【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

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Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by Kasaya »

【日 付 】15年2月21日(土)
【 山 域 】奥美濃
【メンバー】Kさん、クロオ、キャッシー、kasaya、
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】八草トンネル出口8:08---8:13取り付き---9:43P885---10:56土蔵岳---12:09猫ヶ洞北東ピーク13:34---
      14:04土蔵岳---15:01P885---16:09駐車地
先週は無情の雨で3時間余も車の中で待機した道の駅ふじはしに7時30分に着いたらもうみんな揃っている。Kさん
キャッシーさんが遅くなるかもと心配していた自分が結局一番遅かった。でも時間通りだ。ここでコースの再確認。
クロオさんは、猫ヶ洞の北東ピークが今日のお目当てで自分もそのつもり。以前スノー衆で行ったコースを周回しようと
いう大体の計画を確認して出発。

 自分の車に3人を乗せて進むが、坂内辺りまで来ると結構雪が深い。国道は除雪されているものの、歩道は雪で埋
まっている。うまく駐車できるかな。八草トンネル前のところに車3,4台程度駐車できるスペースが除雪されていて
そこに駐車。昨年金糞に登りに来たときに駐車したところだ。雪はその時より多い。出発準備をしていると一台の車が
入ってきた。山スキーの人らしい。自分の車をみて宇都宮から来たんか?と聞かれる。そんな馬鹿なと答えるが
この人達はこの周囲もだいぶ登ったので時々関東にも遠征するそうだ。だからその逆があってもおかしくないと思った
そうである。山スキーの好きなKさんがコースのことなどを色々尋ねているが同じく土蔵岳に登るようである。

 まず国道を取り付き予定の場所までもどるが、見ればすでにワカンの跡がついている。今日のものではないが比較的
新しい。結構潜っており大変そう。せっかくなのでそのトレースを使わせていただく。それにしても取り付きは
急である。尾根に乗るまでは仕方がないとはいえ結構堪える。衣服を着込んでいたキャッシーは既に汗だくである。
必死に登っているとクロオさんが下から蕎麦粒が見えるという。その指す方向を見るとオッー!急峻な山が目に入る。
なだらかな山容の多い奥美濃では一際目立つ山だ。そのほか小蕎麦粒、五蛇池、美濃俣などをクロオさんが説明して
くれるが、どうも特徴が少なくなかなか覚えられない。
蕎麦粒が見えてきた
蕎麦粒が見えてきた
 885Pで一休み。もう半分は来たなあとクロオさん。でも距離を見るとまだ長そう。確かに標高ではかなり上がった。
ということはこれからなだらかな尾根歩きが待っているということかと少しウキウキ。その後も先頭を行くが確かに道は
緩やかになってきてまた回りの山並みも一段とはっきり見えるようになってくると、ガシガシ登るのが勿体無くなって
きた。歩調を緩めゆっくりペースにする。そんな感じにさせる尾根なのである。

 振り返ると金糞の北尾根が延々と続いているのが見える。昨年は途中敗退したあの尾根はやはり登頂意欲を掻き立てる。
今年は何とか登りたいと周りの人にも話す。誰かはきっと賛同してくれるだろう。
行って見たい金糞の北尾根
行って見たい金糞の北尾根
県境稜線に合流する辺りまで来ると大きな雪庇がみえる。やっぱり風が強いのだろう。しかし俄然緩やかになった尾根を
いくとついに土蔵岳である。標識はないが赤テープがありGPSで確認しその場所と断定する。やりました。今日は先客で
スキーの人もいたらしいが既に下っていたようで誰もいない。とりあえず記念写真を撮る。そしてまた周りの山を眺める。
雲はほとんどなく快晴といっていい日。暖かくてもう春の山だ。スノー衆以外ではなかなかここまで来られないが今日は
こうして自分達だけで来られたことがうれしい。

