【鈴鹿】 2015年 雪の御池岳周回

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おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
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【鈴鹿】 2015年 雪の御池岳周回

投稿記事 by おど+ »

 ご無沙汰しています。 久しぶりに、雪の「御池岳(おいけだけ)」に同行者と登ってきました。 しかし、この日は強い冬型の気圧配置で、予報以上の悪天となり、山頂からの展望は得られませんでした。 それでもコグルミ谷出合以降は素晴らしい樹氷を見ながら歩くことが出来、これはこれで楽しむことが出来ました。

【 日 付 】 2015年01月31日(土)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】 2名
【 天 候 】 雪時々曇り
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
07:15 196m 0.0Km 車ゲート 出発
08:20 (01:05) 541m 4.8Km コグルミ谷手前ハシゴ
09:35 (01:15) 1506m 6.2Km カタクリ峠(10分休憩)
10:45 (01:10) 1182m 8.0Km 鈴北岳
11:00 (00:15) 1168m 8.6Km 頂上台地 昼食休憩
11:25 (00:25) 1168m 8.6Km 頂上台地 出発
11:45 (00:20) 1247m 9.6Km 御池岳(丸山)
12:00 (00:15) 1192m 10.2Km ボタンブチ
12:15 (00:15) 1241m 10.6Km 奥の平
12:35 (00:20) 863m 11.6Km 真ノ谷出合
13:25 (00:50) 1054m 12.2Km 冷川岳(荷ヶ岳)
14:30 (01:05) 642m 14.1Km 寒山
15:25 (00:55) 196m 16.2Km 車ゲート 到着
【 距離 】  16.2Km (内車道4.8Km)
【 累積標高 】+1669m -1669m
【 時間 】  8時間10分

Picasa(写真) : https://picasaweb.google.com/1058822305 ... 501312015#

ルートラボ : http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/upl ... p.jpg.html

 同行者とは「富士見台」以来一ヶ月ぶりの山行となります。 以前から雪の御池岳へ一緒に行こうと計画していましたが、天気と予定が中々合いません。 今回も、当日の朝までは天気の期待できる静岡方面(富士山の見える山)とどちらにするか悩んでいました。
 更に、当日朝に御池岳周辺の最新の予報を確認すると、前日までの午後からの崩れる予定が早まっており、少なくとも晴は期待できそうもありません・・・。
 結局、朝方の短い時間の晴れ間を期待して、予定通り御池岳に向かうことにしました。 出発時はこの時期としては気温が高く、凍結などの心配が無いのでノーマルタイヤの車で向かいます。 登山口までは、1時間強で到着しますが、少し早めに5時半に出発しましした。 同行者を拾い、走り慣れた道を藤原へと向かいます。 白々と夜が明けて空の様子が見えてきますが、鈴鹿山脈の山々にはすでに雲が掛かっていました・・・。
 今回は周回コースとするため、国道306号線の鞍掛峠(くらかけとうげ)入口の車ゲートまで走ります。 ゲート手前の駐車地に停車しますが、すでに先行者がいるのか車が一台停まっていました。

 ここで出発準備をして向かうことにします。 当初はここから冷川岳へと登り、下山に国道を歩くつもりでしたが、雪質が分からないので逆コースで周回することにしました。 先ほどまで晴れ間が除いていましたが、無常にも横殴りの雪が降ってきました・・・。

雪の中の出発に(下山は左からの予定)
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 今回も同行者がスノーシュー(自分のを貸してます)を、自分がワカンを担いで登ることにしました。 この周りは全く雪が無く、車ゲートを通って暫くは道路上に白いものを見ることはありませんでした。

 この日の天気は目まぐるしく変わり、晴れ間が覗いたかと思うと、次の瞬間には雪が降りだすといった感じでした。 雪が止み陽射しが照ったかと思うと、養老山地が見えてきました。 この先、展望が見られる機会は少ないだろうと、少ない機会を利用して景色を撮影していきます。

 シャーベット状の雪が積もりだし、次第に前日までの雪が残った道へと入ってきました。 すると車の主か先行者がいるようで、引きずりながら?歩く足跡が一人分奥へと向かっていました。 また、猟師の方なのか車の轍も残っています。(車が途中の路上に駐車していました)

