、小蕎麦粒だ。コルからの登り返しは高度差が大きいし山頂直下は反り返るような急斜面でこのルート中で一番の難所だ。
五蛇池峠から小蕎麦粒西の肩までは私も未踏です。来年こそは行かなければ。
五蛇池の由来の池はどこだろう。二重稜線の間の窪地辺りだろうか。雪に埋まった残雪期にしか来たことがないから実際に見たことはない。
池はもうなかったと思いますよ。(11月の話)
小蕎麦粒に向けじわじわと登り返していく。最後の傾斜が強くなる前にアイゼンを付け雪の壁に備える。山頂まであとひと息のところまで来た。尾根心はヤブになっているが、左斜面の雪は繋がっている。雪質は硬すぎず、柔らかすぎずでしっかり足はかかる。左から回り込めば簡単に山頂に出られそうだ。しかし万が一にも滑落すればお陀仏で一巻の終わりになりそうだ。ここは無理せずヤブを抜けましょう。
ここが一番面白そう。
山頂直下のヤブを抜けるとトンガリピークの蕎麦粒山頂(1297m)に出た。ガスが濃くて何も見えない。美濃ワールドのど真ん中にある山頂からは、抜群の展望が望めるはずなのに残念というほかない。とにかくこれで目標達成、あとは下るだけだ。
せっかくここまで来たのに残念でしたね~。
山頂を通過してずんずん尾根を下る。あまり考えもせず尾根を下って行くと様子がおかしい。下りの尾根は痩せていて右の斜面はヤブが出ていたはずなのに、広くゆったりした斜面が続きヤブなど見えない。いつの間にか南尾根に入り込んでしまったようだ。
ずんずん下れない尾根のはずなのにねえ。でもこの南尾根はつい最近トレースがありました。
林道より高度が下がって大谷川に出合うところで谷は滝になって流れ落ちていた。ある程度予想はしていたが、「やっぱりな。」である。さて、どうしよう。滝そのものは10m以上で下降は不可能。断崖のような左岸斜面をみると段々で何とか降りていけそうだ。他を探したところで似たり寄ったりだろう。左岸斜面を根っこなどに捕まりながら慎重に下った。
これは当然の帰結のようですが、難を逃れて良かったですね。
お疲れさまでした。
山日和
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
たんぽぽさん、お久しぶりです。
登りでは、ブースターロケットが付いているので割合早いです。時間配分も読めないので休む間もなく先へ先へと進みました。
登りでは、ブースターロケットが付いているので割合早いです。時間配分も読めないので休む間もなく先へ先へと進みました。
他の人のレポを読んでも時期がずれればヤブが出ていたりして状況は変わってきますから、快適かつ確実に登れそうなところを選びました。たんぽぽ さんが書きました:穴が開くほど地図とにらめっこ、大切なことです。そしてこういったオリジナリティーのある山歩きこそが楽しいですよね
ほぼ目標達成で油断してました。山頂を通過して下って行くと自然に南尾根に入り込むようです。ガスってますからね・・・
雪がつながっているうちは、なかなか快適な尾根で少しスケベ心も湧いてきて行ってみようということになりました。太っ腹ですね、でも大丈夫!?