ここまででも十分だが今日は猫ヶ洞も視野に入れている。進むべき方向を地図とGPSで確認し北北西に向かう。一旦
鞍部まで下り130mほどの登り返しであるが皆健脚でどんどん進む。登り返しになってからはKさんがワカンでぐんぐん
引っ張ってくれる。そしてもう少しで猫ヶ洞というところで目の前に大きな雪庇が立ちはだかった。かなりの高さで弱点は
左手の窪んだところか。自分が行ってみようと近づくが、胸近くまであって容易に乗り越すことができない。ストックで
雪面は削り、叩き落しスノーシューを蹴り込んだり膝で雪面を押し込んだりしてようやく這い上がる。そのあとKさんが
続くが、背の低いキャッシーが苦労していたのでお助け紐でKさんが引っ張りあげる。ただタイミングが悪かったのか
上に出たのはいいが勢いあまって雪面に突っ伏す形になる。「いきなり引っ張るんだもん!」と文句タラタラで皆大笑い。
左の壁に取り付いた
左の壁に取り付いた
クロオさんもニヤニヤしながら上がってきて無事登頂。ただ情報ではここから北に行ったところが大展望が待っているとの
ことで更に歩を進める。そして木立の消えたところからは、その情報どおり一面の大絶景が待っていた。自分の乏しい知識
では山々の名をあげることはできないが、遠くの白山をはじめ土蔵からは見えなかった北部の山並みもすぐ目の前である。
すばらしい。先週雨で登れなかった悔しさを補って余りある。今日登れてほんとに良かった。

 そしてその展望を十分堪能したあとは風の来ない場所を探してランチである。どのくらい休む?とクロオさんが聞くので
40分ぐらいかなといったらエッ!短いとのこと。あくまでも目安です。各々がランチの準備をするが、あったかいねえというと
皆同意。風は南から吹いているのである。手袋をしていなくてもぜんぜん冷たくない。全く春山だ。
猫ヶ洞の北からの展望
猫ヶ洞の北からの展望
一通り食事を終えたら、期待されていたようで自分が小豆缶を開けてぜんざいを振舞う。いつもながら美味。そして食べ
終わったらクロオさんから大きなみかんが差し入れされる。二人でひとつを分けるので結構な分量だ。そんなことをしていたら、
結局ゆうに1時間を超える休憩となった。ランチの最中に今日のコースは来た道を戻ることに決めたのでその安心感もあったのだ。

 そして出発前にまた先ほどの大展望地に引返し皆で記念撮影。空はまだ雲が少ない上々の天気だ。そして引き返すが先ほど
苦労した雪庇はお尻から滑って苦も無く通過。土蔵への登り返しは先ほどより少ないので気分的に楽。そして再度土蔵岳に
もどると、新しいスキーの跡があった。Kさんが今朝会った人たちのものだという。なるほど我々と同じコースを登って来たようだ。
そして眼下の谷を降りたのだろう。

 展望の良かった頂上をいよいよ辞すことになった。今日の見納めか。ちょっぴり名残惜しいが下りましょ。しばらく行くと
左手にすばらしい雪の斜面が見えてきた。登りでは気づかなかったがいかにもスキーで滑り降りたくなりそうな地形である。
当初山スキーで来ようかなと思っていたが私達に合わせててワカンで来たKさんはその地形をじっと見やっている。さぞや
滑りたかったのだろう。
滑りたくなる斜面
滑りたくなる斜面
更に行けばP885まできたところで、コーヒータイムをとる。実際コーヒは沸かさなかったがしばし談笑。お互いの仕事の話
などが話題となる。専門用語が飛び出すとまるで聞き取れないが普段の付き合いでは聞かれない色々な話も聞けて、なんだか
とっても勉強になった。

 サアここからは40分もあれば下れるかなあとの思いだったが、最後にアトラクションが待っていた。登ってくるときは
そうでもなかったが午後になって腐ってきた雪の急斜面は滑る滑る。別段危なくは無いがスノーシューは柔らかな雪に乗って
ズリズリと落ちていく。先頭をいくKさんだけはワカンのためほとんど滑らずスイスイ行ってしまう。一度自分は木の脇の
穴に嵌ってしまい出られなくなった。スノーシューが引っかかって足が抜けない。手でスノーシュを引っ張たり前後にバタバタ
しながら散々苦労のうえやっとこさ脱出。あまりに時間がかかるのでキャッシーがマジで心配そうにしていた。そのキャッシも
何歩か歩くたびに滑ってしまいキャーキャー言い、ほとんどシリセード状態で降りてくる。そしてクロオさんは一歩一歩
ゆっくりと慎重に滑ることなく降りてくる。ひとそれぞれだ。