先行者の足跡と車の轍
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 この道は去年は災害で通行止めとなり、歩くのは久しぶりとなります。 真新しい道と立派な橋を通り過ぎて行きます。 その先で雪雲も掛かり始め風が強くなり、雪がまた降ってきました。

 コグルミ谷から登る予定でしたが、100mほど手前に尾根上へと上がるハシゴがあったのでここから登ることにしました。

ここを登る
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 ハシゴを登り、その上の急斜面を登りますが、雪で滑りやすくなっているので、最新の注意を払いながら枝や根、それにロープなどを頼りに登っていきます。 幸い斜面には雪が10cmほど積もっており、固く締まっていて何とか登って行けます。
 100mほど進むと傾斜が緩み、古い踏み跡も見られ出します。 ガリガリの雪面となり始めたところで、軽アイゼンを履いて行きました。

 更に進むと先行者のアイゼン(10本歯?)と合流しました。 徐々に標高が上がると、風が強くなってきます。 風で飛ばされるためか積雪量は少なく、調子よくコグルミ谷出合に到着しました。

 この先は雪も多くなるので、それぞれ軽アイゼンを脱いでワカンやスノーシューを履いて行きます。 先行者もここでスノーシューに履き替えたようで、尾根沿いに山頂へと向かっていってます。 この先で真の谷を乗り越して、西の山頂へと向かう所です。 ここで、雪の様子次第と考えていた「鈴北岳(すずきただけ)」へと向かうことにします。
 三重県と滋賀県の県境となる尾根道を登ると、次第に綺麗な樹氷が見られだしました。

 ここで気温を確認すると氷点下10度となっており、鈴鹿としては強い冷え込みとなっていました。 その為か、普段よりもより白い景色が見られました。 積雪は20~30cmほどとなりますが、前日までの雨で固く締まっておりワカンでもまったく問題なく歩けました。 そしてカタクリ峠から1時間ほどで「鈴北岳」に到着しました。

 残念ながら吹雪いて展望どころではありませんが、山頂標識には20cm近いエビの尻尾がこびり着いていました。(上写真) 雲が流れ僅かに景色が見えますが、大展望とは行きません・・・。

 ここからは歩き慣れた頂上台地を、御池岳山頂へと向かいます。 元池などとの分岐まで一気に降りて行き、すぐ横の尾根を登り返します。

 尾根へと登り暫く進み、樹林帯の風が弱い所にはいると、四方に枝を伸ばした立派な木の下で昼食休憩として行きます。

立派な木の下で休憩
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 今回は寒いのが予想されたので、ドーナツパンと温かいカップ麺を食べて行きます。 雪に吸収され静まり返った雪の御池岳で暫く休憩していきました。
 ここまで同行者はあまり疲れはなさそうです。 予定通り山頂へ向かい、その後はボタンブチと奥の平を経て下山することにします。 前夜降ったのか5cmほどのフカフカの新雪を歩いていくと、20分ほどで御池岳(丸山)の山頂に到着しました。

 ここにも先行者の足跡が残っていました。 相変わらず展望はありませんが、ボタンブチへと向かいます。 天狗鼻を見てボタンブチへと到着しますが、ガスも濃く崖縁の歩きとなるので慣れない場合は非常に危険を伴います。 ここにも先行者が寄られた形跡がありましたが、結局最後までその姿を見ることはありませんでした・・・。

 この先もガスと雪で白一色の中歩いていきます。 方角を確認し、微かに見える樹の枝と地形の傾斜を頼りに奥の平へと歩いていきます。 程なく奥の平(の標識)に到着します。 以前見た時も驚きましたが、この辺りの樹氷が立派で見どころの一つでしょう。

 ここからは毎度この時期利用している真の谷へと降る尾根を利用して下山します。 ここも間違いのないように方角だけ確認すると、滑るように(場合によっては滑って)一気に降りて行きました。

 無事真の谷に出合いますが、谷底は50cmほどの積雪となっていて、水の流れている所だけが抉れています・・・。 そこを対岸へと飛び越えて行きますが、スノーシューでは無理そうなので、同行者には面倒でも脱いで飛び越えてもらいました。 白船峠へと向かう尾根に取り付くと、急斜面を登っていきます。

