【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

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biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by biwaco »

【 日 付 】2015年2月15日(日)
【 山 域 】鈴鹿/三池岳付近
【メンバー】単独
【 天 候 】小雪~吹雪
【 ルート 】石榑トンネル西口(旧道分岐)7:40~八風谷右岸尾根~県境稜線11:45~三池岳分岐13:05~八風谷13:40~16:00トンネル西口 

日曜日は天気が回復しそう…。というから、頭が山モードに入ってしまう。
回復といっても北部、日本海側はダメ!美濃方面もアウトだろう。
雪が踏めて、天気が良くて、楽に日帰りで行けそうなところ…という難解なキーワードで検索すると、出てきたのがやっぱり鈴鹿。国道からすぐ登山口というと、R421エリアということになる。その結果、
①日本コバ
②三池岳
の2点に絞る。
①は、藤川谷の右岸尾根から入り周回、・828pから南東尾根を下る。しかし、右岸尾根は登れるような尾根なのか、雪がついてるのか、下りの尾根も含め、まったく情報がない。
②は、石榑トンネル西口の旧道分岐から、八風谷の右岸をヨロヨロと県境稜線co920へ延びる尾根を登り、八風街道を下る。これも登りの尾根は情報なし。下りは1昨年歩いている。
とりあえず両方の地図を用意して、現地へ向かうことにしましょう。

さすがに奥永源寺まで入ると路肩や民家の屋根が白い。政所郵便局から左の旧道へ。
左の山を見上げるが、やはり雪はうっすら程度だ。藤川谷の登山路で行けば上部には雪だろうが、なんだか気が進まない。
やっぱり石榑からにしよう。ここはパスして、そのまま車を進める。

7:40 駐車地 
石榑トンネル西口の国道沿いは除雪された雪で占領され、駐車スペースは少ない。旧道へ入ったところに駐車。小雪がちらつく。予報では朝は晴れるはずなのになあ…。
どんな尾根なんか解からないまま、植林の中に入り込む。小さな谷状で左の尾根に攀じ登る。いきなりアアシンドー(>_<)
小さな尾根から反対側を見下ろすと旧道がすぐ下に。なんだ、こっちから登れば楽だったのに…。
もっとヤブっぽいのかな?と思っていたが、これなら無雪季でも歩けそうだ。
あれ?赤テープがある。ピンクリボンも揺れてる。古いけど白いビニールひもも…。やはり歴史ある鈴鹿の山は、もう歩かれていない尾根なんてないのだろう。
植林と自然林の混じる小尾根
植林と自然林の混じる小尾根
8:15 co620
8:40 ・691
積雪20~30cm、手前の植林帯でスノーシューを履く。おーっ!背中が軽くなった(^O^)/
やっぱりこのほうが歩きやすい。
ピークからはいろんな方向に尾根が伸びている。ここで間違えたら話にならない。単独の時はとりわけ慎重になる。「解からないときはGPSに聞け」だ。GPSって「ゴッド・ポジショニング・システム」の略なんかも? 

9:25 ・790 
眺望はないけど、ひたすら歩く。
北側は植林、南側は自然林。

10:35 ・894 
ここからは標高差はあまりないが小さなアップダウンを繰り返しながら進む。
アセビのブッシュがうるさくなる。
いつの間にかピンクテープが見当たらない。どうやら植林帯の山作業用だったのかも? 
でも古い白リボンは健在。細くて控え目で擦り切れ気味なんで目立たない。だから見つけると一安心で、なんだか嬉しくなる。

11:05 co900 
晴れるどころか、だんだん風がきつくなってきた。粒々の雪交じり。ほおが痛い。
やっと到達の県境稜線
やっと到達の県境稜線
11:25 co890 
県境稜線までの最後のピーク。眺望さえあれば目の前に稜線が見えているはずなんだが…。