そして傾斜がゆるくなったと思ったらもう国道が見えていた。朝取り付いた場所に着地してスノーシューを外す。キャッシー
クロオさんも続いて降りてくる。空はようやく薄雲が出てきたが、まだまだいい天気。最後は雪にまみれたが、約8時間の
充実の山歩き。奥美濃の山々。ホント癖になりそう。

Kasaya
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クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
お住まい: 愛知県海部郡大治町
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Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by クロオ »

Kasayaさん、こんばんは

 土曜日は、お疲れさまでした。


 先週は無情の雨で3時間余も車の中で待機した道の駅ふじはしに7時30分に着いたらもうみんな揃っている。


 2月15日の日曜日はどこもさんざんだったようですね。
 ずいぶん、日が長くなりました。7時30分は、すっかり明るいです。
 

 クロオさんは、猫ヶ洞の北東ピークが今日のお目当てで自分もそのつもり。以前スノー衆で行ったコースを周回しようという大体の計画を確認して出発。


 2月1日にkitayamaさんと天狗山に登ったのですが、実は最初は猫ヶ洞に登ろうとして登山口まで来ました。早朝は晴れていたのですが登山口に着いたら雪が降ってきたので、少しでも天気が望めそうな岐阜県側の天狗山に登りました。結局、雪でしたけども。


 必死に登っているとクロオさんが下から蕎麦粒が見えるという。その指す方向を見るとオッー!急峻な山が目に入る。
なだらかな山容の多い奥美濃では一際目立つ山だ。そのほか小蕎麦粒、五蛇池、美濃俣などをクロオさんが説明してくれるが、どうも特徴が少なくなかなか覚えられない。


 山の同定は難しいです。蕎麦粒山はよく目立つ山で、間違えないです。烏帽子山、高丸も、目立つ山だと思います。小蕎麦粒、五蛇池山は、どれなのか正直よく分かりません。蕎麦粒山の近くと思っているだけです。
 ミノマタは多分見えなかったと思います。説明したつもりありません。私が言ったのは、美濃俣丸にまた登りたいと言ったのです。美濃俣丸、おととし登ったのですが、山頂にいた時はガスだったので、もう一度山頂に立ってみたいと思っています。今回の展望も、先日行った、小津権現山やトガス北からの展望も、とても素晴らしいのですが、越美国境稜線からの展望は、さらに素晴らしい印象があります。是非、また、行きたいところです。






 振り返ると金糞の北尾根が延々と続いているのが見える。昨年は途中敗退したあの尾根はやはり登頂意欲を掻き立てる。今年は何とか登りたいと周りの人にも話す。誰かはきっと賛同してくれるだろう。


 金糞岳北尾根、歩いてみたいとこです。賛同しますが、それにしても長そうです。登りたいところばかりです。


 しかし俄然緩やかになった尾根をいくとついに土蔵岳である。標識はないが赤テープがありGPSで確認しその場所と断定する。やりました。今日は先客でスキーの人もいたらしいが既に下っていたようで誰もいない。とりあえず記念写真を撮る。そしてまた周りの山を眺める。雲はほとんどなく快晴といっていい日。暖かくてもう春の山だ。スノー衆以外ではなかなかここまで来られないが今日はこうして自分達だけで来られたことがうれしい。


 これも、スノー衆を企画してくださったり、やぶこぎネットで情報を提供してくださる山日和さんのお蔭です。


 そしてもう少しで猫ヶ洞というところで目の前に大きな雪庇が立ちはだかった。かなりの高さで弱点は左手の窪んだところか。自分が行ってみようと近づくが、胸近くまであって容易に乗り越すことができない。


 少し前で、Kさんが雪庇をわざと踏み抜いたところを動画に撮ろうとしたら、運悪く、丁度踏み抜くところでバッテリーが切れちゃいました。






 そしてその展望を十分堪能したあとは風の来ない場所を探してランチである。どのくらい休む?とクロオさんが聞くので40分ぐらいかなといったらエッ!短いとのこと。あくまでも目安です。各々がランチの準備をするが、あったかいねえというと皆同意。風は南から吹いているのである。手袋をしていなくてもぜんぜん冷たくない。全く春山だ。


