【江越国境】望外のピーカン・上谷山

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
グー(伊勢山上住人)
記事: 2228
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

【江越国境】望外のピーカン・上谷山

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20150328-20.jpg

昨年の上谷山は夜のうちに高気圧の中心が通り過ぎ、登るほどに雲に覆われてしまった。
グ 「いい展望の山だったけど、ピーカンでなかったのが残念」
ナ 「来年ピーカンの日に再挑戦しますか?お付き合いしますよ」


【 日 付 】  平成27年3月28日(土)
【 山 域 】  江越国境
【 天 候 】  雲のある晴れ のち 雲一つないピーカン
【 ルート】  広野水道施設6:15---11:30上谷山---11:50(昼食)13:30---17:45駐車地
【メンバー】  ナズナさん グー

月火水と冬型の気圧配置で、汚れた春の残雪の上に化粧雪が積もったはずだ。
木金と高気圧に覆われ快晴。「リタイアしたら曜日に縛られずに山に行けるのだけど」
土曜日は高気圧の中心はすでに東に移動して快晴を期待はしていなかった。
ただ、西にある低気圧の東進が少しでも遅くあって欲しいと願って山に入った。

昨年より2週間遅い山行なのに今年は雪が多く、駐車地から雪が続いていて、
ヤブに煩わされることもなく、スタートからよく締まった雪で快適に歩ける。
椿が雪にペシャンコに押し倒されている。「雪国の木はタイヘンだ」

すぐに暑くなり、半そでTシャツ1枚になる。それでも背中にはじんわりと汗。
背の高さのタムシバのたくさんの咲きかけのツボミやマンサクの花にカメラを向ける。
いつも通りちんたらブラブラ歩いていると若いカップルに追い越された。
前を歩く男性の靴跡を正確に後続の女性が踏んで歩いていく。
真っ直ぐにかなり速い。まるでスピードを競うスポーツのような歩きだ。
二人てんでバラバラにアチコチうろうろ歩きのグーナズナコンビと好対照だな。

[attachment=3]DSC07842-1.jpg[/attachment]

手倉山から見る上谷山の上空には雲がアクセントになっている。
「ピーカンじゃなくっても、雲も絵になっていいですね」

ナズナさんのザックは重い。「つぼ足の方が歩きやすいから」とグーだけがスノーシュー。
雪庇の横は斜めになっていてスノーシューは歩きにくい。クラックの上が歩きやすい。
「雪庇が崩落したらパッと横に飛ぶ」のイメージトレーニングを繰り返す。

三国岳への分岐まで登るとそれまでなかった風が吹いてきた。
そして、いつの間にか上空は雲ひとつないピーカンになっていた。
「いいね~。」「良かったね~。」二人数えきれないくらいの笑顔です。

[attachment=0]DSC07946-1.jpg[/attachment]

上谷山から360度の展望。笹ヶ峰の先には白山の重厚な白が見えている。
同じ写真を何枚も何枚も撮る。

[attachment=2]20150328-21.jpg[/attachment]

南風が強い。昨年三国岳を眺めながらランチをした場所は吹きさらしで落ち着かない。
北陸の雪山では珍しい稜線の北側にランチ場を探しながら歩く。
稜線からかなり下り、笹ヶ峰・白山を眺めながら背中に陽を受けながら昼食です。
今日もナズナさんの手料理が美味しい。お腹いっぱい。
グーはお腹が重くなって、この後歩けるだろうか?

若者カップルの足跡は相変わらず無駄な動線なしで広谷川左岸尾根に進んで行ってる。
ナズナさんもスノーシューを履き大展望の快適稜線漫歩を楽しむ。

[attachment=1]DSC08034-1.jpg[/attachment]

我々は今回は滝ヶ谷川左岸尾根を下る計画だ。
植林された若木が雪にひん曲げられている。「売り物に育つのだろうか?」

植林は尾根の西だけ。東側は美濃俣丸から笹ヶ峰の展望が途切れることがない。
「予想外に展望のいい尾根ですね。昨年下った尾根よりいいですね」

・498から△382の尾根を下りる計画だったが、ヤブ漕ぎを強いられそうだ。
「鉄塔巡視路を下りましょう」
最後の鉄塔からは尾根上にはルートが見えない。
「こちらでしょう」ナズナさんの的確な判断で谷を下りて車道に下りついた。

期待以上のピーカン山行で大満足の山旅でした。


                  グー(伊勢山上住人)
添付ファイル
DSC07946-1.jpg
DSC08034-1.jpg
20150328-21.jpg
DSC07842-1.jpg
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 【江越国境】望外のピーカン・上谷山

投稿記事 by kitayama-walk »

 グーさん こんにちは。

 2年連続の上谷山でしたね。今回は天候に恵まれてピーカンでよかったですね。この日3/28は、私とクロオさんも
石徹白の野伏ヶ岳・薙刀山に登りましたが、天気がよく、遠くまで眺望することができました。