11:45 co920 
やっとこさで県境稜線。
稜線に出れば縦走路をスイスイ~♪ との考えは打ちのめされた。まず、どこが夏道かが解からない。稜線に沿って…と思っていたら、大きな雪庇の上だったり。(@_@;)
不安に駆られて、こまめにGPSで確認しながらの進路選び。
レスキューポイント
レスキューポイント
12:05 ・915 レスキューポイント5 小休止、通過 
…というより、レポっていても、あまり記憶がはっきりしないから悲しい。
風雪に打ちのめされ、体力を奪われ、挙句にもう正午を回っているのにランチもまだ…(@_@。
進む方向も器機任せとあっては、哀れな徘徊老人と化している。
行動用のドーナツをスポーツドリンクで流し込んで昼食替わりにする。

12:35 ・946 
やっとこさでここまで来た。三池岳分岐は目の前…のはず。この辺りは何回か来ているのだけど、その記憶が呼び出せないから困る。

13:05 co960 三池岳分岐
標識柱が現れた。三池岳への分岐だ。この奥に三角点のあるピークや「お菊池」があるのだが、もう行ってみる気分ではない。
何年か前、初めて三池岳に来た時はここが山頂かと思ったのだった。ザラザラの斜面を登るとピークに立つ立派な石柱に「三池岳」と刻んである。勘違いして当たり前。その石柱は今、目の前に倒れたままだ。
倒れたままの石柱
倒れたままの石柱
伊勢・尾張方面の眺望は本物の三池岳のほうがいいのだが、今日はどっちにしても見えるのはガスと雪のカーテンだけだから同じこと。

さて八風峠へ下ろう。と思ったが、果たして…?
もうわが神=GPSは欠かせない。方向を確かめながら下って、登って、下って、登って…
記憶では、どーんと下ってエイヤっと登ったら鳥居の立つ八風峠ということになっているのだが、なかなかそんな単純ではないのだ。
しかも、「八風峠」の標識と鳥居のある地点からでなく、手前のレスキューポイント札があるところから谷を巻くように登山道(八風街道)が下っている。ここは1昨年の秋に通っているので、なんとなく記憶にある。その記憶が今はそのまま信じられないのが、ちょっと辛いところ…。
大口開けて待つ雪庇
大口開けて待つ雪庇
13:40 八風街道へ
その道型にやってきた。もちろん今は雪に埋もれているけど…。
風はまだやまないが、ここまでくれば大丈夫(^O^)/と、気が緩みそうになるのをたしなめながらも快調に下る。と、いきなり踊り場状のコーナーにブチ当たる。右も左も谷。真ん中の小尾根はブッシュ。道型は除雪道路の終点みたいに積雪の壁が取り囲む。
右の八風谷へ突っ込むしかないな。決断して雪壁を乗り越えて谷へ降りる。

降り切ったところで、なんと右手からスノーシューの踏み跡が現れた。どうやら八風谷の源頭からダイレクトで下ってきたようだ。今日見た初めての他人のトレースだ。
昨日の踏み跡のようだが、ひょっとすると今日のものが風で半分埋まってしまったのかもしれない。
消えたり現れたりはするが、トレースがあれば気が強い。下るにつれ風も弱まり、青空すら見えてきた。

スマイバー谷との分岐を過ぎると、左の対岸に林道が見え出す。このまま進めば八風谷第1橋で林道と合流するのでそのまま進む。ところが第4堰堤を過ぎたところの急斜面が崩壊して土砂と倒木が進路をふさいでいる。この先どの程度かは解からないが、無理して突破するより、林道に逃げたほうが安全ってもんだ。
堰堤まで引き返し、水面シューで流れを渡り、林道へ着地。
雪の付いた林道をヨロヨロと30分足らず歩き、R421との合流点へ。

というわけで、お気づきのように、この日は帰りのお風呂もランチタイムもナシ(>_<)
なんのためにうどん鍋+アワワ+水を担ぎあげたのか…。
しかし、我が家のお風呂で温まり、食材は決して無駄にはせず翌日のお昼ご飯としていただきました。
ものは大切に、節約、節約~(^_-)

                     ~biwaco
シュークリーム
記事: 2067
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by シュークリーム »

biwacoさん,ブダペストからこんちです :D
biwacoさんのブログはこちらから時々拝見しているんですが,なかなか更新されないのでどうしているのかなと思っていましたよ.biwacoさんの軽妙な頓知の効いたブログは仕事に煮詰まった時の一服の清涼剤として読ませてもらっていますので,時々は更新してちょうだいね.