 せっかくの晴天の展望地なので、ゆっくり楽しまなくては。というか、ゆっくり休まないと歩けないのです。






 そして食べ終わったらクロオさんから大きなみかんが差し入れされる。二人でひとつを分けるので結構な分量だ。


 みかんじゃないよ。デコポンだよ。また、持って行くよ。

IMG_7216.jpg


 展望の良かった頂上をいよいよ辞すことになった。今日の見納めか。ちょっぴり名残惜しいが下りましょ。


 今回のように天気が良くて展望に恵まれた時は、下りは疲れてはいるのだけど、充実感で心地いいです。






 サアここからは40分もあれば下れるかなあとの思いだったが、最後にアトラクションが待っていた。登ってくるときは
そうでもなかったが午後になって腐ってきた雪の急斜面は滑る滑る。別段危なくは無いがスノーシューは柔らかな雪に乗って
ズリズリと落ちていく。先頭をいくKさんだけはワカンのためほとんど滑らずスイスイ行ってしまう。一度自分は木の脇の
穴に嵌ってしまい出られなくなった。スノーシューが引っかかって足が抜けない。手でスノーシュを引っ張たり前後にバタバタ
しながら散々苦労のうえやっとこさ脱出。


 最後の急斜面は、とても歩き辛かったです。滑らないように九十九降りていました。でも、意外に短かったので助かりました。


 約8時間の充実の山歩き。奥美濃の山々。ホント癖になりそう。


 蕎麦粒山、五蛇池山、黒津山、美濃俣丸、烏帽子山、高丸、花房山、雷倉、横山岳、金糞岳、…。登りたいところたくさんあります。
 また、行きましょう。私は今回で5週連続でした。うち1回は空振りでしたけど。





                                                     クロオ
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by Kasaya »

クロオさん こんばんは

 2月15日の日曜日はどこもさんざんだったようですね。
 
皆さんのレポだと登った人も散々だったようですね

 ミノマタは多分見えなかったと思います。説明したつもりありません。私が言ったのは、美濃俣丸にまた登りたいと言ったのです。
失礼しました。自分の中で如何に山の名前が入っていないかの証拠です。自分でひとつひとつ登らないと覚えられないかもしれません。
 金糞岳北尾根、歩いてみたいとこです。賛同しますが、それにしても長そうです。登りたいところばかりです。
計画しますのでよろしくお願いします。

 これも、スノー衆を企画してくださったり、やぶこぎネットで情報を提供してくださる山日和さんのお蔭です。
ホント感謝です。

 少し前で、Kさんが雪庇をわざと踏み抜いたところを動画に撮ろうとしたら、運悪く、丁度踏み抜くところでバッテリーが切れちゃいました。
スムーズに降り立ったkさんの勇姿が見たかったですが残念。

みかんじゃないよ。デコポンだよ。また、持って行くよ。
みかんじゃないのは分かってましたが、デコポンという名前が出てきませんでした。

 今回のように天気が良くて展望に恵まれた時は、下りは疲れてはいるのだけど、充実感で心地いいです。
やっぱり山は晴れてなんぼという気がします。ガスっててもそれなりに楽しめるのですが。

 最後の急斜面は、とても歩き辛かったです。滑らないように九十九降りていました。でも、意外に短かったので助かりました。
クロオさんは慎重でしたね。私は面倒だったので滑ること覚悟で降りていきました。

 蕎麦粒山、五蛇池山、黒津山、美濃俣丸、烏帽子山、高丸、花房山、雷倉、横山岳、金糞岳、…。登りたいところたくさんあります。
 また、行きましょう。私は今回で5週連続でした。うち1回は空振りでしたけど。

昨年同様精力的ですね。私も行ける間は行きたいなあ
Kasaya
アバター
山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by 山日和 »

kasayaさん、こんばんは。

先週は無情の雨で3時間余も車の中で待機した道の駅ふじはしに7時30分に着いたらもうみんな揃っている。

私は無情の雨で10分であきらめました。 :lol:

 まず国道を取り付き予定の場所までもどるが、見ればすでにワカンの跡がついている。今日のものではないが比較的
新しい。結構潜っており大変そう。せっかくなのでそのトレースを使わせていただく。それにしても取り付きは
急である。尾根に乗るまでは仕方がないとはいえ結構堪える。


ここは旧国道を上原谷出合まで進んで末端から取付く方が楽かも。

必死に登っているとクロオさんが下から蕎麦粒が見えるという。その指す方向を見るとオッー!急峻な山が目に入る。
なだらかな山容の多い奥美濃では一際目立つ山だ。そのほか小蕎麦粒、五蛇池、美濃俣などをクロオさんが説明して
くれるが、どうも特徴が少なくなかなか覚えられない。


場数ですよ。私はどの山も特徴たっぷりに見えます。 :D

[attachment=0]P1200408_1.JPG[/attachment]
 振り返ると金糞の北尾根が延々と続いているのが見える。昨年は途中敗退したあの尾根はやはり登頂意欲を掻き立てる。

北尾根は長いですよね。私は浅又川の途中から上がりましたが、そっちの方が変化がありますね。でも末端近くからも
歩いてみたい気もします。

しかし俄然緩やかになった尾根をいくとついに土蔵岳である。標識はないが赤テープがありGPSで確認しその場所と断定する。

標識はありますよ。 :mrgreen:

[attachment=2]P1190984_1.JPG[/attachment]
そしてもう少しで猫ヶ洞というところで目の前に大きな雪庇が立ちはだかった。かなりの高さで弱点は左手の窪んだところか。
自分が行ってみようと近づくが、胸近くまであって容易に乗り越すことができない。ストックで雪面は削り、叩き落し
を蹴り込んだり膝で雪面を押し込んだりしてようやく這い上がる。


左側のブナの木の脇が唯一の弱点でしょうか。私も2回目に洞吹さん・とっちゃんと行った時はなかなか苦戦しました。

[attachment=1]P1050198_1.JPG[/attachment]
クロオさんもニヤニヤしながら上がってきて無事登頂。ただ情報ではここから北に行ったところが大展望が待っているとの
ことで更に歩を進める。そして木立の消えたところからは、その情報どおり一面の大絶景が待っていた。


私がその情報源ですね。(^^ゞ ここは素晴らしい場所だったでしょう~。

 そしてその展望を十分堪能したあとは風の来ない場所を探してランチである。どのくらい休む?とクロオさんが聞くので
40分ぐらいかなといったらエッ!短いとのこと。あくまでも目安です。


そりゃ短いわ。最低1時間は必要です。 :mrgreen:

結局ゆうに1時間を超える休憩となった。ランチの最中に今日のコースは来た道を戻ることに決めたのでその安心感もあったのだ。

それは必然ですね。でも大ダワ経由で周回する気にならなかったですか。複数で行ったなら、川上の夜叉龍神社に1台置いといて
もよかったですね。

 展望の良かった頂上をいよいよ辞すことになった。今日の見納めか。ちょっぴり名残惜しいが下りましょ。しばらく行くと
左手にすばらしい雪の斜面が見えてきた。登りでは気づかなかったがいかにもスキーで滑り降りたくなりそうな地形である。


この上原谷はスキーの定番ルートです。

更に行けばP885まできたところで、コーヒータイムをとる。実際コーヒは沸かさなかったがしばし談笑。

コーヒーを沸かさないコーヒータイム?(^_^;)

そして傾斜がゆるくなったと思ったらもう国道が見えていた。朝取り付いた場所に着地してスノーシューを外す。キャッシー
クロオさんも続いて降りてくる。空はようやく薄雲が出てきたが、まだまだいい天気。最後は雪にまみれたが、約8時間の
充実の山歩き。奥美濃の山々。ホント癖になりそう。


いやー、癖になりますよね~。お疲れさまでした。 :D

                        山日和
添付ファイル
どれがどの山かわかります?
どれがどの山かわかります?
P1050198_1.JPG
P1190984_1.JPG
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by Kasaya »

山日和さん、こんばんは。

私は無情の雨で10分であきらめました。
すばらしい決断!