> 木金と高気圧に覆われ快晴。「リタイアしたら曜日に縛られずに山に行けるのだけど」
> 土曜日は高気圧の中心はすでに東に移動して快晴を期待はしていなかった。
> ただ、西にある低気圧の東進が少しでも遅くあって欲しいと願って山に入った。


 この思いは私も同じでしたよ。石徹白に到着したときは、雲が広がっていて青空はなし。予報だと午前中は曇りで
午後から晴れるという。はやく晴れてきてほしいという思いが叶って、9時過ぎころから青空が広がり始めました。
そちらも出発が6:15なので、初めは雲が多かったのではないでしょうか。次第に晴れてきて、いつの間にかピーカ
ンの青空。それで「いいね!」「よかったね!」のオンパレードでしたでしょう。私たちも同じでしたよ。

 上谷山はですね、2012/4/8、私とbiwa爺が初めて一緒に登った山なんですね。このときもまだまだ雪がたっぷり
ありました。もちろん天気にも恵まれピーカンの青空の下、快適な尾根歩きができました。
http://kitayamawa.exblog.jp/17889177/
上谷山の山頂に向かうbiwa爺
上谷山の山頂に向かうbiwa爺
快適な尾根歩きをするbiwa爺
快適な尾根歩きをするbiwa爺
 このときのルートは、下りに送電線の鉄塔尾根を下ったので、グーさんの今回のルートと同じだと思います。最初
と最後がちょっとだけやぶっぽかったけれど、その他は雪がつながっていたので苦労することはありませんでした。
GPS軌跡図
GPS軌跡図
この尾根を下りました
この尾根を下りました
送電線の鉄塔を通過します
送電線の鉄塔を通過します
 山頂はだだっ広いところですよね。白山を始めとするたくさんの山を眺望することができ、ぽかぽか太陽の下、ラン
チタイムを楽しむことができました。これは、今回のグーさんも同じだったことでしょう。私たちがランチしていたら、西
から尾根を歩いてきた単独行の男性に会いました。栃ノ木峠から歩いてきたというのです。この人が越前さんでした。
やはり山は広いようで狭いもんです。
越美国境の山々と白山
越美国境の山々と白山
三国岳、左千方、金糞岳、横山岳
三国岳、左千方、金糞岳、横山岳
 余談ですが、美濃にもうひとつ、別の上谷山(うぇんたにやま)というのがあるのを知っていますか? 昨年スノー衆
でミノマタに行ったときに眺めましたかね。
written by kitayama-walk
グー(伊勢山上住人)
記事: 2228
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【江越国境】望外のピーカン・上谷山

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20150328-36.jpg

kitayama-walkさん、こんばんは。アタフタ何かと気ぜわしいグーなのです。

2年連続の上谷山でしたね。今回は天候に恵まれてピーカンでよかったですね。

2年前、スノー衆「三国岳」に参加できなかったグーのために山日和さんが番外編「三周ヶ岳」を組んでくれた。
その翌日に某「ガソリン代節約のため遠征は2連チャン、生ビール泊」家事手抜き遊び人の

【江越国境】快晴・絶景の上谷山:スノー衆番外編の番外編 2013年3月17日(日)by シュークリーム
のピーカンレポをよだれをたらし指をしゃぶりながら読んだ。
去年、ナズナさんと登った上谷山は登るほどに雲が厚くなって・・・・

そして今年。高気圧の中心は東に去ったけど、望外のピーカン!!! ありがとう~~。

石徹白の野伏ヶ岳・薙刀山に登りましたが、天気がよく、遠くまで眺望することができました。

この日に山に入ったメンバーは最高のお天気に恵まれましたね~。

そちらも出発が6:15なので、初めは雲が多かったのではないでしょうか。

朝は風も強く吹き「風が吹けば山にはガスがかかる」セオリーに「今年もお天気に見放されるのか?」と。

「いいね!」「よかったね!」のオンパレードでしたでしょう。私たちも同じでしたよ。

ついほほが緩み、だらしない顔になってしまいます。

2012/4/8、私とbiwa爺が初めて一緒に登った山なんですね。

この時の二人の距離は、1時間は離れていないようですね?

P498の5つめの鉄塔を過ぎると、送電線から離れ、右方向に尾根を下ることになります。
▲382.2付近では完全にヤブとなり、「お約束」のヤブこぎになってしまいました。


[attachment=0]20150328-98.jpg[/attachment]

私たちも当初の計画では右の尾根で下りるつもりでした。
しかし、植林なのにあまり歩かれていないようで薄いけれどヤブ漕ぎ必至に「ヤメ~」
左の尾根の鉄塔巡視路に方向転換。
ナズナさんのルート読みでヤブ漕ぎを全くせずに下山できました。

橋立から15分ほどの県道歩きで駐車地に戻ってきました

車道に下りてから公民館の雪囲いを外している方と話をしたり、フキノトウ摘みで時間がかかり、
車道歩きに駐車地まで40分もかかってしまいました。


                          グー(伊勢山上住人)
添付ファイル
20150328-98.jpg
アバター
山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【江越国境】望外のピーカン・上谷山