日 付 】2015年2月15日(日)
【 山 域 】鈴鹿/三池岳付近
【メンバー】単独
【 天 候 】小雪~吹雪
【 ルート 】石榑トンネル西口(旧道分岐)7:40~八風谷右岸尾根~県境稜線11:45~三池岳分岐13:05~八風谷13:40~16:00トンネル西口 


鈴鹿は雪でしたか.
ブダペストは14,15日の両日とも素晴らしいピーカンで,二日間も山歩きを楽しんできました.とても樺太と同じ緯度とは思えない天気です.私,強烈な晴れ男なので日本から晴れを連れてきてしまったかも.

biwacoさんは心臓が悪いと聞いていましたが,なんのなんの相変わらずの突貫小僧ぶりですね.八風谷は無雪期に2回ほど降りたことがありますけど,こんな雪のあるときに降りる気がしません.お疲れさんでした.
またやぶこぎにもレポあげてくださいね.

さあ,仕事仕事 ;)


↓あまりに天気がいいので,ハンガリーの人たちもどっと行楽に繰り出していました.
添付ファイル
P1090450.jpg
P1090527.jpg
                         @シュークリーム@
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by biwaco »

シュークリさん、こんばんわ~(日本は今夜の8時過ぎ)
地球の裏側からでもリアルタイムでやり取りできるなんて、biwa爺のアナログ頭では分かっていても、なかなかなじめないような…(@_@;)
biwacoさん,ブダペストからこんちです
biwacoさんのブログはこちらから時々拝見しているんですが,なかなか更新されないのでどうしているのかなと思っていましたよ.biwacoさんの軽妙な頓知の効いたブログは仕事に煮詰まった時の一服の清涼剤として読ませてもらっていますので,時々は更新してちょうだいね.
これは光栄! わたしの凍結ブログも国際的になったもんです。これもシュークリ先生のおかげであります。(^_-)
年々、経年劣化した頭と目が言うことを聞かず、不本意ながら放置状態が続きがち。これではいかん!と一念発起、心を入れ替え、更新に挑むのですが、PCに向かいながら果てのない夢幻の世界を彷徨っていることが常態化しつつあります。
何とかこのアルツ状態を根治する決定的な治療薬をシュークリ先生の手で発明していただければ、かのノーベル賞も確実かと思うのですが…。(@_@;)
鈴鹿は雪でしたか.
ブダペストは14,15日の両日とも素晴らしいピーカンで,二日間も山歩きを楽しんできました.とても樺太と同じ緯度とは思えない天気です.私,強烈な晴れ男なので日本から晴れを連れてきてしまったかも.
早く晴れ男効果とともに帰国して、ご一緒くださいマセ。
日差しを浴びて白銀の尾根を舞う可憐な「おさげ少女」の姿が、今も悪夢のように甦り、なんだか寝不足気味…。(@_@;)
biwacoさんは心臓が悪いと聞いていましたが,なんのなんの相変わらずの突貫小僧ぶりですね.八風谷は無雪期に2回ほど降りたことがありますけど,こんな雪のあるときに降りる気がしません.お疲れさんでした.
またやぶこぎにもレポあげてくださいね.
おや、そんな遠くまでうわさが飛んでましたか(@_@;) おかげさまで自制さえすれば日常生活はOK!この場合の「日常生活」の定義が問題なんですけどネ(^_-)
八風谷(八風街道)は問題ないのですが、登りの尾根が未踏のルートで、しかも強烈な吹雪になったので、さすがに緊張しました。せっかく担いで行ったアワワもうどん鍋も手をつける気になれず、そのまま下山となりました。(>_<)
ワニのような大口開けた雪庇
ワニのような大口開けた雪庇
さあ,仕事仕事 ;)
こちらはもうすぐ寝る時刻~
オヤスミなさい(-_-)zzz

                            ~biwaco
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by ハリマオ »