ここは旧国道を上原谷出合まで進んで末端から取付く方が楽かも。
スノー衆で下りた尾根ですね。次回のお楽しみかなあ

場数ですよ。私はどの山も特徴たっぷりに見えます。
自分で歩くと大変だったこと、良かったことが地形とともに記憶に残るのかも。
鈴鹿だとそういう感じもありますね。

どれがどの山かわかります? 
さっぱり分かりません

北尾根は長いですよね。私は浅又川の途中から上がりましたが、そっちの方が変化がありますね。でも末端近くからも
歩いてみたい気もします。

長い尾根ですねえ。それだけに歩きがいもあるかなあと思ってます。

標識はありますよ。
これは見なかったですよ。外された?

左側のブナの木の脇が唯一の弱点でしょうか。私も2回目に洞吹さん・とっちゃんと行った時はなかなか苦戦しました。
もしこういう場所すら無かったら、どうしたらいいんでしょうね。

私がその情報源ですね。(^^ゞ ここは素晴らしい場所だったでしょう~。
しっかり参考にさせていただきました。

それは必然ですね。でも大ダワ経由で周回する気にならなかったですか。複数で行ったなら、川上の夜叉龍神社に1台置いといて
もよかったですね。

猫ヶ洞までのピストンを入れるとかなりの距離です。ちょっとしんどいかも

この上原谷はスキーの定番ルートです。
ホントよさそうです。

いやー、癖になりますよね~。お疲れさまでした。
次の木無山界隈も期待しています。

kasaya
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 Kasayaさん 好天に恵まれてよかったですね。
 何せ、先週は、雨天のため、山に登ることさえできず、すごすごと帰らざるを得なかったからですね。
 私は、そのときも温泉に入り、午後から晴れてきたので偵察までしたのでしたが、生憎21日が仕事で山に行けず、
22日はまた雨になってしまい、本当に口惜しい思いをしていました。

 土蔵岳&猫ヶ洞は、2/1にクロオさんと登ろうとしたのですが、天気が悪そうだったので、天狗山に変更した経緯
があります(もっとも天狗山も吹雪かれましたが)。

 私は、2013/1/13に土蔵岳&猫ヶ洞に登ったことがあります。このときは、夜叉龍神社の裏山から取り付いて、大
ダワから土蔵岳→猫ヶ洞まで行きました。このときは、猫ヶ洞の北東台地に展望地があることを知らなかったもので
すから、惜しいことをしました。また好天のときに、もう一度登ってみたいと思っています。

 下山は、上原谷を下り、川上トンネルの西口付近に下りました。そして旧R303を通って夜叉龍神社まで戻りました。
そういう意味では周回をしました。
http://kitayamawa.exblog.jp/19688300/
GPS軌跡図
GPS軌跡図
written by kitayama-walk
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by Kasaya »

kiayama-walkさん おはようございます。
昨日はお疲れさまでした。本日は予想通りの雨です。

 何せ、先週は、雨天のため、山に登ることさえできず、すごすごと帰らざるを得なかったからですね。
 私は、そのときも温泉に入り、午後から晴れてきたので偵察までしたのでしたが、生憎21日が仕事で山に行けず、
22日はまた雨になってしまい、本当に口惜しい思いをしていました。

うまく行かないときもありますねえ。当日は仕事だとクロオさんから聞いていて、この好天で山にいけないなんて
さぞ悔しがってるだろうなどと噂してました。でも昨日の好天でそれも解消したのでは?

 私は、2013/1/13に土蔵岳&猫ヶ洞に登ったことがあります。このときは、夜叉龍神社の裏山から取り付いて、大
ダワから土蔵岳→猫ヶ洞まで行きました。

ブログを見ると長い距離なのに速いですねえ。私達は猫が洞往復で一杯一杯。
夜叉龍神からのコースもよさそうなので、車をデポしていきたいですね。

このときは、夜叉龍神社の裏山から取り付いて、大ダワから土蔵岳→猫ヶ洞まで行きました。このときは、猫ヶ洞の北東台地に
展望地があることを知らなかったものですから、惜しいことをしました。また好天のときに、もう一度登ってみたいと思っています。