投稿記事 by 山日和 »

グーさん、こんばんは。
この日はみんなどピーカンの雪山を楽しんだようですね。 :D

昨年の上谷山は夜のうちに高気圧の中心が通り過ぎ、登るほどに雲に覆われてしまった。
グ 「いい展望の山だったけど、ピーカンでなかったのが残念」


私の上谷山晴天率は3勝1敗。勝率75%です。

昨年より2週間遅い山行なのに今年は雪が多く、駐車地から雪が続いていて、
ヤブに煩わされることもなく、スタートからよく締まった雪で快適に歩ける。


どこでも雪が多いので楽しめますね。でもこの週末の雨と高温で一気に融けるかもね。

いつも通りちんたらブラブラ歩いていると若いカップルに追い越された。
前を歩く男性の靴跡を正確に後続の女性が踏んで歩いていく。
真っ直ぐにかなり速い。まるでスピードを競うスポーツのような歩きだ。
二人てんでバラバラにアチコチうろうろ歩きのグーナズナコンビと好対照だな。


このパーティーは「晴れ、時々山へ」のmasaさん達のようですね。グーさんよりは若者でしょうけど・・・(^^ゞ
登り3時間半の下り2時間とか・・・

雪庇の横は斜めになっていてスノーシューは歩きにくい。クラックの上が歩きやすい。
「雪庇が崩落したらパッと横に飛ぶ」のイメージトレーニングを繰り返す。


反射神経が付いて行かないんだから、そんなこと考えてちゃダメですよ。 :mrgreen:

上谷山から360度の展望。笹ヶ峰の先には白山の重厚な白が見えている。
同じ写真を何枚も何枚も撮る。


いやー、冠山からも同様の素晴らしい展望でした。

[attachment=0]パノラマ 7_1_1.JPG[/attachment]
我々は今回は滝ヶ谷川左岸尾根を下る計画だ。
植林は尾根の西だけ。東側は美濃俣丸から笹ヶ峰の展望が途切れることがない。
「予想外に展望のいい尾根ですね。昨年下った尾根よりいいですね」


この尾根は歩いてないんです。送電線があるけど意外にいいようですね、

期待以上のピーカン山行で大満足の山旅でした。

期待以上でした? 私は期待通りでしたけど 。:lol:

                山日和                   
添付ファイル
冠山と金草岳
冠山と金草岳
グー(伊勢山上住人)
記事: 2228
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【江越国境】望外のピーカン・上谷山

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

masaさんパーティ
masaさんパーティ

山日和さん、こんばんは~。スノー衆、お世話になりました。

この日はみんなどピーカンの雪山を楽しんだようですね。

自慢げに「ピーカンの山に行ったぞ~」って書こうと意気込んでいたら、
山日和さん、kitayama-walkさんのレポが先にアップされて・・・・・
「そりゃソーだわな。同じ空の下を歩いているんだもんな」

私の上谷山晴天率は3勝1敗。勝率75%です。

今冬のスノー衆は晴天率100%。誰が参加しなかったからなのでしょうか?

どこでも雪が多いので楽しめますね。でもこの週末の雨と高温で一気に融けるかもね。

雨と気温と雪の状態の経験値を蓄積する前にグーの足が老いて止まることでしょう。

このパーティーは「晴れ、時々山へ」のmasaさん達のようですね。

ありゃ、落忍さんのトピックの中に出てきてましたね。兔夢さんの山友さんですね。

グーさんよりは若者でしょうけど・・・(^^ゞ登り3時間半の下り2時間とか・・・

ソンナニ急いだら心臓に負荷がかかって、ぶっ倒れますよ!!!
若くて身体能力の優れた人が ウ ラ ヤ マ シ イ ~ !

雪庇の横は斜めになっていてスノーシューは歩きにくい。クラックの上が歩きやすい。

つぼ足でもくるぶしまで沈まない踏み抜き無しの雪質で、斜面のトラバースはスノーシューではツライ。

「雪庇が崩落したらパッと横に飛ぶ」のイメージトレーニングを繰り返す。
反射神経が付いて行かないんだから、そんなこと考えてちゃダメですよ。


あら、グーの反射神経を山日和さんはよくご存知ですこと。

いやー、冠山からも同様の素晴らしい展望でした。

春霞もかからず、遠望の利く素晴らしいピーカン山行でした。

この滝ヶ谷川左岸尾根は歩いてないんです。送電線があるけど意外にいいようですね、

グーも地形図の人工物(送電鉄塔)と林道=植林から避けたいイメージでしたが
美濃俣丸から笹ヶ峰の展望が途切れることのないいい尾根でした。

期待以上でした? 私は期待通りでしたけど 。

まあ! 自信たっぷりですこと。
高気圧の中心が金曜日に通過した時は「今日行きたかったなぁ~」と思っていました。

来冬もスノー衆よろしくお願いします~。


                    グー(伊勢山上住人)
返信する