びわさん、おひさしぶりです
ヤブは見出しをたまに覗く程度で、レスどころか読んでもいなかったのですが
ようやく三重県の山改訂新版が出来上がり、仕事の方も決算、所得税確定申告、消費税確定申告も清書(パソコンですが)を残すのみ。
ようやく心の余裕ができました。
【 日 付 】2015年2月15日(日)
おお、その日私も久々に山へ行きましたがな。天気予報にダマされて!!
①日本コバ ②三池岳の2点に絞る。さすがに奥永源寺まで入ると路肩や民家の屋根が白い。政所郵便局から左の旧道へ。
左の山を見上げるが、やはり雪はうっすら程度だ。藤川谷の登山路で行けば上部には雪だろうが、なんだか気が進まない。
やっぱり石榑からにしよう。ここはパスして、そのまま車を進める。
こら!なんで逃げるのー。
 私は7:40頃、郵便局の北の空き地に停めました。
びわさんのほうが一瞬早かったんでしょうね。貴重なラッセル要員を取り逃がしてしまった。
小雪がちらつく。予報では朝は晴れるはずなのになあ…。
三重県側は風雨激しく、とても登山に行くような雰囲気ではなかったです。
トンネルを抜けると雪に変わった。さすが滋賀県じゃわいな。
郵便局北の空き地でタバコを吸いながらツレと協議。せっかく来たんだから登るかと決定。
天気予報は晴れると言ってたし(気象庁の大バカヤロー)
どんな尾根なんか解からないまま、植林の中に入り込む。小さな谷状で左の尾根に攀じ登る。いきなりアアシンドー(>_<)
その尾根は未踏です。
あれ?赤テープがある。ピンクリボンも揺れてる。古いけど白いビニールひもも…。
やはり歴史ある鈴鹿の山は、もう歩かれていない尾根なんてないのだろう。
まあ当然ですね。歩かれているどころか、そこで仕事をしていた人達がいる。
積雪20~30cm、手前の植林帯でスノーシューを履く。おーっ!背中が軽くなった(^O^)/
やっぱりこのほうが歩きやすい。
我々も途中からワカンを履きました。登山道もワカンないし。ちなみに藤川谷。
ここ登るの初めてなんですわ。下りたことは三回ぐらいあるけどw
でも古い白リボンは健在。細くて控え目で擦り切れ気味なんで目立たない。だから見つけると一安心で、なんだか嬉しくなる。
テープは景観の邪魔だとか何とか言うけど、冬や悪天のときにはけっこう頼りになりますね。
晴れるどころか、だんだん風がきつくなってきた。粒々の雪交じり。ほおが痛い。
いやもう、ほんとに。結局終日悪天でした。笑うしかないわ。
不安に駆られて、こまめにGPSで確認しながらの進路選び。
GPSの赤線、けっこうズレていますが、まあ位置が分かるだけ有難いですわね。
昔のは地図がなく数字だけで、悪天のときは確かめる気力もなかったですが。
…というより、レポっていても、あまり記憶がはっきりしないから悲しい。
そんなもんですよ。私は取材もデジカメ時間とGPSに頼り切り。アホでもできます。
風雪に打ちのめされ、体力を奪われ、挙句にもう正午を回っているのにランチもまだ…(@_@。
天気が悪いとなかなか腰を落ちつけられませんね。
私らは雪に打たれながらランチしましたけど。これしないと山に来た意味がないほどで。
ピークに立つ立派な石柱に「三池岳」と刻んである。勘違いして当たり前。その石柱は今、目の前に倒れたままだ。
これ、もうかなり前から倒れています。三角点と山頂は一致しなくてもいいと思います。
ここが山頂でいいんじゃないかな。見晴らしもいいし。
さて八風峠へ下ろう。と思ったが、果たして…?
ここから八風峠へは「下る」という認識はないですね。アップダウンが激しいから。
スマイバー谷との分岐を過ぎると、左の対岸に林道が見え出す。
これは「住まい場の谷」と考えます。エアリアマップにはカタカナの縦書きで書いてあるので
カタカナの「ノ」を縦棒に誤植したのだと思います。
英語のスナイパー(狙撃主)みたいで面白い。
なんのためにうどん鍋+アワワ+水を担ぎあげたのか…。
そりゃボッカ訓練でしょ。歳をとると筋力落ちますからね。
私も還暦の背中が見えてきたので、せいぜい無駄なものを持ちあげたいと思います。
しかし、我が家のお風呂で温まり、食材は決して無駄にはせず翌日のお昼ご飯としていただきました。
ものは大切に、節約、節約~(^_-)
お体も大切に