すんなりランディングしたらヤブコギ読者のみなさんの期待を裏切ることになるので冒険しちゃいました。とにかく予定時間内に無事戻れて何よりでした。無事にランディングできて一安心ですね。
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
山日和さん、こんばんは。
私としてはかなり早く出たつもりですが、なにせ朝は低血圧で体が動きませんから。山日和 さんが書きました:いつもながらですが、気合いが入ってるわりに出発時間が遅いような・・・
たぶん、同じ尾根でしょうね。雪は適度に締まってキックステップが良く効きました。これは882mと1163mの中間に上がる南東向きの尾根を上がったということでしょうか? だとすれば、私が8年前に登って重い雪に敗退したところです。(^^ゞ
ヤブの距離は短かったので私の意思をくじくには至りませんでした。ここはヤセているので雪が落ちやすいところですね
東尾根から上がる?そんな手もありですか。去年親谷の出合から東尾根を上がった時も、ここで天気が怪しくなってきて、小雨まで降り出しました
ちょっといやらしいところです。逆向きに何度か下った経験があったのでルート取には迷いませんでした。五蛇池峠から小蕎麦粒西の肩までは私も未踏です。来年こそは行かなければ。
それは残念、見損なってしまいましたね。池はもうなかったと思いますよ。(11月の話)
余裕がないので安全策を選びました。ここが一番面白そう。
一番おいしいところなのに残念でした。せっかくここまで来たのに残念でしたね~
たしかワリバシさんが南尾根を下っていたように思いますが、図上シミュレーションしておけば良かった。ずんずん下れない尾根のはずなのにねえ。でもこの南尾根はつい最近トレースがありました。
日頃の行いが良いせいか、悪運は強いようです。これは当然の帰結のようですが、難を逃れて良かったですね
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
skywalkさん、こんばんは。
>去年親谷の出合から東尾根を上がった時も、ここで天気が怪しくなってきて、小雨まで降り出しました
東尾根から上がる?そんな手もありですか。
これです。
viewtopic.php?f=4&t=2551
山日和
>去年親谷の出合から東尾根を上がった時も、ここで天気が怪しくなってきて、小雨まで降り出しました
東尾根から上がる?そんな手もありですか。
これです。
viewtopic.php?f=4&t=2551
山日和
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
山日和さん、なるほどこんな手もありか。
いや、こんな手はないでしょう。普通思いつきませんよ。実際にやってのけるなんて開いた口が・・・
いや、こんな手はないでしょう。普通思いつきませんよ。実際にやってのけるなんて開いた口が・・・
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- 記事: 719
- 登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
- お住まい: 京都市中京区
- 連絡する:
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
skywalkさん こんにちは。
> なるほど、こんな手もありか。いや、こんな手はないでしょう。普通思いつきませんよ。
そうですよね。私も、2014/3/16は北八ヶ岳に行っていたのですが、帰りしなの3時半に山日和さんから天狗山に到達と
いう連絡(fb)があったので、てっきり、アラクラ-黒津山-天狗山かなと思っていましたが、それはど素人の考えるところ
でしかありませんでした。山日和さん曰く、想像もつかないようなコースで、実際に歩いたコースがわかって正直ぶったま
げました。
このあたりの蕎麦粒山、五蛇池山、黒津山、天狗山、ミノマタなどの山を歩いてみたいという思いがありますが、まずは
西俣出合からのアラクラ-黒津山-五蛇池山-蕎麦粒山の周回です。それができたら、山日和さんの歩いたコースも追
尾してみたいと思います。でも、雪の状態によりますが、後者の方が国道417号からのアプローチなので早い時期に取り
つける可能性がありますよね。
> なるほど、こんな手もありか。いや、こんな手はないでしょう。普通思いつきませんよ。
そうですよね。私も、2014/3/16は北八ヶ岳に行っていたのですが、帰りしなの3時半に山日和さんから天狗山に到達と
いう連絡(fb)があったので、てっきり、アラクラ-黒津山-天狗山かなと思っていましたが、それはど素人の考えるところ
でしかありませんでした。山日和さん曰く、想像もつかないようなコースで、実際に歩いたコースがわかって正直ぶったま
げました。
このあたりの蕎麦粒山、五蛇池山、黒津山、天狗山、ミノマタなどの山を歩いてみたいという思いがありますが、まずは
西俣出合からのアラクラ-黒津山-五蛇池山-蕎麦粒山の周回です。それができたら、山日和さんの歩いたコースも追
尾してみたいと思います。でも、雪の状態によりますが、後者の方が国道417号からのアプローチなので早い時期に取り
つける可能性がありますよね。
written by kitayama-walk
Re: 黑津山、五蛇池山、蕎麦粒山を大周回達成
k-walkさん、
本当に想像つきません。kitayama-walk さんが書きました:山日和さん曰く、想像もつかないようなコースで、実際に歩いたコースがわかって正直ぶったまげました。
ナビに予定コースを取り込んだみたいですね。重たい課題を背負いこんでしまったような。それができたら、山日和さんの歩いたコースも追尾してみたいと思います。