展望にこだわりを持っているのは一緒に歩いていてもよく分かります。是非今度は大展望を楽しんでください。
北面の写真ーーどれがどれやらさっぱり
北面の写真ーーどれがどれやらさっぱり
kasaya
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 Kasayaさん こんにちは。

> 昨日はお疲れさまでした。本日は予想通りの雨です。

 昨日、今日と、天気予報はばっちり当たっていますね。
 昨日の福井(大野市)の天気予報は、AM9:00~PM3:00までは晴れマークが並んでいましたが、実際は7:00~夕方まで
ずっと晴れていました。これでスノー週2015は3回連続で晴れてくれましたね。ありがたや、ありがたや(たんぽぽさん流)
です。

 昨日は雪質はスノーシューとしては最高の部類だと思います。前夜の新雪が30㎝ほど。その下は比較的固めの雪だっ
たので、歩きやすかったと思います。1000mを超えるあたりから樹氷もあって、きれいでした。木無山の南尾根に上がる
ところで、隊列が二分しましたが、私たちの隊列はコースどおりの尾根回りだったこともあって、展望+樹氷の二重のよろ
こびを味わうことができましたね。振り返るとピラミダルな山がありましたね。あれは屏風山でした。その右が御伊勢山だ
と思います。

> 当日は仕事だとクロオさんから聞いていて、この好天で山にいけないなんてさぞ悔しがってるだろうなどと噂してました。
> でも昨日の好天でそれも解消したのでは?


 そう、大変口惜しい思いをしました。やぶこぎのメンバーは挙って雪山に繰り出しているのだろうと思ってねぇ。
 情報としては、クロオさん&Kasayaさんの土蔵岳・猫ヶ洞と、山日和さんのブンゲン、biwa爺の明神平でしたね。21日が
だめだとしても、22日(日曜)も晴れてくれれば、そうでもなかったのですが、今日のようにしっかりと雨でした。このところ、
2週連続で土曜晴れ・日曜雨ですね。次はどうなるやら。

> ブログを見ると長い距離なのに速いですねえ。私達は猫が洞往復で一杯一杯。
> 夜叉龍神からのコースもよさそうなので、車をデポしていきたいですね。


 この時は一緒に登ったN野君(47歳)は体力があって、どんどんと引っ張っていってくれましたので。ちょうど、今回のおど
さんみたいですね。下山着地点は川上トンネル西口から少し滋賀県よりのところ-旧国道303号線の分岐点あたりです。
それで夜叉龍神社までは旧国道を歩いたのですね。車2台あればデポしてもいいでしょう。
山座同定してみました
山座同定してみました
> 展望にこだわりを持っているのは一緒に歩いていてもよく分かります。是非今度は大展望を楽しんでください。

 天気のよいときは、何とかいい展望をみたいと思ってしまうのですね。だから、樹林で遮られていても、何とか眺望の得ら
れる地点はないかと探し回ってしまいます。今回の木無山の頂上からは南方向の展望はありましたが、北方向の眺望は、
残念ながらガスのためイマイチでした。たんぽぽさんから晴れている写真をいただきましたので、ご覧下さい。
木無山山頂からの白山大展望
木無山山頂からの白山大展望
木無山から経ヶ岳の展望
木無山から経ヶ岳の展望
written by kitayama-walk
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【奥美濃】晴天、大展望の土蔵岳を歩く

投稿記事 by Kasaya »

kitayama-walkさん こんばんは

私たちの隊列はコースどおりの尾根回りだったこともあって、展望+樹氷の二重のよろ
こびを味わうことができましたね。

ここは良かったですね。山日和さんはここが目当てのひとつだったのでしょう。それがやんごとなき事情により...

あれは屏風山でした。その右が御伊勢山だ
と思います。

研究熱心だ

それで夜叉龍神社までは旧国道を歩いたのですね。車2台あればデポしてもいいでしょう。
いつか実現したい!

山座同定してみました
わかりっこないと思ってましたがさすがです。
やっぱり同定しようという意気込みが無いとだめですね。
今はなんだかたくさんの山が見えるだけで満足しちゃってます。
Kasaya
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