                           ハリマオ
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by biwaco »

これはこれは、播磨屋のダンナ、無沙汰しております。
びわさん、おひさしぶりです
ヤブは見出しをたまに覗く程度で、レスどころか読んでもいなかったのですが
ようやく三重県の山改訂新版が出来上がり、仕事の方も決算、所得税確定申告、消費税確定申告も清書(パソコンですが)を残すのみ。
ようやく心の余裕ができました。
お仕事の年度末激ヤブも早々とクリアされたようで、これから晴れ晴れヤブ歩き再開ですね(^_-)
仕事と言えば、クルマのアブラがグーんと下がって、アリガタヤ~!(^^)!なんですが、お店の方はどうなんでしょうね?
まあ、下がったといっても以前に戻っただけで、50円/Lの時代があったなあ…と懐かしく思い出しております。
おお、その日私も久々に山へ行きましたがな。天気予報にダマされて!!

こら!なんで逃げるのー。
 私は7:40頃、郵便局の北の空き地に停めました。
びわさんのほうが一瞬早かったんでしょうね。貴重なラッセル要員を取り逃がしてしまった。
ええっ!(@_@。 
とすれば、政所~トンネル西口間の国道ですれ違ったんやろか…?
空き地に車はなかったから、5分以内のニアミス! 危なくラッセル人夫にされずに済んでよかったワ~(@_@。
三重県側は風雨激しく、とても登山に行くような雰囲気ではなかったです。
トンネルを抜けると雪に変わった。さすが滋賀県じゃわいな。
郵便局北の空き地でタバコを吸いながらツレと協議。せっかく来たんだから登るかと決定。
天気予報は晴れると言ってたし(気象庁の大バカヤロー)
私も雨なら止めてたやろなあ…(@_@;) 
スタート時点ではまだ気象庁を信じておりました。雪がやんだら、きっと青空が広がる~♪
我々も途中からワカンを履きました。登山道もワカンないし。ちなみに藤川谷。
ここ登るの初めてなんですわ。下りたことは三回ぐらいあるけどw
藤川谷の登山路は1回だけ日本コバへ登ったけど、サッパリ記憶がありません。いつやった?と調べたら、もう10年以上前でした。
テープは景観の邪魔だとか何とか言うけど、冬や悪天のときにはけっこう頼りになりますね。
軟弱爺はテープ、目印、大歓迎!(^^)! 溺れる者の藁…みたいなもんです。

晴れるどころか、だんだん風がきつくなってきた。粒々の雪交じり。ほおが痛い。
いやもう、ほんとに。結局終日悪天でした。笑うしかないわ。
笑うに笑えず、ほおが引き攣ってました。
GPSの赤線、けっこうズレていますが、まあ位置が分かるだけ有難いですわね。
昔のは地図がなく数字だけで、悪天のときは確かめる気力もなかったですが。
スマホのGPS、画面も明るくて使い勝手いいです。今や必携のナビゲーター(^_-)
天気が悪いとなかなか腰を落ちつけられませんね。
私らは雪に打たれながらランチしましたけど。これしないと山に来た意味がないほどで。
八風街道に入ってから…とも考えてたんですが、時間が押してきて、メシ抜きノンストップで下りました。
八風谷
八風谷
これ、もうかなり前から倒れています。三角点と山頂は一致しなくてもいいと思います。
ここが山頂でいいんじゃないかな。見晴らしもいいし。
三角点と山頂、最高点が違う山はいっぱいありますネ。
鞍掛の北の三国山は3つとも違うし、霊仙山は最高点は別だし…。御在所はどこが山頂だったっけ?
ここから八風峠へは「下る」という認識はないですね。アップダウンが激しいから。
あたりの見通しがきかないのと、積雪で地形が変わっているのと、疲弊した頭がちゃんと回らないのと…
で、「こんなはずでは…(@_@;)」状態でした。(>_<)
これは「住まい場の谷」と考えます。エアリアマップにはカタカナの縦書きで書いてあるので
カタカナの「ノ」を縦棒に誤植したのだと思います。
英語のスナイパー(狙撃主)みたいで面白い。
「住まい場」ですか。なるほど。いい林道も伸びてるし、別荘でも作ろうかナ…。
そりゃボッカ訓練でしょ。歳をとると筋力落ちますからね。
私も還暦の背中が見えてきたので、せいぜい無駄なものを持ちあげたいと思います。
無駄といえば、アイゼンもツェルトも使うチャンスがなかったです。
お体も大切に
いたわりの御言葉、いたみいります。
お互い、無理は自重いたしましょう。(^_-)