 途中までは赤テープなどを目印に歩いていきます。 しかし、途中で見失いますが、予定通り「冷川岳(荷ヶ岳)」へと一気に突き上げていきました。 急登となり、ワカンでは問題ありませんが、同行者のスノーシューは登りに苦労しているので、脱いでツボ足で登るよう指示します。
 その後は順調に登り、気が付くと「冷川岳」に到着していました。 そうとは気が付かずに白船峠方面へと向かいかけますが、GPSで確認し、先ほどのピークがそうだと気が付き引き返します。

 ここからは白船峠から通常登山道を下山するコースと、丸尾と呼ばれる尾根を降るコースを考えていましたが、予定通り最短となる丸尾を下りていくことにします。
 この時間になっても冷え込みは緩まず、中々陽も射してこないので標高を落としても樹氷が見られます。 時折雲が流れ晴れ間がのぞきますが、長持ちしません・・・。

 途中までは右に2m近い雪庇の端を歩いていきますが、積雪量も減りワカンの必要もなりました。(同行者はスノーシューを外した所からは、ツボ足で来ています) 軽アイゼンに履き直して、下山を続けました。

 順調に降りていきますが、このコースが余り利用されない理由となる「寒山」手前の崩壊地横を通過して行きます。 左斜面は切れた崩壊地となり、右も植林帯の急斜面となっています。 雪も中途半端に付いており、その下が落ち葉となっているので、慎重に通過して行きました。

崩壊地からの展望(右奥が鞍掛峠)
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 寒山付近を通過すると広い尾根となり、古い作業道も見られだしました。 その先で登山路は右方向へと降りていきます。 しかし、ここからは尾根末端まで歩き駐車地付近まで下りていくことにします。

 直進して下りていくと植林帯となりますが、倒木や幼木などが邪魔して歩きづらい道となりました。 右へ左へと歩き易い所を見つけながら、尾根の末端へと向かっていき、最後は緩やかな斜面を真新しい獣道をたどりながらジグザグに降りて行きました。

 傾斜が緩むと作業道と合流し、途中からは車ゲート方向へと向かい、無事ゲート横に出ることが出来ました。 駐車地には遠目に朝停まっていた先行者の車が止まっているのが見えています。 まだ下山していないのかと歩いて行くと、丁度出発して行く所でした・・・。
 帰路、冷えきった体を「阿下喜(あげき)温泉」で温めてから帰って行きました。

おど+
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【鈴鹿】 2015年 雪の御池岳周回

投稿記事 by 越前 »

おどさん、今晩は。
私も今日、はじめての御池岳行ってきました。
実は訳アリで先月のリベンジでした。

昨日も同じような天気だったみたいですね。
ついさっきの自分のトレースが掻き消えてしまって困りましたが、風の具合で残った前日のものと思われる跡もごくたまに見受けられました。
おどさん達のものもあったのでしょうね。

今日は国道を歩いたのは私だけのようですが、白瀬峠から真の谷へ下っていたトレースは大人数のようでした。
あ、コグルミ谷の手前尾根は末端からだと、とても易しい道でしたよ。

私は温度計はもっていないのですが、ココではなんとマイナス10度ですか?
なんんかえらい寒い感じでしたがそこまでとは…。(^^ゞ

悪天とラッセルを逃れたくて鈴鹿まで出張ってきましたが、なかなかうまくはいきませんね~。
でも霧氷の素晴らしさは一級品ですね。こんどは青空の下でテーブルランドを散策してみたいですね。
越前
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【鈴鹿】 2015年 雪の御池岳周回

投稿記事 by おど+ »

越前さん、こん**は。

>昨日も同じような天気だったみたいですね。
この所、冬型の気圧配置で北西の風が吹き込んで冷え込んでますね。 それに、鈴鹿としては久しぶりに雪の量が多いように感じます。

>今日は国道を歩いたのは私だけのようですが、白瀬峠から真の谷へ下っていたトレースは大人数のようでした。
>おどさん達のものもあったのでしょうね。
前日も白船峠から向かわれた方がいたかも知れませんね。 何れにしても、トレースはすぐ消えるしガスで視界が悪いので、分かりませんでしたが・・・。

>悪天とラッセルを逃れたくて鈴鹿まで出張ってきましたが、なかなかうまくはいきませんね~。
時には悪天での山行も勉強(足りない装備が分かります)になります。 死なない程度の場合はですが・・・。(苦笑)

>こんどは青空の下でテーブルランドを散策してみたいですね。
これが中々難しいですね。 晴れが確信できる場合は、もっと北部の山に行ってしまいますからねぇ。

おど+
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