                       ~biwaco
アバター
山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by 山日和 »

biwacoさん、こんにちは。
この日はみなさん散々だったようですね~。

日曜日は天気が回復しそう…。というから、頭が山モードに入ってしまう。
回復といっても北部、日本海側はダメ!美濃方面もアウトだろう。


そうそう、そうなんですよ。で、私は当初9割がた大峰へ行くつもりで準備していたんですが、つい出来心で湖北へ向かってしまい、窓を叩く雨に心が折れて朝明へ向かったのでした。

藤川谷の右岸尾根から入り周回、・828pから南東尾根を下る。しかし、右岸尾根は登れるような尾根なのか、雪がついてるのか、下りの尾根も含め、まったく情報がない。

右岸尾根は2度ほど歩いてますが、歩きやすい尾根ですよ。下部はちょっとヤブがあったかな。

積雪20~30cm、手前の植林帯でスノーシューを履く。おーっ!背中が軽くなった(^O^)/
やっぱりこのほうが歩きやすい。


私も庵座谷でしばらくはツボ足でした(トレースがあったもんで)が、大滝を過ぎたあたりでスノーシューを履きました。担いでるよりはねえ。

[attachment=2]P1200287_1.JPG[/attachment]
いつの間にかピンクテープが見当たらない。どうやら植林帯の山作業用だったのかも? 

ピンクのテープは林業用のものが多くてアテにできませんね。

晴れるどころか、だんだん風がきつくなってきた。粒々の雪交じり。ほおが痛い。

釈迦の最高点では風上を向けませんでした・・・

風雪に打ちのめされ、体力を奪われ、挙句にもう正午を回っているのにランチもまだ…(@_@。
進む方向も器機任せとあっては、哀れな徘徊老人と化している。


なんか遭難寸前のような・・・

標識柱が現れた。三池岳への分岐だ。この奥に三角点のあるピークや「お菊池」があるのだが、もう行ってみる気分ではない。

行ってもしょうがないでしょう。私も最高点にタッチしてすぐに下山しましたよ。もちろんランチ抜きで。

[attachment=1]P1200308_1.JPG[/attachment]
何年か前、初めて三池岳に来た時はここが山頂かと思ったのだった。ザラザラの斜面を登るとピークに立つ立派な石柱に「三池岳」と刻んである。勘違いして当たり前。その石柱は今、目の前に倒れたままだ。

ここが山頂でいいと思いますよ。広々して気持ちいいし。

しかも、「八風峠」の標識と鳥居のある地点からでなく、手前のレスキューポイント札があるところから谷を巻くように登山道(八風街道)が下っている。

私は12月に三池岳から八風峠へ行こうとして、逆にこの道型に引っ張り込まれてしまいました。

[attachment=0]DSCF1676_1.JPG[/attachment]
降り切ったところで、なんと右手からスノーシューの踏み跡が現れた。どうやら八風谷の源頭からダイレクトで下ってきたようだ。今日見た初めての他人のトレースだ。

ほう、物好きな人もいるもんですねえ。

というわけで、お気づきのように、この日は帰りのお風呂もランチタイムもナシ(>_<)
なんのためにうどん鍋+アワワ+水を担ぎあげたのか…。
しかし、我が家のお風呂で温まり、食材は決して無駄にはせず翌日のお昼ご飯としていただきました。


私は温泉だけはしっかり入り(半分これが目的です^^;)、持ち帰った鍋は夕食に化けました。

                 山日和
添付ファイル
DSCF1676_1.JPG
P1200308_1.JPG
P1200287_1.JPG
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/八風谷の尾根は八風どころか四方八方風雪流れ旅

投稿記事 by biwaco »

導師様、こんばんわ~
さあ、今週末おお天気はどうなることでしょうね…(?_?)
biwacoさん、こんにちは。この日はみなさん散々だったようですね~。
こんな日に限って山に足が向いてしまいます。(>_<)

日曜日は天気が回復しそう…。というから、頭が山モードに入ってしまう。
回復といっても北部、日本海側はダメ!美濃方面もアウトだろう。

そうそう、そうなんですよ。で、私は当初9割がた大峰へ行くつもりで準備していたんですが、つい出来心で湖北へ向かってしまい、窓を叩く雨に心が折れて朝明へ向かったのでした。
「魔がさした」ってヤツですネ(^_-)
あと、すべて裏目に出てしまいがち…。

藤川谷の右岸尾根から入り周回、・828pから南東尾根を下る。しかし、右岸尾根は登れるような尾根なのか、雪がついてるのか、下りの尾根も含め、まったく情報がない。
右岸尾根は2度ほど歩いてますが、歩きやすい尾根ですよ。下部はちょっとヤブがあったかな。
車から降りずにチラチラと覗いただけですけど、ヤブっぽいのと、取り付きが見当たらないのとで、諦めました。
長居してたら、播磨屋ダンナに見つかって、危うくラッセル人夫にされるところでした。

積雪20~30cm、手前の植林帯でスノーシューを履く。おーっ!背中が軽くなった(^O^)/
やっぱりこのほうが歩きやすい。

私も庵座谷でしばらくはツボ足でした(トレースがあったもんで)が、大滝を過ぎたあたりでスノーシューを履きました。担いでるよりはねえ。
一石二鳥ってやつ? 足元シッカリ、背中はスッキリ~!(^^)!

晴れるどころか、だんだん風がきつくなってきた。粒々の雪交じり。ほおが痛い。
釈迦の最高点では風上を向けませんでした・・・
一生懸命歩いてるのに汗も出ませんでした。

風雪に打ちのめされ、体力を奪われ、挙句にもう正午を回っているのにランチもまだ…(@_@。
進む方向も器機任せとあっては、哀れな徘徊老人と化している。

なんか遭難寸前のような・・・
ソウナンです!(@_@;)

何年か前、初めて三池岳に来た時はここが山頂かと思ったのだった。ザラザラの斜面を登るとピークに立つ立派な石柱に「三池岳」と刻んである。勘違いして当たり前。その石柱は今、目の前に倒れたままだ。
三池岳山頂の分岐
三池岳山頂の分岐
ここが山頂でいいと思いますよ。広々して気持ちいいし。
そうですネ(^v^) 三角点は三池奥峰とか…。

しかも、「八風峠」の標識と鳥居のある地点からでなく、手前のレスキューポイント札があるところから谷を巻くように登山道(八風街道)が下っている。
私は12月に三池岳から八風峠へ行こうとして、逆にこの道型に引っ張り込まれてしまいました。
もうひとつポコを超えないと。
地形図はここが峠になってますね。鳥居と記念碑があるのはポコを越えたところです。

降り切ったところで、なんと右手からスノーシューの踏み跡が現れた。どうやら八風谷の源頭からダイレクトで下ってきたようだ。今日見た初めての他人のトレースだ。
ほう、物好きな人もいるもんですねえ。
不思議ですね~(?_?) 県境稜線にはまったくトレースはなかったんです。
八風峠のピストンだったのか、風でトレースが消えたのか…。

というわけで、お気づきのように、この日は帰りのお風呂もランチタイムもナシ(>_<)
なんのためにうどん鍋+アワワ+水を担ぎあげたのか…。
しかし、我が家のお風呂で温まり、食材は決して無駄にはせず翌日のお昼ご飯としていただきました。

私は温泉だけはしっかり入り(半分これが目的です^^;)、持ち帰った鍋は夕食に化けました。
今週は持ち帰りがないように祈っております。(^_-)

                          ~biwaco
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